昨年はカミさん用にPon2oon169を購入しましたが、今年は自分用(カミさんも使用)にVOLKL BMT109を購入しました。
いずれも板はメルカリとかヤフオクで安く調達し、ビンディングは個人輸入で調達しました。
左の板はPon2oon169 右の板はBMT109 176です。
ウクライナで戦争が勃発した原因なのか、フランスから航空便で届くのが、いつもなら1週間程度で来るはずが、3週間ほどかかりました。
ウクライナにはこの戦争に勝ってほしいが、ロシアの生物化学兵器や核の使用など、今後が恐ろしく、わが子供たちの将来がとても不安です。憲法第9条が有れば戦争を防げるとか言っている人達の能天気ぶりに、今こそ国民が目を覚まし、日本国民による新たな憲法制定が出来る日を願っています。それが出来ないと、我が国は滅んでしまうと切実に感じています。ウクライナの人たちが祖国のために銃を持って戦前に赴く姿を見て「愛国心」「愛郷心」とは。と言う事を考えさせられました。
我が国の領土、領海、領空を守るということは、どういうものなのかと、つくづく考えさせられ、外交を行う上で、その後ろ盾になるものは強大な軍事力が有ることが大事だと思ひます。TVのコメンテーターは今、他国に逃げて、プーチンが死ねば戻ってくればいいと言う人がいるが、一度、領土を奪われたら交渉では帰ってこない。その良い例が北方領土だ。占守島の戦いにより武装解除せず最後まで戦ってくれた樋口中将以下軍人の方々が南下するロシアが、我が国の領土を蹂躙せしめようとする中、戦ってくれたお蔭で、北方四島は奪われてはしまったが、今の北海道が有る。戦後、アメリカが我が国を占領したのが幸いで、今に至るが、もしソ連が支配するような状況であれば、多くの無辜の国民が殺されただろうと思う。婦女は凌辱され、男子は殺されまたは、シベリア抑留(これば拉致)で多くの日本人がソ連で強制労働させられた。そして極寒の地で多くの方々が死んだ。このような過去が、今に至るロシアの行いが何であるかの証左である。この現代における戦争を目の当たりにして、今後この豊かな日本を子供たち、そしてこれからの後世に残していかなくてはならない。ただ傍観するのではなく、ウクライナの現実を見て、背筋が寒くなるのと同時に、我が国でも同じようなことが起こった際は、国連は機能不全に陥る。ましてや常任理事国ではない我が国の立ち位置から、何も解決してくれないだろうし、同盟国のアメリカも、同国の若者が他国の為に血を流して戦ってくれるとは到底思えない。やはり、自分の国は自分で守るという気概を持つことが重要なんだと。
憲法の前文にはこのようなことが書かれている。「平和を愛する諸国民の公正と信義に信頼して、われらの安全と生存を保持しようと決意した。」と。よく考えてほしい。我が国のEEZにミサイルをぶち込んでくる国や、様々な国際条約を無視してくる国や、国同士の条約を平然と破る国など、どう考えても信義に信頼できる国などない。
やはり、アメリカが作った憲法など破棄し、日本人が自らの手でつくり、いかなる災禍にも耐え万世一系の我が国が永代続いてほしい。現実に目をそらさず、我が国が強く国体を維持し安寧を維持できる素晴らしい国になることを願っているし、その一助になりたいと思っている・・・。そんな事をこの個人輸入で遅延した山の道具を見て実感した次第。
箱を開けるとビンディング! 超軽量なSalomon MTN binding 300ℊを切る軽さ
まずは、スキーのトップシートに幅50㎜のマスキングテープを貼ります。そして専用の計測治具(自作)を用いスキーの長軸方向の中心線の位置を書きます。
ビンディングを置いてみて、どんな感じか確認。ブーツセンターとスキーのブーツセンターを合わせてみます
中心を何か所もとり、1mの定規で中心線を書きます その後、ブーツセンターの直交する線を描きます。
カミさんとボクも使えるようにヒールピースのスライド量を計算してビンディングのビス位置を毛書きます。
その中心にポンチングします。その凹み目がけて先行穴Φ1.5で深さ3㎜ほど掘ります
ポンチングも正確に! 先行穴を開けます。(ボール盤でもハンドドリルでもOK)
我が家の工房のボール盤で、専用のキリでビス孔を開けます。先行穴に向かって正確に掘り進んでくれます。その後は、掃除機で穴の中の木くず等を吸い込みます。その後ビスを打ち込み冷間圧造でタッピングを行います。半日程度、ビスを付けたまま放置。ここで注意することは、あまり締めすぎると滑走面が盛り上がってしまうので注意が必要。シビアな作業です。
ボール盤が有れば垂直に掘ってくれるので、とても楽に作業できます
前後、左右16個所ビス孔を開けました。 冷間圧造中です。ウッドの塑性変形に期待します。
冷間圧造すると、トップシートが盛り上がってくるので、鑿を使って表面を平滑にしてやります。これがとても大事で、盛り上がったトップシートの上にビンディングを付けると、スキーとビンディングが4つの点と面とで接地することになり剛性が出ません。面と面で接地するようにトップシートを平滑にしてやる必要が有ります。これにより、スキーを踏み込んだ際のダイレクト感。荷重の伝達性能が変わるそうです。(プロスキーヤーが仰ってました)。
鑿で表面を平滑に。その後はビス孔の面取り 2液混合性エポキシを封入してビンディング取付け。
穴を開けた後、平滑にした後は、再度穴の中を掃除機かけて綺麗にして、エポキシボンド封入。エポキシは2液混合性の化学反応による硬化なので、接着剤の硬化痩せが無いのでガッチリ接着し、水等の侵入が有りません。溶剤系の接着剤はNGです。
次に大事なのは、正確にビス孔を開けても、ネジの性質上(詳しくは専門書を読んでください)真っすぐに正確に入っていかないので、トゥーピースに兼用靴を取付け、そのヒールセンターがトップシートに毛書いた中心線に来るようにビスの締め付け順と、締め付けトルクを調整し、最後に中心に来たところで徐々に締め付け、本締めします。この作業が最も大事です。ちょっとのズレが、ヒールセンターに大きな影響を及ぼすので。この辺の作業は既に職人の域に達してきたように実感。
ちょうど、スキーセンターにブーツセンターが来ました。この時がとても快感を覚えます。
今回のビンディングのヒールリフターを延長(急な登りでも快適にするため)するべく、少しカスタマイズしてみましたので、興味がある方は、実践してみてください。(失敗しても責任取れませんので)
ヒールリフターの2段目の兼用靴の底が当たるところが水平になるよう、木で治具を作り、Φ3.5の穴を開け、M4ネジをタッピングします。
垂直にボール盤で穿孔できるよう木材で治具を作ります
ポンチング、先行穴、そして本穴を開けてやります その後はM4のネジを切ります(タッピング)
ヒールリフターを延長してみました。アルミパーツとゴムパーツ何方が良さそうか思案中。
ヒールリフターの延長により、10~12㎜高くなりました。M4のネジを切ってもヒールリフターの剛性は保たれそうな感じ。
なかなかカッコ良く出来た。
Pon2oon169に付けたDynafit Speedのヒールリフター BMT109 に付けたヒールリフター
比較した感じです。MTNの方がヒールパーツが小さく華奢な感じ。
アルミパーツとゴムパーツとの比較 ゴムの方がクッション性が有って良いかも。
実際に山で使ってみたいけど、もう春スキーの様相…今シーズンは出番が無いかも。