山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

U16 陸上競技大会 福井県予選会

2022年08月27日 | 今日の源次郎
今日は源次郎の陸上競技大会にカミさんと見に行ってきました。
新型流行り病により、毎日1000人以上の陽性者が発生する中、無観客で行われました。選手の親たちはスタジアムに入れないので、スタジアムの外から観戦する事が出来ました。

 自己新の185㎝を跳んだ瞬間!会場からは「うおーとどよめきがこだましました。」

源次郎は小学生の頃から勝山市の中学生を主体とした陸上競技の部活「勝山アスリート」に所属しており、小学生の頃に「高跳び」の才能!?可能性!?を見出され、それを主な種目として活動してました。勝山アスリートを所属している選手の先輩たちは、これまで輝かしい成績を出しており、今もインターハイなどで大活躍中。そんな先輩や仲間の後ろ姿を見ながら育ってきたように思ひます。
 
 1年生の頃。凄い先輩達の背中を見ながら      2年生の頃。先輩が去った後は部長として皆を引っ張って・・・行けるかな

中学1年の頃はハサミ跳びから背面跳びに切り替わり思うような成績を出すことが出来ませんでしたが、監督やコーチ陣、OBの先輩達のご指導により、中学2年に成ることには、徐々にその頭角を現し、全日本中学校通信陸上競技大会(福井県)で175㎝を跳び優勝、北信越大会(富山市)に出場する事が出来ました。
今は身長も173㎝と伸びだし、今年の令和4年の大会では180㎝、北信越大会(長野市)では、183㎝を跳び3位入賞に輝くことが出来ました。
そして、今日敦賀市で行われたU16大会では180㎝は無難に跳び、次いで185㎝は3回目で跳ぶことが出来ました。

 3年生。8月に長野市で開催された北信越大会で3位入賞!おめでたう!!

改めて本番に強いと実感しました。その本番に強いメンタルにはいつもながら驚かされました。
来月は中学最後の陸上競技大会(ギャレックスカップ)です。自分のベストを出して頑張ってください。
そして、大会が終わったら家族みんなで「白山」に登ろう!!

いつも思うことだけど、生後1歳から毎年白山に登り続け、小学生の頃は、ほぼ毎月の様に色んな山に連れまわした結果、彼の足腰の強さやバネが付いたのかなと勝手に思っています。来年度は高校生になるのですが、高校生になっても陸上競技を続けていきたいと思っているらしいですが、各高校のオープンスクールや部活動体験を通して、何処に行こうか悩んでいるみたいです。
一度きりの人生・・・もう、ボク達親があれこれ言うべきで無く、自分で切り開いていってくれると信じてます。


 小学校5年生6月に三国で開催された日清カップに出場したころ


 ハイジャンパーとしての素質を磨いているころ


 小学校5年生の9月にハサミ跳びで125㎝跳んで新記録を出したころ!

今は、そういう年頃なのか、何を言っても反抗的で、言う事を聞いてくれない・・・。親離れしているのだと、しみじみ実感。これも成長なのだろうけど。
自分のこれまでの子育てがダメだったのかなと思っています。(両親に子供の世話を押し付け山に登ったりしていたのが原因!?教育の事は良く分からないので。)
今の世界、その情勢を見ているとウクライナ戦争やChinaの軍備拡張の暴走など、暗いニュースばかり。でも我が国の為に少しでも役に立つ人間に育ってくれることを祈っています。
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豆イチ+星ヶ城山ヒルクライム オッサンたちの小豆島(瀬戸内海)での夏休み

2022年08月24日 | 自転車3
昨日、今日といつもの平日ヒマ人の山仲間と香川県の瀬戸内海に浮かぶ小豆島へ自転車旅行です。

 小豆島の吉田キャンプ場にてテント設営後炭火を熾しビール片手にキャンプの始まり!

メンバーはM井さん、S江さん、ボクの3人。23日、9:45M井さんが迎えに来てくれ、D號にロードバイクを積んで北陸道を南下、嶺南でS江さんと合流し、舞若道、中国縦貫道を経て、車を駐車し姫路港フェリーに乗り込みます。15:10出航です。
 
 自転車を組み立て姫路港フェリー乗り場に向かいます    往復切符(自転車込み)3880円購入しフェリー待ち

 
 オリーブラインのフェリー姫路→福田に乗り込みます    係員の方が車やトレーラー、自転車の固定を行います

テントやバーベキューの食材などの詰まったザックを担ぎ自転車を押して歩く姿は、一瞬大学生のヒマな若者と思いきや、実は40歳後半のオッサンです。大学時代のザックを担ぎ色んな所に旅をした頃の思ひ出が脳裏を過ります。姫路ー福田間を繋ぐオリーブラインの定期便で16:50に小豆島の福田港に到着です。フェリーに乗ると、エアコンがガンガンに効いていて涼しく快適。甲板に出て本州より離れ海上を進む船の余韻に浸りながら、ここで魚雷攻撃されたら終わりだなと、大東亜戦争終結後、民間徴用の船舶などに乗船し内地に帰還する際、多くの子女を含む非戦闘員が亡国の無慈悲な魚雷攻撃で散華したことを思うと目頭が熱くなり、その歴史を思い返し、水平線や海上に浮かぶ船、そして島々を眺めていました。海は深く広く恐ろしいものだと改めて思ひました。
 
 航跡を眺めながら本土とはお別れです     小豆島に到着です。バーベキューやビールの食材、テントを背負って出発

 
 酔っぱらって地べたで寝てたら20ヶ所以上ヤブ蚊に刺されました    暑つさ+ゲリラ豪雨で3時起きでパッキング済ましスタート地点へ出発

小豆島に到着すると、福田港周辺は田舎。売店とかは殆ど無く、ザックに凍らして持ってきたビール類8本持ってきてよかったと実感しつつ、島の北側にある吉田キャンプ場(600円/人)向け約3km進み、各々一人用のテントを設営し、バーベキューの準備。M井さんS江さんが肉とか魚などの食材を持ってきてくれ、夜遅くまで宴会。ボクはいつの間にか地面で寝てしまい、ヤブ蚊の餌食(20ヶ所以上刺されました)に成りました。いつの間にかテントに戻り、海抜2m程の為か夜は蒸し暑く殆ど寝れず、2時頃ゲリラ豪雨。外に出してあった衣類やその他装備がずぶ濡れに。そして3時頃起床。

 南風台にて植生や風景が南国の雰囲気!メカトラも無く順調に旅が出来ました。

ずぶ濡れのテントや装備をパッキングして、着替えて準備して4:10キャンプ場を出発。4:30福田港に到着し、テントなど自転車に必要の無いものをザックごと、フェリー営業所の裏にデポし、薄暗い中を出発!。島を時計回りで進むので南下する。もちろん朝は涼しく車も無く道路は貸し切り状態。さほどアップダウンの無い快適な道。生暖かい潮風が気持ち良く、越前海岸によく似た風情の街並みを走るが、植生が異なり巨大なソテツが有ったりと南国のような雰囲気で5:00に南風台で小休止してスマホ地図を確認し大角鼻灯台目指し進む。5:40灯台を見に行くが、大きなスズメバチの巣が灯台に有り再び自転車に跨る。
 
 大角鼻灯台に到着。とても走りやすい道が続く     愛車のcommencal 100°(ビンテージバイク)

海岸沿いの気持ち良い道路を走るのは気持ちイイ。人口が少ない島(27000人程)で背後から迫ってくる車を意識することは池田~土庄町以外は皆無そして、潮風とともに醬油の匂いが鼻腔をくすぐり出すと、比較的大きな港町にでる。この坂手港を過ぎ小さな峠を越えるとき、様々なホテルの廃墟が見受けられた。人口が多い時で5万人いたとか、そしてバブルの時は内地から多くの観光客がこの地を訪れていたのだと思った。
 
 ヒルクライムするために草壁港を目指す      ヒルクライムしているとき、目前には奇岩の峰が…あれを越す!!

再び醤油や佃煮の工場街を進み、本日のヒルクライム始点の草壁港に到着。6:05ここから急なロードの始まり!一気に700mのヒルクライムで瀬戸内海最高峰の「星ヶ城山」を目指す。朝なので道路は3台ほど通過するのみで自転車こぐのに集中できた。標高が上がるにつれガスの中、そして小雨の中のヒルクライム。そして7:40に星ヶ城山駐車場に到着し、ここから登山道を約10分で山頂に到着。
 
 奇岩の清見寺奥之院仏ケ滝を過ぎ更に登りは続く    漸く星ヶ城山登山口前の駐車場に到着!霧と小雨でずぶ濡れ!でも充実。


 星ヶ城山山頂で記念撮影!この山は瀬戸内海の島々の山で最も標高が高い山らしいです。

天気が良ければ展望最高なんだけど、今日はガスの中。写真撮ったら元来た道を下り草壁港へ。雨の中の激下りは怖い。30分程で到着。後は集中してロードを進むのみ!

 雨の中一気に下るのは怖かった。でも車が全く走っておらずある意味快適!草壁港を見下ろす

途中、自販機で水分を補給し、次の半島目指すが此処が一番きつかった。釈迦ヶ鼻への周回はアップダウンが多く、しかも勾配が強い。再び雨に降られ長ズボンで来たS江さんが生地が脚にくっ付いて走りにくそうだけど、持ち前のポテンシャルの高さで関係内容でした。やっと下り基調で池田港を過ぎ、セブンイレブン小豆島池田店で固形物の補給。ヒルクライムとかフル豆イチだったので時間の配分も分からず、帰りのフェリーの時間も有るし、ゆっくりしていられない。ここで小豆島といえば香川県といえばうどん県なので、冷やしうどんを食べる。普段より小麦を断っているボクも今日は特別として食べたが、とても美味しかった。腹ペコだったM井さんもたくさん食べて元気復活したようだ。多分
 
 はじめは雨だったけど徐々に止み路面は乾いてきて最後はとても走りやすくなった。

普段はケトン体パワーで生きているボクとしては、いきなり大量の炭水化物を食べたせいか胃もたれする。でも徐々に力が漲って来るような感じ。ランニングと違いバイクはお腹に食べ物を入れても痛くならないのが良いところ。そしてこの島で最も賑やかな土庄に到着。車が多く信号が多く辟易するが直ぐに快適ロード!雪とか降らない島にランクル300やバリバリの四駆が走っていたのには何だか違和感を感じた。島の西部周回は約14kmほど。ここでギネスに載る世界一狭い海峡と言われる土渕海峡に11:15到着。確かに!人為的に水道を掘ったんじゃないかと思いました。

 土渕海峡で記念撮影。背後に先程走っていたところが見える。とても不思議な地形に感動する

土庄からゴールの福田港までは約30km。最後はアップダウンが多少有るも、大した登りは無く、海岸線を海を見ながら進む。そして特に良かったのは、全く車が走っていないこと。トレーラー等の大型トラックも皆無。自転車の為に作られた道なのかと思うほど。

 花崗岩の産地!護岸や擁壁など至る所でふんだんに花崗岩が使われていました。さすが!コンクリートよりも良い風情!

 
 越前海岸とはまた違った風情を楽しむ     天気も良く遠くの島々も良く眺められた

途中、自販機で補給しながら大阪城残石記念公園のトイレで水をかぶったり、花崗岩の採掘現場で採石し尽され地形が変わってしまった光景を横目にひた進み、最北端のヘアピンを過ぎると、昨日のキャンプ場、そして13:15に帰りのフェリー乗り場の福田港に到着しました。
 
 ソテツなど南国の雰囲気を楽しみながら     ずっとこんな感じ。車が走ってない!(土庄以外は)道もキレイで快適に走れました


 花崗岩を採掘しすぎて地形が思いっきり変わってしまった。でも見ていて大迫力だった

デポしておいたザックをとりに行き、トイレで汗を拭うなど、身体を清め今朝の豪雨で濡れてしまった服を着替えて下界の姿に成る。やっと落ち着く。フェーリーは15:30なのでまだ時間が有るので、お土産を買ったりと、クーラーの効いた待合室でくつろぐ。15:30楽しかった小豆島を後にする。船内ではお金の計算などをして、姫路着まで寝る事、17:10着。ここから福井までは車で移動。
 
 福田港まであと少し。楽しかった旅も終わり     到着です。この後トイレで着替え乗船しました。

行きも帰りもM井さんが運転してくれたので快適に旅する事が出来ました。20時頃に嶺南でS江さんは下車し、先日の豪雨で北陸道(敦賀ー今庄間)は通行止めなので365号線に一旦降りて北陸道に乗って中部縦貫、そして20:10自宅着。M井さんが送り届けてくれました。

家に帰ってからは待望のビールを頂きながら、旅の思ひ出を反芻しながら心地良く寝ることが出来ました。
今回の度は、初めてのフェリーを使っての自転車の旅でした。今までで一番辛い自転車旅行は「金沢~能登半島~氷見~金沢の400km日帰り」だった。あの時は暑く辛い中やり遂げた思ひ出のツアーだったけど、今回の度は島を巡るその道は自転車の為に存在するかのようなサイクリストの為に整備されているのかと思うほどの素敵な路でした。小豆島の周りにある小さな島を眺めながら、仲間と一緒に走るこの旅は素敵な思ひ出と成りました。企画してくれたM井さん、S江さんに感謝!

 今回のコース(赤字)福田港から時計回りで走りました。総距離130km 累積上昇2150mを昼食や休憩を含め8時間45分かけて走りました。

40歳後半のオッサンでも、大学生の頃の、あの時の自由で楽しい旅が出来ました。人生は楽しい!!
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粥川谷から瓢ヶ岳

2022年08月21日 | 沢登り4
今日は沢登りに行ってきました。昨日は我が家でカミさんの職場の方々とバーベキュー!その後雨も段々と強くなり、夜は大雨警報が出た!不安だったが5:00に起床し、5:30大野エキサイトに集合してカミさんのV40㏄で出発です。
メンバーはO本さん、カミさん、ボクの3名。
この界隈の谷と言えば印象に残る素晴らしい谷は「川浦谷 海ノ溝洞」「松洞谷」ですが、今日の谷も天気が良ければもっと良かったと思ひました。

 40m大滝も水量が多く大迫力!

小雨が降る中運転。九頭竜川は茶色に増水している。でも行先は岐阜県だし大丈夫かなと思うが、ヤッパシこちらも増水!明らかに普段流れていないところに水が流れていました。でも増水のお蔭で沢は迫力が有りました。
 
 今日はカミさんの愛車で沢登り!      入渓するやいきなり末広がりの滝!でも水流強い

美並ICを下り、星宮神社を過ぎ暫くで入渓場所の駐車場に到着。アブがブンブン煩い中着替えて7:30に林道からいきなり入渓!増水していて川を渡るのも足を取れれて危ない。足を掬われたら流れていきそうで怖い思いをする。でも連瀑が続き、水量も多く大迫力!朝からずっと雨は止むことなく小雨が続きます。

 暫くで左岸二俣から35m滝!マイナスイオンを浴びて横切ります。

35m滝を過ぎると二段の美しい滝が出てきます。1段目を登り水流を横切るのも水流が強いのでスリングを張って渡ります。でも迫力満点!その後に冒頭の40m滝が出てきます。これは右岸から巻きました。

 40m滝。1段目を登り、2段目を望みましたが、登るの無理なので巻きます。普通の水量だったら、なかなか趣ある滝なんだろうけど

その後も息つく間もなく、次から次へと滝が現れ、その全てがフリーで登ることが出来ます。重いギア類を持って来なくても良かった。途中林道が谷を横切っていますが、ボックスカルバートの中を潜り、本流に出ます。
 
 ボックスカルバートを潜る      水が綺麗で滝も美形なものが多い。来てよかった


 左壁から簡単にフリーで!

 
 右の水流の際を登る。ホールド、スタンス共に良好    流芯をシャワークライムで登る

登っている途中、右上腕のTシャツ袖が汚れていたので土でも付いたのかなと思っていたら、カミさんから「血で染まっている!」と言われよく見ると出血!ヒルは居なかったが吸われた後の流血だった。痛くないのでそのまま登る。水流が細くなってきたところで、標高940mhで古い登山道標識が出てきたので左に登山道跡を進むがいつの間にか無くなり、丈の低い腰高の笹藪を漕いで稜線目指す。

その後、稜線上は巨岩がゴロゴロ出てきて面白い。登山道に出るが、誰も歩かないのか薮化し、最後は背丈以上の笹藪を、足元の登山道の痕跡を見出しながら登ること10:45に瓢ヶ岳に到着。山頂は濃いガスの中で小雨が降る中昼飯を食って11:20に下山開始。奥瓢を過ぎると二俣の看板が現れ踏み跡の乏しい宮奥登山道で下山する。途中デカいアブに頭頂部を刺されたりと、虫たちと格闘し駐車場の近くの渡渉地点で汚れた身体を清め、沢靴を洗い約1分で車の元に到着。12:44

 稜線に詰めるのは腰高の笹原。快適だったけど、山頂付近の笹は背丈以上の笹でドロドロになりました。

 
 稜線に出ると大きな岩がゴロゴロ!乗り越えるのは簡単!岩と共生する木々の生命力が凄い!

ここで最後の核心部。沢装備を脱いでいるときにO本さんのゲーターに2匹のヒル!虫の苦手なO本さんは悲鳴!!でも被害0で良かったけど、ボクは右上腕に2ヶ所やられました。車に乗り、帰路途中に、左脚の親指がヌルヌルするなと思い見ると血まみれに・・・。路肩に車を停めサンダルを脱ぐと親指に肥えたヒルがくっ付き、血まみれに。側溝に流れる水で脚を洗っていたら、カミさんのTシャツ左腰部が血で染まっていた。
今回の被害(献血)は蛭(ヒル)にボクは3ヶ所、カミさんは1ヶ所献血させて頂きました。(ちなみに現在、本物の献血は212回)
3時間以上経ってもボクの出血は止まらず(ヒルは抗血液凝固剤を分泌させるらしい)。そのまま血で染まった服を着てコンビニに寄った際、血まみれの服にお客さんは不審な目で見られました。
そして、下道でのんびり帰路につきました。

今日は以前から訪れてみたかった粥川に来れて良かった。そして、久しぶりにヒルの洗礼を受けました。
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鳴ザコを溯行!

2022年08月12日 | 沢登り4
今日は巷ではお盆休みの平日。ということで、今日も平日ヒマ人とで沢登りです。
実は、先日の山岳訓練(8/4)に朝から勝山市一帯は大雨で、浄土寺川や滝波川、野津又川、皿川などの、加越国境を端と成す河川流域で、氾濫が起き、流域の建物は床上床下浸水、堤防から流れ出た土砂により、刈り取り前の田んぼに被害や、これら河川の護岸は破壊され林道の消失などの大災害が発生しました。「奥越豪雨」といいます。学校の山岳訓練を終えた後はそれらの処理に追われました。その後、天候は恢復し、あの災害は何だったのだろうか!?と思うほどの好天続き。でも災害現場の爪痕は深く残りました。という事で、仕事が休みだった2日間(半日+まる一日)ボランティア!ヘロヘロになって帰宅。でも今日は折角の休みだったので沢登りに行ってきました。また、機会が有ればボランティアに行く予定です。(H16の福井豪雨以来のボランティア参加と成りました)


 鳴滝!堰堤工事が此処まで及んでいなかった時は、もっと豪快なイイ滝だったんだろうなぁ

行先は荒島谷川の支流の「鳴ザコ」です。この谷はかれこれ25年前にN田さんと、21年前にカミさんと登った懐かしの沢。当時は旧下山登山道が薄っすらと残っており、下山路は藪漕ぎして下った思ひ出の沢です。
最初の鳴滝(15m)は右から巻きますが、その後現れる滝は全て容易に登れ、ゴーロ主体の谷は登るにつれ高度感が有ります。
 
 昔は無かった高速道路の構造物。     雪渓が出てきたと思ったらブヨの襲撃が強くなってきた

5:30M井さんが我が家に迎えに来てくれ、D號で一路大野市下山に向かいます。そして中部縦貫道の工事現場を過ぎ、林道の側らに駐車し、6:15出発です。荒島谷川に延びる林道を歩くのですが、昔はしっかりした道だったけど、20年も経てば荒れ放題。(昔はYAMAHAのTTR250というオフロードバイクで行けましたが…途中でコケました)歩くこと6:45谷の中には未だ雪渓が残っており涼しかった(そういえば過去に鳴ザコ~荒島谷川を山頂からK尾さんと滑った)。

 雪渓の傍を歩くと涼しい。標高550mhで残る雪渓としては珍しい

でも出てきた…奴らが!蚋(ブヨ)!追い払いながら進むと「七ザコ」の連瀑が右手に見える。この谷も25年前に眞ちゃんと登っている。難しい谷だったという記憶しか残っていない。そして暫くで7:00鳴ザコの出合に到着。この頃にはブヨは居なくなった。

 昔登った七ザコの連瀑!あの頃は22歳という若さだった。

この鳴ザコ出合の「鳴滝」15mは昔来たときは、直ぐ下を走る林道の為、林道下にこの滝の釜を見下ろす感じで入渓したが、今日は林道が無くその滝の全体を下から眺めることが出来た。(本来ならもっと大きな滝だったが堰堤工事のため3m程埋まっている)ここは右から巻き、木にぶら下がりながらトラバースして落ち口に出る。
 
 鳴滝を近づいて見てみる。時間をかければ行けるかも    高巻したあとの鳴滝の落ち口

 
 夏はシャワークライム!    右手から登る。草付きが弱々しくビビる。(6m)

この後も小振りな滝が続くが、フリーで簡単に登れる。ゴーロ主体の谷でグイグイ高度を稼ぎ進むが、雨が降り出した。強かったり弱かったり・・・。ここで先日の奥越豪雨を思ひ出す。増水したら逃げ場はなく途中で降りるも増水した荒島谷川はヤバいことになるだろうと。実際登っているときに先日の大雨で浮石は多く、高いところまで木やブッシュが薙ぎ倒されている。不安になり早々に下ろうか!?と話すが振り返ると谷を挟んで対岸の尾根が見えることだし、そのまま登ることに。

 左から容易に越す。(6m)雨が降っているので何となく落ち着かない・・・


 7m滝を越すと三俣に出る。その奥(真ん中の支流)の先には13m滝が見える。(この写真には写ってない)


 13m滝。登れそうにもない(前回も)ので右の細い滝を登って滝上に立つ。

 
 M井さんにリードをお願いしました。次回もお願いします    滝の上から見下ろす。

そして950mhの三俣を過ぎると8:15に13m滝に出る。右手の滝をロープ出してM井さんリードで登る。残置ピン×2、灌木でランニングがとれる。セカンドでボクが登っているときに残置ピンをいじっていたら、いきなり抜けビックリ!やはり誰かが打ったピンは信じちゃダメで、念のためハンマーで打ってみることが大事と実感。

その後は小滝が続き、ゴーロを登ると1230mh地点で二俣。前回は2度左に進路をとり、旧下山登山道に(廃道に近い)出て山頂に登ったが、今回は右に進路をとり、ダイレクトに山頂を目指す。
 
 振り返ると対岸の稜線が見える。雨もあがってきた    もうすぐ二俣!左に行くと旧下山道。今日は右を行く

詰めは脆い急なスラブを登り、簡単な岩稜帯に出た後は最後の笹藪を漕ぐ。背丈以上の濃密な薮!傾斜が緩くなりだすと、山頂の祠が見える。ヤッター!10:12山頂に到着。
 
 岩稜も傾斜が緩いので快適。天気が良ければ高度感満喫出来るのに   藪に突入。5~6分で山頂に

山頂はガスガスで視界無し。5名ほど登山者が居り、藪の中から突然出てきたボク達に驚き目を白黒させていました。記念撮影後、広場で飯を食って10:44新下山道で下山開始。

 山頂で記念撮影。ドロドロで登る沢登り最高です。

笹の勢いが強く、足元が見えず転んだりしながら、例の急な下りを下りていくとガスの中から出てきたのか九頭竜スキー場とか見えだし晴れの天気で暑い。そして12:35登山口に到着。お盆の観光客が走行する国道を歩くこと13:00駐車地点に到着しました。お疲れ様!
 
 景色を堪能出来ない。ちょっと残念    新下山道を下山します

 
 小鍋に取付きます。帰路は2人の登山者に会いました    下山集落の用水路で頭に水をかぶりクールダウン!

今日の山行は雨の中沢登りを中止にしようかと逡巡しました。この時の優柔不断というか、判断して行く!止めとこか!といった判断力の無さがダメなところだと実感。自分なりの判断基準をつくらないといけないと実感する山登りと成りました。でも登れて良かった!
ヤッパシ・・・荒島岳の沢は地獄谷~クズハキ谷が一番面白いと思う。
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消防学校 初任教育第57期山岳訓練

2022年08月05日 | 訓練
今年もこの時期が訪れました。真夏の恒例

 初任科57期の仲間と記念撮影。山岳訓練も今年で25年目、講師として参加させて頂いています。

1日目(8/2)の午後は学校で座学
2日目(8/3)は山に登り「踏査訓練」その後キャンプ場入り
3日目(8/4)は山岳救助資器材を用い救助訓練です。(雨が酷かった)
 
 消防人らしくキビキビと規律正しいです。    獣道みたいな所をあえて登りました


 今年の学生は呑み込みが早く優秀です。読図もバッチリ!

3日目は警報級の雨により、訓練の写真は撮れなかった・・・。
奥越豪雨という災害が発生しました!
暑い時期の訓練、そして感染対策を行いながらの訓練、暑い夜は自炊して就寝
学生たちも良い思ひ出が出来たんじゃないかな。
今年も若い学生達と山行を共に出来、エネルギーを頂きました。
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