山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

越前甲パウダー!

2023年01月31日 | 山スキー!R05
今日は毎日ヒマ人の方々と山スキーに行きました。
メンバーはYAMAさん、みっちゃん、S田さん、J地さん、ボクの5名です。
大寒波が昨日まで来てくれたお蔭で、今日はうって変わって青空の最高のロケーション、そして北面は激パウを堪能できました。地元の山はヤッパシイイね。

 バックは白山!今日は快晴!海まで見渡せました

朝7:15に横倉の最終除雪地点に集合します。YAMAさんとみっちゃんは水平対向マシーンで到着。S田さんとJ地さんも水平対向マシーンで到着。ヤッパシ、雪山にはスバルの車が良いのですね。昨日までずっと降雪が有ったので、ラッセルするべくボクが7:20フライングスタートです。
 
 駐車場所にて!雪の量は十分!      ラッセルも軽く快適でした。帰りも良く滑りました

見上げると雲一つない青い空に純白の雪。冬山は美しいです。台地に出ると黒い威容に雪を纏った鎧壁。デブリは降雪で埋まり、その面影を残している。そのまま皆でズンズンラッセルを回します。ここでアクシデント!S田さんから電話がかかる。どうもスキーのビンディングトラブルから、一旦下山して、板を取りに家に帰り、その後追いかけてくるとの事。

 台地に出ると圧巻の鎧壁!デブリの末端がすぐ近くまで来ていました。(その上には新雪が積もってました)

 
 高速道路建設中です。   雪はとても安定しており登りやすかった。

峠まで効率よくラッセルしてトレースを延ばす。9:40峠に到着。北面は降雪でラッセルが大変なので、新雪の少ない尾根を進む。効率よくJ地さんがラッセルで切り開いてくれ、標高1180mの白山展望台に到着。真っ白な白山はとても神々しかったです。そして目の前には加賀大日岳。皆で歓喜!
 
 霧氷を眺めながらの登り     J地さんが新雪を切り開いてくれました。

この後も痩せた急な稜線をJ地さんが切り開いてくれ、振り返ると後ろからS田さん。永平寺までスキーを取りに帰ってこの速さ!凄い。
そして最後のなだらかな稜線を、清浄な空気を肺胞に行き渡らせながらの呼吸で11:15山頂着。お疲れさまでした。日本海まで眺めることが出来た。
ほぼ同時にS田さんも到着。
 
 山頂(本当の山頂はこの奥)が見えてきた     先頭ラッセルは多分気持ちイイと思ひます。


 山頂でのラーメンタイム!今日は空腹の中、ミトコンドリアエンジンで登ってきました。

こんなに素晴らしい景色は存分に堪能しなきゃと、今日は風も若干あるので、いつもの様に山頂にブロックを積み上げ風防を作ってその中で白山を拝みながらのラーメン(糖質50%off)を食べる。風防の中は温かく快適。他愛のない話で盛り上がりつつ、12:10皆お待ちかねの滑降タイム。
 
 山頂から先ずは緩斜面をGO!    雪が軽く快適!この後北面に向かいます

 
 北面にエントリーするJ地さん。     北面快適斜面のみっちゃん


 北面最高!ラッセル頑張った甲斐が有りました。日が差さないので何時までもパウダー!

 
 年齢を感じさせないYAMAさんの安定の滑り     何処までも続くPOWDER


 白煙巻き上げ滑るS田さん。いつもながら豪快な滑り。水を得た魚!


 北面広大斜面をスプレーで滑るみっちゃん!

もちろん、滑る所は北面パウダー狙い!咽るような雪煙を皆巻き上げ豪快に滑りました。YAMAさんも年々筋力が・・・と言ってますがいつもの安定の滑りです。滑った後はトラバースと若干の登りで朝の峠に12:45到着しました。
 
 峠に出て鎧壁下の斜面を滑る     雪質は徐々に悪くなるが、まだまだ快適!


 鎧壁スキー場!日当たりの良い大斜面は雪がまだ生きてました

この後も鎧壁の下を重い雪を操りシュプール!最後は林道トレースをオートクルーズで滑ること13:15駐車地点に到着しました。
今日の山行は降雪直後の快晴の下素晴らしい山スキーを堪能できました。しかも、今日は誰かが来るだろうと思っていましたが、ボク達貸し切りの状態でした。また毎日ヒマ人の方々と山スキーを楽しみたいと思います。そして、今日はボクは17:15から夜勤・・・。山と仕事と充実出来たと思う一日に成りました。一緒に遊んでくれる仲間に感謝!!

 今日のメンバーの板!右端の「八甲田」がメカトラを起こした板。源工房で近日調整します。

YAMAさん編集の動画「YOUTUBE」是非とも見て下さい!
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大辻山からゲンゴロウルンゼ(右俣)滑降

2023年01月27日 | 山スキー!R05

 ゲンゴロウルンゼを滑降するボク(写真:J地さん)上部はパウダーでした。

今日は山岳会のS田くんに山行を誘われました。雪かきや、工房に籠って作業でもしようかなと当初は思っていましたが、これは行くっきゃない!と思い、山スキーに行ってきました。場所について、越前甲北面パウダーもイイかなと思いましたが、皆滑っているので、久しぶりに大辻山(石川県)に行くことになりました。もちろんこの山に行くという事は、例のルンゼを滑らなくては!
今日のメンバーはS田くん、J地さん、ボクの平日ヒマ人。
 
 深瀬大橋からスタートです。    今日はS田くんがラッセル頑張ってくれました。

昨日まで今期最大の寒波が襲来(10年に一度らしい)しており、山は再び仕上がったという事です。朝6:30に勝山の某所で集合とするが、駐車場は除雪機が入り作業中なのでそのまま移動してチェーン脱着場の隅に車を停め、S田くんのPHEVで出発!路面は雪や氷でカチカチ!慎重に運転し深瀬大橋に到着。7:20出発と成ります。
 
 藪漕ぎは有りません。登りやすい尾根      徐々に寒くなってきました

橋をそのままシール歩行で渡り、林道を右にとり適当なところで取付きます。そして稜線に接続。時折吹雪いたり、先日までの有難い新雪のお蔭でラッセルを強いられますが、今日はS田くんが居るので、J地さんとボクは有難く後塵を拝しながら彼の切り開いたトレースを進むのみ!痩せ尾根や急斜面など、新雪が積もっており、所々で雪崩を起こしながら進むこと11:00に標高1160mのエントリーポイントに到着。寒すぎるのでアウターを着て東に伸びる尾根をラッセルして進む。

 蛇行する手渡川の向こうには日本海が望めた!

 
 もうすぐ山頂!S田くん有難う!    ショウガ山へ続く尾根

時折視界が開けショウガ山や、蛇行する手取川の向こうには日本海が望めた!そしてだだっ広い山頂を持つ「大辻山」に12:10到着しました。視界も良く心地よい山頂なので、雪面を掘って風防を作り、この中で昼飯です。時折ブリザードに成りますが、この中は温かい。

 山頂にて。風防が有るので温かい!今日は暖かいラーメンが美味しいです。山頂でのこのひと時、談笑が楽しい

12:50山頂を出発です。エントリーポイントまでは緩やかな斜面でパウダーラン!尾根上なので雪庇やギャップが有り、これらをかわしながらの滑り。そして13:05エントリーポイントに到着。今日は右俣をダイレクトに滑り込みます。
 
 山頂から元来たコースをGO!    尾根上はパウダー!


 尾根上も快適に滑ることが出来ました。そしてエントリーポイントへ

出だしからボール状の斜面にパウダー!皆奇声をあげながら滑り込みます。ヤッパシ、このルンゼを滑るのは厳冬期に限ると実感。雪質が良い。でも雪の絶対量が少ないので藪が少し有るが、全く気にならない。また雪崩の心配も皆無。そうこうして滑り続け、広いスキー場のような斜面を滑った後は、樹林帯になるが、所々無木立斜面が続くのでそのまま滑り、13:40林道着。そして暫く進むと深瀬大橋着。このままスキーで進み13:50に車の元に到着しました。
 
 エントリーポイントからは快適なルンゼが一気に下まで     素晴らしい新雪斜面を滑るJ地さん


 見下ろす手取湖目指して滑る。何処までも続く新雪。


 大斜面!これが北面に位置するルンゼだったらと・・・


 スキー場のような斜面!春になるとデブリランドだけど、今日は快適新雪斜面。

 
 林道に接続!    最後は再び深瀬大橋を渡って車の元に!

今日は大寒波後のルンゼを滑ることが出来感無量。また来たいです。そして今日の山行を誘ってくれた平日ヒマ人の仲間に感謝です。明日からも再び寒波が到来するようです。もっと雪降れ!!
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ビンディング取付け!長野県松本市のOさんから

2023年01月26日 | 山の道具たち
今日も(というか1月19日から準備して・・・)山スキーのビンディング取付け依頼です。山スキー・バックカントリーの本場、長野県からの依頼で何故かなと思い聞いてみると、可成りマニアックなビンディングであることから、取付け依頼した白馬の某山スキーショップ等々からは治具(ジグ)が無いからと断られた為、どうしようかとネット検索したところ、ボクのブログに辿り着き、取付け依頼が有りました。そんな山スキーの本場でボクなんかよりも山で滑りまくっている方々に、今まで培ってきた技術の粋を見せんべく、快くお受けしました。

 ATK FT14のビンディング。軽量高剛性であり、しかもビスは何と「チタン製」でビックリ!

今回ご依頼いただいた板はAtomic Bent Chetler 120 176㎝にATK FR14というマニアックなもの。板は10万円、ビンディングは14万円する超高価なもの。特にビンディングはNC工作機械で作られた精巧なもの。ボクとしては初めてのビンディングです・・・。それでは、いつもの様に落ち着いて、正確に、何度も確認して、計測、毛描き、ドリル、締め付けなど手作業の職人の技で行ってみませう!!

先ずは、宅配便で送られたこれら梱包を解いて、作業台に載せます。ヤッパシ!ゲレンデで使うものと違って、何となくオーラが出ています。手に取って仔細に観察するとその作りに感動。剛性や軽量、デザインなど機能美を感じます。
それと、材料費の他に、ご依頼主の地元名産の「川辺ワイナリー」のワイン赤と白を頂きました。本当にありがとうございます。
 
 スキーセンター(オフセット-30㎜)とブーツセンターを合わせてビス位置を決める    マスキングテープ上に毛描いた中心線とビス位置

先ずは、スキーのトップシートにマスキングテープを貼ります。今回のご依頼ではスキーセンターを3㎝セットバックとの要請により、その部分が分かるよう、一部切り抜き貼ります。次にそのトップシート上に自作のジグを用いスキーの長軸方向の中心線を毛描きます(スキーはトップ~センター~テールとカーブしているので、中心線を毛描くのは難しいし、この正確さがこの後に重要になってきます)。次に、スキーセンターに小さなマスキングテープを貼り、長軸方向の中心線に対し直交するスキーセンターを毛描きます。これら直交する二つの中心線を基準にこれから取付けるビンディングの位置、所謂ビンディングのビスの中心線を毛描くことになります。
 
 一通り、ビンディングビスの位置(中心線)を毛描きました     ポンチングしてやります。正確に!!

次に、取り付けるビンディングを手に取り、ビスの取付中心位置を計測します。今回のビンディングの左右ビス中心からの距離はコンマ5㎜単位でなく助かりました。更に驚くことに、ATK FR14の前後ビンディングの左右それぞれのビス間の距離は45㎜と広いことに驚かされました。ディナフィットRADICALだとトゥーピースで30㎜、ヒールで最大36㎜となっており、この45㎜は幅広の板に対する剛性の高さを得ることはもちろん、踏み込んだ際の力の伝達力が違うなと素人のボクでも分かりました。設計した人の理念がこの寸法をみても分かり、感動。

次は、計測したビンディングのビスの位置を紙に記し、実際に兼用靴(ソールサイズ297㎜:偶然Oさんの靴と同じサイズだった)にビンディングを取付け、兼用靴のブーツセンターが先程毛描いたスキーセンターに来るように合わせて、ビスの位置を決めます(ここでは正確性を求めない)。そして、ビンディングと靴を一旦下ろして、決めた位置について、スキーセンターからの距離を決定します(これをすることにより、左右のそれぞれの板に毛描くビンディングビスの中心線の位置が定まります)。再度、その位置にビンディングと靴を置き再度確認!OK!

次にこのビスの位置に針先様のもので窪みを付け、次いでポンチングしてやります。これはドリルで穿つ際に、ドリル刃の性質上、低い所へ掘り進む性質が有るので、正確に穿つには重要な作業です。

次に我が家の工房のボール盤でΦ1.5の先行穴、次いでΦ2.8、そして専用ドリル刃Φ3.6×9で本穴を穿ちます。ハンドドリルでもある程度垂直に穿つことが出来ますが、正確性を求めるのはもちろん、中にメタルシートが入っている場合、固いので刃先が逃げてしまうので、ボール盤を使用します。今回の板にもメタルがサンドイッチされていました(先行穴の際に確認する事が出来ます)。
 
 車庫兼工房のボール盤でビス孔を開けてやります     16か所ビス孔が開けられました。後ろはランクル70ピックアップ!

スキーにビス取付け穴が出来た後は・・・これからはボクのオリジナルのやり方で作業を続けます。トップシートの表示マニュアルでは、下穴径は3.9とか4.0とか記載されていますが、ボクは敢えて3.6ときつめの穴にしています(旧規格のビスでは4.2とか大きいものも有りますが)。そして更にタッピング(雌ネジを作る)してから取付けるようになっています。ここでボクとしては、いつものとおり、この穴に一旦ビスを打ち込み(空打ち)、板(母材)に対し冷間圧造により雌ネジ山を作ってやります。これは工業系の大学とかで学んだ方もいると思いますが、ネジのタッピングをする時は、切削でネジを切ることよりも、転造(圧造)加工でネジを作った方が、ファイバーフローが切断されずに残ります。ファイバーフローが表面に沿っていると衝撃値や疲労強度が高くなるとともに、表面に生じる引張応力に対して強靭となることから、この理論をウッドとメタルで出来たスキー板に無理やり理論付け行っています。その為、狭い穴に大きいものが入るとトップシートが盛り上がり、トップシートの平滑性が失われる。いわゆるビンディングの裏面がトップシートに対し面ー対ー面で密着しないことから滑った際のダイレクト感がスポイルされることが予想されます。よって、この盛り上がりを大工道具の鑿(ノミ)そして専用工具でテーパー座グリ(小)してやり、ビンディング裏面と、スキー板のトップシートが面どうしで密着するように取付けてやります。
 
 ビスを空打ちした後盛り上がったトップシートを平滑にする行程    その孔に接着剤を詰める工程(表面まで来るように封入)

次にビンディングをビスにより取り付けます。ここで重要なのは接着剤の封入です。様々な接着剤が有りますがボクはこれまで一貫して2液混合性エポキシを用いています。これは、母材とネジの間には僅かな隙間が有りそれを埋め、強度を高めるために接着剤を用いるのですが、普通の接着剤では溶剤が揮発する際に硬化するため、溶剤が揮発する際に減肉作用が生じます。よって母材とビスの間に隙間が生じることにより、水などの異物が入る余地が生まれることです。このことから、2液混合による化学反応で硬化する接着剤は体積変化が無いので、このような場合にはとても都合が良いです。しかも硬化時間が長いのも特徴で、のちに述べるトゥーピースのセンター調整に時間をかけじっくりと作業できるのが利点です。
 
 調整しながらトゥーピースを締める(難しい作業)    そうして靴のヒールセンターが、板の中心線に来ると合格!

ビス孔に接着剤を封入した後は、最も大事な作業・・・トゥーピースの取付け(ネジで締める)です。いくら正確にビス孔を穿っても、しょせん木ネジであることから、ネジの中心は母材に掘られた穴の中心に進まないのは基本。だから、4個あるネジの締め付け順や締め付けトルクを色々試しながら、トゥーピースに取付けた兼用靴のヒールの中心(予め油性ペンで書いておく)が板の長軸方向の中心線にピッタリ来るように調整しながら締め付けます。(この辺は長年の勘も重要かなと)そしてこのビンディングは幅45㎜とあり、いつものDYNAFITとは調整が格段にやりやすかった様に思ひます。こうやって、それぞれ左右の板のトゥーピースを仕上げます。此処まで出来たらもう、ほとんど終りに近いです。
 
 トゥーピースが終わったら同じ手順でヒールピースを仕上げます    マスキングテープを剥がし完成です!頂いたワイン(赤・白)

次は、ヒールピースを同じ手順で、ブーツ固定ピンが兼用靴のキャッチポイントに来るかを調整して前項同様に取り付けてやり完成となります。もちろん、ネジの締め付け作業は必ず手締めです。人間の手の感覚により、入っていくネジの状況を仔細に感じ取りながら締め付けることを忘れてはいけません。

 ボール盤以外は全て手仕事でやっています。この取り付け作業に興味を持たれた方は連絡ください。

この様な細かく緻密な作業を行うことにより、スキーのビンディングの取り付け作業は終わります。一部ショップの治具(ジグ)を用い、取り付けるのとは違い(このようなショップでは講習とか資格が必要らしい)、一枚一枚と板と触れ合いながら、その感触やビンディングの機能を感じつつ、時間はかかるけど丁寧な仕事で仕上がったSKIを見ると何となく感動を覚えつつ、この板でどんな山を滑るのかな!?と想像しながら作業するのも楽しいです。そして、この仕事ぶりを知って頂いたオーナーさんが喜んでくれることがボクにとっての最大の喜びなのかな!?と思ひつつ、今日も良い仕事をさせていただきました。
来月はボクの誕生日なので、家族で頂いたワインを飲みたいと思ひます。

 Oさんの板とボクとカミさんの板を並べて記念撮影

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ビンディング取付け!青森県からYさんから

2023年01月25日 | 山の道具たち
漸く雪が本格的に降る中、山に行きたいとソワソワする日々を過ごしていますが、先日は大阪のAさんから、そして今日は青森県弘前市のYさんからのご依頼です。

 いつもの源工房の作業台で今日も仕事です。トップシートにマスキングテープを貼ってから中心線等を描きます

 
 スキーの長軸方向の中心線を描きます(専用治具を使用)。    ブーツセンターを描きます。これを基準にブーツの取り付けた状態にしてビンディングの位置を決めます。

冬山用の登山靴で滑ることのできる山スキーの取付け依頼といった、先日のAさんによく似たご依頼です。今回のビンディングは、あの名機Sirvletta404を最新の山スキー板に付けて欲しいとの事です。404は今まで何度も取付け実績が有るので何ともない。
我が家には山スキー板と、ビンディングの入った大きな段ボール箱には材料費と地元青森のリンゴやニンニクなどのお土産が入っていました。こういった温かい心遣いが嬉しく、同じ山屋さんとして頑張らなと気合が入ります。

 各個体のビンディングのビス位置を測定したテンプレートは保管してあります。これに基づきビス中心位置を毛書きます。

 
 先ずは針先ポンチの後でポンチング。中心線に確実に!     先行穴Φ1.5~Φ2.8~Φ3.6(本穴)をボール盤用い専用の刃を用い開けます

但しここで注意する事が、もちろんトゥーピースを確実に取り付ける事です。昔のビンディングはトゥーピースから伸びたヒールのビンディングの固定バーの中心がやはりスキーの長軸方向の中心線に正確に来ないといけない。(構造上トゥーのヒンジ部に若干の遊びの有るビンディングでもありますが)そしてヒール固定ピースの固定金具の前後方向と、ヒールリフターがキッチリ、トゥーピースから伸びたヒールのビンディングの固定バーのスィートスポットに来なければいけないので、その辺の位置関係を読み取り付ける必要が有ります。
 
 ビスが1本無かったのでテレ用ビスを加工します。    グラインダーでビス頭径や首のところを削り、ビス長を削り、ネジをヤスリで鋭く磨きます。

 
 仕上がった代用のビス。冷間加工により完成      穴もにビスを打つ際もいつもの様ビンディングが中心に来るよう狙い取付け

更に今回、ビンディングのトゥーピースのビス1本が欠品だったので、昔使っていたBD O1のビスの頭径をグラインダーで削って加工したりしてビスを作る必要が有りました。(強度はバッチリです)
 
 トゥーピースのビンディングは完了です。この後はほぼ同じ手順でヒールピースを取付けます

(メーカー専用の穴開け取付け治具が有れば、何も考えずに取付けられますが、今は廃盤となったこのビンディングにはそのような便利なものが無いから計測、や経験からくる何らかにより取り付ける必要が有ります)
失敗は許されないので確実に取り付けなくてはなりません。

 完成しました歴代の名機404に最新のATOMIC BACKLANDの板を組み合わせました。

ご依頼してくれる方々は、口伝に、そしてボクのブログを見て依頼される方が殆ど。そして、工程をブログにアップすることにより、依頼主の大事な道具がどうやって取り付けられているのかを見ることが出来る楽しさもあるのだという。だから、全身全霊で頑張らないと。
という事で、今回も正確確実、堅牢に取り付けることが出来ました。もし興味を持たれて方は過去の記録をご覧になってください。
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野谷荘司山 一度で二度おいしい白谷滑降そして東谷滑降

2023年01月21日 | 山スキー!R05
今日は福井山岳会の仲間と山スキーです。行先は野谷荘司山です。今まで何度も白谷を滑ってきましたが、今までで一番のパウダーでした。
メンバーはT田さん、S平さん、J地さん、カミさん、ボクです。
コースは馬狩~鶴平新道~野谷荘司山~白谷~赤頭山へ登り返し~東谷~馬狩のアップダウンコース。この界隈の美味しいところを一日で満喫でき感無量。こんなコースに付き合ってくれた仲間に感謝!

 白谷に刻まれた今日のメンバー5人のシュプール!激パウ!! 赤頭山へ登り返しの途中で見えたボクらのシュプール!素晴らしい!!

朝、3:30に起床しカミさんのV40ccで大野の集合場所に向かいます。ここでV40㏄にJ地さんが乗り、T田さんの車にS平さんが乗り込み出発です。路面は薄く雪が積もっていたり、凍っていたりと運転注意!白川郷のコンビニに寄って馬狩のいつもの駐車場に到着。ここでモンタナ君パーティーにお会いしました。インスタでお互いフォローしてますが、山でお会いするのは初めて。めっこ山岳会チームで東谷を滑りビーコン訓練をするようです。ボク達も準備をして6:30出発です。
 
 駐車場は5~6台駐車可能です    最初は樹林帯を快適に!藪は無い。

 
 S平さんトップで進みます     徐々に木々は無くなり左手に雪庇が

樹林帯は風が無く快適。雪は徐々に増えだし、稜線上で踝程度。前日のトレースは無く、リセットされた雪面をチビラッセル。気温も低くなりだします。今日の天気は昨日から寒波が入り雪予報、そして昼頃から晴れる予報です。この予報を信じて視界の悪い稜線を進みます。無木立斜面はカリカリで可成り難しいがS平さんが切り開いてくれ、それを後続が追随します。後ろから追いかけてきたモンタナ君と色々お話ししながら登りました。(4月にめっこ山岳会の飲み会にA島さんやM宅さんが来るのでとお誘いいただきました。懐かしい昔よく山に登った先輩に会えるのを嬉しい)

 雪庇がツンツンに発達していました。踏み抜かないように

 
 JP目指して登ります。天気が良いと、この尾根がカッコイイんだけど     白谷エントリーポイントが見えてきました


 野谷荘司山を捉えました。最後はT田さんが先行してくれました。

9:40JPに到着。ここからは馬狩荘司山からの登山道との合流地点。野谷荘司山目指して一旦下って登り返し9:55に到着。お疲れさまでした。
 
 山頂を捉えました!もうあと少し!!     山頂に到着したJ地さんとカミさん


 山頂でシールを剥がし滑降準備を整えた後、記念撮影しました。

先ずは山頂からひと滑りした後、少し登り返してエントリーポイントに到着。ここで少しづつガスは晴れ出し今から滑りこむ斜面もバッチシ良く見える。そして一斉に滑り込む!
 
 山頂から一気にGO!!    山頂下の斜面を滑るJ地さん

10:25エントリーポイントに到着!T田さんを先頭に白谷GO!白煙巻き上げ、所々でスラフを落としたり、小雪崩を発生させながら皆優雅に広大な斜面を思う存分シュプールを描きます。腰から顔面シャワー。先程まで日が差さなかった為か雪はとても乾いており、雪質は最高。白煙を上げながら滑る。障害物もデブリも無い。底無しパウダーを満喫。そしてボク達はもちろん普段クールなS平さんが奇声をあげていました。今期初最高のPOWDERでした。
 
 先ずはT田さんエントリー!      誰だかよく分からない


 カミさんはBMT109で無くPon2oon169で来れば良かったと言ってます


 T田さんのbpsが一番良かったです。(凄く浮いていました)


 S平さんの安定のNTNテレマークで


 カミさんも


 いつ来ても素晴らしい斜面。雪崩の危険性は皆無でした(ピットチェックはしてませんでした( ;∀;) )

 
 NOトラックの斜面を5人で堪能    ボクはテレマークで参戦!S平さんもNTNテレマークで(写真:T田さん)

 
 雪国生まれのJ地さん。スキーとっても上手い!     誰かが制止しないと・・・(T田さん)ここらで登り返し地点を探ります

10:50楽しかった白谷左俣の標高1290m地点で予定通り右岸の尾根に登り返すことにします。赤頭山の東1500m地点の尾根目掛け登り返しです。この先白谷を滑っても徐々に谷は狭く成るので、もう一回素敵な斜面を滑ろうと算段した結果、右岸を登ることに!(一応計画通り)。ジグを刻みながら登りますが、谷じゃなく尾根斜面なので新雪が深い所や浅いところなど斑でその応接に緊張を強いられる。ボクはビビりだす中の登高でしたが、S平さんが途中で先陣を切り核心部を突破!感謝しかありません。その後は無難に稜線に、
 
 再びシールを貼って登り返しです。     今日はダブル ウィペッドで来て正解でした。出来ればロープも有ると心強かった


 キックターンやエッジコントロールのミスが有れば転んで谷に真っ逆さまになる程の雪の状態でした(汗)

 
 右岸を登っているときに、滑ってきたシュプール!    目の前の雪庇を越えたら稜線!安全地帯!!

12:05朝のトレースに接続。緊張が解き放たれ、稜線上の雪庇下の風除けになる所でシールを剝ぎいつものテーブルを作って昼ごはん。暖かいラーメンが、楽しかった滑りと緊張の登りの余韻で皆笑いが絶えませんでした。これが有るから止められない。

 この瞬間!雪庇の後の無風空間で漸く寛げる。この後は東谷にGOです

12:45昼飯食ったら東谷エントリー地点に移動です。モンタナ君パーティーとは違うトレースの無い斜面に飛び込みます。ヤッパシここも最高。無木立や疎林の斜面を縦横無断に滑りまくる。ここでも奇声が・・・天気は高曇りで雪質は良い。でも標高900mの傾斜が緩んできたころから徐々に雪は重くなりだすが、林道まで快適に滑ることが出来た。

 標高1450mの稜線から東谷にエントリーするS平さん。ヤッパシ・・・テレマークは見ていてカッコいいと実感。

 
 J地さんも!      T田さんも!

そうこう楽しんでいるうちに傾斜は緩くなり藪っぽくなってきたころに13:05林道に到着。その後は踏み跡やトレースを辿り13:15駐車場に到着しました。ここでまた、ビーコンの訓練をしていたモンタナ君パーティーと。いろいろ雑談してお別れしました。
 
 まだまだ新雪を堪能するカミさん     徐々に雪は重くなるが攻めるS平さん

 
 林道に出たらオートクルーズも僅かで駐車場に到着     馬狩駐車場に到着。お疲れ様でした

今日の山行は山岳会メールで参加を呼び掛けたところ、大勢の仲間が来てくれて心強かったと同時に、共に達成感の有る楽しくもあり厳しい山行となりました。
感動を共有できる仲間のお蔭で、今日も素晴らしい山行が出来ました。
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ビンディング取付け! sirvretta300

2023年01月18日 | 山の道具たち
今日はビンディング取付け作業をしました。

 源工房で、いつもの様に作業です。元、エンジニアを目指していたとあって、精度や誤差、公差範囲など留意して作業します

大阪府のAさんからのご依頼です。マニアックなビンディングは今は何処も取付けが不可能との事で、最後の砦としてご依頼いただきました。
普通のSKIショップとか、山の店で断られた結果、ボクの元にご依頼頂きました。今回もいつもの手順で正確に作業させて頂きました。
実のところ、1セット平均5時間以上くらいかかります(youtube見ながらダラダラしながら仕事してるので)(更に初めて取付けるビンは、ビス孔の寸法やらを計測したりと余計時間がかかります)(オーナーのブーツセンターのセット:+、-等の要望とか細かい注文も有ったり)。でも、山スキーを始める人、山スキーに命を懸けている人、お金が無くメルカリやヤフオクで格安で仕入れた道具の取付けなど様々で、この山屋さん達の熱意に背中を押され、利益なんか全くない、採算度外視で、ある意味意趣味の境地と化した状態やってます。
 
 Silvretta300(ジルブレッタ300)は今でも現役!      グラインダーや鑢(ヤスリ)を用いネジの加工です。なるべく冷間で加工する事を心掛けています。

今回は超マニアックなsirvretta300の取付けをさせて頂きました。今は山で殆どと言ってもいいほど見なくなったビンディングですが、構成するパーツの殆ど全てが金属製であり堅牢で壊れません。だから今でも一部のマニアには使い続けられているのだと手に取って実感しました。でも重いですが・・・。
今回のビンディングは故障も無く機能は保たれているのですが、ビスが1本紛失している様でした。代用できるビスが有ればよいのですが、手元に予備としてあるものは頭部が大きくインサートホールに入らないのと、呼び長さが長いので、頭部を小径にして、長さを切るなど加工して取り付ける必要が有りました。こういった技術も今まで培ったものだと実感。

 完成しました。やはり、山の道具は無駄な造形彩色が無く機能美を感じます。

そして漸く完成しました。その後は宅配便業者へ赴き着払いで発送しました。
これからも山が好きな人々に少しでも協力できたならと、この様な形で応援していきたいと頑張っていきます。Aさんご依頼いただき有難うございました。
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十石山 再会

2023年01月15日 | 山スキー!R05
今日は、S平さんと、カミさんとで十石山に行ってきました。

 今日は天気バッチリ!でしたが雪はイマイチでした!

朝3:15に大野の集合場所に集合しS平さんの水平対向マシーンに乗って出発です。高山を過ぎ、平湯峠を過ぎ、予定の取付き地点に着くも、雪が少なく薮ヤブで閉口本当は、2009年に登ったコースのアナコンダ駐車場から雪で閉鎖された国道158を通り十石山の北西尾根に取付く予定でした。
Uターンして安房トンネルを通って白骨温泉に。いつもの駐車場所に到着すると4台ほど車が。既に何人か山に入っているよう。ボク達も準備して6:15出発です。
 
 気温は温い。不安になるけど      登りは終始快適でした。

登山道沿いに登ります。雪はカリカリ、モナカですが、徐々に良く成ってくれるかなと思うが、結局は森林限界上が漸く良い状態。帰りが思いやられる予感が・・・。
 
 F澤さん!昔と変わらない。大好きな山屋さんです     カミさんと乗鞍岳!

平坦地点を過ぎ、登っている途中に、4名パーティーをスライドする時に、何となく見覚え有る方から「T木君!?」と声をかけられビックリ!!昔良く一緒に登っていた名人さん(F澤さん)に数年ぶりにお会い出来とても嬉しかったです。南アルプスの北岳(大樺沢)を山スキーで滑降して以来!!涙が出そうなくらい嬉しかった。昔と変わらず、とても素敵!!時々ヤマレコで元気な姿を見てましたが元気そうで嬉しかったです。お仲間の方々も山スキー屋さんのオーラが…。こういう時にお会いする山屋さんの風貌や装備を見ると、勉強になります。雑談をしながらほぼ一緒に登ることに。

 山頂で記念撮影。乗鞍岳は上部が雲がかかっているけど天気は良好!

 
 山頂から避難小屋に向かいます      山頂避難小屋


 小屋は雪に埋もれてなかったので明るく快適でした。銀マットや寝袋等も置いてありました

 
 快適な小屋から出発です       松本盆地を目掛けダウンヒル!快適な雪!

振り返ると松本盆地の上に広がる雲海、左は乗鞍岳(四ツ岳は雲の中)、そして右に目をやると北アルプスの雄峰が。歓声を上げつつ登ること9:45山頂に到着。風が強いので避難小屋に逃げ込み、靴を脱ぎ板の間で早い昼飯。風が無く快適。10:40小屋を出発です。天気はあまり変わらず。

 上部は滑りは最高に良かった!NTNテレマークで攻めるS平さん!


 テレマークターンを決めるS平さん!この後攻めすぎてコケました(>_<)

 
 広く快適な尾根を滑るカミさん        S平さんとカミさん!楽しい滑り!!最初は

最初はカリカリに新雪が積もり快適にテレマークターン!視界も良好。そして樹林帯にGO!徐々に雪はモナカそして腐ってくるが、山スキー屋としても頑張ってターンする。藪が少ないのが有難い。そして最後は林道をオートクルーズで滑り11:55車の元に到着です。ちょうどF澤さんパーティーも後片付け中で、山の話とか色々出来、ヤマレコの記録を良く見させてもらっている方々にもお会い出来、お話し出来、楽しかった。
 
 樹林帯に入ってもコースを見極めれば何となく快適なところも有ったりして     山スキー屋じゃないと滑れない雪質・・・

 
 林道はオートクルーズで。カミさんのスーパーボーゲン!      到着!山スキー仕様の車の内装を見学!素晴らしかった

今日の山行はS平さんとテレマークセッションで楽しかった。今日は予定していたルートに行けずに残念だったけど、次回来る時はと。今年は雪が少なく地元の山をもっと登りたいけど。でもF澤さん達のバイタリティーを見ると、雪が有るところに頑張って行かなくてはと実感しました。
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猿ヶ馬場山パウダー満喫

2023年01月09日 | 山スキー!R05
今日はちょっと遠出して白川郷へ来ました。本当は別の山に行く予定でしたが、取付き地点の雪の状態が悪いので行き先を急遽変更しました。

 もうすぐ山頂!モンスターの間を登ります

今まで何度も来ている猿ヶ馬場山なら宮谷林道も有るし行けるだろうと算段。
標高1800mを超える山なので、雪の量も気温も低く良かったです。
 
 白川郷展望台駐車場からスタートです     ライトアップされていないけど良い雰囲気

6:20出発です。静かな白川郷集落をスキーを背負って歩きます。茅葺の住居の陰にエアコンの室外機やLPガスボンベが有るので少し興覚めですが、素晴らしい建築物を後世に残して維持しているのを見ると感激です。いつまでもこの日本の原風景を次世代に残してほしいと実感

 林道はショートカットして谷地形を登ります。

数日前に登った山スキーの方々のトレースを辿ったりしながら、最短コースで登ります。
 
 谷から宮谷林道へ、そして稜線に取付き高度を上げます。振り返ると鶴平新道から野谷荘司、三方岩がバッチシ!白い!!


 妙法山がバッチシ!ピラミダル!!昔・・・妙法山から滑った小谷が良く見える。

 
 山頂に近づいてくると緩やかな登りに     山頂に到着!

宮谷から外れて支尾根に取付き一気に高度を稼ぎます。その際、正面には帰雲山、振り返ると野谷荘司山などがバッチシ!空は高曇り。段々と寒くなる。緩い傾斜を登ると徐々にモンスターたちが現れてきます。そして10:35山頂に到着。

 山頂にて記念撮影。以外に天気はもってくれた!

 
 山頂から昨年登った籾糠山も良く見えた!    微妙なアップダウンを進み展望の良いところで昼飯へ!!

モンスターがたくさん有る風の穏やかな場所で昼飯とします。快晴では無いものの、周囲の山々を望め感激。そしてこの寒さの中食べる温かいラーメンが美味しい。そして他愛の無い山談義やら、しょうも無い話が楽しい。これも山に登ったから楽しめるひと時。

 もちろん山頂付近で昼飯!暖かい食べ物がとても美味しい!

 
 滑降スタート!山頂付近は粉雪!     大斜面を思う存分滑ります!

最初は傾斜の強い新雪の尾根をブッ飛ばす。やはり時間が経っているので北面の谷斜面とかは新雪が良く気持ち良い、そして宮谷に出ても、谷割れをかわしながら右岸左岸と滑り、朝の林道に接続

 モンスターに成りかけの斜面を縫いながら滑る

 
 広い斜面!木々を縫いながら      探せば大斜面も!


 谷にはパウダーが有りました。BMT109を初めて使うカミさん

 
 新雪は楽しいけど、もう一降り欲しい!藪は完全に埋まりきっていない


 でも藪スキーも大好きなメンバー

 
 谷は完全に埋まっていないけど、ブリッヂを繋ぎながら無事、林道につなげる。

宮谷林道終点からは傾斜が緩くオートクルーズで楽しめ、その後は谷の中を縦横無尽にテクニカルな斜面+雑木林を滑り、最後はカリカリの林道をボーゲンで神社に出ました。ここでスキーをザックに付けて世界遺産へ!13:00
 
 傾斜の緩い林道はブッ飛ばせて楽しいけど     最後の林道はスーパーボーゲンでかっ飛ばす!

下山時に世界遺産白川郷の合掌造りの観光地をザックにスキーをAフレームで歩いていると、好奇の目で見られ、外国人の観光客からは「一緒に撮ってください」(外国語で)言われるなど、面白かったです。

 世界遺産の合掌造りの観光地を山の格好で歩きました。

世界遺産の観光地の道路をザックに山スキーの格好で歩く三人。観光客の方々からは色々訊かれたり、外国からの観光客からは写真を撮られたりと、あまり山スキーの認知度が無いことを改めて実感。飛騨牛コロッケをカミさんからご馳走頂き、それを頬張りつつ歩き13:30車の元の到着しました。
 
 せっかく世界遺産に来たので記念撮影!      駐車場に到着です。

今日は久しぶりに来た猿ヶ馬場山!この界隈で最も高い山!まだカミさんと結婚する前(約20年前に付き合っていた頃)に山岳会の仲間と山スキーで登った思ひ出の山です。いつも思う事だけど、山って色んな思ひ出が、そして人生の思ひ出そのものだと実感。
今回一緒に登ってくれたS田昌さん、カミさんに感謝!
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銀杏峯POWDER!

2023年01月06日 | 山スキー!R05
今日は、平日ヒマ人とで山スキーに行ってきました。

 志目木谷右俣を滑降するS田くん。底付き無しの新雪を堪能

メンバーはN田先生、S田くん、J地さん、カミさん、ボクです。朝、宝慶寺キャンプ場入り口の除雪終点に7時に待ち合わせして出発です。雪の量は少ないけど、キャンプ場で約15㎝程の新雪が積もっており、今日もパウダーが滑れるだろうと期待が膨らみます。
 
 仁王の松     ずっと先頭ラッセルしてくれたS田くん。ありがとさん!


 前山から望む大野盆地。下界は濃霧状態

 
 経ヶ岳は雪どうかな?    この後滑った志目木谷右俣の状態

 
 J地さんとカミさん。N田先生シールトラブル発生中    モンスター化になっている途中

 
 この雰囲気が大好き!     時折晴れ間も射すけど直ぐにガスの中になる


 いつもの水車尾根からの稜線の状況。

 
 下界は雨でも山は雪が降ったようです     天竺坂を経て山頂を目指します


 銀杏峯山頂で滑降前に記念撮影!色とりどりの板とウエア

 
 天竺坂を先ずは滑ります         谷手前の尾根を滑走


 パウダーを滑降するJ地さん。さすが雪国大野出身とあってか上手いです

 
 今日もカミさんはPon2oon169で!      左俣と違い狭い谷だけど


 新雪のお蔭で十分楽しめました。(下部はヤブっぽくなりますが)

 
 N田先生は高校山岳部の先生です!    テレマーカーですが、今日はAT細板で攻めてます。



 
 S田くんはラッセル頑張ってくれたのでfastトラックをどうぞ・・・   J地さんは板を新調してから滑りが変わった!?

 
 藪が濃くなってきたらトラバース気味に前山方向を目指します。    コルの下でシールを付けて前山へ登り返しです


 前山で大野盆地を眺めながら昼飯を食べました。12:45


 まだまだ藪っぽいけど快適な斜面にエントリー!(前山北面)

 
 今日は気温が高め!重いパウダーを満喫    藪っぽいけど雪が有れば快適にどこでも滑れます


 カミさんはPon2oon169歴今年で3年目。浮遊感を満喫してました

 
 最後の無木立斜面を滑り、林間を滑ると林道が出てきて、小葉谷林道へ繋ぎます

 
 宝慶寺キャンプ場を過ぎて、林道オートクルーズで、朝の出発点に到着しました14:05着

今日はS田くんのお誘いに乗っかり、銀杏峯を楽しむことが出来ました。雪の量が不安でしたが、十分楽しめました。もっと雪が積もった時にまた来たいです。久しぶりに穏やかな銀杏峯の山頂を踏むことが出来ました。




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赤兎山POWDER!(今年は卯年なので)

2023年01月03日 | 山スキー!R05
今日は福井山岳会の仲間と山スキーに行ってきました。場所はもちろん「赤山」です。

 赤兎山偽ピークから滑ってきたところ。稜線は新雪が薄かったが、谷は新雪がいっぱい有りました

今年は卯年!そしてボクは兎年の年男。という事で、仲間の了解を得て行き先を決めさせて頂きました。
メンバーはS田昌さん、J地さん、S田一さん、カミさん、ボクの5名です。
 
 小原林道ゲート前に駐車出来、ここで準備    ヘッデンで林道を進みます。


 だいぶ明るくなってきました。皆で雑談しながら登る林道は楽しい。

朝、3時に起床し魔法瓶にお湯を入れて出発です。正月三が日は毎日お節料理や、餅、お酒と毎日食い過ぎる日々を過ごしてきたので、ここらでスイッチを切り替え山モードに!いつもの小原集落ゲートを今日は4時出発です。前回来た時は深々と降り続く山でしたが、今日は暗闇の中空を見上げると星が見える。林道ラッセルも踝から脛程度。
 
 今日は山岳会の若手のS田くんが居るので後続は楽ちんです     ジグを刻みながら登るのは楽しい!

 
 帰りは此処を滑ります。楽しみ!     大舟分岐に到着しました

今日は山岳会の若手のパワフルなS田一くんが居るので先頭ラッセルを山頂まで殆どやってくれました(山岳会上下関係のパワハラです多分)。延長10kmの小原林道を適宜ショートカットしながら進みます。林道上には様々な動物の足跡が有り面白い。

 もうすぐで大舟分岐!カミさんとJ地さん。ガスが晴れたりガスったり

林道終点からはダイレクトに大舟分岐目指して最短距離を登ります。林道を歩くよりもブナ林をジグを刻みながらシール登高するのは楽しい。木々は樹氷になり、小さなモンスター化している。風は弱く快適。9:50大舟分岐着。この後は緩い尾根を進むのみ。時折青い空も望め最高のロケーションを楽しみながら登ること10:15に赤兎山山頂に到着。
 
 大舟分岐から赤兎山を目指す      山頂付近から登ってきたルートを見下ろす


 赤兎山で記念撮影!皆でウサギのポーズをとっています!今年は卯年なので。

雪と風で作られた風紋、そしてエビの尻尾など、冬山でしか味わう事の出来ない雰囲気を堪能。シールを剥がし、記念撮影。J地さんから兎じゃないけど猫科の動物の被り物を貸していただき(年男なので)記念撮影。
 
 山頂からGO!稜線は固い新雪を堪能        とても滑りやすい!


 時折、青空も望める!今日は絶好の山スキー日和だったと思ひます。

 
 快適に滑る!      もうすぐ大舟分岐。

10:30山頂から元来たコースを滑降開始。昨年は深い新雪で進まなかった尾根も快適に雪煙を上げて滑る。そして大舟分岐からはいつもの大斜面に移動。そして滑降する。雪崩の心配は有ったが、弱層は認められず滑れると判断。無木立の大斜面を皆、奇声をあげ落ちていく。全員ファット板なので白煙を上げ浮遊感に浸りながら。

 大舟分岐からいつもの大斜面を滑るS田さん!。上手い!!


 とても広く滑りやすい斜面を皆で堪能!赤兎山に来たら此処を滑らなきゃねと。

 
 大斜面に新雪!もちろん底付き皆無の快適!     これだから止められない

 
 大斜面を楽しんだ後はツリーラン!    そしてゼブラ斜面を楽しんで林道終点に向かいます

そして樹林帯もブナ林を縫うように滑り、林道終点に11:15着。ここで昼飯。山頂は寒かったが此処は風も無く快適。このひと時がとても楽しい。

 このひと時も楽しい瞬間。J地さんから、年男のボクにウサギの耳(猫ですが)の被り物を頂き記念撮影

そして11:50再び滑降し、林道ラッセルのトレースを自動運転(オートクルーズ)で進む。トレースには若干の新雪が積もるのみで良く滑り快適。適宜ショートカットしてブッ飛ばすこと12:50小原集落ゲートに到着しました。
 
 小原林道は良く滑りました      皆でオートクルーズで快適に

 
 林道でJ地さんとカミさん。今日も笑いが絶えませんでした!     小原林道ゲートに到着!ボクの新しい板VOLKL BMT109!!良い板です

今日は、冬の赤兎山を思う存分楽しむことが出来たし、今まで何度も山スキーで赤兎山に来ていますが、これまで一番の条件でした。もっと新雪が降ってくれないかな。

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