山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

ビンディング取付け(テレマーク)

2023年03月31日 | 山の道具たち

 我が工房で手仕事でビンディングを取付けています。

職場の移動や、配置換えなど、3月に入ると忙しい日々を過ごしており、なかなか山に行けません。また中国武漢肺炎の蔓延も収束!?もあり、今は様々な制限が緩和されつつあります。そんな中でも山登りの方々は変わりなく山に登ってますが、同様に山スキーのビンディング取付けの要請も有ります。
今回は白山北部管理人の泰山さんからの要請です。師は同郷の先輩です。どんな依頼も頑張って承っています。今回もテレマークのビンディング取付け依頼です。
 
 スキーのトップシートにマスキングテープを貼って、長軸方向の中心線を毛書き、3ピンセンターから、それぞれのビス中心線を毛書きます

山スキーのブーツセンターと異なり、テレマークスキーは3ピンセンターに合わせてビンディングを取付ける必要が有ります。しかも、最近では山スキー(山テレマーク)のライダーの嗜好が様々で、センターからのセットバック+/-の要望も有ったりと、昔は登る為の手段として山スキーが有ったのに対し、現在は滑る為の手段としての山スキーとあってか、取付けに関する注文が多いです。
 
 マスキングテープ上にビス中心位置を毛書きその中心を正確にポンチング!そしてボール盤を用いビス孔を開けます(専用ドリル刃)

 ビス孔を開けました!我が工房です。バイクの駐車場でもありますTW225

そんな時代的な背景もあってか、我が工房に問い合わせもあったりと著名な山屋さんと繋がりも有ったりっと嬉しく思ひます。
 
 ビスを打ち、雌ネジの冷間圧造します    その後トップシートの盛り上がりを鑿で平滑化

 
 面取りして更に平滑化   ビスを打つ前に2液混合性エポキシを封入

 
 ビンディングを取付けます。もちろん正確に    DPSという高価な板だったので正確に!!

そして、更には更に、我が日本でも最近盛んに認知度が上がりつつ競技人口が増え、今度の冬季五輪で正式種目となったSKIMO競技の選手からも問い合わせや取付け依頼が有るなど、ボクの企画する源工房の、山スキー他ビンディング取付けについて、有名なライダー/クライマーから問い合わせや依頼が有り嬉しい限りです。
我が国代表の選手になるべく山屋さんに少しでも協力できるよう、これからも微力ですが頑張って行く所存です。
 マニアックな山屋さんからの取付け依頼で仕事が増えますが、同じ山が大好きな仲間として頑張って仕事しています。

皆さんからの応援に感謝しつつ、採算度除外しでお役に立てるやう頑張ります。
取付けに関する細かい工程に関しては過去のアーカイブを参考にして頂けると嬉しいです。職人の手仕事の詳細が議理解いただけると思ひます。
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火打山POWDER

2023年03月19日 | 山スキー!R05
今日は火打山に行ってきました。
昨日は福井は朝から昼頃まで雨が激しく降っていましたが、ここ頸城の山々には新雪が積もり、ラッセルを終始強いられましたが、そのお蔭で素晴らしいPOWDERを満喫できました。
 空沢尾根に向け登る途中。振り返ると威容な山塊から上る噴煙が素晴らしい焼山

今日のメンバーはテレマーク仲間のAXさんと、S田さんの3人です。カミさんも来たかったのですが、子供の廃品回収の仕事が有り行けませんでした。前日土曜日は中部縦貫道路開通イベントが有り、雨の中カミさんと当該道路を歩いて参加しました。下界は雨なので山は雪だろうなと思ひつつ、その目論見は的中というか、この時期にラッセルとなり、ヘロヘロの反面激POWDERというご褒美を頂くことが出来ました。
 
 周りに迷惑かけないように静かに準備!     九十九折はなるべくショートカットで

土曜日の夜22:30に丸岡ICでS田さんと合流し、水平対向マシーンで北陸道を新潟に向け出発。23:00徳光でAXと合流し笹倉温泉に翌日1:15笹倉温泉に到着。コンビニで調達したストロングを回し飲みして暫し仮眠をとり3:00起床し準備です。
 アマナ平にて此処を少し左にとり北面台地の登り斜面に取付きます。足元は新雪!

九十九折を終えた後はアマナ平を目指し、林道をショートカット!前日、や本日のトレースに惑わされないやうに、我が道を進み北面台地末端を目指します。星座を仰ぎながら進むと徐々に明るくなり、周囲の山々の輪郭が暗闇に映し出されてきます。
 
 ヘッデンで進みます。     5:40北面台地末端に到着

ボクは花粉症じゃないけど、AXさんは北面台地に出ると車内から苦しめられていた杉花粉の攻撃は無くなり漸く本領発揮となります。正面には噴煙を吐く焼山や左には秀麗な火打山が望めます。北面台地を詰め焼山に登るのが、今日の雪質も含め容易ですが、もちろん今回はお二人がまだ火打山が未踏なので左に進路をとります。
 5:55北面台地にて朝日を浴びモルゲン状態の高松山(本当はもっとオレンジ色)

 
 焼山の山頂・噴煙に朝日が当たってきました   火打山はまだまだ寒々しいです。

賽の河原は深く雪庇があるので、何処で渡ろうか逡巡しますが、思い切ってダイブ!そして登り返して標高1350m付近をなるべくアップダウンの無いように広い谷を進み、1550mで谷に入ります。徐々に急斜面になり、ジグを切りながらの登り。
 
 北面台地を離れ空沢尾根への谷を進む   振り返ると北面台地!溶岩台地!

傾斜は更に強くなり、約30㎝の乾いた新雪の下はモナカ。スリップする危うい登りだけど、斜度はいつもの山行ながらでスリップに注意しつつ途中でスキーアイゼンを付けてトレースを延ばす。ボク達のトレースを辿り山スキー1名、登山者1名が追ってきたが、登山者は登れないと判断し下山。
 徐々に傾斜は強くなるが、振り返ると焼山の威容を感じることが出来る。

足下の雪は不安定でストックでスキートップの雪を探りながら登る。稜線に近づいてくると、より雪の状態を仔細に把握しながら。
 
 ドキドキだったけど、スキーアイゼンが良く効いた   8:40空沢尾根に到着。火打が少し近づいてきた。

稜線は更に雪が悪くカリカリの上に僅かに新雪やシュカブラと、シールの効きが目まぐるしく変わり、気が抜けない。でも天気が良いから一歩一歩進むのみ!肺胞内でガス交換しているのが良く分かる。汚れた身体の細胞が浄化されるような気分。
 火打山がずっしりと構えている。北陸の山とはスケールが違う。そして稜線は風が強い

稜線はアップダウンが微妙にあるが、雪面は固いところが有るので、なるべく無理せずに安全な所を進む。
 火打山目指し稜線を進みます。北面台地に放山と展望バッチリ!妙高山はまだ望めない

振り返ると日本海が良く見える。朝は漁火も見えた。海に近い火山の特徴そのままの山だと実感。
 10:05山頂までひと息!慎重に登る!トレースは無い。今日はボク達が一番乗りか!?

 そして10:30山頂着。ここで先ずはシールを剥がし、滑降準備をして一息ついて360度パノラマの景色を堪能!と行きたいところだけど、とても寒く、風が強い。仲間を待ちつつ写真撮ったりする。今日は雲一つない晴天に火打に登れたことを感謝!(前回は天気よくなかったので)
 天狗原山と金山の背後には八方尾根を介して北アルプスの雄峰がズラリ

 もちろんお隣には焼山が溶岩台地を従え峻立。ここは日本!?そうです!

 焼山から日本海へ延びる溶岩台地(北面台地)日本離れした絶景を堪能。日本海まで良く見えました

 昨年カミさんと登った乙妻山も。笹ヶ峰ダムは真っ白!

 妙高さんもカルデラに囲まれ如何にも火山といった風情を醸している。

先程まで同じ視線上に合った高松山や昼暗山は遥か下。蛇行しながら日本海に注ぐ早川。目の前の景色が夢のやう。こういった感慨は一緒に登った仲間も感じている。素晴らしい体験を共有できる仲間がいることに感謝(今日はカミさんが居ないので残念だけど。また次回お願いします)
 山頂にて!ラッセルやカリカリ斜面に皆の脚の体力は奪われました。でも皆笑顔!

山頂に着くやAXさんが、昼飯のシェルター掘る!?と聞いてきましたが、さすがにこの寒さや風では楽しめないし、遠慮させてもらった。いつも寒さに強いボクも、テムレスでは我慢できないし、アウターの下には3着、着込むほどの寒さ。でもそのお蔭で雪は生きている(その下はカリカリ)。ボク達のトレースを辿り単独で来られた金沢の山スキー屋さんに写真を撮ってもらい11:15に影火打北西ルンゼに滑り込む。今日の雪質からはここが最善だし、2度目なので安全を最優先。
 
 火打山からGO!!    影火打目指して滑ります

 影火打の裾(北側)を滑り谷に向かいます。金沢の単独山屋さんもボク達の後を追って滑ってきました。安全第一で行きませう!

山頂から影火打のコルまでは風下の南面が新雪が有り安心して滑ることが出来、ここから影火打北西の広大斜面に飛び込む。広く新雪が50㎝積もっていて快適!白煙と雄叫びを上げつつ谷の形状に従い落ちていく。二人ともスキーの達人なのでボクは写真撮影に徹します。
 焼山を眺めながら新雪クルージング!激パウ!

 
 大斜面に適度な傾斜!滑りやすく上部は雪が安定    これが本当のラストパウダー

段々と傾斜が強くなり、標高1850~1900mの所で谷と尾根が複雑に切り替わるところ。此処は以前登りで来た時にスキーを担ぎツボ足で登ったところ。記憶が蘇ってきた。此処は慎重に向かって右側の谷にジャンプして着地。と同時に小規模雪崩を誘発。その後も仲間が谷に入って来るにつれ無数の雪崩が襲い流されるが、そのまま雪崩の上を滑ったり、日陰の右側の新雪を滑りながら快適に賽の河原へ進む。
 噴煙を吐く焼山とS田さん!カッコいい!!AXさんははるか遠くに

 どこまでも続く。此処もジャパラスカ!?

 
 シュプールを見上げる     小規模雪崩も誘発させながらの滑り


 大斜面!表現できない素晴らしい。

 
 どこまでも        素敵な雪と斜面

 
 底付きデブリも無く     北面台地へと続く

12:00北面台地に出るともう安心。ここからもメローな大斜面だが、ストップスノーは無く、雪は良く滑り緩斜面もブッ飛ばせる。河原を跨いで焼山をバックに12:25昼飯とします。今日は朝早かったのでガスで湯を沸かしラーメンタイム!景色が素晴らしく美味しい!ここで、金沢の単独行の方とゆっくり話すと、ボクのブログを見て下さってる方で、これを参考に山スキーのビンディングを取付けたとか。手順もきちんとされており、少しは山屋さんに役に立っているのだと実感。皆さんに貢献出来て良かった。
 広大な北面在地を皆でシュプール!


 焼山の噴煙と共に皆でカップ麺を啜る!やっと一息入れるこの瞬間が楽しい

13:00飯食った後は、賽の河原をシール付けず登り返して後は朝のトレースを辿り笹倉温泉に向かいました。

 ありがとう!火打山!!そして一緒に登った仲間!!!

 
 アマナ平と火打山    14:00笹倉温泉の駐車場まで田んぼとか滑ってゴール!

ポカポカ陽気の駐車場で、山頂のあの寒さは何だったのだろうと思ひつつ、下界に感謝しながら後片付け!そして駐車場料金のお礼として3人で笹倉温泉の源泉 垂れ流しの湯に浸かりながら、本日の山行を思い巡りました。

国道8号線にでると、火打山や焼山がすぐそこまで迫っており、頸城の山々の迫力を思い知らされ、皆感動に包まれました。また白山系とは違ったダイナミズムを感じました。

帰路はS田さんの水平対向マシーンで15:00高速道路を走り、途中AXさんは下車、丸岡ICに17:45着、自宅18:15着。家族みんなボクの帰りを待ってくれていて、源次郎の同級生も一緒に手巻き寿司パーティーしながらビール一気飲みでいつの間にか記憶を無くしました。今日の山行は雪がとても不安定でしたが、信頼する仲間が居てくれたお蔭で目的を完遂する事が出来ました。

素晴らしい仲間に感謝!そして車内や山でもとても楽しいひと時を過ごせました。同じ趣味や目的を一緒に頑張れる仲間が居ることを、これからも大切にしないといけないなと思ひました。今度はカミさんのリクエストに応え、笹ヶ峰から火打山を目指したいと思ひます!

この辺の過去の記録








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山スキー ビンディング取付け

2023年03月13日 | 山の道具たち
今回は、カミさんのビンディング取付け依頼です。
 手前の板がカミさんの新しい春用の山スキーです。

これからの春用の板です。K2 Wayback88という丁度良い板にビンディングはTECビン!しかもマニアックなPlum社製です。アルミ削り出しの作りにディナフィットと違ったカッコ良さを感じます(機能性も含め)。
 
 トップシートにマスキングテープを貼ってビンディングビスの中心位置を毛書きます。ここが重要!

 
 中心位置にポンチングして専用キリでドリリング!  ビスを打って冷間圧造中

トップシートにマスキングテープを貼って、長軸方向の中心線を毛書き(自作専用工具を用います)、ブーツセンターからセットFT、BCを依頼主の要請で調整します。その後、これら中心にポンチングして、先行孔、二番目、本穴を穿ち、ビスを打って雌ネジの冷間圧造します。

 トゥーピースに靴を取付けてネジを締めます。この際、靴の踵の中心線が板のセンターに来るように調整します。

冷間圧造後、ネジを抜いて、、トップシートの盛り上がりを鑿と面取りドリルで表面を平滑化(板とビンが面と面で密着するために必要な工程)して、ビス孔に2液混合性エポキシを封入して、まずはトゥーピースに靴を付けて、靴のヒールセンターが板の中心に来るように締め付けます。この辺りが職人の技が発揮されるところです。何度も言ってますが、いくら専用の治具等でネジ孔を穿ったとしても、ネジの特性上中心に向かわないため、締め付け順やトルクのかけ具合で、ヒールセンターを調整して締め付けます。
 
 カミさんの新しい靴で!調整中    ヒールピースも完了!LOOKだけど、製造はPULM

 完成しました!昔ながらの回転式ヒールリフター!

この様な工程を経て、板とビンディングが合体します。
滑降モードにしたときに、靴のヒールとビンのピンのみで固定されている状態(浮いている状態)となるので、靴の踵がヒールピースのプレート上に圧着出来る(滑りのダイレクト感が増すと思ひます)様に、ゴムブッシュを取付ける予定。

山スキーは素人ながら、自分で色々カスタマイズできるところが面白い。
普段からいろいろ問い合わせが有りますが、取付け(1セット)に係る費用については3000円相当の現物(お酒とか、お菓子とか)で!それが出来ないときは、材料費として3000円を頂いています。
でも、興味をお持ちの方は是非とも、ご自身でやってみてください!!面白いですよ!(取付けの助言も出来ます)
 雪がだいぶ減って、杉花粉の季節になってきた。これからはストップスノー
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卒業式

2023年03月10日 | ひとりごと
本日、源次郎の通う中学校の卒業式が無事行われました。
 立派に全校生徒の前で答辞を述べました。さすが本番に強い!

今思うと、入学してから3年間・・・武漢肺炎の災禍の中、様々な行事など制限されたけど、体育祭や修学旅行、部活動など中学校生活を楽しんでこれたのも皆先生をはじめ保護者皆のお蔭だと、卒業式に参加して実感しました。
また、源次郎は卒業生代表で「答辞」を壇上で述べましたが、最後の方で源次郎の声が震えだし、感極まって半泣きに成っていました。ボクとカミさん、その他の保護者も、そして卒業生、先生方も半泣き・・・3年間の思ひ出が脳裏に浮かび、この日が来たのだなと、とても感動しました。
いつも家でダラダラしている源次郎ですが、陸上の大会でもキッチリ結果を出す本番に強いと、いつもながら実感しました。
そして入学式の頃は大きかった制服もピチピチに成り、親の背も抜き、大きくなったと実感。皆に感謝です。
 
 大きくなりました!      仲の良い友人と

4月からはボク達親の元から離れます。また元気に勉学に励んでいってくれるとイイです。頑張れ源次郎!!

それにしても・・・3年間はあっという間でした。

今年の春は卒業式に入学式に、引っ越しにと色々忙しくなりそうです。でも山に行くぞ~!

そして、官公庁(もちろん我が家を含め自宅で)で掲げる国旗は、とても素晴らしく、源次郎をはじめ壇上に上がる方々が、一礼して進む姿に、愛国心・愛郷心を無意識ながらも育むというか、意識して大人になってくれていると嬉しく思ひました。
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小白山の俵谷を滑降+α

2023年03月04日 | 山スキー!R05

 小白山から俵谷に滑ったシュプールを登り返して見に行きました

今日は山仲間のAXさんと、カミさん、ボクとで小白山に行ってきました。3:30起床し、AXさんの居る大野市の道の駅に4:00集合して、カミさんのV40ccで石徹白に向かいます。楽しい車内で向かうこと石徹白の駐車場には5~6台の県外ナンバーの車がズラリ。ボク達も準備をして5:30出発です。なんと、AXさんは昨夜岐阜から帰って来てそのまま車中泊したとか。単身赴任していて今日は山スキーした後、自宅に帰るのだそう。
 
 まだ暗いですが、この後すぐに明るくなります    林道には新雪が積もっていました。

 
 ダイレクト尾根東の湿地帯は雪で埋まってました   野伏平から望む野伏ヶ岳

適宜、林道ショートカットしつつ、和田山牧場へは向かわずダイレクト尾根を目指します。振り返るとダイレクト尾根を野伏ヶ岳に登っている登山者が数名見えました(視力:公称値2.0)。そのままトラバース気味に野伏平を登り、橋立峠を過ぎ、その南側のコルを目指します。汗ばむ登りもコルに出ると風が強く寒いのでカッパを着ます。

 野伏平から望む小白山北峰!南峰の本峰は見えません。

AXさんを先頭にラッセルして進みます。さすがはSKIMOの板です。ストライドが大きく、速い!!板の幅が狭いのでトレースが合いませんが頑張ってついて行きます。見上げる空は真っ白な雪と相まって紺碧の様相。
 
 トラバース中は重い雪に、風は無く暑い   峠目指しAXさんブッ飛ばします。


 9:05に橋立峠の南のコルに到着しました。野伏ヶ岳の山頂に登山者が5人

コルに出ると風が強く寒いので合羽を着て小白山北峰を目指します。ここは風の通り道なのでカリカリに成っているところも有るのでスキーアイゼンを装着します。目の前には故郷の山々(経ヶ岳とか赤兎、大長)が望め感動しました。
 小白山北峰に到着です。ここでやっと小白山南峰と、俵谷が望めます。いつ来ても面ツル斜面!

 小白山南峰に向かう途中、滑る斜面(俵谷)を俯瞰しました。美味しそうな斜面です。無木立!

9:25小白山北峰に到着です。ここで本当の小白山を望むことが出来ました。福井県側は斜度も強く危ないので、雪庇の小さなところから岐阜県側の斜面を進みます。雪は安定しており難無く山頂に至ります。
 小白山南峰(本峰)に到着です。まだカミさんがトレースを追って進んでいるのが見えます

そして、9:50全員が山頂に到着!!AXさんはこの山に来るのは初めてだとか。とても嬉しそうでした。ボク達も毎度の山ですが、天気も雪も、展望も良く感動です。山頂でシールを剥がして滑る準備!
 
 滑降前に山頂で記念撮影    枇杷倉山そして背後には荒島岳素晴らしい展望


そして野伏ヶ岳の背後に鎮座する白山が神々しい!

展望を楽しんだ後はお楽しみの滑降です10:05AXさんが雪崩の危険性の評価を行い、その後続々と皆が谷にエントリー。重い雪だったけど、良く滑り快適。無木立なので大斜面で皆でお絵描き!

 雪は重かったけど、良く滑りました。標高差250m滑って登り返しです

 
 このやうな大斜面はこの辺りでは珍しいです   ノートラックです。黄砂や花粉の影響も無く快適
 
 SKIMOの細板のはずだけど、AXさんはグイグイターンして下りてきます。板の性能は関係ないようです。

 
 段々と谷が狭く成り、いいところで切り上げ登り返し   カミさんも新しい板で攻めることが出来たようです。

10:20標高差約250m滑ったところで登り返しとします。小白山北峰ピークへの尾根(杉山からの尾根)を登り返します。
 
 再びシールを貼って登り返し!    日差しが強く日焼け止めを塗りなおしました。

稜線の登りは快適で、北峰への雪庇も張り出しておらず、山頂へ。この後、冒頭の写真にあるように、再び南峰に向かい、シュプールを見学しに行きました。ノートラックの斜面にボク達のシュプール!これが有るから山スキーはやめられない!!10:55北峰のピークで風防テーブル作って昼飯です。白山を拝みながらのラーメンは美味しい!そして11:40橋立峠の南コル目指しひと滑り!そしてここから野伏平へ向けひと滑り!まだまだ楽しい斜面が続きます

 小白山をバックに昼飯!白山がいつまでも白く輝いていました。感激!

 
 橋立峠南コル目指しひと滑り!   雪質もずっと良かった


 橋立峠の南のコルからも快適バーンを滑降!ここも広い

 
 この後ブッ飛ばしすぎてAXさん前方宙返りして転倒   野伏平へ向けてGO!!

 
 野伏平からダイレクト尾根まで登り返し無く滑ります   橋の所まで滑ることが出来ました。

ダイレクト尾根を越した後は林道目指し滑降。その後の林道はオートクルーズでブッ飛ばし、12:45に駐車場に到着しました。そして単身赴任から自宅になるべく早く帰りたいと言うAXさんの要望通り、速く帰還できました。

今日は、朝の駐車場の車の多さから、今日も野伏ヶ岳は多くの登山者で賑やかだったと思ひますが、小白山はボク達3人のみの貸し切り状態で、とても静かな山を堪能できました。いつ来ても俵谷は最高です。もちろん沢登りでの俵谷も良いです!


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