山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

福井山岳会70周年記念

2010年07月19日 | 沢登り2
昨日、今日(7月18・19日)はカミさんと沢登りに行ってきました。
場所は白山の「大白水谷」です。久しぶりに夫婦での沢登り!自分達の気の向くままの山行です。
そして下界の猛暑から逃れるべく雪渓の雪解け水で冷却された沢の水を浴び震えながら登ってきました。ちなみに今回の山行は、源次郎を両親に預けて行きました。元保育士である母に任せれば源次郎のことは大丈夫!!って自分勝手な言い訳をしながら一路平瀬に向かいます。(自宅発5:00)
7:20に大白川ダムの駐車場に到着。最近若者の登山ブームなのか、スパッツにスカートといった多くの女の登山者を目撃する。
装備をパッキングしていざ出発!大白水谷に入る(7:45)。温泉が含まれているのか河床の岩や石は白く塗られている。水は冷たく水量は先日の多雨の影響を受けてか増水しているようだ。右に左にと流れを横断し遡る。転法輪谷との二俣を左にとり大白水谷に入る。徐々に冷気を伴ったゴルジュになり、行く手を幾つもの巨大な躯体を顕にした雪渓が防ぎ構えている。微妙なバランスで異様な形状で立ち塞ぐものや、内部に雨を降らせ構えているものなど様々。なるべく潜らないよう、雪渓ギリギリのところを高巻いたり、泥壁を微妙なバランスでクリアしたり、ロープ出して確保して高巻くものなど様々。
 
 本当は潜りたくないんだけど・・・(トンネルの中にボクが居るよ)             カミさん雪渓をクリア!

そして雪渓に寄り添うように5m滝が有り、これをクリアすると、今日の核心部の30m大滝が飛沫を吹き上げ流下している。ここは落ち着いて左壁を攀じる。ハーケンやカムを使い快適に登る事が出来た。高度感はあるけど難易度は低い。次に2段15mの滝は1段目をフリーで、2段目は微妙なスタンスで草付きに突入。念のためロープ使用。
 
 姿を現したこの沢の中で一番大きな大滝!水量多いみたい・・・              その滝を攀じるボク!

 
 その大滝を攀じるカミさん                               次の2段滝も意外に難しそう・・・。かな

これを過ぎると5m程度の滝が心地よいタイミングで連続する。雪渓や水量もあり要所でロープを出す。東側に伸びるこの沢は泉質が含まれ、太陽に照らされ白々しい明るい渓相をもつ。陰湿なものは感じない快適な谷だ。それにしても雪渓が多く、気を付けて歩いていたはずなのに、気温の上昇も伴ってか雪上を歩くやいなや「ズドン」と崩れた。ボクはセーフだったけど、この音にビビった後続を歩くカミサンが釜の中に落ちた。う~む雪渓って怖いな。
 
 続々現れるがいずれも簡単!気持ちイイ~!    これは左岸の岩峰状を攀じる。簡単!

  青空と滝!イイ感じだね~明るい沢だな~。

そうこうしながら楽しく歩き、13:00過ぎ1800m付近の二俣のビバーク地点に到着。ここで平滑な石を敷きツエルト(ドーム型)を設営する。もちろん焚火の薪を確保するために鋸を片手に集める。陽光も西に傾き辺りが暗くなりだし晩飯と酒とファイヤーで本日のフィナーレ!夜は吹き下ろす雪渓からの冷たい風!天然クーラーいや冷凍庫だね!
 
 日中は陽だまりに遊び                          夜は満天の天の川を見て焚火でファイヤー!

 翌朝は鳥達と一緒に朝日を待つ。

翌朝、式典が11時大汝峰であることから4:00起床とし目覚める。東の空は茜色に染まっている。御来光は尾根の向こうらしく、この位置からは見えない。焚火をして体を温め食事の準備にかかる。ツエルト撤収などをし、5:30出発だ。最初は幾つか小さな滝が有るのみで、後は断続的に雪渓が伸びている。気がつけばかなりの標高に達し、背後に北アルプスの雄峰が雲の上に浮かんでいる。そして右に白山主峰が望め、カンクラ雪渓の進路を北にとり主峰の岩場というか瓦礫を攀じり山頂着。山頂にいた一般登山者は変な方向から現れた変てこな汚らしい風情のボク達をみて少し驚いていたようだった。
でもその中に、「ゲンちゃん?」と歩み寄ってきたのは勝山のI村くん夫婦。まさかこんな所でお会いするとは~!ビックリな出合いでした。
 
 雪渓から藪漕ぎ+岩場で山頂を目指す。                 山頂にて記念撮影。もちろん山頂祠でお参り!

 
 大汝から見た御前峰と剣ヶ峰!大汝は久しぶりに登った。            12:40頃に山岳会の皆と集合写真!他に来れなかったメンバーがいて残念

お池巡りをしてのんびり翠ヶ池等の風情を満喫しながら大汝峰に向かう。10:00山頂にはこの記念行事担当のK尾さんがいた!K尾さんは、昨日昼ごろ市ノ瀬を出発し、釈迦新道の路上でツエルトを被って一夜を過ごしていると夜行性の野生動物がぶつかってきたとか。何事にも動じない心臓である。
待つ事暫し、次々と山岳会会員が山頂にやってくる。馬狩から北縦走路を辿ってやってきた会長(81歳)を含むメンバーや、越前禅定道、釈迦新道、平瀬道、別山市ノ瀬道、砂防新道など様々。でも目附谷チームと転法輪谷メンバーが合流できなかったのは残念・・・。先輩後輩のメンバーといろいろ歓談し、K尾さんから冷たいクリームぜんざいを馳走になり、坪ちゃんD道さんチームが担ぎ上げてきたスイカの大玉を山頂で切りみんなでたべました。最後に記念撮影をし、ここで再び別ルートで帰る皆と別れ帰路につきました。途中、カンクラ雪渓付近で装備解除している転法輪谷メンバーの金沢のネーにばったり登山道で会い、ビックリ!山頂で会えなくて残念だったね・・・。
ボクはもう入会して早や9年目。今日は福井山岳会の70周年の記念行事に参加することが出来、その歴史を感じる事が出来ました。次は80か・・・そんときどうなっているんだろう
 大汝峰にて(左からカミさん、坪ちゃん、ボク、D道さん)
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経ヶ岳

2010年07月10日 | 山登り
昨日(7/9金)にいつものように職場の山登り同好会で勝山の秀峰の一つ「経ヶ岳」に登りました。
朝、中の平避難小屋に一台車を回しといて、保月山中継所の展望台からスタートです。9:55発
天気は曇り。でも暗雲が少しづつ垂れこめる中、風も冷たく快適に登ります。
後続を待ちながらゆっくりペースで登り、杓氏ヶ岳、中岳、切窓を越え、経ヶ岳は昔は火山だった名残を眺めつつ最後の激登りを登り切り、11:50山頂着。
  経ヶ岳山頂で記念撮影!

山頂でみんなの湯を沸かしラーメンを作っていると、天候は一気に様変わり!遠くで雷鳴がし、さっきまでの鳥瞰がどこへやら・・・ガスに包まれ視界は50m程か。雨も降りだし慌てて合羽を着て出発!
帰りは北岳、法恩寺山を経由して下山する。でもそのコースが藪が繁茂し掻き分けながら進む事に。場所によっては背丈以上になり、足元のえぐれた登山道の名残を探しながら、風雨に晒され進みました。沢登りの藪漕ぎと違い楽ではあったけど、泥の沼にはまったりと色々アクシデントも有り皆で楽しく藪漕ぎをしました。
 
 藪漕ぎも山登りには大切な技術!               法恩寺山で再び記念撮影!やっと雨が上がった!!

この法恩寺山~北岳間は7年ほど前に登山道の草刈りをしたんだけど、このまま整備されずいると、大長山~取立山のようになってしまうと思いました。
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大雨?の中、沢登りに・・・

2010年07月04日 | 沢登り2
昨日(7/3土)は朝から物凄い雨が降り続き、家の周りの河川や用水路はドウドウと越水せんばかりに流れていた。
でも、翌日は沢登りに行ってきました。
本当はこんな日に沢登りに行くのは自殺行為かな!?とおもいつつ、土曜日にK尾さんに「クライミングセンターでトレしようか?」と打診するが、K尾さんの意思は固い。「明日は降らない」との一点張り。ボクも増水した方がいつもと違って楽しいかな!?と思い、朝6時に大野市に集合し、いざ笹生水系の沢に行ってきました。今回はK尾、O橋、ボクの3人です。
 
 雨や飛沫に濡れ登ったよ!  やっぱし沢登りは面白いね!!

道路を走ると、中島公園では温見方面は完全通行止めの電光掲示板が表示され、ゲートも閉鎖!でも笹生水系はバリケードしてあるが、その間をすり抜け向かう。途中、国土交通省かの巡視車両とすれ違うが、何か言いたげだったけど、何もお咎めを言われなかったのでそのまま走る事に。
そして7時、蠅帽子川の橋のたもとに車を停めた。笹生川は激流と化し渡渉は困難なので、下流の橋を渡り今日の目的とする「鍋又谷」に入った。
入渓するも明らかに増水していて、流れの端に生えている草がなぎ倒されている。こりゃ気を引き締めて行かんと・・・
この谷は流程が短いはずなのに・・・もう雨は小康状態なのに増水はつづく。
でもこの谷は滝が多く遡行するボク達の心はワクワクドキドキ!小さい滝でも迫力満点!滝壺は白色でなく、どことなく茶色している。
難しい滝は無いが、うち2回ザイルを出して登った。雨は休むことなく降り続くが、ふと背後を振り向くと笹生川右岸の尾根が雲の下に浮かぶ。よし!今日は天気もちそうだ!!尾根に向け藪漕ぎすること20分くらいで山頂の尾根に到着。そこからシャクナゲや檜の密生する尾根、JPを過ぎ、11:20鍋又山に到着!三角点も発見できたしラッキー!!
 
 シャワークライミングはこの時期とても気持ちイイね!

 
 蒸し暑い下界に比べ、沢はとても涼しかったよ。

 
 稜線に出るとガスの中から山頂が見えてきたよ!     山頂で記念撮影

長居は不要。ラーメン食べて下山する。当初は中ノ水谷に下降する予定だったけど、さすがに流程の長いこの沢はまだ水量が多く困難と思い、もと来た沢を辿って下りる事になった。帰りは登った谷を下りるだけ。懸垂も5~6回交えズッコケながら楽しく下りました。
今日の山行は、大雨警報!?注意報!?が出る中登ったわけだけど、楽しかった。
水量の多い沢はとても迫力あるし、充実感があるね。中止にしなくて良かったよ!
 下りは注意して下りようね!
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冬の準備

2010年07月02日 | ログハウス
今、季節は夏真っ只中!!でも冬に向けて今のうちに、やっとかないといけない仕事があります。
それは・・・「燃料の確保」です。
 
 雨に濡れ、薪になるのを待つ元木。このまま放置しておくと様々な虫達の住みかとなります。    玉切りした元木と借りてきた薪割り機

家の暖房に用いる燃料は「薪」なので、燃料を確保するには、元木の確保そして玉切り、割り、乾燥といった行程を行う必要があります。これがけっこう大変・・・
暖かく、雰囲気のある薪ストーブで暖をとるんだったらこれくらいの労働をやらなきゃ薪ストーブオーナー失格!と自分に喝をいれながら頑張っています。
確かに、スイッチオンの電気や輸送、取り扱いに便利な灯油ならお金を出せば購入できますが、薪の確保はいろいろ大変です~。
ホームセンターとかで販売されているのを買えばいいじゃない!?と言われればそれでおしまいだけど、とっても高く手が出ないと同時に、バカらしいというのが本音。
 
 薪割り機でジャンジャン割ります。暑いのでビールを飲みながら・・・         その破壊力に惚れ惚れ・・・薪で車も出れなくなりました。

今回は前回の超高品質の楢の元木でなく、欅(ケヤキ)が主体です。ケヤキは割りにくく、節が噛んでいているものは普通の薪割り機では割れないので、いつも使っている剪断力8tは使わず、知り合いから借りてきたアメリカ製の20tタイプの薪割り機を使いました。エンジンの排気量も大きく、油圧シリンダーの大きなそれは、どんなものでも一刀両断!斧と違って繊維に沿ってスパッと切るのではなく、無理やり繊維の方向関係なしに切断するので切断面は荒く毛羽立っています。でもこれで切られた薪は冬の大切な燃料。一輪車に積み薪小屋に何度も往復しました。
家にある薪小屋は3棟あるんだけど、今まで貯木したのも含め、全て満杯となりました。これで安心!3年分くらいのストックは有るよ!
最近、薪ストーブオーナーが増えてきたのでタダで薪をゲットするには厳しい環境となりましたが、その争奪戦に負けず、いろんなテクニックを使って薪を集めるぞ~!!
それにしても最近自宅を新築する際に薪ストーブを導入する家を多く見かけるが、みんなどうやって確保しているのか気になるな~。まさか殆ど火を入れられずにインテリアの一つになっていたりして・・・。
コメント (4)
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