昨日、今日(7月18・19日)はカミさんと沢登りに行ってきました。
場所は白山の「大白水谷」です。久しぶりに夫婦での沢登り!自分達の気の向くままの山行です。
そして下界の猛暑から逃れるべく雪渓の雪解け水で冷却された沢の水を浴び震えながら登ってきました。ちなみに今回の山行は、源次郎を両親に預けて行きました。元保育士である母に任せれば源次郎のことは大丈夫!!って自分勝手な言い訳をしながら一路平瀬に向かいます。(自宅発5:00)
7:20に大白川ダムの駐車場に到着。最近若者の登山ブームなのか、スパッツにスカートといった多くの女の登山者を目撃する。
装備をパッキングしていざ出発!大白水谷に入る(7:45)。温泉が含まれているのか河床の岩や石は白く塗られている。水は冷たく水量は先日の多雨の影響を受けてか増水しているようだ。右に左にと流れを横断し遡る。転法輪谷との二俣を左にとり大白水谷に入る。徐々に冷気を伴ったゴルジュになり、行く手を幾つもの巨大な躯体を顕にした雪渓が防ぎ構えている。微妙なバランスで異様な形状で立ち塞ぐものや、内部に雨を降らせ構えているものなど様々。なるべく潜らないよう、雪渓ギリギリのところを高巻いたり、泥壁を微妙なバランスでクリアしたり、ロープ出して確保して高巻くものなど様々。
本当は潜りたくないんだけど・・・(トンネルの中にボクが居るよ) カミさん雪渓をクリア!
そして雪渓に寄り添うように5m滝が有り、これをクリアすると、今日の核心部の30m大滝が飛沫を吹き上げ流下している。ここは落ち着いて左壁を攀じる。ハーケンやカムを使い快適に登る事が出来た。高度感はあるけど難易度は低い。次に2段15mの滝は1段目をフリーで、2段目は微妙なスタンスで草付きに突入。念のためロープ使用。
姿を現したこの沢の中で一番大きな大滝!水量多いみたい・・・ その滝を攀じるボク!
その大滝を攀じるカミさん 次の2段滝も意外に難しそう・・・。かな
これを過ぎると5m程度の滝が心地よいタイミングで連続する。雪渓や水量もあり要所でロープを出す。東側に伸びるこの沢は泉質が含まれ、太陽に照らされ白々しい明るい渓相をもつ。陰湿なものは感じない快適な谷だ。それにしても雪渓が多く、気を付けて歩いていたはずなのに、気温の上昇も伴ってか雪上を歩くやいなや「ズドン」と崩れた。ボクはセーフだったけど、この音にビビった後続を歩くカミサンが釜の中に落ちた。う~む雪渓って怖いな。
続々現れるがいずれも簡単!気持ちイイ~! これは左岸の岩峰状を攀じる。簡単!
青空と滝!イイ感じだね~明るい沢だな~。
そうこうしながら楽しく歩き、13:00過ぎ1800m付近の二俣のビバーク地点に到着。ここで平滑な石を敷きツエルト(ドーム型)を設営する。もちろん焚火の薪を確保するために鋸を片手に集める。陽光も西に傾き辺りが暗くなりだし晩飯と酒とファイヤーで本日のフィナーレ!夜は吹き下ろす雪渓からの冷たい風!天然クーラーいや冷凍庫だね!
日中は陽だまりに遊び 夜は満天の天の川を見て焚火でファイヤー!
翌朝は鳥達と一緒に朝日を待つ。
翌朝、式典が11時大汝峰であることから4:00起床とし目覚める。東の空は茜色に染まっている。御来光は尾根の向こうらしく、この位置からは見えない。焚火をして体を温め食事の準備にかかる。ツエルト撤収などをし、5:30出発だ。最初は幾つか小さな滝が有るのみで、後は断続的に雪渓が伸びている。気がつけばかなりの標高に達し、背後に北アルプスの雄峰が雲の上に浮かんでいる。そして右に白山主峰が望め、カンクラ雪渓の進路を北にとり主峰の岩場というか瓦礫を攀じり山頂着。山頂にいた一般登山者は変な方向から現れた変てこな汚らしい風情のボク達をみて少し驚いていたようだった。
でもその中に、「ゲンちゃん?」と歩み寄ってきたのは勝山のI村くん夫婦。まさかこんな所でお会いするとは~!ビックリな出合いでした。
雪渓から藪漕ぎ+岩場で山頂を目指す。 山頂にて記念撮影。もちろん山頂祠でお参り!
大汝から見た御前峰と剣ヶ峰!大汝は久しぶりに登った。 12:40頃に山岳会の皆と集合写真!他に来れなかったメンバーがいて残念
お池巡りをしてのんびり翠ヶ池等の風情を満喫しながら大汝峰に向かう。10:00山頂にはこの記念行事担当のK尾さんがいた!K尾さんは、昨日昼ごろ市ノ瀬を出発し、釈迦新道の路上でツエルトを被って一夜を過ごしていると夜行性の野生動物がぶつかってきたとか。何事にも動じない心臓である。
待つ事暫し、次々と山岳会会員が山頂にやってくる。馬狩から北縦走路を辿ってやってきた会長(81歳)を含むメンバーや、越前禅定道、釈迦新道、平瀬道、別山市ノ瀬道、砂防新道など様々。でも目附谷チームと転法輪谷メンバーが合流できなかったのは残念・・・。先輩後輩のメンバーといろいろ歓談し、K尾さんから冷たいクリームぜんざいを馳走になり、坪ちゃんD道さんチームが担ぎ上げてきたスイカの大玉を山頂で切りみんなでたべました。最後に記念撮影をし、ここで再び別ルートで帰る皆と別れ帰路につきました。途中、カンクラ雪渓付近で装備解除している転法輪谷メンバーの金沢のネーにばったり登山道で会い、ビックリ!山頂で会えなくて残念だったね・・・。
ボクはもう入会して早や9年目。今日は福井山岳会の70周年の記念行事に参加することが出来、その歴史を感じる事が出来ました。次は80か・・・そんときどうなっているんだろう
大汝峰にて(左からカミさん、坪ちゃん、ボク、D道さん)
場所は白山の「大白水谷」です。久しぶりに夫婦での沢登り!自分達の気の向くままの山行です。
そして下界の猛暑から逃れるべく雪渓の雪解け水で冷却された沢の水を浴び震えながら登ってきました。ちなみに今回の山行は、源次郎を両親に預けて行きました。元保育士である母に任せれば源次郎のことは大丈夫!!って自分勝手な言い訳をしながら一路平瀬に向かいます。(自宅発5:00)
7:20に大白川ダムの駐車場に到着。最近若者の登山ブームなのか、スパッツにスカートといった多くの女の登山者を目撃する。
装備をパッキングしていざ出発!大白水谷に入る(7:45)。温泉が含まれているのか河床の岩や石は白く塗られている。水は冷たく水量は先日の多雨の影響を受けてか増水しているようだ。右に左にと流れを横断し遡る。転法輪谷との二俣を左にとり大白水谷に入る。徐々に冷気を伴ったゴルジュになり、行く手を幾つもの巨大な躯体を顕にした雪渓が防ぎ構えている。微妙なバランスで異様な形状で立ち塞ぐものや、内部に雨を降らせ構えているものなど様々。なるべく潜らないよう、雪渓ギリギリのところを高巻いたり、泥壁を微妙なバランスでクリアしたり、ロープ出して確保して高巻くものなど様々。
本当は潜りたくないんだけど・・・(トンネルの中にボクが居るよ) カミさん雪渓をクリア!
そして雪渓に寄り添うように5m滝が有り、これをクリアすると、今日の核心部の30m大滝が飛沫を吹き上げ流下している。ここは落ち着いて左壁を攀じる。ハーケンやカムを使い快適に登る事が出来た。高度感はあるけど難易度は低い。次に2段15mの滝は1段目をフリーで、2段目は微妙なスタンスで草付きに突入。念のためロープ使用。
姿を現したこの沢の中で一番大きな大滝!水量多いみたい・・・ その滝を攀じるボク!
その大滝を攀じるカミさん 次の2段滝も意外に難しそう・・・。かな
これを過ぎると5m程度の滝が心地よいタイミングで連続する。雪渓や水量もあり要所でロープを出す。東側に伸びるこの沢は泉質が含まれ、太陽に照らされ白々しい明るい渓相をもつ。陰湿なものは感じない快適な谷だ。それにしても雪渓が多く、気を付けて歩いていたはずなのに、気温の上昇も伴ってか雪上を歩くやいなや「ズドン」と崩れた。ボクはセーフだったけど、この音にビビった後続を歩くカミサンが釜の中に落ちた。う~む雪渓って怖いな。
続々現れるがいずれも簡単!気持ちイイ~! これは左岸の岩峰状を攀じる。簡単!
青空と滝!イイ感じだね~明るい沢だな~。
そうこうしながら楽しく歩き、13:00過ぎ1800m付近の二俣のビバーク地点に到着。ここで平滑な石を敷きツエルト(ドーム型)を設営する。もちろん焚火の薪を確保するために鋸を片手に集める。陽光も西に傾き辺りが暗くなりだし晩飯と酒とファイヤーで本日のフィナーレ!夜は吹き下ろす雪渓からの冷たい風!天然クーラーいや冷凍庫だね!
日中は陽だまりに遊び 夜は満天の天の川を見て焚火でファイヤー!
翌朝は鳥達と一緒に朝日を待つ。
翌朝、式典が11時大汝峰であることから4:00起床とし目覚める。東の空は茜色に染まっている。御来光は尾根の向こうらしく、この位置からは見えない。焚火をして体を温め食事の準備にかかる。ツエルト撤収などをし、5:30出発だ。最初は幾つか小さな滝が有るのみで、後は断続的に雪渓が伸びている。気がつけばかなりの標高に達し、背後に北アルプスの雄峰が雲の上に浮かんでいる。そして右に白山主峰が望め、カンクラ雪渓の進路を北にとり主峰の岩場というか瓦礫を攀じり山頂着。山頂にいた一般登山者は変な方向から現れた変てこな汚らしい風情のボク達をみて少し驚いていたようだった。
でもその中に、「ゲンちゃん?」と歩み寄ってきたのは勝山のI村くん夫婦。まさかこんな所でお会いするとは~!ビックリな出合いでした。
雪渓から藪漕ぎ+岩場で山頂を目指す。 山頂にて記念撮影。もちろん山頂祠でお参り!
大汝から見た御前峰と剣ヶ峰!大汝は久しぶりに登った。 12:40頃に山岳会の皆と集合写真!他に来れなかったメンバーがいて残念
お池巡りをしてのんびり翠ヶ池等の風情を満喫しながら大汝峰に向かう。10:00山頂にはこの記念行事担当のK尾さんがいた!K尾さんは、昨日昼ごろ市ノ瀬を出発し、釈迦新道の路上でツエルトを被って一夜を過ごしていると夜行性の野生動物がぶつかってきたとか。何事にも動じない心臓である。
待つ事暫し、次々と山岳会会員が山頂にやってくる。馬狩から北縦走路を辿ってやってきた会長(81歳)を含むメンバーや、越前禅定道、釈迦新道、平瀬道、別山市ノ瀬道、砂防新道など様々。でも目附谷チームと転法輪谷メンバーが合流できなかったのは残念・・・。先輩後輩のメンバーといろいろ歓談し、K尾さんから冷たいクリームぜんざいを馳走になり、坪ちゃんD道さんチームが担ぎ上げてきたスイカの大玉を山頂で切りみんなでたべました。最後に記念撮影をし、ここで再び別ルートで帰る皆と別れ帰路につきました。途中、カンクラ雪渓付近で装備解除している転法輪谷メンバーの金沢のネーにばったり登山道で会い、ビックリ!山頂で会えなくて残念だったね・・・。
ボクはもう入会して早や9年目。今日は福井山岳会の70周年の記念行事に参加することが出来、その歴史を感じる事が出来ました。次は80か・・・そんときどうなっているんだろう
大汝峰にて(左からカミさん、坪ちゃん、ボク、D道さん)