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横須賀基地から来たK村クン。息子と一緒に搗いてます。(フルマラソン2時間40分だそうです。凄いなぁ)
今日は30日!田舎では、ほとんどの家で毎年行われる伝統!?恒例の行事である
餅搗き
を行いました。
我が家の分、そして兄妹家族、親戚、そして友達家族の分まで搗く事になり、これまで最高の12臼分を搗く事になりました。
一つの竈で12個の蒸篭を蒸したんじゃ間に合わないので、近所から羽釜と蒸篭を借りて2箇所の竈で蒸し上げ搗く作戦となりました。でも結局9時に始めたものの、終わったのは14時過ぎ…。後片付けを入れるとまる一日かかりました…。
毎年恒例の行事で仕方ないが、いつになく慌ただしくも楽しい一日となりました。
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火遊び!?竈の番をする源次郎! 今年は12臼搗くので竈は2基態勢で蒸し上げます
大人は12人に対し、小学生以下の子供達は14人も集まり、我が家は保育園かと思うくらいの人の数でした。
幸い天気も良く子供達は庭や畑、田んぼの畦で走りまわったりと遊ぶ事が出来、仕事もいくばくかスムーズに進んだと思います。(邪魔にならなかったので…ケンカして泣く子供もいたけど)
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子供たちにも搗いてもらいます。源次郎も安心して見てられます。 しかし主力は大人です!
蒸し上がった熱い蒸篭の中の餅米を回転式の餅つき機に投入し、機械で7割方搗けた後、臼に投入し、ここから杵でガシガシ搗き上げます。我が家の周りでは普通に行われるこの年末の行事、都会に住む方々等にとっては新鮮で珍しい光景なんだそうです。正月は雑煮を食べないとね!
餅搗きの「臼取り」は母など女性陣が行い、杵で搗くのは男衆、そして子供達です。「臼取り」と息を合わせ心地よいリズムで搗き上げ、丸餅を作る機械の中に投入し、ハンドルを回すと棒状の餅が出てきます。これを切って丸餅を作り、皆で一つづつ捏ねて丸く成型し、モロ蓋に整然と並べます。
店で売っているものと違い、形や大きさは微妙に違い見ていて面白い。たまに小さな木の破片が混入しているのも見受けられる。子供達は手をちゃんと洗ったんだろうか!?など衛生上問題のある、異物混入の可能性のある、この真っ白な餅を見ると、もうすぐ正月だなぁといった風情が漂います。昔から続くこの伝統というか習慣を続ける事の意義がここに有るんだろうなぁと改めて実感。
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手動式の丸餅成型機!?に入れハンドルを回すと棒状の餅が出てきます。 それをカットして皆で丸く捏ねます。温かくて気持ちいいです。異物が入ってたら、それは大当たり!です。
そして中休みにひと臼、オロシ餅やきな粉餅、あんこ餅等にして搗きたての餅を食べます。ヤッパシ搗きたての餅は美味しい!更に家で漬けた様々な種類の漬物も一緒に食べ、そしてビールも…。
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オロシ餅をはじめ色んな餅を作ります。 14人も子供がいればあっという間にひと臼分の餅が…消えて無くなります
その後も、延々と丸餅や延し餅(豆餅)を作り続け、今年も餅搗きが終了しました。最近、各家庭で餅搗きを行う風習が廃れつつあるのか、その反動で我が家では年々搗く数が増えつつあります。子供たちにはこの伝統行事を体験させてやり、次へと受け継いでいって欲しいなと思う反面、準備などいろいろ面倒なところもあり、両親や兄妹がいるから毎年続けられるのかなぁなんて思いました。
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モロ蓋には様々な餅が。もちろん大きな鏡餅も作りました。年々大規模になりつつある我が家の餅搗き…来年はもうちょっと地味にやりたいな。
まぁ、一先ず平成27年を締め括る田舎の行事が終わったという感じです。来年も仕事に山に趣味に頑張っていきたいと思ひます。今年もありがとうございました!!