山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

猫岳で猫に再会!?

2008年11月24日 | 山スキー!H20
昨日の11/23はいつもの福井山岳会と、カミさんの職場の人たちと「猫岳」に行ってきました。カミさんの実家の猫が死んでから早や数年、猫にちなんだ名を持つこの山に登ってカミさんは「昔飼っていた猫」に再会してきました!?。
朝3:00大野市の某所に集合し、K尾さんの車に荷物を詰め込み出発です。朴の木平スキー場の駐車場で一人と合流し、いつもスカイラインのいつものところから出発です。5:20
本当は牧場から行きたかったけど、雪が少なかったのでここからの出発となりました。
前日に名人が入っていたお陰で、新雪のつもった道には一条のトレールがしっかりと刻み込まれており、忠実に辿りました。(所々そこを離れショートカットしながらです)
名人に感謝!!
9:00猫の小屋跡に到着。だんだんと天候は下り坂ななってきます。でも時々日が差したときに写りだされる樹氷というか雪を覆った木々の寒々とした姿に感動!冬山の佇まいですね!!
靴擦れでスピードの落ちた後続を待ちながら先を進みます。

 
 夫婦松手前の広場での敏さんとカミさん     ショートカットも雪が少なく難儀します

 
 猫の小屋跡!なくなって寂しいな~    寒々としたこの感じがイイね~
 
夫婦松を過ぎ黙々と歩きます。だんだんと吹雪いてきて合羽を着て歩くのにちょうど良い体感温度になってきた。いつもなら大崩山との間を登るのですが、まだ雪が少ないので(標高2400m)猫岳北西の尾根に取り付きます。これが良かった!顕著な尾根で吹雪の中でも方向を見失うことなく、コンパスで方向を確認しながら登るといつの間にか山頂着です。やったね!(根雪が安定しておらず、深みにハマりながらのラッセルでした!)
ここでみんなで記念撮影し、シールを剥がし方向を確認して滑り降ります♪
新雪のパウダー!超気持ちイイです。あぁ来てよかった
 
 やっと道を離れ尾根に取り付きます      吹雪いてくるけど山頂はもうちょい!K尾さんとカミさん

 
 山頂でみんなと集合写真です      方向を定め滑り降ります!カミさんと敏さん

あっと言う間に道に出ました。吹き溜まりのところにスコップでいつもの風防をつくりランチタイム♪
みんなとじっくり話することが出来ました。
昼食の後は、ボブスレーの如く道に刻まれたトレールをかっ飛ばすのみ!チュンナップしたての板はすこぶる良く滑り、新雪の上にシュプールを刻みながら快適に滑りました~!
そして車のところに到着!楽しかったな~
 
 山スキーの醍醐味!といえばパウダーでしょう~滑降距離は少なかったけど満足しました。

 道に刻まれたトレールをかっ飛ばすのも超大好きです!

帰りは温泉に浸かって、K尾さんの運転する姿を横目にアイスを頬張りながら皆で歓談しながらいつものように楽しい車内で帰りました。
そしてカミさんは数年前に死んだ「猫」に山頂で会えたようです!?(本当かな?)

この日、山頂に至ったパーティーはボク達だけで、静かな山行となりました。
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今シーズン初滑り!

2008年11月05日 | 山スキー!H20
秋になると恒例の薪集めに奔走していて、忙しい・・・チェンソー持って山に入って樹を切り倒し、玉切りして斜面を落とし、回収し、軽トラックに積んで家に持って帰り、薪割して、薪小屋に入れるといった事を黙々とやっています。おかげで3年分は確保できたはずです。しかも全て楢種の高級薪!
でも、今日は違いました。
天気予報は快晴!!そしてメーリングリストのYASUHIROさんの報告によると、11月2日には白山で山スキーをしたとの事。こんなイイ日に仕事なんかやってられるか~ということで、ボクも初滑りに行ってきました。

朝3:00起床しワゴンRにスキーや装備を詰め込みいざ白峰に。市ノ瀬ゲートを過ぎ別当出合手前の駐車場に着くと2台の車が既に駐車してあり、そのうち1台が見覚えのある車だ。YASUHIROさんが既に登っているらしい。慌ててパッキングを済ませ、山スキーと兼用靴をザックに付けて4:34出発!
 
 別当谷に架かる吊橋              弥陀ヶ原からの白山

ヘッデン点けて黙々と歩く。靴はプラブーツなのでなかなかペースが上がらない。中飯場手前で登山者を抜き、6:11甚之助避難小屋に着くころには周りはようやく明るくなりだす。初雪を冠った別山がとってもキレイ。斜面に目をやると単独行の山スキー屋さんが登っているのが見える。
作ってもらったおにぎりを口に詰め込み、ザックから山スキーを解きシールを貼って、兼用靴に履き替え、プラブーツをベンチの下にデポして出発する。
黒ボコの急登に取り付き登っていると、観光新道方面の斜面を登っている人影を発見!YASUHIROさんであることは間違いない。黒ボコに出た時には、抜いていたのでそのまま山頂を目指す。青空というか紺碧の空に映える白山が神々しい。「やっぱ白山サイコー」
斜面はクラストしていてスキーアイゼン無しではアブナイ。慎重に登り、8:03白山山頂に到着!いつものやうに三角点にタッチして祠でお参り。今日も無事登れました(^^)
そしてYASUHIROさん到着!昨年の11月もここでお会いしましたね♪と色々話が盛り上がる。一緒にスキーご一緒させてもらってイイですかと言うと、快諾してくれました。
 
山頂で記念撮影♪         頂上直下のガレガレ斜面を滑る

 
 師の滑り! 頂上下の広大バーンが最高でした(^^)

 
ボクの滑り         観光新道下にもイイ斜面があります!

山頂で記念撮影し、「ここから滑り降りるよ」と言われ目が点・・・岩がゴロゴロじゃないですか~でも、頂上直下のそこさえ過ぎれば後は快適バーンが続く。お互い写真を撮りながら滑る。
クラストした斜面はスピードが出て快適。岩も隠れている。
しかし・・・黒ボコ岩登り口の基部からトラヴァースるーとを辿り甚ノ助避難小屋までが試練だった。トラヴァースはスピードが出るうえ、細かいカーブも有るし、しかも岩や石がそこかしこに顔を出している。異音や石の上に乗った感触を感じつつ、先行く師を追って滑る。なんであんなにブッ飛ばせるのだろう!?
甚ノ助小屋下の広場に到着し、ホットする。既に師は後片付けのパッキングをしていた。ボクも遅れないよう急いでパッキングする。板を見ると裏は無数の傷でズタボロ・・・今までチュンナップしたことのない板だけど、これは致命傷だ。今年こそチュンナップしなくては。
下山路は楽しく世間話や家族の事、山の話などを話しながら、後から登ってくる登山者から「もう白山に登ってきたの!?」とか「スキーできたの!?」とか訊かれながら、下りました。
別当出合はポカポカ陽気で紅葉がとてもキレイでした。

久しぶりにYASUHIROさんと話をして、今までの山行もさることながら、エネルギッシュで、いつまでも青春している人だなと実感しました。ボクもそんなふうになりたいな~と憧れてしまいました。
「山登りは青春だ~!!」
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やっぱ白山だね~最高!

2008年05月01日 | 山スキー!H20
今日は河村くんと白山に行ってきました。
ゴールデンウイークということで、「福井にしばらくいるので是非どっか行きましょうとの事!」
「じゃぁ白山に行きましょう!」
彼とは昨年11月に白山に山スキーに行った以来。今日も白山はボク達をあたたかく迎えてくれました。
朝4:00ボクん家に集合し、軽トラックにボクのMTBとカミさんのMTB、スキー等の装備を詰め込み市ノ瀬に向かいます。市ノ瀬ゲートから別当出合までの6kmの区間ペダルを漕ぎ続けます。さすが河村くん!先週のフルマラソンで3時間を切るツワモノ!グイグイ漕いで行きます
5:30に出発し30分足らずで別当出合に到着。
 
白いカモちゃんにばったり!      河村くんも景色を堪能しながら登ってます~
 
ここからは中飯場まで歩き、ここからシール登高となる。河村くんは初めての山スキー(ゲレンデでは練習していたらしい)だったのか、ぎこちなく、危なっかしかったけど、いつの間にか普通に登ってくる。さすが!
甚之助小屋に着くと積雪は例年通りだった。
 
甚之助の雪の状況!みんなハイテンション!

高曇りの天候の中、快適に登り続ける。弥陀ヶ原手前に出ると御前峰がくっきり見える。あともう少し!
室堂に着き、神社鳥居を見ると雪の量は昨年より1m程多い!
山頂には11:00頃到着。山頂神社でお参り。カミさんも連れてきてあげたかったな~とりあえず源次郎が元気に育っている旨を白山の神様に報告。
 
鳥居もかなり埋まってました。           やった~山頂だよ♪

飯を食ったあとは一気に滑る!ザラメ質の雪は滑りやすく気持ちよくターンを続ける。河村くんは悪戦苦闘・・・でも、ゲレンデとは違い、雪の状況や、進む方向など、自然の斜面を堪能していた。山スキーの醍醐味はこれなんだね~!山口県からこっちに移住するとイイのにな~人事異動で金沢勤務になるとしょっちゅう楽しめるよ!(余談)
 
滑りは快適!              最後は自転車で・・・こっちも快適!

登りには何時間かかかった行程も、滑るとなるとあっと言う間!いつの間にか中飯場、そして別当出合に着き、デポしておいたMTBに跨り市ノ瀬に向かいました。
ゴールデンウイークは田植え!田舎暮らしの山屋さんは山に登れず悶々とした週になるんだよな・・・

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白山の胎内に入った!

2008年04月27日 | 山スキー!H20
今日(4/27)は白山に行ってきました。はじめはカミさんと別山から別山谷又は砂防新道から白山、行けたら東面台地にでも行こうかなと思ったけど、天気予報では雨から回復するとの知らせを聞き、二の足を踏んでいました。そこで、所属する福井山岳会 山スキー同好会のK尾さんに「何処行くの?」と聞くと、「いつものメンバーで丸石谷源流を滑って百四丈の滝まで行く予定!」という情報を得た。さっきのルートは行った事あるし、ワンパターンだし、天気悪そうだしと、弱気な自分に都合の良い言い訳をして、皆と一緒にこの素敵なルートを探索してきました。
 
もうすぐ釈迦岳だ!(写真カミさん)       視界の悪い中、タラ谷上部を滑るカミさん

5:20市ノ瀬ゲートを出発して釈迦新道を歩きます。雨の降りしきる中、合羽を着て悶々と歩き続ける。天気はいつになったら回復するのやら!?テンションは下がってくるけど誰もコース変更や中止の声は一切聞こえない。皆と登ると俄然みんな強気!ホワイトアウト+雨+アラレの降る中黙々と進む。読図もかなり神経質になった。釈迦新道中腹で労山のF田さんに久しぶりに会い一緒に釈迦岳まで登る。9:05着

ここでF田さんは下山するとの事で別れボク達はシゲジのピーク東に伸びるタラ谷(目付谷源流)の下降ポイントを探しにシールを剥がしホワイトアウトの中慎重にルートを探す。そして滑り込む!徐々に快適な谷になり、視界も開けて快適な滑降となる。シゲジからの雪崩の跡が凄まじく、巻き込まれたら即死だね~!徐々に谷は狭くなり、白山特有の脆弱な地形の為か崩壊している所も有り慎重に滑る。滝が露出しているところもあるが、左岸の微妙に雪が付いている所を思い切って滑り込んで安全地帯に。でもカミさんはビビリまくった為か、失敗して滝に落ちかける。滝の中に落っこたら雪渓の下の水流に巻き込まれるよ~。かろうじてスキーを外し歩いて下りる。
 
谷に入ると視界は次第に良くなる!

 
白山の谷!落石&デブリ雪崩に注意!

再び快適な何とも言えない谷を滑る。どう形容していいか分からない。沢登りの雰囲気を味わえる滑降だ。地形図では「赤壁」と記載されているが、「白山なら何処にでも有りそうな崖だね」とケチを付けながら滑り、小又の出合に到着10:10。ここから加賀禅定道を越えるために小又を登り返す為に再びシールを装着。落石や雪崩に注意しながら登り、標高1930mの左俣を登り11:35に標高2080mの稜線上に到着。ここで皆を待つ間、ずっとホワイトアウトだったのが一瞬視界が開ける。丸石谷を挟み清浄ヶ原が輝いている。壮観な眺め!感動の瞬間だ!この風景との出合いがあるから山はやめられない。天候が悪いしここで引き返そうかと思っていた自分の考えが一瞬にして吹き飛んだ!!!このまま丸石谷源流を滑って目的地の「百四丈の滝まで滑りたい!」という欲求で頭の中が満たされた。体力のまだ充分に残っているK尾さんとボクが向かうことになり、カミさんをはじめ他のメンバーはココで撤退し、タラ谷の安全地帯で昼食を摂りボク達を待つというスケジュールを立て、ボクとK尾さんは丸石谷源流を滑ることになった。

感動の光景が広がる丸石谷源流!後ろは清浄ヶ原!そしてK尾さん

 
カミさんも久しぶりの山スキーだけど良く頑張った!   敗退チームの顔ぶれ

とっても快適な谷が続くが暫くすると所々水流が顔を見せ落ちないように滑る。そうすると目の前の景色がおかしい!?んん!?前方の稜線から目の前の地形が無くなったような異様を感じる。そうだ!もうすぐ百四丈の滝なんだ!近付くにつれ「どうどどう、どうどどど・・」と豪快な滝の音が近付いてくる。左岸から慎重に近付きその滝の水流を見ることができた。感動!長倉山の方向からだと良く見えるがココからは落ち口から、下の氷のドームが見える。ココまで来て良かったとK尾さんと感動で浸ることが出来た。
 
百四丈の滝の下には氷のドームが!       滝まで行った者の笑顔!

皆が待っている。早く戻らなくては!シールを再び貼り付け登り返す。今度は谷伝いではなく加賀禅定道の稜線に登り返し、滑り込んだポイント目指し登り返す。清浄ヶ原から七倉山への稜線が美しい!感動!
 
丸石谷を滑るK尾さん            小又を滑る!

シールを剥がし小又に滑り込む。適度に腐った雪の上にアラレが少し積もった雪質で良く滑り快適!あっと言う間にタラ谷に着く。敗退組のトレースを辿るべく、シールを再び貼り付け登り返す。赤壁を過ぎ、カミさんの落ちた滝をスキー外して登り、再び登り続けると、標高1850m付近で敗退組が登高しているのが見える。大声でこちらの存在を知らし、待ってもらい食糧を分けてもらう。生き返った~!
 
釈迦岳山頂で集合写真!福井山岳会の山スキー中毒者!     快適斜面だ~!

あとは釈迦岳を目指し登り続け、15:05着!シールを剥がし、釈迦新道を滑る。(丸岡谷を滑る気力が無くなったため)ホワイトアウトで危うく湯の谷の絶壁に行きそうになる。あとは快適斜面を滑り、ブナのN字形した木を見て登山道、そして林道を歩き、雑談しながら市ノ瀬に到着しました。17:30
 
釈迦新道上部でのみんな            市ノ瀬ゲートでのカミさんとK尾さん

普段の山スキー山行は登って下るといった単調な山スキーだけど、今回の登って下って登って下っての連続するルートはやっぱ面白いし、今回のは特に内容の濃い山岳会らしい山行になった。
K尾さんとボクが二人締めした百四丈の滝はとても良かった!し、ガスの晴れる瞬間の清浄ヶ原の光景を見て幸せな気分になった。この計画を立案した金沢のネーに感謝!そして白山の神様に感謝!!
釈迦新道中腹部(1350m付近)のN字のブナ!
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白山の懐の中に入った!

2008年04月08日 | 山スキー!H20
4月6日は昨年にK尾さんと行くはずだった間名古の頭に行ってきました。昨年は天候が悪く、時間もかかることから手軽で近場の山ということで、三方岩岳から野谷荘司山から白谷を滑ったのですが、1年間ずっと思いを温めその頂に立つことができました。
メンバーは当初、コースが長いこともあり、アップダウンもあることから、少数精鋭で行こうと思ったのですが、今回もやはり福井山岳会、山スキー同好会のつわもの達との山行となり、総勢7名となりました。(メンバー:K尾さん、M田さん、敏さん、金沢のネー、M上さん、Y田さん、ボク)
朝4:00に大野市の某所で集合し、車2台で野谷橋に向かいます。金沢支部長のネーとここで待ち合わせし、準備してゲートを6:00出発です。荒谷の取水口に延びる林道を歩きます。林道はデブリで埋まり何箇所か危険なトラバースをして最終地点(標高890m)の大白水谷の所に到着です。橋は流され無いので渡渉し、尾根に取り付きます(^^)7:55
 
ゲート前で準備♪    怪しいトラバース!足を滑らせれば荒谷に落ちる!?

 
渡渉も楽しい!誰も落ちなかったよ!   左には奥三方岳が良く見え、大ノマ乗越も見えたよ!

登り始めは痩せ尾根に加え急登が続きますが、コースを見定めスキーを外すことなく高度を稼ぎ標高1200m付近でようやく快適な尾根に変わってきます。標高が上がるにつれ左には奥三方岳が良く見え4年前にYASUHIROさんとF澤名人とで滑った四ノ又谷が良く見えます♪さらに右を見下ろすと帰りに滑る予定の大白水谷の快適斜面が続いてます!。1555mの尾根上にある岩峰を過ぎると広大な斜面が続きます。ココも滑ると最高だろうけど、帰りは谷を滑る予定だよ~!
 
上部はすこぶる快適!      大白水谷!鞍部まで良く見える~!

無木立の斜面を登りきると標高1786.5mのピークに到着!振り返ると妙法山の特徴的なお椀をかぶせたような形が見え、野谷荘司山まで尾根が続いています。そして!目の前には2041mピークの向こうに今日の目的地の間名古の頭が佇んでいます。もうチョイ!ここで後続を待つべく大休止!一人また一人と登ってきてみな「感動」に包まれています。この山行でボクが気になっていた「地形のおもしろさ」を確認。オモ谷と大白水谷との差20mの違いで手取川水系と庄川水系に分かれるのだから。地形図と広がる地形を照らし合わせ自然が作り出す地形に感動!やっぱ来て良かった!(K尾さんから教えてもらった九頭竜川の日本海と太平洋のことも気になる・・・)
 
上部はすこぶる快適!    奥に見えるのが間名古の頭

 
大休止!水が旨い!     オモ谷を登るK尾さん(超快適!)

ここから間名古の頭に延びる尾根を登り、尾根の痩せてくる前に右のオモ谷にトラバースしながら下り、その谷を詰め三俣峠手前を左にとり2041m峰とのコルに飛び出します。ようやく間名古の頭の全貌と対峙でき、奥原谷に落ちないよう雪屁に気をつけながら登ることしばし、待望の間名古の頭山頂に到着!12:15着
ここで待望の「白山」にご対面!登っている間は全く姿を現さず、山頂に登ってやっと見えた!感動だ!!真っ白な姿の神々しい白山を目の当たりにすると何とも言えない感慨が込み上げ、K尾さんと二礼二拍手一礼をし、遥拝する。白山そして白山を囲む山々の麓に住んでいられることに感動を覚え、そして白山の懐の間名古の頭に登ることが出来、感謝!しかも好天に恵まれ感謝!これだから山はやめられない。
 
コルに出ると間名古の頭!もうすぐだ!       山頂から妙法山方面

 
北縦走路の向こうには白山が!     山頂で皆を待つ間、K尾さんと一緒にパチリ!

次々と登ってくるメンバーに声をかけます。ファイト~!
 
ネーに続き、M田さん敏さんが来ます。全員揃うのに20分くらいかかった。

皆で白山を堪能しつつ昼食は時間の関係上ラーメンは作らず行動食で済ませ滑り降りることに。(先週の低気圧のお陰で雪が新しく降り積もっていたので、ずっと快適で滑りやすい雪質でした)山頂から一気にオモ谷に滑り込みます。広い無木立の大斜面でみんな雄叫びをあげ滑ります。上部は雪質が良かったのですが、サンクラストから湿った雪に変わるけど、快適な谷であることには変わりありません。オモ谷の源流の小さな谷割れのきれいな水を横目にトラバース気味に標高差10m程登ると再び大斜面!次は大白水谷を滑ります。こっちも広大な斜面で斜度も先ほどよりも増し一気に滑り降ります。登りの尾根を目にやりながら、登り返しポイントを探すうちに、快適な谷だったので、予定よりも滑りすぎました。標高1180m地点の谷が狭くなってきたところで登り返しとなり、シールを貼り朝に登ってきた尾根に登り返します。これがしんどかった~標高差約120m登り返したところで次は尾根を滑ります。最初は快適だったけど、朝の痩せ尾根に急な斜面を滑ることに。先週降り積もった雪が層を成しており、雪崩を誘発させながら痩せ尾根を滑ります。結構大規模なデブリとなり何度も谷に落ちるのを見て、巻き込まれないよう注意が必要でした。メンバーの一人が転び、あえなくデブリの藻屑に!?といったヒヤッとしたこともありましたが、皆もとの取り付き地点に到着!15:40
 
山頂でみんなと♪           頂上直下の斜面!


 
オモ谷上部!             オモ谷を快適に滑る!

 
大白水谷上部のコルから       大白水谷を滑るK尾さん!

  尾根に上がり、更に滑る~!

大白水谷を渡渉し朝の林道を歩きます。(標高900m地点まで登りなので)橋のブッ壊れたところを慎重に渡り、標高900mの小谷東の尾根のところからは林道をスキーでぶっ飛ばします!落葉や落石の積もった雪の林道を滑るんだけど、スキーの板を石で傷つかないよう避けながら滑る!といいたいところだけど、かわしきれず皆、石の上を通過の際「ギャー」と声を上げるが仕方ない。所詮山スキーの板なんてこんな扱いだねぇ。福井山岳会のメンバーでスキーの板をチュンナップする人なんてほとんど居ない。滑り云々よりも楽しければ良しといった輩の集まる集団なので・・・。K尾さんのように人から譲ってもらった山スキーの板を自分のシールの長さに合わせるために、自分で金鋸でちょん切りシールの長さに合わせるという、普通のスキーヤーには思いもつかない奇想天外な発想をやってのけるのだから、そもそも山スキーの考え方が最近の山スキー屋さんとは違うと思う。またこんな人達の集まる福井山岳会が大好きだー。
そうこうして、朝のヤバイトラバースを越え、スキーを何度も履いたり、背負ったりして林道を下り、朝の野谷橋前ゲートに到着しました17:00
 
慎重に渡ろう~♪     落ち葉の下に石が隠れていても気にしない。ジェットコースターのように進め~ぇ!

今回の山行は、天候に恵まれ、メンバーに恵まれたお陰で、白山の懐に抱かされてもらった感動のツアーとなった。白山は本当に素晴らしい!
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ゲレンデ状の山でした

2008年03月16日 | 山スキー!H20
今日は福井山岳会、山スキー同好会で戸隠まで足を延ばして来ました。
(メンバー:K尾、金沢のネー、Y田、ボクの4名)
乙妻山という山スキーでとても有名な山です。ここは8年ほど前に、ブナの木のメンバーで行った思い出の山!この山の良さを金沢のネーに話したところ、以前から「連れてけ~」という命令が下され、本日それが実現しました。昔訪れたときは、あまり知れていなかったのか、ボク達のパーティーともう1パーティーしか居らず静かな山でしたが、今回は7~8パーティーもの大所帯の山に化しており、ちょっと興ざめしてしまいました・・・。
 
出発だ~!           佐渡山コルからの滑り!

出発は前日の23:30に丸岡IC出発で上越道に入り信濃ICで降り、大橋の駐車場に3:30着です。(深夜割引3650円です)ここで1時間仮眠をとり、5:00暗闇の中ヘッデン点して出発です。
佐渡山のコルに6:30着、ここでシール剥がして取り付き地点に向けて滑ります。氷沢川は渡渉しなくとも雪は豊富にありいつのまにか左岸にとりつきトラバースすると末端着です7:10ここで大休止、行動食摂って出発!
 
大斜面が広がってます!           ラッセルも無く快適!

 
岳樺(ダケカンバ)と青空!        岳樺の下で休憩・・・

 
もうすぐコルだ!           高妻山の雪屁(いつかは登ってみたい)

昔の記憶が蘇ってきます。無木立のバーンが延々と続く・・・以前に来たときはラッセルだったけど今日は無し。ちょっと残念!テン泊のパーティーが登ってるのが見える。日帰りパーティーはボク達が一番乗りだ!雲ひとつ無い青空の下ガンガン登ります。岳樺の下で休憩し高妻山とのコル目指し登り、10:05着。Y田さんが遅れ気味なので、高妻山に行ってみようということになり、K尾さんとピッケルアイゼンで登る。強度の無い雪屁が発達しており、ラッセルを強いられなかなか時間がかかる。しかもザイルが要りそうな状況なので、あえなく撤退しコルに登り、待っていたメンバーと乙妻山に登る。そして11:10着!やった~妙高山や昨年行った天狗原山、金山が良く見える。さらに焼山、火打と感激!ついでに後立山もバッチリ!感激!!
 
記念撮影♪          滑りがこれまた最高です!

 
金沢のネーの滑り!         ボクのテレマークターン!

 
皆の滑り!           またまたテレマーク!

記念撮影も程ほどに、さっきのコルに戻り昼食!ラーメン食べてさぁ出発です!
湿り気の多い雪で滑りにくいかな!?と思いきや、以外に良く滑り、快適なターンを白一色に刻みます。山の雰囲気を身体全体で感じつつ皆思う存分シュプールを刻み、そして転びと笑顔の絶えない滑りを満喫しました。(来れなかったカミさんには申し訳ないがサイコーでした。)
氷沢川に出てからは、再びシールを貼り付け佐渡山のコル目指し1時間程かけ登り、そこからは再びシールを剥がし大橋目指し滑り降りました。そうして14:30(多分こんな時間だったと思う)着。
下界はもう春の陽気でポカポカしていた。
装備やらを車に積み込み帰ることに。せっかく戸隠に来たんだからと、昔と同様に戸隠蕎麦を食べて、温泉に入ろうと探したが、やっと見つけた温泉で一人880円を請求され「高い!」ということで、諦め道路脇の駐車場で着替え、コンビニでアイスを調達しそれをほおばりつつ今回もETCカード3枚使って全区間半額割引で帰福しました。20:10自宅着。
今回の山行は久しぶりに多くの山屋さんで溢れる!?山でちょっと興ざめしました。昔は人気(ひとけ)の無い山だったのにな~。でも快適斜面を思う存分堪能でき、展望も抜群とあってか、楽しい山行になりました。片道300+30kmの運転で眠く疲れたけど、その間いつものメンバーでの珍道中あってか楽しい車内だったことは言うまでも無い。
これからは残雪期の山スキー!もっとパウダー滑りたかったな~。
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三度目の正直!四ツ岳

2008年03月13日 | 山スキー!H20
今日は独りで四ツ岳に行ってきました。平日の木曜日だったので他の山屋さんは居ず、静かな山を満喫できました。この山は今まで平成19年2月と12月の2回訪れているのですが、いずれも吹雪+ホワイトアウトで標高2500mで引き返し、山頂を踏んだことが無かったのです。今日の天気予報は快晴との事!行くしかないだろうな~と思い、朝2時に起床し高速道路をぶっ飛ばしいつものキャンプ場駐車場に向かいました。
ヘッデン点して5:30出発です。いつものコースで登ります。昨年12月に渡渉したところも安定したスノーブリッヂが出来ており難なく台地末端に到着!雪は腐っていてしかもモナカ!日陰はパウダーといった雪質。ラッセルも踝程度!ズンズン登ります~!
 笠ヶ岳がキレイだな~!

後ろを振り向くと輝山やアカンダナ山、下には平湯が良く見えます。そうして暫くすると頭上にデンッと今日の目的地の四ツ岳の岩峰を伴った白い頂が青空に輝いています。エンジン全開!
ループ状の斜面(シュートって言うんだっけ!?)が上に延びている~!帰りはココ滑ろ~っと。それを横目に登るといつの間にか森林限界を超え、岩峰が突出したところに出る。さて・・・ここからどうやって登ろうかな~と悩み、左からトラバース気味に登り支稜線に出て頂上に至るルートに取り付く。間もなくするとカリカリの氷化した斜面が出てくる。スキーアイゼン付けてもこの氷化したトラバースは無理だし、支稜線に出るところの急登は無理だろうからあっさりスキーをザックにつけピッケル・アイゼンで登ることにする。
 
氷化した斜面をトラバースそして登る!      登りきると・・・偽ピーク

しかし、足元はキックステップが効かないほど凍っていたので、ピッケルで足場を削りながら登る。でも更に急勾配になってきてしかもピッケルが効かないほどに凍っている。(山スキー用のアルミのピッケルが失敗!やっぱいつものブラダイのX15にしとけばよかったと後悔する)
諦め恐る恐るクライムダウンして更にトラバースしてさっきと同じ要領でかなりビビリながら登りやっとの事で支尾根に飛び出した。やったね!(他の人の記録見るとこんなに大変な思いしていないし、ボクの取付くところが悪かったのかな!?)四ツ岳の東にある岩だらけのピーク横目に山頂脇の谷を登り10:45山頂に立つ!やった~!着いたぞ~!周りは乗鞍岳をはじめ、猫岳、金山岩、十石山(避難小屋も見えたよ)、笠ヶ岳、焼岳から穂高まで全部見えました。心残りは白山が見えなかったこと・・・残念!
 
乗鞍岳!                     穂高方面!

 
金山岩から十石山               山頂でのボク!

風が強いのでメシは諦めシール剥がして滑り降りることに。もっと登りに適したイイコースがあるはず!と思い滑りは先ほどと逆の猫岳側を滑る。ここが快適!しかも危ないとこ無かった!今度来るときはココ登るといいかも。何度も振り返り、地形図と照らし合わせ地形を頭の中にインプット!
 
猫岳も!                滑る方向!

さて待ってました!シュートを滑ることに!!の前に腹ごしらえ。景色を眺めながらラーメン食って滑りました。上部は思いのほかパウダーで最高!でも段々と湿ってきた。最後はテレマークターンが出来ず、普通のターンをして滑りました。ヒールフリーで普通の滑りをするといつもと違う筋肉を使い筋肉痛っぽくなる。
そうこうしながら湿った雪と格闘しながら最後は汗かきながら滑り降りました。
 
気持ちイイシュプール!       お湯沸かしてラーメン作ります!

 待ちに待ったシュートを滑る!イイのはココまで。あとは湿雪・・・

駐車場には13:15着!仰ぐと四ツ岳の威容がポッコリ見えた。
帰りは高速使わず下道でのんびり帰りました。
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ウサギの頭(鉢伏平~カラスカグラの頭)

2008年03月01日 | 山スキー!H20
今日は福井山岳会の山スキー同好会で山スキーに行ってきました。ここは山スキーを始めたとき、YAMADAさんに連れていってもらった思ひ出の山!その時は激パウダーにまみれウサギ谷を滑りました。今日の山行はいかに!
降水確率100%の最悪な天気予報だったけど、当初の山を変更し中宮へ向かいますが、行くまでに大変!雷を伴う物凄い雪で運転していても降りつける雪で前が見えないし、ヘッドライトが雪で塞がり前を照らせない状況・・・そんな中、のろのろ運転で何とか目附谷出合いのプラントに到着。ここから林道をひたすら歩きます。7:00天候はミゾレが降りつけています。滑り降りてくる予定のウサギ谷の出合いを確認しにいくと、滝が露出しその上部は岩の大穴だらけだったので、ここには降りず、上部で林道に逃げようということになる。
 
吹雪になってきた!でも楽しいな~!

 
気持ちの良い尾根を登ります!    更に吹雪が強くなってきた~

降り続く雪の中、林道をショートカットしながら進み、標高780m地点で尾根に取り付く。快適な尾根をラッセルしながらズンズン登り再び林道に飛び出します。さらに尾根を登り、越戸ノ池の鞍部を越えウサギの頭(鉢伏平)1327mに向かい登り続ける。
雪は風を伴い吹雪と化すが、頑張ってラッセル!さっきまでのミゾレでベタベタに濡れた合羽やザックがバリバリに凍ってくる。恐ろしいことに、足元から何度も小さい雪崩を誘発しビビル。昨日の好天で今朝の雪、これは弱層であることは素人でも分かる。ラッセルは深くて膝上程度だし、慎重にルートを考えそのまま登る。開けた、だらっとしたウサギの頭(鉢伏平)ピークに到着。
 
 1467mピーク着で記念撮影!    雪洞作ならまかしてね! 中は暖かいよ

せっかくだから、更に北方向にあるカラスカグラの頭1467mピーク目指し、60m程下り、最後の登り!ブナの大木の尾根を雪屁に気をつけながら登るといつの間にか山頂に到着!お疲れさんでした。11:30
いつものように昼飯となるのだが吹雪で寒いので、立派な雪洞を掘り出しそこでラーメン作って昼食!うまい~!
 
さぁ広々尾根に飛び込みますぞ!    カミさんもスプレー巻き上げキマッテます!?

 
 K尾さんの独特の滑りも!山でしか見れません。   敏さんもキマッテました!

 
一応ボクのテレマーク滑り!      ついでにカミさんの滑り!
 
ウサギの頭(鉢伏平)への登りもあるのでシールで下る。そして登り、ウサギの頭(鉢伏平)から、今回の山行の目的だったウサギ谷左俣を滑る~!と言いたいところだったけど、視界の利かないこの天候、雪崩は確実に起きる雪の状況から、一同異議無く元来た尾根を下ることに。
谷も良かっただろうけど、この尾根が大当たり!!疎林に深く積もった新雪を蹴散らし、雪崩も起こしながら楽しく滑った。徐々に重くなってくるけど、とても面白かった。先週の猿ヶ山より断然面白い滑りになった。
あっという間に林道にでるが、ここからも、いつものジェットコースターのようにぶっ飛ばし、ショートカットしながら気持ちの良い林道滑りを堪能しました。14:20着
 林道滑りも楽しいな~!

今回はウサギ谷を兎のようにピョンピョン飛ぶ様に滑ろうと思っていたけど、雪崩の危険が高かった為あえなく中止になりました。だけどそれ以上に尾根を滑ることの方が面白かったように思う。まぁこれでイイだろね。
帰りは敏さんオススメの温泉、女原温泉で汗を流しまたまた楽しい帰路となりました。女原温泉は入浴料320円の本格的温泉です。泉質もさることながら、通常の温泉なら100円入れないと動かない高級マッサージ椅子がタダだったのもポイントです。
今日のメンバー K尾、敏さん、カミさん、ボク
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吹雪だったけど登ってきた

2008年02月24日 | 山スキー!H20
今日は「猿ヶ山」に行ってきました。この山は沢登りで一度登っていますが冬季は初めて!昨年は雪が無くてゲート前(尾根取り付き地点)に来て他の山に変更を余儀なくされました。今回は再チャレンジです。
 
 今年のゲート前の様子!雪がいっぱい       ラッセル頑張ろう!

朝3:00起床し丸岡インター目指します。天気予報どうり、天候は最悪で吹雪の中の運転でビビリます。いつものようにETC深夜割引時間帯3分前の3:57に高速に乗ります。金沢のネーの寝坊があったけど、雪降る中無難に五箇山に到着です。それにしても物凄い雪!
ゲート前のスペースに車を停め準備していると一台の車がきました。ネーの顔見知りのM山岳会の浅ぴょんとK川さんです。一日行動を共にすることになります。
ゲートを過ぎすぐに尾根に取り付きます。雪は豊富にあるので快適です。それよか、降り続く雪が物凄く積もり続けラッセルが不安。高度を稼ぐにつれ積雪は増えだし、ラッセルも厳しくなります。でも前回の腰ラッセルには至らず、膝か最大でも膝上のラッセル!みんなで交替しラッセルします。最初は山頂まで無理かなと思っていたけど、これは行けると自信が湧いてきます。標高900mを過ぎるとブナ林の広大斜面が続き、傾斜も強く、帰りの滑りは気持ちイイだろうとワクワクします。
ラッセルにヘロヘロになり1221m地点に出るとあとはボチボチ山頂に向かうのみ。吹雪で後続が見えないくらいだけど、地形図とコンパスで山頂目指し、10:35山頂着!やった~!
 
 山頂でパチリ!                 山頂下の斜面!

K川さんに生温いビールを一口!旨い!寒く居ても立っても居られず、シール剥がし滑り降りることに。
予想通り最高の滑りを堪能できる。時折薄日が射すがそれも束の間、すぐに吹雪になるけど、この雪のお陰!パウダー最高です。
 
1221m下の斜面!みんな最高の雪を楽しんでます。

標高1221mの所で風除けの穴を掘って昼食とします。風が無いだけでも暖かい~ラーメン作って食べる。
メシ食った後は再び滑降!この斜面が最高で果敢に滑り降り転びまくり雪に埋もれ脱出するのにヘロヘロ。これも新雪のお陰!鉄塔への登り返しもあり、最後の痩せ尾根もありましたが、新雪のお陰で何もかもが楽しい山行になりました。ココは残雪期のカリカリ斜面の時より、新雪期に来た方が断然良いです。

やっぱ山スキーは新雪がいちばん!

あとは車のもとに辿り、いつもの「くろば温泉」で汗を流し帰りました。
今日の山行は吹雪でしたが、そのお陰で、楽しい新雪滑降ができました。山の神様に感謝!
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今年の志目木谷はどう!?

2008年02月18日 | 山スキー!H20
2月16、17日の土日は母の還暦お祝い温泉旅行で潰れたので、今日の2月18日は雪もかなり積もったことだし、地元の山に行ってきました♪
 
朝、目を覚ますとタイヤショベル(除雪車)のエンジン音が鳴り響きいつもと何だか違う。見ると家の前の道でタイヤが田んぼの斜面に脱輪しスタックしていてました。普通車ならボクのDEFENDER110で引っ張ることもできるけど、相手は重機!なので無理!!いつもありがとう、手伝えなくてゴメンと思いながら、山スキーを車に積み込んで出発!行き先は銀杏峰なので、家の近く!20分くらいで登り口の水車小屋に到着です。
7:30出発!いきなりの激ラッセルですが、昨日食べた分のカロリーを消費しなきゃと思い、ズンズン進みます。雪は小降り。尾根取り付きは8:45さぁこれからです。
 
モンスター達がいっぱい居ました。

今年は昨年に比べると雪は多いはず!頑張るぞ!!独りだし適宜休憩を織り交ぜラッセルに励みます。思ったより雪は重い・・・。深いところで太ももまでの深さ!トラバースすると腰上の深さ!
標高1100mに達するとやっぱり・・・吹雪いてきた。しかも視界は徐々に悪くなる。雪屁との境界線が不明瞭となってくる。
 霧氷がきれいでした 1100m付近

1250mの台地状の尾根に出ると物凄く視界が悪く、木々が全く無く方向感覚が麻痺!元来た尾根を辿って下ろうか、山頂目指すかどちらにしようか迷うが、北方向を滑れば大丈夫だろうと思い、山頂目指し歩く。視界が全く利かないので地形図を用いコンパスの方向を合わせ、コンパスの示す方向を見ながら歩く。1314mピークや、1340mの鞍部で方向を修正しながら進む。
 
どこ歩いているのか分からない!地形図、コンパスを頼りに進む。    やっと谷地形を把握できた。

銀杏峰の稜線の強風で出来た尾根上の雪の壁を越え、雪屁を踏み抜かないよう尾根を忠実に歩く。谷から吹き上げる風が冷たい。頂上付近の複雑な地形も一応把握できたつもりでいつの間にか山頂着。いつもなら記念撮影するところだが、そんなことする余裕は全く無い。木などが全くないから距離感が分からない。しかも真っ白で何が何だか分からないが、コンパス頼りに地形図でなんども位置を確認しながら降り口を探し滑り下りることに。谷から吹き上げる吹雪でシール剥がして云々は出来ないので、シール付けたまま100m程滑り降りる。木が全く無くどこにいるか、斜面の状況分からず。重力に任せトラバースしながら、そして目印の木々を探しながら下りる。1200~1150m付近でようやく谷の地形が分かってくる。それまでは生きた心地がしなかったけど、やっと落ち着ける。谷の真ん中は避け、端に行き木々の中でシールを剥がし滑降体勢を整え滑り降りることに。
 やっと安全地帯に!

雪は重く、激パウダーとは言い難いが、テレマークターンを楽しめた。標高を下げるにつれ視界は良くなり快適に。支谷が出てくると、読図は間違っていなかったとホッとする。そして、800m付近から谷は割れだし、水流が顔をのぞかせる。左岸に渡る為に一度渡渉し、そのまま堰堤に。途中カモシカ君がこちらを分からず無我夢中でラッセルをしていた。頑張れ!
 
やっと快適な滑りになりました。      カモちゃん頑張れ!

堰堤を3つ程過ぎ、橋を渡り、右岸をトラバースし、林道にでると暫くで朝のトレールで出くわす。ふぅ~
あとはジェットコースターと言いたいけど、進まないトレールを辿り車のところに到着しました。13:20
  下界が見えてきたような。

今日の山行はラッセルしに行ったようなものだったけど、奥越の山スキーもやっと本番って感じがしました。雪の量は例年並みといった感じです。志目木谷はもうバッチリ!です。
あと、やっぱ視界の利かない中一人で地形図とコンパスで進むのは恐いものがありました。特に銀杏峰の稜線は恐かったです。修行が足りないのもあるかもしれないけど、GPSを持っていないだけに、頼れるのは自分だけ!五感をフルに働かせ、この天候の中登ることが出来、とても充実した山行になりました。
でも、何かあった事を考えるとGPS携帯も身を守る重要なアイテムの一つになるな~と思いました。
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白尾山から鷲ヶ岳へ

2008年02月09日 | 山スキー!H20
今日も山スキーの一日でした。この山ははじめての山です。なかなか良かったです(^^)地元福井の山の雰囲気に似ていて、アップダウンがいっぱいあって滑り重視の山ではないですが、いかにも福井山岳会好みの山でした。
今日のメンバーはk尾さん、敏さん、y田さん、カミさん、ボクの5人です。
朝、勝山のいつもの場所で集合し出発です♪何故か白鳥で高速に乗ってしまい、高鷲で下りてまた乗って白鳥に戻るという意味の無いことをしてしまい、時間のロスをしてしまいます。そして白鳥の「白尾スキー場」の駐車場に駐車して7:00いざ出発!リフトの動いていないところから登ったので誰も居なく快適~ガンガン高度を稼ぎました。そして造雪マシーンなるものをはじめて見ました。轟々とうなり、キラキラと雪の結晶というよりも、氷の細かい粒がたくさんできていました。パトロールのあんちゃんに、「気をつけて行ってきて下さい、コースの端を登ってください」と言われ、ボク達山ヤさんは敬遠されていないみたいで安心しました。
 
これが造雪マシーン      いちばん奥が白尾山

1時間足らずでゲレンデトップに到着しそれと同時にリフトも動き出し、スノーボーダー達がリフトから降りて来ます。
さてここからはボク達の遊び場所!音楽というかなんというか、けたたましいスキー場のBGMからやっと逃れられ、静かな山になります。いつものように動物達の足跡を眺めながら踝から脛までのラッセルで進みます。天気予報どおり徐々に天候は下り坂で、軽い吹雪になってきます。
白尾山までは少しアップダウンがありますが、意外と滑りやすそうな尾根となっています。
そして遠くに見えた山頂もすぐそこ!9:30に白尾山山頂着です。
 
白尾山までの登りは快適!      白尾山山頂です!

さて、ここで終るはずが無く、山スキーの機動力を活かし、更に向こうの「鷲ヶ岳」に向かい進みます!痩せ尾根に猛烈なアップダウン!ナイフリッジがあったりと、楽しませてくれます。スキーには絶対不向きな尾根ですが、登ってて楽しい~!11:15山頂着!おつかれさん!!
天候もだいぶ荒れてきたけど、雪屁の陰に穴を掘り風除け作ってそこで昼食とします。これまた楽しい~
 
尾根は顕著!頑張っていこう~!(白尾山山頂にて)     カミさんもゴキゲン!

 
鷲ヶ岳山頂にて集合写真!      下りもシールで!

さて、いつもならシールを剥がしイザ!と言いたいところですが、この尾根は快適に滑れる所はまず無いので、シールのまま白尾山に向かいます。消えかけたトレースを辿り、無いところは読図で向かいます。単調な地形なのでまず迷うことはありません。
白尾山に再び着いてここでシールを剥がします。そして滑ります~全体的に尾根は疎林で快適にすべることができます。しかも降り続く雪のお陰でパウダーです。4箇所程登るところがありますが、いずれもちょっと登るだけでまた快適な下り・・・
 
吹雪いているけど楽しい尾根!     やっと滑りが堪能できるよ!

そうすること14:33けたたましい騒音の鳴り響く!?ゲレンデトップ着!
ここからは整備された開放的なゲレンデを滑ります。それまでは、木にぶつからないように滑ってたけど、ここからは他のスキーヤーやボーダーにぶつからないよう周りを注意しながら滑り、15:10車の元に到着!ふぅ~楽しかった~!
 
カミさんもゴーグル付けて滑ってました!   ゲレンデは煩いけど、一番滑りやすかった~

車に降り積もった雪を掻き、装備をぶっ込んで、帰ることに。ここのスキー場は駐車代タダだと思っていたけど、帰りにしっかりと1000円徴収されました。
あとは、雪の降り続く中、スリップ事故で横転した車を眺めつつ安全運転で帰りました。
やっぱ、滑り一辺倒の山よりも、こういった山の方が楽しいな~と思う一日でした。
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ラッセル疲れた~!

2008年02月03日 | 山スキー!H20
今日は平湯の金山岩という山に行ってきました。
メンバーは福井山岳会、山スキー同好会、K尾、敏さん、金沢のネー、ボクの4人です
大野市を朝3:15出発し、平湯に向かいます。目的地に近付くに従い雪の降りは強くなってきます。平湯に着いたときにはかなりの雪!!今日はパウダー頂き~と思いながら、いつものアカンダナ駐車場に向かうと前方に一台の除雪車が道を除雪しており、遅いし、積雪量も20センチ程だったので、抜きにかかったら、急に進路をガードして塞ぎます。慌ててブレーキを踏むと、バックライトを照らしこちらをにらんでいる模様。暫くすると除雪するために進んで行き、ボク達はその場でじっと待っていると、次はバックでこちらに猛進してくるではないか。あわててバックギアに入れ後退するも勢いを増しながら突進・・・かなり青ざめました。「おめぇら来んじゃねぇ!!」という意思表示だったのでしょう。そこで、側道に入り除雪を終えるのを待つこと暫し、除雪の終ったブルはまたもやボク達のところに来て停車。このまま睨めっこしていてはラチがあかないし、無理やり突進して駐車したものなら、ボクの車に危害を加えられたり、雪で埋められると思い、ビビッて、そこに行くのはもう諦めて平湯キャンプ場の駐車場に入ります。マジメに仕事している人にとって、遊びで来ているボク達はやっぱ、仕事の邪魔になるようなことしてはいけないなと実感しました。「この場を借りてごめんなさい」「でもあんなやり方はヒドイな~と思うのはボクだけかな!?」まぁ今度からは気をつけますね。
みんなで相談した結果、当初計画していた山を諦め、平湯大滝から派生する支尾根から金山岩に登ろうということになりました。雪が深々と降り続く中パッキングをし、いざ出発!暫くで青氷に覆われた平湯大滝が目の前に現れます。壮観!
 これが氷瀑、青氷の平湯大滝!

右岸の痩せ尾根に取り付き、かなりショッパイ登りとなりますが、スキーを脱がずに登れました。キックターンを失敗したら谷に落っこちる~と思いながら難しいラッセルとなります。
その後は快適な尾根に取り付き、帰りの滑りが楽しみな状況になり、皆に笑顔が!その間も断続的に雪は降り続きラッセルラッセルで汗をかきます。今日は意外と気温が高いみたい。
疎林の続く気持ちの良い尾根はラッセルの疲れを忘れさせてくれます。
 
ラッセル交替!ガンバ!    山頂は吹雪・・・視界が利けば色んな山見えただろうな~

左のスキー場から続く尾根を見ると、1パーティー、4名程の山ヤが登っています。負けないぞ!その尾根の合流地点に到着します。この辺りの地形は面白い形をしていて地形図と照合します。この時がけっこう楽しい!山頂基部にスキーをデポし、ピッケルアイゼンで最後の登りです。ここは吹きさらしの為か、雪は硬いです。もちろん風は強く一気に体感気温は下がります。そして12:45山頂着です。7:00発だったから6時間弱かかった。周りの展望は全く望めないが、イイ気分。写真をとって下ります。
 さて滑るよ~!

そしてスキーを履いて元来たトレースが消えないうちに滑ることになります。出発してすぐ、敏さんが「雷鳥発見せり」の言葉を聞き振り返ると、ボクのすぐ傍3m程のところに雷鳥の親子が7羽いました。白い衣を羽織っていたので雪に同化していて全然気がつかなかった。黒い瞳が雪面をチョコチョコ動き、「グエェ~グエェ~」と鳴く声を聞き分かった。子供とおぼしきそれは、親の後を追って縦列行進していました。こんな寒空の中、大して食糧が無いのに、生き生きとしたその親子を見て物凄く元気がでました。そして感動しました。人に恐れない習性を持つ彼らは、人間なんてどおっって事無い!みたいな風情で、山と一体化していました。こんな場面に遭遇できてまたもや幸せでした。

雷鳥くん、頑張って生きていって下さい!ボクも頑張るよ~!

さて、滑りのほうはというと、疎林でパウダー!どこ滑っても快適といった斜面が続きます。そういえばさっきのパーティーは何処?と思うと、例の尾根を滑っていました。どうも山頂は断念したみたいです。
お腹も空いたことだし、やっと昼食にありつけます。重いガスや水を担ぎ上げたのだからラーメン食わなきゃ損!皆で降り続く雪の中、温まりました。
 
やっぱ滑りの楽しさも重要です。 今日もパウダーごつっぉさん!

さて懸案の痩せ尾根の滑りです。尾根上は雪が少なく、露岩も少なくなく悩みますが、平湯大滝手前に落ち込む斜面は滑れそうだぞ!ということで、斜滑降+ターンできわどい滑りになります。後続のメンバーが起こす小さい雪崩に足を掬われそうになりながら、慎重に滑り降りました。そして大滝の観光遊歩道に到着しました。フゥ~!恐かった~!
買ったばかりの板がぁ~傷つくぅ~!でも下りなきゃ・・・

そして、こんなに降り続いている雪の中でも大滝を見に来る観光客がいるもんだな~と感心しつつ、雪の降り積もった道を快適にぶっ飛ばし、車のところに到着しました。(ちなみに車は無事でした)
帰りは、冷えた身体を温めに、いつもの温泉に浸かり、帰路に向かいました。が・・・またここでもアクシデント!平湯峠を越し、続く下り道を走っていると、5~6台前方の車がカーブ前で急停車。何だ?と滑るアイスバーンの道を歩いて先を見ると、2台の観光バスが絡む交通事故で完全に道は塞がれ通行不能に。またそのバスの1台は、車両の右前方が壁にぶつかって、腹下の雪により動けない状況。乗客は皆無事だったけど、バスなんか牽引できないしと待つこと30分程度、別のバスは後退でき、やっと進路は確保できました。これでやっと帰れることになりました。運転も疲れた~の山行となりました。


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白木峰パウダー!

2008年01月26日 | 山スキー!H20
今日も福井山岳会、山スキー同好会?のメンバーで白木峰に登ってきました。
メンバーは敏さん、ねーちゃん、そしてボクです。先週の仁王がとても良かったので、またまた来てしまいました。今日の目的地は「白木峰」です。
   
本当は鍬崎山に行く予定でしたが、天候が吹雪と予測された為、急遽変更しました。
朝1:30起床、丸岡IC2:00集合、徳光SAでねーちゃん拾って、いろいろあって、森本ICで高速に乗ろうとしたけど、車両火災で通行止め、下道で八尾に向かいます。八尾といえば風の盆!
そして杉平に6:00到着、除雪最終地点から歩き始めます。ここら一帯は二次林が多い為か、背の低いブナ林でいっぱいです。快適に歩きます。というよりも、先日の二つ玉低気圧のお陰で、冬型が強まりここら一帯は先週よりも更に雪が積もり、ラッセルとなります。深いところで太もも近くまであり、帰りが楽しみです。
兎やカモシカ、キツネなどの動物の足跡に癒されながら、彼らに負けじと深雪をラッセルで進みます。
林道が尾根を交差しているので、なるべく交差しないようにルートをとります。
 
どこでも滑れます!素晴らしい斜面がいっぱい有ります!どこでも滑れそうな大斜面がそこかしこと見え、ウキウキします。帰りがたのしみだな。
標高が上がるにつれ天候は小雪から吹雪へと・・・まぁ読図の難しい山で無いから気楽です。無木立のたおらかな頂上に11:45着おつかれさん!
 
もうすぐ山頂です!        山頂に着いた~!

昼食は避難小屋で摂ろうということになり、少し下って小屋に。しかし、冬季入り口が無いので、入り口の除雪をしなくてはいけない。邪魔臭いから半雪洞を掘りその中で一休み!暖かかった~
さて少し登り返して、かじかむ手でシールを剥がし滑ります。

山頂でみんなと!やったね!


半雪洞だけど風雪を凌げて快適です。

最高です!雪の結晶がそのまま残る、乾いた新雪!気持ちいいです。
登りとは違う谷を滑ったりと白煙にむせながらの、腰いや胸までのパウダーを味わえました。
最後は、林道をジェットコースターのようにと言いたかったけれど、雪が新たに降り積もっていたのでストックで漕いで車の元に到着しました。今日もボクらがこの山を独占できました。

新しい板も良く浮いてくれました。やっぱテレマーク楽しいな~

 
ディープパウダーです!雪崩の評価もOK

 

ラッセル大変だったけど、パウダーさえ滑れれば気にしないね!
ねえちゃん!タミフルのお陰でパウダー味わえましたね!でも病後の山なのかいつもとテンションは低かったな~寒いのもあったけど。
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カミさん復活!

2008年01月19日 | 山スキー!H20
今日はカミさんとK尾さんと山スキーに行ってきました。毎日の子育ての慰労山行です。
いつもの福井山岳会の山スキー同好会!?にカミさんも1年ぶりに復帰です。前日から体力の事とか不安にしていましたが、どうせラッセルしなくてはいけないだろうから登高のスピードは落ちるので、最後尾につけば大丈夫でしょう!前日に金沢のねーちゃんがインフルエンザでダウンし、急に行けなくなりカミさんも残念がっていました。
源次郎は両親に預け、朝2:50家を出発し、富山に向かいます。道中では、ボクが選定したルートは遠回りだったらしく、人家の無い道を心細くしながら走り、除雪されていた為「ホッ」とします。こんな辺鄙なところまで除雪するなんて、サスガです。ちょっと遅れましたが7:00に登り始めます。
 ラッセル楽しいな!
先日の降雪によりパウダーが物凄く積もり、疎林の中を快適に、そして攻撃的にラッセルします。白一色の斜面にブナの巨木が点在する快適な斜面!帰りも楽しみだぞ~!その反面積雪は深いところで腰程度、だいたい膝下のラッセルで登ります。金剛堂山は真っ白です~
純白に一条のトレールを刻み、この光景を後ろから眺めるカミさんは、久しぶりのこの光景に感激していました。復活おめでたう!!織田裕二の大阪世界陸上のパクリで、「地球に生まれてよかった~」とか「日本に生まれてよかった~」といった変てこな雄叫びが山をこだまします(笑)
 
これがあるからやめられないね!
雪が深いので思いの他進まないが、雪屁の発達した痩せ尾根があったけど難なく登頂しました。ザックを下ろし、おいしそうな谷を滑ります。スプレーを巻き上げブナ林を滑ります。再びシールを貼り30分強かけて山頂に登り返します。
 

 
 いったん谷を滑り降ります。   宴会中!?です
そして景色を眺めながらラーメン食ってさて滑りますか~。ああぁ快適!気持ちイイ~!途中、北側の急峻な斜面を滑ろうということになり、ボクがはじめに滑り降ります。その時、表層雪崩が発生し、腰まで埋まり身動きが出来なくなりました。後ろから傍観していた皆は唖然・・・!その後、隣のパウダーを滑ったカミさんが滑り降りるやいなやいきなり雪崩が発生!「キャァ~」という悲鳴と共に雪崩に巻き込まれ流されていく・・・胸から上がかろうじて雪面に出ていたものの、雪崩と共に40~50mは流され、下部の緩斜面でデブリと共に止った。はっきり行ってビビッた!流されゆくカミさんに対し「大丈夫だー」と大声で呼びかけ、K尾さんと、消失地点を見逃さないように、雪崩の進行方向を凝視し、捜索の体勢をとりました。

ボクが発生させた雪崩後!

デブリから抜け出したカミさん!助かった~

表層雪崩の断面!スパッと切れてます!

雪崩後を振り返る!すげ~
規模の小さな雪崩だったが、弱層の断面は50cm、幅は20m程か。とにかくビーコン、ゾンデを使わずして助かる事ができ、ラッキーだった。やっぱりバックカントリーは危険と常に背中合わせだと実感した。
しかし、このメンバーなら何とか捜索できたはずだと思った。やっぱり普段から雪崩捜索の訓練をやっていることの価値はあると思った。最悪な事態には発展しなかったが、K尾さんとならなんとか助け出せるだろうと根底では思っていた。「カミさんには災難だったけど」
   
 これだからやめられないよ~!
  
雪崩のピンチは回避でき、その後はさっきまでは冷や汗、脂汗の出たところに居たとは、つゆ知らず快適なバーンに白煙を上げ感動のあまり奇声を上げながら滑り降りました。あぁ楽しかった!
帰りの車内はいつものように楽しく、そしていつものようにETC通勤割引(行きは深夜割引)を活用し、帰路に着きました。
山スキーの感動もあったけど、カミさんは雪崩の初体験(巻き込まれた)ができた山行でした。
今回の教訓を受けて次の山行に生かしていきたいと思います。
※ 弱層の強度は強かったけど、いかんせん北面の急斜面が原因ということ、そしてはじめにボクが巻き込まれたときに、次に来る者(カミさん)を制止するべきだった。
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猿ヶ馬場山は今日もパウダーでした

2008年01月13日 | 山スキー!H20
今日は、山岳会のメンバーで猿ヶ馬場山に行ってきました。当初、別のルートで目指す予定でしたが、雪不足のため、毎度のルートである帰雲山経由で登ることになりました。A川のねーちゃんと山スキーに行くのは三ヶ辻山以来です。やっぱねーちゃん正月休みにタイ(Thailand)にクライミングに行ってたとか・・・。羨ましいな~。
 
はぁはぁ・・・山頂目指してがんばるぞ~!

取り付き場所を失敗して思いの他林道交差地点に出るのに手間取る。(人のトレース跡を辿るのは良くないことがわかりました)先日からの降雪によりパウダーです。ラッセルの疲れなんか、どうだってイイ!帰りが楽しみなのだ~!シールトラブルで悲惨なことになったK尾さんも遅れながらも合流。さすが根性の人!こんなK尾さんをボクは尊敬しています。っていうか、新しい板、シールを買えばいいのに、便利な道具にとらわれないところがさすがです。
帰雲山には11:30着、こんなところで終わりとしないところが今回のメンバー!吹雪でも視界が50m程度あるから、ここで撤退とは誰も言えません。暗黙の了解で進路を左にとり進みます。
アップダウンそして深雪でも皆で登れば楽しい!地形図で何度も確認しながら進むべきルートを定め登ります。そして13:10猿ヶ馬場山に到着!おつかれさん!
山頂は吹雪で超寒い・・・マイナス10度を軽く下回っており、かじかむ手でシールを剥がしワックス塗って降りる準備をして滑り降ります。
 やった~猿ヶ馬場山頂だ~

降雪、吹雪でトレースは掻き消されますが、僅かに残るそれを目印に、なくなっているところはやはり地形図で確認しながら皆思い思いのシュプールを新雪に刻みます。最高です。
最近買った僕の板も幅広で雪に浮いています。やっぱテレマーク最高です。
 
 パウダー最高です~!

登り返して帰雲山でいつものシェルターを雪でこしらえ、やっとここで昼食し、再び滑ります。吹雪で前は良く見えず、まつ毛が凍りますが、皆、新雪の中適当に滑り、16:20頃車の駐車地点に到着しました。おつかれさんでした。
 これがあるからやめられない(^^)
怪しい風貌でいるところを五箇山を観光する人に不審がられながら車に荷物を詰め込み帰りました。
帰路では、ダイナランド、スノーパーク、ウイングヒルズからのスキーヤーの帰りの車の渋滞で辟易しましたが、20:30には家に着くことができました。
もっと雪降って欲しいな~!!!
コメント (4)
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