山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

6日ぶりに白山でスキー

2023年10月29日 | 山スキー!R05
先週に引き続き、今日も滑ってきました。
 早朝の室堂。再びリセットされましたが雪は少ない

自宅発、5:30に別当出合を出発しヘッデンで砂防コースを登ります。今日もザックにはスキーと兼用靴を付けて登るので重い。でも足元はトレッキングシューズなので軽い。このまま室堂まで登り、8:40到着。
 
 天気は上々。     弥陀ヶ原の木道は真っ白!

室堂で兼用靴に履き替え山頂を目指します。そして9:25山頂着。先週と同じコースを滑降!再び登り返してもう一本滑る。この瞬間がたまらない。そのまま室堂へ下りてお湯を沸かしてラーメンタイム!
 山頂にて。先週よりも静かな山に成っていました。

寒いので早々と下山し、終わりかけた紅葉を楽しみながら下山し。他の登山者の方々と色々喋りながらのんびり歩くこと、13:20別当出合に到着。山頂はガスったり晴れたりだったけど、車の元に到着するや小雨が降ってきました。
 
 大斜面!?じゃなかったけど滑れて幸せ!

 暖かいラーメンが美味しかったです。

今日も白山で滑れたけど雪が少ない。地雷専用の板も可成り傷だらけになり、完全に修復は不可能。もっと雪降ってくれないかなぁ。
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白山!今季の初滑り!!

2023年10月23日 | 山スキー!R05
今日は、白山に滑りに行きました。昨日は市外で寮生活する源次郎の買い出しとかして帰宅。明日の山の準備をする。SNSでは今日、数人の山仲間が白山で滑ったと記事が上がっていた。ボクもウズウズして準備。
 滑った後、這松上の雪を滑って登山道に合流

翌朝5:00起床し我が家を出発。5:50別当出合を出発します。今日の板は地雷専用の25年くらい使っている板。既に滑走面は幾条もの修復不可能な傷跡だらけ。板を背負って登る。甚之助を過ぎ黒ボコを目指す。エコーの分岐を黒ボコ目指し登っていると何やら懐かしい人影が下りてくる。コーエーさん!「ゲンゴロウさん」!とお声をかけて頂き、暫し山の話をする。ご来光を眺めてきたのだとか。行動時間が早すぎです。延命水を飲んで暫くで白山。何処を滑ろうかと。昨年と同じく逆くの字の上部だな。
 
 甚之助避難小屋前の状況    12曲がり手前のトラヴァース道

室堂で登山靴をデポし、兼用靴に履き替え登る。軽く快適になる。周りの登山者の方々からは「何処を滑るの!?」と訊かれたり、外国人の登山者からは「 strange tough guy」と言われたと思う。確かに僅かの雪を追い求めて滑ろうとする姿に変人と思われたかもしれない。だけど、山スキー屋の矜持を忘れてはいけない。
 
 登っている途中、今回滑る所を見上げる    山頂に到着。

登山道はアイゼンやチェンスパイクは必要なく快適に登り、9:35山頂着。記念撮影撮ってエントリーポイントに移動。ここでガスガスになるので、滑降準備を整え天候の恢復を待つが中々ガスが晴れない。9:50滑降開始。昨日の仲間の動画ではフカフカのパウダーだったようだけど、今日は程良くパックされた新雪で思いの外、滑りやすかった。
 
 今から滑る所を見下ろす。雪質は上々    此処でスキーを履く!

逆くの字のボトムまで滑り、スキーを背負い再びツボ足で登り返し、再度滑る。ガスも晴れ、山頂に向け登っている登山者から声援が上がりちょっと嬉しかった。その後は這松の上の雪の上を滑り難なく登山道に合流。此処からは再びスキーを背負い室堂へ。最後の石畳もスキーを履いて滑り室堂前まで滑降しました。
 快適な滑りを堪能!スキーを背負って再び登り返し、滑る

 地雷(雪面上や下に隠れた岩)にはヒットせず快適な雪面!

室堂に出る事には青空になり、ここでお湯を沸かしラーメンタイム!福井山岳会のH川さん(自称幽霊会員)にお声をかけて頂き一緒に過ごして、再びスキーを背負って下山。標高1600m位から赤やオレンジ、黄色の紅葉を眺めながら12:55別当出合に到着。そして帰路に着きました。
 
 室堂前の石畳上も気持ち良く滑れました    室堂のベンチでラーメンタイム!

今日の山行は山頂直下の一部を滑ることが出来ました。地雷も無く気持ちよく滑れ感激。気象庁によると今シーズンは雪は少なく暖冬の予報・・・。天気予報が外れ、たくさん雪が降って欲しいと願う山行と成りました。
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立山で春山スキー!

2023年05月16日 | 山スキー!R05
今日は、いつもの平日ヒマ人と山スキーに行ってきました。
メンバーはYAMAさん、みっちゃん、カミさん、ボクの4名。数日前に新雪が降り、そのお蔭でとても快適な斜面を堪能できました。

 山頂(雄山)から御前谷を滑降するカミさん。快適だった。今日の山行の目的は、この谷を滑ることでした。

朝3:45に丸岡ICに集合し、YAMAさんの水平対向マシーンで立山駅に向かいます。6:00立山駅の駐車場に到着し、準備を整え券売機にGO!最近はネット予約で発券となっており、これにより始発7:00のケーブルカーで出発です。今日は平日ヒマ人の山行のためか、駅は混雑しておらずラッキーです。美女平でバスに乗って観光気分で室堂に8:20着。外国からの観光客が半分くらい。
 
 駐車場にてヒマ人!   平均勾配24°(MAX29°)のケーブルカーで一気に標高差500m稼ぎます。

室堂から出ると目の前には立山がドーン!前回来た時よりも雪は多め!そのままスキーで一の越を目指します9:10。龍王から御山谷も良さげだけど、今日は雄山から御前谷を滑る予定なので、ここからはスキーを背負って山頂目指します。登っている途中、白い冬毛を纏ったRock Ptarmiganが、「グェ グェ」と鳴きながら頭上をかすめて行った。(室堂へのバスの中で雷鳥の名前をRock Ptarmiganと説明されており、てっきりボクは今まで、そのまんまのThunder birdと思ってました)
 室堂から出ると立山がドカン!今日はTHE DAYの予感!的中。始発で来たので人が少ない。

 
 一の越目指し雪原を進む    振り返ると大日~奥大日!また行きたいな

御山までの登りは登山道を登るだけ。今日も激重テレマークなのでヘロヘロ。登山道には新雪の痕が有り、今日は妖怪が出ないと確信。

 一の越をバックに登るカミさん。

そして鳥居を過ぎ10:30に山頂に到着!お参りします。その後、御前谷のエントリーポイントに向かいます。
 
 山頂が見えました。御前谷は写真右の斜面へエントリー   夫婦で記念撮影。

山頂から見下ろす御前谷は地形図が示す通り、出だしはとても急斜面。ハラハラ!ドキドキ!でも雪の状態は良好なので、思い切ってエントリー。エッジも良く効き、安全な所でOKサイン。次はカミさん。危なげなく滑り降りてきた。上部はウインドクラストで徐々に快適ザラメ
 山頂から見下ろす御前谷。なかなか急斜面。カリカリの時は滑れないと思う。

 ビビりながらも急斜面をエントリー!最初だけだった。後は広大快適斜面

シュプールが全く無く、薄く新雪が積もっており快適!快適!
 
 とても広い斜面だけど、暫くで傾斜は緩くなる   ボクもテレマークで!

約標高差230m程滑り、登り返します。御山に登っているYAMAさんとみっちゃんに無線で状況を伝えます。滑り出しの急斜面の登りも雪が落ち着き安心して登ることが出来た。御山山頂からボク達の滑りや登りを見ていたギャラリーも居ました。
 
 登り返ししているカミさん    稜線に出てホッと一息!

そして、山頂で参拝していたYAMAさん、みっちゃんに合流して12:10いつもの昼飯です。お湯を沸かしてひと時。此処で眺めると、佐々成政が越中と信濃の境にある針ノ木峠を越えて、信濃大町 に雪の中進軍したことの現実味を覚える。それにしても素晴らしい景色。
 山頂の拝殿横で景色を堪能しながらの昼飯!今日も山で楽しめ感謝!

昼飯食った後は、拝殿の横から少し岩場を下り、通称ザキヤマカール(山崎圏谷 )にエントリーです12:35。氷河に削り取られた素敵な斜面です。そういえば、御前谷も氷河に削り取られた地形だと思った。最初は、新雪の雪塊の中を滑りますが、ローソク岩を過ぎると、そこは広大なゲレンデ!縦溝なしの面ツル!!。
 
 岩場ではスキーをリレーして下ろします   大斜面!ローソク岩の先端!

 
 雪質も丁度良い!   カミさんもエントリー!

 ローソク岩目掛け滑るレジェンドの安定した滑り!年齢を感じさせないスキル!

 カミさんGO!(写真YAMAさん)

 みっちゃんGO!(写真YAMAさん)

 ボクもテレマークでGO!(写真YAMAさん)

 ローソク岩から下は快適!今まで4回来てますが、一番の当たりの雪だった。

 スキー場よりも素晴らしい!と思ひます。

 何処までも続く快適斜面!天気とメンバーに感謝!!

ローソク岩からの大斜面を皆で思う存分滑り、傾斜の緩いところに出たら、このままトラバース気味に滑り、浄土山のコルの登り口に移動します。
 
 朝来たルートをトラバースして取付きます    シール貼ってコルを登り返しました。
 
 浄土山のコルから一気に室堂へ!    雪質は徐々に重くなるけどワックス塗ってGO!

13:30浄土山のコルに登り返し室堂目掛け滑ります。室堂に近づくにつれ、妖怪が出だし、ストップスノーに成りつつあったけど、総じて快適に滑れました。室堂付近のみ縦溝が有りました。
 室堂めざし!雪質がとても良く、快適な山スキーを堪能できました。


 14:10室堂に到着しました!今日のメンバーに感謝!

この後は、スキーを袋に入れ、バスに乗る支度をして、14:40発のバスに乗り込み約1時間で立山駅に到着しました。ボクが初めて立山で山スキーをしたのが22歳の頃。今から26年前…。この時は外国からの観光客は稀だったのと、山スキーする登山者なんて、誰も居なかった(数えて数人)。最近は山スキーヤーが増えてきているのだと改めて実感するとともに、此処に来る山スキー屋さんは、高級な道具や、ウエアを纏っていて、いつも合羽で滑っていることに少し恥ずかしかったような。
 今日もカミさんと、そして楽しい仲間と共に、素敵な時間を過ごすことが出来ました。感謝しきりです。

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快晴の白山で高校山岳部の顧問の恩師に偶然会った!感激!!

2023年05月04日 | 山スキー!R05
 今日も快晴!激重のテレマーク板を山頂まで担ぎ上げました。ARMADAです。

今日も白山に行ってきました。前回は風嵐ゲートが閉じられていましたが、今日は市ノ瀬ゲートまで軽トラで行けました。今年は雪が少ないですが、まだまだ雪を探せば滑れます。
朝、3:00起床し、ザックやMTB、スキーを軽トラに積んで出発です。前回の白山山スキーでcommencal supernomalのリアディレイラーの修繕がまだなので、今日は泰山さんから譲り受けたGTのフルサスで行きます。風嵐ゲートは開いています。今日は市ノ瀬ゲートからのスタートと成ります。4:00ゲート発。
 
 まだ、市ノ瀬駐車場はガラガラでした     別当出合休憩舎にて

市ノ瀬の駐車場は半分ほど埋まっている状態。別当出合までも自転車や、徒歩で登る方々を抜いて、4:55着。ここでMTBをデポして砂防新道コースで登ります。
今日も激重のテレマークです。ザックに付けて登りヘロヘロ。中飯場を過ぎて、登山道を進むもなかなか雪が出てこない。そして6:20別当出合に到着。休憩しつつ別山など朝焼けの山々の風情を楽しみ、今日はエコーの雪融けで藪漕ぎは必至と思い、黒ボココースで向かいます。まだ早いのか雪は固くアイゼン必要かなと思うが、キックステップで慎重に登ります。
 
 甚之助避難小屋はだいぶ雪が解けました    雪がだいぶ解けました。


 室堂を越して大斜面に取付きます。滑るときは快適ザラメに成ってました

途中、数か所スキーを外し、登る。結局黒ボコ基部から弥陀ヶ原までツボ足で登ります7:50。今日は水屋尻雪渓から山頂左の斜面を登ります。今日も独りなので気が楽。適宜休憩をとりつつ、景色を堪能しながら、そして肺胞に新鮮な空気を取り込み、マイペースで登り六地蔵跡 付近でシール登高を終了。ここからは、ツボで行けばいいのだけど、愛用のテレ板を担いで山頂を目指し9:20山頂着。山頂祠で参拝して再び六地蔵跡 へ向かい滑る準備。
 快適面ツル斜面でテレマーク。
9:40滑降開始。室堂までの面ツル大斜面は程良い感じに緩んでいて気持ち良くテレマークターンを堪能。テレ板で来て良かったと改めて実感。室堂では多くの登山者。今日は此処で昼飯。ザックからカップラーメンとか出すも、一瞬目を疑った。楽しみにしていた缶が「プシュー」と音を伴い内容物がザック内を。スコップの角に当たり破裂した様相。炭酸の抜けたそれを啜りながら、ラーメン(糖質OFF)タイム。山頂を拝みながらの素晴らしい時間を堪能。
 
 室堂で昼飯     鳥居もだいぶ出てきました

この後は、元来たコースを滑降。黒ボコ下も落石無く快適に滑降し、一部スキーを脱ぎ、甚之助避難小屋にて休憩。ここでスキーを外していると背後から「もっちゃん!」と声を掛けられる。普段は山ではゲンとかゲンゴロウとか、声を掛けられるが、「もっちゃん」というのは、余程の親しい仲。振り返ると・・・高校山岳部の時の顧問の先生。K島M彦先生だった。もう退職(62歳)されているのですが、今日は妹さんと泊りで白山に来たようです。先生とは大学時代も焼岳から槍ヶ岳へとテント泊で縦走したりと、山でお世話になっており、最近ずっと音沙汰無くいたところ、山で逢うなんて・・・感激でした。こういった仲間や恩師との再会の場を演出してくれる山は、やはり素晴らしい。「山岳部」に所属していて良かったと改めて実感しました。
 
 黒ボコ下も良い斜面が続きます    別当出合には34台の自転車が有りました。皆、白山が好きなんだと思ひました

甚之助避難小屋からは、えげつない縦溝の雪を滑り標高1800m付近で藪に阻まれ、ここからスキーを背負い下山しました。そして12:15別当出合に到着し、デポしたMTBに跨り市ノ瀬に到着12:35。ポカポカ陽気の中、此処まで来る観光客を横目に着替えて帰宅しました。

今日の山行は、普段ボクのブログを見てる方(石川県の方)から、お声をかけて頂き、ビンディング取付けの記事を仔細に読んで、ご自身でTLTビンディングを付けたとの事。正確かつ強固に取付けられ満足しておられ、少しは人の役に立っているのだと嬉しく思ひました。有難うございます!!
そして、高校山岳部の恩師、ボクの山人生の礎をつくってくれた恩師に、大好きな白山でお会いする事が出来、本当に嬉しかった。高校1年生(15歳)から今日まで33年間・・・山に登り続けてきたけど、今日、その先生に自分の元気な姿を見せる事が出来、本当に嬉しかった。
山登りは人生そのものだと実感しました。
 今日も白山仕様の軽トラで来ました。車のナンバー見ると全国から来られているようです。

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白山!春スキー

2023年04月22日 | 山スキー!R05
今日は久しぶりに山スキーに行ってきました。子供の進学や送迎やら寮生活の買い出しとか色々忙しいですが、成長したなぁと思う事が多く、有難いです。
ヤッパシ・・・白山に行かないと!という事で、行ってきました。
 例年だと鳥居の笠木が雪面に出てる状態ですが、今年は雪が少ないようです

例年だとカミさんと一緒に行く白山での山スキーだけど、今日は所要が有るので一人で行くことになりました。朝3:00起床してMTBやらを軽トラに積んで自宅発。閉鎖された風嵐ゲート前に車を停め4:00出発です。
 
 風嵐ゲートはまだ閉じられています。    板は重いのでMTB直付けで漕ぎます。

 
 MTBの登りから解放されるけど、ここから背負います    変速機のアームは曲がりギアは半分欠損していた

でも、MTBの調子が良くない。先日の北部白山に行った時に藪を後ろの変速機に巻き込んだのが原因。騙し騙し進むが、市ノ瀬を過ぎた後の別当の登りで変速機はスポークに巻き込まれ壊れました。無理やり腕力で直したところ、ギアプーリーが真っ二つに割れペダルを漕げなくなり、押し歩き別当出合に6:10到着。
 
 踏み板は敷かれスリルが無くなり残念    雪は少なく薮も多く引っ掛かった。

ザックにスキーを付けたりとして6:25別当出合を出発。吊り橋には早くも踏み板が取付けられ少し残念。階段を登ってから先も雪が無い。漸く林道の交差する最後の地点で雪は繋がり、標高1600mから漸く重荷から解放される。今日は単独だったので時間の制約も無いので、山スキーで良く言われる「鉄下駄」仕様で登る。今日ももちろんARMADAの重板にテレマークビンにテレマークブーツ。でも、登りが辛くても滑りが楽しければOK!(多分)
 甚之助避難小屋は明らかに雪が少ない・・・ベンチが出ているなんてこの時期初めて

 
 甚之助から室堂まではスキーアイゼン必要無し。    ゼブラ別山も素晴らしい!

途中、石川県の若い2人に追いつき甚之助避難小屋の雪融けで現われたベンチで談笑。そして出発。エコー下の斜面への繋ぎは雪切れしていたが笹藪をスキーで越え登り返し振り返ると9:25背後にはゼブラ模様の別山が。雪融けは凄まじい。更に弥陀ヶ原に出ると風が強くなり、気温も低くなる。そのまま進む。
 雪面も縦溝なく快適に進む。ただ板が重いだけ。

10:00室堂到着。気温も低く風も強くなるので合羽を着込み、スキーアイゼン装着。目前には山スキーの先行者が。逆くの字は雪が切れており、いつもの向かって左の大斜面を登る。肩に出たところで先行山スキー屋さんに「ゲンゴロウさんですか!?」とお声をかけてもらう。誰か分からず、その屈強な山スキー屋の風貌。「すみません、どちら様?」と訊くと「皆からコーエーと呼ばれてます」と。あぁ・・・登りの早さや、その所作を遠目に眺めておりやはり普通の山スキー屋じゃないなと思っていた。「初めまして」と挨拶すると、どうも初めましてではなく、繋がりのある方でした。暫く談笑し、彼は颯爽とカリカリ斜面を去って行った。ボクは強風の中この後最後の登りで10:55山頂着。
 
 肩に出て暫く。もうすぐ山頂!風が強い    山頂祠で近況報告と感謝の気持ちを伝える。

誰も居ない静かな山。一人で来る山は静かで重い耽ることが出来大好き。もちろんカミさんと二人で来るのも良いけど。山頂祠で近況報告や、源次郎の進学の事などお礼を伝え、下山(滑降開始)とします。
 山頂より室堂を見下ろす。雪が少ないけど白山はヤッパシ素晴らしい!!

風が強くカリカリなのでシール剥がしたりと大変。そして11:30室堂目掛け一気に滑り込む。普段だと滑降する被写体が居るので、それを楽しむことが出来るが今日は独りなので適当に滑る。面ツルの超快適斜面で室堂着。ここで、先月、火打山で一緒になった「はいまつ」さんが登ってきていた。風貌防に見覚えが有ったので何となく分かった。少し喋って滑る。
 
 山頂は爆風だけど展望最高    激重のARMADAと。滑りは最高

 山頂肩から室堂への大斜面。最初はカリカリだったけど、徐々に緩み素晴らしい面ツル!

もちろん雪質は最高で室堂から弥陀ヶ原、甚之助上まではフィルムクラストでぶっ飛ばせ、しかも柔らかいのでテレマークに最適!ヤッパシ・・・鉄下駄仕様で来た甲斐があった。12:10に甚之助避難小屋に到着。雪融けで顕れたテーブルベンチで少し汚れた雪をコンロで沸かしラーメンタイム(糖質OFF)。周囲の景色を楽しみながらのんびり出来るひと時。12:45出発。
 
 まだまだ続く大斜面!面ツル最高です    昼になると雪も程好く緩み滑りやすかった。

 汚れた雪を除き溶かして湯を沸かしラーメンタイム!周りの景色と相まって美味しい!

甚之助避難小屋から始めは面ツルも徐々に縦溝になり、標高1600mで藪が煩くなり、ここでスキーを背負い下る。周囲の木々は様々な彩色の萌え色に染まり見ていて楽しい。落葉し次の年に再び芽を膨らませ新葉を広げ秋には紅く染まり落葉するこの循環が素晴らしいなと。そして春の木々から発せられる匂いも大好き!とそんな感傷に浸れたいけど兼用靴での登山道は歩きにくくストックでバランスをとりながら下ること13:35市ノ瀬に到着。
 
 限界まで滑る!例年の5月初旬の雪の量   自転車が4台増えていました

最後は壊れたMTBで下るだけ。殆ど下りだけど、登り傾斜は押し歩いたりして進み14:20風嵐ゲートに到着。お疲れさまでした。帰宅後は今日部活動の練習が終わり、JRとえちぜん鉄道で帰省する源次郎のお迎えに行きました。夜は少し遅れたけど4月20日の誕生日の源次郎の誕生日パーティー。寮生活は自室にはTVは無し、Wi-Fiは特定の場所でしか使用できない環境で、やることは部活動と勉強しかないといった、今までとは全く違った生活を親から離れて頑張っている姿を垣間見れました。子は親の鏡というけど、これからボク達はどうしたら良いのかと、源次郎の真っすぐな生き方!?に戸惑いました。
 風嵐ゲートに到着!愛車の軽トラも白山ナンバー!軽トラは農業にも山登りにも、色々便利!

そして、23日の日曜日YASUHIROさんが脛骨・腓骨骨折の術後35日で白山に登ったことを知りました。物凄い精神力はもちろん、白山に懸ける思ひはだだならぬものだと実感。祈るという事に全身全霊挑でむ姿に感動。そして嬉しかった。ボクがYASUHIROさんと初めて知り合って山行にご一緒させてもらったのが19年前の「奥三方岳 2150m 3ヶの谷巡り」だ。あの時はF澤さんもみんな若かった。でもみんな今でも若くエネルギッシュさは色褪せていない。その姿に尊敬します。
そして・・・「早く完治して、いつかまた!!」
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北部白山…楽々新道から山スキー

2023年04月10日 | 山スキー!R05
今日は久しぶりに山スキーに行ってきました。
 小桜平避難小屋で昼飯です。

先日まで、源次郎が中学を卒業し、次なる進学先について、寮での生活になるため、引っ越しやら入学式など忙しく山に行けませんでしたが、漸く今日の山行と成りました。
 
 最初は快適だったけど所々崩壊してました   真新しい落石痕が有り、ガードレールも無いし、怖かった

今日は、北部白山管理人の泰山さんから山行のお誘いが有り、沢登りではこの界隈は昔から訪れてきましたが、普段なかなか行くことの無い北部白山の山スキーを楽しんできました。朝、2:00起床し3:30白山ホワイトロードの入り口手前の岩間温泉へのゲートに集合し出発です。ゲートの門扉は閉められているので此処から岩間温泉の楽々新道登山口までMTBを漕いで進むことになります。三又発電所の導水管は辿らず、山崎旅館へ続く林道をMTBで走ります。
 
 山崎旅館を過ぎると安心して進める    楽々新道登山口までMTBで来れました。(所々担ぐところ有ります)

深夜の林道(岩間一里野線)は崩壊していたり、落石、道が水没(川になっていた)、ガードレールも無くハンドル操作を誤ると中ノ川にGOです。土砂崩れで道を塞いでいるところをMTB担いで通過したりと、この林道が核心部でした。5:30に楽々新道登山口に到着し、ここでMTBをデポして、スキーを担いで登山道又は雪面を登っていきます。泰山さんの白山愛に溢れんばかりの歴史や地質、最近起こった崩壊や事故、風俗、逸話など様々に及び、一緒に登っていて勉強になることばかり。これだけ白山の事を後世に伝えていかなくてはと思ふ事ばかり。同じ郷里出身の大先輩として誇らしい。
 
 標高1100mから山スキーで登る。快適な稜線   振り返ると笈ヶ岳や大笠山

 ボクの大好きな妙法山は泰山さんは「あれはオッパイ山や!どこから見てもそうやで」と言ってたのが印象的でした(^^;)

9:00標高1776m地点に出ると進路を左の岩間道に進路を変え「薬師山」に向かいます。何でも、この山は標高2023mの高さにあり、今年(西暦2023年)の山だそうです。我が国でもこの高さの山は3座有り、山の雑誌からその情報について問い合わせが有ったそうです。この辺りの地形が面白く谷や尾根、雪を楽しみながら薬師山を目指します。ボクは今日も修行系の激重のテレマーク板と靴で参戦。滑りの楽しさをと思へば気にしない(ようにしています)。山頂から、火の御子峰もバッチリ!
 
 10:00に薬師山(今年の山)に到着しました。     周囲360°パノラマの絶景を堪能。笈ヶ岳と大笠山

 
 山頂から一旦谷に降りて登り返します   樅ヶ丘目指し新雪大斜面を登ります。

11:00樅ヶ丘に到着。素晴らしい景色に蒼い空!今日は焼ける…何度も日焼け止めクリームを塗り重ねて到着です。加賀禅定道の稜線は白く本峰へ続く。一昨日降った新雪のお蔭で滑りは良さそうです。ここでシールを剥いで滑降準備。
 
 樅ヶ丘の雰囲気がとても良かったです。   小桜平目指しエントリーポイントへ進みます。

 
 小桜平避難小屋目指し広大斜面を滑ります    新雪も良く滑り快適!!


 気持ちイイ!この時期に巡り合えた新雪に感謝

小桜平へは夏は笹原だけど冬は大斜面!素晴らしいです。そしてあっという間に避難小屋に到着です。ボクは昼飯の準備、泰山さんは避難小屋の開口部を開けて、小屋の点検や写真撮影。流石は北部白山の管理人といった感じです。最近山小屋(営業小屋)の宿泊料の高騰有ってか、無人避難小屋の利用が増えていくと予想され、これら避難小屋の維持管理に尽力されている姿に頭が下がります。小屋内の点検や空気の入れ替え、黒板に注意事項を記入し戸締り。そして小屋前で周囲の絶景を楽しみながらラーメンを啜りました。
 
 大斜面を堪能して小屋へ向かいます    新雪は思いの外良く滑りました

 11:45小屋の外周や内部の点検を行った後、周囲の景色を堪能しながらラーメンタイム!

ラーメン食った後はその後も続く大斜面を堪能しながら滑ります。楽々新道の尾根は北面に位置するので雪質が良くとても快適。(でもアプローチが大変)
 
 小桜平の下も大斜面は続く    日本海目指し滑る

 
 どこまでもシュプールで!登り返しも僅かで朝の尾根に   新雪(湿った)の滑りもワックスのお蔭で快適。

朝の標高1776mのピークを越したら後は痩せたり滑りやすかったりする尾根を、テクニカルに滑ります。
 
 此処からは痩せ尾根滑降もあるけど・・・   1687mからは意外に快適斜面も・・・

そして徐々に雪切れも出だし、何度も板を履いたりツボ足で下りたりすること、標高1100mで断念。此処で潔くスキーを背負い900mの登山口までスキーを担いで降りる。数年前の大崩落で岩間温泉への道が寸断された所へのルートを教えてもらいながら、13:55MTBデポ地に到着
 
 ここでスキーを背負って下山する。    登山口に到着。此処からは林道ダウンヒル

登山口でMTBに跨り一気に林道を駆け下りたいけど、林道には朝来た時には無かった真新しい落石の痕や、暗くて見えなかった危険個所がいっぱい!崩壊して林道を埋めた後に谷からの水で水中を進んだり(小谷)など気が抜けない。もちろんガードレールが無いのでハンドル操作を誤ったら一気に中ノ川へGO!となる危険個所ばかり。なので慎重かつ、景色を堪能しながら林道を下りました。
 
 雪崩の痕もMTBなら担いで通過可能    今は営業していない山崎旅館を過ぎる。

 
 崩壊箇所もMTBなら通過可能   小谷から谷水が溢れ水流突破するところも


 下りてきた林道を振り返る。楽々新道への尾根に続く林道が望めるスリリングな路でした。もうあまり行きたくないと思ひました。(怖かった)


 泰山さんの軽トラも、ボクの軽トラも同じHIJETでしかも、2702ナンバーです。白山の駐車場に来ると必ず同じ番号の車両が有るのも、白山が大好きな人々が居る事の証左なのだといつも思っています。

今日は北部白山管理人の泰山さんの案内で、とても静かな白山を堪能できました。アプローチは激悪でしたが、尾根から上は最高の山を堪能できました。このやうな山を堪能できるのも山仲間(先輩)のお蔭です。感謝です。
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火打山POWDER

2023年03月19日 | 山スキー!R05
今日は火打山に行ってきました。
昨日は福井は朝から昼頃まで雨が激しく降っていましたが、ここ頸城の山々には新雪が積もり、ラッセルを終始強いられましたが、そのお蔭で素晴らしいPOWDERを満喫できました。
 空沢尾根に向け登る途中。振り返ると威容な山塊から上る噴煙が素晴らしい焼山

今日のメンバーはテレマーク仲間のAXさんと、S田さんの3人です。カミさんも来たかったのですが、子供の廃品回収の仕事が有り行けませんでした。前日土曜日は中部縦貫道路開通イベントが有り、雨の中カミさんと当該道路を歩いて参加しました。下界は雨なので山は雪だろうなと思ひつつ、その目論見は的中というか、この時期にラッセルとなり、ヘロヘロの反面激POWDERというご褒美を頂くことが出来ました。
 
 周りに迷惑かけないように静かに準備!     九十九折はなるべくショートカットで

土曜日の夜22:30に丸岡ICでS田さんと合流し、水平対向マシーンで北陸道を新潟に向け出発。23:00徳光でAXと合流し笹倉温泉に翌日1:15笹倉温泉に到着。コンビニで調達したストロングを回し飲みして暫し仮眠をとり3:00起床し準備です。
 アマナ平にて此処を少し左にとり北面台地の登り斜面に取付きます。足元は新雪!

九十九折を終えた後はアマナ平を目指し、林道をショートカット!前日、や本日のトレースに惑わされないやうに、我が道を進み北面台地末端を目指します。星座を仰ぎながら進むと徐々に明るくなり、周囲の山々の輪郭が暗闇に映し出されてきます。
 
 ヘッデンで進みます。     5:40北面台地末端に到着

ボクは花粉症じゃないけど、AXさんは北面台地に出ると車内から苦しめられていた杉花粉の攻撃は無くなり漸く本領発揮となります。正面には噴煙を吐く焼山や左には秀麗な火打山が望めます。北面台地を詰め焼山に登るのが、今日の雪質も含め容易ですが、もちろん今回はお二人がまだ火打山が未踏なので左に進路をとります。
 5:55北面台地にて朝日を浴びモルゲン状態の高松山(本当はもっとオレンジ色)

 
 焼山の山頂・噴煙に朝日が当たってきました   火打山はまだまだ寒々しいです。

賽の河原は深く雪庇があるので、何処で渡ろうか逡巡しますが、思い切ってダイブ!そして登り返して標高1350m付近をなるべくアップダウンの無いように広い谷を進み、1550mで谷に入ります。徐々に急斜面になり、ジグを切りながらの登り。
 
 北面台地を離れ空沢尾根への谷を進む   振り返ると北面台地!溶岩台地!

傾斜は更に強くなり、約30㎝の乾いた新雪の下はモナカ。スリップする危うい登りだけど、斜度はいつもの山行ながらでスリップに注意しつつ途中でスキーアイゼンを付けてトレースを延ばす。ボク達のトレースを辿り山スキー1名、登山者1名が追ってきたが、登山者は登れないと判断し下山。
 徐々に傾斜は強くなるが、振り返ると焼山の威容を感じることが出来る。

足下の雪は不安定でストックでスキートップの雪を探りながら登る。稜線に近づいてくると、より雪の状態を仔細に把握しながら。
 
 ドキドキだったけど、スキーアイゼンが良く効いた   8:40空沢尾根に到着。火打が少し近づいてきた。

稜線は更に雪が悪くカリカリの上に僅かに新雪やシュカブラと、シールの効きが目まぐるしく変わり、気が抜けない。でも天気が良いから一歩一歩進むのみ!肺胞内でガス交換しているのが良く分かる。汚れた身体の細胞が浄化されるような気分。
 火打山がずっしりと構えている。北陸の山とはスケールが違う。そして稜線は風が強い

稜線はアップダウンが微妙にあるが、雪面は固いところが有るので、なるべく無理せずに安全な所を進む。
 火打山目指し稜線を進みます。北面台地に放山と展望バッチリ!妙高山はまだ望めない

振り返ると日本海が良く見える。朝は漁火も見えた。海に近い火山の特徴そのままの山だと実感。
 10:05山頂までひと息!慎重に登る!トレースは無い。今日はボク達が一番乗りか!?

 そして10:30山頂着。ここで先ずはシールを剥がし、滑降準備をして一息ついて360度パノラマの景色を堪能!と行きたいところだけど、とても寒く、風が強い。仲間を待ちつつ写真撮ったりする。今日は雲一つない晴天に火打に登れたことを感謝!(前回は天気よくなかったので)
 天狗原山と金山の背後には八方尾根を介して北アルプスの雄峰がズラリ

 もちろんお隣には焼山が溶岩台地を従え峻立。ここは日本!?そうです!

 焼山から日本海へ延びる溶岩台地(北面台地)日本離れした絶景を堪能。日本海まで良く見えました

 昨年カミさんと登った乙妻山も。笹ヶ峰ダムは真っ白!

 妙高さんもカルデラに囲まれ如何にも火山といった風情を醸している。

先程まで同じ視線上に合った高松山や昼暗山は遥か下。蛇行しながら日本海に注ぐ早川。目の前の景色が夢のやう。こういった感慨は一緒に登った仲間も感じている。素晴らしい体験を共有できる仲間がいることに感謝(今日はカミさんが居ないので残念だけど。また次回お願いします)
 山頂にて!ラッセルやカリカリ斜面に皆の脚の体力は奪われました。でも皆笑顔!

山頂に着くやAXさんが、昼飯のシェルター掘る!?と聞いてきましたが、さすがにこの寒さや風では楽しめないし、遠慮させてもらった。いつも寒さに強いボクも、テムレスでは我慢できないし、アウターの下には3着、着込むほどの寒さ。でもそのお蔭で雪は生きている(その下はカリカリ)。ボク達のトレースを辿り単独で来られた金沢の山スキー屋さんに写真を撮ってもらい11:15に影火打北西ルンゼに滑り込む。今日の雪質からはここが最善だし、2度目なので安全を最優先。
 
 火打山からGO!!    影火打目指して滑ります

 影火打の裾(北側)を滑り谷に向かいます。金沢の単独山屋さんもボク達の後を追って滑ってきました。安全第一で行きませう!

山頂から影火打のコルまでは風下の南面が新雪が有り安心して滑ることが出来、ここから影火打北西の広大斜面に飛び込む。広く新雪が50㎝積もっていて快適!白煙と雄叫びを上げつつ谷の形状に従い落ちていく。二人ともスキーの達人なのでボクは写真撮影に徹します。
 焼山を眺めながら新雪クルージング!激パウ!

 
 大斜面に適度な傾斜!滑りやすく上部は雪が安定    これが本当のラストパウダー

段々と傾斜が強くなり、標高1850~1900mの所で谷と尾根が複雑に切り替わるところ。此処は以前登りで来た時にスキーを担ぎツボ足で登ったところ。記憶が蘇ってきた。此処は慎重に向かって右側の谷にジャンプして着地。と同時に小規模雪崩を誘発。その後も仲間が谷に入って来るにつれ無数の雪崩が襲い流されるが、そのまま雪崩の上を滑ったり、日陰の右側の新雪を滑りながら快適に賽の河原へ進む。
 噴煙を吐く焼山とS田さん!カッコいい!!AXさんははるか遠くに

 どこまでも続く。此処もジャパラスカ!?

 
 シュプールを見上げる     小規模雪崩も誘発させながらの滑り


 大斜面!表現できない素晴らしい。

 
 どこまでも        素敵な雪と斜面

 
 底付きデブリも無く     北面台地へと続く

12:00北面台地に出るともう安心。ここからもメローな大斜面だが、ストップスノーは無く、雪は良く滑り緩斜面もブッ飛ばせる。河原を跨いで焼山をバックに12:25昼飯とします。今日は朝早かったのでガスで湯を沸かしラーメンタイム!景色が素晴らしく美味しい!ここで、金沢の単独行の方とゆっくり話すと、ボクのブログを見て下さってる方で、これを参考に山スキーのビンディングを取付けたとか。手順もきちんとされており、少しは山屋さんに役に立っているのだと実感。皆さんに貢献出来て良かった。
 広大な北面在地を皆でシュプール!


 焼山の噴煙と共に皆でカップ麺を啜る!やっと一息入れるこの瞬間が楽しい

13:00飯食った後は、賽の河原をシール付けず登り返して後は朝のトレースを辿り笹倉温泉に向かいました。

 ありがとう!火打山!!そして一緒に登った仲間!!!

 
 アマナ平と火打山    14:00笹倉温泉の駐車場まで田んぼとか滑ってゴール!

ポカポカ陽気の駐車場で、山頂のあの寒さは何だったのだろうと思ひつつ、下界に感謝しながら後片付け!そして駐車場料金のお礼として3人で笹倉温泉の源泉 垂れ流しの湯に浸かりながら、本日の山行を思い巡りました。

国道8号線にでると、火打山や焼山がすぐそこまで迫っており、頸城の山々の迫力を思い知らされ、皆感動に包まれました。また白山系とは違ったダイナミズムを感じました。

帰路はS田さんの水平対向マシーンで15:00高速道路を走り、途中AXさんは下車、丸岡ICに17:45着、自宅18:15着。家族みんなボクの帰りを待ってくれていて、源次郎の同級生も一緒に手巻き寿司パーティーしながらビール一気飲みでいつの間にか記憶を無くしました。今日の山行は雪がとても不安定でしたが、信頼する仲間が居てくれたお蔭で目的を完遂する事が出来ました。

素晴らしい仲間に感謝!そして車内や山でもとても楽しいひと時を過ごせました。同じ趣味や目的を一緒に頑張れる仲間が居ることを、これからも大切にしないといけないなと思ひました。今度はカミさんのリクエストに応え、笹ヶ峰から火打山を目指したいと思ひます!

この辺の過去の記録








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小白山の俵谷を滑降+α

2023年03月04日 | 山スキー!R05

 小白山から俵谷に滑ったシュプールを登り返して見に行きました

今日は山仲間のAXさんと、カミさん、ボクとで小白山に行ってきました。3:30起床し、AXさんの居る大野市の道の駅に4:00集合して、カミさんのV40ccで石徹白に向かいます。楽しい車内で向かうこと石徹白の駐車場には5~6台の県外ナンバーの車がズラリ。ボク達も準備をして5:30出発です。なんと、AXさんは昨夜岐阜から帰って来てそのまま車中泊したとか。単身赴任していて今日は山スキーした後、自宅に帰るのだそう。
 
 まだ暗いですが、この後すぐに明るくなります    林道には新雪が積もっていました。

 
 ダイレクト尾根東の湿地帯は雪で埋まってました   野伏平から望む野伏ヶ岳

適宜、林道ショートカットしつつ、和田山牧場へは向かわずダイレクト尾根を目指します。振り返るとダイレクト尾根を野伏ヶ岳に登っている登山者が数名見えました(視力:公称値2.0)。そのままトラバース気味に野伏平を登り、橋立峠を過ぎ、その南側のコルを目指します。汗ばむ登りもコルに出ると風が強く寒いのでカッパを着ます。

 野伏平から望む小白山北峰!南峰の本峰は見えません。

AXさんを先頭にラッセルして進みます。さすがはSKIMOの板です。ストライドが大きく、速い!!板の幅が狭いのでトレースが合いませんが頑張ってついて行きます。見上げる空は真っ白な雪と相まって紺碧の様相。
 
 トラバース中は重い雪に、風は無く暑い   峠目指しAXさんブッ飛ばします。


 9:05に橋立峠の南のコルに到着しました。野伏ヶ岳の山頂に登山者が5人

コルに出ると風が強く寒いので合羽を着て小白山北峰を目指します。ここは風の通り道なのでカリカリに成っているところも有るのでスキーアイゼンを装着します。目の前には故郷の山々(経ヶ岳とか赤兎、大長)が望め感動しました。
 小白山北峰に到着です。ここでやっと小白山南峰と、俵谷が望めます。いつ来ても面ツル斜面!

 小白山南峰に向かう途中、滑る斜面(俵谷)を俯瞰しました。美味しそうな斜面です。無木立!

9:25小白山北峰に到着です。ここで本当の小白山を望むことが出来ました。福井県側は斜度も強く危ないので、雪庇の小さなところから岐阜県側の斜面を進みます。雪は安定しており難無く山頂に至ります。
 小白山南峰(本峰)に到着です。まだカミさんがトレースを追って進んでいるのが見えます

そして、9:50全員が山頂に到着!!AXさんはこの山に来るのは初めてだとか。とても嬉しそうでした。ボク達も毎度の山ですが、天気も雪も、展望も良く感動です。山頂でシールを剥がして滑る準備!
 
 滑降前に山頂で記念撮影    枇杷倉山そして背後には荒島岳素晴らしい展望


そして野伏ヶ岳の背後に鎮座する白山が神々しい!

展望を楽しんだ後はお楽しみの滑降です10:05AXさんが雪崩の危険性の評価を行い、その後続々と皆が谷にエントリー。重い雪だったけど、良く滑り快適。無木立なので大斜面で皆でお絵描き!

 雪は重かったけど、良く滑りました。標高差250m滑って登り返しです

 
 このやうな大斜面はこの辺りでは珍しいです   ノートラックです。黄砂や花粉の影響も無く快適
 
 SKIMOの細板のはずだけど、AXさんはグイグイターンして下りてきます。板の性能は関係ないようです。

 
 段々と谷が狭く成り、いいところで切り上げ登り返し   カミさんも新しい板で攻めることが出来たようです。

10:20標高差約250m滑ったところで登り返しとします。小白山北峰ピークへの尾根(杉山からの尾根)を登り返します。
 
 再びシールを貼って登り返し!    日差しが強く日焼け止めを塗りなおしました。

稜線の登りは快適で、北峰への雪庇も張り出しておらず、山頂へ。この後、冒頭の写真にあるように、再び南峰に向かい、シュプールを見学しに行きました。ノートラックの斜面にボク達のシュプール!これが有るから山スキーはやめられない!!10:55北峰のピークで風防テーブル作って昼飯です。白山を拝みながらのラーメンは美味しい!そして11:40橋立峠の南コル目指しひと滑り!そしてここから野伏平へ向けひと滑り!まだまだ楽しい斜面が続きます

 小白山をバックに昼飯!白山がいつまでも白く輝いていました。感激!

 
 橋立峠南コル目指しひと滑り!   雪質もずっと良かった


 橋立峠の南のコルからも快適バーンを滑降!ここも広い

 
 この後ブッ飛ばしすぎてAXさん前方宙返りして転倒   野伏平へ向けてGO!!

 
 野伏平からダイレクト尾根まで登り返し無く滑ります   橋の所まで滑ることが出来ました。

ダイレクト尾根を越した後は林道目指し滑降。その後の林道はオートクルーズでブッ飛ばし、12:45に駐車場に到着しました。そして単身赴任から自宅になるべく早く帰りたいと言うAXさんの要望通り、速く帰還できました。

今日は、朝の駐車場の車の多さから、今日も野伏ヶ岳は多くの登山者で賑やかだったと思ひますが、小白山はボク達3人のみの貸し切り状態で、とても静かな山を堪能できました。いつ来ても俵谷は最高です。もちろん沢登りでの俵谷も良いです!


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安房山から小船へシュート滑降そして滑落事故

2023年02月26日 | 山スキー!R05
今日は乗鞍方面に遠征です。この界隈でまだ登った事の無い「安房山」を登り、その北西面に位置するシュートを滑降しました。

 出だしは急峻な地形だが、無木立パウダーを満喫。雪が軽い!

メンバーはK永さん、しゅんぺーさん、カミさん、ボクです。
朝、2:50に目覚まし時計が鳴り、身支度をして、愛車KIXに荷物を積んで出発です。今日は3:30大野市の道の駅に集合し、しゅんぺーさんの水平対向マシンに乗り込み出発です。低重心のマシーンは曲がりくねった道路もブッ飛ばし、6:10にアカンダナ駐車場手前の除雪終了場所のゲートに到着。ボク達の他に2PTが居ました。慌てて準備をして6:20出発です。此処からの出発はアナコンダ山や、十石山に登って以来。
 
 しゅんぺーさんの水平対向マシンで現地入り    ショートカットして国道158号線に出る

雪で閉ざされた国道158をショートカットして登り、標高1480mの所で先行PT(東京大学ワンゲル部)を抜き先頭に立ちます。これからの日本の将来を背負う彼たちにエールを送りつつ。そして標高1590mの分岐を左にとり、安房平の西側を通り、安房峠に向かいます。この峠は高校山岳部の時、当時は安房トンネルが無く、九十九折の狭い道をマイクロバスで通った懐かしの道。今は冬季閉鎖してますが・・・。
そして、8:15安房山北西端の尾根に取付きました。
 
 安房平を進みます。背後には四ツ岳が!風強そう    安房峠への斜面を登ります

 
 最初は薮っぽい尾根も徐々に快適に    振り返ると前穂高吊尾根もバッチシ!

安房峠手前の尾根に取付きますが、とても乾いた雪に急斜面なので登りにくいため、少し北側に巻いて支尾根に取付き、稜線に出ます。最初は薮っぽい尾根も次第に疎林へと変わりの登りやすくなりますが、非常に乾いた雪が積もり、スリップして登りにくい。さすがは北陸の雪質とは違うなと実感。
 前穂高岳吊尾根が一瞬晴れて望めた!!

来る途中、平湯温泉で氷点下9度。登るにつれ気温は低くなり、普段から寒さや指先の冷たさに強いボクも堪らずアウターの下に一着、手袋もフリースからテムレスに替えて登るも寒かった。山頂では氷点下20度位はあったと。そしてエントリーポイントを確認して平坦な尾根を進み、10:25に安房山山頂に到着。山頂には豪壮な電波塔が立っていた。更に一瞬ガスから晴れ望む事の出来る北アルプスの雄姿に一同感動。
 山頂で記念撮影!今日はテレマーク3台(うちNTN2台)、山スキー(TLT)1台

今日の天気予報は、乗鞍岳周辺は晴れ、風速は20m/sとの事だが、その通りで、四ツ岳上空を抜ける雲の流れは凄まじかった。比較的低い2200mの山にして正解だったようだ。風は強いものの、気温が低いだけ。山頂では各々シールを剥がしエントリーポイントへ向かいます10:40。
 
 山頂の電波塔を後にします   安房山北端のエントリーポイントからコースを俯瞰

 出だしの雪庇に注意してフカフカのパウダーにドロップ!

ドロップポイントは新雪が吹き溜まっており、快適に谷に入ることが出来た。この後も無木立の快適斜面が続いて行く。この時はあの痛ましい事故が起こることなど考えられなく、延々とパウダーを滑っていくことになる。
 
 しゅんぺーさんの華麗なテレマーク    K永さんの安定した滑りのテレマーク

滑降は流石は北アルプス!乾いたパウダーで咽るほどの粉雪を堪能できました。北陸の雪とは違うねと言いながら、発狂しながら滑る面々。
 
 カミさんの滑り!上部はフカフカの新雪   テレマークに最適な所もたくさん有りました


 粉雪を撒き散らし滑る。この浮遊感はテレマークならでは

 シュート状の地形はパウダーたっぷりだが、風の通り道はガリが露見されてきた。

 
 それでも続々滑り降りてくる。条件さえもっと合えば更に素晴らしいことは分かるが、雪崩の危険性のあるシュートだと実感しながら滑り降りてきた。
 
 小船の窪地が見えてきた   徐々に底付き新雪に成りだす


 この辺りでガリガリの上に薄い雪が付き、その後はキラリと光るような氷の斜面が露見する。ヤバい雰囲気に・・・。

傾斜は強く、凍ったモナカや氷化したアイスクラスト斜面が斑になり、遂にはアイスクラストの危ない無木立斜面になり、一時停止して足元を見極めながら、横滑りするなどして危険地帯をかわそうと各々必死の状態になる。そして2名が滑落する事故を招いてしまいました。
ボクが一番下にいたところ、上方から雪面を削らす音とともに叫ぶような声とともにしゅんぺーさんが滑落してきた。目で追いやりその状況を仔細に見分できたが、落ちる速度は徐々に加速していき、頭が下になり落ちていく。片方のスキーが雪面に刺さるとともに、その勢いは減殺され藪の中に落ちていき、滑落時の雪との摩擦音が聞こえなくなるとともに、その茂みに雪煙が舞い上がった。どうにか速度は落ち、藪に当たるなどして止まったようだ。最初は呼びかけに何も反応が無かったが、その後、彼の発する声を聞き、取りあえずは無事だと知る。少し経ち「大丈夫か!?」との問いに反応が有り一応は無事を知り、ボクはカリカリ氷斜面を横滑りで慎重に降り、リーシュのブチ切れたスキーを回収して彼の元に。全身打撲で特に左脚が痛いという。アドレナリンの分泌により痛みは感じないだろうが、立つことが出来るそうで少し安心。【滑落した距離は走路:約50m、標高差約30m】

そしてしゅんぺーさんが無事だと一応安心していると、しゅんぺーさんが落ちた位置の下方で身動きできない状態でK永さんが何やら態勢を崩し、立ち上がれないようで、その介助をしているカミさんと共に氷化した斜面で何やらしていると思った瞬間、K永さんも落ちてきた。しゅんぺーさん程では無いが、スキーが片方外れ落ちてきた。K永さんは無事止まり事なきを得た。普段から冷静なK永さんがパニクった程、危険な状態だったらしくこの程度で済んで良かった。【滑落した距離は走路:約10m、標高差約10m】

その状況を目撃していたカミさんは足下ガクガクでビビりまくっていたが、無事降りることが出来た。此処まで来ると何故か雪は新雪になりホッとする事が出来た。そして、最初は救助要請もと考えていたが、二人と接触し何とか滑れるとの事で、そのままゆっくり小船に滑り降りました。
滑落時のお二人の述懐については次の通り(山岳会への第1報事故報告メールにて。)、今後の山スキーの事故を防ぐためにもその時の状況を公開させて頂きます(この後消去するかもしれません)以下原文(名前など一部修正)。

①K永さんより
K永です。
本日全員無事下山はできましたが、滑走中に滑落事故がありましたので報告します。添付地形図のログの通り、安房山から北西に延びるシュートを滑走しました。
上部はクラストの上に新雪が数十センチたまっている状況で楽しいパウダー滑走となりましたが、降るにつれ新雪が減少していき、標高1800m辺りで新雪が消え、カリカリの氷化斜面になりました。
(しゅんぺーさん)が滑走中に氷化斜面で転倒しましたが、ウィペットは全く効かず距離50m、高度30m程滑落し、立木に衝突して停止しました。
その様子を見て他のメンバーもアイスクラストに気づき斜滑降で降りましたが、私のスキーのエッジが氷から外れ転倒、ウィペットで停止することができましたが、凍った斜面の上で体勢を立て直すことはできず、数分後力尽きて滑落。ウィペット打ちこむが効かず、距離10m程滑った所で雪が少し柔らかくなり停止しました(その後はアイゼンに履き替え雪が柔らかくなる場所まで下降)。
(しゅんぺーさん)も自分も大事には至りませんでしたが、大変怖い思いをしましたし、(ゲンゴロウ)夫妻にご心配おかけしました。
ドロップ地点がクラストしていて下部ほど雪が柔らかくなるケースは多く、その様な場合は、滑らなければ良いのですが、今回のように途中から氷化斜面が出てくると対処が難しいと感じました。
ウィペットもウインドクラスト程度なら効きますが、アイスクラストには効かない事がよくわかりました。また、ウィペットはピッケルに比べ長く取り回しが悪く、水落ち部分に押し当てることもできませんし、スキーを履いていると滑落停止姿勢はとても取れません(これは仮にピッケルを使っても同様)。
ウィペットは元々ピッケルのように落停止用の信頼性高い道具ではないことは周知の事ですが、お守り程度と思っておくことが大事だと改めて認識しました。
アイスクラストにいち早く気付き、避ける事が肝要ですが、氷化していても決して転けないよう横滑りを鍛えることやエッジをしっかり研いでおくことが当たり前ですが大事だと感じました。
また降雪や気温の条件によっては今回のようなシチュエーションもあると肝に銘じておきたいと思います。
長々と失礼しました。

②しゅんぺーさんより
事故報告の詳細は、K永さんが記載された通りです。
滑落開始直後、ウィペットで停止を試みましたが止まらず、加速。
もう一度雪面を殴りつけましたが変わらず、さらに加速。
生きていた時のことを考え、頭と首を守りつつ、エッジを立てて減速を試みて、たまたま板が雪面に突き刺さり、やや減速。
刺さった側の板はブーツから外れて、リーシュが引きちぎれ、そのまま自分はさらに5mほど落ち、藪にぶつかり雪の柔らかいところで停止しました。
下から事故現場をみると、日当たりがよくやや起伏?があって、そもそも雪も薄くクラストしやすい場所だったのかもしれません。(地図では確認できない範囲の地形)
ただ、行ってみないとそこまで把握するのは困難だと思うので、K永さんが仰る通り困難な雪に出くわしたときに、なるべく早く避けて通るルートを考えることが大切だと思いました。
ウィペット、滑走時のピッケル使用についてもK永さんの記載の通りです。
リーシュに関して、千切れてしまいましたが、そのまま板が付いてこれば自分に直撃していたことも考えられます。強度が強すぎても、足に負担がかかり最悪自力歩行不可になることも考えられると思います。
道具選びや手入れなど、今一度考えたいと思います。また、ターンの練習ばかりせず、もしものときのクラスト斜面やモナカ雪を安全に降りる術を改めて練習したいと思います。
同じような状況がないとは言い切れないと思うので、山スキーをされる方はお気をつけてm(._.)m
長文、失礼しました。
 しゅんぺーさんの元に付き、滑落場所を見上げる。赤丸の場所がしゅんぺーさんが滑落した場所、そしてその走路(ゲンゴロウ撮影)

特に加速しながら滑落するのを目の当たりにして、もうダメかもと思うほどの恐ろしい光景を目の当たりにしました。奇跡的に新雪、藪(ブッシュ)の中にて減速し、軽傷で済みましたが・・・この事故の原因を検証し、今後同様の事故が無いようにしていきたいと思ひます。
 事故現場からは藪斜面を滑降し小船ボトムに到着。ここで怪我の部位等を確認する。この後何とか安房峠に登り返すことが出来ると判断

 小船でマッタリできました。負傷者は痛みをこらえています(^^;)

11:50小船のボトムの雪原に全員到着し、滑落した二人の負傷箇所を見分します。今はアドレナリンの作用により痛みは感じないところも有るが、頚椎や関節は大丈夫そう。(しゅんぺーさんは左脚が痛くて上げられない)概ね全身打撲程度か!?重くて挫創程度で、裂創など大量出血に至るものは無し。自力下山できると判断し、小船の雪原で昼食を摂り気持ちを落ち着かせる。幸いスキーもリーシュが切断するのみで、ダメージは無い。K永さんのストックは曲がった程度。暖かいラーメンを食べると気分が和らぐ。そして12:25安房峠目指し登り返し。12:55安房峠に到着。思ひ出の峠!高校山岳部の時、夏の合宿で上高地に行ったことを思い出す。昔は此処に茶屋が有ったのが懐かしい。
 
 安房峠へ登り返し!しゅんぺーさん登るの辛そうです    安房峠の向こうは四ツ岳

峠でシールを剥がし、平湯温泉に向かうのだけど、朝来たコースは避け、緩い傾斜の国道158号線をオートクルーズで滑り降りることにする。まだまだ気温が低く雪は生きており快適に滑り降りることが出来た。また、朝のショートカットも国道を忠実に滑り13:55車の元に到着しました。
 
 ストップスノーで無く快適に滑ることが出来た    一部手漕ぎが有るが総じてオートクルーズで

 
 除雪終了地点ゲートに到着K永さん!     そしてカミさん!今でもあの光景が目に焼き付いてるそうです。

今日は滑落事故を起こしてしまいましたが、皆軽傷(多分)無事、何とか下山する事が出来ました。そして16:40頃には大野市に到着する事が出来ました。
北アルプスの素晴らしい光景とは裏腹に、このやうな事故が内在するアクティビティーを行っていることを再認識することに成りました!
常に事故が無いように気を付けているつもりですが、山スキーはパウダーなどの魅惑によりその危険性を軽んじてしまう傾向にあります。もちろん雪崩に対する警戒も怠ってはいけません。
再度事故を起こしてしまった事を大いに反省し、この様な事故を起こさない様に山に登りたいと思ひます。そして、この様な事故を起こさない様にスキルを磨いていきたいです。
 青丸の位置が滑落事故現場です。安房山から此処までは快適powerでした。
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銀杏峯~部子山~西割谷滑降

2023年02月23日 | 山スキー!R05
今日はカミさんと二人で山スキーです。5:40にキャンプ場入り口に来るが、既に多くの車でいつものところに停められないので、逡巡しつつ少し下がったところに駐車。そして5:50出発です。
 
 今日は軽トラで来ました。新雪若干積もってます     小雨が降り、ザックや合羽はベタベタに

 
 標高が上がってくると、濡れたザックや合羽はバリバリに    もうすぐ山頂!視界は良くない

登っている途中、昨年転法輪の窟でご一緒したN内さんにお会いする。お久しぶり!途中まで一緒に登り、前山からは先行者を抜いていつの間にか先頭ラッセルになります。視界が悪いけど行くしかない。今日は山スキーはボク達だけ。グイグイ登ると、銀杏峯にはいつの間にかボク達が一番で到着8:40。

 ツボ足パーティーを抜きつつラッセルしたり登ると今日は銀杏峯一番乗りだった。

ここで志目木谷とか小葉谷に滑ろうかなと迷うが、時間が早いし、風も弱く視界が悪いだけなのでこのまま部子山を目指します。本来なら銀杏峯から部子山への尾根がとても気持ちイイのだけど。また天気の良い3月にでも来てみたい。
 
 銀杏峯の祠は粉砂糖をふりかけられたお菓子みたいです    部子山に向けGO!

 
 視界が悪く突然雪庇が出てきてビックリしたり     部子山山頂の祠に到着しました。

部子山への登りは氷化した斜面に薄く新雪が積もっていたりと気が抜けない登りでした。スキーアイゼン付けて登ります。見覚えのある地形、最後の平坦を登ると10:20部子山に到着しました。視界が悪いのでスピード出せなかった。山頂はもちろん誰も居ないので、ここで風防を作りテーブルを作り昼飯とします。風防内は無風で快適。その後、金沢から来られた4人パーティーに風防を拡張して場所をお譲りして滑降の準備

 部子山の山頂でいつものラーメンタイム!このひと時がホッとする瞬間!


 上下左右が分からない無重力の感覚を楽しみながらテレマークターンでブッ飛ばすが、何度か転びました


 西割谷で重いパウダーを滑るカミさん。上部は快適なパウダーを堪能できました。

最初は視界が悪く滑りは楽しめなかったけど、徐々に周囲の斜面の起伏が分かり攻めることが出来ますが、雪質も段々と重くなってきました。
 
 ヤッパシ谷は障害物が無く快適    視界も良くなってきた


 視界が良くなると同時に雪は重くなってくる。でも板は良く走った。

12:05いつもの登り返し地点に着く。昨年3月はそのまま右岸を滑り林道まで滑ることが出来たが、沢の状態を見て早々に割れているので断念して851m目指してシールで登り返す。
 
 際どい(大したことない)滝の左岸を巻く     851m目指して登り返す

その後は林道目指しひと滑り、そして林道をオートクルーズと言いたいところだけど、沢からの水で林道上の雪は切れているので4回ほど板を脱着したりして滑り、13:20養魚場、そして市道を歩き13:30に軽トラに到着しました。
 
 スキーのままドロドロの林道を渡る     林道は何度かスキーを外して越すが、カミさん滑って尻がドロドロに


 軽トラに到着しました。まだまだ多くの登山者の方の車が残っていました

今日の山行は視界が悪く、絶景を楽しむことが出来なかったけど、カミさんと楽しむことが出来ました。前回カミさんと行った部子山~西割谷の時は天気雪質ともに最高だったのになぁと思い返しながら帰路につきました。
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三ヶ辻山から岩長谷POWDER!

2023年02月11日 | 山スキー!R05
今日はYAMAさん、みっちゃん、S江さん、J地さん、カミさん、ボクの6人で三ヶ辻山に登ってきました。
目的は岩長谷パウダーです。もちろん目論見通りPOWDER満喫できたのはもちろん、雪崩を発生させてしまい、ボクが約5m程流されました。そのくらいの脆弱さと新雪との中でしたが、無事思いっきし楽しむことが出来ました。

 三ヶ辻山の東面!1670mのピークから。空が蒼い!!

朝、2:50に起床し、カミさんのV40ccで出発。3:30勝山の集合場所でJ地さんと待ち合わせ、4:00に丸岡ICでYAMAさん、みっちゃん、S江さんと合流し2台で福光インターに向かいます。五箇山トンネル、新山の神トンネルを越えて奥大勘場に到着です。ちょうど単独行の方が登り始めました。ボク達も準備して6:20出発です
 
 運転中は雨が降っていたけどいつの間にか雪になっていました      いつもの掲示板から出発です

先ずは長い林道を黙々と進みます。春になると何か所も雪が切れていますが、今日は出だしの1ヶ所のみ。ボクのテレマーク板を対岸に投げた際に、ヒールのスプリングやら一式が紛失してしまいました。探しても見つからない・・・今日は車に戻り留守番かなと思っていたところ、カミさんが見つけてくれました。感謝!!

 この渡渉の後、ビンディングのパーツが無いことに気づく。カミさん見つけてくれたありがとう。

この後は快適な林道を進むこと8:00に橋を通過し尾根に取付きます。主稜線に登り上げるまでは急傾斜ですが、S江さんがラッセルしてくれ、後続は楽ちん。そして主稜線に出ると朝の単独行のトレースが有ったのでそれに乗っかり霧氷を楽しみつつ、さらに高度を上げると背後には金剛堂山、遠くには北アルプスの秀峰が望め皆の歓喜がこだましました。今日は快晴!
 
 S江さんラッセルで重い新雪を突き進んでくれました      主稜線に出ると疎林に霧氷が出迎えてくれました


 その後はずっとこんな感じで気持ち良く登れます。

 
 正面は三ヶ辻山では無く手前の1670mのピーク    振り返ると雲海の中に金剛堂山


 1670mのピークを越えると、三ヶ辻山の左端には白山が!いつもと違う見え方に何処が本峰ののだろうかと迷いました

1670mのピークを越えた瞬間、目の前にはホイップクリームで作られたケーキみたいな山が見えました。そう、これが三ヶ辻山。前回3月に来た時はクラックが入りまくっていたけど今日は真っ白!背景の紺碧に映ったその姿に一同感嘆。ラストスパートです。そして朝の単独行の方の姿を此処で漸く捉えました。
 
 山頂目指して最後のラストスパートするS江さん     登りながら岩長谷の様子を窺う。仕上がっています


 一歩一歩確実に進みます。この無木立の大斜面を登るときの雰囲気がたまらない!!

雪はパックされた新雪なので登りやすい。ジグを切って登るとき、この後滑る岩長谷を覗くとイイ感じ。北面なので更にイイ感じ。
山頂下は雪庇が一部張り出していたが難なく山頂稜線に出る。振り返ると真っ白な人形山も望める。そして10:45三ヶ辻山に到着。YAMAさんを待つ間周りの景色を楽しんだりしながら、風が強いのでブロックを切り出し積み上げて巨大な風防を作って、その中で昼飯とします。穏やかな気候に、目の前の素晴らしい景色に癒されとても楽しいひと時を過ごすことが出来ました。
 
 山頂稜線に出るところ      カミさんとJ地さんの後には人形山が


 今回も気合入れて作った風防とテーブルで昼飯です。

楽しかった昼飯も終わり、準備を整え11:40山頂からGO!山頂の北端から一気に岩長谷に向け滑り込みます。出だしは45度位あるんじゃないかなと思うような急斜面でも、パウダーなので気にすることなく滑り込むことが出来る。スラフを落としながら、冷や冷やしながら滑る。
 
 飯食った後は滑降準備      山頂から北端のエントリーポイントへ移動


 エントリーポイントから岩長谷を覗く。YAMAさんが動画撮影のため最初にエントリー!年齢を感じさせない滑りにビビる。

 
 S江さんもGO!      みっちゃんもGO!


 岩永谷にエントリー!POWDER 今シーズンは何かと新雪に恵まれたと実感。今日も素晴らしかった


 エントリーしてすぐの急斜面!新雪だったので良かった(写真:YAMAさん)


 カミさんも!板の性能が良いのか!?上手く滑っています(写真:YAMAさん)


 急斜面も終わり、やっと落ち着くことが出来た。(写真:YAMAさん)

出だしの急斜面を滑っているときはスラフや小さな雪崩を発生させながら、それらと共に滑っていましたが、ボクが止まって休んでいたところの上方にカミさんが滑って来て、これが面発生の雪崩を誘発させてしまい、約5m程流されてしまった。何とも無くて良かった。
その後もしばらくは、柔らかいデブリの上に新雪が積もった斜面から、段々とデブリランド、そしてモナカと雪質は目まぐるしく変わり、1020mの林道に出てからは快適に滑り、橋のたもとに到着しました。
 
 YAMAさんの雪質を選ばない安定の滑り!      段々とモナカっぽくなってきました

 
 とても広く滑りやすい谷です。デブリとか無ければ     堰堤が見えてきたら右岸林道はすぐ

橋を渡ったら最後は朝来た林道トレースをオートクルーズです。日の当たる所は手漕ぎで進まなければいけないけど、日陰の林道はカリカリに成っており良く滑る。最後の橋を渡った後は、スキーのまま登り返して、そして渡渉して車の元に到着しました。13:45
 
 アスレチッキーな林道を進む       何人かはドボンしてました

 
 車の元に到着。お疲れさまでした      今日の山行で使った皆のスキー!

【YAMAさん編集の動画も是非見て下さい!】←クリック

今日の山行はボクとS江さん以外の方にとって初めての山だったそうで、その山が最高のロケーションや新雪滑降を楽しめる事が出来た。普段から良く登るホームゲレンデの山も良いけど、ヤッパシ初めて登る山は不安や期待など様々な要素が有り様々な経験が出来る。もっと探せば素晴らしいところが有るはず。そうやりながら皆と山に向かい合って行けたらなと思ひました。
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シッタカ谷POWDER

2023年02月05日 | 山スキー!R05
今日は皈雲山からシッタカ谷を滑りました。
メンバーはモンタナ君、S田さん、J地さん、カミさん、ボクの5名。モンタナ君は可成りスキーが上手く、ビビりました。
今日の山はボク達の他に2名1パーティーのみで静かな山だった。そして、ボク達が先頭ラッセルだったので、もちろん1stトラックを頂きました。

 三方崩山の方向!切れ立った稜線がカッコイイです。ヤッパシ・・・白山系の山は素晴らしいです。

朝3:30、大野のいつもの場所に集合で、モンタナ君とS田さんとは現地集合と思っていましたが、早とちり。S田さんは昨日、野谷荘司山で滑っていたのでまさか、帰宅しているとは思わず、J地さんと3人で出発し、現地に向かっているとS田さんから電話が。大野の集合場所に誰も居ない(J地さんの車が有るのみ)ということで、ビックリ!大野市の道の駅で再度集合し、S田さんの車に皆の荷物を詰め込み再出発しました。5:35にシッタカ橋付近の駐車場に停めて準備。その時に滋賀ナンバーのD5の山屋さんが到着。どうも同じ所を目指すみたい。急いで身支度して出発!5:50
 
 昨日は福井は雨だったけど、こちらは雪が降ってたようです     いつもより低い雪壁を乗り越え山に入ります。

最初は重い新雪を登ります。昨日のトレースも新雪で埋まり、自分たちのトレースを拓きながら登ります。最初は杉林の中を登りますが、次第にブナ林になり、朝日も射しゼブラ斜面を登ります。感動の光景を堪能できました。
 
 最初はラッセルは踝程度だけど段々深くなってきます    ブナ疎林の稜線を快適に進む

8:10に1400mの小ピークに到着。見上げる皈雲山の方向。以前来た時の雰囲気と同じ!一旦下り此処から大斜面と痩せ尾根の核心部に向かいます。モンタナ君がガンガンラッセルをしてくれ、後続は高規格道路で、物見遊山状態で素晴らしい山々の風景を楽しみながら登りました。切れ立った稜線も素晴らしく、日当たりの良い尾根斜面なので新雪はグリップが良く効き安心。

 標高1400mの小ピークに到着。ここから登りの核心部が始まります。

 
 バックは1400mの小ピーク。藪も無く登りやすい       モンタナ君のラッセルに追随して。途中真っ白なウサギがラッセルしてた

時々ガスったり晴れたりと稜線の状況が仔細に分かりづらいですが、何回か登っている稜線なのでそのまま進みます。雪の状態も良く安心できる。でも、誤って右に落ちたらサヨナラです。先頭を進む者は後続のことを考え効率の良いルートを作りながら登ります。
 
 見上げる稜線。雪質とか色々見ながらルートを見出します     視界0の時は登りたくない尾根


 山頂まであと少しの痩せ尾根+急登!でも素晴らしい眺めと登りを堪能できた。セカンドで登ってくるカミさんカッコいいよ!

この高度感のある稜線を進むのが楽しい。そして目の前には最後のポコ!(1790m地点)を登ると後は山頂まで平和な稜線が続く。でも新雪が深くヘロヘロに成りながらラッセルして山頂を目指す。

 少しラスボス感が有った1790mの小ピーク。

 
 新雪が有り、無難に稜線を登れました。    振り返ると猿ヶ馬場山とか北アルプスも望めました

そして10:10に山頂に到着。後続パーティーが居るので前回同様休憩は殆ど取らず、モンタナ君とボクとでラッセルし(カミさんも少し)て登り続けた。青空の下、最高のロケーション。そして白山も拝めた。今日のやうな日は色んな所に山屋さんが居るのだろうと周りを見渡しました。

 滑降準備を整え皈雲山の山頂で記念撮影!皆の道具をここでチェック!

山頂で滑降準備して、いざ滑ろうとするところで、朝の滋賀の後続パーティーが丁度登って来られました。またどこかの山で!

10:25シッタカ谷にエントリーです。最初は広い斜面から一気に狭くなり、何だか在りそうな雰囲気。そして目の前には石門(ゴルジュ)が立ち塞がります。幅2m程の間の下は滝が有るのでゆっくり滑ると落ちるかもしれないので、皆一斉にブッ飛ばしクリア!その後は東北面の大斜面を堪能。まだ時間が早いので谷には日が差しておらずパウダー!
 
 山頂から最初は広い斜面を滑るカミさん      J地さんも新しい板になって滑りが変わりました。

 
 新雪はずっと林道まで続いた   徐々に谷地形になり石門へ導かれる


 カッ飛ぶモンタナ君!スキーの腕前凄かった。ゲレンデじゃなく山でこんなに攻める人は居ないと実感


 深い新雪に軽いパウダー!皆、絶叫してました。もちろんテレマークも滑りやすかったです。


 石門(ゴルジュ)に飛び込むカミさん!滑りは上手くないけど、往年の山スキー技術有ってか不安は無いように感じますが

石門(ゴルジュ)を過ぎると広大バーンがずっと続きます。本来なら、左岸尾根に登り返し発電所の方に滑り込もうと計画していましたが、この雪質の良さに、このまま最後まで滑ろう的な意見が多くあり、そのまま最高のパウダーを味わいながら滑りました。
 
 皆、絶叫しながらパウダーを楽しんでいました      何処までも(国道まで)続くパウダー

 
 朝早いうちに来るとほぼ新雪    もちろん北斜面なので新雪が期待できます


 ずっとパウダーでした。しかも林道終点までパウダーだった。

縦横無尽に広い谷を5人で滑りまくるとヘロヘロになります。美味しいところは滑った事なので、谷が狭く成って来たところで何時もの昼飯としました。モンタナ君もボクのブログを見てくれ、一緒にラーメンタイム(糖質50%OFF)としてくれました。こういった落ち着く時間に皆と色々話す事は実に興味深く楽しいひと時。色々と情報交換する事が出来ました。また、次回も山行よろしくお願いします。めっこ山岳会の面白い話など、いつもながらの山岳会の話は飽きない。

 昼飯食っているときに、先程の滋賀メンバーが降りてこられた。また何処かでお会いできることを!

昼飯で盛り上がった後は、最後は徐々に谷割れする中を慎重に滑りスノーブリッヂを2ヶ所かわして林道に接続。ここで渡渉する際S田さんが崩れたスノーブリッジにより、沢に転落!事を無くするものの濡れてしまい、這い上がり林道へ。
 
 スノーブリッジは慎重に!      林道もカリカリの上に新雪が乗っており楽しめました

そして12:00シッタカ橋の国道に到着しました。今日の山行は新たな出会いの山行でした。前回来た時よりも雪質が素晴らしくパウダーを楽しめることが出来ました。昨日は下界(勝山)では雨でしたが、この界隈は新雪、しかも可成り乾いた新雪が30~50㎝以上積もっており、山は行ってみないと分からないなぁと思ひました。今日の山行に付き合ってくれた仲間に感謝!

 今日のメンバーの板。ここから路上を歩き車の元に。来週は何処に行こうか悩みます・・・。
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越前甲パウダー!

2023年01月31日 | 山スキー!R05
今日は毎日ヒマ人の方々と山スキーに行きました。
メンバーはYAMAさん、みっちゃん、S田さん、J地さん、ボクの5名です。
大寒波が昨日まで来てくれたお蔭で、今日はうって変わって青空の最高のロケーション、そして北面は激パウを堪能できました。地元の山はヤッパシイイね。

 バックは白山!今日は快晴!海まで見渡せました

朝7:15に横倉の最終除雪地点に集合します。YAMAさんとみっちゃんは水平対向マシーンで到着。S田さんとJ地さんも水平対向マシーンで到着。ヤッパシ、雪山にはスバルの車が良いのですね。昨日までずっと降雪が有ったので、ラッセルするべくボクが7:20フライングスタートです。
 
 駐車場所にて!雪の量は十分!      ラッセルも軽く快適でした。帰りも良く滑りました

見上げると雲一つない青い空に純白の雪。冬山は美しいです。台地に出ると黒い威容に雪を纏った鎧壁。デブリは降雪で埋まり、その面影を残している。そのまま皆でズンズンラッセルを回します。ここでアクシデント!S田さんから電話がかかる。どうもスキーのビンディングトラブルから、一旦下山して、板を取りに家に帰り、その後追いかけてくるとの事。

 台地に出ると圧巻の鎧壁!デブリの末端がすぐ近くまで来ていました。(その上には新雪が積もってました)

 
 高速道路建設中です。   雪はとても安定しており登りやすかった。

峠まで効率よくラッセルしてトレースを延ばす。9:40峠に到着。北面は降雪でラッセルが大変なので、新雪の少ない尾根を進む。効率よくJ地さんがラッセルで切り開いてくれ、標高1180mの白山展望台に到着。真っ白な白山はとても神々しかったです。そして目の前には加賀大日岳。皆で歓喜!
 
 霧氷を眺めながらの登り     J地さんが新雪を切り開いてくれました。

この後も痩せた急な稜線をJ地さんが切り開いてくれ、振り返ると後ろからS田さん。永平寺までスキーを取りに帰ってこの速さ!凄い。
そして最後のなだらかな稜線を、清浄な空気を肺胞に行き渡らせながらの呼吸で11:15山頂着。お疲れさまでした。日本海まで眺めることが出来た。
ほぼ同時にS田さんも到着。
 
 山頂(本当の山頂はこの奥)が見えてきた     先頭ラッセルは多分気持ちイイと思ひます。


 山頂でのラーメンタイム!今日は空腹の中、ミトコンドリアエンジンで登ってきました。

こんなに素晴らしい景色は存分に堪能しなきゃと、今日は風も若干あるので、いつもの様に山頂にブロックを積み上げ風防を作ってその中で白山を拝みながらのラーメン(糖質50%off)を食べる。風防の中は温かく快適。他愛のない話で盛り上がりつつ、12:10皆お待ちかねの滑降タイム。
 
 山頂から先ずは緩斜面をGO!    雪が軽く快適!この後北面に向かいます

 
 北面にエントリーするJ地さん。     北面快適斜面のみっちゃん


 北面最高!ラッセル頑張った甲斐が有りました。日が差さないので何時までもパウダー!

 
 年齢を感じさせないYAMAさんの安定の滑り     何処までも続くPOWDER


 白煙巻き上げ滑るS田さん。いつもながら豪快な滑り。水を得た魚!


 北面広大斜面をスプレーで滑るみっちゃん!

もちろん、滑る所は北面パウダー狙い!咽るような雪煙を皆巻き上げ豪快に滑りました。YAMAさんも年々筋力が・・・と言ってますがいつもの安定の滑りです。滑った後はトラバースと若干の登りで朝の峠に12:45到着しました。
 
 峠に出て鎧壁下の斜面を滑る     雪質は徐々に悪くなるが、まだまだ快適!


 鎧壁スキー場!日当たりの良い大斜面は雪がまだ生きてました

この後も鎧壁の下を重い雪を操りシュプール!最後は林道トレースをオートクルーズで滑ること13:15駐車地点に到着しました。
今日の山行は降雪直後の快晴の下素晴らしい山スキーを堪能できました。しかも、今日は誰かが来るだろうと思っていましたが、ボク達貸し切りの状態でした。また毎日ヒマ人の方々と山スキーを楽しみたいと思います。そして、今日はボクは17:15から夜勤・・・。山と仕事と充実出来たと思う一日に成りました。一緒に遊んでくれる仲間に感謝!!

 今日のメンバーの板!右端の「八甲田」がメカトラを起こした板。源工房で近日調整します。

YAMAさん編集の動画「YOUTUBE」是非とも見て下さい!
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大辻山からゲンゴロウルンゼ(右俣)滑降

2023年01月27日 | 山スキー!R05

 ゲンゴロウルンゼを滑降するボク(写真:J地さん)上部はパウダーでした。

今日は山岳会のS田くんに山行を誘われました。雪かきや、工房に籠って作業でもしようかなと当初は思っていましたが、これは行くっきゃない!と思い、山スキーに行ってきました。場所について、越前甲北面パウダーもイイかなと思いましたが、皆滑っているので、久しぶりに大辻山(石川県)に行くことになりました。もちろんこの山に行くという事は、例のルンゼを滑らなくては!
今日のメンバーはS田くん、J地さん、ボクの平日ヒマ人。
 
 深瀬大橋からスタートです。    今日はS田くんがラッセル頑張ってくれました。

昨日まで今期最大の寒波が襲来(10年に一度らしい)しており、山は再び仕上がったという事です。朝6:30に勝山の某所で集合とするが、駐車場は除雪機が入り作業中なのでそのまま移動してチェーン脱着場の隅に車を停め、S田くんのPHEVで出発!路面は雪や氷でカチカチ!慎重に運転し深瀬大橋に到着。7:20出発と成ります。
 
 藪漕ぎは有りません。登りやすい尾根      徐々に寒くなってきました

橋をそのままシール歩行で渡り、林道を右にとり適当なところで取付きます。そして稜線に接続。時折吹雪いたり、先日までの有難い新雪のお蔭でラッセルを強いられますが、今日はS田くんが居るので、J地さんとボクは有難く後塵を拝しながら彼の切り開いたトレースを進むのみ!痩せ尾根や急斜面など、新雪が積もっており、所々で雪崩を起こしながら進むこと11:00に標高1160mのエントリーポイントに到着。寒すぎるのでアウターを着て東に伸びる尾根をラッセルして進む。

 蛇行する手渡川の向こうには日本海が望めた!

 
 もうすぐ山頂!S田くん有難う!    ショウガ山へ続く尾根

時折視界が開けショウガ山や、蛇行する手取川の向こうには日本海が望めた!そしてだだっ広い山頂を持つ「大辻山」に12:10到着しました。視界も良く心地よい山頂なので、雪面を掘って風防を作り、この中で昼飯です。時折ブリザードに成りますが、この中は温かい。

 山頂にて。風防が有るので温かい!今日は暖かいラーメンが美味しいです。山頂でのこのひと時、談笑が楽しい

12:50山頂を出発です。エントリーポイントまでは緩やかな斜面でパウダーラン!尾根上なので雪庇やギャップが有り、これらをかわしながらの滑り。そして13:05エントリーポイントに到着。今日は右俣をダイレクトに滑り込みます。
 
 山頂から元来たコースをGO!    尾根上はパウダー!


 尾根上も快適に滑ることが出来ました。そしてエントリーポイントへ

出だしからボール状の斜面にパウダー!皆奇声をあげながら滑り込みます。ヤッパシ、このルンゼを滑るのは厳冬期に限ると実感。雪質が良い。でも雪の絶対量が少ないので藪が少し有るが、全く気にならない。また雪崩の心配も皆無。そうこうして滑り続け、広いスキー場のような斜面を滑った後は、樹林帯になるが、所々無木立斜面が続くのでそのまま滑り、13:40林道着。そして暫く進むと深瀬大橋着。このままスキーで進み13:50に車の元に到着しました。
 
 エントリーポイントからは快適なルンゼが一気に下まで     素晴らしい新雪斜面を滑るJ地さん


 見下ろす手取湖目指して滑る。何処までも続く新雪。


 大斜面!これが北面に位置するルンゼだったらと・・・


 スキー場のような斜面!春になるとデブリランドだけど、今日は快適新雪斜面。

 
 林道に接続!    最後は再び深瀬大橋を渡って車の元に!

今日は大寒波後のルンゼを滑ることが出来感無量。また来たいです。そして今日の山行を誘ってくれた平日ヒマ人の仲間に感謝です。明日からも再び寒波が到来するようです。もっと雪降れ!!
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野谷荘司山 一度で二度おいしい白谷滑降そして東谷滑降

2023年01月21日 | 山スキー!R05
今日は福井山岳会の仲間と山スキーです。行先は野谷荘司山です。今まで何度も白谷を滑ってきましたが、今までで一番のパウダーでした。
メンバーはT田さん、S平さん、J地さん、カミさん、ボクです。
コースは馬狩~鶴平新道~野谷荘司山~白谷~赤頭山へ登り返し~東谷~馬狩のアップダウンコース。この界隈の美味しいところを一日で満喫でき感無量。こんなコースに付き合ってくれた仲間に感謝!

 白谷に刻まれた今日のメンバー5人のシュプール!激パウ!! 赤頭山へ登り返しの途中で見えたボクらのシュプール!素晴らしい!!

朝、3:30に起床しカミさんのV40ccで大野の集合場所に向かいます。ここでV40㏄にJ地さんが乗り、T田さんの車にS平さんが乗り込み出発です。路面は薄く雪が積もっていたり、凍っていたりと運転注意!白川郷のコンビニに寄って馬狩のいつもの駐車場に到着。ここでモンタナ君パーティーにお会いしました。インスタでお互いフォローしてますが、山でお会いするのは初めて。めっこ山岳会チームで東谷を滑りビーコン訓練をするようです。ボク達も準備をして6:30出発です。
 
 駐車場は5~6台駐車可能です    最初は樹林帯を快適に!藪は無い。

 
 S平さんトップで進みます     徐々に木々は無くなり左手に雪庇が

樹林帯は風が無く快適。雪は徐々に増えだし、稜線上で踝程度。前日のトレースは無く、リセットされた雪面をチビラッセル。気温も低くなりだします。今日の天気は昨日から寒波が入り雪予報、そして昼頃から晴れる予報です。この予報を信じて視界の悪い稜線を進みます。無木立斜面はカリカリで可成り難しいがS平さんが切り開いてくれ、それを後続が追随します。後ろから追いかけてきたモンタナ君と色々お話ししながら登りました。(4月にめっこ山岳会の飲み会にA島さんやM宅さんが来るのでとお誘いいただきました。懐かしい昔よく山に登った先輩に会えるのを嬉しい)

 雪庇がツンツンに発達していました。踏み抜かないように

 
 JP目指して登ります。天気が良いと、この尾根がカッコイイんだけど     白谷エントリーポイントが見えてきました


 野谷荘司山を捉えました。最後はT田さんが先行してくれました。

9:40JPに到着。ここからは馬狩荘司山からの登山道との合流地点。野谷荘司山目指して一旦下って登り返し9:55に到着。お疲れさまでした。
 
 山頂を捉えました!もうあと少し!!     山頂に到着したJ地さんとカミさん


 山頂でシールを剥がし滑降準備を整えた後、記念撮影しました。

先ずは山頂からひと滑りした後、少し登り返してエントリーポイントに到着。ここで少しづつガスは晴れ出し今から滑りこむ斜面もバッチシ良く見える。そして一斉に滑り込む!
 
 山頂から一気にGO!!    山頂下の斜面を滑るJ地さん

10:25エントリーポイントに到着!T田さんを先頭に白谷GO!白煙巻き上げ、所々でスラフを落としたり、小雪崩を発生させながら皆優雅に広大な斜面を思う存分シュプールを描きます。腰から顔面シャワー。先程まで日が差さなかった為か雪はとても乾いており、雪質は最高。白煙を上げながら滑る。障害物もデブリも無い。底無しパウダーを満喫。そしてボク達はもちろん普段クールなS平さんが奇声をあげていました。今期初最高のPOWDERでした。
 
 先ずはT田さんエントリー!      誰だかよく分からない


 カミさんはBMT109で無くPon2oon169で来れば良かったと言ってます


 T田さんのbpsが一番良かったです。(凄く浮いていました)


 S平さんの安定のNTNテレマークで


 カミさんも


 いつ来ても素晴らしい斜面。雪崩の危険性は皆無でした(ピットチェックはしてませんでした( ;∀;) )

 
 NOトラックの斜面を5人で堪能    ボクはテレマークで参戦!S平さんもNTNテレマークで(写真:T田さん)

 
 雪国生まれのJ地さん。スキーとっても上手い!     誰かが制止しないと・・・(T田さん)ここらで登り返し地点を探ります

10:50楽しかった白谷左俣の標高1290m地点で予定通り右岸の尾根に登り返すことにします。赤頭山の東1500m地点の尾根目掛け登り返しです。この先白谷を滑っても徐々に谷は狭く成るので、もう一回素敵な斜面を滑ろうと算段した結果、右岸を登ることに!(一応計画通り)。ジグを刻みながら登りますが、谷じゃなく尾根斜面なので新雪が深い所や浅いところなど斑でその応接に緊張を強いられる。ボクはビビりだす中の登高でしたが、S平さんが途中で先陣を切り核心部を突破!感謝しかありません。その後は無難に稜線に、
 
 再びシールを貼って登り返しです。     今日はダブル ウィペッドで来て正解でした。出来ればロープも有ると心強かった


 キックターンやエッジコントロールのミスが有れば転んで谷に真っ逆さまになる程の雪の状態でした(汗)

 
 右岸を登っているときに、滑ってきたシュプール!    目の前の雪庇を越えたら稜線!安全地帯!!

12:05朝のトレースに接続。緊張が解き放たれ、稜線上の雪庇下の風除けになる所でシールを剝ぎいつものテーブルを作って昼ごはん。暖かいラーメンが、楽しかった滑りと緊張の登りの余韻で皆笑いが絶えませんでした。これが有るから止められない。

 この瞬間!雪庇の後の無風空間で漸く寛げる。この後は東谷にGOです

12:45昼飯食ったら東谷エントリー地点に移動です。モンタナ君パーティーとは違うトレースの無い斜面に飛び込みます。ヤッパシここも最高。無木立や疎林の斜面を縦横無断に滑りまくる。ここでも奇声が・・・天気は高曇りで雪質は良い。でも標高900mの傾斜が緩んできたころから徐々に雪は重くなりだすが、林道まで快適に滑ることが出来た。

 標高1450mの稜線から東谷にエントリーするS平さん。ヤッパシ・・・テレマークは見ていてカッコいいと実感。

 
 J地さんも!      T田さんも!

そうこう楽しんでいるうちに傾斜は緩くなり藪っぽくなってきたころに13:05林道に到着。その後は踏み跡やトレースを辿り13:15駐車場に到着しました。ここでまた、ビーコンの訓練をしていたモンタナ君パーティーと。いろいろ雑談してお別れしました。
 
 まだまだ新雪を堪能するカミさん     徐々に雪は重くなるが攻めるS平さん

 
 林道に出たらオートクルーズも僅かで駐車場に到着     馬狩駐車場に到着。お疲れ様でした

今日の山行は山岳会メールで参加を呼び掛けたところ、大勢の仲間が来てくれて心強かったと同時に、共に達成感の有る楽しくもあり厳しい山行となりました。
感動を共有できる仲間のお蔭で、今日も素晴らしい山行が出来ました。
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