山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

急遽予定変更の山スキー

2012年03月20日 | 山スキー!H24

 銀杏峯からの尾根から望む部子山 この尾根を歩くのが好きです。

今日は、またまた白山のマニアックな谷に行く予定でしたが・・・準備をして寝る事、深夜に鮎っちから電話が鳴る。何か不吉な予感・・・それは的中し、本日の山行は一身上の理由により行けないとの事。いきなりの電話にかなりテンションは下がりました。
予定の谷は心強いメンバーが居ないと無理なので、独りでは行けない・・・折角の休みに何処に行こうか悩む。でも寝ぼけた頭では何も閃かず。YAMAさんの山行に同行させてもらう事になりました。メンバーはYAMAさん、浜ちゃん、Tatiyoさん、Kojiさん、Yomeiさん
行先は地元の銀杏峯から部子山への周回ルート!このクラシックルートは今まで何度か行ったことのあるルートだけど、晴天のもと行くには最高!よろこんで付いて行く事にしました。
朝、まず国旗を自宅玄関前に高々と掲揚し、軽トラに荷物を積み出発です。7:20大野のコンビニに集合し、キャンプ場を出発。皆と雑談しながら歩き、適当なところで尾根に入ります。急登を越え前山(1150m)に着くと、続々ツボ足の登山者が上がってくる。ここで何人かは氷化した斜面により、前山から踵を返し下山する人もちらほら居た。特に目についたのは、どこかの高校山岳部の学生と顧問の10名程度。あの無邪気な若さが懐かしい。ボクの高校時代山岳部時代の頃もあんな感じだったんだろうな。もう一回高校時代に戻って人生やり直したいような気もした。
最高のロケーションを堪能しながら登る事、11:15銀杏峯に到着。白山もバッチシ!本日も遥拝です。ここで、小松市から単独で来たM井さん(女性・初対面)と意気投合し一緒に部子山に向かいます。
 
 部子山から望む銀杏峯 山頂の形状が対照的です。          皆で楽しい昼食です。これも山の愉しみの一つです。

 
 西割谷の出だしの快適な斜面。 YAMAさん            雪質を選ばないYomeiさんの華麗な滑り。

たおやかな広い尾根を進む。とても気持ち良く、新雪が少し積もっておりシールのままでも快適に滑り下りる事が出来る。最後の登りを終え12:25部子山に到着。天気は段々と下り坂なのか薄暗くなってきた。風も出てきた。ここで定番の風防・テーブルをこしらえ昼食タイム!お湯を沸かしてラーメンをすする。尾根を滑るか谷を滑るか迷ったが、風が出てきたし、新雪も僅かだけど積もっているので西割谷に滑る事にする。激パウダーの時期とは比較に及ばないが、とても快適でデブリもさほど出ておらず気持ち良かった。皆、滑るのが上手です。
 
 Kojiさんもガンガン攻めてました。              M井さんも楽しそうです。

 
 山スキーといえばやっぱしテレマークですネTatiyoさんの滑りです。         林道は雪が数か所途切れています。         

あっという間に登り返し地点(750m)に到着です。皆はここを登り、伐採斜面を滑るとの事ですが、ボクはそのまま谷割れした谷のスノーブリッヂを渡ったりしながら滑り、合流地点の橋で皆を待つ。そして林道をかっ飛ばし、養魚場に到着、車のもとに到着しました。15:30
今日はスリルはあまり無かったものの、色んな山屋さんと出合う事が出来、とても楽しい山行となりました。でも白山の谷を滑りたかったですが、これはまた来シーズンにとっておこ~っと!鮎っちには貸しを作ったね!
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我ら白山の子   白山「カマボコ谷滑降の記録」

2012年03月11日 | 山スキー!H24

 ショウガ山にて ここから望む白山の姿も大好きです(ネーちゃんはこの山頂を割愛しました)

今日は、白山の懐に入ってきました。暖かくボク達を包んでくれる我らの白山!
山頂にも立ちたいけど、この時期誰も来ることのない、人間臭くない白山を感じたい!!
ってことで、今日まで行こうと思い行けなかったこのルートを行ってきました。こんなマニアックなルート(谷)は変人向きであることを付け加えておきます。
今日のメンバーはボクと金沢のネーちゃん、鮎っちの白山好きな面々です。

 
 目附谷橋プラントから出発です。            朝日を浴びてショートカットします。以外に気温は低め。

 
 日本海まで見渡せる好天です!が、昼からは大荒れ。         笈ヶ岳や大笠山などの山もバッチシ見えました。

 
 カラスカグラの頭(1467m)に向かう途中の雪と影        滑り降りる「カマボコ谷」を見下ろす。名の通り美味しいかな!?7        

朝、4:40に瀬女スキー場の道の駅に集合し、岩間温泉林道の三叉路にボクの車をデポし、目附谷橋のプラントに駐車し5:30出発です。まずは歩き慣れた「ウサギ林道」を進みます。時折ショートカットしながら進みます。8:25鉢伏平(ウサギの頭)1327mに出、振り返ると日本海が望め、笈ヶ岳、大笠山そして純白の装いをした「白山」が望めます。新雪も4~5センチ積もっていて気持ち良いのですが、その下の硬い雪でスリップします。アップダウンを過ぎ9:30 1467mピークに到着!ネーちゃんお疲れの様相です。ここは過去にカミさん達と行ったね!
ここで大休止して更に南進します。アップダウンの続く尾根を進み、ドロップポイントの1494mに赤旗を付けて、そのまま「ショウガ山」に向かいます。
そして10:55ショウガ山に到着。ここから見上げる白山の姿もとてもカッコイイです!ネーちゃんがドロップポイントで待っているので速攻で準備して滑り降ります。この時、偶然大辻山経由でツボ足でやってきた鮎っちの所属する会のK村さんに遭遇。
あっという間にネーちゃんのところに到着。昼食は適当に行動食を取りイザ!!
 
 ショウガ山山頂にて白山を望む。ヤッパシ真っ白です。       山頂から鮎っちと笈ヶ岳、大笠山

 
 山頂直下の無木立大斜面!                  ショウガ山からネーちゃんの待つドロップポイントまで一気に滑り込みます。

今日の山行の目玉!「カマボコ谷」に滑り込みます。この谷はボクが地形図を眺めいつかは滑ってみたい!と思い続けた積年の情がこもる谷なのです。滑ってみると新雪は積もっているものの、下部は一部デブリランドと化し、変化に富むなかなか玄人好み!?マニア好みの谷でした。ボクとしてはとても満足する滑りを堪能できました。
でも・・・一番の懸念である、目附谷(めっこだに)の渡渉の件である。林道が奥まで進んでいるので、手前で高巻きしてこの谷に架かる橋を渡ることが出来るが、そこまで行けるかどうかが心配だった。でもそのまま滑り続け、目附谷との合流地点も谷を覆うスノーブリッヂで無事渡渉することができ一先ず安心!12:30
 
 ドロップポイントで暫し休憩。            カマボコ谷を滑り込みます。パウダーの下にはデブリが潜んでいます。

 
 カマボコ谷に吸い込まれていきます。下部はどうなってるんだろう!?不安が過りまくっています。     やっぱしデブリランドのお出ましです。

 
 デブリやら滝やら、その応接に暇がありません・・・        やっと目附谷を渡渉できそうなスノーブリッヂを見つけることが出来ました。


ここからは再びシールを貼り深谷右岸尾根に取りつき登って中宮スキー場からしかりば分岐への尾根に登るのでした。さっきまで晴れていた天候もいつの間にか雪が降り出し、14:00頃には吹雪・・・そして14:46に吹雪の中脱帽し黙祷を行う。東日本大震災で多くの人命が失われました。その被害者への冥福を皆で祈りました。
そして吹雪は徐々に大荒れとなります。尾根に出て地形図、コンパスで現在地点、下降方向を確認し桧倉手前の尾根に到着。シールを剥がし次は滑ります「オメナシ」という谷を滑り込みます。吹雪で眼をしばたたきながら新雪を味わいつつ滑り込みます。今日の山は残雪期然としていたのでテレマークで来ようかと思いましたが、やっぱしこの新雪!カミさんに借りてきた幅広の板が良く浮き気持ち良かったです。板の選択は結局これで正解でした。
広い斜面を気持ちよく滑り、いつの間にかデポした車のもとに到着。16:20
 
 対岸の尾根に取りつきました。鮎っちの後ろの中央には滑ったカマボコ谷が見えます。    オナメシを滑り込みます。吹雪で新雪で、雪面のギャップが分からない。

 
 核心部は終わったし後はどうにでもなれぇ~といった感じで滑ります。       ヤッタネ!デポした車に到着しました。お疲れ様!!

今日は今まで温め続けてきたこのマニアックなルートを辿ることが出来とても嬉しかったです。カマボコ谷という変てこな名前に興味を持ち滑ってみたものの、特段カマボコとの関連性を見出すことが出来なかった。この谷の名前を付けた人は、この谷にどんな意味を持たせたのだろうか。
白山のちょっとマニアックな谷を滑れ、目附谷を渡渉するという山岳会的な山行を敢行出来、ボクのみならず皆とても満足いくものになった。
白山はいろんな表情を持つ。想像力をはたらかせ、もっと素敵な白山の一面を垣間見れるようなコースを見出し登って行きたいと強く思ひました。
山登りは青春!の山行でした。
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煙突が詰まったので・・・

2012年03月10日 | ログハウス

 煙突掃除が終わりきれいさっぱりした F400

11月からずっと燃やし続けていた薪ストーブ、遂に煙突詰まりを起こしました。
ドラフトによる煙の引きが弱くなり、煙突の繋ぎ目から漏れる煙の量が目立ち、このままでは家中スモーク状態で家族全員燻製状態、いや一酸化炭素中毒になるかもしれない。
24時間ずっと燃やし続けている薪ストーブ、ボクが仕事で居ない時も父親が火を絶やさぬよう日中はチョロチョロ燃やし続けていました。燃料となる薪は楢の良材がまだ4箇所に潤沢に貯蔵してあるので誰も居ない時も燃やし続けていました。いわゆる24時間暖房ってやつかな。
煙突詰まりの元凶である煤は、木に含まれる樹脂ですが、杉や松などの樹脂の多く含まれる燃料を全く燃やさない我が家の薪ストーブも遂に詰まりました。ということで、1年振りに煙突掃除を行いました。
 
 ストーブの天板を取り外すと煙突から剥がれ落ちた煤がビッシリ堆積していました。     ストーブから煙突を外し中を覗くとビッシリ!中にはダンパーが内蔵されています。

勾配の強い屋根に登り、(8寸5分勾配)煙突の排煙口を見るとビッシリ煤が詰まり、更にこれらがガラス化し固着している。慎重に傘を取り外すと鳥よけ網は一面ビッシリと煤のカーテンが。これが煙突詰まりの原因だ。全て部品を取り外し、煤を削ぎ落としました。その後は煙突内の掃除、そしてストーブ内の掃除を済ませきれいさっぱり!!炉内にも煤がビッシリ付着しているので、熱をストーブに効率よく伝える為にもこれらも全て削ぎ落としました。
これで漸く熱効率も高まった筈。

 
 傘の周囲のウインドシールドの隙間は煤がビッシリ!        傘を外すと鳥よけ網の目は完全に詰まっています。

 
 ウインドシールをを外し、煙突の下まで専用たわしでゴシゴシ!     とってもキレイになりました。これでドラフトも十分得る事が出来るでしょう

 
 煙突用の専用たわしで落とされた煤はここに貯まります。         煙突内、周囲にはこれだけのガラス化した煤が付着していました。スッキリ!!

4月中旬頃まで燃やし続ける薪ストーブ、最近は原油高なので、こういった原始的な暖房器具が有難く感じるし、日ごろのメンテナンスが大切と感じる今日この頃でした。
(ドラフトとは排気の流れをいいます)
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山スキー屋さん 「源工房にて」

2012年03月04日 | 山の道具たち

 パワーツールも利用します。一回こっきりの作業!失敗は許されません(板はS田さんのATOMIC Drifter)

今日は、自宅の地下室で山スキービンディング取り付け、シール加工です。
先日、仏国telemark-pyrenees社から輸入した山スキーの道具が自宅に届いたので、依頼主から「仕事が遅い!」とお怒りを受けぬやう朝から副業に汗を流していました。
Dynafitのビンディングは3セット来ました。そしてシールやら、クライミングギア、その他イロイロあります。日本国内の正規代理店より購入するよりかなり安いので、利ざやで儲ける事が出来ます。と言うけれど、小心者のボクはそのままの値段(ユーロ→円で換算した価格)で依頼主に配ります。
でも、山スキーに関しては、ビンディング取り付け工賃を頂き、小遣いを稼いでいます。
今日も、2セットの取り付けと、シールカット等をしていました。
 
 アップグレードした真鍮製の回転防止ピン(上)(下は旧型)     ヒールのビンディングを取り外すと、支柱からピンが飛びだします。これを交換しました。

まずは、先日カミさんのDynafit TLT Radicalの逆回転防止ピンのアップグレードです。これは、山ヤの知人「G藤」さんから有難いメールを頂き、仏国からボクの分も輸入して頂き、先日送って頂いたものを交換しました。ピンの形状が異なり、どのように変わったかは今のところ分かりませんが、スプリングの押し出し量が変わり、ヘッドの形状も変わりました。

 
 ユーロも徐々に値上がりしてます・・・。               届いたTLT Radicalは全てアップグレード済みでした。

 
 マスキングテープを貼って中心線やビンディングのネジ位置を記載しポンチングします。      購入した専用のキリΦ3.6×9㎜で穴を穿ちます。

次に、山仲間のK藤さんのRadical取り付け、BDのシールカット、そしてS田さんのRadical取り付けを行いました。
このたび、ボクも本格的にビンディング取り付け業務を開始するにあたり、ちょこっと設備投資(専用工具の購入)をしました。お蔭で作業効率が上がり、今後も取り付ける意欲満々ですのでみなさん如何!?(1セット2千円+α)
更に、Dynafitのビンディングの取り付けも数をこなす事により取り付けに関するりノウハウをかなり身につける事が出来ました。
専用の金型冶具が無くとも自分で正確に取り付ける事が出来る「コツ」が分かり、この程度のものなら自分でやってみるもんだなぁ~と実感しました。
ちなみに、自作のSUSワイヤーで作った流れ止めも皆に好評のようでちょっと嬉しいです。
今日は、雨が降っていたし、自宅地下の「源工房」に閉じこもっていましたが、とても充実した一日となりました。
 
 手締めが大事です。下穴にはエポキシ系接着剤を入れました。       マスキングテープを剥がせば出来上がり。オレンジのTLTカッコいいネ!

自分で山スキービンディングを取り付けてみようと思われる方へ、ゲレンデスキーヤーと異なり自分の命を預けるこれら道具を、自分で付けるべきかな!?と思っている山ヤさんも多いのではないかと思います。これは是非ともやってみる価値ありますヨ。
コメント (18)
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