山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

四ツ岳!いつもと違うコースから。

2010年12月19日 | 山スキー!H22

 遠くに白山が白く輝いていました。

今日はいつもの福井山岳会のメンバー(K尾さん、O橋さん)とで山スキーに行ってきました。
場所は四ツ岳です。
朝、3時に大野のいつものところに集合し出発です。空には明るい月が燦々と夜空を明るく照らしていますが、路面はテカテカのツルツル。白鳥経由で、タイヤをスリップさせながら、そして冷や汗をかきながら一路、平湯峠を目指します。
ちょっと仮眠をとり、いつものゲート手前のところを5:50出発。
 
 ショートカット!路上を歩くのはつまらない!!                    北アルプスを眺めながら!

既に1名出発したようだが、すぐ抜き去りボク達がトップとなります。寒空の中ズンズン進む。昨日多くの山屋さんが入ったらしくトレールが伸びている。でも登るにつれ新雪が積もっており気持ち良くラッセル(踝以下)そしてショートカットにつとめます。西には神々しく輝く白山、そして目の前にはモルゲンロートに照らされた北アルプスの雄姿達がその姿を誇示しています。今日は天気イイね!ヤッタネ!!
あっという間に猫岳取り付き下に到着。でもこのまま進み、四ツ岳の南側に面する尾根末端に到着。このままシール登高する。足元には岩が多く顔を出している。雪面はアイスバーン。背後に迫る乗鞍岳を見ながら息を整え登る事10:45山頂着!ヤッタネ!!山頂から猫岳を見下ろすと多くの山屋さん達が登っている。
 
 猫岳は後ろにみえるよ。                露岩だらけの斜面を登る。滑りは楽しめないだろうな・・・

 
 もうすぐ四ツ岳山頂だ~!!             山頂から猫岳を見下ろす。

 
 山頂で記念撮影!ヤッタネ!!           上部はパウダーで気持ち良い!でも下部はガリガリ

猫岳は多くの山屋さんで賑わうだろうが、四ツ岳はボク達だけ!のんびりと展望を楽しむ。でも風が冷たく寒いので、シールを剥がしいざ!上部は気持ちの良い斜面!でも下部は露岩がボク達の板を削る・・・。ようやく道に出てここで待ちに待ったラーメンタイム!!体の芯まで冷え切っていたけどこれで生き返った!
この後は快適な路上に積もる新雪を蹴散らしシュプールを刻み、そして直滑降でダウンヒル!ショートカットで藪斜面を突っ込んだりしながら楽しく滑り下りました。
車に近づくにつれ積雪は少なくなり、そのままボーゲンで減速すると足元でガリガリ・・・あぁエッヂやってもた~エッヂは見事にヤスリをかけたようになっていました。またしても大事な板が傷つきました。13:30車のところに到着。
 
 やっとありつけた!やっぱし冬山はラーメン美味しいね。            路上もブイブイ行くよ~。

今日は最高の天気の下楽しい山登りが出来ました。ザックの中の水が凍るほどの寒さでしたが、そのお陰で遠くに屹立する山々のシルエットがとても鮮明でした。

 朝の奥穂高周辺の様子。とってもキレイでした。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初滑りはいつも白山!

2010年11月13日 | 山スキー!H22

 山頂から眺める奥越の山々! 水墨画のようでした。

今日(土曜日)は白山に行ってきました。明日は天気が崩れそうなので、今日行っとかなくっちゃね!
朝、4:00起床して軽トラに自転車やらスキーやらを積んで自宅を出発。そして白峰を過ぎ、市ノ瀬に到着。そうです今年は既に市ノ瀬ゲートは固く閉ざされているのです。パッキング済ませ出発!まだボクの車しか無いってことは今日も白山一番乗り!?
 
 別当出合いに到着。雪がいっぱい!                別山もカッコいい姿を見せてくれました。

5:00ゲートを出発し、5:40別当出合着。自転車の鍵をかけたり朝ごはん食ったりしていると次第に薄明るくなってくる。凍って滑る橋を渡り(まだ踏み板はあるよ)、固い雪を踏んで登る。雪面には色んな種類の鮮やかな色をした落ち葉が敷き詰められている。早く降った雪に落葉が間に合わなかったみたい。
徐々に雪が増えだし、中飯場でスキーを付けるが、歩きにくく結局途中で外す。そして甚ノ助小屋からスキー登高となりました。
甚ノ助小屋もリニューアルし、中を除くと冬季トイレも有るし、広いし、清潔そう。もちろん2階の冬季入口もある。ここで泊まってみたいな~(17日に引き渡しの式典が行われるそうです)でも、その上にある古い甚ノ助小屋・・・取り壊されるんだろう。小学校の頃から親しんだこの小屋が無くなるのはとっても寂しい・・・
 
 新しい甚ノ助避難小屋!中は物凄く快適!!泊まってみたい           昔から慣れ親しんだ旧甚ノ助避難小屋

 黒ボコ下の大斜面。

甚ノ助小屋からは快適に進む。黒ボコの急斜面も氷化していたけど難なく弥陀ヶ原。そして真っ白な斜面を山頂目指し息を荒らがせ登る事暫し10:05山頂着!ヤッタネ。
今年は白山にこれで6回登ったことになるんだね。いつもの山頂祠でお参りし、お湯沸かしてラーメン作って独り宴会。天気も良く、黄砂はどうも標高の低いところに淀んでいるようだ。高い山は影響ないみたいで良かった。折り重なる山々のシルエットを眺めながらラーメンをすする。
11時に滑り下りる。室堂からみて左の広大な斜面を思いっきり滑る!途中、松任と高岡から来た山スキー屋さんと話し、黒ボコの西側の斜面を滑り登山道に戻る。今年は雪が多く、登山道以外の藪斜面も快適に突っ込む。途中ガリっと岩を噛むこともあったが、傷だらけのこの板なら問題ないかな。そうやって別当覗手前まで滑り下りてきました。ここから下はボクの技量では滑れないので潔くスキーをザックに縛りのんびり下り、別当からは自転車に乗って快適に下りました。

この山行では、今シーズン初滑りだったので、自宅でパッキングする時に何を準備したら良かったかな~といろいろ迷いました。
でも今日も真っ白な「白山」に逢えて幸せ!

 今年の白山の姿。ヤッパシ白山は雪が似合います。

 
 白山はもう雪バッチリ!         山頂で独り宴会!いつもの仲間が居ないのがちょっと寂しかったョ。


山頂に一番乗りできました!今日の山行で今年6回目の白山になった! オメデトウ!!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

穴毛谷から笠ヶ岳へ

2010年05月08日 | 山スキー!H22
今日も福井山岳会のメンバーで山スキーです。
先日、東北の山スキーツアーから帰ってきたK尾さんに「笠ヶ岳」に行きませんか?とメール。「行くよ」との事で二人で楽しんできました。過去(2001)に金沢のネーちゃんと穴毛谷―抜戸岳に登って以来の9年ぶりです。時がたつってのは早いな~
朝2:00勝山市の某所で集合し眠い目を擦りながら一路、新穂高温泉に向かい、4:55村営駐車場を出発し、林道を歩く。穴毛谷の砂防堰堤の工事車両の橋を渡り堰堤を越えていくと、二の沢のところで雪渓が出てきてここからスキー歩行となる。雪面は凍り歩きにくく更に三~五の沢と強烈なデブリが押し寄せている。見上げると笠ヶ岳のスカイライン!まだまだ遠いな~。
 
 広く快適な穴毛谷                       スキーでグイグイ登るK尾さん

 これが穴毛!想像力をはたらかせ考えると何かに見えてきます。

 
 ルンゼはピッケルアイゼンで登る              穴毛大滝とK尾さん

しばらくすると、左に穴毛谷の名の由来である岩の穴が!いつ見てもスゲー!!昔名付けた人の想像力を思い起す。
穴とは名残惜しいが次は、穴毛大滝のルンゼを登る。雪面は固く傾斜がきついのでスキーを外しピッケルアイゼンで登る。もちろん上からは細かい落石が絶え間なくヘルメット着装だ。そして杓子平末端に出る。大雪原!!帰りが楽しみ!!そのまま進み、笠ヶ岳―抜戸岳の稜線に這い上がるのだが、雪屁がどこも張り出しており乗り越えるのは危険。一部垂直になったところがあるのでそこから登る。失敗できない登り。壷足に切り替えザイルで確保して登る。そして10:10抜戸岳の南に出る。やった~!でも稜線に出たとたん強烈な風!そして雪面が凍っている。遠くには今日の目的地の笠ヶ岳が見える。
 
 わー!笠ヶ岳だ!でもまだまだ遠いね~。                  笠ヶ岳への途中にてK尾さん(後に黒い突起の槍ヶ岳が見えるよ)

 
 笠ヶ岳山頂の祠で記念撮影!                     抜戸岳山頂で記念撮影! やったね!!

雪の状態が良くないのでピッケルアイゼンでそのまま進み(暫く進むと雪も緩みスキーで行けば良かったかなと後悔)1羽の雷鳥君にも会う事が出来、そして笠ヶ岳山頂に到着。
やったネ!夏山で来た以来だね!そして今日はボク達が一番乗り~!って誰も来ないか・・・。槍、穂高の雄姿を目に焼き付け抜戸岳へと引き返す特に黒部五郎岳がカッコ良かった。途中、1パーティー3人とすれ違う。12:30抜戸岳着。再びザイルで確保して杓子平に出る。ここで昼食!槍穂高のロケーション最高!強風から逃れほっとする。
 
 スタンディングアックスで確保しよう!                  うおー大斜面だ~!!

 
 今日も杓子平は快適だったよ~♪              穴毛谷も滑りやすかったよ!(山スキー屋にとってはね!)

さて重い腰を上げ滑る事に。杓子平の大斜面は適度に雪が緩み最高の斜面に変わった。絶叫しながら滑る。そして穴毛大滝のルンゼも快適に滑る。いやー痛快!!そして穴毛谷を滑る。ここも雪が緩み滑りやすい。デブリもものとせずかっ飛んでいく。もちろん雪面には岩、石、木など何でも有り。ゲレンデのそれとは大違い!ときおり石の上を滑るが仕方ない。そのまま楽しく滑ろう~。
そうして様々な障害物をかわしながら滑り、14:10雪渓末端に出る。後はスキーをザックに付けテクテク歩くこと14:55駐車場着。お疲れさんでした!着替えた後は一路、勝山に帰るのでした。18:20着。
今日は晴天の元、笠ヶ岳に登る事が出来とても嬉しかった。落石とか有ったけど、雪屁を乗り越えるのがポイントかな!?次来る時は6の沢とかを滑ってみたいな!
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

カミさん孝行の山行!

2010年05月02日 | 山スキー!H22
今日はカミさんと二人で白山に登りました。
おなじみの湯の谷~釈迦岳~丸岡谷の白山周回コースです。
いつも子育てや仕事に頑張っているカミさんの為に、白山でその疲れを癒してもらおうと一緒に楽しんできました。
やっぱし白山はイイね!

朝2:45起床し白峰に向かう。やっぱし今日も風嵐ゲートは固く閉ざされている。先々週はここから自転車に跨り市ノ瀬に向かったんだけど、今日は秘密兵器!?というか楽な思いをしようと(山屋失格!?)原付き二人乗りで向かいます。準備していると続々と山屋さんが到着。そしてゲートを見て落胆し引き返して行った。ゲートに張り紙がしてあり、路上に大きな岩が落ちていて通行できないという。(市ノ瀬まで走ったけど、写真で掲示されていた岩は無かった。小さい石は有ったけど)
 
 吊り橋もこのとおり快適です~!                   新雪のお陰で真っ白!!

 
 堪ノ助小屋も2週間前に比べ屋根がだいぶ出た!           弥陀ヶ原末端に出ると神々しい白山に御対面!!

4:00ゲートを出発し、快適に進む。釈迦新道のゲートにデポしてここから別当出合まで歩き5:40別当着、吊り橋の踏板は取り付けてある。急登を登り直ぐにスキーを履き歩みを進める。カミさんは何度か来ているので放置しても後から登ってくるだろう。ボクはグイグイぶっ飛ばす。堪ノ助小屋も屋根がだいぶ見えてきた!積雪は例年並みだ。しばらくカミさんを待つ。それにしてもイイ天気。
ゲートの事もあってか、登りのパーティーは皆無。下山する人は2パーティーほどいたけど。とても静かな山だ!7:35カミさんお疲れ!まだまだ余裕!?かな。ところどころクラストしているが快適な登り!日差しがきつく日焼け止めクリームを塗りまくる。弥陀ヶ原末端に出ると白山がようやく見える。昨日雪が降ったのか真っ白だ!こんな白山がボク達大好き!
ところどころカミさんを待ちながら登る事に。ちょっとお疲れモードだ。9:40室堂着。室堂の従業員やバイトらしきが除雪作業を行っている。北陸朝日放送のカメラマンが冬の白山を撮影していた。ボク達山スキーの二人も撮っていたようだ。TVに映るといいな~。(福井では放送されないけど)
カミさんを待ちながら登る事、10:50白山の頂に立つ事が出来た!ヤッタネ!!二人で山頂神社にお参り!(これをすると心の中がスッキリする。今年も良い年になりますやうに)誰も居ない山頂で寛ぐ。今この景色は二人で独占だね!
 
 室堂を背に!空気が美味しい~肺胞で酸素と炭酸ガスとが交換している実感!    山頂神社で参拝!これも目的の一つ!「平泉寺町からやって来ました」

 
 カミさんと記念撮影!また来るね!!                 山頂から滑降だ~!!

さて・・・湯の谷に向けて滑るか~。山頂から大汝へ向かってトラバース!途中、単独の山スキー屋さんから「ゲンゴロウさんですか?」と声をかけられた。どうも夫婦で滑っている姿や、ボクの雰囲気を読み取ってくれたのか、ボクのブログを見て下さっている大阪の「イルカ」さんでした。気さくな素敵な方でした。これからもよろしくお願いしますね!
大汝から湯の谷の大斜面向かってシュプールを刻む。とっても楽しい!!そして湯の谷に吸い込まれる。ワックスが合い良く滑るが、落石地帯に新雪が積もったところで知らずに岩を踏む。ガリッ!板に傷がおもいっきり刻まれました。
 
 大汝を背に滑るカミさん!なかなか決まってるよ~               湯の谷向けてゴー!!

 
 湯の谷最高~!でも岩が新雪に隠れてて「ガリッ」「ギャー!」        釈迦岳から湯の谷、白山を望む。イイ天気!

 
 釈迦岳山頂で食事にありつく。いつもの・・・旨い!!これが有るから頑張ったのかな!?     丸岡谷に入ります。こちらも快適♪

適当なところでシールを貼り釈迦岳に向かって登り返す。紫外線ギンギンの太陽を背に進む。カミさん頑張れ!12:45釈迦岳着。昼食の準備をしてカミさんを待つ。やっと到着!お疲れさん~!登りの疲れというより暑さに参っているようだね。そしてここでいつもの・・・とラーメンタイム!!旨い!生き返った~。山スキーやってて良かったね!白山の雄大な景色を眺めながら楽しく山頂で寛ぐ。ずっとここに居たいけど、家には源次郎が待っている。早く帰らなくちゃ・・・
山頂から丸岡谷を滑る。いつもの快適な谷だ。沢登りの時の唯一の大滝も右岸左岸とも雪に覆われ、左岸から難なく滑る。暫くずっと滑り、1400m付近まで谷を滑り、トラバースしながら尾根に取り付く。雪が消えるまで滑り続け釈迦新道を下りる。林道を歩き原付きデポ地点に到着!ヤッター!お疲れさん。
帰りは夫婦仲良く二人乗りしながら市ノ瀬に向かいました。
 
 丸岡谷の大滝を滑るカミさん。雪は多め!            ブナ林を滑るカミさん!こちらもけっこう下まで雪が繋がっていたよ。

 今日はこの原付きで・・・今回は軟弱な山屋に・・・

今日の山行は仕事や家事、子育てと毎日を追われているカミさんを癒してあげようと、ボク達の大好きな白山を周回するコースに行ってきました。たしかにヘロヘロになって疲れた様相のカミさんではあったけど、心の中はスッキリして清々しい気分になってくれた。やっぱし白山はボク達の生きていく上で色々なものを享受してくれる。
カミさん孝行できた山行となりボクもとっても満足です。
そして、ボク達が山に行っている間、源次郎を見てくれていた父や母をはじめ、帰省中の兄夫婦や妹にも感謝です。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっぱし白山!

2010年04月18日 | 山スキー!H22
今日は福井山岳会のいつものメンバーK尾さんと、D道さんとで白山を目指しました。

朝、2:45起床し、軽トラックに自転車やスキー、ザック等を積んで家を出発します。3:30白峰村の風嵐のゲート着。やっぱしゲートは固く閉ざされています。今日はココが起点となります。白山への道!スタート!!
でも、ボクとD道さんはMTBに跨り息を弾ませペダルを漕ぐ。その横にはK尾さんのオッサンバイクが4ストロークエンジンの排気音を響かせながら暗闇を裂いて行きます。やっぱし若いもんは自力でペダルを漕ぐのが潔い!バイクはオッサンになってからだね!!
暗闇の中、至る所で凍結しておりタイヤがスリップ!危ない危ない・・・。市ノ瀬にさしかかるところで広範囲の凍結路面が有り、ここをバイクですっ飛ばしていったK尾さんが思いっきり転倒したらしいです。カッパが2ヶ所破れてしまいました。
 
 市ノ瀬ゲートにて今日はカミさんのMTBを借りました。              いつもの恐怖の吊り橋渡り。

そんなこんなで薄明るくなる頃に市ノ瀬着。ここまでトップで来たのに二人乗りの原付に追い抜かれる・・・やっぱしバイクは早いな~。
ここから釈迦新道のゲート目指し再びMTBに跨る。ここでMTBをデポして歩いて別当出合目指す。1km程歩いたところで除雪終了。このペースだと29日の除雪開通には時間がかかりそう・・・。
 
 新雪が積もっているよ~!                   堪ノ助小屋もこのとおり先っちょが見えてるよ!

ボクとK尾さんはいつもの調子だけど、D道さんが遅れ気味・・・後続のパーティーにも抜かれてる・・・頑張れ!!先シーズン、クライミングに傾倒していたせいか山登りの持久戦に体がついていないみたい。待っているとき松任のF川さんから「福井のゲンちゃんですか?」とお声をかけてもらう。今後ともよろしくお願いしますね!
堪ノ助からまっすぐ登り、トレールを離れいつものコースにトラバース、そして斜面を登ると白山の神々しい姿が目の前に!今日は視界良好だ。地形図無しでも山頂を目指せるぞ~。でも風が強くブリザード状態。室堂に到着し、神社でお参りしていざ山頂へ!氷化した斜面に新雪が少し乗っている状態。山頂付近でスキーをザックに括り、アイゼン歩行とする。そして山頂着!やった~!明後日20日は源次郎の3回目の誕生日!毎年この時期山頂詣して、お礼を言います。そして記念撮影し風の吹き荒れる山頂を後にする。室堂目指しGO!
室堂に着いたら待望のラーメンタイム!やっと落ち着けるね。いろいろ募った他愛もない話に花が咲く。
 
 別山とK尾さん!別山カッコいいね~                   白山が見えた!一同遥拝

 
 神社前はこんな感じ。積雪量は例年並みだね             やった~山頂に着いたぞ~!

そして下山!
当初、山頂から湯の谷~釈迦岳~丸岡谷~釈迦新道~市ノ瀬のルートを滑る予定でしたが、D道さんの体調不良のため中止です。(みんな何度かこのコース滑っているしイイよね)登ってきたコースを滑ります。
この時期、尾根を滑ると、黄砂やゴミやらで滑りにくいところですが、今日は新雪が積もっているのでターンが楽しい。吊り橋まで楽しく滑り下りる事が出来ました。もちろん別当出合からの林道滑りも楽しかったよ。
自転車の元に着いたら、最後は下り道をかっ飛ばす!気持ちイイ~!!
そうこうして無事、風嵐ゲート前に到着。15:30
 
 風が強いので室堂の庇の下でラーメンタイム!              滑り下りるコースを見下ろす。新雪だ~(重いけど)

 
 やっぱし新雪滑降は最高!!(重いけど)吊り橋まで滑ったよ!        最後は風嵐ゲートへ向け自転車でGO!

今日の山行はメンバーの体調不良により当初目指していたコースを滑る事が出来ませんでしたが、晴天の白山を歩く事が出来、とても楽しかった~。
やっぱしいつ行っても「白山最高!」

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

俵谷滑降!

2010年03月27日 | 山スキー!H22
今日も山スキーに行ってきたよ!
メンバーは・・・金沢のネーちゃんとボクの二人です。いつもの福井山岳会お調子メンバー!
この谷は、今から数えると10数年前のボクが大学生時代に野良犬ことA島さんと眞ちゃんとで沢登りしたところです(96年10月22日)。この谷を滑りたい!!とずっと思っていましたが、その念願が今日叶いました。
朝、4時起床し、金沢からやって来たネーちゃんと下荒井橋で合流しボクのディフェンダー110に荷物を積み込み出発です。(4:25)
空は満点の星空!路面には新雪が薄らと積もっています。所々スリップし、冷や汗をかきながら石徹白に向かいます。朝早く金沢を発したネーちゃん、眠いので仮眠をとりたいところだけど、軍用車にはそんな快適を提供してくれません。
6:00上在所の駐車場に到着、6:20出発します。既に駐車場には5~6台の車が有り何人かのツボ足パーティーが入っているみたい。和田山牧場までの林道は何度も歩いてるので適宜ショートカットしながら進み、7:30に牧場末端に出ます。ここに来ると目前に野伏ヶ岳がバ~ンと見えます。新雪が10cm程積もっていて純白の装い!嗚呼今日来て正解だね!!(小白山~橋立峠~野伏ヶ岳は以前カミさんと来たよ)
 
 牧場跡地から見上げる野伏ヶ岳!雲一つない晴天だよ                 ダイレクト尾根から見た小白山北峰

 
 快適な登り!新雪がイイ感じに積もっているよ!              野伏ヶ岳!今日もココは山屋さんでいっぱい

小白山の方に行くためにダイレクト尾根(野伏ヶ岳南東尾根)を乗越し小白山(北峰)の登りに取り付く。途中ツボ足の1パーティーを抜き、稜線からはカリカリに凍っているのでスキーを脱ぎピッケルアイゼンで登り10:00小白山(北峰)到着!ここから南峰に向かい、雪屁の無い北峰とのコルに到着し、シール外していざ
俵谷に飛び込む!!
地形図から読み取れるようにとっても快適で広大な谷が続く。パウダーが良く積もっていて、底打ちしない。思い思いのシュプールを描く。でも新雪の真っ白な斜面で雪面のギャップが読めず、意表を突かれるが、谷が狭くなり滝近くまで滑る。でも滑れてとっても嬉しい!!稜線を歩くさっきのパーティーの視線を感じながらターンを決める。滑降も標高1250m地点で終了し、再びシールを付け北峰目がけ登り返す(10:30)。北峰の先にいるネーちゃんが手を振っているのが見える。そう、この谷の滑降はボクだけだったのでした。(ネーちゃんは寝不足で体調不良の為、滑降を見合わせました。残念!)
 
 俵谷を見下ろす。広大で快適な斜面が続くよ!                 途中、俵谷を見上げる

ヘロヘロになりながら有りがたい新雪をラッセルして北峰めざす。雪屁が落ちてこないか気になったけど今日はとても気温が低く大丈夫だろう。1時間弱ほどかけて稜線に這い上がった。その頃になると雲行きが怪しくなり雪がチラホラ降り出してくる。天気予報の通り昼から悪くなるみたいだ。
少し下ったコルのところでいつものテーブルをこしらえてラーメンタイムとする。
 
 小白山北峰でネーちゃんと記念撮影!だんだん雲が出てきた~            やっぱしこれが重要!お湯沸かしてラーメンタイム!!

腹ごしらえしていざ滑降!小白山谷上部の広大な斜面はとっても快適!スキーは底打ちすることなく快適だ!快適も暫くで、牧場目がけ緩斜面を滑る。でもこのゆるい滑りがとっても楽しい!ダイレクト尾根を過ぎると幾条ものトレールが伸びている。やっぱし野伏ヶ岳は今日も多いようだ。
湿地帯をスケーティングで進み、最後の林道滑降!ショートカットしながら進みあっという間に車の元へ。下りは一度もスキーを脱ぐこと無く下りる事が出来き、13:10車の元に到着!
 
 牧場目指し快適な谷を滑る!                       イイ感じ!!(このあとトラバースしながら牧場へGO!)

 
 新雪がとても気持ち良かった                 愛車のDEFENDER 110 の前で!

今日は俵谷という沢登りで訪れた事のある谷を滑れたのでとっても嬉しかった。滑ったこの斜面の向こうに見える山頂を見上げ、昔・・・大学生時代に登ったこの谷・・・最後の詰めは根曲りや笹の超激藪を必死で漕いで、全く山頂が見えなかったあの頃の記憶を呼び起こし、青春はいつまでもしていたいな~と感にふけていました。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

黄砂、雨が降ろうが山スキーに行ったよ!

2010年03月21日 | 山スキー!H22
今日(3月21日)は富山の猿ヶ山に登ってきました。2年前に脇谷左岸の尾根から登りましたが、今日は小瀬集落からです。
当初の予定ではもっと厳しそうな山に行く予定でしたが、昨日夜から低気圧が通過し、豪雨や突風、雷で大荒れ!夜寝ているとあまりの強風で家が軋みます。朝2時頃にK尾さんにメールすると、「朝になったら収まる!」との事。弱音を吐いていた自分にも、このK尾さんの一言でヤル気マンマン!
朝4:30黄砂が降る中、大野市のいつもの集合場所にてメンバーを待つ。やっぱし福井山岳会のメンバー!誰もこの天候を疑いキャンセルする者は居ない。こんなマジメなメンバーが大好き!
K尾さんの車に装備をぶち込み出発です。ちなみに今日のメンバーは福井山岳会、山スキー同好会のK尾さん、D道さん、Y田さん、O橋さん、ボクです。
7:30小瀬集落を出発です!昨日の雨で融雪が進み、道路は川のやうになっています。暫くすると小瀬谷に架かる橋を渡り、正面の尾根に取り付きます。黄砂で薄茶色に染まった斜面を登り、907mピーク目指し広い谷を登ります。雨がいつの間にか雪に変わりだし、吹雪に変わってくる。薄茶色に染まっていた雪面は雪や霰に覆われ斑状に雪面が白く染まります。
 
 さぁ!出発だ~!!                    黄砂のせいかセピア色に染まった写真

 
 標高が上がるにつれ降雪が強くなり白くなるよ。           シェルター建築中!たのしいな~!

喉がやけにガサガサしている。しかも視野が薄茶色に染まっている。これは黄砂の影響だろう。周りの大気に黄砂がふくまれているんだろう。なんとも不思議な感じ。しかも突風に雪が混ざり体を持っていかれそう・・・
痩せた尾根上にある送電線の鉄塔を二つ過ぎると程なく1221mピークに到着。一昨年来た時の分岐となる。懐かしいな~何となくこの風情見覚えがある。だらだらした尾根を西進し、最後の登りを登り切ると猿ヶ山山頂着(10:15)。地吹雪が凄い!こりゃ烈風だ!ちょうどイイ時間なので昼食にしたいが風が猛烈に強いのでシェルターを掘る事にする。4畳半くらいの縦穴に周りを雪のブロックで積み上げる。皆で協力して楽しく作る。こういった技術もスキーと同様大切なのです。
底面から風防まで2.5mくらいの高さの立派なシェルターが完成。外と中に居るのでは天国と地獄のよう!さて…ここでいつもの!
ラーメンタイムだ~!これがもうひとつの楽しみだね!!
 
 やっぱしこれだね!ラーメンタイム                     寒い中パッキングして・・・出発だ~!

 
 なかなか良い雪質で上部はとっても滑りやすかったよ!               パウダーもイイけど、どんな雪質でも何でも大好き!

11:20暖かかったシェルターを後にする。吹雪で前が良くわからないが地形図とコンパスで確認しながら帰りのコースを探しながら滑る。登りのトレールは風雪で消え、それを辿ることが出来ず、滑りたかった斜面を見逃したけどこれもイイ勉強!
山スキーは機動力が高い。そして落葉した木々の向こうの地形が見えるので巡る地形の変化を如実に感じ取る事が出来る。ボクにとって山スキーは読図の勉強の場です。地形図って面白いね!
 
 尾根を滑って・・・                           最後は林道ショートカットを滑る!

ガンガン滑り、林道ショートカットしたところも滑り、あっという間に車の元に到着しました。(12:50)
今日の山行は天候大荒れの中、初めは「こんな天気で山に行っても大丈夫かな!?」と不安を抱いていましたが、みんなのお陰で楽しく登れました。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

滝波川源流滑降!

2010年03月14日 | 山スキー!H22
今日はというか、いつものことだけど、福井山岳会のいつものメンバーで山スキーに行ってきました。
メンバーは、K尾さん、M田さん、ネーちゃん、O橋さん、カミさん、ボクの6人です。
本当なら、風嵐のゲートからマニアックなコースを行こうと思ったんだけど、諸般の事情(情けない事情)によりコース変更!東山キャンプ場へ向かいます。国道沿いの駐車場で準備してると、O場さんとM村さんが到着。話を聞くとどうも、判官堂尾根を滑るみたい。YAMADAさん達を待っているという事なのでボク達は一足早く出発です。(6:00発)
 
 勝山市街は雲海の下!                       取立山の稜線を進むカミさんとK尾さん

 
 やっぱし白山はカッコいいね~(取立山から)              鉢伏山から見た大長山

今日は行程が長いのでブイブイ飛ばします。取立山に7:50着。目の前に白山がバーンと見える。感動!!みんな白山がとっても大好き。更に進み鉢伏山着(9:20)ここに着くと大長山は目の前!行くしかないね!
一旦下り、再び登り返し11:05大長山に到着。赤兎や願教寺山、荒島岳等が良く見える。でもやっぱし白山が一番!かっこぇぇ~
さてここで皆と協議して、大長山から滝波川源流に滑降することに!このコースは密かに狙っていて、今日この願いが叶いました。
このコースは今日一緒に来たカミさんと、新婚時代一緒に沢登りでこの滝波川本流を溯行していて、いつかは滑ってみたいと思っていたのです。
そして11:15山頂から一気に滑りこむ!!
 
 大長への最後の登り!                             もうすぐ山頂!

 
 大長山山頂で記念撮影!                          源流に飛び込めぇ~!

山頂直下はかなりの急斜面!しかも谷の幅が狭く慎重に滑り下りると、次第に素敵な斜面が広がっている!南面に位置するので雪は腐っていたけど、先日降った雪のお陰で良く滑る。とっても快適!振り向くと真っ青な空と滑り下りてきた斜面!と仲間達!!山スキーサイコー!
 
 傾斜はきついけど、南斜面で雪が緩んでいて滑りやすかった。               最初は狭い谷だったけど・・・

 
 一気に快適な斜面に変わる!大斜面だよ~!                        やっぱしこれも大事だね!旨い!!

もう皆待ちきれなくなった昼食!?ビール!?タイムです(11:40)。斜面の雪崩の危険の無いところにスコップで平地を掘りだし待望のビール!(もちろん飲んだ人は運転しないよ)で喉を潤しラーメン食って再び源流滑降を楽しむ。懸念していたゴルジュ内の滝も全て埋まっており、標高1120mの二俣まで快適に滑り下りる事が出来た!(12:50)この後も滝波川を快適に滑降し、標高1000m付近になると谷は割れだし、右岸、左岸とスノーブリッヂを渡りながら、途中O橋さんのBD製ストックが折れるトラブルもあったりと楽しく滑る。標高920mの二俣を渡渉し、林道に這い上がる。(14:10)
 
 快適な斜面を滑るカミさん!                             沢登りの時のミニゴルジュもこのとおり!滝が埋まってる

 
 渡渉も楽しいアクセント!一気に進むO橋さん                   林道もカッ飛ばす!

ここからは楽しい林道滑り!林道は山の北側に沿って伸びているので、あまり腐っておらず快適に滑り下りる事が出来た。そうして小原集落到着!(15:50)
ここから登り口の東山キャンプ場下の駐車場まで車を取りに行かなくてはならない。もちろん得意技のヒッチハイクで車をゲットし、車に同乗しても不快感を与える虞(衣服の汚れや汗臭さ等)の少ないカミさんに車のカギを渡し、取りに行ってもらい、迎えに来てもらいました。
  小原に到着!お疲れさん。

今日の山行は、東山から取立山そして鉢伏山、大長山とアップダウンの稜線をを大好きな白山を眺めながら登ることができ、更に大長山から滝波川源流を滑降するダイナミックなルートで周回することができ、とても記憶に残る素晴らしい山だった。
やっぱし地元勝山市の山のマニアックな谷を滑降出来る事が出来、ほんとうに嬉しく思った。これだから山スキーはやめられないな~♪
コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初心に戻って山スキー!

2010年03月09日 | 山スキー!H22
今日は白峰の「有形山」に山スキーに行ってきました。この山はボクにとってとても思い入れのある山です。
ボクがはじめて山スキーを始めたのは大学生の頃。当時、山スキーの道具は無かったので、山スキーに行く時は、メンバーの後をザックにゲレンデスキー、やその靴を背負い、登山靴(プラブーツ)にカンジキを付けて白山をはじめ様々な山を登っていました。そして就職が決まり、給料やボーナスで山スキーセットを購入しはじめてその道具で登った山がこの「有形山」なんです。それから山スキーの魔力に取り付かれ現在に至っています。

今日は自転車でいつもお世話になっている勝山市の「Natural」という自転車屋の店長、セイ子さんと3人で行ってきました。二人は山スキーが今日が初めて!いろいろ山スキーの技術について説明しながら登りました。彼らのスキーはサロモンの名機「ポケロケ」です。欲しいな~
久々に登るこの山!昔の懐かしい思いでを思い起こしながら、最近何かと驕っている自分を戒めなけらばいけないなと感じました。はじめて山スキーを始めた頃、この山も何だか凄いな~と思っていたけど、今日登ってみると大したこと無いな~と思いました。(この気持ちが驕ってる!?)
 
 今日は運転してきたのでビールは「キリン フリー」アルコール0%だよ!           雪降る中快適に滑れましたよ!


やっぱし、山登りは初めて登った頃の気持ちを忘れたらいけないな~と思いました。

家に帰って後片付けをしていると・・・「事件発生」・・・山登りの楽しかった余韻もぶち壊され慌てて着替え現場に出向し、現場検証するのでした。平和が一番ですね~!
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

雨が降ったけどやっぱし楽しい山スキー

2010年02月28日 | 山スキー!H22
 今日の山行を共にした福井山岳会の楽しいメンバー (随時山岳会会員を募集中ですょ!ヤル気のある愉快な仲間!求む)

 三ヶ辻山の山頂で記念撮影!お疲れさん~視界が悪いし寒いので下りよ~!O橋さんのビンディングは唯一懐かしの「404」だよ!質実剛健

今日(2/28日曜日)は天気予報のとおり雨が降りましたが、せっかくの休日!山に行かなきゃバチが当たるということで、いつもの福井山岳会のメンバーで行ってきました。
行き場所を思案する先週、金沢のネーちゃんから「人形山に行こうじ」と言われ、そこに決定!でもボクは過去(6年ほど前)にK尾さんやカミさんと行ったこと有るし、以前、芦倉山から登って最後の登りで時間切れ撤退した「三ヶ辻山」に行こうと目論んでいました。(ごめんなさい)
 
 出発したところのようす。雨からミゾレに変わってきたような・・・ 何故か皆テンション高い♪        山根山荘!1年ぶりに来たけど相変わらず不気味な雰囲気!!でも一度泊まってみたいような・・・

朝3時起床し、丸岡ICに集合です。その間も豪雨の中ワイパー全速力で動かし続け、今日は山スキー中止かな!?と気弱な事を考えていましたが、ICに到着すると皆到着済み!山岳会のみんなならご存知のとおり、どんな気象条件でも行くという雰囲気!そして岳連で西穂高岳に雪稜トレに行くはずだったO橋さんも、それが中止になり急遽合流し、7人の大所帯で出発!(4:00)ん!?K尾さんの車にナビが付いている。あり得ない!凄い進化だ!!
6時前に田向の人形山登山口手前の駐車場着。雨が止まないので暫し仮眠のついでに出発を待つ。雨が弱まる気配が無いし待っててもしょうがない。雨の中準備を済ませ6:30出発!
林道を歩き始めると、大粒のミゾレに変わり、ザックから全身に至るまでずぶ濡れになる。手袋もべとべとに濡れ、絞ると水が滴る。誰かの手袋からは茶色い汁が滴る。手袋ちゃんと洗っているのだろうか!?
林道をショートカットし尾根をグイグイ登り、山根山荘に8:30着。ここからは直接尾根伝いに登る。山岳会のメンバー坪ちゃんに先頭を歩いてもらう。ラッセルも踝程度で快適!でもミゾレ+雨の中を進んできたのでシールはベチョベチョで団子が発生!重い足かせを付け皆黙々歩く。徐々に薄日が差しこめK尾さんが呪文のように唱えていた「9時になったら晴れる」という予言?天気予報が当たる。やったね!この尾根は単純だし難無く宮屋敷に11:30到着!でもこれから行く方向には濃いガスが立ち込め分かりづらい。いつ来てもこの辺りはガスってて視界が悪い。雪面の境が分からず上下左右の感覚が麻痺してしまい、進むのが困難だけど、地図で方向を確認し進む。暫くすると奥勘場から来たと思われるトレールが人形山への尾根に続いている。このトレールを頂きながら、地形図で確認しながら進む。アップダウンのある尾根で雪屁が分かりづらい。そしてメンバーも7人と足並みがなかなか揃わないが、濃いガスの中メンバーを確認しながら進む。人形山~三ヶ辻山のJPに到着。ここでルートを喪失しないように赤旗を立て、左に進路をとる。雪屁との境界線が分からずひやっとするところもあり、クラストしたいやらしい登りを登っていると、ガスで視界の悪い中、正面からいきなり2人のスキーヤーが滑り下りてきた。後で知ったが富山の「山スキー小僧」さん2名だった。それにしてもビックリした~!!。トレールのお礼を言って別れる。そして12:55全員三ヶ辻山に到着!ヤッタネ。寒いし何も見えないので早く滑ろう!でも宮屋敷までトレールを辿りながらアップダウンをシールで進む。
 
 K尾さんの言うとおり!天気は快方傾向かな!?          頑張れ坪ちゃん!福井山岳会期待のエース!?

 
 宮屋敷に到着だよ!(昨年来た時よりも雪の量は少ない。雨のせいかな?)      三ヶ辻山へ向けてホワイトアウトの中進む!(K尾さん、ネーちゃん)

濃いガスの中、登りのトレールを辿りながら宮屋敷に到着(13:50)ここでいつものやうに穴を掘ってテーブル作って待望の昼食を食べる。旨い!!食事も終わり滑る準備にさしかかると、南西の方向に人形山が見える。あぁ感動!昔来た時の記憶が蘇る。
        
 12:55三ヶ辻山山頂に到着!新雪で山頂はイイ雰囲気。でも視界ゼロ    山頂から宮屋敷に戻り、時間を忘れて遅い昼食!ラーメン食べまっし!

そして一気に滑りこむ!(14:55)この斜面に単独行らしきシュプールが刻まれている。誰だろう・・・(後に分かったんだけどYASUHIROさんでした。大滝山から周回したらしいです。凄いな~)ボク達も縦横無尽に滑りまくり、超重いパウダーを堪能しました。終始ボーゲンで滑っていたのは誰だ~!?。緩い傾斜に一応パウダー(かなり湿雪)でテレマークターンを心地良く刻みながら、杉林の中も果敢に攻め山根山荘到着!またここからも林道に一旦出てショートカットの斜面を滑りました。途中、雪の着いていないルンゼに坪ちゃん落ちかけ危機一髪といったアクシデントも有ったけど、最後まで楽しく滑れました。そして17:25駐車地点に到着!
 
 さて滑りまっし~ま~!!                  なかなか滑りやすく気持ちイイ。(ベチャ雪だけどね)

 
 今日頑張って良かったな~!                最後はデブリの堆積した林道を黙々歩くのみ。

今回の山行くは福井山岳会のメンバー7名の大所帯でしたが、皆でワイワイ楽しく登れ、しかも山スキーを始めた新メンバーを数人含め、いろんな意味で勉強になった山行となりました。こうやって山岳会の仲間で登る山も楽しいね!
やっぱしいつになっても山登りは青春だね!(今日も山に登る事が出来ました。カミさんをはじめ皆に感謝!!)
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

妙法山パウダー!

2010年02月20日 | 山スキー!H22
今日は、福井山岳会のメンバーで山スキーに行ってきました。天気予報では、日曜日は快晴になるとの報を得、ならば回復傾向にある天候の元、山に行けばパウダーを滑れるんじゃないかな!?と期待し行ってきました。今日の山はやっぱし白山系の「妙法山」です。
朝、3時に起床し眠い目を擦りながら丸岡ICに向かいます。家の周りは新雪が10センチほど積もっていて、3日前から降り続くこの雪に期待を馳せ雪道をぶっ飛ばします。
今日のメンバーは敏さん、カミさん、ボクの3人パーティー!このところ仕事が忙しく!?あまり眠って無いのか運転中、一瞬意識が遠のきます。カミさんがそれを制止し、無事高速を降りて(仮眠を少しばかりとらせてもらいました)野谷橋の駐車地点に到着です。ここからのスタートは以前、間名古の頭に行って以来です。
6:40出発!最初の林道は一部、デブリの堆積によりいやらしいところも有ったけど、難なくクルミ谷林道に入ります。
 
 林道を歩く。下の荒谷に落ちそう・・・             ラッセルの後を追うカミさん。まだまだ余裕の表情!?

雪が深々と降る中、気持ちよく歩みを進めます。暫くしてくるみ谷右岸の尾根に取り付きます。尾根に取り付くと一気に積雪は強くなり、傾斜も強いためか中々厳しい。そして傾斜も緩みだすと次は、物凄い積雪に足をとらわれ一気にペースダウン。楢林、ブナ林と尾根の雰囲気は抜群なんだけど、雪の量が多すぎてラッセルが厳しい。
普通に登って膝上から太ももの積雪。急斜面を登ろうものなら腰から胸まである積雪!それも乾いたパウダー!!。これには疲れ果てました。
ボクの板は一応セミファットと言われる板なんだけど、全然歯が立たない。こういう雪にはYASUHIROさん達が使うポントゥーンという超ファットな板がイイんだろうね!カミさんや敏さんの板は一世代前の細い板。試しに少しラッセルをしてもらったんだけど、まったくダメでした。
でも、雪のせいにして敗退は情けない。頑張らなくっちゃネ!黙々とラッセルです。途中、ボクの背後にムササビが木から木へと飛んで行くのをとカミさんが目撃!かわいかったらしい。
所々急斜面も有り、しかも無木立のところでラッセルしているとき、「ピシッ」と雪面に亀裂が入り表層雪崩が起きそうな時を何度も体験した。(下部のクラスト上に新雪が50センチくらい積もっていた)かなり冷や汗をかいた。しかも視界は悪いので何だかやる気が無くなるけど、後ろから追従するメンバーに「なんとか行けそうやと思う」といい加減なことを言って先を進む。少しでもガスが晴れたら進路の状況が分かって安心できるのにな~。
 
 一瞬晴れ間も見せるけど今日は一日中吹雪の中でした。               県境尾根に出て記念撮影。きょうも完全燃焼!

標高1550m~1650mのいやらしい急勾配無木立を過ぎると一気に平坦になる。しばらく進むとココが白山の北縦走路(石川~富山の県境)に着いた事がわかる。ここで12:10視界も悪く、吹雪いているので、ラッセルしたトレールも消えてしまうだろうし、このまま南西に進み妙法山に行くのは危険と判断し、ここでシールを剥がして滑り下りる事にする。(ちょっと情けないけど、山頂は次回にとっておこうね・・・)
視界の悪い中、雪崩に気を付けながら滑る。雪が多すぎて滑らない。上部はあまり楽しめないけど、樹林帯に入ると一気に楽しいゲレンデとなる。あまりにもパウダーが深すぎてボクの板では浮力が働かず微妙なターンをせざるを得ない。もちろんそれより細い板ならなおさら。みんな悶々としながら新雪を滑る。でも、傾斜が有るので顔面スプレーで楽しい。
 
 雪が降りすぎてなかなか進まないカミさん。                 急斜面ならパウダーイイ感じ!敏さん

 
 ブナ林パウダー!最高!!                          やっぱし吹雪の中でもラーメンを食べるよ!(ビールも)

途中、風雪を凌ぐ縦穴を掘ってここで昼食!疲れた体にビールは最高!五臓六腑に滲み渡る。寒くてもビールは超ウマイ!(酒を飲んだ人は運転してないよ)
そして再び滑り下りる。積雪量も減りだすに従い激パウダーの中を思い思いのシュプールを刻む事が出来る。嗚呼最高!!今期最高のパウダーじゃないかな。そして林道に飛び出る。パウダーと格闘していた為か長い時間滑っていたような感じがする。
最後は林道をぶっ飛ばし駐車地点に到着しました。(15:00)
 
 敏さんカッコいいね! やっぱし新雪最高!サイコー!

 
 腰パウダー!の敏さん                             カミさんもそれなりにパウダーを滑ってるね!


 またまたカミさん!スプレー巻き上げてます!今日の雪は軽くてイイ感じでした。


今日の山行は予想以上の新雪に阻まれ山頂手前で引き返す事となり、次回に持ち越す事となった。でも、この激ラッセルを頑張ったという充実感でいっぱいとなりました。雪って色んな姿に変身するんだけど、今回はこの新雪のお陰でこんなにも楽しく、厳しい思いが出来、とても幸せ。今日も青春出来ました。
やっぱし山登りは青春だね~!山の神様今日もボク達を遊ばせてくれてありがと~!
コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スキー大回転競技!

2010年02月16日 | 山スキー!H22
今日は、スキージャム勝山において「第35回 全国郵政スキー大会」が行われました。
なんでも、全国の郵便局職員が集まり年一回その実力を競う歴史のある大会だとか。カミさんが出場依頼を受けた時に、「ボクも出場出来るんですか!?」と主催関係役員に伺ったところ、「何とかしてあげよう」と言われ、本日行ってきました。
 
 リフトに乗ってコースを見たところ                 ゴール地点の様子!

カミさんの局からは、カミさん、H川さんが出場します。今朝、その二人と、源次郎、ばぁちゃんの5人でスキージャムに向かいます。行ってビックリ!家庭的な雰囲気の元、楽しく競う大会だと思っていたけど、会場の設営等、福井県や、勝山市のスキー連盟の役員が従事するのを見て物凄く本格的な大会だとビビった。北は北海道から南は九州まで大勢の郵便局局員が集まっていました。バラエティーサイトの中腹部から、センター前までゲレンデの半分を貸し切っての大会です。
しかも、スキーの大好きな勝山市長までもが前走で滑走したりと、大会の規模の凄さが良く分かりました。
受付の時に、ゼッケンやパンフレット等を貰う際、大会役員の方から、ゼッケンを貰い「出場は無理だけど、後走にお願いします」と言われ、大会のシメという重役を担うことになりました。ヤッタネ!!
足慣らしの滑りを済ませ、スタートを待つ大勢の選手の中、最後を待ちますが、やっぱし全国規模の大会らしく、ピチピチの全身タイツでヘルメット被った人が多い。それに混じって普通のゲレンデスキーヤーの格好をしている人も居る。スタートの合図で果敢に攻めまくる人もいれば、カリカリに凍った斜面にボーゲンで滑る人も居たりと面白い。
カミさんとH川さんは唯一「山スキー屋」の井出達で、凄い選手の中に混じって果敢に滑っていました。(H川さんは女子B組で3位入賞しました。おめでとうございます!)
 スタートを待つカミさん!山屋さんの格好で挑戦!

待つ間、知り合いの役員の方や、T波郵便局の局長をはじめ他の選手達と楽しく時間をつぶし百数十人くらいの選手が滑り終わった後、最後にボクの出番となりました。
電子音の号砲が鳴りスタート!やはり硫酸アンモニウムで氷化した斜面を果敢に「テレマークスタイル」で滑る。先月の市民スキー大会に比べコースは難しく、スピードも良く出て距離も長い。昔々、競技スキーをやっていた時を思い出した。ポールを掠め、又は弾きながら楽しく滑降する。そして大勢の選手等が見守る中ゴール!後走がテレマークで滑ってきた事に一種微妙なムードに包まれ、場違いの様な気がしましたが、みんなからテレマークで滑った事を称賛!?してくれホッっとしました。
このような由緒ある全国規模の大会で滑走でき、大会関係者の方にこの場を借りてお礼申し上げます。スノーボードの流行るこのご時世、やっぱしスキーそれも大回転の競技は迫力が有り見ていてゾクゾクするものがあります。やっぱウインタースポーツはスキーが一番だね!(もちろん山スキーが一番!)

大会閉会式の後は源次郎を抱っこして滑り、ご飯食べてビール飲んだ後は爆睡した源次郎をばぁちゃんに任せ皆でゲレンデでスキーを楽しみました。(ばぁちゃんありがとう)カミさんとスキー場で一緒に滑るのは何年振りだろうか。いつも山スキーでしか一緒に滑っていないので久しぶりのゲレンデとなりました。

今、バンクーバーオリンピックが開催されているけど、日本選手団には日本国の名誉にかけて是非ともメダルを獲得してもらいたいネ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大日岳なかなかイイ感じ!

2010年02月13日 | 山スキー!H22
今日は福井山岳会のK尾さんと一緒に岐阜大日岳に行ってきました。本当は違うところに行く予定でしたが、金沢のネーちゃんが風邪でお休みなので、そのとっておきのところは次回ってことになりました。
大日岳というと、ダイナランドや高鷲スノーパークの最終リフトを下りて直ぐ登れる楽チンな山だけど、ボク達の登ったコースは、
大日岳の南に位置する大洞という集落からです。ここを朝6:50に出発し、暫くは林道を歩き、標高800mのヘアピンカーブのところから、大洞川と小洞川の間の尾根に取り付き登りました。なかなか良いコースでしたよ。
 
 登りの尾根も標高が上がるにつれ、だんだんと快適になってくるよ!

傾斜の緩い幅広尾根を登ること、標高1000mを過ぎだすと、煩い杉の植林地帯も無くなり、小楢などの広葉樹の茂る快適な尾根に変わりだします。今日は雪が締まっていたのでカシャカシャ登ります。標高1523mの小ピークを過ぎると主稜線への最後の登りです。なかなか急な登りで、先日の雨なのか稜線からのでかい雪屁が落ちており、雪面が氷のように固くなっています。そこをトラバースしたところ、グリップが効かず冷や汗。K尾さんは少し滑落し足を打撲。ストックに付いているピックのお陰で命拾い!微妙なスタンスでスキーを外しザックに付け、氷のような斜面にステップを刻みながら元に戻る。
 
 左が大日岳だよ。右が今日の核心部の登りが有ったピーク。        その核心部の登りを失敗し、別の斜面をトラーバースして登る

このトラバースはヤバいので、すこし遠回りして日射で雪の緩んだ斜面を登る。そして稜線着。稜線もカリカリに凍っているが、傾斜はさほどでないのでそのまま登り11:00山頂着!ヤッタネ。昨年秋に沢登りで前谷川を溯行して以来。大日如来は雪の下に埋まっている。
早速、氷のような雪面を掘っていつものラーメンタイム!
 登ってきた尾根を見下ろす。

 
 記念撮影です。おつかれさま!!                山頂は寒いのでラーメンで体を温めるよ~!

昼飯を食べていると段々と雲行きが怪しくなり少し吹雪いてきたので滑り下りる。11:40
カリカリの斜面で滑りにくい。でもこれが山ってもんだね~。南尾根に出ると雪は程良い感じになってくる。がまだまだ固い。
暫くすると小洞川の源頭が見え出す。幅広いすり鉢状の斜面で快適に滑る事が出来る。雪も程良く緩み快感。木々の間をすり抜け滑る。徐々に谷は狭くなるがそれでも谷は雪に埋まり快適!所々水流が覗く穴もあるが、それをかわしながら滑る!やっぱし谷を滑るのは面白い!一応ザイル持ってきたけど使わなかった。標高770m付近に来ると堰堤が見え出し、左岸に林道が見えそこを滑り一気に集落まで滑りこんだ。
ここから車を駐車した大洞まで暫く歩き13:40到着。ふぅ~お疲れ様!
 
 尾根滑り!                             小洞川の源頭付近の広い谷を滑る!

 
 やっぱし谷を滑るのは楽しいね~                 落とし穴に注意だよ!流され出てこれなくなっちゃうよ~

このコースは3年程前から行きたいなと思っていたけど、雪が少なく今日までとっておきました。そして今日、予想通り!?予想外に楽しく充実した滑りを堪能できました。登りの尾根は傾斜が緩く激パウダー時は厳しい滑りが予想されるけど、雪質の状況をみて行くと意外に楽しいんじゃないかな?
とにかく、今日も山で遊ばせてもらい感謝!!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大笠山で白山の懐に抱かれた

2010年02月07日 | 山スキー!H22

 登りの尾根から仰いだ大笠山!帰る頃になってやって姿を現してくれた。

今日の山行はYASUHIROさんと名人とで行ってきました。
この山はとても思い入れのある山で、白山系の中でも好きな山です!過去に沢登りで瀬波川チョーゲージ沢で、登山道で行ったくらいで、この厳冬期に登れるとは思ってもいませんでした。YASUHIROさんに聞いた時、この時期、このコースで行けるんかな!?と思ってしまいましたが、素晴らしいメンバーに恵まれ、山頂を踏む事が出来ました。
今日の天気はかなり大荒れで、超強力な寒波で全国的に被害が出たらしいです。そんな中、山に登ってきました。その中で目標を決めたら這ってでも行ってやる!といった気概を持つことの意味を二人から教わりました。

土曜日、自宅の除雪を一通り済ませ、ストーブの薪を小屋から運んできたりして、大荒れの土日を家族が過ごせるように準備して出発です。高速道路は風雪が強く、風に煽られながら一路、五箇山IC目指します。国道から境川へとであい橋を渡ると直ぐに除雪終了。明日はココからスタートということだ。近くに車を停め(17:00)、後から来るメンバーの為に、車で除雪する(タイヤで踏む程度)。そして山の準備をしながら小説を読みながらビール飲んで待つ。18時になると名人が到着。パジェロで宴会しながらYASUHIROさんを待つ。暫くすると全員がそろい、YASUHIROさんの車に宴会場を移しビール一気飲み!その間も外は風雪の嵐!明日は3時発ということなので、ちょっと飲み足りないが別れ寝袋にくるまる。

朝2時起床。外はまだ雪が降りまくっている。おにぎり喰ってヘッデン点して出発だ!3:00発
境川ダムまで雪崩に気をつけながら延々と道をラッセルする。途中、1.4kmの打越トンネルも通り、ダムサイト到着!雪に覆われた開津橋を渡り、開津谷と大畠谷の間の尾根に取り付く。いきなり急登が続くが、このメンバーならどぉって事ないだろうね。それからも延々と登りが続き、しかもラッセル、そして吹雪で寒く、ヘッデンでの登高なので現在位置を把握しながら登る。さらに尾根が複雑でアップダウンがあるので、帰路を考え効率よく進む。それにしても風雪が強い。天気予報では回復傾向にあるらしいのだが、その兆しは皆無。不安が募るもYASUHIROさんのモチベーションは高い。這ってでも山頂に行く!と言っている。弱気な自分が情けない。
黒池に到着。今度は水を湛えた時に来てみたい。(7:25)この頃には周りは明るくなってくるが、それにしても風雪が強い。YASUHIROさんの指示のもとコースをとりながら進む。
 
 雪崩の恐怖に苛まれながら進む!                仙人岩をトラバース!このコース取り正解!!

 
山頂へ向け氷化した斜面を登る(写真:YASUHIROさん)   山頂はもうすぐ!ファイト!(写真:名人)

今日の核心部の仙人岩をどうやって越すか!これは上手い読図で左から巻きこむようにトラバースして尾根を登り県境稜線に出た。8mm×40mザイルは使わずじまいだが、このコース取りは的確だった。雪の状態はガスで見渡せないが不安定な状態だったが、その微妙なラインは経験がモノを言う。
県境尾根に出ても相変わらず風雪の勢いは変わらず、山頂はもちろん30m先の雪屁も見えない。地形図で方向を確認しながら微妙なアップダウンを地形図におとしながら進む。高度計でも地形図でも最後の登りだということが分かる。カリカリの氷化した斜面を登り、平坦を南に進むと見覚えのある標柱が立っている。エビの尻尾に覆われたそれを確認すると「大笠山」と刻まれていた。ヤッタネ!みんなと握手を交わす。感動!!簡単な食事を摂ろうとするが、おにぎりがカチコチに凍っていた。そしてシール剥がしてGO!(11:10山頂着~11:40山頂発)
 
 頂上までまだまだ・・・ガス晴れてほしいな~              山頂で記念撮影!ヤッタネ!!

 
 帰る準備にさしかかると青空が・・・             帰りの尾根(県境尾根)真っ白な尾根!

 
 山頂直下の尾根!モンスターやらエビの尻尾やらいっぱい居た。        瀬波川です。

 
 最高の滑りを堪能できた!場所は山頂下の尾根 (写真:YASUHIROさん)

 県境尾根パウダー(写真:名人)

 
 パウダーでお腹いっぱい!!(写真:名人)

やはり天気予報通りで山頂に居る間徐々に青空が見えてきた。そして雲の切れ間から他の山々が見えてきた。それは一気に晴れ渡り、登りの尾根もはっきり見える!一気に滑りこむ。先日買ったテレマークの靴もとても良く、滑りやすく意図する方向へ進ませてくれる。買って良かった!
途中の登り返しを嫌い、大畠谷の方向へ進み登りのトレールに接続する。雪崩の危険を孕んだ斜面を一気に滑って振り返ると、笠を広げたやうな美しい山頂が見える。艶やかな真っ白なシーツの上には風が刻んだ模様が一面に広がり、雪をかぶった木々が輝いている。こういった光景との出会いがあるから山登りはやめられない。写真じゃなく、実際を眼で見るのが大切なのだ!写真には無いものがそこにあるはず。
この後は、雪に覆い隠された朝のトレールの雰囲気を辿りながらアップダウンのある尾根を、滑った。もちろん雪質も最高でスプレーを巻き上げながら滑った。
ダムに出た後も、もと来たコースを辿り、トンネルを潜って車の元へ(15:30着)
 
 大畠谷のようす。良さげだけどこの後、大滝が・・・             県境尾根をバックに登り返す名人

 
 激パウダーを楽しむYASUHIROさん     境川ダムが見えてきた!

 
 開津橋を渡る。横にそれたらダムに落ちるよ。              打越トンネルのようす。

今日のコースは厳冬期日帰りという厳ししい山行であり、大笠山のこの記録はおそらく無いと思う。当初地形図を広げイメージすると、痩せ尾根や雪崩の巣通過など無理かなと思っていたボクだったけど、それは机上登山であって、実際に行ってみないと分からないし、その原動力となる熱い情熱がなければいけないんだと思った。YASUHIROさんや名人のようにボクもいつまでも青春していたいな~と強く感じました。今日も白山に抱かれ幸せな気持ちになりました。ありがとうございました!そしてヤッタネ!

最後に、YASUHIROさんや名人は、超幅広のポントゥーンで登り、ボクのテレ板はスヌープダディーというミッドファットの板で登りました。お陰で二人の後を歩くと超快適なトレールを進む事が出来ましたが、ボクがラッセルした後は、その轍が細く申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スラローム大会に出場!

2010年01月31日 | 山スキー!H22
今日は毎年恒例の勝山市民スキー大会が行われました。
2年ほど前から雪不足で中止が続きましたが、今年は雪も豊富にあり久々に実施されました。
場所はもちろん地元の「雁ヶ原スキー場」ですよ~。
急遽、出場依頼が有ったんだけど、せっかくの日曜日!ゲレンデなんかでわざわざ滑りたくない。山に行きたい!!
でも地元の為にも頑張ってきました。(家事の事情もあったので結局山には行けない日曜日になっちゃったけどね)(例年なら大会は土曜のナイターで実施していたのに今回は日曜日の日中でした)

毎年の恒例のこの大会!周りの選手を見渡すと、ピチピチのレーシングスーツを着て気合い入れている人が多い。スタート前でワックスの調整している人や、ヘルメットをかぶっている人など、市民スキー大会なんだからそんなに気合い入れなくてもいいんじゃないかなと思うほど。もちろんボクの職場の後輩M君はもちんレーシングスーツを着こなしブイブイ攻めまくってポールを倒しながら滑っている!だって、今年の国体の選手だもんね~すげ~!(北海道行きたいな~)
でも中には10年以上も昔のウエアや190センチ程もある長さの細い板を履いている人もいるが・・・。ある種ボクと同類!?

で・・・ボクは・・・もちろん山ヤの心意気を見せんべく、このスラローム大会でただ一人、「テレマークスキー」で出場しました。(毎年恒例だよ)
このコースは旗門も少なくハイスピードコースに設定され、コース上に硫酸アンモニウムを散布しカリカリのアイスバーン!テレマーカーにとって最悪のゲレンデコンディションでしたが、姿勢を崩さず、最後までヒールフリーの姿勢で果敢!?に攻めまくっていました。
このテレマークの優雅!?な滑りで観覧者は魅了した!?バカじゃないの!?と思ったらしく、ゴールにさしかかると、変などよめきがあがりました。
やっぱし山で自由気ままに滑るのもイイけど、こういったいつもと違う環境のもと滑るのもなかなか楽しいんじゃないかな!?と思いました。
  
 果敢に攻めまくる!?テレマークターン           ゴールだ!!(山の合羽にフリースとふざけた格好で滑ったよ。これぞ山スキーヤーだね!?)

でもやっぱし、スキーは山で滑った方が面白い!

 源次郎もスキーを疑似体験!

スラローム大会が終わった後は、応援に来てくれていたカミさんや源次郎とソリで遊んだり、源次郎を抱っこしてリフトに乗ってゲレンデを滑ったりしました(山岳会のS永家族にも会いました)。この後は家事をしながら、遠くに見える白い山を見ながら溜息をついていました。でも、とても充実した一日になりました!感謝!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする