山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

SKIMOビンディング取付け

2022年11月30日 | 山の道具たち
今回は、競技山スキーのビンディング取付けです。いわゆる「SKIMO」の板です。
板やビンディングはとても軽く、最低限の機能を有した作りと成っています。しかも、その兼用靴は普通の登山靴よりも軽く、ビンディングや靴は軽量高剛性なカーボンで作られています。ボク達の様に山スキーで遊ぶ道具と違い、1分1秒を競う競技に用いられる道具は、設計製造など全てその理念が違うことに、これらパーツを手にすると実感出来ます。

 取付け依頼のあった板とビンディング。ヒールピースは前後調整できないので、靴に合わせて取り付けます


 最近のビンディングには珍しい板のトップシートに張り付けるシールが入っていました。

ビンディングの箱には板のトップシートに張り付けるビンディング取付けビスの位置のシールが入っていましたが、これを貼って作業を行えば簡単にできるだろうけど、正確な仕事をするため、そして失敗しないようにも、今まで自分が積み重ねてきた技術を使い取付けます。各ビンディングのビス取り付け部分をノギス等を用い計測し、紙に描きます。このビンディングはトゥーピースの後ろ側の双方のビス中心幅が42.5㎜となることから、それぞれ中心から21.25㎜であることが判明。正確な位置決めが要求されることが判明。ここまでの正確さはビスを打つ際に結局は意味が無いようにも思うかも知れないが、そんな所にも拘るのが、昔…エンジニアを目指していたボクの性分なのかなと、なんともこういう所は逃れられない・・・。

今回の取付け依頼のあった方は石川県在住でSKIMOが日本に根付く前から、この競技に参戦していたAXさんです。彼からは、これまで3回このSKIの取付け依頼を承ってきています。今度お会いした時にダイバータレスインレットについてご教授頂きたいと思っています。

 板の長軸中心線にブーツセンターを描き、靴のセンターを基準にフロント、トゥーピースの穴の位置を決めて仮置きし、最終確認

今回の板に取付けるビンディングはディナフィットのSPEEDUPというビンディングに、それ専用のブレーキです。解放値の調整は無く、カーボンフレーム自体がそれに成っているようで、ヒールピースも前後移動調整できなく、超軽量です。

 ビンディングのビス中心にキリ、ポンチングでドリルの刃が中心に向かうように下地を作ってやります。

取付けの行程は何時もより増して慎重にやる必要が有ります。それだけビンディングの作りも繊細であることから取付けも、それに見合った技術を要求されます。ビンディングの箱内にはトップシートに張り付けるテンプレートが入っていましたが、これでは正確な取付けをすることはできないと判断し、普段と同様にスキーのトップシートにマスキングテープを貼り、長軸方向の中心線とブーツセンターを毛描き、ビンディングのビス位置を決めて取り付けました。
 
 Φ1.5のドリルで先行穴、その後にΦ3.6の専用刃で本穴を穿ちます。    ビスを空打ちしてネジ穴を冷間圧造します。

ビスの穿つ位置を決めたら千枚通しの先で中心を押え、凹みを付け、ポンチングしてやります。これでドリルの刃はこの中心に向け掘り進んでくれます。この後は直角に穿つために自宅工房のボール盤でΦ1.5で先行穴を開け、仕上げのΦ3.6を開けます。この板の場合、メーカー推奨はΦ4.0でしたが、今までの経験上、取付け時のトップシートの平滑化をしてやれば問題ないのでΦ3.6とします。(これは締結力の強化やネジ穴に水分など異物が入らないことを考慮しています。また、今回はトップシートにメタルシートが入っていたので剛性は高いと思ひますが、メタルの入っていないウッドやカーボン、グラスウールのシートが入っている板は、ネジ穴とビスとの締結力を考慮し、若干きつめの幾何公差(穴)が相当マイナスの方が良いと思ひます。その分、仮打ちの際の僅かに盛り上がったトップシートは鑿等で削り平滑にしてやる必要が有ります)
 
 2液混合性エポキシを打ってビスを打ちます     兼用靴のヒールが中心に来るようにビスの締め込み順やトルクを変えて正確に!

穿ち終えた穴には2液混合性エポキシを打ちます。接着剤の種類はたくさん有りますが、2液混合性エポキシは溶剤が含まれない化学反応硬化となるため、硬化時に溶剤が揮発することにより減肉しないため、ネジ穴に水分などの入る余地が無く、かつ強度が強いため今までこれを愛用しています。更に硬化時間の長いものを使用。(瞬間接着剤や木工用ボンドはNGです)
接着剤を打った後は、トゥーピースを取付けますが、これが一番の核心です。これは取付けθが少しでも偏れば、トゥーピースに取付けた靴のヒール(踵)の中心がスキーの長軸方向の中心線とかけ離れてしまうからです。これは仕方がない事象で、いくら正確にビス孔を穿ったとしても、ビスはそもそもネジなので真っすぐ入って行かない性質なので、4か所有るネジの締め付け順や締め付けトルクを調整しながら、何度も靴をはめてヒールが中心に来ていないか確かめつつ本締めします。この際、手締めでトルクを感じながら(この工程は職人の勘が必要です。)そしてヒールが中心に来たことを確認し、靴を付けたまま2日ほど硬化するのを待って放置します。
 
 トゥーピースは無事取付け完了です    次はヒールピースの取付けです

ボクのようなヒマ人でないと、1セットに何日もかけて取り付けてくれる人は居ないと思ひますが、半ば趣味でやっているこの作業。簡単に取り付けることのできる治具を使わなくても、手仕事でやっても正確に出来ます。毛描きに、穴孔け、接着剤、取付け、硬化待ち、次にヒールピース取付けといった長い時間がかかるので、忍耐力も必要になってくるかもしれません。

 ヒールピースの位置を毛描きます。これは前後に移動調整できないので更に慎重な作業が必要と成ります。

やはり、取付けに大事なのは長軸方向の中心線と、ブーツセンターを正確に毛描いてやること。これを絶対基準として位置決めをしてやることです。失敗の許されない大事な板。一発勝負でやるので緊張します。そして最近ボクの眼も老眼に成っているのか近距離の仕事はボヤけて見えないので老眼鏡をはめて作業しています。(でも、目盛りがくっきり見えて作業効率UP!)
 
 トゥーピースと同様の行程で穿ちます     そしてマスキングテープを剥がし同様に取り付けます。

ヒールピース取付けはトゥーピースほど神経質になる必要はありませんが、ここも同様に靴の中心がヒールピースの中心に来るように締め付けます。そして、ヒールとヒールピースのクリアランスを確認して、動作確認して取付完了です。

 ビス孔を穿つ以外は全て手仕事と成ります。長軸方向の中心線を毛描く為の治具はアルミのアングルを切り出し自分で作りました。(写真に写ってません)


 靴を取付けて最終確認。とても軽い板と靴ですが、この軽量化にかけた作りに機能美を感じます。


 ボクとカミさんの板と比べてみました。

右からK2ウェイバック104、ホルクル109、ポンツーン169。細く貧弱そうに見えるSKIMO板ですが、実際に取付けしていると、その作りに感心です。この板を使ってSKIMO競技で良い成績を出して頂けるとボクも嬉しいです。

ちなみに、良く問い合わせのあることですが、このビンディング取付けの行程を見て下さった山屋さんから毎年様々なお問い合わせが有ります。ヤフオクとか、メルカリで購入した板やビンディングについては、ショップでは取付けてくれないので、、、と最後の砦!?として訪ねて来られます。ボクとしては同じ山屋として、皆が山で安全に楽しんでもらえることを念頭に趣味でやっています。よって取付けにかかる工賃・技術料は一律1セット、接着剤やマスキングテープ等の材料費にかかる費用の3000円で行っています(ビール等の現物も大歓迎)(営利目的では有りません)。是非興味のある方は、お問い合わせください。
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今週も白山へ

2022年11月25日 | 山スキー!R04
今日も天気が良いとの事で白山に行ってきました。先日の新嘗祭(11/23)は下界は雨だったので、白山は雪が降っただろうと期待しつつ登りました。
先週と同じように3:30に目覚ましをかけて出発!4:50に別当出合チェーンゲートを出発して登りました。

 黒ボコ道とエコーラインとの分岐から望む故郷の山々(右から大長山~経ヶ岳)

 
 踏み板の無い吊り橋を渡って砂防新道へ     徐々に空が明るくなってきた

今日は平日だったので登りでは誰とも会うことなく、甚之助避難小屋を過ぎてからの新雪には足跡も無く、今日は白山一番乗り。
十二曲がりから黒ボコ間は、融雪の水が凍り、登山道は一面氷で冷や冷やしつつ登りました。

 黒ボコを過ぎると弥陀ヶ原から白山がドーン!今日は木道ボブスレー出来そう!


 室堂前も真っ白!白山は徐々にその白さを増しています。

そして弥陀ヶ原の木道は雪が積もっており、帰りは木道ボブスレー満喫できるだろうと思いながら室堂着。室堂からの登りは所々風の当たる所や日当たりの良いところはカリカリに凍っており冷や冷やする場面も。アイゼンとウィペッドもって来ればよかったなと後悔。
 
 高天原から滑降する斜面を観察します      今日も山頂に登ることが出来ました。感謝!

8:50に山頂着。その前に山頂祠でお参り!!そして周りの景色を堪能!先週よりも良く晴れ、日本海はもちろん南アルプスまで望めた。景色を楽しんだ後は、逆くの字の上部エントリー場所へ移動。でも此処も難儀する。雪は固く恐る恐る移動し、カリカリ斜面でスキーも履きづらく緊張する。ここで転倒したら怪我は必至。慎重に準備しエントリー。斜面は凹状なので新雪が吹き溜まっていて快適。小気味良くターン。岩を踏んでガリガリ言うが、地雷専用の板なので気にすることなく這松の上もターンしてガリガリ。そうこうするうちに高天原に到着。ここで板を脱ぎ暫く歩き、青石から室堂に向け登山道や、その傍の斜面を滑り室堂着。そのまま滑り五葉坂のトップでスキーを外し下る。
 
 北アルプスも真っ白!     山頂から室堂、別山を望む!空気が澄んでて景色最高!


 室堂目指し滑降!最初はカリカリだったけど、直ぐにパウダー満喫できる!

 
 山頂祠を見上げる。岩は露出してるけど、この程度なら滑れる!     シュプール!山スキー最高


 青石から登山道を滑る!地雷も有ったけど気にせず頑張って滑る。

最後は弥陀ヶ原の木道をボブスレーばりにブッ飛ばし昼飯9:35~10:10。その後は未だ凍っている十二曲がりを慎重に下って砂防新道を下山。奥越の山々や更にその奥の山々を楽しみながら下山しました。そして12:15別当出合に到着。
 
 弥陀ヶ原のテーブルでラーメンタイム!      今日も景色が素晴らしかった!


 吊り橋の踏み板の有難さを感じながら渡る。

今日も白山で山スキーを楽しみましたが、まだまだ雪が少ない・・・。来週は寒波が来るみたいだし、行きたいなぁ。でも今度こそ市ノ瀬ゲートは締まっているだろうなぁ。今日も白山に登ることが出来、感謝です。
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今シーズン初滑り

2022年11月19日 | 山スキー!R04
今日は白山で山スキーです。今年の6月16日に白山で板納めをして早や5か月。

 室堂下から望む弥陀ヶ原と別山。まだまだ雪が少ない・・・

昨年も11月に2回(11/14)(11/17)白山で山スキーを滑りましたが、今年は雪が少ない!早くたくさん雪が積もって欲しいと思ひました。
 
 この時期は登山者が少ないので、何処でも駐車可能    登山靴なので踏み板の無い吊り橋も渡りやすかった

今日も朝3:30に起床して出発です。カミさんは常神半島縦走との事。今日は独りで気楽に登りました。昨年は市ノ瀬ゲートが閉まっていたので、今日はどうかなぁ…と思ひましたが、ゲートは開いており、別当出合チェーンゲートまで車で行けました。準備して4:50出発です。先行者の車は2台。この時期になると山屋さんは一気に少なくなり(下山時には以外に続々登ってきました)、静かな山を堪能出来ました。

 甚之助避難小屋から望む奥越の山々。大長山には雪が積もっていた

中飯場を過ぎると登山道は雪になり、所々凍っており滑ります。足元は登山靴で、ザックは山スキーに兼用靴を付けて登ります。雪が少なく、空振り(滑る所が無い)になるかもと不安が過りますが、とりあえず大好きな白山を目指します。

甚之助避難小屋に6:40到着。朝日に照らされた我らが奥越の秀峰が美しい!今日は伊吹山までバッチシ望めた。休憩後黒ボコ目指して登る。登山道に流れている沢水は凍っており危ない登りが続く。そして弥陀ヶ原に出ると、木道に雪が乗っており、帰りは此処を滑れそう。そして見上げると白山の山頂下(逆くの字の上半分は滑れそう)期待を膨らませ青空に映える白山を拝みながら登る。

 弥陀ヶ原に出ると白山がドカン!もっと白くなってね!

 
 弥陀ヶ原の木道も両サイドの雪を拾えば滑れる!     山頂下の斜面滑れそう!

8:05室堂着。このまま登山道を登り、高天原に出ると山頂から此処まで雪が繋がっている(這松の上に積もった雪の上も滑れる)。そして8:50山頂着。遥か日本海に北アルプスまでバッチシ!最高の天気。でも風が強く寒い。冬の雰囲気。

 高天原から滑る予定の斜面を見上げる。地雷も無さそうで、雪質も良さげ!行くっきゃない。

 
 今日も快晴!感謝の気持ちを奥宮で述べてきました      大汝も白装束

写真撮ったり山頂を楽しんだ後はエントリーポイントに移動し9:10滑降開始。誰も滑っていないNOトラックの雪面!!雪は少し硬い新雪だけど地雷は無く快適にターンを描く。すると、一人山スキーを担いだ山屋さんが登ってきた。「ゲンゴロウさん?」と呼ばれ、這松の上を滑っていくと山仲間のAXさん!ヤッパシ考えることは一緒。「一足先にお絵描きされた!」と・・・。

 山頂から高天原へエントリー!雪質最高!短い距離だったけど満足。


 シュプールを見上げる。この後は這松の上を滑って登山道に接続。

この後は、スキーを担いで下っていると「みっちゃん」が!今日はYAMAさんと一緒じゃなかったみたい。白のノローナで分かった。そして、室堂へ向け登山道を滑っていると裕ちゃんと、お母さん。にお会いしました。
  
 山仲間のAXさん。ヤッパシ考えることは同じらしいです     限界まで雪を繋いで滑る!山屋として

室堂は風が強く寒いので、そのまま下り、弥陀ヶ原の木道に僅かに積もった雪を拾いながら頑張って黒ボコ手前のベンチに到着。此処で湯を沸かしラーメンタイム(糖質50%OFF)。ラーメン食べていると二ッ谷さんも登って来られ、お久しぶりだった。10:15。ラーメン食った後は元来た氷で滑りやすい登山道を下り、12:25別当出合に到着!お疲れさまでした。そして車の所で後片づけしてると、AXさんが下りてこられました。
 
 弥陀ヶ原の木道も雪を繋いで滑る     白山を拝みながらラーメンを啜る。美味しい!!


 美濃の山々もクッキリ見えました。冬は空気が澄んでて遠くの山々を望めます。

今日は快晴の中、雪が無く空振りかなと思いましたが、それなりに新雪を滑れ感無量。そしてヤッパシ!白山が大好きな仲間とお会い出来、楽しい山行と成りました。また次回も白山に来たいけど、今度はゲート閉まってるかな!?
 
 汗をかくことも無く快適な登山に成りました    兼用靴と違い登山靴は踏み板の無い橋を渡りやすい

今シーズンも雪がたくさん降ってくれると嬉しいです。そして楽しい仲間と山に行きたいです。
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基幹林道大野池田線で部子山を登る。&周回

2022年11月03日 | 自転車3
今日はカミさんとMTBで山登りです。コースは
宝慶寺キャンプ場~林道~部子山~水海~足羽川ダム建設現場~龍双ヶ滝~座禅岩~宝慶寺~宝慶寺キャンプ場の周回コース。
距離:67㎞、累積上昇:1900m、行動時間:7:30の未舗装路と舗装路、登山道の充実した行程と成りました。

 部子山の山頂でカミさんと愛車と。今日も快晴!感謝!!

本日は明治節(文化の日)なので我が家に国旗を高々と掲げ軽トラにMTBを積んで7:00自宅発。今は閉場中の宝慶寺キャンプ場の駐車場を7:30出発です。小葉谷登山口向けて林道を走ります。ここを過ぎると林道は砂利道と舗装路のミックス。気温は低い中の上り坂、気持ち良くペダルを漕ぎ目前には素晴らしい紅葉。
 
 キャンプ場の駐車場から出発です。     舗装路はここ(小葉谷登山口)まで。この後は約50%がダート

 
 紅葉を眺めながらダートを進む       傾斜は強くなく雑談しながら登る。傾斜の強いところは基本舗装されている

そして振り向くと荒島岳や白山など山々を望みながら写真を撮るので中々進まない。でも素晴らしい眺め!西割谷を過ぎ暫くで登りは終わり、ダートをブッ飛ばして下ります。ヤッパシMTBは楽しい。

 途中、白山や荒島岳、大野市を眺める所がたくさん!

 
 紅葉が凄かった!これもMTBならでは      とても快適な林道!こんどはバイクで行ってみたい!!

 
 下りもゆるい斜面でダートを漕いでブッ飛ばせる!     水海からの分岐(三叉路)№5に到着。此処からは全て舗装路

そして9:15に水海からの分岐に出る。昔、カミさんと源次郎とでMTBで登ったコースの分岐です。このコースは過去に3回走っている(山スキーも1回)昔(20年前)は未舗装路が多かったけど今は100%舗装路。10:05部子山の登山口駐車場に到着。
 
 見覚えのある大きなブナ!昔は源次郎も此処を漕いでたなぁ     旧牧場の展望舎が見えてきた!

 
 植生は笹原となります。冠山も望めた!    №0の駐車場に到着。ここから登山道を担いで登る!


 愛車のMTBを担いで登るカミさん!昔は源次郎も此処を担いで登ったなぁ

登山口からは各々の愛車を押して、走って、担いで山頂を目指し、10:20山頂着。この山は福井県に所縁のある継体天皇の妃であった目子媛(めこひめ)が祀られている。そして今上天皇の誕生記念碑があります。我が国の平安をお祈りしました。周りの景色を楽しみながらお湯を沸かしラーメン(糖質50%OFF)を食べます。始めは誰も居ない山頂だったけど、大勢の登山者で賑わいそそくさと後片付けして下山。もちろん危なくない登山道はMTBに乗る!
 
 山頂で湯を沸かしラーメンタイム。景色を眺めながらのランチ!?    銀杏峯と荒島岳。次来る時は冬かな

駐車場から少し歩いて部子神社跡に行きます。此処は目子媛、継体天皇、猿田彦命を祀る「部子神社」が有ったのですが今は何処に有るのか分かりません。地味な山ですが歴史の山です。(天皇の国史:竹田恒泰著を読んでください)
 
 山頂からMTBでダウンヒルするカミさん     部子神社跡の鳥居とぶっ壊れた避難小屋

直ぐに登山口に到着。ここからは林道を水海に向けダウンヒル!でも多くの観光客の車が登って来るので注意しながらブッ飛ばします(カミさん1回転んで落車)。11:50林道入口を通過。そのまま集落向けて走り、12:15途中に池田町の地場産のお土産とか売っているところ「こってコテいけだ」に寄って休憩、軽食を摂って、部子川沿いの道をヒルクライム。
 
 旧牧場跡に訪れる。ここからの眺めも良かった     ススキと紅葉。これが日本の晩秋

 
 水海目指し道路を進む。     こってコテいけだでソフトクリームを頂きます。


 山が削られて・・・でも防災などに必要なものだと。でも・・・

この道沿いを暫く進むと足羽川ダム建設現場が有り、仮設道路のヒルクライム、ダム建設現場のビュースポットで壮大な現場を観察。自称ダムマニアのボクにとっては様々な重機や建設機材の壮大さに感動しました。その反面、以前何度も自転車で通ったダム湖に沈む集落が無くなり、現場の資材置き場や機械類に置き換わったその光景に悲しくなった。ダム湖に沈むことの悲哀を感じました(過去に徳山ダムでも)。この「山が削られて…」というのが、この光景を眺めると「渡辺美里のTokyo Calling」の歌詞のフレーズが頭を過りました。防災にダムは必要なんだろうけど・・・。
 
 ダム建設に係る設備の下には旧集落が有ったのだと・・・    オウ穴。普段沢登りするボクとしては・・・


 日本の滝100選に選ばれている滝です。今日は水量少な目

ダム建設現場を過ぎると静かな以前の道に成り、オウ穴を過ぎ龍双ヶ滝、そして稗田の里公園でカミさんが苔に滑って転倒、そのままヒルクライムを頑張ること14:20宝慶寺峠に到着。ここから巡見坂を下ること暫くで座禅岩登り口に到着。ここでMTBを下りて登山道を暫く歩き座禅岩に到着。ここで銀杏峯を拝みながら瞑想した後、再びMTBに跨り坂を下り、宝慶寺を参拝。そしてキャンプ場に15:00到着しました。
 
 稗田の里公園の干支の石像。ボクはウサギ年!    座禅岩に行ってみます


 座禅して瞑想中のカミさん。ここは支那の宋の時代の僧寂円が18年間座禅をしたそうです。宝慶寺にとても由来の有るところだそう 

 
 宝慶寺でお参り!雲水がとても親切でした。    樅の巨木坂を下り、キャンプ場へ。

この後は軽トラにMTBを積んで帰宅途中、大野市榎の高校時代の恩師K島元教諭宅を通った時ちょうど家の前に居たので色々山とかの話をして晩飯の食材を調達して帰りました。

今日の山行はMTBを用いたいつもの山でしたが、宝慶寺から周回して部子山に登れ、様々な名勝を訪れることが出来、夫婦でとても充実た旅と成りました。そして明治節とあってか、多くの観光客が見受けられ、このような慶事は賑やかな山や街の風情が嬉しかった。

 今日のコース。MTBツーリングには最適です。多分
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