今日も福井山岳会のメンバーで妙高山に行ってきました。(メンバー:K尾さん、M田さん、敏さん、ネーちゃん、M上さん、カミさん、新人S水さん、ボクの総勢8名)
高速道路もどこ行っても1000円(普段だと6000円らしいよ)となり、格安の恩恵を受けようと貧乏臭い山岳会の考えることは、もっと遠いところへ行っちゃえ~ということでこの山に決定!
しかも、新入会員のS水さんを連れて、激ラッセルの中、頑張ってもらいました。
天気はボチボチでしたが、良く積もった新雪に足をとられながらのなかなか厳しいラッセルに阻まれ、そして雪崩の恐怖に苛まれたけど、なんとか山頂を踏むことが出来ました。ラッキー!!
2:00丸岡IC出発し5:30妙高IC着。(路面は徐々に雪が増えだし吹雪の中、上越高田ICでスノータイヤ・チェーン規制のため止められ、無事妙高まで辿り着くことができました)そして10分ぐらいで「妙高杉ノ原スキー場」着。ここのスキー場(杉ノ原ゴンドラのみ稼動)は6時から営業しているので、速攻で準備して早朝券(6~8時まで)1000円を購入し6:25ゴンドラに乗り込む。一気に標高1480mまで運んでくれる超楽!ここから更に上にはリフトがあるのだけど、今の時間はこのゴンドラしか動いていないのでここから圧雪してないゲレンデをラッセルする!(結局このリフトはずっと動かなかった。昨年の大規模雪崩のせいなのか、1週間前にこの山で山ヤさんが遭難死したのが原因で動かなくなったのかな!?まぁ、雪さえ豊富にあればどぉって事ないけどね)
深い雪でも楽しい滑りを思えば楽しいよ~ 寒いので汗が出ない・・・
降り積もった雪は多く、ラッセルしていても脛から太ももまでの深さは十分にある。M上さんとラッセルを交替しながら登る。ゲレンデトップも過ぎ、過去に雪崩により遭難死した付近の沢をトラバース。確かに雪崩が頻発しているのか木々は生えていない。ちょっとビビる。でも頭の中はラッセル中毒の罹患者である。この感じが超気持ちイイ。そして今日新たに気付いた点は、いつもマイペースの敏さんが以外や新人の後ろについて登り方などの指導にあたっている。皆に遅れながらも一緒に後ろからついてくる姿を見て、こんな自分が言うのは何だが見直してしまいました。理事長として?いや若い女の子だからなのか?最初はぎこちない足並みだったけど、今回で2回目の山スキーとの事、もともと彼女はスキーのバッチテストを受ける程の腕前だから直ぐに慣れるだろう。敏さんサンキュー!
そして今日のカミさんは絶好調だ!
外輪山から妙高山山頂を見上げる。 外輪山から大正池に向けてゴー!!
疎林の中を息を荒げ登ると10:10外輪山の三田原山と赤倉山の間の標高2300m地点に到着。ここで今日の目的の「妙高山」のピークが弱い吹雪の中、薄く見える。頑張るぞ~!
このピークから滑りやすそうな斜面を滑っていったん大正池まで標高差200m滑る。最初にボクが突っ込んで行ったらいきなり雪崩が発生!でもトラバースしてかわす。なるほど確かに雪崩がよく発生する山らしい。けど、最後は無視してパウダーを楽しむ。みんな変態のような奇声をあげている。
激パウダ~!あぁ気持ちえぇ~ カミさんも腰まで浸かったパウダー♪
さてと、ここから(大正池の南の平坦地:標高2080m)妙高山に登り返さなくては・・・妙高山南面シュートはこの降雪で登るのはヤバそうだし、上部がクラストしているかも知れないのでパス。ということで、妙高山東面に向かって回り込むように登る。さっきのラッセルに疲れた体に鞭打ちK尾さんとラッセルしながら頑張る。標高2250m付近を過ぎたところで地獄谷に吸い込まれるように落ちた斜面に取り付く。ここはもうスキーでは絶対行けない。スキーをデポしてピッケルアイゼンで慎重に足場を作りながら登る。硫化水素が鼻腔を心地よく刺激する。ここも火山なんだね~!一部氷化した急斜面が続き難儀する。その核心部も終わり、標高2350mにくると傾斜は緩くなり岩場の広い稜線となる。あとは岩を掴みながら登るだけ。たいしたことない。そして12:20山頂着!やったネ♪
なかなかしょっぱい登り・・・地獄谷に吸い込まれそう~ イェ~イ妙高山山頂だ!
下りはザイルで確保して・・・ 最後の外輪山への登り返し・・・ここさえ終えればあとは滑りのみ
山頂からは視界が悪く昨年の乙妻山など何も見えない。残念!山頂を断念したカミさんやネーチャン、S水さんが外輪山へ向かってラッセルして帰りの僕たちの為にトレールを付けてくれているいるのが微かに見える。トップはカミさんか!?さて・・・山頂は寒いし時間が押しているのでそそくさと下りる。
登りでのヤバい氷化した斜面は、ピッケルアイゼンだけで下りるには危険すぎる。ちゃんとザックの中に忍ばせてきたザイルを出し雪面にピッケルを刺してスタンディングアックスビレーをしながら確保し安全なところまで下りる。やっぱザイル出して正解!一人滑ったけどザイルが効いていた。
そしてスキーデポ地点で登頂断念したM上さんと合流し、大正池のところまで滑り、ここから再び外輪山に向けて登り返す。カミさん達のトレールのお陰で快適に登ることが出来た。それにしても深い雪・・・ラッセル大変だっただろうな。
外輪山の妙高山が良く見えるところでやっと昼食!(14:20)そして新人歓迎パーティーでビールで乾杯!超旨いぃ~五臓六腑に良く染み渡り、生きていることを実感。山登りは青春だ!(飲酒した者は運転していないよ)
福井山岳会、新会員歓迎山行!ビールうめぇ~!! カミさんと妙高山♪
帰りの滑り・・・モナカだったけど・・・
いつもならラーメン作って・・・と言いたいところだけど、今日は時間が無い。適当に行動食摂って滑る。14:40
上部は快適だったけど、次第にモナカとなり悪戦苦闘。でも山スキー屋なら気にするほどでもない。初体験のS水さんは良く転んでいた。ガスって視界もかなり悪いのでみんなかたまって朝のトレールを辿りながら上部ゲレンデに出て、下部ゲレンデに出たら圧雪した整備の行き届いた快適な斜面が広がる。スキー場の放送が耳障りで無機質な雪面だ。他のスキーヤー・ボーダーが楽しそうに滑っている。ボク達も彼らと一緒にゲレンデに散っていく。スキー場の快適な斜面でテレマークターンを決め、今日イチバンの上手な滑りが出来たように感じた。K尾さんは新雪・悪雪・藪・ゲレンデなどどんな所でも良く似た怪しいフォームで滑っている。実に安定した滑りというか何というか・・・。S水さんといえば、水を得た魚の様にシュルシュルと華麗に滑っていく。さすが!今度は山で見せてもらいたい。
ザックを背負った怪しい集団が続々と斜面を滑り降り、駐車地点には16:05着。おつかれさん!
今日の山行は降雪後の雪崩の危険性のある山域に足を踏み込んだわけだけど、その甲斐あって素晴らしい景観を堪能できた。やはり、山岳会の面々だ。皆の意思疎通というか、日ごろから一緒に山行を共にするメンバーあってか、山頂にアタックの際にも安心して後続、トレールのことを任せることが出来た。
自分だけ美味しいところをゲットしておいてこんなこと言ってはなんだが・・・
昨年の乙妻山は他の山ヤ達がいてちょっと煩かったけど、今日の山はボク達しか居ないとっても静かな山でとても良かった!みんなありがと~そして妙高山、そして高速道路サンキューだ~!
高速道路もどこ行っても1000円(普段だと6000円らしいよ)となり、格安の恩恵を受けようと貧乏臭い山岳会の考えることは、もっと遠いところへ行っちゃえ~ということでこの山に決定!
しかも、新入会員のS水さんを連れて、激ラッセルの中、頑張ってもらいました。
天気はボチボチでしたが、良く積もった新雪に足をとられながらのなかなか厳しいラッセルに阻まれ、そして雪崩の恐怖に苛まれたけど、なんとか山頂を踏むことが出来ました。ラッキー!!
2:00丸岡IC出発し5:30妙高IC着。(路面は徐々に雪が増えだし吹雪の中、上越高田ICでスノータイヤ・チェーン規制のため止められ、無事妙高まで辿り着くことができました)そして10分ぐらいで「妙高杉ノ原スキー場」着。ここのスキー場(杉ノ原ゴンドラのみ稼動)は6時から営業しているので、速攻で準備して早朝券(6~8時まで)1000円を購入し6:25ゴンドラに乗り込む。一気に標高1480mまで運んでくれる超楽!ここから更に上にはリフトがあるのだけど、今の時間はこのゴンドラしか動いていないのでここから圧雪してないゲレンデをラッセルする!(結局このリフトはずっと動かなかった。昨年の大規模雪崩のせいなのか、1週間前にこの山で山ヤさんが遭難死したのが原因で動かなくなったのかな!?まぁ、雪さえ豊富にあればどぉって事ないけどね)
深い雪でも楽しい滑りを思えば楽しいよ~ 寒いので汗が出ない・・・
降り積もった雪は多く、ラッセルしていても脛から太ももまでの深さは十分にある。M上さんとラッセルを交替しながら登る。ゲレンデトップも過ぎ、過去に雪崩により遭難死した付近の沢をトラバース。確かに雪崩が頻発しているのか木々は生えていない。ちょっとビビる。でも頭の中はラッセル中毒の罹患者である。この感じが超気持ちイイ。そして今日新たに気付いた点は、いつもマイペースの敏さんが以外や新人の後ろについて登り方などの指導にあたっている。皆に遅れながらも一緒に後ろからついてくる姿を見て、こんな自分が言うのは何だが見直してしまいました。理事長として?いや若い女の子だからなのか?最初はぎこちない足並みだったけど、今回で2回目の山スキーとの事、もともと彼女はスキーのバッチテストを受ける程の腕前だから直ぐに慣れるだろう。敏さんサンキュー!
そして今日のカミさんは絶好調だ!
外輪山から妙高山山頂を見上げる。 外輪山から大正池に向けてゴー!!
疎林の中を息を荒げ登ると10:10外輪山の三田原山と赤倉山の間の標高2300m地点に到着。ここで今日の目的の「妙高山」のピークが弱い吹雪の中、薄く見える。頑張るぞ~!
このピークから滑りやすそうな斜面を滑っていったん大正池まで標高差200m滑る。最初にボクが突っ込んで行ったらいきなり雪崩が発生!でもトラバースしてかわす。なるほど確かに雪崩がよく発生する山らしい。けど、最後は無視してパウダーを楽しむ。みんな変態のような奇声をあげている。
激パウダ~!あぁ気持ちえぇ~ カミさんも腰まで浸かったパウダー♪
さてと、ここから(大正池の南の平坦地:標高2080m)妙高山に登り返さなくては・・・妙高山南面シュートはこの降雪で登るのはヤバそうだし、上部がクラストしているかも知れないのでパス。ということで、妙高山東面に向かって回り込むように登る。さっきのラッセルに疲れた体に鞭打ちK尾さんとラッセルしながら頑張る。標高2250m付近を過ぎたところで地獄谷に吸い込まれるように落ちた斜面に取り付く。ここはもうスキーでは絶対行けない。スキーをデポしてピッケルアイゼンで慎重に足場を作りながら登る。硫化水素が鼻腔を心地よく刺激する。ここも火山なんだね~!一部氷化した急斜面が続き難儀する。その核心部も終わり、標高2350mにくると傾斜は緩くなり岩場の広い稜線となる。あとは岩を掴みながら登るだけ。たいしたことない。そして12:20山頂着!やったネ♪
なかなかしょっぱい登り・・・地獄谷に吸い込まれそう~ イェ~イ妙高山山頂だ!
下りはザイルで確保して・・・ 最後の外輪山への登り返し・・・ここさえ終えればあとは滑りのみ
山頂からは視界が悪く昨年の乙妻山など何も見えない。残念!山頂を断念したカミさんやネーチャン、S水さんが外輪山へ向かってラッセルして帰りの僕たちの為にトレールを付けてくれているいるのが微かに見える。トップはカミさんか!?さて・・・山頂は寒いし時間が押しているのでそそくさと下りる。
登りでのヤバい氷化した斜面は、ピッケルアイゼンだけで下りるには危険すぎる。ちゃんとザックの中に忍ばせてきたザイルを出し雪面にピッケルを刺してスタンディングアックスビレーをしながら確保し安全なところまで下りる。やっぱザイル出して正解!一人滑ったけどザイルが効いていた。
そしてスキーデポ地点で登頂断念したM上さんと合流し、大正池のところまで滑り、ここから再び外輪山に向けて登り返す。カミさん達のトレールのお陰で快適に登ることが出来た。それにしても深い雪・・・ラッセル大変だっただろうな。
外輪山の妙高山が良く見えるところでやっと昼食!(14:20)そして新人歓迎パーティーでビールで乾杯!超旨いぃ~五臓六腑に良く染み渡り、生きていることを実感。山登りは青春だ!(飲酒した者は運転していないよ)
福井山岳会、新会員歓迎山行!ビールうめぇ~!! カミさんと妙高山♪
帰りの滑り・・・モナカだったけど・・・
いつもならラーメン作って・・・と言いたいところだけど、今日は時間が無い。適当に行動食摂って滑る。14:40
上部は快適だったけど、次第にモナカとなり悪戦苦闘。でも山スキー屋なら気にするほどでもない。初体験のS水さんは良く転んでいた。ガスって視界もかなり悪いのでみんなかたまって朝のトレールを辿りながら上部ゲレンデに出て、下部ゲレンデに出たら圧雪した整備の行き届いた快適な斜面が広がる。スキー場の放送が耳障りで無機質な雪面だ。他のスキーヤー・ボーダーが楽しそうに滑っている。ボク達も彼らと一緒にゲレンデに散っていく。スキー場の快適な斜面でテレマークターンを決め、今日イチバンの上手な滑りが出来たように感じた。K尾さんは新雪・悪雪・藪・ゲレンデなどどんな所でも良く似た怪しいフォームで滑っている。実に安定した滑りというか何というか・・・。S水さんといえば、水を得た魚の様にシュルシュルと華麗に滑っていく。さすが!今度は山で見せてもらいたい。
ザックを背負った怪しい集団が続々と斜面を滑り降り、駐車地点には16:05着。おつかれさん!
今日の山行は降雪後の雪崩の危険性のある山域に足を踏み込んだわけだけど、その甲斐あって素晴らしい景観を堪能できた。やはり、山岳会の面々だ。皆の意思疎通というか、日ごろから一緒に山行を共にするメンバーあってか、山頂にアタックの際にも安心して後続、トレールのことを任せることが出来た。
自分だけ美味しいところをゲットしておいてこんなこと言ってはなんだが・・・
昨年の乙妻山は他の山ヤ達がいてちょっと煩かったけど、今日の山はボク達しか居ないとっても静かな山でとても良かった!みんなありがと~そして妙高山、そして高速道路サンキューだ~!