今日はいつもの福井山岳会のメンバーで沢登りです。山の木々もそろそろ色づきはじめ、赤や黄色、山吹色と目を楽しませてくれました。
今日の山は、石徹白川支流の俵谷と三面谷です。俵谷はボクが沢登りを始めた頃の14年ほど前に連れて行ってもらった沢で、当時の記憶が殆ど無くなっていましたが、実際入渓すると往時の記憶が少しづつ蘇ってきました。
風情のある滝が多いよ! 岩盤が発達し、ナメがきれい!
イイ感じ!でも滑るよ! 地形図に載るこの滝は左から巻いた。
朝、5:00に大野のいつもの場所に集合し、車2台で石徹白に向かいます。三面谷にボクの軽トラをデポするために、地形図を読みながら林道を走るんだけど、林道はずーっと延びていて、地形図に林道は載っていない。下りに下りてくるであろう三面谷支流の谷と林道が交差する地点にの付近に軽トラをデポ。(標高約940m)
三面谷林道のガタガタ道を下り、K尾さんの車に乗り込み俵谷の林道を走る。標高805m付近に駐車し、装備を付けて7:40入渓。大きな堰堤を左から越えるとこの先ずっと快適な沢が続く。ナメがよく発達していて気持ち良くそして目を楽しませてくれる。空は快晴、木々はそろそろ紅葉!なんて気持ちいいんだろう~!
今回の核心部の逆くの字滝!右側にザイル出して登る。岩が脆く、上部が滑りやすいよ S水さんも頑張って登った!
ナメが所々に見せてくれる。 この滝の左に取り付き藪漕ぎで1543mピークを目指す。
藪漕ぎする前に楽しい昼食! 尾根に出たら展望抜群!北アルプスバッチリ! この山は毘沙門
滝も気持ち良く登る事が出来、足を滑らせ釜に落ちるK藤さんなど、皆楽しいメンバー!今回は山岳会の新人S水さんとの沢。彼女とは山スキーを同行して以来。逆くの字の滝も頑張って登ってました。この滝は滝の右側の微妙なところをハーケン打って完登!上部は傾斜が緩いけどスラブにコケで滑りやすくビビった!
今日は大勢のメンバーなので、山頂は諦め標高1300m地点で昼食をとり、1543mピーク目指して激藪を漕ぎます(13:00)。約1時間後稜線に出て、コンパスで方向を定め、再び激藪を下ります。徐々に谷地形を呈し、この山の特徴の岩盤に削られた滝がいくつもでてきます。ブッシュを掴んでクライムダウンしたり、懸垂したりして16:00にドンピシャで軽トラを停めた沢の支流に到着!やったね!!GPSなんか無くったってナビゲートできるんだね!!
みんな荷台に乗り込み、悪路を走り、石徹白の小谷堂に到着し、再び俵谷林道のK尾さんの車を回収しに行くのでした。
懸垂したりで三面谷の支流を下る。俵谷同様、岩盤が発達していた。 帰りは皆軽トラの荷台に乗って・・・
今回の山行は紅葉の中を気持ちよく遡る事が出来ました。昔来た時は、11月で小白山の山頂で雪がちらついていたのを思い出しました。あの頃はまだ21歳だったな~。ボクはオッサンになったけど、山はいつまでたっても変わらないな~。
今回も福井山岳会の楽しいメンバーに感謝!