北岳の山頂にて。連日猛暑ですが山は快適でした。
8月4日から8日の5日間、毎年恒例の家族旅行で山に行ってきました。
今年は、山で2泊三日の山行、下界で2泊し観光の良い旅をしてきました。
駐車場にて!頑張って2泊三日の山旅を楽しんできます! バスを待つ間足湯でのんびり!
広河原の吊り橋を渡ります。北岳はガスの中… 整備された登山道を登ります。源次郎は頭痛がするとの事。
1日目、朝6:00仕事を終え帰宅し、6:30韮崎へ向け出発です。渋滞もなく順調に進み芦安の第2駐車場に運よく1台分空いていて駐車できました11:55。おもむろに準備して広河原行きのバス切符を購入し、足湯に浸かったりしながら待つこと13:00出発です。約1時間で広河原に到着し、14:15今日のテント場の白根御池小屋に向かいます。涼しい樹林の中進むこと16:45に到着。今日は土曜日!既に多くの登山者でいっぱいの小屋!テント場もテントで埋め尽くされ、ちょうど小屋に近いところの傾斜面が残っていたので此処に幕営!
御池小屋に着くや一気に元気になる源次郎。自分の装備が重かったのか!? ヤッパシ9%のビールとチューハイ(まだ凍っていた)
一息つきホッとする。待ちに待った…ビールタイム!小屋では生ビール850円で売っているけど、ボクは頑張って担ぎ上げたビールやチューハイで宴会!テーブル囲み楽しい晩飯。遠くで雷鳴が聞こえる。台風12号の影響はどうなのか気になる。酔いが回りいつの間にか就寝…。
4:30に起床しテントの中で後片付けやパッキング。天気も良いので外で朝食をとり、テントを撤収し6:35御池小屋を後にします。今日は北岳~北岳山荘~間ノ岳なので時間的余裕が有る。のんびり行こう!
北岳に朝日が差す。今日はいい天気! 朝ご飯もしっかりとって出発です。
振り返ると御池小屋の池が見えました。癒しの池でした。水も豊富で美味しかった。
草すべりコースでグングン登ります。北岳山荘は水が有料だと思っていたので(実は無料)3リットル担いで登る。源次郎は調子よくボク達の先を進んでいきました。一気に標高差600mを登る。下界は猛暑だけど汗をかくことなく気持ち良く登れる。振り返ると地蔵岳などオベリスクも良く見える。最高のロケーション!小太郎尾根分岐に8:30到着。目の前には南アルプスの女王「仙丈ヶ岳」が鎮座。そして昔…十数年前にカミさんと付き合っていたころに登ったピラミダルな花崗岩甲斐駒ヶ岳(黒戸尾根経由)が望め、最高のロケーション!源次郎も興奮!!
小太郎尾根分岐に出ると一気に展望は激変!360度パノラマでした。バックは仙丈ヶ岳
甲斐駒ヶ岳は白く、雪が積もったかのよう。 北岳肩の小屋目指し景色を堪能しつつ進む。
北岳が見えてくると気分は高揚! 肩の小屋に到着!懐かしの小屋
北岳肩の小屋に出ると、多くの団体ツアーパーティーが居たので、山頂が賑やかになる前に行かなきゃと思い、休憩はとらず山頂を目指し、9:35に北岳山頂に到着。素晴らしい景観。遠くは広大な稜線が続く間ノ岳も望める。感激!
源次郎は2年前に富士山登頂!そして今日は日本で2番目に高い北岳に登ることが出来ました。おめでとう!そして此処は日本で一番高いところで富士山を望める場所。
北岳山頂!そしてバックは仙丈ヶ岳。 富士山!2年前の事を思い出す。
2泊目のテント場の北岳山荘を見下ろす。その後ろには雄大な間ノ岳が鎮座。
北岳山荘の手前で親子の雷鳥5羽が砂浴びしている。子供の4羽はとても可愛らしく、他の登山者も足を止め撮影タイム。
10:30北岳山荘に到着!今日の幕営地です。早速受付を済まし一番良いところにテントを設営。小屋では荷揚げが遅れており、ジュース等が無いとの事。でもビールは有る!(まだザックの中には4本有り)
砂浴びする雷鳥(寄生虫や汚れを落とすためにするらしい) 親子のらいてう!
北岳山荘に到着!トイレは最新! 間ノ岳から望む北岳!カッコいい!!
そして間ノ岳目指して出発します11:30テントなどの装備が無い分、楽に登ることが出来、12:50間ノ岳に到着!此処に来るまで、地質の変化が面白く、主稜は展望も良く農鳥岳も良く望め感動!そして登山者も少なくイイ感じ。
間ノ岳に到着! 源次郎は何故か怒っていた!? 間ノ岳を後にする。素敵な稜線
中白根山に到着。もうすぐ小屋!! 14:20北岳山荘に到着!待ちに待ったビール!!
テント場に戻ると源次郎は疲れたのか中に入って就寝…。カミさんとボクは富士山を眺めつつビールタイム。そしてのんびり時間を過ごす。この瞬間がたまらない。ボクは山ではいつも持ってくる吉村昭の小説を読破!(総員起シ)カミさんは(雪の花)
大学ワンゲル部の部員と色々話したりしつつ、段々と空は茜色。
北岳山荘のテント場にて。頑張って担ぎ上げた大量のビールや酎ハイで乾杯!
朝、3:30起床する。後片付けして、朝飯作りながら夜明けを待つ。今朝も天気は良くおぼろげに照らされた富士山を堪能。早朝はくっきりと見える。富士山は登るよりも眺める方が良いのかもしれない。そして5:10快適だった北岳山荘の幕営地を後にする。八本歯コル目指し朝日に照らされた間ノ岳を振り返りつつ登り返す。
夕焼けを愉しむ。富士山は雲の中… 夜明けの富士山を待つ登山者たち。
くっきりと映し出された富士山。ヤッパシ富士山はイイもんだと実感
さぁ出発。富士山とサヨナラです 間ノ岳を後にする。猛暑に向かう
北岳山荘を後にする。八本歯コルへ向け登rい返し、そしてトラヴァースする。足元は悪いが登山道はよく整備されていて歩きやすい。そして高度感もあり楽しい。尾根を吹き抜ける風が涼しい。
八本歯コル目指し高度感のあるトラヴァースを進む。 大樺沢を下るとバットレスが望める!壮観。
八本歯コルにて。天候に恵まれた山行が出来感謝!
大樺沢から望むバットレスは壮観!
昔ここをクライミングしたことを思い出す。色々アクシデントが有ったけど今となれば良い思ひ出。
そしてこの大樺沢へは、過去に深澤さんと
山スキーで滑降した思い出の沢!色んな思い出の詰まったこの山に、また新たな良い思ひ出を作ることが出来た。ヤッパシ山登りはイイね。
大樺沢を下ると、兵庫県の高校山岳部のパーティーとすれ違う。ボクにも彼らのような時代が有ったのだと懐かしく思う。頑張れ高校山岳部!!そして二股に出ると何となく体感気温が上がってくる。今朝、広河原を出発したパーティーもチラホラ。
そして御池小屋への分岐を過ぎると8:40あっという間に広河原山荘に到着。ここで源次郎はジュースを買ってもらい、下界のモノにありつける。ボクもビールといきたいところだけど、今日はこのまま横浜まで運転しないといけないので我慢!
吊り橋を渡る。みんなお疲れさまでした。 バットレス、そして北岳を眺めながらバス発着場へ向かう。
そして9:20発の乗り合いタクシーに乗って芦安に10:10到着。予定よりも早く着きホッと一息。そして金山沢温泉で汗を流し横浜に向けGO!
甲府市に出たら、山の服をコインランドリーで洗濯しつつ、その間に下界の食べ物(回転ずし)でお腹を満たし出発です。中央自動車道、圏央道などを乗って徐々に都心に近づいてくると道路は渋滞気味…。慣れない渋滞に辟易しながら、やっとこさ15:40ランドマークタワーに到着しました。こんな高層ビルに泊まるのは初めて!66階という高さと、山屋の風情の僕たちには場違いな雰囲気かも!?と思いつつ、いつもと違う丁寧なチェックインをして広い部屋に入った。宿泊料が高いので色々ともてなされるのは当たり前なのかしれないが、コーヒーなど飲み物から、夜のお酒まで全て無料。新聞も部屋に届けてくれる…。
昨日まで狭いテントで、衛生的に微妙なものを食べたり、不潔な格好で居たあの時とは雲泥の差。でもかしこまってしまい、ボクが僕で無いみたいになる。ヤッパシ車中泊やテントの方が合ってるのかな。
エレベーターが超速かった! この後、夜景がキレイでした。
その夜は夜景のきれいなレストランを予約してあったので、そこでビールを飲み、肉を食べる。山で食べる糧食も良いけど、レストランもイイね!
翌日は横浜を観光したり、水族館に行ったりと丸一日楽しみ宿泊。そして最後の日は渋滞になるも横浜を脱出。そして猛暑の名古屋を観光し帰宅しました。
部屋からの夜景。台風の影響か、霞んでいた。山の風景の方がボクにはイイかも。源次郎は田んぼが無いと驚いていました。
今回の旅は、テントで2泊、高層ビルで2泊だったが、どちらも甲乙付けられないくらいに楽しめました。山はあまりお金がかからないけど、都会に出ると凄くお金がかかる…。でも源次郎には山の生活と都会の生活を体験することが出来、良かったんじゃないかな。そして都会ではデカい車は邪魔で、ヤッパシ電車で移動が一番楽だと実感。
源次郎にとっての都会と田舎の判断基準は「田んぼ」が有るか無いか、また田んぼの占める割合で、その都会度を判断しているという事が今回の旅で判りました。