山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

ハライ谷右岸尾根から、しかり場分岐

2012年01月29日 | 山スキー!H24

 ハライ谷下部で遭遇したカモくん。まだ子供の様です。

昨日の土曜日は自宅の母屋や蔵の屋根雪下ろし!意外に雪は締まっていて重かった・・・。雪の嵩は1mをゆうに超えていました。今シーズン2クール目となり、先日の屋根雪下ろしのバイトで疲れ気味だったけど、我が家が潰れてしまっては元も子もない。家族総出で頑張りました。源次郎は雪の中で遊んでました!
下ろした雪は下屋の高さ以上に達し、それらを処分するなどヘロヘロな一日でした。でも・・・労働の後のビールは最高でした。
そんな訳で、貴重な日曜日は何処か山スキーに行こうと思っていたのですが、一緒に行く筈だったカミさんは風邪でダウン。と言う事なので、ボク独りで半日コースを楽しんできました。
 
 車を停めて出発です。鳥達が囀っていました。          気持ちの良いブナ林にトレールを刻む。
 
朝、5:00に起床し尾添に向かいます。道には雪が若干積もっていて運転が楽しいです。6:00に岩間温泉とスーパー林道の分岐に到着。そそくさと準備をして6:30出発です。檜新宮参道の尾根(ハライ谷右岸尾根)に取り付き独りラッセルです。振り返ると山毛﨔尾山が望め、さらに登ると前衛の冬瓜山の背後にカッコいいシルエットの笈ヶ岳、そしてその左には笠を広げたような真っ白な大笠山が見える。これが望めただけでも今日来て良かったなぁ~更に烏帽子状の形の三方岩岳も望めた。
心地よいブナ林を進み広い尾根に出る。地形図とコンパスで進む方向を確認しながらラッセル。誰もいないのでマイペース。西には一里野スキー場からの尾根が伸びている。気持ち良さそうな尾根。去年カミさんが登ったルートだね。雪屁の発達した尾根を過ぎると「檜新宮」に到着。久しぶりに此処に来た。
そしてシカリ場分岐に到着(9:40)。口長倉につづく痩せ尾根に雪屁が不安定に連なる。今度来る時はここ(加賀禅定道)を通って白山を目指したいな。
さっきまで晴れの天気だったけど、シカリ場分岐に近づくに従い雪が降りだしガスってきた。白山を望める事を期待してきたのだけど全く見えない。残念。
 
 新雪の快適尾根。滑りも快適でした。            笈ヶ岳と大笠山!大笠山の白さにドッキリしました!

 
 檜新宮でお参りして・・・あとちょっとでシカリ場分岐!             シカリ場分岐で記念撮影!CoomBack 最高です。

記念撮影して、少し戻ってシールを剥がす。いつもならラーメンのところだけど、今日は早く帰りたいので割愛。
一気に滑りこむ。新雪が気持ち良い。今日もカミさんの板を借りてきたんだけど、この浮遊感がたまらないなぁ~。
気持ちの良い尾根を過ぎ、適当なところで標高1150m付近からハライ谷の支流に入る。上部は広く快適だったけど、下部は狭い谷となり、軽い雪と相まってか雪崩ないか、ちょっとビビりながら谷を気持ちよく滑る。ここが一番気持ち良い滑りだったかも。
そして本流に合流するとダラダラとした滑りでカモシカに会ったりしながら朝の林道に出る。
あとはもと来たちょっと危なげな林道を滑り車の下に到着。(10:50)
 
 快適尾根を滑ります!!        支流を滑りますが雪質は極上で気持ち良いけど、雪崩が起きるかと気持ち悪かったりもします。

 
 本流の滑り。水流も見えていました。ここでカモくんと会いました。         帰りの危なげな林道。

後片付けして多くのスキーヤーで賑わうスキー場を横目に家に帰った。(自宅着11:50)
今日の山行は半日コースのお手軽な好ルートだと思いました。何と言っても笈ヶ岳等の眺めがバツグンでした。
そして、ラッセルは脛程度だったけど、カミさんの板が良く浮いてくれ気持ち良く曲がれました。

昼からは家族サービスで来ました!これもグッドでした。


 地面に積もった雪が下屋に達しているところです。昨日の雪下ろしのときに写しました。
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豪雪!

2012年01月25日 | ひとりごと

 門柱に堆く積もった雪!(一晩でこんだけ積もったよ)

ボクの住んでいるところは、県内屈指の豪雪地帯です。一日に1m位降る事もたまにあります。
同じ勝山市でも、中山間地域の平泉寺と市街地とでは積雪量がぜんぜん違います。もちろん最高に多いのは北谷だけどね。
昨日の夜から今日(17時頃)の間に家の屋根には新たに約1mもの雪が降り積もりました。
更にこの勢いで降り続いたら、今シーズン2度目の屋根雪下ろしになりそうです。
こんなに雪が深々と降り続くと、山に行く事も何だか億劫になりそうです。家の周りの除雪など気掛かりな要因が増えるので・・・
昔は大雪降るとバカみたいに喜んでいましたが、最近は程々に降って欲しいなと思うようになりました。
でも、朝起きて真っ白に塗り替えられた周りの景色の変貌を目にするとヤッパシ心ウキウキするものです。
除雪車両が通っていない道(除雪作業が行き届いていないので)をドリフトしながら運転するのも楽しいです。(側溝に脱輪して通りがかりの除雪車に牽引してもらい助けてもらったことも・・・)
夜には「キツネ」も見る事が出来ます。まぁこんなにも雪深いところに住んでいるけど、やっぱし、この大雪と共存し生活するのもたのしいかな。(年とったら大変だろうけど)
 
 高品質な「灰」を作る為に燃料は楢のみです。ゴミの焼却はいまのところ行っていません。         揺らぐ炎を見るのも良いです。

ちなみに、わが家は24時間暖房です。というのは、薪ストーブが一日じゅう燃えています。火力は最大出力ではありませんが、チョロチョロ燃やしている程度。
だから、暖房のON・OFFの切り替えが無いので常に安定した心地よい温度を保ってくれています。
洗濯物は良く乾き、ダンパーを閉鎖した時に漏れる煙や、薪を投入する際に出る煙で、洗濯物も程良く燻され、服を着替える時に哀愁を帯びた雰囲気に包まれます。柔軟剤の匂いが完全に負けています。
家で使う薪は現在「楢(ナラ)」100%です。このナラはミズナラやコナラ等の雑木ですが、燃やすにはとても良い焚き木です。火力は強いし燃費が良い、煙の臭いも良いし、爆ぜる(はぜる)時の音もイイです。燃費については夜寝る前に太いのを1本入れておくと朝まで燃えています。
こんな素敵な燃料ですが、毎年薪集めには結構な労力が必要!でも楽しいからやめられません。
楢100%の灰は高値で引き取ってもらえますしね。
 
 庭の積雪量は1mをゆうに超しました。年末に作ったカマクラも新雪の下です。          石油ストーブも温かいです。

でも、そんなわが家にもちゃんと石油ストーブが有ります。薪ストーブでは追いつかない程の寒さの時には、これもガンガン燃やしています。石油の匂いも大好きです!
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夫婦でスキージャム

2012年01月19日 | 山スキー!H24
今日はお互い仕事が休みだったので、二人でスキーに行ってきました。
朝、源次郎を保育園に連れて行きます。スキーに行く事は内緒にしてです。(ゴメンネ)
そして地元のスキー場である「SKI JAM」に!割引券を活用し約半額で1日券をゲット!
カミさんは新しく買ったK2 CoomBack 174cm、ボクはいつものテレマーク Atomic SnoopDaddy 164cmです。
 
 勝山市を見下ろし滑るよ(カミさん)             テレマークターン気持ちイイです。

二人きりでスキー場で滑るなんて付き合っていた頃と新婚時代の計2回だね。付き合っていた頃からいつも一緒に山スキーで山々を駆け巡っていたから、今日はリフトに乗って滑ったりと、ある意味とても新鮮に感じられました。こういうのもイイねと思いました。
ただ、カミさんの板はパウダーを滑ってこそ楽しい板!今日の雪質はモナカ雪で滑りにくかったけど、ゲレンデ内はとても快適そうでした。
ボクはテレマークターンです。スキー場は広くターンが快適です。が・・・やっぱし山の中で木々の中や藪の中を突っ込んでいく滑りの方がボクには合っているかなと思いました。ジャンプ台がいろいろ有り、ジャンプしてみましたが山の中に潜む怪しげな地形を滑る方が断然面白いと実感しました。
昼は、ロッヂで昼食。ビールを飲みイイ気分。すると・・・若狭から遊びに来ていた同業者の後輩から声をかけられビックリ!!6年ほど前の山岳訓練での学生達でした。声をかけてもらい嬉しかった。
 
 やっぱしスキー場で飲むのはビールしか無いでしょ~。              練習の成果を次の山行で発揮する予定!!

昼飯を食べた後も滑りまくり、お互い良い練習となりました。この成果は今度行く山スキーの本番でどのように出るかな!?
スキーを終えた後は保育園に迎えに行きました。

ヤッパシ!テレマークは楽しいなぁ~と実感。今度はボクも新しいテレ板を買うぞぉ~(来シーズン)と思いました。お金貯まるかな!?
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日照岳パウパウ

2012年01月14日 | 山スキー!H24

 あと一息で山頂です。早く滑りたいなぁ~!

今日は、日照岳に行ってきました。メンバーはいつもとは異色のメンバーです。
そのメンバーは、ボクがかれこれ14年前からですが、山スキーをはじめたきっかけとなったお方のYAMAさんです。そしてYAMAさんのお友達のM村さん。
そして山岳会のM警部補、そしてボクの4人です。道程中においては、粗暴な運転に気を付け、検挙されないように道路交通法を遵守しつつ、挙動不審な行動を慎み品行方正なボクとなりました!
朝、5時に大野のいつもの場所に集合し、荘川に向かいます。車内はYAMAさんペースで盛り上がり雪の降る中、楽しくブッ飛ばしました。福井では湿った雪でしたが、岐阜に入るとサラサラの雪に変わります。こんなにも雪質が変わるなんて凄いなぁ~
そして6:40頃に到着し、旨い具合に車一台分除雪!?ダムに雪を落とす場所!?がしてあり、ここに駐車です。(昨年と同じところ)
小雪がチラチラ降る中快適にラッセルです。
 
 太い板のお陰でラッセルの気分もだいぶ変わりました。       御母衣湖がバッチリ見えたのは7回登って2回目です。

 
 昔、2~3年前、あの尾根から日照岳に登りました。良いコースです!            真っ白いです。もうすぐ山頂かな。

ボクは今日、カミさんに借りてきたK2 CoomBack 174cmで登ります。ラッセルしてもその太い板のお陰であまり沈みません。深さも脛程度の楽チン!でも、かなり昔の板をはくM警部補はかなり難儀していた様相。ファットスキーとの比較は歴然としています。(もっと太い板はどんな事になるんだろう!?)
いつものコースで好天の中、無難に登りいつの間にか1534mピーク着、そして細尾根を登り、最後の真っ白な絨毯の様な斜面を登り切り山頂着(1751m)です。お疲れさんでした。(11:30頃)
ここで白山を遥拝したいが雲に隠れ見えない。残念!雪の窪みの中に入り昼飯食っていざ滑りこみます。今日はボク達しかいません。真っ白な斜面に各々のシュプールを刻み、ジャンプしたり、ブッシュに突進しながらのいつもの山スキー!これがあるからやめられないなぁ~。
 
 飯時の記念撮影!ラーメン超おいしー。        陽が射している尾根でもパウダーでしたよ。

 
 難儀しながらでも滑りは超カイテキのM警部補。滑りを侮辱すると逮捕されます。       いつもながらの安定した滑りのYAMAさん


 本日、一番カッ飛んでいたM村さん。怖いもの知らず!?

M村さんはスキーが超上手く跳ねまくっていました。YAMAさんもいつもながらの華麗な滑り、警部補は板の性能も有るのか深雪に難儀しながら楽しそうに滑っていました。ボクも勿論よく浮かぶ板に陶酔しつつ滑りました。でも、この浮遊感でテレマークだったら最高だろうなと思いました。
いつの間にか最高の斜面に導かれるように落ちて行き、懸案の狭い谷に入り込んだので、右にトラバースして再び最高の斜面を滑り、13:40いつの間にか御母衣湖畔の国道に・・・。あっという間だけど、内容の濃い滑りを堪能できました。
帰りも行き同様楽しい車内でありました。

今日はカミさんの板を借りての初めて乗る板とあってか、いつもとは感触が違い楽しさも倍増しました。でも滑りの楽しさはテレマークの方が上かなとも思いました。
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志目木谷パウパウ!

2012年01月08日 | 山スキー!H24

 久々にパウダーまみれ(よく転んでもいました)のカミさん。ボクにとってカミさん孝行するには山に一緒に行くことです。

今日は山岳会の皆で山スキーに行ってきました。(メンバー:M田さん、敏さん、O橋さん、カミさん、ボク)
カミさんは新しい板(CoomBack 174㎝)です。おろしたての板はピカピカで、しかも超ファット!センターの幅は皆のトップと変わらないぐらい。今日はどんな滑りをしてくれるのか楽しみでもあり、ボクとしては凄く羨ましい・・・。
 
 暗闇の中、冷え切った空気を吸って進みます。        モンスターをぶっ壊しながら進みます。眼下には大野盆地

 
 毎日の仕事の疲れもブナ林と雪で癒されるそうです。         最後の急登を越えると広い尾根に出ます。

ビーコンチェック等を済ませ、いつもの水車小屋を6:25発。まだ暗いのでヘッデン点して歩く。昨日は土曜日だったので誰か入っているか不安だったけど、トレールは見当たらない。ってことは、このパウダーはボク達がイタダキです。ウキウキしながらラッセルをする。雪はとても軽く気持ちイイ。
林道を離れ尾根に取り付くと、眼下には厚いガスに覆われた大野盆地。ガスの上はすこぶる視界が通り、奥越の山々が白く輝いている。白山も一瞬見えた!。木々の梢を針の様に白く張り付く霧氷がとてもきれいです。皆癒されました。カミさんはというと、幅広の板は多少重いのが見ていて分かる。でも「下りの滑りが楽しみだから頑張るネ」との事。
台地に出ると広い雪原!いつも来る時は天気が悪く視界が無いので、コンパスと地形図を睨めっこしながらの尾根。今日は山頂の方はガスに覆われているけど視界も良く怖い事は無い。
 
 だだ広い尾根です。視界が無い時はかなり怖いです。        楽しく愉快な山岳会メンバー

 
 山頂に近付くにつれ風、ガスが強くなります。            何だかんだ言っても山頂に到着。

山頂に近ずくにつれ風及びガスが強くなりだす。志目木谷へのエントリーポイントに目印の旗を立て最後のひと登り。ヤッパシ視界は悪くなり、コンパスを振りながら山頂を目指す。ちょっと彷徨うが10:45山頂の祠に到着。とっても寒く、風が強いのでそそくさと滑降の準備をしもと来たトレールを辿りながらエントリーポイントに向かう。そして一斉に滑る込みます!
北斜面に降り積もった雪はいつまでたってもパウダー!とても気持ち良くテレマークターンを決めながら滑りました。もちろん皆も発狂しながらのパウダークルージング。でも一番良かったのは、カミさんの板が良く浮いて気持ち良さそうに滑っているところ。いつもながら「カミさん孝行」しているな~と実感しました。
今日は一日気温が低くパウダー斜面もかなり下まで続き初めの堰堤が出てくるところまで気持ち良く滑る事が出来ました。但しまだ雪が少ないのか堰堤手前は所々谷が割れていました。
 
 そろそろ滑るよ。ワクワク、ドキドキ 今日で3回目の志目木谷のカミさん        谷は広く滑りやすいです。雪崩の危険性は低かったです。

 
 敏さんカッ飛んできます。               皆ご満悦の様相。

 
 カミさんの滑り。                    O橋さんの滑り。 パウダーだから皆、上手に見えるのかな!?


 谷の中間部分を雪煙をあげ滑るカミさん。へっぴり腰の彼女でも板の性能のお陰!?

 
 風避けの穴掘って昼食時間です。定番のラーメンです。         まだまだ続くパウダー!M田さん。

登りの林道のトレールに接続するまでずっとパウダーで気持ち良く、最後はショートカットしながらぶっ飛ばしました。そして13:20水車小屋到着です。
今日の山行は最高の雪質のもと、カミさんの板が良く浮き、楽しそうに滑ってくれました。まだまだ板のポテンシャルは発揮しきれていないようだから、ボクが今度借りて使ってみようと思いました。

 水車小屋に到着! 今日も山で共に青春したカミさん。お疲れ様でした。

そして、家に帰ってきたら源次郎は子守をしてくれていた祖父母と共に除雪作業をしていました。みんなアリガトウ!
ちなみに昨日はカミさんと源次郎と3人で雁ヶ原スキー場で3人でリフトに乗りスキーをしていました。
源次郎はスキー上達したよ。
 
 たまには家族でスキーです。自分達だけ遊んでいる訳にはいかないので・・・  源次郎もスキー大好きらしいです。子供は上達が早いです。
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シール切り出し、リーシュ製作

2012年01月05日 | 山の道具たち

 屋根雪下ろしをしながら一服。山にはだいぶ雪が積もっただろうね。雪があまり積もらないところに住む山ヤさんは豪雪を歓迎するけど、そこに生活する人にとってこの豪雪は厄介者。(ログハウスは勝手に雪が落ちてくれるけど、瓦屋根は雪下ろししないとダメです)

昨日は地下室でビンディングを取り付けて、地上に立つと物凄く雪が降っていて、その量も凄い事に。年末からの積雪量は北側の屋根でゆうに1mを越えています。と言う事で今日は屋根雪下ろしとなりました。毎年2~3回は屋根に登って雪下ろしをする豪雪地帯に住むボクにとって、自分の家は仕方ないけど他から依頼が有れば小遣い稼ぎの良いチャンス。この時期、ほぼ毎日雪と戯れています。午前中に母屋、土蔵、車庫の雪下ろしが終わったのでビール飲んで再び地下室に籠り作業です。
新しい板のシールカットとリーシュ作成です。
このシールは100ユーロ(約1万円)でした。これはK2のシールで板のトップ・テールの2ヶ所の穴に引っかけてクリップする専用のシールです。今まで色んなシールを使ってきて、最近は性能の良いアセンション(ブラックダイアモンド)に落ち着きましたが、K2ってどんなのかなと興味本位で購入しました。でも糊面にプリントされた文字を見ると[POWERD BY POMOCA]と記載されている。K2のシールはポモカ製なのです。(モヘアがブレンドされています)過去にポモカのシール使った事有るんだけど、低温化では生地が凍って糊の接着も弱くなるなど、あまり良い印象がありません。でもこれは10数年前の話。性能が向上した事を祈って使う事にします。モンタナもイマイチだったけど…
 
 新しく、ゴミ一つ付いていないシールはイイね。         新しいポモカの性能は如何に!?

 
 スキーの形状に沿って切り出し。トリムツールもイマイチ…        エッヂ部分を出して切り出し 氷化したトラヴァースの事を考えると出した方が良いのかな!?

とりあえず、シールを板に貼り切り出す事にします。トリムツールが付属されていたけど実際使ってみるとヤッパシ使いづらかったので、いつものカッターで切りだす事にします。初めはエッヂに沿って切り出し板の形状そのままの形状のシールを切り出し、最後は一旦剥がして両サイドのエッジ部分を約1㎜づつ出して切り出します。ポイントは掃除機できちんと毛を吸い取ることぐらいです。

次はリーシュの製作。取り付けられていたスキーブレーキは軽量化や、ヒールのビンディングを軽く回転させる為に取り外したので作りました。ボクとしては、スキーブレーキのみの板は新雪の中で外れると探すのに苦労する事はもちろん、結局探し出す事が出来ず下山できないといったリスクがあるのです。(実際に同行するメンバーの板を探すのに小一時間かかった事が有ります)でも新しいダイナフィットのビンディングには細引きを通す穴が無いのでΦ1㎜のSUS製のワイヤーで作り、レッグループは市販のジルブレッタのものを使いました。(今まで使った中でジルブレッタのリーシュが一番使いやすいと思ってます)
こうして漸く山で滑れる状態の板になりました。ヤッタネ!!
 
 1㎜径のワイヤーをダブルでアルミスリーブに通します。            スリーブを圧着します。スッポ抜けないように確実に!

 
 ワイヤーを電線用熱収縮スリーブに通しライターで炙るとキッチリ締まって良い仕上がりとなりました。      爪先のビンディングに通し出来上がり!

もうひとつ、ダイナフィットのビンディングでは爪先を入れるのに難儀しているのを良く見かけますが、このリーシュを手で引き寄せながら爪先を合わせる事が出来るのでボクは気に行っています。

 ジルブレッタのレッグループに通しました。我ながら良い仕事でした!
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TLT取り付け

2012年01月04日 | 山の道具たち
 新しい板は中々カッコ良いです太いネ!カミさん羨ましい~な。

先日、フランスから個人輸入したスキーそしてビンディングを取り付けました。
細かい作業ですが、大工での造作に比べれば単純な作業であり、以前もビンディング取り付けもやったことも有って難なく簡単に出来ました。

カミさんに買った新しい板、K2 CoomBack174cm に ビンディングのDynafit TLT Radicalの取り付けです。付属するスキーブレーキは軽量化の為に外しました。リーシュ(足に括りつける流れ止め)を付ける予定です。
まず、ビンディングの箱には、紙のテンプレートが含まれていなかったので(これは、ユーザー自ら取り付けるのを防ぐ為に入っていないらしいです)、ビンディングを携えコンビニで裏面のビス孔のコピーをとり、自宅に戻りノギスで孔の中心の寸法を測定し、昔使っていたドラフターで製図をします。これで、オリジナルの紙製のテンプレートの出来上がりです。(本来なら金型冶具が有ればこんなややこしいことしなくても良いのですが、自分で取り付ける場合はこのようなDIYでやらなきゃいけません!)(ボクの場合、紙でテンプレートを作りましたが、吸湿等による伸縮の誤差は考えなくても良いと思います。穿孔やビスの斜め打ち等による誤差の方がそれより勝るので)
 
 差し金を使って中心線を出しています。         中心線、ブーツセンターに合わせ紙製のテンプレートを貼ります。(テンプレート欲しい人あげます)

 
 ビスの長さをノギスで測ります。         先行穴、そして取り付け穴を穿ちます。板を貫通させないようにネ!浅すぎると滑走面が隆起します!

次に、板にドラフティングテープを貼り、差し金等を用い中心線を毛書きます。この時、板のサイドカットは弧を描いた形状であるので中心を出すのに留意します。(さほど誤差は出ませんが)次に、板の中央付近に刻印されたブーツセンター(物によっては印刷)から自分好みの位置にセットバックさせて(ボクは10mmテール側)、ラインしトゥープレートにブーツを嵌めセンターに合わせボルトの位置を決め、後は紙のテンプレートを中心線に合わせて、紙の上からそれぞれのビス中心位置にポンチングします。ボクは錐(キリ)でポンチングしました。

その後、ポンチングの位置を錐でもみ、Φ2.0㎜の先行穴、次いでΦ3.5、d:9㎜の穴を穿ちます。もちろんドリルストッパーを用い貫通しないようにし、更に深さゲージを木の端材で作り、正確を期します。当初、ボール盤を使用しようかと思いましたが、深さが9㎜程度ならハンドドリルで用いても誤差範囲内に収まります。

ます、ビスで7割程ねじ込みタップを刻みます。(本来なら切削工具で刻むのが理想ですが、そんなもの無いので冷間圧造みたいにねじ込みネジ山を刻みます。その時、板の表面はむくれ上がるので、予めカッターで表面を平滑にする為に切り取ります、(ワッシャー状のものが切り取れます)次いで面取りもしておきます。こうしてビス穴の穿孔は全て終わりです。(これで全ての行程の80%は終了です)
 
 表面が浮き上がったところをカッターで切り取り、さらにテーパー座グリしておくと更に良し    カミさんの兼用靴を嵌めてみます。バッチシ!!でしょう。

穴が全て穿ち終わったら掃除機で屑を吸い取り、ビンディング取り付けですが、内部は木製であり、水の侵入により腐れで割れたりするのを防ぐためにエポキシ接着剤を流し込みます。(2液混合タイプ)これは、今まで山岳会の仲間で何度か山行中に腐った板が折れて辛うじてエッジで繋がっていたというのを目撃し、水の浸入をシャットアウトする為。また山行中に弛んだビスがあることを知らずに歩き通し結局気がついた時にはスキーのネジ山がバカになっていたという経験から、これら道具の不備によりある意味生死が伴う山スキーでのこれらトラブルを防ぐ為にもビス穴に接着剤を流し込む事にしています。

接着剤を爪楊枝等で流し込みイザ締め付けです。中心線からずれないか、少しずつ締め付け調整しながら締めます。締め付けトルクが決まっているのかも知れませんが、トルクレンチみたいなものは無いので感覚で締めつけます。額の血管が浮き出るくらいの力で締め付けない事かな。そして重要な事は、接着剤が硬化した後は緩めることも締めつける事も出来ないので「一発勝負」です。なるべく硬化時間の長い接着剤を使った方が良いです。(修正効くので)

ビンディングを取り付けた後は実際に兼用靴を取り付けセンターに来ているか再度確認し終了です。ボクの場合、中心線から約1㎜の範囲内に収まりました。ヤッタネ!
 
ボクの兼用靴も取り付けてみました。これでカミさんに借りれるぞ~。        金属パーツで出来たTLTの堅牢さに機能美を感じます。


最後に仕事から帰って来たカミさんに査収してもらい、お褒めのお言葉を頂戴しました。

今日の作業を振り返ってみて、今回は個人輸入で仕入れた板とビンディングを自分で取り付けたのですが、日本で購入した場合サービスや僅かの金額で取り付けてもらえる事が有ります。でも、大袈裟に言えば自分の命を預かるこの道具について、他人に付けてもらうのはちょっと気掛かりでもあります。バイトの兄ちゃんが適当に付けているのか又は職人気質の人が付けているのかは分からない。ボクなら時間がかかってもイイから自分の持てる技術をフル活用して付けてみたいと思ったのです。今までビンディングの取り付け部分の不良で購入元にクレームを言い直してもらった事が有り嫌な思いもした事が有るし、ビンディングを取り外した際に見た時、丁寧な仕事をしていないなと残念に思ったときもある。でも自分が取り付けたのであれば納得がいくし、取り付ける過程が楽しい!!。そんな事も有り自分で取り付けるようにしています。
ぶり返すけど、山岳会の人の中には板の長さを縮めるために金鋸で切断する強者(つわもの)までいます。
 
 1999年から愛用しているTLTと比較してみた。これまで全くトラブルの無いこのビンディングにはボクは絶大の信頼をおいています。ちなみに板は一度交換し、換装し直し使っている寿命の長いビンディングです。当時はディアミール一色の世界でしたが、ボクは頑なにこの性能を信じていました。

スキーのビンディングって有資格者(毎年更新)が取り付けなくてはいけないらしいのですが、これって認定講習っていうだけのものなので、自分で使う分には全く問題ないなと思っての取り付けです。
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餅つき

2012年01月02日 | ひとりごと
 
オーキド博士の声優をしている おっちゃん と源次郎!                中央の人物が「オーキド博士」

餅つき・・・予定では年の瀬の12月30日に例年通り実施する予定でしたが、29日未明に伯父(ボクのオヤジの兄)が他界した為に、年が明けた本日1月2日に挙行する運びとなりました。まぁ・・・例年通りで蒸篭で餅米を蒸して杵と臼で搗くという昔ながらのスタイルで行います。
でも、伯父の葬儀は12月31日に執り行われたわけだけど、親父の兄姉は8人も居て当日は数年来会っていなかった親戚や従兄姉に久しぶりに会う事が出来とても嬉しかったです。悲しい筈の葬儀だけどある意味楽しく過ごせました。(荼毘に付す時はさすがに落涙を許してしまいましたが)
 
 蒸篭の火の番をする源次郎。薪もちゃんとくべていました        雪のカマクラ上から橇滑りする子供たち

 
 変わり番こでの餅搗きは楽しいです。          搗いた後は丸餅を作ります。温かく気持ちイイです。

そして今日は雪の降る中、いつもの車庫の中に蓆を敷き杵、臼等のセッティングを終え、時計型薪ストーブに火を入れ釜の上に蒸篭を重ね、火の番は源次郎に任せ蒸し上がったものからせっせと搗きにかかりました。いつの間にか源次郎は従姉弟達と昨日作った「かまくら」の中に入ったり、その上から橇遊びするなどして餅そっちのけで遊んでいました。
暫くすると、アニメの「ポケットモンスター」のオーキド博士家族もやってきて一緒に搗いて、丸餅や豆餅、ヨモギ餅作ったり、おはぎ、おろし餅、きな粉餅にしたりと食べながら盛り上がりました。ボクはビール飲みながら搗くのに専念!?していました。
 
 カマクラの中に入って遊ぶ子供たち。雪遊びに夢中です。         源次郎と一緒に搗いたよ。もちろんカミさんも餅つき頑張りました。

手伝いに来てくれたオーキド博士!実はその声優をしている「石塚運昇」氏です。先日他界した伯父の長男にあたります。(ボクの従兄弟にあたります)その風貌からは、あのアニメのオーキド博士を彷彿させることは難しいけど、目を瞑って声だけを聞くとポケットモンスターのシーンが目に浮かびます。最近、源次郎はかなりポケットモンスターにハマっていて憧憬の眼差しを浮かべていました。(12月のクリスマスプレゼントは「ポケットモンスターかるた」でした)
まぁそんな事も有り、いつもながら楽しい時間を過ごす事が出来ました。

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