山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

源次郎 6回目の白山

2013年07月21日 | 家族登山

 登山道を力強く進む源次郎、そしてカミさん。

源次郎も今年で早や6歳となりました。そこで、今年も恒例の白山登山です。毎年、成長した姿や近況を白山の神様に報告に行く為に登っているのです。平泉寺に住むボク達にとって白山信仰は特別なものなのです。
これまで源次郎は自身の足で登り、疲れたらボクが担ぐというスタイルで登ってきましたが、今年からは・・・
最初から最後まで源次郎自身の足で登りました。(ここまで頑張るとは思っていませんでした)
しかも、山の中で泊まってきましたが、宿泊はもちろん山小屋ではなく、そして、テントではなく「ツエルト」と呼ばれるビバーク(緊急避難的な野営)用の装備で、幼稚園の子供にとってはチョッピリ厳しい宿泊スタイルとなりましたが、とても充実した2日間となりました。

 
 雪渓の上を歩く。雪が懐かしいな。         いつも軟弱な保育園児だけど、今日はいっぱしの山男に。

 
 沢の水で顔を洗ったり、頭を洗ったり・・・とても気持ち良かったそうです。        延命水を頂きます。

朝、勤務明けで市ノ瀬に向かいます。思ったほど混んでおらず駐車することができました。シャトルバスに乗り込み別当出合着。8:50出発です。源次郎、ここまではいつもの通り元気!どこまでこのヤル気が続くか心配しながら歩きます。所々で休憩をとりながら常に源次郎ペースでボク達は追随します。
すれ違いや、追い抜き、抜かれ際に大勢の登山者の方々から「ボク頑張るねぇ~」とか「えらいねぇ~」とか、「何年生?」「何歳?」と聞かれ、本人から「保育園」「6歳です」と答えると皆、少しびっくりした様子で、励ましの言葉や、お褒めの言葉をかけてくれ、本人も何だかヤル気に持続性が増したような感じです。確かに今回の白山登山では多くの子供達が登っていましたが、自らの足で最後まで登った年少者は源次郎かなと思いました。

 弥陀ヶ原を歩く源次郎。毎年此処は自分で歩いています。今日はどんな風に感じたのだろうか。

甚ノ助避難小屋も無事通過し、黒ボコで岩登り。13時に室堂到着。ここで昼ごはんです。ビール飲んでラーメン!そこで偶然室堂前のテーブルで一緒になったのが、カミさんのお知り合いの方。しかもボクも良く知っているコウジさんの奥さん達など、地元勝山の銘酒、ボクん家も代々愛飲している酒造メーカー「一本義」の山岳部メンバーでした。ここで、日本酒を御馳走になり、美味しいのでついつい飲み過ぎに・・・。このあと、気を引き締めて室堂前の拝殿で初穂料を納め神主に御祈祷頂きました。
 
 さすが雪国の子供。          ツエルトの中。テントよりも自然と一体になれるかも!?

この後は本日の幕営地に向かいました。ツェルトを張り、雲海に沈む夕日を眺め、煌き始める星空を眺めつつビールで乾杯。テントとは違い、3人寝れるスペースを確保するため、タープ状に張られたそれは、様々なところから風や夜露が入ってくる。もちろん虫も。明日も朝が早いからと寝袋に潜り込む。朝、御前峰は多くの登山者でいっぱいだろうから、大汝山で御来光を迎える事にする。源次郎を叩き起こし向かう。徐々に周りは明るくなり、翠ヶ池の水面も光り出す。そして雲の切れ間から御来光が。感動的なシーン。朝ごはんを作って食べた後は、池巡りをして御前峰に向かう。登山者は疎らで記念撮影。源次郎も絶好調。毎日、快適な環境で生活している本人にとって昨日今日はどんな感じだったのであろうか。何事も無く涼しい顔している源次郎を見ると、いつも色白の顔した軟弱そうな源次郎が今日はとても頼もしく感じました。

 御来光。雲海から太陽が昇ってきました。普段、家では感じる事の出来ない光景。日没と併せて太陽の有難味が分かるような気がします。

 
 雲海から顔を出す山々を眺めています。      大汝山で記念撮影。よく此処まで頑張ったね!

8:40室堂に着いて、トイレ休憩をしていると、「ゲンちゃん!」と声をかけられ良く見ると米屋さん。久しぶりにお会いしました。今日は日帰りで転法輪の岩屋に行くとの事です。ここで、残りのビールを飲み干し下山する事に。「ジーちゃんに延命水汲んであげる」と言う源次郎。水汲んでそのまま砂防コースで下山しました。帰りの足取りも快調で、大好きな虫を追いかけたりしながら12:30別当出合到着。白峰で風呂入って家に帰りました。
 
 次はあそこ!御前峰に向かうよ。         子供はバランス感覚が良いのかな。岩場も難無く

 
 翠ヶ池の雪渓上を歩きます。          もうすぐ山頂!普段家の周りでは絶対見ることのできない光景に目を見張っていました。


 定番の山頂での記念撮影。「三角点にタッチ!」と言ってました。これを含めてやる事がボクと良く似ているような・・・

今回の山行、源次郎が生まれて早や6年。毎年欠かさず一緒に白山に登ってきました。特に今年、源次郎は全行程を自分の足で歩き抜くことが出来ました。いつも親らしい事していないボクにとって、これだけはやり続けていきたいという固い信念が有り、本人にもその気力が芽生えたのか最後までギブアップせず、山を楽しんでいるようにも見えました。
まだ小学校にも入っていないこの小さな体、こんなに細い足でよくぞここまで不満を一切洩らさず登ったもんだ。そして、ただ目標に向かって登る後姿に親としてチョッピリ感動しました。
 
 山頂の祠に手を合わせます。神様に何を話していたのだろう。       360度、遮る物は無く遠くを眺めていました。

 
 最後まで自分の足で歩き通しました。良く頑張ったネ!!こうやって家族で山に登れるのも皆のお蔭です。感謝!

本人は、今年の七夕の短冊に「今年も白山に登れますように」と記し祈願していただけあって、何かしらの気概が芽生えてきたのかなと、楽しみになりつつ、ボクの担ぎ上げることのできるビールも増えたなと、その辺のところも嬉しかったです。
このブログの記事を書き増した今日、月曜日は夏休みの「ラヂオ体操」が始まる日、ヤッパシ下界に居る源次郎は山に居る時と違ってダラダラとしながら小学生に混じって体操をしていました。山に行くと性格が変わるのかなぁと思いました。
また一緒に家族で山の思ひ出を作って行きたいです。
コメント (8)
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出張!

2013年07月04日 | ひとりごと
3日間、出張に行ってきました。
ボンバルディア社製の航空機に乗っての空路、墜落しないかちょっと不安だったけど、無事帰還しました。
ヤッパシ、家はいいな。

新幹線よりも空路の方が楽しいな。

窓際に座って上空から眺め下ろす景色がとても楽しかった。今まで、回転翼機(防災ヘリ)やジェット機、セスナ機に乗る事が出来ましたが、
今回はターボブロップ式の航空機です。可変ピッチのプロペラの動きをちょっと勉強で来ました。
コメント (2)
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