山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

ガオロピーク南方の1869.3mピークへ

2015年03月15日 | 山スキー!H27
今日はカミさんと、F山岳会のA木さん、O橋さんの4人で山スキーです。
場所は、御母衣ダムの西側にある名も無い(ひょっとすると有るのかもしれませんが)標高1869.3mのピークです。ここは白山系に属し、山スキーのゲレンデと化した日照岳(1751m)よりも高く、存在感のある山だと思うのだけど、地形図には名が無い。でも、一際存在感の有る山だ。

ボクがブログを始める前(10年ほど前か)の2月に山岳会のメンバーで手前のピーク(俗称、ガオロピーク)1745.9mに登った際、牧谷のすぐ南側にあるこの谷を激パウダーで滑った以来。先日新雪が積もったので、また行けるかもと思い、帰りは此処を滑りました。

 
 トンネル過ぎたところのいつもの場所に駐車。(少し除雪が必要)   滑った谷の右岸尾根を登りました(昔来た時は左岸を登った)

 天気は最高!快適な尾根を登る登る!!

朝、3:00起床し子供を両親に預け、3:30大野市のいつもの待ち合わせ場所で集合し御母衣ダムへ向かいます。ダムのトンネルを過ぎたところに駐車しようと思いますが、雪が有り、ザックからスコップを出し除雪し漸く駐車し、5:40出発です。

踝から脛程度のラッセルでズンズン高度を上げます。カミサンも調子が良さそうで皆で色々雑談しながら登ります。ボクも新しいGPSをいじりながらの登り。今居る地点が画面に表示され、凄いの一言。こんな便利なモノが有ったら地形図見なくなるかもと思いそうだけど、普段から慣れている地形図の方が距離感や地形の状況が把握しやすくヤッパシ地形図がイイなと思いながらも登ります。谷の源頭上部を過ぎ・・・尾根をそのまま進み・・・ここからGPSの出番です。

 ガオロピーク基部の巻くところで、本日の目的の山1869.3mピークを望む(いちばん奥のピーク)

前回のワンデイ薬師岳でYASUHIROさんから色々講釈頂いた件を試してみるのです。いつもの山岳会メンバーなら、アップダウンが大好きなのでそのまま尾根通しで行くところを、通称ガオロピークやその後続くポコポコ起伏のある小ピークをトラヴァースで登り調子で行くのです。この効率良く登る事によって帰りは楽チンに下る作戦。これはイイ感じにトレースできました。
 
 ガオロピークを巻いたところの鞍部1660m付近が見える!後ろは白山!    その後もポコは巻きながら効率良く進む

今日登った1869.3mピークまで大きいのから小さいのまでアップダウンが多く有り、これが足かせとなってか、多くの山スキー屋―達が皆此処まで来ないのかもしれないのではと思った。ポコポコの攻略がかなり面倒くさいんだもの・・・。でも登っている途中、右に目をやると真っ白な白山が鎮座!元気モリモリ!!!

そして11:05山頂着!やったね!!シール剥がしていつもの穴掘って待ちに待った昼飯!白山を眺めながらの最高のロケーションで楽しめた。

 1869.3mピーク到着!そしていつもの昼飯!お湯沸かしてラーメンタイム!!


 山頂からは純白の白山がいつもと違う角度で拝む事が出来る!幸せ!! 東面台地が延びる・・・。また行くぞぉ~!

11:50滑降開始。雪質も良く滑る!でも元来たトラヴァース道を進み快適にガオロピークもトラバースし、徐々に雪質が重くなりつつ、いつもの谷にエントリー。ヤッパシ先日雪は降ったは降ったが、重い・・・快適にテレマークターンを決めようにもスキーが引っかかり悪戦苦闘。今日は気温が高くなったのか・・・残念。でもO橋さんは目まぐるしく変化する雪質なんか関係無いらしくフッ飛んでいた。カミさんも悪戦苦闘しながらの滑り。
 
 奥に見えるのがガオロピーク!けっこう遠くに見える。       新雪滑降のカミさん!

 
 元来たトレールをトラヴァースしながら進む。効率第一か。   で、カミさん雪庇をジャンプ!!着地成功!A木さん失敗!

堰堤群が出てきたら右岸に進路をとり朝のトレールに繋ぎ、14:25車の元に到着。お疲れさまでした。その後はいつもの楽しい車内でワイワイ福井に帰りました。
 
 今日のピークともお別れ!楽しかったよ!     さぁ、谷に向け滑り出すぞ~


 大斜面が続く!!激パウの時に再び訪れたいね。

 
 段々と湿り気が・・・      でも、何だかんだ言っても滑りは超楽しい!

今日はパウダーゲットか!?と思いきや、上部のみで目的の谷は最初の標高差100m程が良かっただけで後は湿った雪に翻弄される滑りとなりました。でも前回はガオロピークまでだったけど、今日は更に足を伸ばし、アップダウンを乗り越え1869.3mの無名峰に登る事が出来た。このピークはこの界隈で最も標高が高いので名前もあっても良いものだが、行ってみたいと以前から思っていたこのピークに立てて満足でした。
 無事車の元に到着!早く帰って子供と遊ばなくては…。

そして何よりもカミさんと一緒に行けてまた一つ夫婦の良い思ひ出が出来たんじゃないかと思いました。最後にいつものようにボク達夫婦が山に行く時に子供をみてくれてた両親にも本当に感謝しきりでした。

ブログに記事を載せた後、O橋さんから貴重な情報を得た。国土地理院の「基準点成果等閲覧サービス」によると、ボク達が登った山(地形図には無名の1869.3m)には基準点名が有り、なんと・・・日照岳(基準点コード:TR35436163901)と表示され、地形図に表示されている日照岳(1751.0m)は基準点名:尾神岳(基準点コード:TR25436172101)と表示されている。何故だ!?
という事は・・・昨日ボク達が登った1869.3m峰は基準点名は日照岳なんだという事。不思議!?兎に角、三角点のあるところには基準点としての名があるという事なんだ。
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地形図が表示されるGPSを購入!

2015年03月12日 | ひとりごと

 左からgeko201、geko301 そして先日COLORADOの新品!日本登山地図TOPO10Mと日本詳細道路地図も購入!!

山をはじめて今日まで約25年ほどで登ってきた山は色々…山に登る為には地形図が必要なので、コツコツ買っては折ってと…だいぶ貯まり、1/2500地形図は200枚以上か!?
最近ではパソコンでインターネット駆使して手軽に地形図をプリントアウト出来る時代だけど、ヤッパシ書店で購入した地形図はイイもんだ。
古地図もたくさん有り、最新の地形図と照らし合わせて眺めるととても楽しい。昔はこんなところに人が住んでいたんだとか、反対に昔は田んぼ、海、川だったところが今は町が出来ていたりとか、昔の登山道、峠が有ったりとか…吉村昭の小説「天狗争乱」で出てくる街道や峠など歴史の舞台も古地図に載ってて楽しい。ヤッパシ地図は楽しい・・・。

 昭和20年代の古地図!ボクの住む地区も昔から存在!!(1/50000経ヶ岳)白山やアルプスの山々等、等高線は不正確だろうけど見ていて楽しい!

高校山岳部から山登りをはじめ、今日まで山での読図は地形図とプレートコンパス、高度計付き時計を使ってきました。近年、携帯GPSという便利なモノが出てきましたが、そんな画面に自分の居る位置が分かってしまうモノは必要ない!というのを信条に山に登ってました。

 国土地理院発行の紙ベースの地形図もキチンと折って保管。


 まだ折っていない地形図もたくさん有ります…。パソコンの画面で見るのも良いけど、手にとって眺めれる地図もイイね。

山登りの楽しみの一つとして、読図もそのひとつで登山道の無い沢登りや雪山で自分の居る地点を把握しながら登り、無事目的地点を通過、登頂した時は嬉しさも倍増する。
読図は、自分の感覚を研ぎ澄ませ第6感もフルに活用するものだと思う。今まで正解だったり、ハズレだったり、遭難!?しそうになったりと読図の難しさというか奥深さを感じつつ1/25000地形図を持って山に入っていた。時には地形図の表記に誤りを見つけたりした事もあった。

そんな風に、読図を楽しんできたボクも、実はGarmin geko201、301とGPSを使っていました。でも、これらは地図は表示されず、家に帰ってパソコンに繋いで踏査した経路、いわばログを取るのに使っていました。

で、山岳会の仲間もGPS(地図表示)不要論者が居たことは居たが、その便利さ故に最近徐々に携帯する人が増えてきた。そんな中、ボクは山で迷った時、地形図広げて色々考えなくなる…。考え抜いて正解だった時の感動が半減する・・・と思っていた。常に地形図を見ながら登る事を止めてしまうと思っていた・・・。

でも・・・考えが変わった。

特に山スキー。夜間、ホワイトアウトなど視界の全く効かない中、地形図広げて整置しようにも全くできない。また、アップダウンの続く尾根を効率良く素早く登るにはGPS(地図表示)が必要だと言う事が分かった。

という事で、ボクも地形図が表示される最新のGPSを買った!いろいろ迷ったが、画面が大きく手袋した状態でも操作しやすい。日本詳細道路地図も入れたので自転車にも使えそうだ。

でも、GPSが有るからと言って地形図を広げないというのはダメで、当然山には地形図は持っていく。所詮こんなものは電池切れや壊れたら使い物にならないし、山では命がかかっている。これからも山登りでは普段通りの読図をしようと思う。


読図・・・知的好奇心を煽られるというか、空間認識能力が鍛えられるとか、いろいろ有るけれど、地形図眺めているのってとっても楽しい。
コメント (2)
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