今日は最近カミさんを通じて山友達となったTaizoさんの山スキーのビンディング取付けを行いました。
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源工房にて。K2 センター104 177㎝の板です。使い勝手の良い板です
板はK2のCoombaという板にG3ZED12です。この板にはDynafit Beastが付いていたのでそれを外し取付けです。
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ノギスで正確に板の幅を測り中心線を決めます ビスの位置を毛描きます。
元有った穴をP栓で埋めて施工開始ですが、スキーセンターとブーツセンターの位置合わせに、元有った埋めた後の穴に干渉しないように、調整する事が必要と成ります。この辺はいつもの職人技で位置決めをして施工します。
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ポンチングした後はボール盤で専用キリで開けます 孔開け完了!
メタルが入っていない板なので、剛性を担保できるやう、ビス孔の位置や、ドリルの穴とか色々考えて施工します。これも長年の経験とか、SKIの構造や素材を仔細に見分して行います。一発勝負の施工ですが、この緊張感がたまりません。そして、ボクとしてはこれらのマテリアルや構造を直に触れる事が出来、面白いです。ただ単に滑るだけの道具として使うのではなく、実際に素材や構造を手に取ってみると、これら製品に携わってきたエンジニアの気持ちが少し分かります。
そして、ショップでは専用の治具を使って簡便に取付けするところですが、ボクは今回も取付けに関しては正確かつ頑強に取付けしました。(その工程は過去のアーカイブを参照してください)
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ビス孔を冷間圧造した後は漏れあがった所を平滑に 2液混合性エポキシをネジ孔に封入
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トゥーピースのネジ取付けしながらブーツのヒールがセンターに来るように、ネジ締め順やトルク配分を調整し、本締めします。この工程は、職人の技が必要と成ります。(ネジは真っすぐ入らない!その機械的性質を知る必要が有ります)
山スキーといえば、極限の環境や行程で色々やっている方が居ます。その記録も大事ですが、一度、足元の道具についてどんなんだったのかを検証し改善事項等を教えて頂けると有難いです。ボクが山スキーを始めた28年ほど前は良く道具のトラブルとかが有って、それを解消するのに皆、独自にDIYで対応していたので…。
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山の道具とか、いろいろ自分でDIYできるところが面白いですね。
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