今年は雪が少なく谷が埋まっておらず、藪とか崖とか辿り着くのが困難だった。
実は、2月3日(土)に取立山で遭難事故が有りました。結果、福井県警のヘリ(くずりゅう)により、ホイストで救出されました。その時ボクは地上隊で現場に向かっていました。
事故の現場は谷の中でしかも雪は割れまくっていて進退窮まるところ。救助の際、山スキーは要救助者と共に引き上げてはくれず、現場に残置してあるとの事で、今日その山スキーを回収しに登りました。
いろいろ逡巡しながら 標高811mの左岸に山スキーが有った
遭難された方からは現場の位置を教えてもらっていたので、無事残置した山スキーを発見する事が出来ました。
そして自宅の乾燥室でスキーを乾かし、翌日スキー宅急便で主人の元に帰る事が出来ました。
山スキーとか、山の道具は色々な思ひ出の詰まった大事な相棒なだけに、山の中に置き去りにするのはとても辛いと思う。今回は、同じ山スキーを愛好する者として、貢献出来たかなと嬉しくなりました。
主と離れ離れになったが、これで帰る事が出来るぞ! スキーを背負ってスキーで滑って下山しました
兎に角、何度も際どい渡渉で現場に辿り着け、谷の左岸の雪面上に突き刺さった状態で残置スキーを発見した時は、嬉しかったし、少し興奮しました。
以前にも護摩堂遭難騒ぎがありましが、GPS携帯を持参するのが当たり前の世の中でも、取立山周辺では、沢に迷い込むことがあるんですね。
コメントありがとうございます。そうですね、関西学院大学ワンゲル部の大長山遭難に始まり、護摩堂とか、冬山遭難では度々現場活動してましたが、同じ山スキーを愛好する者として何とか主にお返ししたいと思い捜索しました。
これからも微力ながら地元の山に貢献したいと思ひます!!