今日は平日ヒマ人のカミさんとボクとで山スキーに行ってきました。
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猫又谷の大斜面を滑降するカミさん!
ボクは5回目、カミさんは
2006年に来たときは、悪天にてコルまで。今日は山頂まで登れ、劔岳も拝むことが出来、満足のいく山行と成りました。融雪のスピードは速いものの、例年通り最終堰堤まで滑ることが出来ました。
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林道を黙々歩きます。土倉谷まで雪は無かった 洞杉など巨岩を纏った立派な杉が多かった
前日にパッキングとかして、早めに就寝し1:30目覚まし時計が鳴り、準備して我が家を出発します。カミさんのV40㏄で向かいます。眠い目を擦りながら高速を走り魚津ICを降り、5:15片貝第四発電所の分岐に到着。南又谷の林道を進みゲート前で駐車し、ザックにスキーを付け林道を歩きます。歩いていると右岸の山の斜面から落石。そして洞杉を過ぎると土倉谷の橋に到着。2006年にカミさんと来たときは此処まで車で入れましたが、林道工事とかが有って、今は一般車両?通行止めです。
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南又発電所はブンブン鳴っていました 雪が有ったり無かったりの林道を歩きます
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最終堰堤に降りる所で猫又谷の全貌を見通すことが出来た。今日もボク達が一番乗り!
片貝南又発電所を横目に大きな落石とか、雪で覆われた林道を進みます。杉林や栃ノ木林を見ながら林道を進み、標高1060mの最終堰堤の右を登り、川床に出ます。漸くここからコルまでずっと雪が繋がっているようです。7:00少し休憩し釜谷分岐の所からシール登高となります。
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堰堤左岸から少し攀じって川床に出る 激流…融雪は進んでいる。
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まだまだ遠く感じる。 だんだん暑くなってきた。振り返ると日本海
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落石の音がする。雪面に落ちた落石は音を立てず飛んできた。
両岸からは雪崩の痕跡、デブリが有り、広範に亘って落石が雪面に認められ、滑りの時には注意が必要。序盤は傾斜が緩く、快適に登れますが、気温が上がるにつれ、雪面を落ちてくる落石や雪端の静かな音に注意しながら登ります。普段の楽しい尾根歩きと違って、谷を登り詰めるのにはストレス。落石の危険の無いところで休憩しながら登る。徐々に傾斜が強くなる。
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猫又谷といえば、真っすぐ伸びたこの斜面!傾斜は徐々に強くなる
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頑張って登ってくるカミさん 傾斜は強いが、スキーアイゼンが有れば左程怖くない
振り返ると富山平野や日本海、そして能登半島が見える。両岸の屹立した尾根と真っすぐに伸びる猫又谷が、この谷の素晴らしさ。ボクがこの谷に初めて訪れたのは1998年(今から24年前)に「めっこ山岳会」の鮎っちと来て以来、毛勝の分岐からのロングルートでヘロヘロになったのが思ひ出深い。山の雰囲気は今も昔も変わらない。
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コルに出ると正面には劔岳が!山頂は雲。段々と天気は下り坂
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爺ヶ岳から白馬岳など後立山がバッチシ! 劔岳をバックに山頂南東尾根を登るカミさん
徐々に傾斜は強くなり、標高1800mを越えると真っすぐに登れないので、スキーアイゼン付けてジグを切って登ることになる。ターンする時に雪の塊が落ちていく。先程まで5回ほど落石が有ったけど、もう此処からは皆無。雪は柔らかく踏み込めば難なくスキーで登れる。稜線手前の標高差100mは更に傾斜が強く、スキーを担ごうか悩ましいが、そのまま登り9:35に稜線着。ここで劔岳を拝むことが出来た。
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もうすぐ山頂!快適な南東尾根を進むカミさん。滑りも良かった 山頂から釜谷山と毛勝山
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山頂から猫又谷を見下ろす。大猫山も望む
カミさんも無難にシールで登り詰める。後は標高差200mほど尾根を登り山頂だけど、尾根上には雪が無く笹!少し下って山頂東側を回り込むようにして登る(この斜面は滑りも良かった)。そして10:25山頂に到着。お疲れ様でした。山頂からは日本海、白山、後立山…そして天気は下り坂だけど、山頂付近を雲で覆われた劔岳。今までの疲れが吹き飛びました。
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猫又山の山頂で記念撮影!お疲れ様!!ガスっぽいけど360°パノラマを堪能富山県は素敵な山が有り羨ましいです。
シールを剥がしたり、景色を眺めたりと山頂でマッタリ過ごす。カミさんは猫又山の山スキー3回目で漸く山頂に登ることが出来感慨深い様子。(馬場島から大猫山経由の猫又山は秋に登ってますが)おめでたう!!10:50山頂から猫又谷のコル目指し南東面を滑る。快適!
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山頂から南東面を劔岳に向かって滑り込む この後、尾根は雪が無いので少し登り返してコルに
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帰りはカミさん運転なので、生ジョッキ缶を頂く。美味しい!!
そして風の無いコルでひと息入れる。この時、続々後続の山スキー屋さんが登ってきた。ボク達はいつもの昼飯。劔岳を拝みながら。そして11:30猫又谷にエントリー!
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コルから猫又谷へエントリー!雪質も良好 最初は地雷も無く快適!
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出だしは可成り急な斜面。でも雪が程よく緩んでいて快適の様相
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この時期の山スキーの醍醐味 福井から遠路来ることが出来、良かった。
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カミさんも山スキー歴今シーズンで20年以上。年数は有るが、技術より経験値!?
最初は急斜面。転んだら滑落必至。でも雪も緩み気持ちイイ。流芯の落石が有るところを避け左岸側を滑る。ツボ足のトレースも無く面ツルザラメの快適斜面。地雷を踏むとき変な奇声をあげつつ、木片等紛らわしい斜面を滑り、振り返りつつ自分たちのシュプールや谷を眺めながら滑り、12:05最終堰堤に到着。
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徐々に地雷が増えてきた。でもかわしつつ!?滑る。
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地雷も有るけど色んな物が落ちている 木や葉っぱなどのゴミも豊富。でも良く滑る
ここでザックにスキーを付けて担ぎ、南又林道をショートカットしながら、春の息吹を感じつつ、時には仲良く、口喧嘩しながら長い林道をショートカットしながら、兼用靴では歩きにくい舗装路を歩き、林道脇を流れ落ちる水でスキーや兼用靴を洗い車の元に向かいました。
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最終堰堤の所まで滑ることが出来ました。 堰堤を越えるのも楽勝です。この後藪と林道
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雪が有ったり無かったりの林道を歩いて 土倉谷橋に到着。兼用靴歩きにくい(^^;)
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泥やらで汚くなったスキーと靴を洗って歩く。 カミさんの車の元に。2000㏄+TURBOのAWDは速いです!
今日はカミさんの念願だった猫又山~猫又谷を滑降出来、とても良い思ひ出を作ることが出来ました。道具は進化しても、年々二人の体力は退化していく。でも、そうこうしながらお互い一緒に山登りを楽しめることが出来ました。
そして、これを支えてくれている家族をはじめ、山仲間、職場に感謝です。
もちろん、帰宅後に山の跡片付けした後のビールは美味しかったです。
2009年にはGoToさんと!