山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

夫婦で白山

2012年04月28日 | 山スキー!H24

 夫婦仲良く室堂前鳥居で記念撮影!今日も一緒に青春です。 鳥居の下を匍匐前進してお参りしました!

3日前に東面台地に行った時、山頂からカミさんに電話で白山を約束したので、今日も行く事になりました。絶好の好天の下、とても良いカミさん孝行となり満足です。ヤッパシ白山は何時来てもイイね!
源次郎を両親に預け朝、3時に起床し軽トラに原付バイクを積載し、白峰に向かいます。風嵐のゲートが閉まっていると思いきや、市ノ瀬まで開いている・・・。(昨日ゲートが開放されたようです)そのまま市ノ瀬に向かい、市ノ瀬ゲートで原付を下ろし別当出合まで二人乗りで向かいます。4:25
2年前にカミさんと原付で行った時は風嵐~市ノ瀬間を走り、別当―白山―湯の谷―釈迦岳―丸岡谷を滑った以来です。
空冷4サイクル50ccエンジンの排気音が山をこだまし、林道を歩く登山者を抜いていき、別当手前で除雪終了となり、原付をデポし歩く事に。徐々に空は明るくなりだし鳥達の囀りが激しくなってきます。
 
 恐怖の吊り橋渡り。足を滑らし落ちたら・・・               新甚ノ助避難小屋をバックに登ります。

 
 ルンゼ手前のトラヴァース。                       ルンゼを越え尾根に出たところ。別山をバックに

別当出合に到着し、いつもの吊り橋を渡りますが、踏み板がまだ取り付けられておらず、カミさんちょっとビビってっました。渡った後は最初の急登を過ぎた後はずっとスキー歩行です。夏道とは違う雰囲気。地形図を照らし合わせながら読図するのが楽しいです。そして屋根が半分埋まった新甚ノ助避難小屋到着です。ここで一人のツボ足の女性に声をかけられました。白山フウロのK(旧姓T中)さん。10年以上振りにお会いしました。久しぶりにお会い出来嬉しかったです。
少しバテ気味のカミさんを待ちながら登ります。白山が見え出すと急に元気が出てきたようで、弥陀ヶ原を越え室堂到着です。9:05ここで、白山の主のIさんにお会いする。今日から室堂の除雪が始まるとの事。どこからか聞こえるヘリのローター音が空を振動させる。一瞬ハインドEで白山を空爆かとおもいきや、いつもの中日航空のアエロスパシアル AS332L(JA9965)が物資運搬をしていました。
 
 白山をバックにボク。                             室堂を越え最後の登り。息を喘がせ頑張るカミさん。

         
 山頂で記念撮影。今度夏になったら源次郎と来ようね。                  山頂祠でお参りです。
           

  
 待ちに待ったラーメンタイム。Löwenbräu最高です。        室堂目指し気持ち良く滑るカミさん。           

最後の登りはいつもの左肩からでなく、雪が豊富だったので中央突破。そのまま山頂に到着する事が出来ました。(10:25)ヤッタネ!!ここで記念撮影し山頂でいつものラーメンタイム。遠くの山々を眺めながら夫婦で最高の思ひ出が作れました。(良いカミさん孝行が出来たと自己満足です)
最近はまっているドイツビールのレーベンブロイを飲む。最高!!
そして11:15滑り下りる事に。今日の雪質は固いザラメで良く滑る。斜面の状態も凸凹が少なく快適。気持ち良くテレマークターンを決めつつ自己陶酔。カミさんもキャーキャー言いながら楽しく滑っています。ヤッパシ白山は最高です。
コースは色々迷いましたが、登りと同じコース。でも良かった。
  
 生きてて良かったと思えるような感じ。                   テレマーク最高です。

 
 終盤の林間滑り。心地よいです                    林道も残った雪を拾いながら滑り原付の元へ

途中、色んな人に「ゲンちゃん!?」「ゲンゴロウ!?」とお声をかけてもらいました。またよろしくお願いしますネ。そして福井山岳会のM田さん、敏さんにもお会いしました。ボク達が滑り下りる頃には他の登山者が計20人ほど登っており、そのギャラリーの目を気にしながら転ばないように滑り下りました。
そして最後まで気持ちの良い滑りを堪能できました。
今日は最高の天気の下、大好きな白山にカミさんと登れました。本当に最高の一日でした。
これも両親をはじめ皆のお蔭。本当に感謝しきりです。


 ゲートの閉まった林道では、本日は自転車じゃなくて・・・原動機の付いた自転車を二人乗りで行きました。
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恒例の東面台地

2012年04月25日 | 山スキー!H24

 朝日に照らされた白山。とてもキレイでした。

一昨日、仕事が超ハードで、職場に36時間寝ずに仕事をしていました。こんなことも有り、ストレスはピークに達し此処らでリフレッシュすべしだと思い、今日は白山に行ってきました。
昨日は昼過ぎに帰宅し、暫し仮眠を取った後、山の準備したり、保育園に迎えに行ったり、鯉のぼり上げたりと家の仕事をやってから、白山東面台地を目指し一路平瀬に向かいます。地元の酒屋で冷えたビールをゲットして寝床の準備、宴会の準備をしていると一台のハイブリッドカーがやってきます。もしやと思い車のもとに行くと、「ゲンちゃん久しぶり」の声が。眩しいヘッドランプの奥にはYASUHIROさん。明日は高山のS崎ドクターと、髭魔神と東面台地に行くとの事。ボクも混ぜてぇ~という事で、ボクも同行させてもらうことに!!
YASUHIROさんの車の中で恒例の宴会!ビール飲みながらいろんな話で盛り上がりますが、明日は2時ゲート発なので22時には床に就くことに。
朝、1:00起床し準備を整え平瀬ゲートに集結し1:45出発です。この平瀬~大白水林道は標高差600m、距離14kmの道のりです。毎年走り慣れたこの道もどおって事ないが、YASUHIROさんがダッシュ!!休憩も入れず漕ぎっぱなし・・・。1時間20分で走り抜けました。(新記録)でもYASUHIROさんは既に到着です。
 
 登り口(取付き地点)に到着したS崎先生。愉快なお人柄です       暗闇の中登ります。暑くもなく寒くもないといった感じ。

 
 有難い御来光。槍ヶ岳の横から上がってきました。             有名なコブラツリー。今度来たときはコレを登ってみたい

スキーを背負って崖を登り雪のところに到着。ここからシール歩行。真っ暗闇の中進みます。通称「コブラツリー」のところに出たころ漸く朝日が槍ヶ岳の西鎌尾根から昇ってきた。まるで日本海軍の旭日旗のようである。そして御来光を此処で拝めることが出来嬉しくなる。そしてし進むと薄い茜色に染まった白山の双耳峰がお出迎え。雨水に抉られ幾重もの雪の筋が広がる東面台地。自然の造形に感動しきりです。
白山の空気を肺臓の隅々まで行きわたらせ深く呼吸をしながら進みます。YASUHIROさんのペースが速いのでもたもたしていると、ブッちぎられてしまう・・・双耳の左を巻くようにして登り、山頂へ。7:15という速さでYASUHIROさんに次いで山頂に到着することが出来た。折角なのでカミさんに電話したら今度は一緒に行こうとの事。
 
 朝日を背に受けて登ります。良い感じ!!                 髭魔神さん。職業は大工さんです。ボクも髭を伸ばしたいな。

 
 祠は雪と氷で覆われていました。ツララを頂きました。          いつもの定番!山頂にて記念撮影!!ヤッタネ!!

山頂でお参りして準備を整えて滑り降ります。7:46滑るところは双耳の間の大斜面!まだ早い時間なので雪は腐っていない。とても快適にぶっ飛ばすことが出来た。広い尾根に出てからも気持ち良い滑りが堪能できる。ヤッパシ早い時間に登って正解だったね。
S崎先生はテレマーク!やっぱし山はテレマークが似合うね。ボクも持って来れば良かったなぁ~。
段々と暑くなりだし雪は完全に腐敗した状態。でもスケーティングしながら滑ること8:43自転車のもとに到着。
 
 山頂から見た別山。カッコイイです。        山頂から一気に滑ります。カリカリに凍っているので転べません

 
 行っちゃいました~。気持ち良さげです。               ヤッパシ、スキー場とは違います。人工物有りません。

 
 髭魔神さんです。山スキー歴は今シーズンからですって。そんな感じには見えません。     ヤッパシ、カッコイイ、ヒールフリー!!S崎先生

 
 酔ってます(酒は飲んでません)                   どこまでも続く快適斜面。谷も好きだけど、尾根もイイね。

スキーは終わったけど、ここからは最後の楽しいダウンヒル。一般車両はもちろんのこと、工事車両も皆無でぶっ飛ばしながら朝のゲートに到着しました。9:17
本日は最高の天候のもと楽しく快適にそして激しく白山を楽しめました。
 
 危なげな崖をブッシュ握って下ります。落ちたら小白水谷の藻屑          帰りの自転車も楽しいです。路面状態は悪いのでパンク注意

ヤッパシ白山東面台地は最高だと改めて実感。そう云えば、カミさんと此処を滑ったのは6年前のことだったなぁ。また一緒に滑りたいな。
  ゲート前で記念撮影。ここ(東面台地)に初めて来たのは8年前だったなぁ~
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銚子ヶ峰でパウダー満喫

2012年04月07日 | 山スキー!H24

 山頂にて記念撮影!!後ろの尖った山は「願教寺山」です

今日は以前から行きたかった銚子ヶ峰に行ってきました。
夏は登山道で別山へと縦走したことあるけど、石徹白周辺の山はここがまだでした。
先週、石徹白の役場に電話して石徹白大杉線の除雪の状態を訊いたとき、除雪は終わったとの事だったので、車にMTBを載せて自宅を出発です。
朝4:30に出発ですが、自宅周辺は雪が降り雪が積もっている。パウダー滑れるなと嬉しい反面、林道の雪の状態が気になる。少し寝坊したのでぶっ飛ばし、6:30石徹白を出発。もちろん林道は雪が積もっており、いきなりMTBを押しながら歩く。15~20センチ程積もっており、帰りは気温も上がり雪が緩むだろうから、雪の上を乗るぞーと思いつつ、2km程頑張る。でも段々と雪が深くなりMTBをデポすることに。
ここからは残り5km程雪の中を黙々と歩く。美濃禅定道の入口に8:25着。以前、よも太郎山~願教寺山を滑ったときはここまで車で入れたのだが、今日はここまで歩いてきた事にちょっぴり嬉しくなる。
 
 MTBをデポすることにしました。            美濃禅定道の入口の状況。除雪した後に結構積もったみたい

このまま母御石谷の右岸尾根に取りつくためにそのまま歩く。積雪により林道はその面影を無くし、大滝のところのちょっといやらしいトラバースを過ぎ、右岸尾根に取りつく。疎林の中を快適にラッセル!雪の深さは脛程度。独りなのでマイペースです。
この時期にしては中々の吹雪。視界も良くなく地形図で現在地を確認しながら登る。冬山は読図が楽しいです。1417m地点を過ぎ進むこと1600mからは雪屁が良く発達し木々の無い白一色の尾根を歩くには気持ち悪い。視界が晴れるまで暫し待ったりしながら登り、母御石(雪に埋まって見れませんでした)を過ぎると、強風に洗われた新雪の積もっていないカリカリ尾根を登り、11:15「銚子ヶ峰」に到着。
 
 標高約1400mから山頂方向を見上げる                真っ白な尾根。視界はあんまし良くないです。でも山頂まであとチョイ

 
 野伏ヶ岳方向を見下ろす。山頂は見えませんでした。             滑り降りる方向。こんな時期にパウダー滑れるなんてネ

雪風は強いものの時折視界が晴れた瞬間、願教寺山が見えた。野伏ヶ岳は見えなかった。寒いので山頂で昼食を摂らずそのまま滑り降りることに。風雪に煽られたトレールは消えており、その面影を探しつつ、ちょっと迷ったけど、パウダーを満喫しながら登りのコースを滑り降りた。
 
 奥が、神鳩の宮避難小屋の尾根               ← より滑るなら今日の母御石谷の右岸尾根の方が良さげです。

林道を滑り降りると、美濃禅定道の入口の四阿に到着。ここで偶然YAMADAさん3人パーティーに遭遇!(一泊二日で神鳩の宮避難小屋で泊り、願教寺山、薙刀山等を周回し石徹白に下りるとの事です)良い時間になったので皆で昼食です。別れた後は林道を滑ったり歩いたりしながら、デポしたMTBのもとに至り、MTBに跨り強引に雪道をMTBで走るのでした。そうして13:25に林道入り口、白山中宮神社(石徹白集落)に到着しました。
続々と登山者が帰ってきて、本日の野伏ヶ岳は雪に阻まれ山頂に至れず下山したと言ってました。そして、彼らからはボクにとっては普通のスタイルだけど、山スキーの格好に自転車の姿を好奇な目で見られました。
今日の山行、本当は笠羽谷を滑る予定だったけど、この天候、雪の状態で断念しました。今度来るときは谷を滑ってみたい!
ヤッパシ、白山系の山はイイなぁと実感しました。
コメント (4)
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こんな事もあるんだ 残念

2012年04月01日 | 山スキー!H24
今日はF山岳会のO橋さんと鮎っち、ネーちゃんの4人で山スキーに出かけました。
白山マニアの鮎っち、今日は何処に行こうかと協議し、例の場所(イロイロ有って言えません。)に行く事に。(ちなみに白山系の山ではないです)
その例の場所に車を停めて準備をしようかと佇んでいると、一人の男性(とある関係者)がボク達の車に近づいてくる。
「ここから山に登るんか?」といった感じで訊いてきたので、そのいかった目から危ない雰囲気を察知し、「いいえ。此処からではないです」と小心者の返答をしました。「最近此処に車を停めて山に登る奴が多く、レッカー移動も視野に入れて今検討中なんやで」と言われました。
ボク達の車の中には山の道具が満載され、「来やがったか」といった風情だ。
結局、その言葉を無視して行くと何をされるか分からなかったので、その場を去り車を走らせました。
仕方ない。今日はあの山に行けない事になった・・・でも・・・ボク達が持っているのは今日入る予定の山の「地形図」のみ!!
周辺の地形図は持っておらず、過去に何度か行った「野谷荘司山」を目指す事になり一路白川郷へ向かいました。
こういった時に地図の表示される携帯GPSが有るとイイんだろうけど・・・そんな便利な読図しなくてもよいモノなど誰一人持っている筈も無く、記憶と五感、六感を働かせて簡単な所に登ろうか!?という運びになりました。
地形図を携帯しない山登り。普通こんな事をしてはいけないのは分かっているけど、折角来たのだしと思い、雪降る中ラッセルして登りました。

こんな経験・・・以前平湯でも経験したけど、あの時は命の危険(故意に除雪車両で攻撃され谷に車ごと落とされるかと思いました)すら感じた。でも今回は未然に危機を回避できたのだろうから良しとするべきなのか。でも何でそんな事になるのかちょっと解せない感じでもありました。

 
 スキーを外しラッセルしてトラバース!視界が無いので気持ち悪いです             敗退決定です!残念。

久しぶりの野谷荘司山!地形図が無いので無難なコースの鶴平新道の尾根に取り付きます。先行者のトレールを辿り登ります。途中追い抜き尾根を忠実に辿り高度を稼ぐが、天気は徐々に悪化の様相を呈し標高1350mくらいから吹雪となります。視界も悪くなり、視程が3~40m程に。でも樹林の間隔を目安に登るが、1500m位から森林限界っていうか、木々は無くなり全くの真っ白な斜面となる。でも立ち止りながら視野が時々恢復するのを見計らい進む方向を見て登る。クラスト面に新雪が30センチ程積もり山は再びリセットしたという嬉しい気持ちも有るが、滑りやすい斜面に不安を感じつつ、地形図の無い状態で登るこのスタイルに不安を覚える。後続のパーティーは撤退を決めたらしい。でもボク達は登りつづける。この状態で遭難したら凄く叩かれるだろうなと思いつつも足は頂上方向へ進んでいる。しかし、1630m付近で吹雪そして視界不良で起伏のギャップも分からなくなり撤退を決定する。
シールを剥がし、逃げるように下りはじめるが、トレールは雪で消え、その面影を探すように方向を頼りに、尾根の向こう側に落ちないよう慎重に滑り下りる。心地よい滑りではないが、安堵のつける地に戻れる期待をふくらまし滑り、やっと樹林帯に入り昼食とする。この後は方向感覚や起伏の感覚も正常に戻り、漸く快適に重いパウダーを堪能出来た。車のところまで快適に楽しく滑り下りる事が出来た。
 
 視界が効かず、ギャップも分からずストレスの溜まる滑りが・・・・

   
 いつものやうにラーメンです。             そんなこんな状態だったけど、4月のパウダーを頂きました。


今日は、当初予定していた山に登る事が出来ずとても残念だったし、野谷荘司の山頂に至る事も出来ず、とても消化不良の山行となりました。まぁこんな事も有るんだと諦める事も大事だなと思いました。
コメント (2)
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