山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

陸上競技全国大会出場応援に便乗して越後駒ヶ岳に登ってきました。

2023年08月27日 | 山登り2
 朝日に照らされる越後駒ヶ岳!本当にイイ山でした。

8月25日(金)~27日(日)の間、新潟県に遊びに行ってきました。
その目的は・・・「第58回 全国高等専門学校体育大会 陸上競技」に源次郎が北陸地区、東海地区代表で出場するからです。これは、7月8日に開催された北陸地区の選考会で高跳び2位、三段跳び2位に入賞し、出場の代表になるのに北陸・東海地区での成績が2位に入った種目が三段跳びだったため、全国大会に出場できる運びになった次第。(高跳びは185㎝で2位でもダメだったらしい)
高専の夏休みは8/10~9/18なので、その間アルバイトしながら、小学、中学と所属していた「勝山アスリート」地元勝山市の陸上競技のチームと練習を重ね本日に至りました。

ボク達夫婦は、源次郎の大会出場に便乗して、金曜夜から新潟入り。(源次郎は新幹線とかを乗り継ぎ部活の顧問やマネージャー、他4名の選手と現地入り)三段跳び競技は日曜日なので、土曜日は新潟の山に登ってきました。
 
 枝折峠の駐車場にてテントの中で宴会    テントを撤収し出発です

金曜日はカミさんの仕事帰りを待ち17:30に自宅発。カミさんのV40ccをブッ飛ばして北陸道を新潟県魚沼市目指しました。コンビニでビールとかを調達して登山口の枝折峠に22:30到着。テントを張り宴会!そして就寝。標高が1000mあるので少し寒いくらい。
 奥只見湖上に広がる雲海が滝のように流れる様に感動しました。

翌朝3:30に起床しテント撤収や準備を整え3:50出発!夜空は満天の星空!!涼しい朝の登りは快適。振り返ると朝焼けが近づき奥只見湖上空に広がる雲海の流れ(滝雲と呼ばれる大瀑布を撮影しようと5~6人の写真家たちがカメラを据えていた)が滝のように流れている幻想的な風景に感動しました。何度も写真を撮るが上手く写せず残念。でも生で見る風景は素晴らしかった。
 
 目前に山頂が常に眺め登ることが出来た    百草ノ池(池塘)

モルゲンロートに映し出される荒沢岳や周囲の山々に、普段見る事の出来ない山なみ。源次郎が3歳の時に一緒に登った至仏山が望め感動。あんなに小さかった源次郎が~とカミさんと思ひ出話に盛り上がりながら、暗い登山道をヘッドランプ頼りに登る。

 振り返ると普段見る事の出来ない山々が広がり感動しきり!

 だいぶ山頂が近づいてきた。登山道は整備され歩きやすかった。

日は昇り、尾根の向こうに駒ヶ岳が見え隠れする。小倉山まではアップダウンが続くが、此処からは延々登りが続き、そして高度がドンドン上がっていく。いかにも豪雪地帯の山といった感じで、低山でも雪渓が残っているが、雪で磨かれた荒々しい山の造形が素晴らしい。
 
 平ヶ岳の向こうに至仏山が望めた    可愛らしい小屋!とその背後に越後駒ヶ岳

百草ノ池を越えると一気に急斜面が続く。360°素晴らしい景色で大汗をかきながら登るが、稜線を吹き抜ける風が気持ちイイ。岩稜の登りを終えると6:40「駒の小屋」に到着。そして最後の標高差100m登ること7:00に「越後駒ヶ岳」に到着。周囲は絶景!特に荒々しい岩稜が続く「八海山」東面の稜線が凄かった。次回是非とも登ってみたい。誰も居ない静かな山頂を二人で楽しみながら、越後の山も素晴らしいと実感。この界隈は万太郎谷~谷川岳以来だと思う。
 最後の登り!山頂付近の雰囲気は豪雪地帯のそれである。

 山頂に着くと、八海山の東面の稜線が望めた。カッコ良かった!

景色を堪能した後は駒の小屋で朝食。お湯を沸かして景色を堪能しながらラーメンタイム。そして8:00下山開始。下山すると続々登山者が登ってきた。そして振り返ると山頂には厚い雲が横たわっており、早く登って良かったと実感。でも、この先が地獄・・・。
 
 山頂で記念撮影!展望が良く、素晴らしい眺めに感動。


 静かな駒の小屋広場で朝飯です。景色を堪能しながらの飯は美味しい!!

小倉山行くまでにも既に暑くなり、道行山の稜線も暑い。朝は涼しかったが気温が急上昇してヘロヘロになりながら、10:25枝折峠に到着。風は若干涼しいが日照りが強烈!汗を拭い着替えて冷房の効いた車内に逃げ込み、下界の日帰り温泉にGO!温泉で汗を流し水風呂に入ってリセット!その後は、新潟駅付近に予約しておいたホテルにGO!です。
 
 とりあえず、小倉山と道行山に寄っりました。   お疲れ様!暑いけど風は清々しかった。

チェックインした後は、明日の陸上競技観戦を前に観光してカミさんと居酒屋やバーを梯子して、新潟市の夜を楽しみました。

 電光掲示板。今回初めての大会!北海道から沖縄まで全国から選手が集まりました頑張れ!

翌朝、のんびりしてから新潟県の陸上競技場「ビッグスワンスタジアム」という国際級のスポーツを開催できる総合スタジアムに移動します。源次郎は11:50頃から始まるので、いちばん良く見える所で観戦です。この競技場は観客席の全てに屋根が有り、時折涼しい風が吹くので快適でした。
 来年は北海道で大会が有るらしいです。登山がてらに観戦に行けるよう源次郎には頑張って欲しいです。

トラックでは800mやリレーなど、フィールドでは槍投げや砲丸投げなど、様々な種目が行われています。その中、幅跳びが終わり、次に三段跳び競技が始まりました。各県や地域からの代表25名が 3回トライして、その中の上位8名の中に源次郎が残り、再びその8名での決勝が始まりました。そして3回の跳躍を終え、源次郎は前回より10㎝記録を伸ばし13m24㎝の記録で4位入賞と成りました。おめでとう!!
 Jリーグや国際大会で使われる大きなスタジアムで競技できました!凄い!!

 この中で1年生は源次郎だけだったようです。上級生は体格がイイです。

そして表彰式を見届けて、源次郎の荷物を受け取り、ボク達は一足先に車で福井に帰りました。その後、源次郎たち学校のメンバーは電車で帰福。21:00に福井駅で源次郎を迎えに行き一緒に帰ってきました。

今回の夏の大会は昨年、長野県で行われた北信越大会(高跳び)に次ぐ素晴らしい結果を残すことが出来ました。本人的には高跳びで出場したかったようですが、次に期待したいと思ひます。それでも2mを跳べる実力を付けないとダメそうですが。でも頑張れ!!
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白山はとても涼しかった

2023年08月23日 | 山登り2
今日はカミさんと白山へ
天気予報は微妙な感じ・・・。とりあえず、今日は二人とも平日ヒマ人だったので、昼過ぎに用事が有るので行ってきました。
 山頂は視界無し

甚之助までは何とか持ちこたえそうな雰囲気だったけど、黒ボコに出たところで霧雨。室堂で合羽を着て山頂に登りました。雨の中だったのか、山頂には誰も居ませんでした。そのまま室堂へ駆け降り昼飯食べて下山しました。
 室堂でのんびりする。寒かったです

下山の途中、一昨年の福井県で開催されたインターハイ山岳競技の役員で一緒に仕事をさせてもらった三重県高体連(山岳部顧問)のN村さんご家族の下山時にすれ違いお声をかけて頂きビックリ!!久し振りにお会い出来嬉しかったです。

家に帰った後は家事とかやりつつ、源次郎のアルバイト先に行ってきました。平泉寺のソフトクリーム屋(勝山城)で一応頑張っていました。そしてジャージ牛の生乳で添加物を使用していない美味しいソフトクリームを頂きました。
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白谷岳又へ沢登りと先人の遺構に感激

2023年08月05日 | 沢登り4
今日はBossさん、てっちゃん、カミさん、ボクとで沢登りです。
行先は白谷支流の「白谷岳又」です。本当は、7月に行く予定でしたが、大雨による国道通行止めで鈴鹿の沢へと流れてしまったので、今日行くことになりました。20数年前にBossさんとか、山仲間と小白谷に登って以来の、能郷白山に突き上げる沢。
 沢の中は涼しいを通り越して寒かった!(白谷岳又序盤の2段滝)

白谷はその名の通り、白い岩や石で敷き詰められた谷で明るい渓相であったことが懐かしい。そしてこの谷は、堰堤が多く、それらは1300mまで続くものの、現場で石材手積みのものや、巨石積み工法だったりと、古の職人技の凄さに感動しきりの沢登りと成りました。
 
 白谷堰堤記念碑の所から入渓      最初は広い河原を歩きます。この時期なのに「蚋(ブヨ)」が居なくてビックリ!

朝、5:30に温見峠で集合し、ボクのKIXを峠にデポして、てっちゃんの車で入渓地点に向かいます。5:55入渓。始めはゴーロを延々歩き、巨大な堰堤も4基ほど簡単に越し進みます。小白谷の分岐に到着。そのまま進むこと7:30に白谷岳又の分岐に到着。白い岩に透き通った水の流れ。とてもキレイな沢!
 
 川床に緻密に敷き詰められた巨石。   破壊された石積み堰堤

進むこと暫し、手積みの堰堤や、小滝が連続する中の登り。それも巨石積みといった豪快かつ緻密に作られた堰堤が滝と交互に作られていることに驚かされる。昔の職人の技術に驚かされる。また、大手ゼネコン土木エンジニアのてっちゃんの解説付きで、普段は現場監督や重機を操って、中部縦貫自動車道の建設現場で勤務しているてっちゃんも驚きを隠せない状況だった。
 
 流下する水の流れが綺麗だった。    石積み堰堤の中央、水通し部分が破壊され、植生に覆われ、一瞬滝!?と思ってしまった。

昭和初期に作られたこれら堰堤は破壊されているものも有るが、当時のまま現存しているものも半分ほどあり、今も我々の生活に欠かせない治水インフラとして現存する姿を見て一同感動しきりでした。そして堰堤の機能についてご教授頂きました。
 双門の間に巨石積み堰堤!!機械力の無い時代に人の手で積み上げたものが100年近くも、その役割を今も・・・

堰堤が気になりますが、4m~6m程の簡単な滝が続々出てきて、シャワークライムも堪能できます。ニュースで知った本日の最高気温は福井県三国町で全国2番目に高い39.5度(県内観測史上最高)を記録したとか。でも沢の中は時々、霧雨が降りBossさんはガタガタ震えるほど寒いくらいだった。ヤッパシ夏は沢登り!

 水量少な目なのでシャワークライムで攻めます。でもヤッパシ寒い。

 
 支流は一気に高度が上がります     ゴルジュは無くV字谷。

 
 大滝は無いが、ほとんどの滝は快適に   ヌメった滝が多いのでスタンスはタワシで擦って!

てっちゃんの沢靴はラバーソールなのでヌメリに弱いそう。嫌らしいところはタワシでヌメリ排除。岩は意外に安定的。
 
 北陸の沢はタワシ最強!?   滝は水流に磨かれた角の丸い滑らかな岩が多かった。

 藪に突入するまで明るい解放感の有るゴーロをひたすら登る。動いていると丁度涼しい…。

両側から笹藪が迫って来るや、いきなし笹藪に突入。この辺り特有の丈の高い濃密な笹藪…。もちろん足は地面に着かず、笹の上を歩く状態での藪漕ぎ。10分ほどで稜線に達し、登山道まで下りの薮漕ぎ。下りだと笹藪の倒れる方向に進むので楽になる。そして10:35に登山道に出る。そのまま祠へ進みお参り。そしてUターンして10:50に能郷白山山頂に到着しました。お疲れ様!
 
 久しぶりに濃密な笹藪でズボンが裂けました!    山頂で記念撮影!涼しくて快適

 のんびり昼飯!です。このひと時がたまりません!

早い昼飯を食ったら、靴を履き替え下山です。毎回「コロンブスピーク」を通って下山しますが、このピークの由来が分かりました。(誰が付けたんだろう!?)このピークは1492m。そして西暦1492年にコロンブスがアメリカ大陸を発見した事に由来するそうです。
高度を下げると徐々に暑くなり出すとともに視界が開け、目前に姥ヶ岳が見えました。そして12:30温見峠に到着。気温は暑いが峠を吹き抜ける風が心地よい。ここで着替えて狭いKIXに全員乗車して、てっちゃんの車へ。お疲れさまでした。
 
 姥ヶ岳を遠望する   下山です。温見峠を通過する車やバイクが多かった

今日の山行は、昔の職人さんの石積み堰堤造成工事の技術の凄さや、どうやってこんな所に!?と謎が一杯になりましたが、土木エンジニアのてっちゃんの解説の下、楽しく勉強になる沢登りと成りました。また次回もお願いします!

家に着いたのが14時前。沢の後片付けをした後、カミさんと喫茶店に行き、冷房の効いた店内でカキ氷(宇治抹茶大盛りの全トッピング)で頭が痛くなりました。これぞ夏!って感じでした。ちなみに源次郎の夏休みは8月10日からだそうで、9日に帰省&バイトが始まるそうです。
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消防学校 初任教育第58期山岳訓練

2023年08月04日 | 訓練
 最終日3日目、実際に山に入り救助訓練を終えた後(全員集合していません)

今年もこの暑い夏がやってきました。初任科の山岳訓練です。今年は敦賀市の野坂岳で実施しました。この訓練現場は2015年に実施した8年振りと成ります。今年でかれこれ・・・26年間、初任科の訓練を担当させてもらっています。
 猛暑の続く中、登山しながら踏査訓練を実施します。

毎年、若く元気な初任科生と訓練をすると、若いエネルギーの塊の彼らに混じると、ボクも若くなったような錯覚に。素直で礼儀正しく、体力溢れる彼ら消防士に座学、現場と3日間一緒に居る事が出来、自分自身も良い経験に成りました。
 
 地形図とコンパスを用いて読図(踏査訓練)します。 またスマホアプリを用いた取り扱い訓練も行います。

山岳事故は増加の一途に有り、昨年(令和4年)は遭難者数3500人を突破。史上最多と成りました。その為にも、これからの消防人に求められるものは多くなってきます。今回の教育で、今後活躍する彼たちに少しでも役に立てる事が出来、良かったと実感。そして、その為にも山に登って、そのスキルを高めていきたいと思ひます。こういう訓練の一助と成ることが出来、山に恩返ししていきたいと思ひます。
 山頂にて記念撮影。山歩き中に学生と色々話せて楽しかった。

 
 当直長の指示の下、テキパキ動きます。   常に走っています。元気な初任科生

 訓練終了後は野営訓練。その前に、炊事です。全てを自らで完結する為にもこういった食事の準備も大事です。

 翌日も山に入って救助訓練です。少ない人的資源の現場で有効に救助できる方法を皆で考えて実行します。

 
 要救助者を担架に収容して崖から引き揚げます。   ロープやデバイスの特性を勉強します

 
 救出完了!     その他にロープ等を用い、応用編も勉強しました。

第58期!訓練中は色々あったけど、次は実務研修、そして特別点検と慌ただしくなるけど頑張ってください。初任教育を卒業し10月に所属に戻って、現場活動することになりますが、山の事だったら、いつでも聞きに来てください。そして管轄する山の事を更に勉強してください!!
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