山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

大河内川水系の最難関!「源平谷」完全燃焼

2020年09月20日 | 沢登り3
昔から日野川支流の岩谷川や大河内川の支流の沢を登ってきましたが、なかなか行くことが出来ませんでしたが、漸く昨日のプレインターハイも終わり今日、行くことが出来ました。メンバー構成を見ると、往年のクライマーA木さん、いつも沢や山スキーで一緒にヤバい処に行っているO橋さん、付き合ってたころから一緒に山に行っているカミさん、そして最近メキメキ沢の実力を付けているT田さんの5名で行ってきました。
朝4:10ハーモニーホールに集合し一路旧今庄の広野ダムに向かいます。ここからの林道は全員軽トラに乗車し旧大河内集落跡に向かい、路肩に停め5:50出発です。

 源平谷出合。苔むした日本庭園のような風情を持つ沢でした。

最初は3週間前に来た真谷を登ります。一昨日まで良く雨が降っていたせいか普段流れていないであろう所にも流れており、水量は見た目にも多く感じる。堰堤を1基右から越し、4m滝は残置ロープで左から簡単に越した後、杉谷を過ぎ、右岸に端正なU字ゴルジュに2段7m滝がかかり、ここから源平谷が始まります。フリーで簡単に越し暫くは小滝が連続しますが何れも快適に登ることが出来ます。
大洞を越すと滝の中間で2条に分かれた7m滝が現れます。ロープ出してハーケンやカムを使いアブミを付けて人工で登ることが出来ました。この滝は総じてリスの開きが殆どなくハーケンの効きに難渋しました。

 スリッピーな苔で難渋。一部人工で登りました。カムの効きはマズマズ。

この後も小滝が続き、次に出た4m滝は左から登ろうかと考えている最中、A木さんは空荷で何とかクリア!さすがはボルダー(最近は!?)ロープを垂らしてもらい皆登る。

 左からフリーで登る。微妙なスタンス・ホールドの為、ザックを下ろして登りましょう!

そして・・・遂に今回の最難関の4段20m滝が目前に現れた。秀麗な面持ちの渓相の滝だが、上部の3段目(9mのスラブ滝は手掛かりが無い)は悪そう…。2段目までは簡単に登れたが、取り付きも最悪でハーケン打てるところも無い。(ボルト持って来ればよかったかも)実際、ハンマーで探りつつ効きの怪しいハーケン打って(1枚は弾かれ釜の中に紛失)、怪しい草付きや泥を無理やりスタンスにするなど、中盤の大きなガバにザックを放り投げ空身で到達。その後は左の草付きの草束にシュリンゲを巻き付け支点、そしてスラブに生えた草付きを登り、漸く届いた木の枝に支点を作り一安心。このまま4段目の滝も登り、完登となった。このスラブを登れば難易度は一気に上がると勝手に実感。そして感無量に浸る。いつしか全身泥まみれに。

 4段目の滝は小さく見えるが、この谷の核心部はこの滝の3段目9mスラブ!ここを登れたなら難易度は上級クラス!(勝手に妄想)

暫く簡単な小滝、ゴーロが続くが、2段の7m+大テラス+5m滝が出てくる。1段目はカミさんは右のフェースからと言うが中盤は可成り厳しそう。(シャワークライムしたくないのでそう言ってるように思った)ボクは合羽を着て、左のカンテから中盤の流芯をシャワークライムして右に移り(意外とホールド有った)登り切った。もちろんハーケンは2枚打ってのロープ使っての登攀。2段目は滝の右岸草付きルンゼを簡単に登り登攀終了。

 最初の出だしのカンテの何処に支点を作るかがポイント!ここで失敗したら更に下へグランドフォール!上部は安定してた。

段々と水は細くなるが、小滝の合間に5m滝や8m滝が出てくる。いずれもフリーで行けそうだが、お助けロープで出して後続をビレーしながら登る。最後までどんな滝が出てくるか分らない。
漸く源頭に出ると激藪が始まる。高度計では(沢ではGPSは使わない。地形図とコンパスと高度計のみ使用)山頂まで80m程。左に逃げてロボット尾根に出る作戦。ここまで高度が上がると、藪は熊笹のみで苦渋は感じない。いつしかロボット尾根に、ほんの僅かに残る踏み跡に出た後は忠実に見逃さないように登るだけ。そして13:55ロボットピークに到着。完全燃焼の遡行と成り皆と固い握手を交わす。感動の瞬間。

 ロボットピークで記念撮影!こういったところに来ると仲間との絆、夫婦の絆が深まるような気がします。

カミさんとは6年前の瓢箪谷左俣以来の難関の沢だった。
3週間ぶりのロボットピーク。風は涼しく蜻蛉が舞っていた。武生の名峰の日野山をはじめ展望は良好だった。
ここでのんびり昼飯と成ります。T田さんはカレーライスを作ってました。(美味しかったです)ボクたちはいつもの、乞食のような簡素な糧食。そして14:35ロボット尾根を下山。相変わらず不明慮過ぎて獣道に迷いつつ、先頭を歩くボクは露払いならず蜘蛛の巣払いしながら顔面蜘蛛の巣シャワーで下山。16:20大河内川の林道に到着。ここで川に浸かり蜘蛛の巣や、汗、泥で汚れた身体を洗い、駐車場所まで熊が出そうな林道を歩くこと16:50到着しました。お疲れ様。着替えて軽トラでドナドナしつつ、広野ダムに到着。ここで皆と別れ帰路につきました(自宅着18:50)

 軽トラでゆっくり林道を走らせました。出作り小屋が3棟有るくらいの静かな廃村を過ぎました。
 有る資料によれば、集落の起源は滋賀県永源寺町の君ヶ畑から分かれた木地師の定住と伝わり、往古は木地職専門で暮らしていたといいます。明治28・29年の大水害により耕地の流出・集落有林のほとんどが保安林や砂防指定地となり、開墾・伐採の大幅な制限により生活の道が絶たれ、同41年半数が北海道に移住。その後の家数は安定するが、昭和34年頃から離村者が出始め、昭和41年無住となったとの事。林道を歩くと当時の石垣やその営みの痕跡が認められ、日露戦争(戦勝)記念碑も在りました。沢登りに出かけると、こういった昔の人の営み、そして離村者の哀愁を感じずにはいられません。

今回の山行は、岩盤の発達したこの界隈でも最難関の沢と実感。6月に沢から転落して痛い思いをしただけに、最初ビビってましたが、いつの間にか、普段の攻めの登りに変わっていました。そんな楽しく山登りを同行してくれた仲間に感謝。そしてカミさんにも感謝です。

詳細の写真等は後日アップします!!!!(気になる方は是非…行ってみてください)
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嶺南の沢!はじめての今古川

2020年09月08日 | 沢登り3
今日も平日ヒマ人とで沢に行ってきました。嶺南ではとてもポピュラーな沢です。

 入渓していきなし、流麗な滝が続きます。

 
 水量は少なめ    殆どの滝をフリーで登れました。

 
 花崗岩で出来た沢は明るく気持ちいい。   でも苔っていて滑りやすい

 
 風情のある沢だと実感。   厳しさは無く、ほんわかした渓相


 流芯を突っ込みます。滝に打たれて気持ちよかった。


 ここもクラック沿いに登ります。


 有名な裏見の滝。滝の裏に回った後は右岸を巻きます。

 
 ホップアップした滝(上から見たところ)   ほとんどフリーで!杉ちゃんガンバ!!


 山頂にて記念撮影!


 天王山そして丹生の浦の奥に美浜原発!

詳細は後程アップするね!!
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ロボットピークへ向けての遡行

2020年08月30日 | 沢登り3
今日は福井山岳会のMT村さん、A木さん、O橋さんとボクの4人で沢登りです。
場所は大河内川水系の真谷です。別名ヨセン谷(人を寄せんという意味だそうです)。予想以上の美渓でしたが、ヘロヘロ状態でかつ、熱中症に成る寸前の藪漕ぎなど、藪漕ぎしてピンポイントでロボット山頂(1290mh)に着いたときは、発狂しつつ絶叫しました。
 
 MT村さんのスーパーチャージドサンバーの荷台に乗って向かいます。堰堤は1基  雰囲気の良い沢です

昔は良く広野ダムを起点に色んな沢に行ったけど、ここは初めて!です。朝、4:00にハーモニーホールに集合しダムに向かい、MT村さんの軽トラの荷台に乗って旧大河内集落跡に向かいます。準備を整え入渓しようとしたところ、サワグルミの木から1匹の熊が下りてきて山に入っていきました。田舎に住んでいれば良くある光景。襲ってこなければです。OK6:20入渓します

 ゴルジュの始まりです。毎日暑く、今日も下界は灼熱だろうが、沢の中は涼しいです。

 
 フリーで登れる滝は多い。ロープ(ハーケン×2)も1回   狭い廊下の向こうには90度屈曲した美しい滝が

源平谷の出合を過ぎ段々と奥深い沢の雰囲気が出てきます。この周辺の沢は岩盤が良く発達しており、幾年をかけ水流に穿ち磨かれた滝の造形は芸術品のやうです。見とれつつ、そして登る。沢の中は日が当たらずとても涼しい。水流の中を果敢に攻められるのもこの季節あってのもの。

 狭い廊下。


 形の良い10m滝(写真は落ち口)ここは3つまとめて左岸から巻きました。

両岸が切り裂かれた岩盤のような廊下を進むと左から勢い良く滝が落ちてます。直角に左から直瀑が。カメラに収められません。この滝はとても素晴らしく形が良く、いつまでも見ていたい感じ。

 こんな感じの滝が多かったです。沢の水も美味しかった。

 
 沢の中はマイナスイオン!   皆熟練沢ヤなのでロープはほとんど出しません。

標高910mに出ると三俣状の分岐。真っすぐ登れば大河内山。左に登ればロボットピークです。僕たちはロボット目指し左に取ります。段々と傾斜が強くなり、途中で沢の水をボトルに入れ、1180m地点で藪に突入。最初は傾斜が強く腕力で藪と格闘。灌木と熊笹のミックス。徐々に傾斜が弱くなるも中々標高が上がらない。灼熱地獄の中、水分を取りたくても藪で身動きが難しくザックを下す気にもなれず、自分との闘い。そして11:45ピンポイントで山頂に到着。凄く嬉しく、やっと水を飲む。
 
 藪漕ぎ約30分けっこう疲れました。がピンポイントで山頂着  手前が夏小屋丸で左奥が笹ヶ峰


 ロボットピークにて。(ロボットとは、昔、このピークに雨量観測装置が有ったため、その名がついてます)

周りの景色を十分堪能した後、下山開始です。ロボット尾根を下りますが、獣道程度の超不明瞭な怪しい道をロストして探して復帰したり、O橋さんは蜂に刺されたりしながら約2時間かけて林道に出ました。再び大河内川に入って身体を洗いつつクールダウン。とても気持ち良かった。そしてトボトボ歩くこと14:50軽トラ着。

 武生の雄峰である日野山がとても印象的。反対側の奥美濃の山々も鬱蒼としてて雰囲気良さげ

家に帰って沢の服や道具を洗った後は風呂入って・・・ビール! 最高でした
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口無谷

2020年08月09日 | 沢登り3

 インディアン平原の岩で瞑想中!妄想!?

この沢は忘れもしない20数年前に遡行して以来。何故忘れられないのかというと…。下山後、携帯電話の繋がるところまで来ると、妹から電話が有り、その内容は「おじいちゃんが今日亡くなった!」という衝撃的な電話だったからだ。
あの時の沢の内容はというと、最初のF1(10m)の右壁を死にそうな思いで登り、登攀成功したとき、祖父が身代りになったのかも!?と思えるような難しさだったからである。

 この10m滝は20年前に来たときは流芯の右を登りました。

今回はあのF1がどうだろうか!?と思い、当時を振り返る思いで再訪した。当時よりも水量が多く、泳いで取り付くのに難儀しそうだったので諦めたが、当時の無鉄砲な登攀に懸けていた自分の思いが若干感じた。
 

 
 18m滝

後は何ヶ所かロープを出したものの、容易に登ることが出来た。そしてインディアン平原へ。
花崗岩の奇岩が所々顔を出す風景に、気持ち良い風。
 

 

 

 
 藪漕ぎを終えると・・・      花崗岩の奇岩が所々に

帰りは右俣を降下して本流に入り、途中林道に出て車のもとに出ました。
さすがは夏休み。川沿いに車を走らせると至る所で家族連れや友達同士で川遊びやバーベキュー。
僕たちはそのまま国道を走らせ帰宅しました。

 岩籠山の山頂で記念撮影!!


 インディアン平原に向かいます

 
 高いところに立ちたがる        口無谷右俣を下降する

中国武漢ウイルス第2波により、不要不急の用事により県外に行くことを是とされない昨今。
以前のような平穏な状態に戻ってほしい。
門田隆将 著 「疫病2020」を先日読了した。中国はSARS(重症急性呼吸器症候群)で得た教訓を何も生かせておらず、かつウイルス研究所から人為的に作られたこの疫病が全世界に広がった事実を知りました。僕たちの平穏な生活を一変させた中国のイイ加減さというか、(本気で世界を混乱させるために故意に初期段階の封じ込めをしなかったのかも)恐るべき脅威を再認識。国際社会は許しちゃいけない。もちろんWHOの事務局長もしかり。色々考えさせられました。
もちろんツーステップをはじめ、親中派議員にも憤りを感じます。そして近平を国賓として来日させるなどもっての外!(ウイルスとは別に、チベット、ウイグル人の事を日本人ならもっと知るべき)「カエルの楽園」にならぬよう国民ひとり一人が良く知るべき。
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久しぶりの「うつろ谷」

2020年06月16日 | 沢登り3
今日も平日ヒマ人で沢に行ってきました。これからの時期、土日は大勢の沢屋で賑やかになるこの界隈。今日は平日なので静かな遡行と成りました。でも山頂に着くと人気の山か登山者が数人居ました。
今日のメンバーは福井山岳会のM井さん、S江さん、ボクです。
朝、M井さん家を5:45出発し、7:00美浜町役場駐車場にS江さんと合流し耳川沿いの林道を進みます。程なく赤坂山登山口駐車場に到着し沢の準備をして7:50出発です。駐車場からいきなし入渓できる手軽さ!そして3か所の堰堤を越すのに殆ど難儀することなく最初の大滝!見覚えのある滝です。
この沢は、カミさんと結婚した年に二人で登った思ひ出の沢なのです。当時GPSなんて無く最後の詰めに少し迷った淡い思ひ出が懐かしく感じます。(10数前)

一昨日まで大雨警報が出ていたためか、水量は多め!
 
 
 今日はM井さんに引っ張ってもらいます! S江さんも慣れてきました

最初の滝は右を登ろうとしましたが、上部が悪く、釜に浸かり左から越しました。次から次へと息つく暇もなく形の良い滝が現れ、癒され、またマイナスイオンを浴びることが出来ます。

滝の中間辺りにある右のカンテがボロボロで手強い

 
谷全体が花崗岩で出来ており、明るい渓相。殆ど快適に登れるところもこの沢の良いところ

S江さんも今回で沢登り2回目とあってか、前回よりサクサク登ってくる。フェルトの沢靴のお蔭かな。怪しいところは補助ロープで確保して登りました。

見覚えのある大滝が来た!昔の記憶が蘇ってくる

 
中盤は快適だけど、最後は慎重に  探せば良いホールドやスタンスが豊富にあり楽しく登れる。

笑いが絶えない気持ち良い沢!新緑と青空に滝の飛沫が良い感じに映えています。

杉ちゃんも、だいぶ慣れてきたよう。

 
水量もまずまずで、へつったり登ったりと・・・


シャワークライム最高!

 
フリクション良好    ここも流芯の右を快適に登れました

 
 
水量は徐々に減ってきますが快適に登っていました・・・・が・・・


この滝の上部の角上の所から落ちてしまいました。はっきり言って油断・・・いつもならこんな所で落ちるはずはないんだけど、合羽を着ておらず、シャワーを避けようと登っていたところ、足が滑って・・・約4m転落!激痛!!左膝を思いっきり岩に打ち付け、右足首は変な方向に向け(捻挫)、右前腕の打撲そして右手の親指の爪が半分捲れ、中指の爪が割れました。幸い致命傷ではなく若干痛みで息が出来ない感じで滝に打たれていました。漸く復活して再度同じルートを登りました。アドレナリンが出ているのか、痛みはあまり感じず、ズボンをめくると膝に打撲痕と挫創&割創(幅約1cm)が認められましたが、その後も登り続け、まったくと言って無い藪漕ぎをして明王の禿と赤坂山とのコルの登山道に出ました。その後は赤坂山に登り10:35到着。

山頂で記念撮影

山頂に着くと、数名の登山者。見下ろすと琵琶湖が大きく望め壮観!メタセコイヤ並木も見え、以前登ったりMTBで走破した登山道(高島トレイル)を眺める。
 
景色を堪能しながら早い昼飯! 帰りは超快適な登山道を下る。

11:50名残り惜しいが下山開始。左膝が痛く、出血もジワジワ出て歩きにくいが皆に遅れないようにと、そして雰囲気の良い登山道を味わいつつ頑張り12:35車の元に到着です。お疲れさまでした。

日陰に車を移動させて帰る支度。

今日も朝から何も食わず、行動食も食わず、山頂ではいつもの定番サラダチキンとゆで卵、そして糖質0ラーメンと相変わらずの献立。もう何年もこんな食生活で居るのだが、今のところ身体に不調は無いようだ。何でかな!?
帰りは、ジワジワ出血する膝の血液をティッシュで拭いながら、コンビニでコーヒー買って下道でのんびり家に帰りました。
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久し振りの神崎川

2019年08月09日 | 沢登り3
今日もM井さんと沢登り!
ここんところ毎日猛暑が続きヘロヘロ。エアコンに当たっていると気が変になるし、屋外で走ってると熱中症になりかけおかしくなる。
やっぱし…こういったときは沢登り!しかも泳ぎ系
で、今日は久しぶりの神崎川に行ってきました。期待を裏切らない泳ぎや飛込みで気分爽快








詳細は後日!
M井さん先陣きって飛込みまくり!
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ヨコ谷から経ヶ岳の北岳に!

2019年08月05日 | 沢登り3

 最後の方はこんな滝が連続!逆相ツルツル!

 
 渓相は明るかった      最初はシャワーで登ります。

 
 徐々に谷は狭くなりV字状になってきます。     振り返ると大長山も望めました

 
 後半は急に傾斜が強くなると同時に枯れた連瀑が続きます雨降ってたら流芯をシャワーすることに…


 ロープは3か所出して登りました。高度感がありました。

 
 滝を越えた後は、沢を詰め、最後は強烈な傾斜&笹の藪漕ぎです。    ヘロヘロになって北岳~大舟山の稜線に出ます。


 北岳の山頂で記念撮影!藪漕は猛暑の中、熱中症要注意!今日も断食登山


 ギアを仕舞う。周囲はガスの切れ間から我が郷土の山々を見渡すことができました。


 亥向谷左股の北岳に突き上げる谷を見下ろす。門のような岩峰がカッコイイ

 
 北岳から伏拝へ登山道を歩き伏拝から整備中の越前禅定道を下って車の元に向かう

 
 木製階段や鎖場など徐々に整備中。もうすぐ開通    小原林道に出たらハライ谷の滝に打たれクールダウン&体を洗う

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神鳩谷の美渓に癒されてきました

2018年08月26日 | 沢登り3

 入渓して暫くで、見ごたえのある均整の取れた6m滝。超涼しげ!

今日は久しぶりに石徹白の沢に行ってきました。メンバーは山岳会のメンバーO橋さんとM井さんとボクの3人。
昨日は福井のカミさんの実家の祭りによばれてビール三昧!二日酔い必至です。なので近くに住むO橋さんに、4:45カミさんの実家に迎えに来てもらいました。有難うございました!そして5:30大野の集合場所に到着!M井さんの車に荷物を詰め込み石徹白川を沿いながら進むこと6:55美濃禅定道登山口の駐車場に到着。沢の準備を済ませ、7:20出発し倉谷に向かい、最初は荒廃した作業道を進み、激藪になったところで谷に下り入渓です。
 
 最初は広いが、最後の堰堤(破壊)を越えると、沢らしくなる。     ぶっ壊れた石積み堰堤。

堰堤を2個越えたところでようやく快適な沢歩きが始まります。昔の石積み堰堤(破壊)も越え暫くすると、均整のとれた大きな釜をもつ6m滝。ここは左から攀じり簡単に越えます。その後もナメっぽい滝が連続し、愉しませてくれる。平凡なゴーロ沢じゃなく、見応えのある滝が多く見とれました…。
 
 イイ感じの滑滝が連続するところも有りました。虻は入渓時から一匹も飛んでませんでした。

 
 素敵な雰囲気でした。ヤッパシ倉谷の雰囲気は良いです。


 この滝は右から登ります。M井さんは泳いでました( ;∀;)

そして暫くすると、左に見失いそうに支流が入っています。ここが今日の目的のカンバタ谷です。そしてすぐに目前に壁の様な連瀑です。上部のスラブはミニチュア版の沢上谷の滝のよう。此処は右を巻きつつ登ると、最後は20m滝が姿を現しました。ここはヤッパシ登攀具を持ってきたので果敢に攻めることに。岩は脆く上部がいやらしそう…。
 
 カンバタ谷に入り暫くで見上げると、白い壁のようなものが見えました。


 ミニチュア版沢上谷のような雰囲気でした。登れそうにもないので右から巻きました。

 今日のメインの滝!20m滝です。ここを巻いたらこの谷の面白みが半減すると思う。

徐々に傾斜がきつくなるし、しかも岩は脆くハンマーで叩くとポクポク軽い音がする。でも頑張って微妙なスタンスやホールドを足を震わせながら、カム1ヶ所、ハーケン2ヶ所、灌木1ヶ所にランニングをとって無事、滝の落ち口に到着!花崗岩みたいにしっかりしていないボロボロの脆い壁だったけど、こんな岩がある意味好き!

 M井さん登る!ボロボロ…ヌルヌル…こんな滝もイイ!

 
 O橋さんゴール!            暑い日は仲良く二人で五右衛門風呂です。身体が芯から冷え切った

徐々に水流は細くなりだし、小滝が続きつつ、1490m付近で沢に赤テープが見えてくる。ここで左の支流に入り登っていくと、避難小屋の水場が有り、此処からは階段状になり登りやすくなってくる。そして12:30神鳩避難小屋に出てきた。藪漕ぎ無しで少し寂しかったけど、楽チンでゴール。身体はまだイイ感じに冷えていて、小屋の周りを流れる風が心地よい。ここで昼飯!ボクはM井さんに家まで送ってもらえるので、ありがたくビールを飲む。この為に登ったんだね!?
 
 水場のところから出てきました。お疲れ様!      神鳩避難小屋からは野伏ヶ岳や薙刀山も望めました。母御石もね。


 小屋で昼飯(サラダチキンとビール)摂ったら下山開始です。

13:00小屋を出発し美濃禅定道を下ります。先日の台風20号で多くの栃の実が落ちていた。まだ実が白いものも有ったが、大きく育った実のみ20個ほど拾いつつ、朽ちかけた石徹白大杉を拝み、14:10駐車場に到着!お疲れさまでした。
今回の沢は、意外に見ごたえのあるキレイな滝が多く、そしてミニ沢上谷の滝を除いてすべて登攀できたのが良かった。そして下界は茹だるような暑さだったかと思うと、得した気分になった。ヤッパシ暑い夏は沢に限るね!
そして、朝から腹の調子が悪く、残念にも沢の中で用を足した。天然水洗トイレ、そして天然ウォシュレットで爽快になりました。お蔭でたすかりました。

山岳会の会長はカンバタ谷の名の由来は神鳩(カンバト)からきているという事です。カンバトが訛ってカンバタになったんだね!なるほど…


 神鳩谷の素敵なスラブ滝!癒されました。  写真:O橋さん
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渋川!いつもの定番

2018年07月28日 | 沢登り3
昨晩から今朝までボーイスカウトの行事で夜中の強歩訓練に参加しヘロヘロというか眠い中、朝30分仮眠とって出発です。M井さんが家まで迎えに来てくれたので本当に助かりました。


 いつものF1滝。今日も泳いで中央突破!右岸のクラックもハーケンとカムで越すことも可能!

 
 M井さんのスターワゴン最高です。しかもMT仕様    F1をに取付き格闘中のM井さん

 朝7:30M井さんが迎えに来てくれ、デリカに乗って一路…永源寺へ。いつもの最奥の駐車場にとめて沢に入る。今日は誰かほかのパーティーが居るか!?と思ったが、ボク達だけだった。雨が降っていたが入渓して暫くすると止んだ。台風の影響か。
大きな堰堤を2つ越し暫くで見覚えのあるF1。ここは泳いで中央突破!突破した後は若干かぶり気味のところを登る。今日もイイ感じ。


そしていつもの核心部!ここは巻いたらダメ!正面を突破です。これを巻いたらこの沢の面白みが半減…。カムとハーケンを使い無難に登る。今日は水量が少なめなので、難易度は低め。M井さんは最初の取付きで難儀中。
 
 ハーケンを回収中のM井さん。       花崗岩はフリクション、リス共に良好!

次は大きな釜をしつらえたCS滝!ここは右岸から容易に巻けるが、ヤッパシ中央突破!泳いで左岸側のCSに取付く。2回ほど失敗して釜に落ちたが、ザックを脱いで空身で無難に登ることが出来、満足!!

 釜があるので失敗して落ちても大丈夫!果敢に攻めよう!

 
 いつもの微妙なバランスを要する壁も、あの面影を残していない     左にはイイ感じの滝が有る


 小さな廊下を泳ぐ。水量は少なく寂しいが水温はちょうどイイ!

 
 最後は泳いで水圧で頸の骨が折れそうになりながらも滝の裏に入り登る。


 ゴール地点の橋のところでラーメンタイム!お疲れさまでした!

2年ぶりくらいに渋川に来たけど、ちょっと残念なことがありました。ハーケンやカムを使えば登ることが出来る滝の側面等にボルトが打ってあったり、残置ロープが有ったりと人工物が多すぎて興覚めした。
最近流行りの「沢下り!?」というアクティビティーでのガイド付きレジャーで訪れた人を安全に確保したり、釜に何度もダイブする為に登りやすくするためにこういった人工物が何のセンスもなく取り付けてある姿は悲しくなった。今まで沢で遊ぶのは山屋さんの特権で、ハーケン等の人工物は回収して登るといった自然にダメージを与えないスタイルでボク達はやってきたのに、そんな事はいざ知らずお金儲けのため!?の為にこんな事やっていいのか!?と憤りを感じた。
山で遊ばせてもらうのであれば、なるべく自然に傷をつけないといった謙虚な気持ちで遊ばなければいけないと痛感しました。

過去の記録 2016
過去の記録 2012
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小矢部川水系 不動沢

2017年09月23日 | 沢登り3

 大門山山頂にて!小降りの雨も山頂に着いたら漸く晴れてきた!

今日は山岳会のメンバーで沢登りです。朝6時に丸岡IC集合で五箇山に向かいます。小矢部川水系の沢というと…10数年前に野々滝谷~猿ヶ山に行ったきりで久しぶりです。
メンバーはK藤さん、M田さん、MT村さん、Hさん、S田くん、ボクの6人です。山岳会の「おっさんズ」との久しぶりの沢です。K尾さんはヒマラヤトレッキングに行く予定で、その前に怪我するといけないからと危ない山行は自粛しているそうです。8:30ブナオ峠を出発です。峠ではボクのブログを見て下さってる方からお声をかけて頂きました。有難うございます!
相変わらず石川県側は荒れ放題です。草や倒木をかき分け不動滝に到着。ここで入渓。
堰堤は無く5m程の小滝が続き、ミニゴルジュも有ったりとなかなか雰囲気の良い沢です。
 
 雰囲気の良い滝が続きます       いずれもフリーで越せます

 
 この辺の沢はイイね          新人のS田くんに沢での読図をレクチャーです
 
8m滝で念のためロープ出して登る程度の初級の沢でした。
この辺の沢は2年前に赤摩木古谷を遡行して以来です。
 
 登攀だぁ!という滝は有りませんでしたが、雰囲気が良かったです


 フリクションは良好でしたが砂岩の岩は脆いです

最後は少しの藪漕ぎでバッチリ最低コルに出て登山道を少し歩いて大門山に到着。遡行中、降っていた雨も山頂に到着するやいなや晴れ渡り山頂でランチタイム12:00。ヤッパシ山岳会のメンバーは楽しいね。
装備を解いて12:30下山開始。癒しのブナ林を歩き、13:35登山口(ブナオ峠)に到着。
 
 藪漕ぎは僅かで、登山道に出ました。藪漕ぎ初級でした。     下山は雰囲気抜群のブナ林を歩きました。

この後は、時間も有るので久しぶりに「くろば温泉」に行き汗を流し福井に帰りました。MT村さんのプリウスは快適で燃費凄かった。新人S田くんはこの後に五龍に行くので別れます。
家に帰った後は、装備を片付ける暇もなく学校行事から帰って来た源次郎を車に乗せボーイスカウトのキャンプに行ってきました。
今回の沢は小ぢんまりとした沢でしたが、出だしの小滝の雰囲気がとても良かったです。今年は仕事の関係でなかなか山に行けなかったですが山岳会の楽しい仲間たちと山に登れて楽しいひと時を過ごす事が出来ました。
カミさんは学校行事に行ってくれ感謝。
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滝洞谷遡行! 石灰岩でできた洞窟の様な谷

2016年11月13日 | 沢登り3
 
 井戸底ゴルジュのすぐ上のカンテとルンゼの滑り台スラブ     ←を登るボク!(写真O橋さん)

今日は福井山岳会のA木さん、O橋さん、H島クン、ボクの4人で鈴鹿最難関と呼ばれる
「滝洞谷」に行ってきました。
石灰岩でできたツルツルの岩質で、沢ヤ以外を寄せ付けない威厳さをもった沢でした。

クライミングの技術はもちろん、人工の技術があっても、ヌルヌル、ドロドロ、動物の糞にも対応できるスキルが無いと、なかなか厳しい沢でした。もちろんボク達、福井山岳会はそんな沢が大好きで、難なく遡行することができました。

 最初の人面岩の滝!中央のCSが人の顔に見えます。

朝5:00福井市某所に集合し、高速道路で一路彦根に向かいます。準備を整え6:50入渓。でも沢は水が流れていない。堰堤を右から簡単に越えると突然沢の雰囲気が変わり、ものすごく狭いゴルジュが目の前に現れてきます、みんな固唾を飲み気合を入れて進みます。
最初のCS3m人面岩の滝は簡単に越せそうですが、釡には茶色みがかった腐敗臭漂いそうな水が溜まっていたので正面突破せずに右岸から巻き懸垂降下。気持ちを切り替え進むとCS3m、ウォータースライダー状のツルツルに磨かれた3m滝いずれも簡単に越すと漸く現れました。
 
 狭く磨かれたゴルジュ。大雨降ったら死ぬ!     ツルツルに磨かれた白亜の門

洞窟ゴルジュ6m(7:25)

 洞窟ゴルジュ!左岸のクラックをハーケン連打&カムでアブミで進みます

右側のクラックをカムやハーケン連打でジワジワ進み、最後は微妙なバランスで回り込みクリア!ボクもリードしたかったけどO橋さんお疲れ様!そのあとは中間8の字で登り、最後にボクがギア回収。ヤッパシ最後は楽チン!!

その後はCS3mをV2ボルダ―。H島君がトライ!ヒールフックでフリークライミング感覚で簡単に越せる。ここを越えると周りは穏やかな光景に変わり、さっきまで日が差さない暗い谷から一気に明るくなりO橋さん眩暈がしたらしい。
 
 V2ボルダーをトップで行ったH島クン。まだ20代      ボルダーを抜けると一瞬明るくなり緑が美しい。

 
 落ちたら這い上がれそうにもない5m滝下の釜    ゴーロは長続きしない。

少しの間ゴーロを歩くと2m、4m、3mと小ぢんまりしたツルツルテカテカの滝が続きいずれもフリーで越せ、落差の有る落とし穴のような5m滝は右岸から小さく巻く。次の樋状の2m滝はピン1本打って1段アブミで越え3mも簡単に越すと、ようやく現れた。

井戸底ゴルジュ8m(9:25)

 井戸底ゴルジュです。上から見下ろすと井戸のようです。自然の浸食による造形に感動!
待ってましたとばかりに、ボクがリードする。実は…ザックの中にクライミングシューズを入れてきたんだけど、使おうか逡巡してると、皆から「沢屋じゃねぇなぁ…」と言われる。クライミングシューズは仕舞い、ギアフル装備で取り付く。最初は簡単だったけど、上部にいくに従いツルツルの円柱状になる。見下ろすと、まさに井戸のようだ。3人が井の中の蛙みたい!(表現が間違っているが)感動しては居られない。クライミングシューズじゃないので慎重に登る。ハーケンやカムはもちろんナッツやてアブミで人工登攀。沢ムーブで難なくクリア!残置支点を利用しザックの荷揚げ、皆のビレーをする。
ビレーを交替してすぐ上のに取り付く。
滑り台スラブ7m(10:20)

 井戸底を終え一息したいところけど、その上も難しい。カンテとルンゼ!ハーケン、カムでクリア

どうやって登ろうか考える。最初はカンテを登り、右に移りルンゼを登る。最後はクラックにカムが入ってくれ一安心。ダイナミックな登りになった。1段アブミ×2、多段アブミ×1だったので、あと1セットくらい持って来れば良かった。中々良いコース取りでクリア!!ヤッタネ!!これだから沢は最高!
 
 井戸底を登り切れば一安心。メンバーをビレー       滑り台ルンゼを越えた後も小滝が続く。猿が石を落してくる

 
 フリーで行けるところもたくさん有ります。     高度感のあるゴーロ

その後CS3m、5m、5mを簡単に越し、高度感のあるゴーロを越えると目の前の雰囲気が変わったと思うやいなや、目の前にはグネグネと磨かれた滝が現れた。
迷路ゴルジュ3段25m(11:35)

 迷路ゴルジュ上段!一見どこが迷路なのか良く分からないが、登るに従い何となくその意味が分かる。

 
 迷路ゴルジュ上段を登り一息入れるO橋さん    迷路ゴルジュ中段を見上げる!どう登ろうか思案中。

ボクばかり美味しい所を登らさせてもらっているので次はO橋さん!下部は苔と泥のクラックを左に進み上部の滑り台に出てフリクションを効かせて1段目クリア!滑り台はリスが無くフリクション効かせながらの登り。O橋さんビビってました。安堵するのも束の間!すぐ上にもツルツルのルンゼ!此処は厳しい!リスが薄く殆ど無い。目を凝らしてハーケンの先っちょさえ入ればもうけもの!アブミを掛け微妙な登り。ハラハラドキドキ!!でもハーケンが抜けて落ちそうになるが踏ん張った!フェルトの摩擦を最大限効かして登りクリア!!これだから沢登りは楽しい。
迷路ゴルジュ上のツルツルのルンゼ!(12:10)

 迷路ゴルジュ中段!なかなか難しく滑って落下して支点がブッ飛んでグランドフォールしないか超心配だったけど、結果楽しかった!

厳しい迷路ゴルジュを越えた後は、ゴルジュ内に小さな深い釡をもった2m滝が有る。水が流れていなく茶色く臭そう…。此処を泳いだら体じゅう腐敗臭が付き帰りの車(O橋さんの車)に乗車拒否されそう。ここは少し迷い、左岸から巻く。ロープを出して確保し巻いて懸垂降下して川床に付いた。(13:30)いつの間にかこんなに時間が経過していた。
核心部は終わり、3m程の小さな滝も過ぎるといつの間にかゴーロになりだし、水が流れている。この水の流れはこの先どこに流れていくのだろうか?足元の下には鍾乳洞でもあるのだろうか!?石灰岩で構成された触って不思議だし、造形が美しい!
 
 泳ぎを断念した2m腐敗滝     その2m腐敗滝を高巻く。

 
 高巻いた後クライムダウンできず懸垂降下     この後、小滝を登ると河原状に様相は一変!平和感に包まれる。

暫く河原を歩き、右岸支流に入り茶野(標高938m)に向けて標高差300m登りのアルバイト!石灰岩の岩が堆積する登りで落石しまくり。ヒヤヒヤもの!でも沢の中に比べれば当然楽勝ムード。支尾根に出てトラバースしながら茶野には行かず超不明慮な登山道に合流し、車の元に向かう。15:35到着!お疲れ様でした。その後は濡れタオルできれいに体を清拭して乗車!コンビに寄って、楽しく福井を目指しました(17:30着)

 本日のメンバー!駐車場所の墓地にて。お疲れ様…!

それにしても水流でツルツルに磨かれた石灰岩の造形は美しく魅惑的だった。こんな沢を登ることが出来とても楽しかった。

ボク達山岳会メンバーは、石灰岩の水流の無い乾いた岩はクライミングシューズで登れば更に簡単だったと思うが、沢屋さんというプライドにかけて、滑りやすい沢靴で頑張りました。
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奥美濃の沢 尾ノ谷と火箸谷

2016年09月17日 | 沢登り3

 奥美濃の沢といった感じ。流程は短いけど意外に滝は多い。

今日はBossと二人で沢登りに行ってきました。天気は下り坂で昼から雨だという事で、半日コースの沢を楽しんできました。
場所は奥美濃です。ここら辺は八草峠にトンネルが出来、アクセスが良くなった事もあり、沢の雰囲気も奥越に良く似た雰囲気が有り気にいってます。
 
 道路の広い所に停めて出発です。       堰堤越えるといきなり滝が現れます。

 
 その後も次々と滝が出てきます。花崗岩なのでフリクションは良好     水量は少なめなのかな!?

朝4時に起床しBoss宅に5時着、木ノ本経由で向かいます。八草トンネルを過ぎ、白川集落に向かい入渓地点の近くに駐車し入ります。小ぢんまりとした谷ですが、全体が花崗岩で構成された谷なのでフリクションも良好で滝も多く(最大5m)全ての滝を巻かずして登ることが出来ます。
 
 一帯が花崗岩で出来た山なのでしょう。       なかなかの佇まい

この河床には風化した花崗岩の真砂が良く堆積し、フカフカで、その表面にはキラキラと光る鉱物が見えます。黄鉄鉱なのかな!?

次々現れる滝を越え、薄い籔斜面を越えると740mのP1に到着。そのまま南下し740mのP2から斜面を降下し火箸谷に入る。
 
 だんだんとシャワークライムが寒くなって来る季節になるのかな。    P2に到着籔っぽくなく尾根歩きは快適

 
 火箸谷は何もなかった。登りに使わなくて良かった。      道路に出た!途中、イノシシの罠(おそらく「足くくり罠」だと思います。)が有るので注意!(注意書きの張り紙が有った)

この谷は籔沢で滝らしい滝は無く、女郎蜘蛛の巣を顔面に何度もからませつつ、木の枝で払いつつ…真砂の川床を下りるといつの間にか堰堤に出た。そして作業道をわずかで道路に出た。

出るやいなや、ぽつり…ポツリと雨が降り出した。丁度良いタイミングで遡行は終わった。

その後は着替えて、帰る支度をし楽しく色んな話題で盛り上がる車内であった。

山に登れば、先週のウルトラマラソンの疲れはもう無く、そして膝の痛みはいつの間にか無くなっていた。
ヤッパシ山登りはイイね!!


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渋川遡行

2016年07月31日 | 沢登り3

 最初の滝!前回は右岸側のクラックを登ったけど、今回は中央の水流突破!

梅雨も明け毎日暑い!
こんな日は沢で泳ぐのが一番!って事で、4年振りに渋川に行きました。
メンバーはBossとH島君の3人。
鯖江のBossの家に6時出発で行ってきました。高速道路はさすがに夏休みとあってか、いつも交通量の少ない北陸道も若干多め。愛郷の森キャンプ場を過ぎ最奥端の駐車スペースに車を停め、8時出発!既に虻が数匹襲ってきて刺されますが撃墜!
堰堤を2箇所越えて徐々にゴルジュに。
 
 最初は快適な素敵な河原を歩く。涼しい~      最初の滝の水流突破するH島クン。

 
 水流突破後、ちょっとシビアなルンゼ     関門の滝8m!泳いで取付き水流の左側を登る。

 
 関門の滝8mの中盤。カム、ハーケンは必要です。アブミも使った。    以前簡単に登ったはずだけど…

過去の記憶を呼び起こしつつ滝を越えて行く。以前は水量も多く水流突破を断念し右岸のクラックを登った所も、H島君に水流突破し滝を登ってもらう。水にずっと浸かっていると寒くなるけど、下界はうだる暑さだから感謝しないと。
以前は水流に押し流され突破できず、右岸を巻いた関門の様な8m滝は正面からハーケン、カム、アブミを使って登り切れた。感激!

 
 渋川は岩盤が良く発達してます。     明るく快適な谷!(人間臭いけど)

そして次々現れる滝も難なく登りきり、あっという間に終了地点の橋のところに到着。
何だかあっけなかった。ここで行動食を摂り、前回は林道を歩いたけど、今回は再び登って来た谷を降下しました。
そして車のところには1時頃到着。お疲れさまでした。
 
 最後は泳いで!     帰りはもと来た谷を下降します。最後まで涼しかった~。

帰りはいつもながらの楽しい車内で何時の間にか福井に到着しました。
家に帰った後、山の後片付けしながら、源次郎の夏休みの自由研究の続きをしました。

今回の沢は夏の暑さをブッ飛ばしつつ、昔来た時とはなんだか違う様な感覚に陥った沢でした。やっぱし2度目は新鮮味がない!?
でも、8m滝を突破できたのは超嬉しかった!!
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岩谷川 真の谷遡行

2016年06月19日 | 沢登り3

 中盤の10m滝!(この谷で最大だと思う)今日は意外に水量多め!上部が少しいやらしかった。

今日はO橋さんとカミさんとボクの3人で沢に行ってきました。
天気予報では昼まで天気がもつとの事でしたが、9時には雨が降り出し、稜線に出た頃には雨+風でした。

朝、7:00に夜叉ヶ池登山口駐車場に集合し7:20出発です。堰堤は1箇所左から巻いて歩くことしばし、苔蒸したゴルジュ入口が出てきます。ここからやっと滝群が続き、いづれも容易に登れ飛沫を浴びつつ楽しく登れました。
9時には雨が降り出し5mの滝も巻こうと思えば簡単だけど、ここはロープを出してハーケン打ってシャワークライムで登りました。
 
 駐車場で準備してトイレに行っていざ出発!     雰囲気の良いゴルジュ!ここから滝群が始まる

 
 現れる滝は巻く事なく全て登ることが出来ました。     この5m滝をシャワークライム!雨が降り出した!!

 
 危なげなく登るカミさん!ヤッパシ沢が一番楽しいとの事。    この滝で足を滑らせ釜に落ちたカミさん

その後も続々滝が現れ飽きさせてくれません。小ぢんまりした谷だけどなかなか楽しい。770mの分岐は右俣に登ることに。暫くすると10m滝が現れ雨も降っていて嫌らしそうなのでここもロープを出して登ることに。なかなかスリッピ―でイイ感じの滝でした。

その後は滝も少なくなり、最後の詰めは若干磨かれた岩のルンゼだったので尾根に逃げてカミさん先頭で藪漕ぎしつつ、夜叉ヶ丸と1206mピークの稜線(北側)に出ました。
 
 その後も小滝が続々出てきました。       冒頭の10m滝を下から撮りました。苔で滑ります

 
 雰囲気良い沢でした。         稜線に出ると風がとても強かったです…

雨と風に煽られつつ、笹に覆われた昔の登山道の面影を追いながら藪漕ぎして夜叉ヶ丸に到着。そして明瞭な登山道に出たら後は夜叉ヶ池に下りるのみ。一瞬ガスが晴れ、ガスから現れた夜叉ヶ池の素敵な光景を見つつ「マチュピチュ」の様だと誰かが言ってました。

 夜叉ヶ丸を少し下ると夜叉ヶ池が現れます。風で波が強くヤシャゲンゴロウは確認できませんでした。モリアオガエルの卵が凄かったです。

池の木道に出ると多くの登山者が風雨の中、昼ご飯を食べてました。みんな好き者だなぁ。こんな日に来るボク達も同じだけど。
ボク達もそそくさと昼飯を食べて雨の中を下山しました。

 雨の中昼メシを食べる。晴れを期待していたけどまぁイイや・・・!

ヤッパシ此処は何度来ても良いネ!!「栃」の大木が多く見る事が出来るので!。
そして雨に濡れた林の風情に、大橋さんに教えてもらった「ミソサザイ」の野鳥の鳴き声がとても良かった。姿は見えないけど山の中、そして沢の中に響く野鳥の声に耳を傾けるのって素敵だなぁと…。普段の生活において毎朝家の周りでは野鳥が鳴きまくってるけどね。

雨の日の山もヤッパシイイネ!!
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コヤ谷再訪!

2015年09月20日 | 沢登り3

 コヤ谷の70m大滝!ここを登った!

今日は福井山岳会の仲間とコヤ谷に行ってきました。狙いは・・・コヤ谷最大の80m、70mのスラブ大滝の登攀です。ここはボクがまだ22歳の時に登った谷だけど、その時はBossがリードで登ったので、大きい滝を登ったという記憶はあるが、その時の状況がいまいち覚えていない…。でも今日はリードで登りました。あのときはこんな感じだったんだなぁと、自分が少し成長したような気がしました。

今日はこのコヤ谷右俣を登りました。18年前に初めて行った時は霧晴山(1456m)に詰めて無名谷を下降しました。今回は下降して時間が有れば姥ヶ滝を登ろうと思っていましたが、意外に時間がかかり、谷を往復して帰りました。
でも、白山の胎内は本当に素晴らしいなぁと再認識できる遡行となりました。地元の地味な谷には無い豪快で感動の谷を満喫できました。
 
 蛇谷からコヤ谷に入るといきなりイイ感じのナメ床・・・      左奥には20m滝!ヌメッていていやらしい登り

 
 広くて気持ちいい谷!白山の沢はイイ。      6m滝ここは右をフリーで!帰りは懸垂

朝、勝山某所に集合し白山ホワイトロード(旧白山スーパー林道)入口に向かいます。集合時間が早すぎて、ゲート前で1時間ほど時間つぶししてゲートオープン後、親谷の展望駐車場に向かい階段を下り入渓。基本的にナメが主体のキレイな谷を進みます。20m斜瀑を過ぎ端正な6m滝を過ぎます。いきなりなかなか立派な滝に出迎えられ、このあとどうなんだろうとビビりつつ、二俣に到着。
 
 20m滝、後続をビレー           小さな滝はフリーで行こう!

 
 870m地点の二股!二股にいきなり架かる滝!これは見覚えあるなぁ        70mスラブ滝の右の25m滝

 
 今度はこの左俣を登ってみたい!      70m大滝を見上げる!青空最高~!!

ここを右に入り暫くすると再び二俣。左の25m滝はイイ感じだ。今度此処に来る時はこの滝を登ってみたい。そして暫くすると、目の前に70mスラブ滝。あぁ懐かしい。若きし記憶が一気に蘇る。昔来た時は天気が悪かったが今日は青空!早速ロープを出し登る。3ピッチ120mの長い登りとなった。白い岩盤でスッキリとしたスラブ滝。白山ならでは。でも岩は脆くフレークがすぐに剥がれる。下に気を配りながらの高度感のある登り。ヤッパシ山はこうでなくては。ボクばかりリードで登ってはいけないのでO橋さんにも登ってもらったりと、皆の技量に合わせ登攀。(中間はプルージックで登った)
 
 18年前もここで、こうやって記念撮影した。懐かしい~       70m滝を登る!高度感最高!!!

 
 高所恐怖症のO橋さんにも行ってもらいます。      まだまだ続くスラブ・・・

そして70m大滝を越えると直ぐに80m大滝が待ち構える。ここは黒い逆層のヌメったスラブ。ここの中盤、35mほど登った所で・・・ボクが滑落しました。次のランニングとろうと滑ったスラブをトラバースしているところで足を滑らせ…約6~7m滑落…。無重力、無力感とはこの事かと実感しつつ、フォールする地点をスローモーションで感じつつ、小さなテラスに着地!ホッとした。アドレナリンが出ているのか痛みは感じなかった。その後徐々に痛みが・・・でも、そのまま登り続けピッチを切った。そんなこんなで登り続け、80m滝落ち口に到着しました。

 コヤ谷80大滝を登る。開放的で高度感バッチリ!!でもちょっと怖い!

 
 80m滝は70mにくらべゴツゴツして黒い。       でも逆層でいやらしい登りが続く・・・

 
 まだ2ピッチ目! 見晴らし最高!     微妙な登りが続く・・・でも楽しいね。

この後は懸垂して降下しました。でも、大スラブ滝が連続する大滝。懸垂するロープをセットするところはなかなか無く、細い木の幹や、残置ハーケンを2ヶ所せっとして、40m懸垂5回を含め合計7~8箇所懸垂し入渓地点に戻りました。
 
 登った後は、強固な支点を探し懸垂降下。     残置ハーケンして御免なさい。

駐車場(15:20)に着くと大勢の観光客にいつもの異様な目で見られ、そそくさと着替え帰路に着きました。
ヤッパシ白山の沢はイイね。蛇谷はボクの沢登り人生の原点とも言ふべきところ。昔はよく通ったなぁと思い返しつつ帰路に着きました。みんなありがとうございます!

ちなみに、カミさんと源次郎は別の山に登りに行ってました。お疲れ様~。(カミさんも行きたかったらしいので。)
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