山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

ワキ谷!?コヤン谷!?

2014年09月23日 | 沢登り3

岩盤の発達した谷!大滝を登る(約30m)

今日は同業者(鯖江支部の救助隊員の友人M谷くん)と久しぶりに一緒に沢に行ってきました。好天続きで沢は渇水状態だったけど大滝を登る事が出来たし、40m滝を降下する事も出来たし・・・やっぱし楽しかった!

朝5:00、M谷くんと勝山で集合しワゴンRに乗り込み白山へ向かう。今日の林道は相当に荒れているので本来なら軽トラで行きたいところだったけど、家の事情で本日使用することになっているので今回は四駆のワゴンRで林道を攻めることになった。

 
 駐車場は広々としていました。ここに駐車するのがベスト!     振り向くとV字谷の向こうに荒倉峰

 
 高巻きなど逃げ場はないので頑張って登ろう!      下部はいずれも7~8mの小さい滝ばかり。でもちょっと難しい

林道はセイモアスキー場を過ぎると悪さを呈し、更に倉谷を過ぎると更に悪い。滝谷手前の広場に駐車しここから荒れた林道を歩きワキ谷に入る。でも谷には水がチョロチョロとしか流れておらず不安が頭を過ぎる…。ガレを歩くと暫し、V字状に刻まれた谷に幾つもの滝が連なる・・・。もちろん高巻きという逃げ場はないので登るしかない。ここらは特に何処登っても岩盤が発達しているようである。昔…登った倉谷もそうだった。

 ロープ伸ばして登る。なかなかの高度感がある谷でした。


 ワキ谷最大の2段30m滝上部の様子。高度感最高!!

ロープを出しハーケンやカムを効かせいつもの様に登攀。後ろを振り向くとV字谷の向こうには荒倉峰らしき山が佇んでいる。日は当たらないのでカッパを着こみ部分的にシャワークライミング。ヌメリの有る岩に肝を冷やしつつ登る。
最後は2段30mの大滝!二段目からロープを伸ばし実質20m滝か。上部の滝を横切るところがちょっとした見せどころ。
 
 渇水期だったけど、いつもはもっと水多いんだろうなぁ。     M谷くんフォローありがとう!

 
 尾根を乗越して読図。何処降りようか考えるM谷くん      目の前には中三方岳

 
 ナメ床に滝がたくさん連なってました。今度は登りで来たいなぁ     その滝群を懸垂するM谷くん

そのあとは小滝をいくつか乗り越え、スラブ状のいやらしい詰め…。最後まで岩盤が続く。そうして1040mの支尾根を乗り越えると中三方岳が望め、コヤン谷に入る。徐々に水量は増え900m付近から滝が出てくる。
そして…美しいナメが延々続き、ナメ滝も幾つも出迎えてくれる。いずれもいやらしく、クライムダウンできなさそうなところは懸垂したり、木に掴まりモンキー!で降下。最後は40mの大滝!ロープを繋いで懸垂降下!
滝の下で休憩し更に下り荒れ果てた林道に到着!
 
 いろんな形の滝が有り楽しい。   ツルツルのナメ床が延々・・・

 
 ナメナメ…ナメナメ…        ナメ床が目の前ですっぱり切れたら、最後の大滝40m↓の写真。


 この大滝を40mロープ2本繋いで懸垂降下!

 大滝のところで記念撮影!今日もノンアルコールビール!!美味い!!

今日は、朝寒かったけど昼には汗ばみながらの楽しい沢登りとなった。ヤッパシ白山系の沢はイイね。

そして、一つ疑問が。過去の記録を見ると、ボク達が降下した谷を「ワキ谷」となっていたり「コヤン谷」となってたりする。いったいどっちなんだろう!?
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家族で自転車

2014年09月22日 | 恵里の部屋

 吉崎御坊で駐輪し付近を散策しました。このお寺に有る「肉付きお面」を見てきました。源次郎はこの能面の裏に付いている肉(顔の皮膚)に興味をいだいているようででした。

昨日、9月21日は家族で自転車に乗りました。いつもは家の周りの農道やその辺をブラブラ乗るだけですが、NV200に3台自転車を積んで北潟湖に行きました。
湖畔を巡る道路を気持ちよく走りました。天気はもう秋・・・
少し汗ばみながらものんびり秋の風を感じながら走りました。
 
 湖周道路は気持ちよかったです。      自転車専用!?の道路もありました。



 
 サイクルセンターでしばし休憩・・・     色んな楽しい自転車に興味津津で様々な種類を乗りまくってました

 
 こんなふうに家族で自転車に乗るのもイイね。   今度はどこに行こうかなぁ。

途中、吉崎御坊に行ったりサイクルセンターで変わった自転車に乗ったりと、良い一日を過ごすことができました。

 ヤッパシ・・・コメンサルは最高です。でもマウンテンバイクは山を走らないとね。今度は山に走りに行きたいなぁ
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

瓢箪谷(白山系)左俣!登攀系溯行

2014年09月15日 | 沢登り3

 この谷最大の滝、2段40mの大滝1段目を登るカミさん。

9月14、15日は久々に泊りで沢登りに行きました。場所は白山の蛇谷の支流の瓢箪谷です。蛇谷支流の谷は沢を始めた頃からよく通っていました。アカイチ谷や岩底谷、トークズレ谷、シリタカ谷、親谷、コヤ谷、花切谷、無名谷、地雷谷、途中谷などなど・・・いずれも登攀力を試される谷とあって、血気盛んな若かりし期頃は色々、沢について学ぶことが出来ました。
今回は、当時からお世話になっていたボクの沢の師匠BOSSこと眞ちゃんと行ってきました。
メンバーはその他に「カミさん」、「O笠原さん」、「N長さん」の計5名。この5名で息つく間もない連瀑帯を攻略するため、BOSSのマネジメント能力が如何なく発揮されてました。

朝、スーパー林道事務所に登山計画書を提出し車両の駐車許可を得、一台を三方岩駐車場に置き、ふくべの大滝駐車場にもう一台駐車し入渓します。天気は青空!一般客が山の装備に身を固めたボク達の姿を見て異様な視線を送りますが、藪に突入し川床に降下します。いかにも白山の沢といった感じで広く荒涼とした光景に感動をおぼえつつ白山の胎内に入っていくんだという実感が湧いてきます。1020mhで左支流にはいります。何だかパッとしない感じがしたけど、密な等高線から分かるように、いきなりV字ゴルジュが始まり、高巻きは許さないといった雰囲気に包まれ圧倒されます。でも今回、心強いメンバーのお蔭で充実した遡行となりました。
 
 ふくべの大滝駐車場にて、ここから出発。   観光客の目の前を照れながら、いきなり藪に突入し降下

 
 荒々しい風情、やっぱし谷のスケールが違うなぁ       支流に入り振り返る。ここからが本番!


 F1   8m 逃げ場は無いので登るしかない。登攀力が試される。右のルンゼ登って流芯に入る。ハーケンやカム、アブミ等

 
 F1でカミさんをビレー。やっぱし最初の滝は緊張する…。    F2でBOSSをビレー。アンカーもテキパキとって恥ずかしいところ見せないようにしなくっちゃね!


 F2   6m+6mの2段  今回の溯行ではずーっとロープ出しっぱなしでした。ヘロヘロ…


 F3  二段ひょんぐり滝様。奥にある二段目が難しい。

 
 F3二段目は滝の左のクラック沿いに登る。    クラックは手掛かり少なくハーケン連打とカム使用

 
 F3上段は特に難しくは無い。 カミさんも笑顔である。    登攀中のボク。カミさん撮ってくれた唯一のまともな写真


 F4 フリーで登ったと思う。あまり印象に残っていない。


 F5 出だしは腕力で!流芯の右側を登る。 連瀑の谷だなこりゃ・・・応接に忙しい。


 F6 手掛かりが少ないが、フリクション効かせムーブで登る。総じて逆相の岩質が多かった。

 
 F6上部は乾いたフェースを登る。    フィックスロープでルート工作する事も。


 F7 此処は左の大きなクラックを斜上する。なかなか気持ちイイ。


 F7を登るカミさん! カッパ着込み登り続けた沢だった。カミさん沢の感覚が蘇ったか!?
 F7を越えようやく暗く寒いゴルジュから抜け出すと日差しの当たる陽気な沢に変わる。ここで昼食タイム!有る事情によりここでビールを1本皆で回し飲み…。そう岩角に当てて漏れてしまったのだ…残念。貴重な貴重な燃料がぁ~。


 F8 8m+8mの2段 下段は水流を潜り、右を登る気の抜けない登りだ。ハーケン様さま・・・カム様さま・・・。遠くで眺めると難しそうに見えるが、取り付いてみると案外行けそうな気分になっちゃう。ような…

 
 F8一段目核心を抜け一息つくカミさん。   F8二段目はボロボロ壁でヤバそう。左岸を高巻く…。

 
 F8二段目上から見下ろす。此処は右壁を登れたか!?どうだか!?    高巻いた後、懸垂降下する。


 F9 今回のハイライト 最大の2段40mの大滝。登れそうにも無いと思ったが、近づいてみると礫岩だし行けるかもと判断し登った。ハーケンも良く効いた。核心部はビビらない様、後ろを、下を見下ろさず懸命に登った。登り切った後の感動はとてつもなく大きかった。これぞ沢登りの醍醐味といったところか。
 一段目下段フェースはフリクション効かせ登れるが、中段はハング気味で堅固な支点をとり攻める!腕力も必要だけどルートの見極めムーブが大事であった。そして上段は徐々に傾斜は緩くなるが気が抜けない緊張の連続だった。ホールド、スタンスいずれも細かく慎重に登る。一番のポイントは下を見て高さにビビらないようにすることかな。

 
 信頼できるビレーヤー居てこそ安心して登攀出来る。    余韻もさておき先に進む。16:32


 F10 2条7mを越える。もうそろそろイイ時間になって来た。

 
 F10は左のクラックを登る。カミさんガンバ!    F10越えて暫くすると唯一のビパークサイトが有った。薪も豊富

 
 今日のメンバーと火を囲み一杯といく。    酒はこのほかにふんだんに担ぎ上げた。(登っている途中岩角に当ててビール一本、缶に穴を開けたので皆で回し飲み)

 
 酒は有る。話す事もいっぱい有る。焚火で心身が温まる。     朝、最高のビパークサイトを後にする。大雨降ったら鉄砲水でやられるけどね。


 F11 ビパークサイトから眺められた形の良い滝。


 F12 そろそろ終盤・・・水量はドンドン少なくなってきた。


 F13 最後まで形の良い滝が出迎えてくれる。ゴルジュの中に無くても立派な滝が終盤続きました。


 F13を登りながら振り返ると白山の姿を拝む事が出来た。

 
 ヤッター!登山道にデタ―!後は楽チン楽チンで山頂を目指す。    カミさんと記念撮影。いつもこんなボクに付き合ってくれて有難う!!。


 三方岩岳で皆で記念撮影!高いところが大好き!

今回の山行は息つく間も無く、滝が出てくる谷だった。いかにも蛇谷の支流の谷といった感じで、白山の奥の深さ、豊かさを感じずには居られなかった。それと同時にそんな自然に対峙する事が出来、益々白山が大好きになった。白山スーパー林道に訪れる観光客がいっぱい居たが、ここに道を切り拓き一般の人々がその雄大な自然やその造形を楽しむ事が出来るが、そこから奥にそして更に奥に入っていくと、もっと素晴らしい感動の光景が広がる。こんな体験が出来る沢登りって本当に最高!だ。
今回のメンバーに本当に感謝です。 
そして両親には、ボク達が山で遊んでいる間、子供の世話をしてくれて本当に有難う!皆に感謝!!
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

家族登山 源次郎7歳、白山7回目

2014年09月07日 | 家族登山

 白山山頂で記念撮影!今日はラブリー牧場の牧場主Mさんの息子さんも一緒です。

今日は毎年恒例の白山家族登山!
源次郎はこの世に生を受けて1歳から今回の7歳まで毎年欠かさず白山詣をしています。よって、今年は源次郎は7回目の白山登山になります。1歳の頃はほとんどボクが担いで弥陀ヶ原や室堂、山頂周辺などを歩く程度だった源次郎は昨年から全て自らの足で登り切る事ができ、年々その成長ぶりがこの白山を舞台にして分かります。云わば、白山は源次郎の成長の度合いのスケールであろうか。

 
 今日は市ノ瀬⇔別当出合間のシャトルバス運行してませんでした。       朝まで雨降ってたけど天気は晴れ!

 
 雨のお蔭で涼しく登れました。        水も冷たく顔を洗ったりと、飽きさせないように登らないとね

今回は、ボクの近所にあるラブリー牧場のオーナーMさんの息子さんが高校山岳部に入部したとの事で、ボク達家族と一緒に行ってきました。ボク達は源次郎ペースでゆっくり登り、待っててもらう形となりましたが、好天のもと一緒に山頂に立てました。(彼は3日前に白山に登ったのですが悪天だったらしく、本日の天気に満足してくれたようです)

 
 延命水も飲んで・・・帰り祖父母の為に源次郎ボトルに詰めました。     弥陀ヶ原は初秋の風情が漂ってきました

 
 山頂まであと少し、広大な景色を見下ろし感動していたかどうだか!?    やっぱし山頂祠で参詣です。

 コレも恒例だね

一緒に室堂で昼飯食って、そして下山となりました。帰りは総湯で汗を流し、勝山に帰りました。
牧場主のMさんからは牧場で作っているソーセージなど色々頂きました。御馳走様です。
今度は、小学校の学年行事で牧場で乳搾りやバター作りに挑戦です。その時はまたよろしくお願いします!


 いつまでボク達と山に登ってくれるかな。

今日の源次郎ははじめ、ウダウダ(山頂まであと何キロ?、疲れた・・・等、辛気臭い事)言ってましたが、徐々にエンジンがかかってくると元気になり、最後は笑顔で山頂を踏む事が出来ました。昨年は白山で泊って(ビパークだけど)1泊2日で歩き通しましたが、今回は日帰りで歩き通す事が出来、まだ余裕の様相でしたが、今年の4月に小学校に入学し徐々に体力や根性がついてきたんだなと実感できました。
子供と一緒に登る山はいろいろ大変だけど、一緒に目的を達成できた時の感動は大きいです。そして成長を感じる事が出来、この感動もイイもんだなぁと実感しました。
でも、いつまでボク達と登ってくれるかなぁ・・・。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする