山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

雨が降ったけどやっぱし楽しい山スキー

2010年02月28日 | 山スキー!H22
 今日の山行を共にした福井山岳会の楽しいメンバー (随時山岳会会員を募集中ですょ!ヤル気のある愉快な仲間!求む)

 三ヶ辻山の山頂で記念撮影!お疲れさん~視界が悪いし寒いので下りよ~!O橋さんのビンディングは唯一懐かしの「404」だよ!質実剛健

今日(2/28日曜日)は天気予報のとおり雨が降りましたが、せっかくの休日!山に行かなきゃバチが当たるということで、いつもの福井山岳会のメンバーで行ってきました。
行き場所を思案する先週、金沢のネーちゃんから「人形山に行こうじ」と言われ、そこに決定!でもボクは過去(6年ほど前)にK尾さんやカミさんと行ったこと有るし、以前、芦倉山から登って最後の登りで時間切れ撤退した「三ヶ辻山」に行こうと目論んでいました。(ごめんなさい)
 
 出発したところのようす。雨からミゾレに変わってきたような・・・ 何故か皆テンション高い♪        山根山荘!1年ぶりに来たけど相変わらず不気味な雰囲気!!でも一度泊まってみたいような・・・

朝3時起床し、丸岡ICに集合です。その間も豪雨の中ワイパー全速力で動かし続け、今日は山スキー中止かな!?と気弱な事を考えていましたが、ICに到着すると皆到着済み!山岳会のみんなならご存知のとおり、どんな気象条件でも行くという雰囲気!そして岳連で西穂高岳に雪稜トレに行くはずだったO橋さんも、それが中止になり急遽合流し、7人の大所帯で出発!(4:00)ん!?K尾さんの車にナビが付いている。あり得ない!凄い進化だ!!
6時前に田向の人形山登山口手前の駐車場着。雨が止まないので暫し仮眠のついでに出発を待つ。雨が弱まる気配が無いし待っててもしょうがない。雨の中準備を済ませ6:30出発!
林道を歩き始めると、大粒のミゾレに変わり、ザックから全身に至るまでずぶ濡れになる。手袋もべとべとに濡れ、絞ると水が滴る。誰かの手袋からは茶色い汁が滴る。手袋ちゃんと洗っているのだろうか!?
林道をショートカットし尾根をグイグイ登り、山根山荘に8:30着。ここからは直接尾根伝いに登る。山岳会のメンバー坪ちゃんに先頭を歩いてもらう。ラッセルも踝程度で快適!でもミゾレ+雨の中を進んできたのでシールはベチョベチョで団子が発生!重い足かせを付け皆黙々歩く。徐々に薄日が差しこめK尾さんが呪文のように唱えていた「9時になったら晴れる」という予言?天気予報が当たる。やったね!この尾根は単純だし難無く宮屋敷に11:30到着!でもこれから行く方向には濃いガスが立ち込め分かりづらい。いつ来てもこの辺りはガスってて視界が悪い。雪面の境が分からず上下左右の感覚が麻痺してしまい、進むのが困難だけど、地図で方向を確認し進む。暫くすると奥勘場から来たと思われるトレールが人形山への尾根に続いている。このトレールを頂きながら、地形図で確認しながら進む。アップダウンのある尾根で雪屁が分かりづらい。そしてメンバーも7人と足並みがなかなか揃わないが、濃いガスの中メンバーを確認しながら進む。人形山~三ヶ辻山のJPに到着。ここでルートを喪失しないように赤旗を立て、左に進路をとる。雪屁との境界線が分からずひやっとするところもあり、クラストしたいやらしい登りを登っていると、ガスで視界の悪い中、正面からいきなり2人のスキーヤーが滑り下りてきた。後で知ったが富山の「山スキー小僧」さん2名だった。それにしてもビックリした~!!。トレールのお礼を言って別れる。そして12:55全員三ヶ辻山に到着!ヤッタネ。寒いし何も見えないので早く滑ろう!でも宮屋敷までトレールを辿りながらアップダウンをシールで進む。
 
 K尾さんの言うとおり!天気は快方傾向かな!?          頑張れ坪ちゃん!福井山岳会期待のエース!?

 
 宮屋敷に到着だよ!(昨年来た時よりも雪の量は少ない。雨のせいかな?)      三ヶ辻山へ向けてホワイトアウトの中進む!(K尾さん、ネーちゃん)

濃いガスの中、登りのトレールを辿りながら宮屋敷に到着(13:50)ここでいつものやうに穴を掘ってテーブル作って待望の昼食を食べる。旨い!!食事も終わり滑る準備にさしかかると、南西の方向に人形山が見える。あぁ感動!昔来た時の記憶が蘇る。
        
 12:55三ヶ辻山山頂に到着!新雪で山頂はイイ雰囲気。でも視界ゼロ    山頂から宮屋敷に戻り、時間を忘れて遅い昼食!ラーメン食べまっし!

そして一気に滑りこむ!(14:55)この斜面に単独行らしきシュプールが刻まれている。誰だろう・・・(後に分かったんだけどYASUHIROさんでした。大滝山から周回したらしいです。凄いな~)ボク達も縦横無尽に滑りまくり、超重いパウダーを堪能しました。終始ボーゲンで滑っていたのは誰だ~!?。緩い傾斜に一応パウダー(かなり湿雪)でテレマークターンを心地良く刻みながら、杉林の中も果敢に攻め山根山荘到着!またここからも林道に一旦出てショートカットの斜面を滑りました。途中、雪の着いていないルンゼに坪ちゃん落ちかけ危機一髪といったアクシデントも有ったけど、最後まで楽しく滑れました。そして17:25駐車地点に到着!
 
 さて滑りまっし~ま~!!                  なかなか滑りやすく気持ちイイ。(ベチャ雪だけどね)

 
 今日頑張って良かったな~!                最後はデブリの堆積した林道を黙々歩くのみ。

今回の山行くは福井山岳会のメンバー7名の大所帯でしたが、皆でワイワイ楽しく登れ、しかも山スキーを始めた新メンバーを数人含め、いろんな意味で勉強になった山行となりました。こうやって山岳会の仲間で登る山も楽しいね!
やっぱしいつになっても山登りは青春だね!(今日も山に登る事が出来ました。カミさんをはじめ皆に感謝!!)
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妙法山パウダー!

2010年02月20日 | 山スキー!H22
今日は、福井山岳会のメンバーで山スキーに行ってきました。天気予報では、日曜日は快晴になるとの報を得、ならば回復傾向にある天候の元、山に行けばパウダーを滑れるんじゃないかな!?と期待し行ってきました。今日の山はやっぱし白山系の「妙法山」です。
朝、3時に起床し眠い目を擦りながら丸岡ICに向かいます。家の周りは新雪が10センチほど積もっていて、3日前から降り続くこの雪に期待を馳せ雪道をぶっ飛ばします。
今日のメンバーは敏さん、カミさん、ボクの3人パーティー!このところ仕事が忙しく!?あまり眠って無いのか運転中、一瞬意識が遠のきます。カミさんがそれを制止し、無事高速を降りて(仮眠を少しばかりとらせてもらいました)野谷橋の駐車地点に到着です。ここからのスタートは以前、間名古の頭に行って以来です。
6:40出発!最初の林道は一部、デブリの堆積によりいやらしいところも有ったけど、難なくクルミ谷林道に入ります。
 
 林道を歩く。下の荒谷に落ちそう・・・             ラッセルの後を追うカミさん。まだまだ余裕の表情!?

雪が深々と降る中、気持ちよく歩みを進めます。暫くしてくるみ谷右岸の尾根に取り付きます。尾根に取り付くと一気に積雪は強くなり、傾斜も強いためか中々厳しい。そして傾斜も緩みだすと次は、物凄い積雪に足をとらわれ一気にペースダウン。楢林、ブナ林と尾根の雰囲気は抜群なんだけど、雪の量が多すぎてラッセルが厳しい。
普通に登って膝上から太ももの積雪。急斜面を登ろうものなら腰から胸まである積雪!それも乾いたパウダー!!。これには疲れ果てました。
ボクの板は一応セミファットと言われる板なんだけど、全然歯が立たない。こういう雪にはYASUHIROさん達が使うポントゥーンという超ファットな板がイイんだろうね!カミさんや敏さんの板は一世代前の細い板。試しに少しラッセルをしてもらったんだけど、まったくダメでした。
でも、雪のせいにして敗退は情けない。頑張らなくっちゃネ!黙々とラッセルです。途中、ボクの背後にムササビが木から木へと飛んで行くのをとカミさんが目撃!かわいかったらしい。
所々急斜面も有り、しかも無木立のところでラッセルしているとき、「ピシッ」と雪面に亀裂が入り表層雪崩が起きそうな時を何度も体験した。(下部のクラスト上に新雪が50センチくらい積もっていた)かなり冷や汗をかいた。しかも視界は悪いので何だかやる気が無くなるけど、後ろから追従するメンバーに「なんとか行けそうやと思う」といい加減なことを言って先を進む。少しでもガスが晴れたら進路の状況が分かって安心できるのにな~。
 
 一瞬晴れ間も見せるけど今日は一日中吹雪の中でした。               県境尾根に出て記念撮影。きょうも完全燃焼!

標高1550m~1650mのいやらしい急勾配無木立を過ぎると一気に平坦になる。しばらく進むとココが白山の北縦走路(石川~富山の県境)に着いた事がわかる。ここで12:10視界も悪く、吹雪いているので、ラッセルしたトレールも消えてしまうだろうし、このまま南西に進み妙法山に行くのは危険と判断し、ここでシールを剥がして滑り下りる事にする。(ちょっと情けないけど、山頂は次回にとっておこうね・・・)
視界の悪い中、雪崩に気を付けながら滑る。雪が多すぎて滑らない。上部はあまり楽しめないけど、樹林帯に入ると一気に楽しいゲレンデとなる。あまりにもパウダーが深すぎてボクの板では浮力が働かず微妙なターンをせざるを得ない。もちろんそれより細い板ならなおさら。みんな悶々としながら新雪を滑る。でも、傾斜が有るので顔面スプレーで楽しい。
 
 雪が降りすぎてなかなか進まないカミさん。                 急斜面ならパウダーイイ感じ!敏さん

 
 ブナ林パウダー!最高!!                          やっぱし吹雪の中でもラーメンを食べるよ!(ビールも)

途中、風雪を凌ぐ縦穴を掘ってここで昼食!疲れた体にビールは最高!五臓六腑に滲み渡る。寒くてもビールは超ウマイ!(酒を飲んだ人は運転してないよ)
そして再び滑り下りる。積雪量も減りだすに従い激パウダーの中を思い思いのシュプールを刻む事が出来る。嗚呼最高!!今期最高のパウダーじゃないかな。そして林道に飛び出る。パウダーと格闘していた為か長い時間滑っていたような感じがする。
最後は林道をぶっ飛ばし駐車地点に到着しました。(15:00)
 
 敏さんカッコいいね! やっぱし新雪最高!サイコー!

 
 腰パウダー!の敏さん                             カミさんもそれなりにパウダーを滑ってるね!


 またまたカミさん!スプレー巻き上げてます!今日の雪は軽くてイイ感じでした。


今日の山行は予想以上の新雪に阻まれ山頂手前で引き返す事となり、次回に持ち越す事となった。でも、この激ラッセルを頑張ったという充実感でいっぱいとなりました。雪って色んな姿に変身するんだけど、今回はこの新雪のお陰でこんなにも楽しく、厳しい思いが出来、とても幸せ。今日も青春出来ました。
やっぱし山登りは青春だね~!山の神様今日もボク達を遊ばせてくれてありがと~!
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スキー大回転競技!

2010年02月16日 | 山スキー!H22
今日は、スキージャム勝山において「第35回 全国郵政スキー大会」が行われました。
なんでも、全国の郵便局職員が集まり年一回その実力を競う歴史のある大会だとか。カミさんが出場依頼を受けた時に、「ボクも出場出来るんですか!?」と主催関係役員に伺ったところ、「何とかしてあげよう」と言われ、本日行ってきました。
 
 リフトに乗ってコースを見たところ                 ゴール地点の様子!

カミさんの局からは、カミさん、H川さんが出場します。今朝、その二人と、源次郎、ばぁちゃんの5人でスキージャムに向かいます。行ってビックリ!家庭的な雰囲気の元、楽しく競う大会だと思っていたけど、会場の設営等、福井県や、勝山市のスキー連盟の役員が従事するのを見て物凄く本格的な大会だとビビった。北は北海道から南は九州まで大勢の郵便局局員が集まっていました。バラエティーサイトの中腹部から、センター前までゲレンデの半分を貸し切っての大会です。
しかも、スキーの大好きな勝山市長までもが前走で滑走したりと、大会の規模の凄さが良く分かりました。
受付の時に、ゼッケンやパンフレット等を貰う際、大会役員の方から、ゼッケンを貰い「出場は無理だけど、後走にお願いします」と言われ、大会のシメという重役を担うことになりました。ヤッタネ!!
足慣らしの滑りを済ませ、スタートを待つ大勢の選手の中、最後を待ちますが、やっぱし全国規模の大会らしく、ピチピチの全身タイツでヘルメット被った人が多い。それに混じって普通のゲレンデスキーヤーの格好をしている人も居る。スタートの合図で果敢に攻めまくる人もいれば、カリカリに凍った斜面にボーゲンで滑る人も居たりと面白い。
カミさんとH川さんは唯一「山スキー屋」の井出達で、凄い選手の中に混じって果敢に滑っていました。(H川さんは女子B組で3位入賞しました。おめでとうございます!)
 スタートを待つカミさん!山屋さんの格好で挑戦!

待つ間、知り合いの役員の方や、T波郵便局の局長をはじめ他の選手達と楽しく時間をつぶし百数十人くらいの選手が滑り終わった後、最後にボクの出番となりました。
電子音の号砲が鳴りスタート!やはり硫酸アンモニウムで氷化した斜面を果敢に「テレマークスタイル」で滑る。先月の市民スキー大会に比べコースは難しく、スピードも良く出て距離も長い。昔々、競技スキーをやっていた時を思い出した。ポールを掠め、又は弾きながら楽しく滑降する。そして大勢の選手等が見守る中ゴール!後走がテレマークで滑ってきた事に一種微妙なムードに包まれ、場違いの様な気がしましたが、みんなからテレマークで滑った事を称賛!?してくれホッっとしました。
このような由緒ある全国規模の大会で滑走でき、大会関係者の方にこの場を借りてお礼申し上げます。スノーボードの流行るこのご時世、やっぱしスキーそれも大回転の競技は迫力が有り見ていてゾクゾクするものがあります。やっぱウインタースポーツはスキーが一番だね!(もちろん山スキーが一番!)

大会閉会式の後は源次郎を抱っこして滑り、ご飯食べてビール飲んだ後は爆睡した源次郎をばぁちゃんに任せ皆でゲレンデでスキーを楽しみました。(ばぁちゃんありがとう)カミさんとスキー場で一緒に滑るのは何年振りだろうか。いつも山スキーでしか一緒に滑っていないので久しぶりのゲレンデとなりました。

今、バンクーバーオリンピックが開催されているけど、日本選手団には日本国の名誉にかけて是非ともメダルを獲得してもらいたいネ。
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大日岳なかなかイイ感じ!

2010年02月13日 | 山スキー!H22
今日は福井山岳会のK尾さんと一緒に岐阜大日岳に行ってきました。本当は違うところに行く予定でしたが、金沢のネーちゃんが風邪でお休みなので、そのとっておきのところは次回ってことになりました。
大日岳というと、ダイナランドや高鷲スノーパークの最終リフトを下りて直ぐ登れる楽チンな山だけど、ボク達の登ったコースは、
大日岳の南に位置する大洞という集落からです。ここを朝6:50に出発し、暫くは林道を歩き、標高800mのヘアピンカーブのところから、大洞川と小洞川の間の尾根に取り付き登りました。なかなか良いコースでしたよ。
 
 登りの尾根も標高が上がるにつれ、だんだんと快適になってくるよ!

傾斜の緩い幅広尾根を登ること、標高1000mを過ぎだすと、煩い杉の植林地帯も無くなり、小楢などの広葉樹の茂る快適な尾根に変わりだします。今日は雪が締まっていたのでカシャカシャ登ります。標高1523mの小ピークを過ぎると主稜線への最後の登りです。なかなか急な登りで、先日の雨なのか稜線からのでかい雪屁が落ちており、雪面が氷のように固くなっています。そこをトラバースしたところ、グリップが効かず冷や汗。K尾さんは少し滑落し足を打撲。ストックに付いているピックのお陰で命拾い!微妙なスタンスでスキーを外しザックに付け、氷のような斜面にステップを刻みながら元に戻る。
 
 左が大日岳だよ。右が今日の核心部の登りが有ったピーク。        その核心部の登りを失敗し、別の斜面をトラーバースして登る

このトラバースはヤバいので、すこし遠回りして日射で雪の緩んだ斜面を登る。そして稜線着。稜線もカリカリに凍っているが、傾斜はさほどでないのでそのまま登り11:00山頂着!ヤッタネ。昨年秋に沢登りで前谷川を溯行して以来。大日如来は雪の下に埋まっている。
早速、氷のような雪面を掘っていつものラーメンタイム!
 登ってきた尾根を見下ろす。

 
 記念撮影です。おつかれさま!!                山頂は寒いのでラーメンで体を温めるよ~!

昼飯を食べていると段々と雲行きが怪しくなり少し吹雪いてきたので滑り下りる。11:40
カリカリの斜面で滑りにくい。でもこれが山ってもんだね~。南尾根に出ると雪は程良い感じになってくる。がまだまだ固い。
暫くすると小洞川の源頭が見え出す。幅広いすり鉢状の斜面で快適に滑る事が出来る。雪も程良く緩み快感。木々の間をすり抜け滑る。徐々に谷は狭くなるがそれでも谷は雪に埋まり快適!所々水流が覗く穴もあるが、それをかわしながら滑る!やっぱし谷を滑るのは面白い!一応ザイル持ってきたけど使わなかった。標高770m付近に来ると堰堤が見え出し、左岸に林道が見えそこを滑り一気に集落まで滑りこんだ。
ここから車を駐車した大洞まで暫く歩き13:40到着。ふぅ~お疲れ様!
 
 尾根滑り!                             小洞川の源頭付近の広い谷を滑る!

 
 やっぱし谷を滑るのは楽しいね~                 落とし穴に注意だよ!流され出てこれなくなっちゃうよ~

このコースは3年程前から行きたいなと思っていたけど、雪が少なく今日までとっておきました。そして今日、予想通り!?予想外に楽しく充実した滑りを堪能できました。登りの尾根は傾斜が緩く激パウダー時は厳しい滑りが予想されるけど、雪質の状況をみて行くと意外に楽しいんじゃないかな?
とにかく、今日も山で遊ばせてもらい感謝!!
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大笠山で白山の懐に抱かれた

2010年02月07日 | 山スキー!H22

 登りの尾根から仰いだ大笠山!帰る頃になってやって姿を現してくれた。

今日の山行はYASUHIROさんと名人とで行ってきました。
この山はとても思い入れのある山で、白山系の中でも好きな山です!過去に沢登りで瀬波川チョーゲージ沢で、登山道で行ったくらいで、この厳冬期に登れるとは思ってもいませんでした。YASUHIROさんに聞いた時、この時期、このコースで行けるんかな!?と思ってしまいましたが、素晴らしいメンバーに恵まれ、山頂を踏む事が出来ました。
今日の天気はかなり大荒れで、超強力な寒波で全国的に被害が出たらしいです。そんな中、山に登ってきました。その中で目標を決めたら這ってでも行ってやる!といった気概を持つことの意味を二人から教わりました。

土曜日、自宅の除雪を一通り済ませ、ストーブの薪を小屋から運んできたりして、大荒れの土日を家族が過ごせるように準備して出発です。高速道路は風雪が強く、風に煽られながら一路、五箇山IC目指します。国道から境川へとであい橋を渡ると直ぐに除雪終了。明日はココからスタートということだ。近くに車を停め(17:00)、後から来るメンバーの為に、車で除雪する(タイヤで踏む程度)。そして山の準備をしながら小説を読みながらビール飲んで待つ。18時になると名人が到着。パジェロで宴会しながらYASUHIROさんを待つ。暫くすると全員がそろい、YASUHIROさんの車に宴会場を移しビール一気飲み!その間も外は風雪の嵐!明日は3時発ということなので、ちょっと飲み足りないが別れ寝袋にくるまる。

朝2時起床。外はまだ雪が降りまくっている。おにぎり喰ってヘッデン点して出発だ!3:00発
境川ダムまで雪崩に気をつけながら延々と道をラッセルする。途中、1.4kmの打越トンネルも通り、ダムサイト到着!雪に覆われた開津橋を渡り、開津谷と大畠谷の間の尾根に取り付く。いきなり急登が続くが、このメンバーならどぉって事ないだろうね。それからも延々と登りが続き、しかもラッセル、そして吹雪で寒く、ヘッデンでの登高なので現在位置を把握しながら登る。さらに尾根が複雑でアップダウンがあるので、帰路を考え効率よく進む。それにしても風雪が強い。天気予報では回復傾向にあるらしいのだが、その兆しは皆無。不安が募るもYASUHIROさんのモチベーションは高い。這ってでも山頂に行く!と言っている。弱気な自分が情けない。
黒池に到着。今度は水を湛えた時に来てみたい。(7:25)この頃には周りは明るくなってくるが、それにしても風雪が強い。YASUHIROさんの指示のもとコースをとりながら進む。
 
 雪崩の恐怖に苛まれながら進む!                仙人岩をトラバース!このコース取り正解!!

 
山頂へ向け氷化した斜面を登る(写真:YASUHIROさん)   山頂はもうすぐ!ファイト!(写真:名人)

今日の核心部の仙人岩をどうやって越すか!これは上手い読図で左から巻きこむようにトラバースして尾根を登り県境稜線に出た。8mm×40mザイルは使わずじまいだが、このコース取りは的確だった。雪の状態はガスで見渡せないが不安定な状態だったが、その微妙なラインは経験がモノを言う。
県境尾根に出ても相変わらず風雪の勢いは変わらず、山頂はもちろん30m先の雪屁も見えない。地形図で方向を確認しながら微妙なアップダウンを地形図におとしながら進む。高度計でも地形図でも最後の登りだということが分かる。カリカリの氷化した斜面を登り、平坦を南に進むと見覚えのある標柱が立っている。エビの尻尾に覆われたそれを確認すると「大笠山」と刻まれていた。ヤッタネ!みんなと握手を交わす。感動!!簡単な食事を摂ろうとするが、おにぎりがカチコチに凍っていた。そしてシール剥がしてGO!(11:10山頂着~11:40山頂発)
 
 頂上までまだまだ・・・ガス晴れてほしいな~              山頂で記念撮影!ヤッタネ!!

 
 帰る準備にさしかかると青空が・・・             帰りの尾根(県境尾根)真っ白な尾根!

 
 山頂直下の尾根!モンスターやらエビの尻尾やらいっぱい居た。        瀬波川です。

 
 最高の滑りを堪能できた!場所は山頂下の尾根 (写真:YASUHIROさん)

 県境尾根パウダー(写真:名人)

 
 パウダーでお腹いっぱい!!(写真:名人)

やはり天気予報通りで山頂に居る間徐々に青空が見えてきた。そして雲の切れ間から他の山々が見えてきた。それは一気に晴れ渡り、登りの尾根もはっきり見える!一気に滑りこむ。先日買ったテレマークの靴もとても良く、滑りやすく意図する方向へ進ませてくれる。買って良かった!
途中の登り返しを嫌い、大畠谷の方向へ進み登りのトレールに接続する。雪崩の危険を孕んだ斜面を一気に滑って振り返ると、笠を広げたやうな美しい山頂が見える。艶やかな真っ白なシーツの上には風が刻んだ模様が一面に広がり、雪をかぶった木々が輝いている。こういった光景との出会いがあるから山登りはやめられない。写真じゃなく、実際を眼で見るのが大切なのだ!写真には無いものがそこにあるはず。
この後は、雪に覆い隠された朝のトレールの雰囲気を辿りながらアップダウンのある尾根を、滑った。もちろん雪質も最高でスプレーを巻き上げながら滑った。
ダムに出た後も、もと来たコースを辿り、トンネルを潜って車の元へ(15:30着)
 
 大畠谷のようす。良さげだけどこの後、大滝が・・・             県境尾根をバックに登り返す名人

 
 激パウダーを楽しむYASUHIROさん     境川ダムが見えてきた!

 
 開津橋を渡る。横にそれたらダムに落ちるよ。              打越トンネルのようす。

今日のコースは厳冬期日帰りという厳ししい山行であり、大笠山のこの記録はおそらく無いと思う。当初地形図を広げイメージすると、痩せ尾根や雪崩の巣通過など無理かなと思っていたボクだったけど、それは机上登山であって、実際に行ってみないと分からないし、その原動力となる熱い情熱がなければいけないんだと思った。YASUHIROさんや名人のようにボクもいつまでも青春していたいな~と強く感じました。今日も白山に抱かれ幸せな気持ちになりました。ありがとうございました!そしてヤッタネ!

最後に、YASUHIROさんや名人は、超幅広のポントゥーンで登り、ボクのテレ板はスヌープダディーというミッドファットの板で登りました。お陰で二人の後を歩くと超快適なトレールを進む事が出来ましたが、ボクがラッセルした後は、その轍が細く申し訳ない気持ちでいっぱいでした。
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兼用靴更新!

2010年02月03日 | 山の道具たち
最近、ある雑誌に寄稿した原稿料が思いのほか入ったので思い切って買い物をしました。(副業に値する可能性があるため、職場の許可取得済み!)
で、テレマークブーツを更新しました。これまで使っていたスカルパのT2がもう10年を経過したので、新しく同社のT2Xを購入しました。
デザインもカッコ良く、軽量なところも気にいってます。以前は2バックルに対し今回は3バックルでガッチリ固定してくれ剛性も高い感じです。

これまで、ATスキーのブーツは、スカルパ デナリ→スカルパ ティタン→ディナフィット→スカルパ マトリクスと履いてきましたが、ボクの足型はスカルパが向いているような気がします。だから迷うことなく今回も「スカルパ」を購入しました。
でも、靴を買う時はほとんどが通販なので、サーモインナーの成形は近くのショップでせざるを得ず、以前、一回8000円程請求されたこともあったので、今回は自分でやってみようと思い、山スキーの名人(F澤さん)にご教授を仰いだところ、いろいろ教えてくれました。
よっしゃ!今回は自分でやってみっか~!(失敗しても何回かチャレンジできるしね!)

左が新しい靴(T2X)で右がT2です。2000年に購入したのでもう10年経過したよ。まだ一応使えそうな雰囲気だけど、山でぶっ壊れる前に更新しました。
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クロカンに挑戦!

2010年02月01日 | インポート
今日は職場の先輩に誘われ、同僚、後輩とともにクロスカントリーに行ってきました。
場所は勝山市の長尾山公園です。ここには県立恐竜博物館が有り、この山の中にクロスカントリーのコースが巡らされています。一周2.5kmと短いですが、初心者のボクとしては結構楽しめました。
 
 これがボクのスキー一式!(妹のお下がりだけどね!)           レンタルハウス前で!板が物凄く軽いのでビックリ!

妹が高校時代にクロスカントリーをやってて、色んな大会に出ていたらしいのですが、ボクにはあまり興味が無く、そういえば車庫の2階にスキー一式が有ったはずと探すと、埃を被ったそれを発見!それを携え出発する。続々と皆が集まりだし、何故か大半がマイ板やストックを持っていてビックリ!超マイナーなスポーツと思いきやビックリした~!中には持っていない者もいたが、一式を1時間2~300円程度でレンタル出来るのでさすが勝山市!
先輩にグリップワックスの塗り方を教えてもらいネチャネチャの接着剤みたいなやつを板の中央付近に塗って均して乾かす。
そして出発!何とか行けるだろうと軽い気持ちでかっ飛ばす!?が、アップダウンのあるコースで、下りではかなりスピードが出て轍から脱線して雪の壁に激突したり、思いっきり尻もちついたりと、思ってた以上に難しかった。平地は何とかストック、足のキックで進めるが、登りになると後ずさり・・・一生懸命漕いでイイ汗をかきました。(エッジが無いし、靴がフニャフニャなので全然曲がれんかったし、グリップワックスがダメだったのか、進まんかった~)
でも、長尾山内に巡らされたコースは短いけどアップダウンが有って、林の中を駆け巡れる事が出来て中々楽しかった。轍の中に山の小動物の糞が落ちていたけどね。(これが中々良いグリップとなったよ)
 奥越の山を眺めながら轍を進む。


今回体験したクロスカントリーは結局4周しか回らなかったけど中々楽しかった~。もっと練習して坂をグイグイ登れるようになりたいな~。でもこんなふうに整備されたコース他に有るのかな!?そういえば白峰に行く途中に有ったような・・・。
クロカン!イイ感じ!!でも山スキーの方がボクには向いてるネ!また練習すっぞ!
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