山ヤのゲンゴロウ

山登りと自転車、ログハウスなど趣味にいつて

おにやんま君 増殖

2024年05月28日 | DIY
 我が家のデッキテラス上で発艦準備中の「おにやんま君」43機

 
 航空母艦にて出動待機中   家じゅう「おにやんま君」が居ます

毎日コツコツ作り続け、今や大量に増殖したおにやんま君。今まで大量に作り続けてきました。皆から「これ、ちょうだい!」と言われ、プレゼントしてきましたが、あまりにもその要望が多く段々と減ってきたので、再び作り始めました。性格上工作が好きなので、作り始めると細部やディテールとか少しづつ良くなり見栄えも良くなりました。
過去に流行った時はアマゾンなどで入手困難な「市販品のおにやんま君」ですが、今は様々なものが流通しているようです。そしてボクの様にDIYで作っている人も山で見かけます。
このブログを見て、興味を持たれた方は是非とも、ご自身で作ってみては如何でしやうか?
 
 小刀で削り出します    塗装します。

12㎜の角棒を小刀で削り出し、サンドペーパーで角を取り磨きます。その後、「ミッチャクロン」を吹いて塗料を塗る前処理を行います。その後、蛍光(黄色)塗料を全体に渡り塗ります(表面の凸凹も滑らかに成ります)。重ね塗りを要します。その後、黒色の塗料で、おにやんま君の黄色と黒色の模様を付けます(最近老眼が進み眼鏡をかけて塗装)。十分乾かした後、クリア塗装(スプレー缶使用)して十分乾燥させます。
 
 塗装完了!自分のオリジナルの模様を!   羽を切り出し、油性ペンで模様を描きます。

クリア塗装は数回重ね塗りしてやり、塗膜を厚くしてやります(光沢が出るのと、山で使う際にザックや藪などから保護するために)。胴体が出来たら次は羽根を作ります。素材はホームセンターで樹脂板(サンデーPET、変性ポリエチレンテレフタレート、厚み0.5㎜)をカッターで切り抜き、油性ペンで羽根の模様を描きます。

 胴体とオニヤンマ君の眼を取付けます。

胴体が出来たら眼を取付けます。眼は100均ショップで直径12㎜又は10㎜のビーズを調達して、上記同様光沢のある緑色を塗装して、予め胴体に眼の取り付け位置に穴を掘り、接着剤と釘で取り付けます。
 両面テープ(厚)と吊り金具で確実に固定

ザックに取付けるために口元に吊り金具を付けます。次に羽根に両面テープを貼り、糸で釣り下げた際の重心を考慮して吊り金具を胴体にねじ込みます。そして完成!1機辺りに要する製作時間は慣れにもよりますが、そこそこかかりますが、自分のオリジナルおにやんま君を作るとなれば労苦では無いです。多分。
 大日本帝国海軍 航空母艦 艦載機「おにやんま君」発艦準備完了。正面は我が家の麦畑

 
 これからも少しづつ製造します     デッキテラスに吊るした状況

これからの季節、登山中に顔の周りにブンブン煩わしい・・・羽虫
これを撃退せんべく、そして我が家の周りに現れる蠅とかブトとかを近寄らせない様にと、例年より作り続けている「おにやんま君」。
 我が家の猫には効果が無いようです。

現在43機体制で我が家の周りを警戒飛行及び撃墜しています。


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おにやんま君 自作

2021年07月27日 | DIY
忌避スプレーなどの必要が無い、ただ、吊るしておくだけで防虫効果が有ると言われる「おにやんま君(自作)」
一旦作り始めると、面白くて段々増殖してきました。家の玄関前とかに吊るしておくと、防虫効果が有り、網戸を開けておいても虫がやって来ません。(多分)でも猫は入ってきますが。そしてお客さんが来るとビックリ!(30匹吊ってあるので)
そんな、防虫効果のある(多分)おにやんま君を皆に作ってもらおうと思い、作り方を公開します。是非ともやってみては!?

 削り出し、塗装、組み立て等の工程を経て、仕事の合間を見て9匹作るのに1週間ほどかかりました。

それでは製造開始。ちなみに我が家では、このおにやんま君は大日本帝国海軍の空母機動部隊の艦載機に准え呼称、製造しています。
まず、ホームセンターとかに売っている桧(ヒノキ)材12㎜×12㎜の棒材を調達(目の細かい柾材がおススメ)して、約12㎝~10㎝の長さで切断し、鑿と小刀で削り出し、サンドペーパーで研磨し表面を滑らかにします(羽の付ける所は接着しやすくなるよう平面状にしておきます)。そして、眼の固定する場所にΦ1.5㎜の穴を穿ち、その後は塗料の乗りを良くするために、下塗り塗料「ミッチャクロン」を吹きます。
 
 鑿で大雑把に削り出します。    小刀で大体の形を形成します。

 
 サンドペーパーで削り、最後は2000番でツルツルにします     その後はミッチャクロンを吹きます。

これと並行して、眼を作ります。100均ショップで10㎜位のビーズを調達して、ミッチャクロンを吹いた後ラメ入りの緑色を塗ります。穴に爪楊枝を刺して固定して塗り、乾かすと楽です。乾燥した後はクリア塗装をします。
 
 緑色ラメの塗料はホームセンターで購入。直塗り    ラメ入りで本物の目玉の様です。

本体が乾燥したら塗装に入ります。黒地に黄色の縞模様が入るので、黒塗った後に黄色を塗ればよいと思いがちですが、それだと黄色が弱いので、鮮やかな黄色の発色が得られません。よって、試行錯誤した結果、黄色の下地を何度も塗り重ね、その上に黒を塗ることにします。これがとてもイイ感じに本物っぽくなりました。ちなみにオニヤンマの縞模様は6本らしいです。十分に乾燥させた後は、クリアを吹きます。これで艶も出るし耐候性アップ!
 
 爪楊枝に口を刺して(予めΦ1.5の穴を開けておく)おくと塗装と乾燥が楽にできる     19㎜の長さの釘で双方から打ち固定(予め接着剤も入れてから)


 口には木ネジの吊り下げ環を取り付けます。(帽子とかに付けれるように)そして後は翅を付けるのを待つのみ!

次に翅は0.5㎜厚のプラ板で作ります(クリアファイルで作られる方もいますが、プラ板の方がコシが有り光沢も有るので良いと思います)。予め紙に翅の形を書いておき、それを下にして油性ペンで毛描き、カッターで切り出します。その後は翅の模様を油性ペンで描いて翅の出来上がりです。
 
 固いプラ板だと切りにくいので柔らかめの物を。     翅の完成。

翅の取付けですが、トンボの背中に透明タイプの両面テープを貼り、翅を取付けます。(バランスを考えて付けてください)接着したら、吊り下げられるよう、口に付けた木ネジの吊り下げ環を取付けます。この際重要なのは、糸などで吊り下げた場合、あたかも飛んでるように見えるように胴体が水平になるよう重心を考慮するのが大事です。そして、環を取付ける際に、小さなワッシャー(座金)を介して付けると、確実に翅が固定できます。さぁ、これで出来上がり!!

 完成しました。段々とクォリティーが高くなってきました。

 
 おにやんま職人になりました。      我が家の航空母艦にて発艦を待つ「おにやんま君」青い目が隊長機です。

家の玄関先に吊るしてもいいし、ザックとかに付けたり、帽子に付けたりと、羽虫の寄って来そうなシチュエーションで十二分に活用できます。
いかがだったでしょうか!?これを見れば誰でも「おにやんま君」を作ることが出来ると思います。メルカリとか、ヤフオクとかでは、転売ヤ―が本物の「おにやんま君」を高値で販売しているようですが、自分で作れば材料費は1機300円程で済む様に思います。(手間がかかりますが)
インテリアにも良いし、防虫効果も期待できます。是非ともご自身で作ってみてください。
我が家では、プロトタイプを含め、40機以上作り、失敗作や撃墜により、現有数は31機となりました。しかし有事に備え更に生産していく予定。

 我が家の航空母艦と艦載機。このあと出撃しました。


 デッキテラス他、要所に吊るされ「敵機ヲ撃滅セントス」といった状態です。
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BOX JUMPの箱作ってみた

2020年12月18日 | DIY

 仕上がった箱!60㎝、50㎝、40㎝の高さでトレーニングできます。 名前と高さも記入した。

源次郎は陸上部に所属していて、種目はメインが「高跳び」そしてサブが「短距離」ということなので瞬発力や跳躍力を付けるトレーニングは何だろう!?と、陸上のトレーニングについては全く何も知らないボクとしては、何とか親として協力してあげなくては!と思い、ネットで色々調べるとBOX JUMPの事が載っていた。ということで、Amazonとかで調べると、こんな箱が2万円もすることにビックリ!!懐事情の怪しいボクとしては、何とか安く仕上げようと思い、且つただの箱では勿体ないので、使わなくなったら収納箱にもなるようにと作ってみた。材料費は3000円で済みました。
 
 ベニヤ板だけでは強度が出ないので、木材を組んで作ることにした。  いつもの建具職人並みの技術を発揮!!

 
 組み込むことによりジャンプした時の衝撃を緩和、逃がす構造にするために色々考えて骨格を作る。

 
 蝶番を付けて収納箱にもなるように作った。ネットで売ってるのは、ただの箱だけど、ここが腕の見せ所だった。

源次郎のトレーニングの前に、我が家の猫がジャンプ&着地していました。この箱で、冬の間うんと練習して新記録出してくれたらいいなぁ・・・
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Log Splitter

2017年09月29日 | DIY

 はじめて見る人は、この機械が何だか分からないと思います。油圧シリンダーが以前の物よりかなりデカイ!

ついに…というか漸く
Log Splitter いわゆる「薪割り機」を購入しました。
今まで使っていた薪割り機は国産のもので長い間の過酷な使用でフレームが曲がり壊れてしまったので、新たに購入しました。
前の薪割り機は横に据えて割るタイプだったけど、今回のモデルは横や縦に据えて割ることのできるもの。
Made In USAだけあって作りは堅牢(重いけど)そして動力源はMade In Japanの富士重工製。
信頼性は抜群。
 
 パレットの上に置かれ梱包された状態    梱包の養生を解くと出たぁぁ…これぞ男のオモチャ

 
 本体はアメリカ製!作りが頑丈     そしてエンジンは富士重工(今はスバルと呼ぶか…)水平対向ではない

今日は西濃運輸止めで運ばれてきたので(家まで運んでもらうと別途運送賃がかかるので)軽トラで取りに行きました。フォークリフトで積んでもらい、家で梱包を剥がし下しました。エンジンの始動も良好で、作動点検を実施。今度は実際に割ってみます。

それにしても高かったけど納得いくものでした。
牽引用ヒッチカプラーも付いているので車で牽引する事も可能です。
 
 縦に据えた状態。これで重い株も楽に割れるね!     固いケヤキをバンバン割ります!


 高いだけあってどんな物でも真っ二つ!

あぁ…今年こそ山スキーを新調しようと企んでいたんだけど、これで買えなくなるかも!?
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バター作り

2014年10月09日 | DIY

 乳搾りさせてもらった牛クン(雌だね)とても大人しく可愛かったです。

先日の日曜日(10/5)は小学校の学年行事でバター作り体験をしました。
場所は近所にある「ラブリー牧場」
ここは、大学時代からアルバイトで働かせてもらったりと何かとお世話になっている牧場です。ここで飼っている牛は「ジャージ種」という茶色の牛です。ボク達が思い描く牛と言えば白黒の「ホルスタイン種」。そして黒色の「和牛」です。
このジャージ種は日本で飼われている数が圧倒的に少ない希少な牛であり、搾乳された牛乳はとても濃厚で美味しいのです。(値段も高いけどね)そして製品となる牛乳は殺菌方法が低温殺菌なので本来の牛乳の風味が残っており、たんぱく質の熱変性やビタミン類の破壊が無く、乳酸菌など身体に有益な菌類も豊富と謂われています。(低温殺菌とは、60度で30分間加熱殺菌すること。普通の牛乳は120度で2秒の超高温殺菌だそうです)
そんな牛クンの乳を実際に搾り、バターを作ってきました。
 
 仔牛はあたかもバンビ(小鹿)のようで可愛いです。指吸われました。      皆で乳搾り体験!乳首は人間と違い4個

 
 源次郎もたくさん搾ったよ。慣れてくると面白いほど出てきます。     生乳から作られた生クリームをシェイクする子供達。

朝、牧場に集合し、牧場のお兄さんに説明を受けます。この日は雨だったので本来は放牧地の屋外でやる予定でしたが、今回は屋内での体験でした。
1ヶ月前に生まれた仔牛に乳やりを体験し、牛舎にGOです。ここで牛の体、牛乳の出来るメカニズムを習い、実際に搾ります。コップを渡されここに搾った生乳を入れます。牛の体温は約38.5度と人間より温かいので、搾った生乳は生暖かく何だか不思議な感じ。慣れてくると勢い良く出せて、コップ一杯!
この生暖かい生乳を一気に飲み干したいところだけど、保健所に禁止されているとのこと、そして腹を下すとの事です・・・。でも、ボクの性格を知っている人はこの後どうなったか分かるところでしょう。
最初は牛を怖がっていた子供達も乳絞りが楽しくで、「次ボク!」「もっと搾らせて!」と牛に戯れていました。
給食で飲むビン牛乳はこうやって牛一頭一頭から貰えるんだねと感謝しているようでした。
ちなみにジャージ種は一日に2回搾っていて、20リットル/日も出るらしいです。凄い!!
 
 シェイクし続けると黄色いモノが出現します。     その瓶の中の白いものを飲むと・・・

 
 バターが出てきた!!コレに塩を混ぜてスプーンで捏ねるとバターの出来上がり!    パンに塗って美味しく頂きました!とっても美味しかった!!

この後は、部屋に入り、瓶を渡されます。この中には牧場の牛たちの生乳から出来た「生クリーム」が入っています。この瓶を一心不乱に振って下さいとのこと。子供たちに負けず思いっきり振ること5分位でヨーグルトっぽい感じになり、更に振ると黄色い物体と白い液体が分離してきます。疲れてきますが更に振り続けると完全に分離しバター色したボール状のものが出来ました。瓶のふたを開け白い液体を飲むと、牛乳の味!!凄い。
最後の仕上げに塩を少し入れて捏ねると・・・そうバターの出来上がり。
これをパンに塗り食べました。出来たて手作りのバターはとても美味しかった。市販のバターと比べようも無い旨さでした。普段あまりパンにバターを塗らないボクでも塗って食べたほど。バターが好きなカミさんは厚さ3mm位に塗りたぐって食べていました。みんな一様に美味しい!!との事。作りたてはヤッパシ何でも旨いね!特にこのバターは最高でした。

こんな風にバターを手作りできるとは思わなかった。とてもイイ経験が出来たし、何よりも子供達には普段何気なく口にする食品がこのような過程を経てつくられるのだという実感を持つ事が出来、本当に良い体験学習になりました。大人達も感動してたけどね。


次は薪作り!9月から暇有れば頑張ってました。


 荒乾しで積まれた薪を見てニンマリ!

 
 グラウンドに倒された桜を玉切りして割る!    そして積む!ヤニ抜きと荒乾し!!

 
 第4薪小屋!奥に積まれてるのは楢!       イイ感じに積んだ!!まだ学校に通って薪作りだ!!
 
小学校の校庭の桜の木を切ったので薪に欲しい方はどうぞとの事なので、薪作りにも頑張りました。甘い独特の香りのする桜の木!桜のチップはスモークの燻煙材にも使われているからなのか。チェンソーや斧を振っての作業。暖かい冬を過ごすためには労働なのだ。薪なんか買ったら割に合う筈も無く、灯油買った方が便利で楽だもんね。薪小屋に積まれた薪達を見てニンマリ・・・。
童話の「アリとキリギリス」に出てくるキリギリスにならないよう頑張らなくては!でも、最近のこの童話、最後は蟻がキリギリスを助け皆で楽しく暮らすのだとか・・・。昔の童話を教えてやらんとダメだ!今の生活保護の実態をみるとそう思う。それと、生活保護は最高裁判所の判決にも有るように、受けられるのは国民である。
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洗面台の造作

2012年06月21日 | DIY

 手荒い台の天板にキッチリ入ったアリの軸。 釘や接着剤は一切使用していません。(天板:銀杏材  軸:栗材)

今日は大工さんです。
朝からポツポッツ雨が降る変な天気。こんな日は大工さんになるボク。自宅裏の材料保管場所へ赴き、浴室の手洗い場の洗面器を置く台の材料の選定。工房の材料置き場でいろいろ迷ったあげく、銀杏の木でつくる事に決定。これは10数年前にバンコにして乾燥しておいた材料です。程良く乾燥しているものの、虫に喰われていたのでそこを外しチェンソーで材料取り。
次は電気鉋で反りを荒削り、そして手鉋で平に製材してここからが本番。

ボクのポリシー!?としては建材モノを使わない主義!!だからこういった無垢材を使用する場合、この材料は生きているので、湿気の呼吸や経年により材は反りが発生します。だから反りが発生しないように力でねじ伏せる必要が有ります。(この反りをこの業界では「あばれ」と言います)
無垢材を使わない集成材や積層材等の建材は数十年は持ちますが、いずれは接着剤で付けているだけ。剥がれるでしょうが、
今日ボクが加工したやり方をすれば、無垢材では反りを防げる他、何十年も持ってくれます。歴史に裏付けられた技術はとても大事なのです。
前置きはさておき(ウザい)今日の工程は次の通り。
 
 銀杏のバンコ!10年も経てば良く乾燥してます。(本来なら、まな板の材料です)      反りは電気鉋でガンガン荒削り!

 
 ガンガン削って行こう。雨ざらし部分の灰色の素地の下からは白い材が出てきた!   ルーターを使わず丸鋸に定規をあてアリ溝を刻む。

  
 アリ溝を2条刻んで(手彫り)次は溝に差しこむアリ軸を刻む(もちろん手彫り)      そして生鎚で叩きこんで挿入!出来上がり!!

ログハウスの手洗い場も同様の手法で仕上げましたが、あばれの強い欅材であるものの、今もイイ感じです。昔の人は良く考えたなと実感。翻って昨今の住宅に見られる建材モノ使用の過多を見ると残念に思いつつ、
こういった木の特性を駆使して仕上げる匠の技術は何年経っても良いものだなと思いました。
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濡れ縁2

2012年06月15日 | DIY

 和の趣 濡れ縁には心地よい風が吹き抜けます。

山に行きたいのも山々・・・でもボクには仕事が有る。やらなくっちゃ・・・
濡れ縁の工事も終盤にかかり、軒天も羽目板を貼り、壁も羽目板を貼り、段々と家らしくなってきました。屋根は板金屋さんにガリバリウム鋼板を貼ってもらいました。もうこれで雨の日も大丈夫!
塗装は父親に頼み、キシラデコールを塗ってもらっています。ボクは大工道具を操り家の中の造作、そして濡れ縁作り。
 
 家事室は道具でいっぱい!              和室も良い感じになりました。栗の木目は美しいです。

 
 貫を刺す柱に穴を開けました。手作業でこれだけの穴を開けるとさすがに疲れました。      貫を固定する木栓。栗材でクサビ状に作りました。

和の趣を大事にしたいので、耐力壁は筋交いを入れず、貫を刺しました。強度は筋交いほど得られませんが、直角が織り成す意匠は見た目も良い。なるべくビスやボルト等の金物は使わず木栓等を多用しています。
濡れ縁を裸足で歩くと木の温もりや木の肌が心地よく寝っ転がって庭を眺める。

 
 両側から木栓を刺します。       整然と並んだ貫!強度も見た目もイイ感じ。 イイ仕事をしてます。(自己陶酔)


やっぱし自然に囲まれたところに住めて幸せと思う今日この頃。木を刻むのってとっても気持ちイイです。特に檜材の芳香そして刻み心地、快感を覚えます。


 良い仕事をするにはヤッパシ、道具の手入れが大事です。鑿の研ぎはとっても難しい・・・。
 でも良く切れる道具は使っていて気持ちイイ~!快感です。
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濡れ縁

2012年05月29日 | DIY

 キシラデコールを塗った栗材

最近山に行けてません。今年はあまり行けないその理由は・・・源工房で働いているからです。
母屋の浴室を入れ替えを期に、濡れ縁を作っています。
浴室入れ替えに伴う脱衣室も完成し、もと有った家事室に掃き出し窓を入れて濡れ縁に出入りできるようにして、同じく和室の縁側と濡れ縁を9尺の掃き出し窓を入れました。中々良い仕上がりで、濡れ縁から眺める庭が良い感じ。今回のDIYもまだ完成に至っていませんが、我ながら良い出来と自負しています。

3月に材料の加工が始まりました。今回の目玉は浴室をユニットバスにするのですが、それは業者さんが行うのであって、ボクとしては濡れ縁の材質です。懇意にさせていただいている大工さんに栗材のバンコ(板状に挽いたもの)を購入。厚さ2寸、幅1.5尺、長さ12尺はある材料。今はこんなに大きな栗材は手に入りませんが7年前にバンコにして倉庫に眠っていたものです。良く乾燥しておりましたが。反りなどのあばれが大きいので、機械(自動かんな)に通すと段々薄くなって1.3寸になりましたが良い仕上がり。
 
 栗材を寸法割りしているところ。               雇いざねを入れる溝を入れたあと、塗装です。カミさんと源次郎も働きました。

 
 もう手に入らないくらいの良材。木目が美しいです。      濡れ縁の躯体も仕上がりここに床材(栗)を敷きます。

あと、躯体は雨に負けないよう檜材です。
これら材料の刻み等の加工で日々忙しく山に行けませんでしたが、徐々に仕上がる様を見て感動。大工やってて良かったと実感しました。そろそろ完成ですが、後は濡れ縁から庭に下りる階段や、耐力壁を一箇所設けるのに筋交いが良いのですが、貫を刺して作る予定。

毎日良い天気が続き、山に行きたい・・・と思いますが、頑張らなきゃ。

 
 良い感じになってきました。多少の材料の狂いは現場で修正しながら仕上げて行きます。    サッシも入って良い感じです。施主も大喜びです。

 
 濡れ縁に座って庭を眺める。何とも良い時間が流れます。           田舎は良いです。

ヤッパシ、木造の家は増改築も容易で、日本の風土に最も適した建築様式です。特に、最近の木造家屋は防火サイジングに代表される建材で作られ、内部の造作も壁は石膏ボードにクロス貼りと木造の風情を台無しにした家が多いです。柱を壁で隠さず、壁はぬり壁や無垢の木を見せたそういった家に住みたいと思います。
そういえばログハウスは日本の伝統工法をベースに造られています。

そろそろ山に復帰しようと思います。
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雪洞!?かまくら!?

2012年02月12日 | DIY

 庭はデッキテラスの高さにまで雪が積もっています。

今日は好天の下、山に行きたい気持ちをガマンして、家族で雪と戯れていました。
庭には積雪が1.5m以上積もり、正月に作ったかまくらも、その雪の下に埋まり結局スキーの手作り斜面に変貌しました。昨日からカミさんの妹家族が遊びに来ていたので子供たちの為にも2棟目の「かまくら」を作りました。
今回は全員が入れるよう、約3畳くらいの規模のものを作りました。積雪が1.5m以上あるので、雪を盛りその底面を掘り下げ、洞穴の様なかまくらを作りました。
 
 カミさんと源次郎。スキーや橇で遊ぶ事を忘れかまくら作りに夢中になりました。        薪小屋とかまくら

 
 薄暗い階段を下りて行くと・・・               内部は意外に広くとても快適です。落盤しないかちょっと不安でしたが。

 銀マット敷いておやつの時間。源次郎は寝てしまいました。

作りはじめると、無我夢中で掘ったり、盛ったりと、子供たちにも手伝わせ昼には良い感じに仕上がりました。
でもいざ入ってみると、内部の空間の広さに対し出入口(開口部)が小さく中は薄暗く気味悪かった。
最近の山行では雪洞での幕営を伴うものは行わなくなったけど、この狭さ、ちょっとした温かさや閉所感、懐かしくなりました。
また雪洞での山行に行きたいなと思いました。
子供たちは、どんなところでもパワフルだなぁ~と思いました。
中で飲んだコーヒーは美味しかったです。こういった時、屋根雪下ろしなどの普段の雪に対する苦労も忘れ、逆に楽しいと思える瞬間を堪能する事が出来ます。
雪国に生まれて良かったと思いました。
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DIYルーム建築の経過 2

2011年09月04日 | DIY
仕事が休みの日はコツコツDIYに勤しみ、やっと此処まで辿りつきました。

 6月の防水紙を貼った状態と比較すると中々良い仕上がりです。ヤッパシ無垢材は良い風情です。

ドアも手作りです。指物師並みの!?テクニックで材料を正確に加工し組みます。もちろん釘などで組まず、ホゾで組んで強度はバッチシ!重厚感のあるドアが出来ました。上の開口部には小窓を付ける予定です。こちらは予め塗装を施しました…。
 
 かなり正確に刻まないと割れや反り等、後で痛い目に遭います。     組む時が楽しいです。きっちり合った時は超快感です。

 
 ドアらしくなったでしょ~!         塗装も結構好きです。もちろんキシラデコールです。

 
 ドアの枠にもぴったり!! 誤差等が有るので鉋で調整です。        「コワ」を貼り付けている時の状況。木は暖かみが有って好きです。

6月に載せた記録から早や2ヶ月が過ぎ、塗装はまだですが、やっと外壁が完成しました。
外壁は丸太の「コワ」(コワとは丸太を角材に製材するときに発生する端材です)を貼り付けました。
このコワは角材を製材するときに出たもの。その時の端材は形や大きさが様々なので幅を4寸や3寸5分で予め幅を決めて自分で製材し作りました。何本も作る必要が有ったので、この作業がいちばんしんどかったです。
貼ってしまえば、ログハウスの様な丸みを帯びた外壁は窓枠との調和も良く、薪ストーブの煙突を貫通させる開口部も設け(眼鏡石・板を取り付ける予定)、後はドア取り付けと内部の造作を残すのみ。
此処までにかかった工事費用は窓と間柱、電気配線の費用のみ。中々低コストで仕上げる事が出来そうです。
 
 個々に丸みを帯び節が出ていたりと、一つ一つ形の違う材料。イイ感じです。     後は内部を残すのみ。色々イメージが浮かんできますが、どんな風にしようかな。

まだまだ続く地下室工事DIY。夏も終わり冬になれば薪ストーブでも入れて、中で造作の仕事が出来そうです。
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DIYルーム建築の経過

2011年06月22日 | DIY

 やっとここまで漕ぎ付けました!

昨年、資金難で基礎を作って以来中断していた、仮称「DIYルーム」をようやく本格的に工事に着手しました。
バイクを売ったりしてまとまったお金が入ったので、サッシや用材等の材料を購入し、始める事に。
昨年、地下室の「山の部屋」の前室にあたるドライエリアのスラブにコンクリートで基礎を作ってあったので、土台、間柱を立て、窓台を作る等をして、漸くここまで来ました♪
 ブルーシートで覆われた部分に居室を作っています。(写真は今年の冬に撮ったものです)

 
 スラブにカッター入れてピックで表面を割りコンクリートの接着性を良くします。      型枠にコンクリートを流し込みます。(全て手作業ですよ)

 
 サッシも安く購入しました。ガラス厚5mmの特別仕様です。          土台に間柱を立てます。(梁下共にアンカー埋め込んであります)

上下コンクリートの躯体に間仕切り壁の用材を当てて区画するんだけど、既設のコンクリートの誤差をどこで吸収させて、垂直、水平を出すかいろいろ悩みましたが、本物の大工さんもビックリの仕上がりとなりました。
外壁は丸太の「コワ」(コワとは丸太を角材に製材するときに発生する端材です)を張り付けログハウス調にする予定です。内装は構造用合板かな!?
こんな感じで、仕事が休みの日は大工になっています。
そろそろ一区切り入れて思いっきり遊びたいな~と思います。
 
 窓台も作ります。          柱がボイド管を用いた丸い柱なので角を出すのがちょっと難儀しました。

 
 徐々に仕上がってきました。      防水紙を貼って窓枠を入れました。枠の周りは木で仕上げました。(ガラスの代わりにビニール貼ってます)

 
 なかなかイイ感じです。でもそろそろ資金が無くなってきました・・・。        モノを作る仕事って楽しいな~。

ちなみに完成したら、自転車置き場か趣味の木工作業場にする予定です。あと薪ストーブも入れたいな~。
家の近くに通ったら見に来てね!。
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ディフェンダーをちょっと改造!

2009年12月17日 | DIY
先日アルバイトをしてちょっと小遣いが入ったので、ディフェンダーのパーツを購入しました!
今朝は深夜から黙々と降り積もった雪が20センチ程あったので、除雪作業してひと段落ついたところで、通販でゲットしたパーツの取り付け作業にかかりました。ボクの愛車DEFENDER110は手作りって感じの車ですが、今回取りつけたパーツも前回同様きちんとハマらず、ボール盤で加工して取り付け部分を調整しやっとのことで完了となりました。
なかなかスパルタンな感じとなりました。
この車は日本製と違って作りはけっこうアバウトですが、戦地や極地で実際に働いているのでとても堅牢な作りになっています。日本でこの車に乗るのは無意味かもしれませんが、そんなところがとっても惚れています。そしてこういった寸法の微妙な誤差は御愛嬌と言ったところかな!?(made in englandです)
 
 着工前                              取り付け完了後

なかなかカッコよくなったんじゃないかな!?と自己満足しています・・・。づっと乗り続けて行きたいけど、環境に良くないし、乗員の居住性も劣悪なこの車。家族の理解を得て維持させるのがなかなか困難です。でも、乗ってて最高!

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地下室改修工事2

2009年05月27日 | DIY
昨年12月から開始した地下室改修工事もそろそろ完成に近づいています。(あと2ヶ月くらいかかるかな)
山登り!そして本職の仕事の合間にコツコツと造作しています。
地下室の断熱工事はずいぶん前に終了し、今は間仕切り壁とその開口部の扉、そして間仕切られた居室をボクの「山の部屋&趣味の部屋」にするべく、k建材店に行って材料を仕入れ、製材して机や棚、押入れなどの造作、床張り、ついでに電気配線の工事も並行して行っています。(電気はあまり得意でないので無理な配線等はしないで簡単な施工とします)
間仕切壁には本棚を作ったりと、いろいろ楽しく作っています。もちろんこれらの行程において、木を組む時は釘やビスを極力使用しないよう今まで培った大工の技術を遺憾なく発揮し、ホゾなど、それら木が本来持つ強度を最大限発揮できるよう工夫しながら組みます。もちろん技術も必要ですが、イイ道具にそれらの手入れが必要です。(鑿や鉋を研いだり)ピッタリ吸い付くように各部材が接合すると物凄く快感を覚えます。これって変かな~!?。メシを食う間も、源次郎の子守りの時間も忘れ没頭してます。
 
 間仕切り壁に設えた本棚!      その隣に机!

 
 そして山の道具を入れる各ボックス棚    そのうえにも棚!

 
 押入れの扉のパーツ作り!なかなか精巧でしょ!  そして組みあげて・・・

 
 取り付けました。(あとは表面にシナ合板を貼るだけ)   ちなみに入り口の框も作りました。

 
 次は間仕切り壁の扉作り!    下に付けるガラリも木製手作り!

 扉もイイ感じに仕上がってきてます!

そんな中、3週間前は源次郎のお稚児さんに永平寺に行ったり、家の果樹園!?で「さくらんぼ」を採ったりと一応家族と共に過ごしています。
あぁ~山に行きたいな~。
 もう片付けた鯉のぼり~!

 
 さくらんぼ採り!いっぱい取れたよ。     そしてお稚児さん!化粧して、白い象を引っ張りました。
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地下室改修工事

2008年12月22日 | DIY
山に行きたいけど、全然雪が無く盛り上がりにかけます。こういう時は、仕事でもして気を紛らわせるしか方法しかないのです。ということで、地下室をもっと有効に楽しく活用できるようにと、カミさんに改修工事に係る資金を貰い着工となりました。
ログハウスには地下室が有るのですが、今まで倉庫として使っていました。何せ地下室なので断熱工事もしておらず、夏はとても涼しくクーラー要らずなのですが、壁面と室内の温度差の関係でのヒートブリッジの効果が大きく壁面で結露を起こしてしまいます。うちの地下室は半地下で、ある程度通風換気できるので、内断熱で十分だろうということで、断熱工事をおこないました。(まずは図書館で地下室の本を読んだり、大型書店で立ち読みしたりと自分なりに勉強、検討したうえで着工です。工事現在も工事進行中です)
 
上階はログハウス!         その下は地下室(掃除をしたらスッキリしました)

断熱材については、ログハウスを建てたときに用いた熱容量の小さく加工しやすい「スタイロフォーム」を使います。(今回はスタイロエース厚さ40mm)
勝山市のK建材店(山のお友達のお店)でスタイロエース26枚、接着剤、構造用合板などを購入し作業にかかります。その前に、地下倉庫の掃除、墨を打って、垂木の製材、垂木やボードの位置などを決めて効率よろしく作業にとりかかり、自称大工のテクニックを発揮しました?♪
断熱材の固定は壁面との間に接着剤で接着し、垂木の間に断熱材をはめ込んでいくのですが、木材は断熱効果の働きを持たないので、垂木とコンクリートの壁面との間にも15mmの断熱材を挟みこんで施工しました。ピッタリ合うとこれが快感~!大工冥利に尽きる!ってな感じ。施工時に必要な遊びの部分は、発泡ウレタンスプレーで埋めるとします。
 
梁にもきちんと断熱材を貼ります。     湿気が入り込まないように隙間無く正確に造作します。

 接着剤も専用のものを!ポリスチレンは接着剤に留意する必要があります。これはシリコーン系の接着剤です。

だんだんと断熱材が貼られていくにつれ、地下室は暖かくなりました。さすが!
冬は外の仕事は寒いのでやっぱ中の仕事は快適です♪
このあと、構造用合板を貼って、間仕切り壁を設け、床、天井を貼って、24時間除湿(水捨て不要のダイキン製除湿機の設置)の設備をつけ、来年には山道具の部屋と書斎&フリースペースが出来るはずです。
部屋が出来たらみんな遊びに来てね~(宿泊も可能)
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薪小屋建てました!

2006年12月10日 | DIY

ことしの春、山から切り出してきた薪、雨にあわすといけないから急遽単管(鉄パイプ)と自在継ぎ手、屋根をブルーシートで葺いた簡易薪小屋を建てた。しかしこの豪雪地帯で耐え抜くことは不可能であることから頑丈な匠の技を駆使した木造の薪小屋を建築することにしました。

 薪をNEW薪小屋に移動させた後の状態(これじゃ雪が積もったらブッ潰れるなぁ~)

建築予定地を選定し丁張りします。水糸が交差したところが柱の芯となります。そこに束石(羽子板付き)を据えるため穴を掘ります(本来なら凍結深度まで掘るのが理想ですがボクは約40cm掘りました)そして川から採取してきた石や栗割り石を敷き詰めタンパーで突き固めセメントを流し込み束石を据えます(水糸の芯にくるように慎重に置きます。ここが重要!)そして土を盛って基礎の出来上がり!(直角をだすのが難しかった~)

    

束石のレベルはまちまち・・・柱の高さを調整し建てます。

さて、次は刻みの工程。ボクの大得意なとこ!材料を3寸になるよう機械に通します。各パーツの図面を引いて一応の完成図を描きます。そして材料に墨入れして刻みます。少しづつ仕上がっていくにつれちゃんと建つかな~と一抹の不安が頭をよぎりますが自分の技を信じ刻みます。ログハウス建てた時と比べれば超簡単ですねぇ~。

  

軒げたの繋ぎには「台持ち継ぎ」で!柱と土台の連結には「傾ぎ大入れ差し」など伝統工法で建築します。補強にボルトを使いましたが・・・・

さあ!ついに建前です!が・・・平日なのでボクしかいない。独りで建てるがなかなか大変・・・でもここまでできた。そして失敗も無く墨入れはばっちりだった!!自分で自分を褒めました。

 

一日でここまでできたょ!(キシラデコールを塗りながら建てました)

翌日は休日。父親が助っ人として手伝ってくれました。写真の台持ち継ぎがピッタり!鼻栓を差して日本建築の粋を感じます!!そして軒桁をさしたら垂木を打ち鼻隠しを付け、屋根はポリカーボネートの波板を葺きます。そして床垂木のピッチを細かくひき胴ぶちを打ち床の出来上がり!風通しがいいです!外周は貫をぐるり打ちつけ完成です(^^)

  

 匠の技炸裂!(2×4で建てることも考えましたが日本古来の伝統工法が最も美しいですね!しかも強度がでます。ビスと金物で建てる2×4工法は強度に不安が残りますもんね)

さて引越しです。今までのブルーシート屋根の薪小屋から薪を運ぶのですがこれがけっこう重労働です。職場の後輩を時給1000円で雇い手伝ってもらい夜になったので帰ってもらうことに。その後は投光器で照らしながら運びます。これが祟ってか風邪を引いてしまう。しかし全部運ぶことが出来ひとまず安心ですね!やったね!

 

これだけのものを建てるのに7万円ほどかかりました。まあ、本物の大工さん達に頼むともっとかかるだろうね!(建築に要した期間は9月~12月です)

これは2年前に建てた薪小屋!これと今回建てた木造の薪小屋の2棟がボクの薪小屋!これらで薪は軽く1年分以上はストックされています!

最後にボクなりの薪小屋に対する考察

ボクの家の暖房に使う燃料は「薪」です! 薪は石油などに比べて質量当たりのカロリー数が非常に少ないです。また樹種によってもかなり違います。薪は石油と異なりドラム缶のような容器に保存することは不可能であり、薪を保管するには薪小屋が必要となります。薪は生き物でもあり、屋外に放置しておくと雨に曝されしだいに朽ちてゆき自然に還ってしまいます・・・よって薪の保管には薪小屋といったものが必要となります。薪小屋は薪を雨から守ること、風通しを良くし自然に乾燥できることが必要となります。この哀愁じみた薪小屋というフレーズがボクにはたまりません。

さて近年の生活様式は如何に楽に便利にといった方向に進んでいると思われます。スイッチONで暖房や照明がつく世の中・・・灯油などは高騰しており金銭的に辛い面は否めませんが何も考えずに便利を享受することができます。確かに薪ストーブの燃料代はタダですが燃料を作るまでの工程中に人の労力を介入しなければならなく、燃料の確保に苦労します。しかしランニングコストが限りなくゼロに近いだけでこの暖房を選んだ訳では無いのです。寒い冬にストーブの暖かい炎が見たい、暖をとりたい一心に焚き続けます。ストーブの耐火ガラス越しに見る炎はひとつとして同じ形をしておらず見るものを楽しませ和ませてくれます。ずっと眺めていると催眠術にかかったような・・・原始人が始めて火を見たときの感動のようなものが伝わってきます。特に最近の住宅はオール電化が進み、本物の火を直で眺めるようなことや、火を操ったりする術を知らない子供がいるとききます。電気では伝わらない本当の暖かさがそこにあるとボクは信じています。

 

 

コメント (6)
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