今日(4/27)は白山に行ってきました。はじめはカミさんと別山から別山谷又は砂防新道から白山、行けたら東面台地にでも行こうかなと思ったけど、天気予報では雨から回復するとの知らせを聞き、二の足を踏んでいました。そこで、所属する福井山岳会 山スキー同好会のK尾さんに「何処行くの?」と聞くと、「いつものメンバーで丸石谷源流を滑って百四丈の滝まで行く予定!」という情報を得た。さっきのルートは行った事あるし、ワンパターンだし、天気悪そうだしと、弱気な自分に都合の良い言い訳をして、皆と一緒にこの素敵なルートを探索してきました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/cc/30382dc5cfd3fda3c40467b122669ab8.jpg)
もうすぐ釈迦岳だ!(写真カミさん) 視界の悪い中、タラ谷上部を滑るカミさん
5:20市ノ瀬ゲートを出発して釈迦新道を歩きます。雨の降りしきる中、合羽を着て悶々と歩き続ける。天気はいつになったら回復するのやら!?テンションは下がってくるけど誰もコース変更や中止の声は一切聞こえない。皆と登ると俄然みんな強気!ホワイトアウト+雨+アラレの降る中黙々と進む。読図もかなり神経質になった。釈迦新道中腹で労山のF田さんに久しぶりに会い一緒に釈迦岳まで登る。9:05着
ここでF田さんは下山するとの事で別れボク達はシゲジのピーク東に伸びるタラ谷(目付谷源流)の下降ポイントを探しにシールを剥がしホワイトアウトの中慎重にルートを探す。そして滑り込む!徐々に快適な谷になり、視界も開けて快適な滑降となる。シゲジからの雪崩の跡が凄まじく、巻き込まれたら即死だね~!徐々に谷は狭くなり、白山特有の脆弱な地形の為か崩壊している所も有り慎重に滑る。滝が露出しているところもあるが、左岸の微妙に雪が付いている所を思い切って滑り込んで安全地帯に。でもカミさんはビビリまくった為か、失敗して滝に落ちかける。滝の中に落っこたら雪渓の下の水流に巻き込まれるよ~。かろうじてスキーを外し歩いて下りる。
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谷に入ると視界は次第に良くなる!
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白山の谷!落石&デブリ雪崩に注意!
再び快適な何とも言えない谷を滑る。どう形容していいか分からない。沢登りの雰囲気を味わえる滑降だ。地形図では「赤壁」と記載されているが、「白山なら何処にでも有りそうな崖だね」とケチを付けながら滑り、小又の出合に到着10:10。ここから加賀禅定道を越えるために小又を登り返す為に再びシールを装着。落石や雪崩に注意しながら登り、標高1930mの左俣を登り11:35に標高2080mの稜線上に到着。ここで皆を待つ間、ずっとホワイトアウトだったのが一瞬視界が開ける。丸石谷を挟み清浄ヶ原が輝いている。壮観な眺め!感動の瞬間だ!この風景との出合いがあるから山はやめられない。天候が悪いしここで引き返そうかと思っていた自分の考えが一瞬にして吹き飛んだ!!!このまま丸石谷源流を滑って目的地の「百四丈の滝まで滑りたい!」という欲求で頭の中が満たされた。体力のまだ充分に残っているK尾さんとボクが向かうことになり、カミさんをはじめ他のメンバーはココで撤退し、タラ谷の安全地帯で昼食を摂りボク達を待つというスケジュールを立て、ボクとK尾さんは丸石谷源流を滑ることになった。
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感動の光景が広がる丸石谷源流!後ろは清浄ヶ原!そしてK尾さん
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カミさんも久しぶりの山スキーだけど良く頑張った! 敗退チームの顔ぶれ
とっても快適な谷が続くが暫くすると所々水流が顔を見せ落ちないように滑る。そうすると目の前の景色がおかしい!?んん!?前方の稜線から目の前の地形が無くなったような異様を感じる。そうだ!もうすぐ百四丈の滝なんだ!近付くにつれ「どうどどう、どうどどど・・」と豪快な滝の音が近付いてくる。左岸から慎重に近付きその滝の水流を見ることができた。感動!長倉山の方向からだと良く見えるがココからは落ち口から、下の氷のドームが見える。ココまで来て良かったとK尾さんと感動で浸ることが出来た。
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百四丈の滝の下には氷のドームが! 滝まで行った者の笑顔!
皆が待っている。早く戻らなくては!シールを再び貼り付け登り返す。今度は谷伝いではなく加賀禅定道の稜線に登り返し、滑り込んだポイント目指し登り返す。清浄ヶ原から七倉山への稜線が美しい!感動!
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丸石谷を滑るK尾さん 小又を滑る!
シールを剥がし小又に滑り込む。適度に腐った雪の上にアラレが少し積もった雪質で良く滑り快適!あっと言う間にタラ谷に着く。敗退組のトレースを辿るべく、シールを再び貼り付け登り返す。赤壁を過ぎ、カミさんの落ちた滝をスキー外して登り、再び登り続けると、標高1850m付近で敗退組が登高しているのが見える。大声でこちらの存在を知らし、待ってもらい食糧を分けてもらう。生き返った~!
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釈迦岳山頂で集合写真!福井山岳会の山スキー中毒者! 快適斜面だ~!
あとは釈迦岳を目指し登り続け、15:05着!シールを剥がし、釈迦新道を滑る。(丸岡谷を滑る気力が無くなったため)ホワイトアウトで危うく湯の谷の絶壁に行きそうになる。あとは快適斜面を滑り、ブナのN字形した木を見て登山道、そして林道を歩き、雑談しながら市ノ瀬に到着しました。17:30
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釈迦新道上部でのみんな 市ノ瀬ゲートでのカミさんとK尾さん
普段の山スキー山行は登って下るといった単調な山スキーだけど、今回の登って下って登って下っての連続するルートはやっぱ面白いし、今回のは特に内容の濃い山岳会らしい山行になった。
K尾さんとボクが二人締めした百四丈の滝はとても良かった!し、ガスの晴れる瞬間の清浄ヶ原の光景を見て幸せな気分になった。この計画を立案した金沢のネーに感謝!そして白山の神様に感謝!!
釈迦新道中腹部(1350m付近)のN字のブナ!
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もうすぐ釈迦岳だ!(写真カミさん) 視界の悪い中、タラ谷上部を滑るカミさん
5:20市ノ瀬ゲートを出発して釈迦新道を歩きます。雨の降りしきる中、合羽を着て悶々と歩き続ける。天気はいつになったら回復するのやら!?テンションは下がってくるけど誰もコース変更や中止の声は一切聞こえない。皆と登ると俄然みんな強気!ホワイトアウト+雨+アラレの降る中黙々と進む。読図もかなり神経質になった。釈迦新道中腹で労山のF田さんに久しぶりに会い一緒に釈迦岳まで登る。9:05着
ここでF田さんは下山するとの事で別れボク達はシゲジのピーク東に伸びるタラ谷(目付谷源流)の下降ポイントを探しにシールを剥がしホワイトアウトの中慎重にルートを探す。そして滑り込む!徐々に快適な谷になり、視界も開けて快適な滑降となる。シゲジからの雪崩の跡が凄まじく、巻き込まれたら即死だね~!徐々に谷は狭くなり、白山特有の脆弱な地形の為か崩壊している所も有り慎重に滑る。滝が露出しているところもあるが、左岸の微妙に雪が付いている所を思い切って滑り込んで安全地帯に。でもカミさんはビビリまくった為か、失敗して滝に落ちかける。滝の中に落っこたら雪渓の下の水流に巻き込まれるよ~。かろうじてスキーを外し歩いて下りる。
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谷に入ると視界は次第に良くなる!
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白山の谷!落石&デブリ雪崩に注意!
再び快適な何とも言えない谷を滑る。どう形容していいか分からない。沢登りの雰囲気を味わえる滑降だ。地形図では「赤壁」と記載されているが、「白山なら何処にでも有りそうな崖だね」とケチを付けながら滑り、小又の出合に到着10:10。ここから加賀禅定道を越えるために小又を登り返す為に再びシールを装着。落石や雪崩に注意しながら登り、標高1930mの左俣を登り11:35に標高2080mの稜線上に到着。ここで皆を待つ間、ずっとホワイトアウトだったのが一瞬視界が開ける。丸石谷を挟み清浄ヶ原が輝いている。壮観な眺め!感動の瞬間だ!この風景との出合いがあるから山はやめられない。天候が悪いしここで引き返そうかと思っていた自分の考えが一瞬にして吹き飛んだ!!!このまま丸石谷源流を滑って目的地の「百四丈の滝まで滑りたい!」という欲求で頭の中が満たされた。体力のまだ充分に残っているK尾さんとボクが向かうことになり、カミさんをはじめ他のメンバーはココで撤退し、タラ谷の安全地帯で昼食を摂りボク達を待つというスケジュールを立て、ボクとK尾さんは丸石谷源流を滑ることになった。
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感動の光景が広がる丸石谷源流!後ろは清浄ヶ原!そしてK尾さん
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カミさんも久しぶりの山スキーだけど良く頑張った! 敗退チームの顔ぶれ
とっても快適な谷が続くが暫くすると所々水流が顔を見せ落ちないように滑る。そうすると目の前の景色がおかしい!?んん!?前方の稜線から目の前の地形が無くなったような異様を感じる。そうだ!もうすぐ百四丈の滝なんだ!近付くにつれ「どうどどう、どうどどど・・」と豪快な滝の音が近付いてくる。左岸から慎重に近付きその滝の水流を見ることができた。感動!長倉山の方向からだと良く見えるがココからは落ち口から、下の氷のドームが見える。ココまで来て良かったとK尾さんと感動で浸ることが出来た。
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百四丈の滝の下には氷のドームが! 滝まで行った者の笑顔!
皆が待っている。早く戻らなくては!シールを再び貼り付け登り返す。今度は谷伝いではなく加賀禅定道の稜線に登り返し、滑り込んだポイント目指し登り返す。清浄ヶ原から七倉山への稜線が美しい!感動!
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丸石谷を滑るK尾さん 小又を滑る!
シールを剥がし小又に滑り込む。適度に腐った雪の上にアラレが少し積もった雪質で良く滑り快適!あっと言う間にタラ谷に着く。敗退組のトレースを辿るべく、シールを再び貼り付け登り返す。赤壁を過ぎ、カミさんの落ちた滝をスキー外して登り、再び登り続けると、標高1850m付近で敗退組が登高しているのが見える。大声でこちらの存在を知らし、待ってもらい食糧を分けてもらう。生き返った~!
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釈迦岳山頂で集合写真!福井山岳会の山スキー中毒者! 快適斜面だ~!
あとは釈迦岳を目指し登り続け、15:05着!シールを剥がし、釈迦新道を滑る。(丸岡谷を滑る気力が無くなったため)ホワイトアウトで危うく湯の谷の絶壁に行きそうになる。あとは快適斜面を滑り、ブナのN字形した木を見て登山道、そして林道を歩き、雑談しながら市ノ瀬に到着しました。17:30
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釈迦新道上部でのみんな 市ノ瀬ゲートでのカミさんとK尾さん
普段の山スキー山行は登って下るといった単調な山スキーだけど、今回の登って下って登って下っての連続するルートはやっぱ面白いし、今回のは特に内容の濃い山岳会らしい山行になった。
K尾さんとボクが二人締めした百四丈の滝はとても良かった!し、ガスの晴れる瞬間の清浄ヶ原の光景を見て幸せな気分になった。この計画を立案した金沢のネーに感謝!そして白山の神様に感謝!!
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