育成馬、競走馬ののど鳴り、つまり上部気道の障害で、強い運動中にのどがどうなっているかは、トレッドミル上で高速運動させながら内視鏡で喉の様子を観察するしかない。
しかし、トレッドミルで運動させることには、
馬が暴れてトレッドミルから飛び出してしまう危険、
硬いベルトの上で高速走行させるので、球節などが腫れる危険、
トレッドミルへの馴致の手間、
人手の問題、などが付きまとう。
こちらは騎乗者がヴィデオスコープの光源を背負って馬に乗り、喉の内視鏡所見は録画されるというセット。
光源は電池式で、1時間もつそうだ。
録画はMP4に記録される。
今は無線送信の方式も開発されているようだ。
これなら、いつものコースを走らせながら運動中の喉の動きを観察できる。
トレッドミル運動に伴う危険も、運動器障害の可能性も、人手の問題もなくなる。
馬が暴れて乗り役が落ちたら、光源もスコープも壊れるかもしれないけど・・・・
すでにイギリスの獣医学雑誌に広告も出ている。
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もうひとつの可能性はカプセル内視鏡の応用だ。
馬の喉を観るためにはカプセルではかえって固定しにくいので、チューブの先にカプセル内視鏡をつける。
そしてチューブごと鼻に固定して、騎乗運動させる。
あとはカプセル内視鏡の画像を取り出せば運動中の喉の様子がわかる。
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カプセル内視鏡は使い捨てで、けっこうな値段がするはずだ。
上のDRS(dynamic respiratory scope)はいくらするんだろうか・・・・・?
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