日高獣医師会のオンライン講習会が観れるようになった。
オンライン講習会の利点で、世界中(はちょっとoverかな)、日本中で観てもらうことができる。
https://39live.jp/e0217
にアクセスして、
所属、氏名を入力後
ID:eisei01
PW:0301
で視聴できる。
3月1日から7日まで。
早く観ないと1週間くらいすぐ経っちゃうよ!
私も今朝、駒沢会長の挨拶を聴いただけ;笑
ー
おしらせでした。
日高獣医師会のオンライン講習会が観れるようになった。
オンライン講習会の利点で、世界中(はちょっとoverかな)、日本中で観てもらうことができる。
https://39live.jp/e0217
にアクセスして、
所属、氏名を入力後
ID:eisei01
PW:0301
で視聴できる。
3月1日から7日まで。
早く観ないと1週間くらいすぐ経っちゃうよ!
私も今朝、駒沢会長の挨拶を聴いただけ;笑
ー
おしらせでした。
10年目の獣医さんの研修として、子牛の骨折プレート固定実習を教えに行ってきた。
去年やるはずの実習がコロナ禍でできなくなり、今年に延びた。
もちろんマスク着用、研修中にはPCR検査の採材があり、
寮での食事も間隔を開けて黙食。
ー
Synthes Vetの協力を受けて、プレート固定の器材を借り、
講義、プラスチックボーンでの体験、解剖体での練習、とやっていただいた。
ー
この研修の前、某地域で橈骨骨折のプレート固定がうまく行きました、という連絡をもらっていたし、
研修に来た先生のひとりには、成牛の顎が折れてプレート固定しました、という話も聞いた。
まだ、どこでも器材がそろっている、できる獣医さんも居る、という状況ではないが、
プレート固定という技術が牛の臨床に取り入れられ、定着してもらいたい、と願っている。
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もう何度も泊めてもらっている寮の講師室。
壁に掛けられているこの絵が好きだ。
冬の日に、葉を落とした巨木の枝ごしに射す陽の光。
にびいろ(鈍色)の世界。
太陽は、そのものとしてではなく、枝の描き方でその弱い明るさを表現されている。
そこは朱色。
北国に住む人なら、どこか心にある風景ではないだろうか。
ー
教わるとは誠実を胸に刻むこと
さて、私が語りたかった希望は通じただろうか。
内部の実習研修、第二グループ。
内容は前回と同じ。
午前中、疝痛の診断の講義と実習。
直腸検査と超音波画像診断と胃チューブの挿入。
胃チューブを入れて水を飲ませたので、十二指腸の動きが超音波でよく見えた。
直腸検査でも、尿が溜まった膀胱を確認できた。
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午後は跛行の応急処置と診断。
ハーフリムキャストの装着。
馬の獣医さんなら必須の手技なのだけれど、上手に巻くのはなかなか難しい。
あ~やって、こうやって、だから、あれとこれと用意しといて・・・・
と、まずは頭で理解していないと絶対できない。
ー
写真の肢の持ち方は、私が推奨する方法。
下肢が一直線になりやすく、保定者の体が邪魔にならず、巻く人が巻きやすい。
下肢を持たないので、保定者の手も邪魔にならない。
保定者には背筋力と脚力が必要。
自信がないならデッドリフトで鍛えてくれ。
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X線撮影。
実習していて驚くのは、実習しているとそれなりに上手に撮れるのだ。
症例でうまくできないのは、現場で、一人で、アドバイスなく、日常の中で、という条件のせいか。
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雨降りだったので、跛行診断は入院厩舎の廊下で。
暗かったけど、神経ブロックはしっかり効いたし、後肢の跛行も観察した。
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実践で応用し、現場で一人でできるように身に付けてもらいたい。
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馬息子が驚かせてやろうとしたけど、
鼻で人を認識しているオラには通じませんでした。
みなみ北海道管内の獣医さん3名を対象に、馬臨床技術研修。
午前中は要望が多かった疝痛の診断。
講義のあと、直腸検査、超音波検査、胃チューブの挿入、を実習していただいた。
午後は、跛行診断。
講義のあと、跛行馬の見方、神経ブロックをやっていただいた。
蹄の跛行を神経ブロックがみごとに抑えるのには驚きの声があがっていた。
牛の処置にも生かせるかもしれない。
そのあとは、X線撮影。
DRが配備された診療所もある。
大いに活用していただきたい。
撮影方向や角度、画像の質にこだわる理由もわかっていただけたと思う。
牛のX線画像診断にも役立つのではないだろうか。
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さて考えている学術論文・症例報告の査読。
査読のルールや方法が教えられることがほとんどないのは産婦人科医の業界でも同じようだ。
課された義務をこそ自己の特権と認識すること。
スペインの哲学者オルテガ・イ・ガセットの言葉だそうだ。
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オラに課される義務はない
たとえ落ち葉に埋まってしまいそうになっても
去年はやったんだっけ? コロナでできなかったんだっけ??
ー
今年は、要望を聞いておいて、
疝痛の診断、直腸検査、超音波診断、胃チューブ挿入、などを講義と実習した。
さらに骨折の応急処置として、ハーフリムキャストを実習した。
午後は、
跛行診断の講義。
跛行診断の実習。
神経ブロックの実習。
X線撮影の実習。
症例とX線読影の講義。
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今読んでいる本に紹介されていた言葉。
教わることは誠実を胸に刻むこと」
ー
フランスの現代詩人ルイ・アラゴンがストラスブール大学の歌として書いた詩の一節だそうだ。
教えるとは希望を語ること。
これはよくわかる。
良い先生の良い講義や言葉を聞くのは楽しく、胸には希望が湧く。
教わることは誠実を胸に刻むこと。
これは私にはわかりにくかった。
誠実?それが何を指すのか?
いろいろな解釈があるようだ。
学ぶとは、自らの無知を認め、知らないことを埋めていくこと。
真面目に、一所懸命でなければ学ぶことはできない。
そういう意味だろうか。
ー
教えるとは希望を語ること
学ぶとは誠実を胸に刻むこと
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今日の研修が若い獣医さんたちに希望をあたえ、一生懸命な獣医人生のワンステップになることを願っている。