真夜中のドロップアウトカウボーイズ@別館
ピンク映画は観ただけ全部感想を書く、ひたすらに虚空を撃ち続ける無為。
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福岡市在住のピンクス。ピンクスとは、ピンク映画愛好の士、を意味する造語である。
仮名遣ひは正仮名を使用。
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三十路色情飼育 ‐し・た・た・り‐
か行
/
2011年08月23日
「
熟れ濡れ芳醇女 締まるツボ
」(2002『三十路色情飼育 ‐し・た・た・り‐』の2011年旧作改題版/制作:ワイ・ワン企画/提供:Xces Film/監督・脚本:加藤文彦/企画:稲山悌二《エクセスフィルム》/プロデューサー:戸川八郎/撮影監督:佐藤徹/助監督:城定秀夫/編集:フィルムクラフト/撮影助手:谷川創平・赤池登志貴/ヘアメイク:屋代美知/スチール:八木スタヂオ/制作協力:押野匡志/録音:シネキャビン/効果:梅沢身知子/タイトル:道川タイトル/現像:東映化学/出演:
木築沙絵子
・ゆき・中渡実果・杉本聖帝・江沢大樹・森羅万像)。同じ不平の繰り返しばかりで恐縮ではあるが、昨今のエクセスは羽目を外し過ぎ、出鱈目な新題ばかりだ、ノレない当サイトが悪いのか?
漢字表記は不明のシンコー商事、イケイケで仕事は憚りもせず腰掛の後輩・あづさ(中渡)とガッハッハ系の社長(森羅)に挟まれ、地味な三十路事務員・順子(木築)は黙々と日々のルーチンに明け暮れる。くたびれて侘しい一人住まひの集合住宅に帰りついた順子は帰りついたで、自由奔放な隣人・ミドリ(ゆき)に自爆的に煩はされる。ここまで、逆に後述する残り二人の男優部には弱さが顕著な点を等閑視すれば、何気ない開巻ながら、実は配役の完成度は超絶。順子の部屋には、蝋燭が二本立てられた、老女(不明)のスナップ写真が飾られてあつた。順子が母親(声の主も不明)からの、祖母の法事―即ちスナップの老女が、順子のおばあさん―には帰つて来るやう伝へる留守番電話を聞いたタイミングでタイトル・イン。すると、何某かの意思の存在を表すかの如く、独りでに蝋燭が発火する。
その夜、自ら連れ込んだバイオレントなアイマスク男(杉本)に手を焼いたミドリが、既に洩れ聞こえる破廉恥な嬌声に頭を抱へる順子の部屋に逃げ込んで来る。騒々しい中さて措き就寝、自身がアイマスク男に犯される淫夢に濡れた順子の両手首には翌日、不思議なことにまるで聖痕のやうに、夢の中で縛られた縄の跡が残されてゐた。朝から消耗して出社した順子は、昨日紅を引いたあづさが無造作に散らかした、唇を拭(ぬぐ)つたチリ紙を拾ひ上げた弾みで、あづさと社長がオッ広げた情事の幻覚に忘我する。後に語られるところによれば、それは些細な契機で他人の性交渉をトレースしてしまふ、巫女であつた祖母の血を引く順子が有する、“妄想かも知れない、三十過ぎの欲求不満女の”と自覚ないしは自嘲しないでもない、望まぬ特殊な能力であつた。
配役残り、杉本聖帝―然し闇雲な芸名だ、名前負けといふ言葉を知らんのか?―の二役目は、金の切れ目が縁の切れ目と、あづさから清々しく捨てられる―この件には、ゆき(ex.横浜ゆき)の女性上位な攻撃力と距離感とが綺麗に機能する―優男・茂。他愛もない段取りで、何となく順子との距離を近づける。江沢大樹は、何でまたこのやうなパッとしない男が中渡実果(ex.望月ねね)を射止められたものかと、やつかむ仕方のない気持ちも抑へ難い、あづさの呼称ママでダーリン。あづさが順子を招いた夜、家事を軽やかに放棄した妻に代り、手の込んだ肴(アテ)を披露する。
80年代後半に一世を風靡した木築沙絵子にとつて、十数年ぶりの劇場映画主演電撃復帰作―但し今作以降、完全に表舞台からは退場してしまはれたやうだ―といふトピックに関しては、リアルタイムを十八歳未満につき素通りしてゐるのと、本公開より更に十年近く時を経てゐるのもあり、今回は最早潔く通り過ぎる。その上で改めて掻い摘むと、味気も色気もない日々を送る薹が立つた異能力者の女が、現し世とも夜の夢とも判別のつかない淫獄に、徐々に囚はれて行くバッド・エンド系の幻想譚、とでもいつた寸法になる。さうはいへ、一飯は兎も角一宿の恩義にと、高級ルージュを固辞する順子に押しつけるミドリに、冒頭の伏線も噛ませ、社長を出せとしつこい電話にキレるあづさ。外野の描き込みには冴えを見せつつ、肝心要の順子に際してが、イマジンに落ちては覚める、再びイマジンに落ちては覚める同じテンションの描写を積み重ねた挙句に、尺の配分を誤つたか性急なラストには、仕上げの雑さを否めない。地力の違ひを見せつけるといふよりは、久々の実戦に挑んだベテランが、バッリバリの若手におとなしく力負けした感も強いのは些か厳しい。往年のファンならずとも、消化不良気味の一作ではある。
ワン・カット画期的に頓珍漢なのが、他人のセックスが見えるギフトを、順子が持て余す件。「人の見えないものが見えるなんて、疲れるだけ。さうでせう?お祖母ちやん」と心の中で尋ねかけた、素晴らしくフォトジェニックな空に、誰か知らんバーサンの遺影?が堂々とした勢ひで被せられるショットの間抜けさは別の意味で感動的。映画の神がその刹那微笑みかけたかのやうな、憎い破壊力のチャーミングであつた。
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