閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

モンブランの謎

2010-09-13 08:55:10 | 

コロッケ、目玉焼きにつづいて、
こんどは「巨大モンブラン」の登場です。

(じつはその間に「巨大芋煮会」もあり、他にも何やら
ひとつふたつありましたが、さほど興味をひかれず。
しかし、最近、この種のニュースがやたらと目につくような気が。
こういうのを「カラーバス効果」っていうんだろうか?)

パティシエ4人が4日がかりでこしらえたというモンブラン。
報道によれば、
栗1キロ、卵150個、小麦粉6.3キロ、生クリーム20リットル。
高さ70センチで、約1000人分だとか。
いかがです?
(と、おもに西のほうを向いて言っておりますが…笑)

ふうむ。
しばらく考えて、わたしはパスだな、と。
なぜかって、栗1キロです。
(この数字、間違いじゃないですよね?)
1キロ=1000グラム。つまり1000人で分けたら、
おひとりさま1グラム。

それに。これはイベントではなく、某ホテルの
バイキングレストランにて供されるという話ですが、
そうすると後半の500人くらいは「スポンジだけ」しか
いただけないのではないかしら。
(いつもそこのところにこだわる閑猫)
大きければ大きいほどいいというものじゃないですよね、
ことスイーツに関しては。

と言いつつ、さらにしつこく調べてみたら、
実際にはパティシエが一人分ずつお皿に取り分けてから
栗クリームを絞ってくれるんだそうで。

あ、そう。
(安心とガッカリが相殺されて面白くない閑猫)

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すぐ入るっ

2010-09-12 10:44:57 | 日々
そういえば、今月でMは「デビュー30周年」になります。

Mのサイトの別館ブログを、開設したまま放置していましたが、
(いつまでたっても本人が記事を書いてくれないっ)
この春ごろから絵本資料室として稼働させはじめたので、
そうだ、30周年の記念行事として、「全作品」をのせちゃえ~、
ということで、昔の絵本を探し集めてきて
1冊ずつ写真を撮ったりしています。

ああ、そうそう、これもあったよね…とか。
いまやすっかり「レアアイテム」になってしまった本とか。
(ブックマーク「鳥の巣研究所」→トップメニュー右下の
「ANNEX」からご覧いただけます。現在のところ絵本のみです)

本日の画像は、ボランティアで手伝ってくださってる小笠原先生。
(あのー、そこ、まだ本を入れるんですけど…?)
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捕獲法

2010-09-11 10:41:28 | 日々
このブログの「アクセス解析」というところを見ると、
「検索キーワード」の項目があって、
お客様が何を検索してこちらをご訪問くださったか、
あるいは迷い込まれたか…ということが、
ある程度わかるようになっています。
(もちろん、どこのどなたかは、まったくわかりません)

ふつうはブログ名か著者名か書名ですが、
それ以外にわりとよく出てくるキーワードが
「ねずみのつかまえかた」と「猫の捕獲法」。
この2つの情報を切実に必要としている人が
(たぶんそれぞれ別の人で別の事情だと思いますが)
日本中におおぜいいらっしゃるのでしょうか。

猫なんて、そのへんに箱をひとつ置いとくか、
あるいはテーブルに新聞をひろげて
お茶でも飲んでいれば、すぐ来ますけど?
捕獲っていうか、どいてと言っても動きませんけど?

で、おねずのつかまえ方。
これは小笠原流の真鈴先生のご専門。
しかし、先生も5歳になられ、やや最盛期は過ぎたようで。
先夜は、久しぶりに、ちっこいとがりねずみをとってきて、
ダンボール箱にいれて逃げられないようにして、
自分は横に寝そべって番をしていましたが…

(たまたま箱のふたが4辺とも内側に折りこんであり、
それが「ねずみがえし」になって逃げられなかったのでした。
このことは、つかまえたい人には参考になるかと思います。
わたしは箱ごと外に持ってってすぐ逃がすことができたので、
時間も手間もかからず非常にらくでしたけどね)

しかし、つかまえ方そのものは「秘伝」なので、
一般的なマニュアル本は存在しません。
教わるには猫の直弟子にならないと駄目なようです。
現在、真鈴は、きなこを後継者と見込んでいるらしく、
ときどき呼んで厳しく実技指導をしています。
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「ねえだっこして」韓国版

2010-09-09 13:32:51 | お知らせ(海外版)

韓国版ができました。

カバーとか本文とか、原本と紙質が違って、
ぺらぺらした感じなのがちょっぴり残念ですが…

ハングル文字になってもまったく違和感がありません。
韓国のおうちの猫だと思っても不自然でないような気がします。
でも、韓国の人から見ると、どうなんだろう。
どういうところに文化の違いを感じるのかしら。
海外版のレビューや感想は、こちらまで届いてこないので、
いつも、どうなんだろなあ? と首かしげています。

韓国、台湾、それに最近は中国本土でも、
日本の児童図書の翻訳がとても盛んです。
こんど「わたしおてつだいねこ」の中国版が出るのですが、
あちらではまだペットとしての猫になじみがうすいため、
巻末に「猫とはどんな動物か」という解説文が入るとのこと。
そういう環境で、ああいう話って、ちゃんと伝わるのかな?
楽しんでいただければうれしいのですが。


「ねえ だっこして」(日本語版)は2004年の出版です。
文を書いたのは1987年ごろです。
ということは、絵本になるまでに17年かかっているわけで…
自己最長記録かどうかわかりませんが、
けっこう長いほうではないかと思います。
 
もとは10数篇の連作詩の中の1篇でした。
猫の詩画集みたいなものを考えていたのですが、
そういう本を出してくれる出版社がみつからなかった。
それが17年のうちの前半。
その後、これを単独で絵本にしようと思ってから、
ぴったりの画家さんがなかなかみつからなかった。
それが、後半。

最後に、田中清代さんにめぐり会えて、
この絵本ができました。
17年前だったら清代さんは中学生くらいで、
絵を描いていただくことはできなかったんですよね。

「黒ねこサンゴロウ」のどこかに書いた気がするけれど(どこだっけ?)
偶然と運命は同じものだとわたしは思っています。
同時に、「無駄な時間」というものはないと思っている。
長くかかったのは、きっとそれだけの時間が必要だったからで、
ゆっくりだけど正しい方向に進み続け、何も無駄にはしなかった。
蝉の子のように、17年かけてうまれた絵本でした。

 

 

 
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ココハドコ?

2010-09-08 08:31:31 | 日々
ワタシハダレ?

…だったらどうしよう。

と関係者一同(約2名)が懸念する中、
Mパソ・びす子ちゃんが、3週間の宇宙の旅から帰還。
じゃなくて修理センターから戻ってきました。

「どこが悪かったんですか?」とたずねると、
修理明細書というのをくれました。

 故障原因:電気的な特性ずれ
 処置:部品交換いたしました
 使用部品:電源ユニット

「特性ずれ」って、何だかわかりませんが。
(だから、聞くなって…笑)
えーと、つまり、電源ユニットね?
ハードディスク等は問題ないということ。
だよね??

(じつは、昨日引き取ってきたまま、
まだ箱から出していないのでした。
デスクトップPCってケーブルがいっぱいあって
つなぐのに時間かかるので…。
えくすぴ君もようやく慣れてきたところだし、
せっかくだから、もうしばらく使ってれば?
とか、言いそうになってるところ)
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ブラッカイマーの缶

2010-09-07 14:02:36 | 日々
買い物の帰り。
すぐ前を廃品回収業のトラックがゆっくり走っている。
積み荷はすべて空き缶のようだ。
4トントラックのまわりをベニヤ板で囲い、
網かごに詰めこんだ空き缶を積み上げられるだけ積み上げて、
こぼれないようにネットをかけてある。

色とりどりのビール缶ジュース缶コーヒー缶が、
照りつける陽ざしにキラキラと光っている。
その量が異様に多い。
連日の暑さで、缶飲料の消費も多かったのだろうが、
それにしてもよくまあこれだけ積んだなと驚くような積み方だ。
インドの王様が乗っている、飾り立てた象の天蓋つきの座席
…ちょうどそれくらいの高さと豪華さである。
上のほうは祭りの山鉾みたいにゆらゆらしている。

トラックはときどきセンターラインをはみ出す。
かと思えば極端に路肩に寄っていく。
交通量の少ない田舎の道路なので、対向車はあまり来ないし、
歩行者も皆無だからいいようなものの、
あまりに不安定な走り方なので、ちょっと心配になる。
運転手が居眠りしているかもしれないからだ。

しばらく見ていたら、そうではないのがわかった。
カーブを普通に曲がると傾いて荷崩れのおそれがあるから、
なるべくハンドルを切らずに走行しようとしているらしい。
いくつ目かのカーブで、ビール缶がひとつ飛んできたので、
危機感をおぼえ、真後ろにつくのをやめた。

何かの拍子にネットがぷつんと切れ、
何百何千という空き缶が滝のようになだれ落ちてくる…
映画なら見ごたえがあるだろうけど、こっちはスタントカーじゃないし、
なるべくなら、自分ではそういう目にあいたくないものです。
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おべんとう

2010-09-06 09:23:40 | 日々
「お弁当を作ったので」と、
お隣のかずこさんが届けてくださいました。

わあい。
オクラにゴーヤ、お手製らっきょう漬も入っています。
さすが、おとなのお弁当ですねえ。

さっそく記念撮影を。
そして、ちょっとお味見…したくなったけれど、
いまは朝の9時。
よーし、お昼まで、お仕事がんばろ!
なあんてね。
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冒険者

2010-09-05 09:33:45 | 日々
記録的な熱帯夏。
庭はジャングルの様相を呈している。
ひときわ元気なのが、ヤマイモなどのつる植物だ。
何にでもからみつき、よじ登り、たくましく生い茂る。

少しでも上へ。
1枚でも多くの葉が太陽の光を浴びられるように。
地上では熾烈な生存競争が繰り広げられている。

つる植物は、支えなしでは生きられない。
芽を出すやいなや、支えを求めてやみくもに頭を振る。
なるべく頼りがいのある丈夫で高い支柱が望ましいけれど、
立派すぎる木では巻きつくことができないし、
どっちみち、あれこれ迷っている余裕はない。
とりあえずぶつかったところに巻きつく。
巻きついたら決して離さない。
ひたすら登り、登りつめたら、またその先を探す。
満足することも飽きることも知らない。
おそるべき上昇志向のエネルギーである。

チャンスは逃さずつかむ。
ありとあらゆるコネは遠慮なく利用する。
他人を押しのけ、あるいは踏み台にする。
基本は「早い者勝ち」だが、うまく登った先輩に
ちゃっかり巻きついて追い越していく後輩もいる。
まったく油断も隙もありゃしない。

草から低木へ。低木から高い木へ。さらに高い木へ。
華麗なる転職に成功して得意げな者もいる。
その一方で、頼った柱が不運にも倒産してしまい、
ふりだしに戻り地べたで途方に暮れる者もいる。
たまたま吹いた風で、あらたな手がかりを得た者もいる。
柱のてっぺんで行きつ戻りつ悩んだあげく、
自分自身に巻きついて身動きとれなくなった者もいる。

何もない空中に、くるくると登っていくつるを見つけた。
「魔法のロープ」の技でも会得したかと思ったら、
なんと、細いくもの糸に巻きついている。
行く手にくもの巣があり、家主がちょっと迷惑そうにしている。
そこを越えれば、木の枝があり、新たな世界が待っている。

またとないチャンスだ。
そのかわり、リスクは大きい。
先の保証はないし、足場はあまりにも不安定だ。
でも、とりあえず、踏み出したことは、間違っていない。
さあ、どこまで行けるでしょうか。
ガンバレ。
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のびー

2010-09-04 11:33:36 | 日々
 どっちにしても、夏は、さがしものをするときじゃない。
 つめたいものでものみながら、
 木かげで昼寝をしているべきだったんだ。
 (黒ねこサンゴロウ「霧の灯台」より)

このせりふを、どこに書いたか、とっさに思い出せず、
しばらくじたばたする。

それにしても、悩みのない猫ですね、うちの珊瑚くんは。


こんなのとか…


こんなのとか…
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純金の謎

2010-09-03 22:35:47 | 

「純金カステラ」
…という文字が気になる。
みやげ物店の看板である。

すぐに思い浮かぶのは、カステラの形をした金塊。
中まで純金。かたくて、ずっしり重い。
ごていねいに桐の箱におさまっている。
紫色の羽二重の風呂敷に包んであったりする。
しかし、よく考えてみると、それは「カステラ」ではない。

イメージを修正する。
金ぴかの紙で個別包装したカステラ。
あるいは金塊を模したパッケージ入りのカステラ。
観光みやげには、どちらもありそうだけれど、
それで「純金」と称しているなら、がっかりだ。

イメージを方向転換する。
表面に金箔をちらちらっと振りかけたカステラ。
うーん、まあ、そのあたりが妥当かな。
金箔入りのお茶とか日本酒とかもあることだし、
おみやげにもらっても、いちおう納得できそう。
しかし、フリカケは本当に純金かもしれないけれど、
カステラ全体からみれば誤差の範囲の微量であり、
嘘ではないが、微妙に不正表示っぽい。

「そんなに気になるなら買ってみれば」とMに言われた。
いえ、べつに食べたいわけじゃないので。
買うまでもなく、店頭で一瞥すれば謎はとける。
しかし、その看板の下に、店はない。
「この先42キロ」と書いてある。
そんな離れた場所に看板だけ立っているのも謎といえば謎。


ついでに…

メロンパンにメロンクリームが入っているのは邪道。
メロン最中(もなか、ですよ。さいちゅう、ではない)が
「皮をちょっとメロン模様にしてあるだけ」なのは詐欺。
しかも「メロン」と書いてなきゃ絶対メロンに見えないし。
もみじまんじゅうも「形だけもみじ」だけど、それは可。
もみじのてんぷら(って、お菓子です、関西のほうの)は
まさか本当の葉っぱだとは思わなかったので、びっくり五重丸。

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