閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

パピルス

2010-09-27 21:25:55 | 日々
今夏は蓮の花が咲かなかった。
(それとも、わたしが見に行かなかっただけで、
ひとつくらいは咲いてたのかな?)
かわりに、パピルスが元気。

パピルスなんとか(…忘れました)という水辺の植物で、
園芸コーナーで売れ残っていたのを見かけ、
姿かたちが涼しげでいいなと思って、1鉢買ってきた。
これがとんでもなくたくましい植物で、
ここの環境が気に入ったのか、どんどんふえる。

パピルスの茎はきれいな三角形の断面をしている。
繊維質だけれど見かけより脆いようで、
花火のような大きな頭を支えきれない。
頭が倒れると、そこから素早く新芽を出し根をおろし、
地面だろうと水面だろうとかまわず領土を拡大していく。
実をむすぶ手間もかけず、ものすごく効率が良い。

うーん、庭に植えてはまずいものだったかしらね。
各地で問題になっているウォーターレタスの例もあることだし、
外来の水生園芸植物というのは、要注意かも。
しばらく様子をみて、あんまりあつかましいようだったら、
ごっそり刈り取ってパピルス紙にでもしてしまおう。



朝、ふと外を見ると、道のわきの崖のほぼ垂直な岩の面に、
何やら黒い細長いモノがはりついている。
何だろうと思ったら、真鈴がしがみついているのだった。
近くへ行って、真鈴の視線の先を見ると、岩の上の草むらに
すももがふくれっつらでうずくまっているのを発見。
追いかけっこの勢いで駆けのぼり、双方身動きとれず、
にらみ合いのまま固まっていた模様。
「こーら真鈴っ!」と言うと、「だぁってえぇ…」と
言い訳しながらごそごそ下りてくる。
すももは、下りてこない。
ひとりで下りてらっしゃい。
ばあやは、そんなとこまでお迎えに行けませんから。



大分から、今年もカボスを箱いっぱいいただいた。
小包で届いたのがちょうど夕食どきで、それも
サンマの塩焼きを食べ終えたところだったので、
ふたりして思わず「あ~、15分遅~い~!」と、
バチアタリなことを言ってしまう。
あさりの炊き込みご飯に絞ってかけたら美味しかった。
よーし、またサンマ買ってきましょう。



頭痛がするので薬をのんで(珍しく)早くに布団に入ったら、
猫どもが喜んで、すぐさま足の上に2匹、枕の横に1匹ひっつく。
この家の人口の過半数が布団1枚の面積に集中したことになる。
涼しくなったからだ。
猫の重さに、しみじみと秋を感じつつ、
朝までこんこんと眠った。


国勢調査の用紙を見て、「猫は書いちゃだめ?」とMが言う。
だめでしょうね。
コメント
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