閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

聞きなし(ホトトギス)

2008-06-24 10:21:18 | 日々

またきたよ
わたってきたよ
またきたよ
わたってきたよ
ほととぎす ほととぎす ほととぎす

(たどたどしくスタカート気味に、
最後はディミヌエンドで)

ホトトギスは巣を作らず、托卵といって、
他の鳥の巣にこっそり卵を産んで立ち去ってしまいます。
うまれたヒナは、大きな図体で義兄弟を押しのけ、
ひとりっ子として育ちます。
預けられた鳥にしてみれば大いに迷惑なので、
(頼まれて育ててあげるわけではありません。
自分の巣にある卵は自分のだと信じてしまうのね)
この鳴き声を聞くと「うわー、また来たー、やだなー」と思うかも。
最後に名乗っていちおう「スミマセン」と言ってるようだけど。


西隣の施設にあるツバメの巣をMと見に行ったら、
間近のやぶでウグイスが鳴きました。
「あ、うちの子だ」と思わず言ってしまいました。
「よー、こっちを見ろっ」って横柄な鳴き方の特徴が、
うちのそばで鳴いてる奴と同じだったもの。
1羽のオスが沢沿いにテリトリーを持っていて、
両岸を行ったり来たりして鳴いているのだな、
ということがわかりました。
ヒトの土地は川が境界になることが多いですが、
鳥の場合は必ずしもそうではありませんね。

コメント
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