閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

こうもり

2006-08-19 08:46:42 | 日々

Mのアトリエは、木造で、一部ロフトつきの平屋ですが、
床下に大人が立って歩けるほどの空間があり、
ほとんど地下室のようにして倉庫がわりに使っています。
ひんやりして暗いので、ときどき猫がお昼寝していることも。
ここに、珍しいお客さんが来ました。
こうもりです。

懐中電灯を持って、そーっと入っていくと…
いたいたいた!
きゅうに光をあてたので、びっくりして飛び立ちました。
地下室をくるくるとすばしこく飛び回ります。
ツバメみたいに速い。でも、ぜんぜん羽音がしません。
ふわっ、ふわっ、と気配が耳のそばをかすめるだけ。
しばらくしたら疲れたのか、奥の天井にぷらんとぶらさがりました。
こんなに近くで見るのは初めてです。
身体は野ねずみくらい。大きな耳をしています。
翼も、たたんでしまうとすごく小さいのです。
可愛い。柔らかそう。さわってみたい。

ブルース・ウェインは、子どものとき洞窟に落ちて
こうもりの群におそわれたのがトラウマになり、
のちにそれを逆手にとって、人の怖がるものを自分の
シンボルマークにした…って、クリスチャン・ベール主演の
バットマンの映画ではそういういう話になっていましたが、
怖いかなあ、こうもりって。
『トム・ソーヤーの冒険』にも、ありましたよね、
こうもりのいる鍾乳洞で道に迷ってしまうところ。
欧米にはねずみを怖がる人が多いから、
そういう人には「空飛ぶねずみ」はもっと怖いのかも。

昨日も今日も同じところにいた、ということは、
ここに棲みつくことにしたのでしょうか。
1匹では寂しそう。お友だち連れておいで。
でも、どんどんふえて百匹にもなったら困るかな。
うーん、床下に百匹いても可愛いだろうか。
それとも、ちょっと怖いだろうか。

コメント
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