…知り合いの先生にチケットをもらったので出かけました。
クラシックの音楽を生で聴くのは何年ぶりでしょう。
コンサートといっても、演奏家のタマゴの音大生3人が
練習をかねて日曜の午後に市民ホールで開いたものです。
地元のピアノ教室に通う子どもたちがビーチサンダルで
来ているような、ごくごく気楽な音楽会です。
でもプログラムはラヴェルやリストの難曲が多めで、
ひとりで連弾してるのかと思うような音の奔流に圧倒されました。
これからコンクールを目指していく若い人たちなので
その緊張感と意気込みが伝わってくるようでした。
そういえば、うちのピアノ、ずいぶん長いこと弾いていません。
東京にいたころ、自分の貯金で買ったピアノです。
アップライトよりちょっと背の低いコンソール型。
いまはもっぱら猫の遊び場だったりするけれど、
涼しくなったら、久しぶりに調律してもらって、
モーツァルトのやさしい曲くらいぽつぽつ弾けるように
またお稽古しようかなあ、なんて思ったのでした。
ついでながら、ナギヒコ先生がサンゴロウさんのことを
「クラシックコンサートでは5分もすわっていられないだろう」
なんて言っていますが、それはあんまりだと思う。
オペラとまではいかなくても、ピアノソナタ1曲くらい、
たぶん、つきあってくれるのでは…。