レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

注意書きというものについて思うこと

2006-04-10 15:01:57 | 注意書きと「準・ブックマーク」等
このブログは3つの話題に分かれているーー元ネタわかります?

「話題」というのもあまり適切じゃないですが。
その1 これまで散々書いてきたけど、どうしてもまた書いておきたいこと。
その2 過去のネタだけど書く機会がなかったこと。5年前にドイツ語で書いた少女マンガ論の内容とか、ドイツの思い出など。
その3 新しいこと。読んだ本とか、普通の意味での日記。

サイトには「注意書き」というものがあります。掲示板にも、管理人が訪問者に守ってもらいたいルールが書かれているのが常です。この注意書き、長いことはたいてい好まれません。禁止事項が多いとうるさく見られます。しかしですね、一般常識からして不穏当ではなく、サイトのテーマからして出てきてもおかしくはない、でも管理人の個人的趣味によって避けてほしい話題というものがあるならば、それは明記しておいたほうがよいのではないでしょうか。
 例えば、オペラのサイトだけど宝塚は見ないから話ふられてもわからんとか、ギリシア中心の神話サイト、でも旧約聖書はキライ、とか。訪問者がそれを知らずに書いてきた場合、耐え抜くならばそれはそれでいいのです。しかし、「すみません、○○は苦手なので・・・」というふうに返信したとして、それでその相手は納得してそれから遠慮するようになるでしょう。一時はそれで済みます。でも、掲示板の書きこみは流れていくので、時間が経ってからまた別の新規さんで同じ事態が起きるかもしれません。そのたびにお断りするのはお互いに気まずく煩わしいです。ならば最初から禁止事項となっているほうがすっきりしそうです。話題はこれこれの範囲で、と明確に示してあればむしろラク。「なんでもいい」と言いながら、キライの後出しのほうが困ります。管理人は、訪問者がなんの話題をふってくるか予期できないように、訪問者は、なにが管理人にとっての地雷かわかりません。「注意書きを多くして、気難しい、ワガママと思われたくない」という心理もあるでしょうけど、悪気はないのに無用のストレスをためてお互いの精神衛生上悪いことになるよりも、イヤなことはイヤだと早めに断っておくほうが賢明だと考えます。
 それまで出てきたことないので想定していなかったという場合には、注意書きが増えることになるのも仕方ないですけどね。
 まだ訪問者としての感覚のほうが強い新米管理人の意見でした。
コメント (2)
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ドイツの休日

2006-04-10 14:58:10 | ドイツ
 私の机の上には、ドイツの知人から頂いた週替わりのポストカードカレンダーが置いてあり、各地の様々な風景が映し出されている。当然、あちらの休日が書かれているので、上に下げてある日本製(こちらは、教科書出版社から毎年送られてくる、ごく地味な品)を忘れずに見なければならない。今週の日曜と次の月曜はイースター(復活祭)か。これが近づくと、イースターエッグが目につくようになる。ゆで玉子に彩色したものとか、生卵の中身を抜いて色つけしたとか、あるいはタマゴ型のチョコもある。
 イースターは、移動祝祭日で日は毎年変わるとはいえ、全国共通である。しかし、ドイツの休日はたいていが宗教がらみであり、カトリックとプロテスタントが半々のこの国では、地域によって休みか否かが違う日があるので、それをこのカレンダーで改めて発見したのは面白かった。わかりやすいのは、10月31日と11月1日だ。宗教改革記念日である10月31日は、北東部の州、つまりプロテスタントの強い圏で休み。「万聖節(諸聖人の日)」の11月1日は、南西部、カトリック圏が休み。 ふらっと出かけた異教徒異邦人は困るだろう。もっとも、こういった行事の意味をすべてのドイツ人が必ずしもわかっているわけではないらしいが。
 日本の場合、地域で違う休日なんて、県民の日くらいなものだろうか。
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ローマに初めて接したのは

2006-04-10 14:56:15 | ローマ
アウグストゥスとゆかいな仲間たちにハマったのは、2001年の夏のコミケで買った同人誌の、とある短編に感動したことがきっかけだけど、最初にローマ史に接したのは、ドイツロマン派詩人のアイヒェンドルフの叙事詩『ユリアン』を論文タネにしたときでした。「背教者ユリアヌス」、中学の国語の教科書の巻末の文学史年表で目にして、なんだか印象に残る名前でした。その「ユリアヌス」、時代背景も調べておこうと読んでみて、なんて劇的な、とちょっと感銘を受けたものです。
 ついでにローマの歴史を読んでみました。そのとき感じたことは:王制が倒れたことも、「十人委員会」が追放されたのも、女絡みの醜聞じゃないかーー!やっぱりイタリア人って古代から・・・と、偏見丸出しの感想。でも、いまとなっては、古代史における「ローマ人」と、いまの「イタリア人」とあまり結びつきません。イタリア行ったことないですけどね。
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