レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

『動物のお医者さん』新装版だって

2023-12-30 14:03:05 | マンガ
 『動物のお医者さん』が、小学館から「新装版」で出るそうだ。来年、毎月1巻ずつ全12巻。全12巻ということはもともとの「花とゆめコミックス」と同じ。特に変わった編集になるわけではないのか。上記記事でも1巻の表紙は昔のと同じようだし。
 小学館の青年誌に移ってからの作品は、文庫版もとうぜん小学館から出ていたけど、『動物のお医者さん』だけは白泉社文庫だった。
 これまで、
・花とゆめコミックス
・白泉社文庫
・テレビドラマ化の時の『月刊動物のお医者さん』 雑誌形態で、えーと、全4冊?3冊?
・コンビニ本
・愛蔵版
と多くの版で出てきた。私は何度も買って手放してを繰り返し、いまは「愛蔵版」が本棚にある。
 だから今回わざわざ買うまい。
 それより、『ペパミント・スパイ』や「忘却シリーズ」の完全版(全部収録しているという意味!)を出してくれよ。
 年末になると、ハムテルたちの平常心を思い出す。そして、おせち料理とは数日まえから計画的に段階的にするもので、大晦日にどっこいしょと始めるものではないよね、と思うのも常。
 
 古典的名作は何回も出直すことが珍しくないが、少女マンガで最も多くの版で出た作品はなんだろうか。私が思うのは『ベルばら』だけど。
・マーガレットコミックス
・愛蔵版 最初のブームの頃に出ていた高価で立派な装丁の5巻本
・集英社漫画文庫  70年代のマンガ文庫第1次ブームのころ出た全10巻 編集が最悪だった
・愛蔵版 中央公論の安価な2巻本
・文庫 いまのは全5巻 
 いまアマゾンで検索した。「完全版」というのもあったし、「フェアベルコミックス」というのは電子書籍? 紙本だけでも6種ある。
 
 検索にミスがある時「もしかして 〇〇」と正解が示されるものだけど、今回は、
もしかして ベルサイユのバラ
ーーと出た!ふざけるな!「バラ」じゃない、正しいのは「ばら」だ!!!!!
 
 
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半世紀ぶりの「りぼん」

2023-08-28 16:10:28 | マンガ
中野京子さんのブログで、「りぼん」で連載『お姫さまの真実』が始まることを知ったので、初回だけと思って9月号を買った。ベラスケスの絵で有名な、というよりもあれでしかほとんど知られてなさそうなマルガリータ・テレサ、中野さんの本でも盛んに登場する人。若死にしてしまうけど、平穏無事なので、お姫様としては幸せなほうだったと言ってよかろう。
 それにしても、雑誌の中での扱いの小ささに驚いた。私はてっきり、『怖い絵』などの本で評判の中野京子さん~とか、読者に対しての紹介くらいあるものと思っていたのに。ぽつんと2ページが載っているだけだし、目次でもまるで目立たないし。表紙に載ってなかったので、ほんとにこの号でよかったか?と不安になって、店員さんに言って中身を確認させて頂いたよ。 年寄向けでないとはいえ字が小さいよ。印刷の色が緑なのも見づらい(キレイだけどさ)。
 
 「りぼん」を買うのはほぼ半世紀ぶり。小学校の中学年で愛読していた。(そのあと別冊マーガレット、ララと対象が移っていく) 70年代のこと。当時の看板は一条ゆかり。大矢ちきもいた。私は一条、大矢といったハデで濃い絵はあまり好みではなかった。山本優子『美季とアップルパイ』なんか好きだったけど、あれもけっこう絵じたいけっこうハデだったのだ、華やかなわりにギャグは強烈だった。弓月光も当時は気に入っていた。一条ゆかりのドロドロで濃い大人の世界、弓月光や土田よしこのお笑い、金子節子や汐見朝子の人情系(汐見さんがレディコミでエロ+お下劣ギャグにいくとは・・・)、そして陸奥A子等のオトメチック。 多彩だった。
 さて、半世紀ぶりに買った「りぼん」を読んだ。
 「小学生まんが大賞」なんてものがあるのは驚いた。掲載作は中学受験が題材、恋愛以前で勉強のライバルみたいで、地に足のついた感じでこういうの好き。絵じたいはもちろん下手だけど、画面構成などちゃんとしていて「顔まんが」でもなく背景もある。小学生でこれだけ描けるなんてすごいなというのが素朴な感想である。
 この雑誌の対象年齢は小学生~中学生だが、登場人物たちは中学生~高校生で、読者よりも高めになっている。個々の作品を読んでみれば悪くはないのだが、ほとんどが学園もので、いわゆる「半径50メートル」なのである、それはそれで否定する気はないけれど、あまりにそういうのばかりで雑誌1冊というのはなぁ・・・。これを買い続けることはやはりしない。
 中野さんの連載が単行本化されることを切に望む!
 
 
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似てる似てないの設定についてダラダラと書いた

2023-07-22 10:08:53 | マンガ
たいへんまとまりのない話である。
 
スカッと系の動画はほとんどVYONDが使われている。しくみをしっかり把握しているわけではないが、いろいろあるパターンを組み合わせて使うのだろう。赤ん坊はみんな同じ顔で(厳密にはもう一つタイプがあり、こちらは、おくるみの中で眠っている・泣いているの2種類だけの絵で声はない)、私はコレがたいへん好きなのである、ということは前にも書いている。私は子供好きではなく、赤ん坊見て目を細めるタイプではま~ったくないけど、これは好きである。VYONDの絵や表現で嫌いなものもた~くさんあるけどコレは好きである。
上記には載っていないが、哺乳瓶を持ってミルク飲んでいる図もたいへんかわいい。それと、横になって眠っているの図、その二つが上記の図には欠けている。
 
 繰り返すが、VYONDの赤ん坊は(多少の例外を除いて)みんな同じ顔である。
 それなのに、赤ん坊が誰に似てるとかなんとか言っていることが時々あるので、「みんな同じ顔だろうよ~~!」とツッコミたくてうずうずする。
(似てるということがホメ言葉として使われることに対しても、一般論としてヘンだと思う)
 (ついでに言えば、服も同じである。だから、似合うもへったくれもあるか~い!と言いたくてたまらん)
 
 文学ジャンルの中で小説が最も自由がきく形式だが、マンガというものもかなりのものだろう。
 大河ドラマは長い期間を扱うので、多くは子供時代も出てくる。どこで演者を交代させるかはけっこう頭を悩ますに違いない。(子役を使うべきところなのに大人に演らせて失笑をかうこともある
 その点、マンガは簡単だ、老若の描き分けのできていない作家はいるけど。
「似てる」という設定なのに絵がそれと合ってないこともあるけど。
(『サラディナーサ』でサーラは母とそっくりと言われているけど、目の中が黒いか白いかでかなり別の顔に見えてしまっていたぞ)
 描き分け不足のマンガ家だと、似てる設定のキャラどうしでなくても似ちゃってることもあるけど。
 
 ーーこんなことを思うのは、よしなが『大奥』がアニメになるから。あの話にはそっくりさん設定が数回出てきているが、実写ドラマではまったく使われていなかった。アニメでは簡単に実現できるから採用されるだろうな。
 せっかくアニメ化もするのだから、新たな要素もいくらかあってほしいものである。
 ーーと書いてからひと月以上たち、すでに『大奥』は公開された。第1回だけ約80分で、コミックス1巻目に相当。次からは30分枠。10話までは、家光の時代が終わる、原作で4巻の途中までに相当する。大きな違いは感じられなかった。
 
 マンガ原作というだけの共通点だけど、4~6月にBS松竹東急で放映されていた『めんつゆひとり飯』。そもそも知っている出演者はいなかったが、主演は合っていた。
 あ、上で書いたこととのつながりを思い出した、
 主人公面堂露(めんどう・つゆ)の上司、大食いのデブの保ケ辺は「やせたらイケメン」なのだが、実写ではやはりというか、やせてるバージョンは別人が演じていた。
 まあだいたいの配役は合っていたが、社長はなぁ・・・。原作では若い美人なのだ、それが・・・。困惑した。
 社長秘書で才色兼備でマメな料理上手の本出いり子の役は、ミスキャストではないけど、せりふがヘタ~!容姿はいいんだけど。 第2シーズンがつくられるならば上達していてほしい。
 
『大奥』の話に戻る。
まえにネトフリで『テルマエ・ロマエ ノヴァエ』が公開された。「〇月〇日から」となっているので、そこから毎週次の回が載るのかと思っていたが、一挙に公開されていた。 今回の『大奥』もそうだ。しくみがよく理解できていない。
第2シーズンはいつになるのか。NHKのドラマと入れ替わりみたいな感じだろうか。
 有功のそっくりさんである右衛門佐は、絵は実際にそっくりに描かれるだろうけど、声優は別なんだろうな。
 
 実に散漫だけど、終わり。
 マンガの絵は記号だと言われるけど、その記号はわかりやすく、設定が納得できるように描いてもらいたい、これが主張。
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マンガ新刊の棚で

2023-06-09 16:02:47 | マンガ
 今月始め、本屋でコミックス新刊の棚で『セスタス』11巻を発見、事前チェックから漏れていた。隔月刊の連載のようで、細々とながら続いていてけっこうなことだ。でも正直なところ、セスタスの試合の方面だと私の関心はいまひとつなんだけどね。
 ネットで、『プリニウス』が完結して来月最終巻12巻が出るという記事を読んだ。え、ネロの死まで読んだけど、あとどうなってたっけ? 検索すると11巻は一昨年7月に出ている。出費メモを確認すると、・・・まだ買っていなかったので有隣堂で検索、店にないので注文。この際、ネットで注文できるように登録した。今日受け取ってきた。
 ちゃんと完結させられる、続けられることは幸せだ!
 ローマ関連だけでも、幸せでないマンガ(%)が〇〇とか××とか△△~~~!!
 
 
『薔薇はシュラバで生まれる 70年代少女漫画アシスタント奮闘記』笹生那実 イースト・ブレス 2020年
 地元図書館のマンガの棚に、なぜかこれがあった。
 出たころ評判なのは知っていた。
 主として美内すずえのところでアシスタントしていて、ほかに樹村みのり、山岸涼子(ほんとはさんずいじゃなくにすい)等。それぞれの思い出を語る際に画風に合わせた描き方になっているところが楽しい。本の装丁は「りぼんマスコットコミックス」のマネ。
 別マの黄金期といっていつの時代を指すのか知らんけど、私は、美内&和田が看板だった時期だと思っている。毎月毎月面白い作品が惜しげもなく発表されていたころを、多少なりとリアルタイムで味わうことができたことを幸せに思うし、それをささえていた人たちにも感謝をおくろう。
 
%「幸せなマンガ」「幸せでないマンガ」を別の意味で使うことがある。
過去の名作についてこの言葉を使う場合、
「幸せ」とは、
①きちんと完結していて、よけいな続編などないこと。
②作家の他の作品・現在の作品も評価されていること。
③作家当人の言動が顰蹙をかったりしていないこと。
これらを逆にしたのが「不幸な」マンガである、
①だらだらしてまだ終わっていない、または、続編がつまらない
②いまは劣化したとグチられている(だから過去のヒット作に頼ってくるのか)
③作家当人の言動が叩かれる これがいちばん馬鹿らしいかも。
  
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全部読み切りの別マ

2023-05-10 07:18:23 | マンガ
 先日、少年マンガ週刊誌の「4大」に関して、4つしかないのにこの言い方はおかしいだろ、と書いた。私自身はもうマンガ週刊誌というものには長いこと縁がないということも。
 人気が出て長期化する看板連載のほかに、あまり長くない連載や、読み切りにも力を入れたほうがいいのでは、とはいつも思っている。常連でない新規読者が入りやすいこともだいじだろう。
 
 私が別冊マーガレットに夢中の時期があったことはたびたび書いている。
 あのころ別マは「全部読み切り」をうたっていた。それはいつ始まりいつ終わったのだろう?と時々気になるので、「別冊マーガレット 全部読み切り」で検索してみた。出てきた画像では、早いところで1966年(昭和41年)ですでに表紙にそう書いてある。そんな時代はさすがに知らない。1974年(昭和49年)のものは、『はるかなる風と光』が載っている、見覚えがある、なつかしい~~!「たいへんスケールの大きい作品なので」「全部よみきり」の例外だとしていちいち言い訳(?)が載っていたことを覚えている。
 市川ジュン『花の中へ』、4回と短いものだけど連載だった。これには言い訳はついていなかった。76年、この時にはもう「全部読み切り」という方針をやめたのだろうか。
(74年に創刊された「花とゆめ」には別マの作家たちが多く移っている)
 この『花の中で』で、市川さんの絵が変わった。愁いを帯びて見えたことをはっきり覚えている。
 この時私は小学6年。中1の時には「週刊マーガレット」も買っていた。そのせいではぜんぜんないが、なぜか、別マへの熱がひいた。きらいになったわけではないが、どういうわけか、それまでのような入れ込みがなくなって、買わなくなってしまった。ひいき作家の作品はコミックスで買ってはいたが。
(そして熱意はララへ移る)
 河あきら『いらかの波』は77~80年。これは世間でかなり評判になったけどそのころには私はコミックスで読むだけだった。40回、全10巻、ヒット作のわりにはさほど長くない。ーーこのころには、「全部読み切り」という方針はすっかり過去のものになっていたということなのか。
 こうして思い出してみても、読み切り方針を明確にやめた、それの宣言・説明が載ったという記憶はない。
 少なくとも9年は続けていた方針を転換したのだから、なんらかの発言があってほしかったという気持ちがある、いまさらだけど。
 毎月毎月、読み応えのある一話完結ものが満載の雑誌を読んでいた、いまにして思えば贅沢な時代だった。もちろん、長編連載やシリーズものの面白さもあるが、1回1回でその都度作品世界に短い間引き込むというのはまた別の難しさがあるだろう。シリーズキャラクターに頼らない、まったくの読み切り短編を描ける腕、それがもっと見直されてほしい。
 
 単純に考えて、雑誌の発行頻度が低いと読み切り率が高くなりそうだと思うが、どうだろうか。週刊よりも季刊のほうが、1作のページが多くて、初めて読む読者への配慮の度合いが高い・・・のではないか?
 
 (今回検索して、花ゆめの初期は月刊で月2回になったのは75年からだと知った。『スケバン刑事』が創刊からだと思っていたけどそうでなかったことも。)
 
 
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マンガ週刊誌といえばのつぶやき

2023-04-27 11:24:45 | マンガ
「マンガ」カテでしばらく投下していなかったので。
 
まえに書いた記憶があるけど。
 
 『ヘタリア』アニメでは、エンディングは「イタリア」が主人公になっていて、限定版のディスクの特典CDはその各国バージョンである。それらはあとからまとめたCDが出ている。EDの第1弾は『まるかいて地球』という題なのだが、そのまとめCDは『まるかいてベスト』。「ベスト」とは、最上のを選んだ時に使う言葉じゃないのか?もちろん、全部もれなく入れてくれることを望むけどさ、これで「ベスト」はおかしいだろ、「まるかいてオール」とか「まるかいて集合」とか、もっと適切なタイトルがあるだろ!?
 
 上記のことを思い出す記事がmixiに載った。主旨は、週刊誌連載は描き手に負担が大きすぎる!ということ。その前置きから引用:
 
 現在、刊行されている週刊少年漫画雑誌は「週刊少年ジャンプ」「週刊少年マガジン」「週刊少年サンデー」「週刊少年チャンピオン」の4誌である。これらを総称して“4大漫画雑誌”“4大週刊少年誌”などと呼ぶことがある。
 
 引用終わり。
 あのさ、〇大XXというのは、たくさんあるXXのうちでベストのを〇コ(嫌いな言い方だけどここでは仕方ない)選んで呼ぶものだよね? 「3大美女」はたくさんの美女たちのうちからトップの3人だし、美女が3人しかいないわけじゃないよね?
 週刊少年マンガ誌が4つしかないならば「4大」はおかしいだろ!
 
 それにしても、週刊の少女誌はかつて3つあった(%)ものが1988年に「マーガレット」が月2回になって以来、ゼロ。復活することはあるまい。
 上記の記事に書かれている、作家の負担が大きいということに対して、私の素人考えでは、連載を毎号でなくするのはどうかと思うのだけど、読者の立場からすると、特に気合をいれて読んでいるのではない連載では、間が空くと前のを忘れて、話に入っていきづらくなる。1話完結ならともかく、続いた話はなるべく一気に読みたいというのが本音である。
 まぁ、買う側にとって毎週というのは出費の面でもけっこう大きいものだけど。私自身は、中学1年のころ、1年少しくらいの間「週刊マーガレット」を買っていただけである。その後、月刊の「ララ」をかなり長く購読したし、月2回の「花とゆめ」も『動物のお医者さん』開始から6年+しばらく買っていたけど。
 
% その3つは「マーガレット」「少女コミック」「少女フレンド」。
「少女フレンド」はたいてい「フレンド」と端折るが、「少女コミック」は「少コミ」となる。思えば、「少女コミック」という誌名はけっこうヘンじゃないか?固有名詞らしくないだろ。
 
 現在購読しているのは秋田書店の月刊の「ミステリーボニータ」。亀さんの連載がきっかけ。 アンケート出して図書カードが当たった。この時はかなりギリギリに出したんだけどな。年齢も正直に書いているけどな。
 
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JK漱石、カル物、等

2023-01-15 14:09:00 | マンガ
『JK漱石』1巻 香日ゆら
『先生と僕』をはじめとする漱石ものが名高いこの作者、これは転生設定。ひっそりと生きようとしている点は『劉備徳子は静かにくらしたい』を連想する。お嬢様学校のおっとりした学友たちの感じは『笑う大天使』を思い出す。
 他の転生者も出てくるのだろうか。
 
『カルバニア物語』20
 女王タニアは初の外遊を前にしてばたばたしている中、ライアンはブドウが大損害でいろいろと売却している。そしてあることに気づいてエキューと跡継ぎづくり?
 ホルグの有能領主ニコールがシングルマザーになる予定で、相手は久々の登場キャラ。
 
『ブラックナイトパレード』7巻
 正直なところ、だれがどういう立場にいて敵味方がどうなっているのか混乱してきた。三春の両親がらぶらぶだということははっきりしている。
 実写映画化までされるけど、話は途中まででとりあえずまとめて反響では続きをというところなのだろうか。
 
よしなが『大奥』のドラマ、1回目を見た。
イントロである水野と吉宗、とりあえず1回で済ませて、次回から家光&有功編になるけど、これのあとは吉宗編にまた戻るのだろうか。
 杉下はもうちっとハンサムであってほしかった。
 
『うる星やつら』のアニメ、旧作よりも絵がすっきりしている感じ。
OPやEDのデザインに『ヘタリア』を思い出す。
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今月のコミックス新刊

2022-12-01 08:53:52 | マンガ
 12月のコミックス新刊をチェックしたところ、買うのは
香日ゆら『JK漱石』1巻
『燃えよ剣』2巻
『ブラックナイトパレード』8巻
『カルバニア物語』20巻
 ほかに、ハーパーコリンズジャパンから河村恵利さんの、たぶんハーレクイン系が出る。恒例の啓文堂の値引き券が来ているので計画的に使おうと思い、予約してある。河村さんの現代ものはほとんど読んだことがないのでそれなりに楽しみ。
 
 先月出た『ローカル女子の遠吠え』9巻でたいへん気に入ったシーン:
上司への失言で静岡支社に左遷されたけど静岡生活満喫している独身男雲春が料理の話をしている、
課長「自炊の大変さを知ると「結婚したいな~」って思うだろ?」
雲春「?
   二人暮らしになったら家事も二倍だし 負担変わんなくないすか」
 周囲で女性社員たちが課長をにらんでいる
次のコマで同期と飲んでいる課長
「ここから先は言わずともわかるな?(スンスン)」
「結婚相手は便利家電じゃないってゴリゴリに詰められたろ」
 雲春、家事は嫁さんという前提がない、感心だ。
 
 料理といえば、同じ瀬戸口みづきさんの『めんつゆひとり飯』に出てきた、千切りキャベツに納豆と海苔、めんつゆとゴマ油で混ぜるという食べ方がおいしい。
 『きのう何食べた?』の新刊に出てきた、同じく千切りキャベツに酢をかけてゴマをふって混ぜるというのも、手軽でいい。
 ツナ缶やカニカマを混ぜるのもいい。
 
 
 『歴史系倉庫』の亀さんの連載が「ミステリーボニータ」12月号から始まったので、これからしばらく買ってみることにした。「プリンセス」を2月号から買っていたけどこちらはやめる。『薔薇王』以外に目当てがないし。(強いて言えばくろだ美里さんくらいだ)「プリンセスGOLD」は2004年の大河便乗企画「新選組イヤー」から数年買って、連載の数本は(だいぶブックオフも利用したが)コミックス既刊から読んだりしたけど、今回プリンセスでそういう気になったものはない。
 ミスボニのほうが多彩かな。「少女まんがの枠にとらわれない」という方針のようで、まあたしかに。絵があまりうまくない、少なくとも美麗でない絵もけっこう目立つ。
 浜田翔子さんのミラージュも載っている、そもそも好きな絵だけど、まえのタッチのほうがよかった。
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マンガの前身作

2022-11-16 09:13:25 | マンガ

 11月も早くも半分過ぎた。11月といって頭に浮かぶ、『11月のギムナジウム』は萩尾望都の旧作。『トーマの心臓』の原型ともいえる短編。(萩尾さんに対して特にファンというわけではないけど叙勲は祝福する!)
 

 長編ヒット作に、その前身・原型、前編が存在することはままある。

 弟が少年サンデーを購読していた時期があるので読んだのだが、安永航一郎『県立地球防衛軍』(イメージアルバムも出たな、『元旦が来た』はウケていた)の前の『肉弾X』。
 ジャンプでも、読み切りを載せてその反響で連載化ということはよくあるのだろう。『るろうに剣心』でもあった。 『スラムダンク』は、デビュー作の『楓パープル』が原型と言えるだろうか。(『カメレオン・ジェイル』に併録されている)

 『セーラームーン』にとっての『セーラーV』もある意味そうかも。

 ヒット作は、何回も違うバージョンで出しなおすことがよくある。そういう際に、上記のような関連作は収録されるのだろうか、それが気になる。

 『スケバン刑事』は、『校舎は燃えているか?』という読み切りが先にあった。白泉社文庫にはいっていたのかは知らん。「新装版」には? アマゾンで見たら、『スケバン刑事if』に入っている。「if」は、もともとは「スケバン刑事second』という題で2作出た、パラレルワールドもの。
 

『あさぎ色の伝説』は、初めて掲載されたのは別冊マーガレットの読み切りで、しかし途中まで(「うちのしじみが売れた・・・こんなうれしいこと初めてや」まで)で中断したままで、あとで番外編の一つとして完成。しかし、最初の2ページ(タイトルページ以外)は多少の違いがあったのだ。作者自身が講釈師のように「お待たせいたしました ヒゲクマ初の時代劇ロマン、さて始めよう! 時は幕末ー-(略)血みどろの幕末にあって さわやかな笑顔を残した青年、その名は 沖田総司!」  「え? しじみ売りの佐平さんか」  これらを、数年前に出た『あさぎ伝』にもいれてほしかった。   

 その点、秋田書店から出た『Z(ツェット)』は、掲載当時のとじ込みピンナップや予告編などまではいっていてみごとなものだった!

 

「前身」ではないけど、川崎苑子『りんご日記』はもしもまた出る機会があるならば、事実上の続編・後日譚である『夢の入り口』を併録してほしいと強く思う。

 

 関連作はなるべくまとめてほしい。逆に、長編の最終巻の穴埋めでまったく関係ない作品がはいっていることは歓迎しない。

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ソム兄 ポン太

2022-10-01 13:48:50 | マンガ

 コミックス新刊情報は「まんが王」というHPで来月分をチェックするが、漏れは出る。「コミックナタリー」は毎日その日発売のぶんが載るが、午前に買い物に行く時間ではまだ出ていないので、帰ってまた見たときに気がつくこともある。

 

下瀬川ひなる『おしえて!BLソムリエお兄さん』は、1巻を店頭で見て買った。作家志望の苦学大学生又来(またらい)の前に現れる謎の男が「匂い系」BLを紹介していく、第1弾は『こころ』。同じ1巻には『駆け込み訴え』も。

(巻末の広告で知った『偉人ですか?英雄ですか?~~』も買ったけどこちらはさほど面白くはなかった。歴史上の人物いろいろ出る)

 これの続刊出てるんだっけ、と思っていたら、3巻(終)を見かけて、すぐに2巻を取り寄せた。まだパラ見だけど。紹介された作品を読みたくなる。

 

『きょうのさんぽんた』は早くも5巻。あいかわらず、りえ子が散歩して、柴犬ポン太にあれこれ話し、ポン太が内心ツッコむという日常、事件はほぼない。

 性格はけっこうなまいきだけど、ポン太かわいい。柴犬かわいい。しっぽかわいい、耳かわいい、ああなでたい。

 マラソン大会の前日、りえ子が、明日までワープしたい、という気持ちはものすご~~くわかる!勉強の試験と違って、結果なんかどうでもよくて、ひたすら終わればそれでいいものだった。(逆の人も世間にはいるのだろう) 

 

『オリンピア・キュクロス』は7巻で完結。デメトリオスが21世紀の日本で銭湯につかっているとそこにザバっと・・・ルシウス出現。ピウスに仕えているということは本編完結後のルシウスということになるんだけど、この際原作でなくアニメ『ノヴァエ』の先だと想像したいのが本音である。

 

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