宝島社から出たムック『大人の少女マンガ手帖 偏愛!美少年の世界』。
70年代の懐かし作品がいろいろと取り上げてある。「ベスト10」は、風木、トーマ、まりしん、エロイカ、ポー、変奏曲、はみだしっこ、パタリロ!、カリフォルニア物語、玉三郎。部分的なのも含めれば全部読んでいる。大手を振って愛を叫ぶことのできるもののない点がちょっと辛いけど。
青池作品がここに並ぶと異色に見えることは指摘されている。『エロイカ~』の作品紹介はわりに適切に書かれているーーただし、「危険な世界の生きる少年たち」の中での、エロイカ と クラウス少佐 という書き方はダメ!「エロイカ」と「 」つきでなければならないし、ファーストネームに階級名なんてマヌケなことはしないでもらいたい。
いつものことだけど、1巻の表紙ばかり使うのはやめてもらいたい、特に『エロイカ』なんてあとから見ると別世界になっているあれは!(これと『ベルばら』は、1巻の表紙が出てくるとげんなりする%) 同じ作品が何回も出てくるならば、別の巻の表紙を載せるという凝ったことたまにはしてみてくれ。
その点、雁須磨子さんのアンケート回答で「お気に入りの美少年キャラクターが登場する作品ベスト3は?」は、2位のアンドレに『ベルばら』の7巻(O&Aのツーショット)を出していてよろしい。(3位が「アルバートさん 『キャンディ・キャンディ』で表紙カット載せているのはなかなか珍しいのではないか?)(ちなみに1位は『摩利と新吾』の安曇紫乃)
初期のJUNEもいくらか読んでいたけど、いざ、「美少年」キャラと言われてもそんなにこれというひいきが浮かばない。少年という年よりは上が多いし。ひかわさんのはそういうガラじゃないし。『ペリカンロード』のケンちゃんは高校生~大学生だけど80年代だし。
「美少年マンガ」という名称も思えば奇妙なくくりではある。たいていの少女マンガには容姿のいい男の子は出てくるのだから。
% このムックには『オルフェウスの窓』のほうが大きく出てくる。これの1巻表紙は、赤の背景と蝶が印象的なデザインである。これは『ベルばら』と違って抵抗がない。別の意味で前半後半のギャップは大きいのだけど。 このころのユリウスはりりしい美少年といった趣だった。負っているものが暗くて痛々しいけど。
私が買った書店では少女マンガ雑誌の棚にあった。表紙はジルベールでわかりやすい。
ここ数か月の新刊で買っても読んでいなかったコミックスを数日の間にどっと読んだ。桑田乃梨子『スキップ倶楽部①』、萩尾『王妃マルゴ⑤』、菅野『薔薇王の葬列⑤』、戸川視友『王のいばら外伝⑦』『天と献上姫③』。『アド・アストラ』もあるけど来月また出るから3冊まとめてにしよう。
70年代の懐かし作品がいろいろと取り上げてある。「ベスト10」は、風木、トーマ、まりしん、エロイカ、ポー、変奏曲、はみだしっこ、パタリロ!、カリフォルニア物語、玉三郎。部分的なのも含めれば全部読んでいる。大手を振って愛を叫ぶことのできるもののない点がちょっと辛いけど。
青池作品がここに並ぶと異色に見えることは指摘されている。『エロイカ~』の作品紹介はわりに適切に書かれているーーただし、「危険な世界の生きる少年たち」の中での、エロイカ と クラウス少佐 という書き方はダメ!「エロイカ」と「 」つきでなければならないし、ファーストネームに階級名なんてマヌケなことはしないでもらいたい。
いつものことだけど、1巻の表紙ばかり使うのはやめてもらいたい、特に『エロイカ』なんてあとから見ると別世界になっているあれは!(これと『ベルばら』は、1巻の表紙が出てくるとげんなりする%) 同じ作品が何回も出てくるならば、別の巻の表紙を載せるという凝ったことたまにはしてみてくれ。
その点、雁須磨子さんのアンケート回答で「お気に入りの美少年キャラクターが登場する作品ベスト3は?」は、2位のアンドレに『ベルばら』の7巻(O&Aのツーショット)を出していてよろしい。(3位が「アルバートさん 『キャンディ・キャンディ』で表紙カット載せているのはなかなか珍しいのではないか?)(ちなみに1位は『摩利と新吾』の安曇紫乃)
初期のJUNEもいくらか読んでいたけど、いざ、「美少年」キャラと言われてもそんなにこれというひいきが浮かばない。少年という年よりは上が多いし。ひかわさんのはそういうガラじゃないし。『ペリカンロード』のケンちゃんは高校生~大学生だけど80年代だし。
「美少年マンガ」という名称も思えば奇妙なくくりではある。たいていの少女マンガには容姿のいい男の子は出てくるのだから。
% このムックには『オルフェウスの窓』のほうが大きく出てくる。これの1巻表紙は、赤の背景と蝶が印象的なデザインである。これは『ベルばら』と違って抵抗がない。別の意味で前半後半のギャップは大きいのだけど。 このころのユリウスはりりしい美少年といった趣だった。負っているものが暗くて痛々しいけど。
私が買った書店では少女マンガ雑誌の棚にあった。表紙はジルベールでわかりやすい。
ここ数か月の新刊で買っても読んでいなかったコミックスを数日の間にどっと読んだ。桑田乃梨子『スキップ倶楽部①』、萩尾『王妃マルゴ⑤』、菅野『薔薇王の葬列⑤』、戸川視友『王のいばら外伝⑦』『天と献上姫③』。『アド・アストラ』もあるけど来月また出るから3冊まとめてにしよう。