本屋には出版社のPR誌が置かれていることがあり、文芸春秋は「本の話」という。これに、サクジール・ヨシムラ(#)ではなく吉村作治さんの小説『教授のお仕事』という連載がある。主人公は「中一(あたり・はじめ)」、この稼業の事情を題材にしている。
今月号で、アタリと同僚たちで日光を訪れ、好きな歴史上の人物の話題になる場面がある。45歳民俗学教授は家康が大好き、60歳のアタリは信長が好き、シェイクスピア研究の60歳は「秀吉的生き方を好む」。心理学の優秀な女性の川田準教授がの発言は
「私はクレオパトラでも楊貴妃でもいいんですが、やはり明治天皇とかアウグストゥスのように国を創るような大改革をした人に憧れますね。ともかく男らしい人が好きです」-- 「何ともはや力強いお言葉。そう
とうのファザコンかもしれない」
家康だの信長だのと言っている流れからするとなんだかズレてるような感じがする。ならば頼朝の名前でも出てくるほうが理解しやすいな。
明治天皇って男らしいかなぁ?近代化日本の看板としてムリをさせられていたヒト、という印象がある。皇后がスグレモノだということも有名だな。(あ、奥方がしっかり者だというのはここで挙がっている二人の共通点だ!)
「男らしい人が好き」なことが「ファザコン」ということにはならんだろうに。男らしくない父に嫌気がさしてそうなる子はいくらでもいるだろう。(中学時代に通った塾の先生が、娘は「親父が丸顔だから長い顔はみんな美男だと思ってる」と話していたことがある。)
「私はクレオパトラでも楊貴妃でもいいんですが」の部分が、なぜここで出てくるのか謎だ。ほんとは、アタリにクレオパトラ礼賛させたいところなのだろうな~。
# 『マジカル・ダイナマイト・ツアー』by吉田弥生 で、このエジプト学者をパロったキャラの名前。
読売新聞に、月に一度、佐藤賢一さんの歴史エッセイが載る。先日、カエサルと秀吉の共通点について出ていた。「人たらし」、女たらし、遅くなって若い女との間に生まれた息子がいて、しかし出生には疑惑があって、という点。それらはいいとして、ーーカエサルは「貧相な小男」じゃないだろ!これだけはツッコミたいぞサトケン。
今月号で、アタリと同僚たちで日光を訪れ、好きな歴史上の人物の話題になる場面がある。45歳民俗学教授は家康が大好き、60歳のアタリは信長が好き、シェイクスピア研究の60歳は「秀吉的生き方を好む」。心理学の優秀な女性の川田準教授がの発言は
「私はクレオパトラでも楊貴妃でもいいんですが、やはり明治天皇とかアウグストゥスのように国を創るような大改革をした人に憧れますね。ともかく男らしい人が好きです」-- 「何ともはや力強いお言葉。そう
とうのファザコンかもしれない」
家康だの信長だのと言っている流れからするとなんだかズレてるような感じがする。ならば頼朝の名前でも出てくるほうが理解しやすいな。
明治天皇って男らしいかなぁ?近代化日本の看板としてムリをさせられていたヒト、という印象がある。皇后がスグレモノだということも有名だな。(あ、奥方がしっかり者だというのはここで挙がっている二人の共通点だ!)
「男らしい人が好き」なことが「ファザコン」ということにはならんだろうに。男らしくない父に嫌気がさしてそうなる子はいくらでもいるだろう。(中学時代に通った塾の先生が、娘は「親父が丸顔だから長い顔はみんな美男だと思ってる」と話していたことがある。)
「私はクレオパトラでも楊貴妃でもいいんですが」の部分が、なぜここで出てくるのか謎だ。ほんとは、アタリにクレオパトラ礼賛させたいところなのだろうな~。
# 『マジカル・ダイナマイト・ツアー』by吉田弥生 で、このエジプト学者をパロったキャラの名前。
読売新聞に、月に一度、佐藤賢一さんの歴史エッセイが載る。先日、カエサルと秀吉の共通点について出ていた。「人たらし」、女たらし、遅くなって若い女との間に生まれた息子がいて、しかし出生には疑惑があって、という点。それらはいいとして、ーーカエサルは「貧相な小男」じゃないだろ!これだけはツッコミたいぞサトケン。