レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

文庫フェア、『カーリー』

2024-07-07 13:10:14 | 
<A href=新潮文庫の100冊 2024 (100satsu.com)>「新潮文庫の100冊 2024」</FONT></A>
もうこの季節か、早いものだ。
ラインナップの中で、買いたいものはさほどない。
景品は、カドカワのはまあほしくはあるけど、懸賞なのでそのために買うほどの気持ちにはならん。集英社の「よまにゃ」しおり、かわいくはあるけどそのために無理やり選ぶ気にならん(この絵で犬を描いてほしい)。新潮文庫のステンドグラスしおりは欲しいので、なにか選ぼうと思っている。
 
高殿円『カーリー』 講談社文庫
 まえに、少女小説のガイドブックで読みたい本をチェックした、その中の一つ。市内の図書館になかったので市外からの取り寄せを頼んだら、タイミングのいいことに寄贈本で入ってきた。
 20世紀、第二次大戦の始まる直前に物語が始まる。英国人少女のシャーロットは父の任地であるインドの女学校の寮にはいって、魅惑的な少女カーリーと出会う。
 背景にインドの独立勢力や国内対立、スパイもの要素も強く、女子高ものの伝統もたっぷりとりいれられ、百合っぽさもフェミニズム要素もあり、波乱に満ちてスリリング。某脇役、この経歴は実在の〇〇がモデル?と思ったらずばり〇〇だった。 
 3巻までいっても終わっていない。続き出たら、たとえ単行本でも買うかもしれん。
 
 マンガ化されるならば誰だろう、インドの連想で、さいとうちほさんは似合うだろう。
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