レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

サマードレス

2014-09-28 08:43:45 |   ことばや名前
そろそろ9月も終わりに近づき、秋分の日も過ぎて、暑さにうんざりする日もほぼなくなってきた。
 私の普段着は、いまくらいの気候だとTシャツである。部屋着、寝巻き、運動着(コナミに行く時)のレベルで。
 最も暑い時期には、ワンピース型で袖なしで、洗濯しやすく丈夫で肌触りの良いものをーーさてこのテの服を指す普通名詞はなんなのか。母にきいたら型紙の本には「サマードレス」と書いてあるという。「ドレス」という言葉にあまりの違和感を覚える。そこで検索したら、ピクシブにはこう書いてある:

ワンピースの中でも、特に夏専用に作られたもの。 涼しくゆったりとした、シンプルなつくりになっている。 色はさまざまだが、イラストに描かれる場合は白や水色など涼しげな色が多い。

 引用終わり。
 ほかにも出てきた写真を見ると、袖ありの品もあるし、これであれこれオシャレをしようという気合満々の例も多い。そういうことならばドレスと称してもおかしくはないのか。
 実は最近までこの名称を知らなかったが、これで忘れないようになった。

 まだしばらくは「サマードレス」はしまいこめない。

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歴史上の人物のつぶやき

2014-09-23 15:36:27 | 歴史
 mixiで「歴史上の人物がmixiやってたらなんてつぶやく?」というお題があり、そこへの私の投稿をこちらに移す。


「イイクニがイイハコになることなんてどうでもいい。それより私の確かな肖像はないのか?」 源頼朝


 ジパングでの呼ばれ方に問題ありコミュ結成。発起人「コロンブス」。参加者:「ダ・ヴィンチ」「アンデルセン」「ウィリアム・テル」ーー「ギョエテ」だった私にも資格はあるかね?


 横浜に行ってオランダ語力を試そうとしたけど看板のABCさえ読めない。いまや「えげれす語」の時代らしい・・・。ーーならば「えげれす語」の勉強だ!村田蔵六でも誘おうか。  福沢諭吉


 役者志望だったけど(容姿で?)挫折。・・・芝居を書いてウケたからよしとしよう・・・。byアンデルセン ーー映画界を支配した私のほうが勝ちだ。byゲッベルス



「戦勝祝賀会で主賓より私のほうに注目が集まったからといって主賓に気を悪くされても・・・。美しさって罪?」  マダム・レカミエーーイイネ!byナターリア・プーシキナ


 勝手に名前が使われている人のコミュニティ、名誉会長はアレクサンドロスですbyナポレオン 参加者:ジンギスカン、ドン・キホーテ、ポンパドゥール



 以下は、「架空の話に超展開な次回予告作ってみよーぜ」


 アポロニアのガイウス・オクタヴィウスのもとに届いた大叔父暗殺の知らせ。続いてのローマからの報告では、遺言状が彼を後継者に指名したという。母の反対、姉の心配、友の支え。重大な決意と覚悟をもって、危険と困難渦巻くローマへ帰還する18歳の若者の前途は!?  (超展開どころか史実なんだが)



 今日は尊厳者誕生日なのでローマカテを投下したいところであるけど、あまりないのでコレを含む「歴史」で代用した。
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少女マンガ 70年代篇

2014-09-21 13:10:02 | マンガ
 7月に双葉社から『大好きだった!少女マンガ 70年代篇』という本(B5版)が出ていることを今ごろ知って買った。懐かしい名前が山ほどあり、切ない気持ちが大いに湧いてくる。
 感想は山ほどあるけど、取り急ぎ:
・「河あきら」が出ているのに「市川ジュン」がないのは納得できない。あのころ別マでは美内すずえと和田慎二が二大看板で、それに次ぐ位置にこの二人がいたのに。
・「りぼん」で山本優子という作家がいて、華やかで可愛い絵のわりに強烈なギャグをかましていた。坂東江利子は(語弊があるけど)その亜流という感じがしていた。・・・ここには坂東江梨子しか載っていないことも腑に落ちないなぁ。
・神奈幸子『ロスマリンの伝説』という作品、マリア・テレジアの継承戦争のことを背景にした話だそうで、読んでみたい。
・この時期の大島弓子作品も読みたいな。このころのほうが絵が可愛い。(初期の佐々木倫子は明らかに影響を受けている)

 いがらしゆみこはインタビューまであり、たくさんページが割かれているのに、一番のヒット作である『キャンディ・キャンディ』はカット一つ載ってない不自然さ。嫌な事情だなぁ・・・。(私は別に思い入れはないとはいえ)

 こういうふうに、過去の名作がいくつか取り上げられる機会は時々あるが、私が「幸せな作品」だと感じるかどうかのチェック点が三つ。
1.きちんと終わっている・よけいな続編や外伝で過去を汚していない
2.その作家の現在の作品も評価されている
3.作家当人の言動がヒンシュクをかったりしていない
 これらの点で、『ポーの一族』や『はいからさんが通る』などは幸せな作品に分類している。

 また話題にしそうだけどとりあえずここまで。

「80年代篇」も出るのだろうな、もちろん買うとも。
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来月出る文庫  女人謙信

2014-09-14 07:26:10 | 
来月の文庫新刊を点検する。
光文社古典新訳文庫の『感情教育 上』byフロベール  名前しか知らん小説。図書館に入れば読もう。
三浦しをん『木暮荘物語』 買うかどうか未定。
マイケル・バー=ゾウハー『モサド・ファイル』  図書館頼り。
井上靖『おろしや国酔夢譚』新装版  買うとも! うちの押入れにあるかもしれんけど。
岩波文庫の『森鴎外椋鳥通信 上』池内紀  とはなんだろうか?
光人社NF文庫『ドイツ国防軍情報部カナリス提督』は気になるところ。


 図書館で『女人謙信』by篠綾子(文芸社文庫)を読んだ。
 長尾為景の妻が懐妊し、毘沙門天の夢を見た。跡継ぎの晴景は頼りないので強い男児を望んでいたが、生まれたのは女児、失望した為景は虎千代と名づけて男として育てさせた。賢く強く育った虎千代、のちに景虎は、信濃にお忍びで視察に行き、信玄の作らせた温泉で、たくましい若者と出会う。
 うわ~うわ~、『ベルばら』に『BASARA』! (動揺した気持ちで琵琶の弦を切ってしまう場面は「G線」をどうしても連想する) コバルトやホワイトハートにあっても違和感なし。
 サトケンの『女信長』は強烈でエロいが、こちらはそういうわけではない。驚くほど少女マンガである。

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天気予報と予定

2014-09-07 09:35:44 | 雑記
 佐々木倫子『チャンネルはそのまま!』で、天気予報の担当者が、内容を覚えていられると嬉しく、無視されているとがっかり、のエピソードがあった。
 私はわりに注意しているほうで、外出予定に影響するが、最も関わってくるのは洗濯である。翌日が晴れでからっと乾かせそうならばバスタオルのところを、雨で外に干せないようだと普通のタオル2枚にする。朝、洗濯機の中身が少ないと、翌日晴れならばその日はやめておく、天気の悪い日が続くならばためずに洗う。
 今日は予報では午前に雨、午後に曇り。いまはなんだか冷え冷えしているので珍しくトレーナー(ハチ公ショップで買った犬もの)と長ズボン。洗濯物は風呂場に干した。寒くて上から着ることもそれはそれでちょっと楽しい。
 夏なのか秋なのかころころ変わる季節である。

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なに食べ9 大奥11 ベルばら11

2014-09-01 05:34:33 | マンガ
『きのう何食べた?』9巻
 話の始めに43歳だったシロさん、節制良く若さと美貌は保っているけど、ついに50歳で老眼鏡のお世話になる!
 芸能プロダクション務めのお友達小日向さんのうちで冷蔵庫が壊れて食品を避難させてあげて、はいらないぶんを料理して、というありそうな状況で、役に立つ、そして気分の良い話になってしまう。「エシレのバター」はこれで初耳だった。
 行きつけスーパーが閉店してどうしよう?というのも、たいへん身近な話。

『大奥』11巻
 同じ作家でもこちらは重い別世界。
 12代家斉で男に戻った将軍(この先わからんけど)。この家斉は性格も頭もいい、ただし母の治済は・・・人間じゃない、鬼畜。松平定信の「寛政の改革」はあまり物語で大きく出てこないうちに、あっさりとクビになってしまった。治済の異常さに気づいた定信、なにか反撃してくれる機会がないものだろうか?
 史実を見ると、家斉も治済も長生きする。「赤面疱瘡」対策を母に逆らってでも進める覚悟の家斉、どこまで頑張れるのだろうか。
 黒木様とるい、いい年でいかつい顔のくせにけっこうラブラブで微笑ましい。子にも孫にも愛を持たない治済とその周辺の出産、我が子誕生を喜ぶ真っ当な黒木、場面の対比がくっきり。

 これの続き目当てで「メロディ」を買った。
 『ジーヴス』が最終回になっていた。
 樹なつみの前号で始まった連載は明治が舞台で、なんと重要脇役で斎藤一が出ている。(絵として美形) 単行本出たら買いそう。
 ところで「ジーヴス」といえば、舞台の宣伝を駅の看板で見た。バーティがウエンツ瑛士はまあいいとして、ジーヴスが里見浩太朗? うーん、ジーヴスは痩身のイメージあるから、里見浩太朗ではぶっといのがちょっと違和感あるな。
(実は、杉下右京さん見ていてキャラがダブるのだ。水谷豊では身長が不足だけど。右京さんが執事になりすますなんて機会があればハマると思う)

『ベルサイユのばら』11巻
 去年からちょこちょこと「マーガレット」で外伝が描かれていて、それがまとまった。ふつうのマーガレットコミックスの装丁で、しかしカラーがはいっているぶんほかより高い。やたらスペシャル装丁の高い本でなくてよかった。
 本編との整合性のおかしい部分はちらほらあるが、「JAM」のころよりは絵が見やすい。
 フェルゼンがマリー・テレーズに涙する場面は史実で、クサイといえばクサイのだけどそれだけに落ち着いた感慨がある。
 ル・ルー、『黒衣~』での初登場、JAM、今回、まるで顔が別人だぞ。
 「エピソードⅠ」となっているから「Ⅱ」はあるのだろう。やたらとは続けないでもらいたい。どうせならば、別のマンガ家に描かせるほうが私は気楽に受け止められていいのが本音である。
 「11巻」という扱いはやはり奇妙に感じる。間が40年だよ。(『ファウスト』の第1部と第2部よりもずっと長いよ!)

 コミックスリストで、『ヘタリア Axis Powers Speciale」1』というものがあり、しかも値段は安いので、いったいどういうスペシャルなのかと気になっていた。いまはHPにこう書いてある:
「ヘタリア Axis Powers」「ヘタリア2 Axis Powers」2冊分の内容を1冊に収録!!  内容盛りだくさんで超お手頃価格です♪ カバーは日丸屋先生の描き下ろしイラスト!!
 店頭で見たところ、サイズがひとまわり小さいB5版。値段が680円+税 なので、元々の2冊ぶんの3分の1くらいである。確かにお得ではある。しかし、既に持っている私が買う意味は特にないのでさしあたり買わない。
 画集の第2弾は出してもらいたいけど、次は、始めから普及版にしてくれよ~! 高い「限定版」にしたら買わないからな。やたら大きいと収納もしにくいんだ。


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