ネット上の、ニュースというほどでもない話題の中で、「メリークリスマス!」と24日に言ったら「今日じゃないだろ」と言われた、という話題があった。その指摘した人は、24日は「イブ」であって「クリスマス」は25日であることを言いたかったのだろう。
英語やそれに近い言葉での挨拶表現はあらかた、「私はあなたに~~を望む」の「~~」部分が独立したものだろう。ドイツ語の「こんにちは」のGuten Tagは、文字通りには「良い日を」である。
英語のクリスマスソングで、We wish you a merry Christmasがある。(日本語版は「おめでとうクリスマス」) これを例文代わりに覚えていたことはだいぶ役にたった。 この「メリークリスマス」の部分が単独で使われる場合、当日に言うこともあれば、そのまえにバイバイするときに言うこともおかしくない。「私たちはあなたに望む」その目的語は、これから先のことでもいいのだ。
この歌は、同じフレーズを繰り返したあとで、and a happy new year! と結ぶ。この言葉は、日本語にすると、年内は「良いお年を」、明けてからは「あけましておめでとう」になる。
連想するのは、「ありがとう」とthank you やdankeは全く同じではないという件。まえにも書いたことがあるが、歌人の穂村弘さんのエッセイで、トイレの張り紙に「いつもきれいに使っていただきありがとうございます」に対して、見てるのか!?とツッコミを入れているくだりがあった。「ありがとう」は、先んじて使ってあるとおしつけがましいこともあるが、きれいに使って下さいのあとにthank youで結べば、「よろしく」に解釈できる。
外国語同士のズレは珍しくないけど、その一例。
ところで、人種も宗教も混在しているアメリカでは、メリークリスマスの代わりにHappy Holidays!と使うときいた。ニュース内の「ニューヨークスタイル」にクリスマスツリー用の木を売っている店が出てきたとき、街角に下がっているプラカード(?)には確かにHappy Holidays と書いてあった。 ほとんど異教徒である日本ではてんでかまわずメリークリスマスなんだけどね。
『クリスマスツリー物語』はYouTubeで見られるらしい。お勧め番組。
では、訪問者の皆様、Ein gutes neues Jahr! 良いお年を!
英語やそれに近い言葉での挨拶表現はあらかた、「私はあなたに~~を望む」の「~~」部分が独立したものだろう。ドイツ語の「こんにちは」のGuten Tagは、文字通りには「良い日を」である。
英語のクリスマスソングで、We wish you a merry Christmasがある。(日本語版は「おめでとうクリスマス」) これを例文代わりに覚えていたことはだいぶ役にたった。 この「メリークリスマス」の部分が単独で使われる場合、当日に言うこともあれば、そのまえにバイバイするときに言うこともおかしくない。「私たちはあなたに望む」その目的語は、これから先のことでもいいのだ。
この歌は、同じフレーズを繰り返したあとで、and a happy new year! と結ぶ。この言葉は、日本語にすると、年内は「良いお年を」、明けてからは「あけましておめでとう」になる。
連想するのは、「ありがとう」とthank you やdankeは全く同じではないという件。まえにも書いたことがあるが、歌人の穂村弘さんのエッセイで、トイレの張り紙に「いつもきれいに使っていただきありがとうございます」に対して、見てるのか!?とツッコミを入れているくだりがあった。「ありがとう」は、先んじて使ってあるとおしつけがましいこともあるが、きれいに使って下さいのあとにthank youで結べば、「よろしく」に解釈できる。
外国語同士のズレは珍しくないけど、その一例。
ところで、人種も宗教も混在しているアメリカでは、メリークリスマスの代わりにHappy Holidays!と使うときいた。ニュース内の「ニューヨークスタイル」にクリスマスツリー用の木を売っている店が出てきたとき、街角に下がっているプラカード(?)には確かにHappy Holidays と書いてあった。 ほとんど異教徒である日本ではてんでかまわずメリークリスマスなんだけどね。
『クリスマスツリー物語』はYouTubeで見られるらしい。お勧め番組。
では、訪問者の皆様、Ein gutes neues Jahr! 良いお年を!