レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

つくづくコーヒーに弱い

2012-11-28 13:40:59 | 雑記
 きのう、某東急のユーハイムでシュトレンを買ったあと、同じ売り場の中の「KALDIコーヒーファーム」を発見した。輸入もの食品およびコーヒーの店。入口で試供品なのか、紙コップでコーヒーを配っていた。私はコーヒーでてきめんに眠れなくなるたちで、朝しか飲まないことにしているのだが、つい受け取ってしまった、そして飲んだらたいへんに美味であった。
 そして夜の寝つきは悪かった。二日続けて早起きしたから寝不足気味のはずなのに。午後1時に小さなコップ1杯飲んだだけなのに。

 私の好きなファストフードの店は、サブウェイ、ドトール、エクセルシオールカフェ、スターバックス。
 サブウェイが気に入っているのは、1、パンが美味しい  2、野菜を選べる  そして 3、ドリンクにコーラがある という理由による。3に関して、ほかは、コーヒーが美味しい店なのにそれが注文できないということはたいへん悔しい、朝なら別として。かといってミルクなんて頼むのもしゃくにさわる。妥協して紅茶になるか。 さあ今日の昼はドトールで食べていくぞ!とあらかじめ決めてある場合は、ペットボトルを用意して、注文したコーヒーはそれに入れて持って帰るということもある。  コーラを特別飲みたいというわけでもないが、バンとも肉とも野菜とも違和感がないという利点があるし、私にとってやや非日常ではあるので、注文することに抵抗がないのである。
 いまのサブウェイの新メニューのサーモンなんとかとビーフパストラミはいずれも好みだ。後者はキャベツのマリネがザワークラウトを思わせる点も良い。

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最近買ったコミックス、名香、戸川、木原、香日

2012-11-25 05:19:55 | マンガ
名香智子『マダム・ジョーカー』11
 ゴージャスマダムの蘭子さん、今回は、悪者をやっつける話が3つ(暴力に訴えるのもこの際痛快)、それ以外が一つ。
 蘭子さんが援助している青年嵐士が留学先の友達の女の子を連れてきて、そのサラちゃんはアニメきっかけの日本オタク。日本のアニメやゲーム好きに話しかけられると嵐士が話しているのがどの程度本当かはともかく、・・・私だとあまり役にはたてないなぁと思う。紹介されてないマンガにも名作がたくさんあるのだ、それらを解読するためにも日本語を習得しよう!という主張はしたい。


戸川視友『王のいばら』9
 架空の世界ではあるけど、実在のヨーロッパがモデルであることはよくわかる。古代の優れた建築記述というのは明らかにローマだし、鉛の害が指摘されてるのも事実だし。「なんちゃって歴史もの」にもそれなりの良さがあるけど、いずれまたふつうの歴史ものにもどって欲しい。


木原敏江『それは常世のレクイエム~夢見るゴシック~』
 19世紀の英国、貴族の娘だけど母が駆け落ちしていたので孤児院育ちのポーリーンは、死んだ親友の縁で、有名詩人バイロン卿と知り合い、怪奇な事件に遭遇する。
 バイロンといえば、すこぶる美貌で素行は問題児でスキャンダラスな天才、なかなかに少女マンガ向きな人物、木原さんならば扱えるしハマる。  巻数はついていないけど、まだ続くのだろうか。


香日ゆら『先生と僕~夏目漱石を囲む人々~』4(完)
 最終巻だけあって、わりに晩年の話ーーといっても、享年50にもなってない人で「晩年」ってどのあたりだろう。いわゆる「修善寺大患」のあとがそんなイメージだけど。  だいたい、有名なあの写真だって老けている、あれが50だと言われても信じるだろう。
 笑ったのは、是公の太っ腹ぶりとか、岩波書店の商売っけの無さとか、松岡のボケとか。
(大学が休みと知らずに行ってしまったことは私もあるよ、2回も)
 ところで「香日」を私は「かじつ」だと思いこんでいたけど「こうひ」だとやっと知った。
 ついでに言えば、『教師諸君!』『趣味じゃない園芸』の作者の名前が「駒倉葛尾」であることにも、つい数日前に気がついた、葛「生」だと誤解していた。それで、このブログの中で言及した部分は全部訂正した。
 講義で使ったプリントでもけっこう引用しているんだよなぁ・・・。これから配る聖ニコラウスのぶんでは訂正しないと。なんとアレでは「葛音」なんて書いてあるんだ~~!すでに一昨年あたりから使っているのに~~!

コメント (4)
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セバスチアンからの電話 首斬り人の娘

2012-11-23 06:52:42 | 
イリーナ・コルシュノフ『セバスチアンからの電話』  福武書店
 新しい本ではなくて大学の図書館にあったもの。児童文学またはヤングアダルトのくくりにはいる。
 16歳のギムナジウムの生徒ザビーネは、セバスチアンと恋してつきあうようになるが、彼の優先順位はバイオリンにある。それを尊重しようとはするけど不満はたまり、一方、彼の側でもザビーネがほかの関心を忘れてしまったようなことが不満になる。
 セールスマンをしているザビーネの父は、突然、田舎に家を買って引っ越すことを言い出し、強引にそれを実行してしまう。結局横暴な父と、それに従ってしまう母に対して批判を抱くザビーネ。卒業後は銀行に就職することが決まっているものの、本来は、大学へ行って化学をやりたいと思っていたのだった。
 現代日本の読者にとってもなにかと身近な問題を扱った好著。

 ザビーネのほうが成績はいいのに、「跡取り息子」ということで弟の成績のほうを気にする父親、信じがたい・・・。 庶民で、しかも継ぐような家業でもないのになんで「跡取り」なんてものにこだわるんだか?



オリヴァー・ペチュ『首斬り人の娘』
 ハヤカワ・ミステリ。図書館の「新着図書」で知った。
 17世紀のドイツ南部の小さい町で、子供の不審死体が発見され、産婆が容疑者になる。
 死刑執行人と若い医者は、魔女扱いされる彼女の無実を信じて事件を調べ始める。
 魔女狩り、傭兵、時代の特色が色濃く反映されていて興味深い。
  産婆は医術の知識もあり、それで人助けもできるけど、うまくいかなかったら逆恨みされて魔女として訴えられるなんてことは実際にも珍しくもなかったことなので憤りを感じずにいられない。
 この作品はシリーズもので全4冊、ほかに、ルートヴィヒ2世の登場するシリーズも書いているらしい、そういうのはぜひ紹介されてもらいたい。

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アイス

2012-11-19 15:27:34 |   ことばや名前
「アイス」と呼ぶことに私はなんとなく抵抗を感じる、アイスクリームかアイスキャンデーかどちらかで言いたいのだけど、必ずしもどちらかであるというわけでもないのかもしれないし、総称としてアイスが適切だというのもわかる。

 香日ゆら『博士の白衣女子攻略論』、芳文社の4コマ月刊誌「まんがタイムファミリー」連載中。単行本は1巻が出たところ。
 化学の研究所に事務員として勤め始めた丹沢春香と周囲のちょっと変わった面々の日々。
 これに出てきたひとこま、
「アイスクリーム買ってきて欲しいなぁ」
「アイスクリームですね」
「アイスミルクでもいいけど」
「出来ればラクトアイスで」
「アイスクリームでしょ?」
「全然違う! 乳固形分3%以上がラクトアイス 10%以上がアイスミルク 15%以上がアイスクリーム」
「乳固形分ていうのは乳脂肪分と無脂乳固形分のことだよー」
 ・・・「乳脂肪分と無脂乳固形分」と言われてもさっぱりわからん。要するに、ラクトアイス→アイスミルク→アイスクリームの順にあっさり→こってり ということか。
 「ソフトクリーム」はどう定義されているんだろう。ウィキペディアには「牛乳などを主原料として作られた柔らかいアイスクリーム」と書かれていて、成分がなんパーセントとかそういうのまではない。(ウィキペディアが必ずしも正しいわけでないことは知っているが) ソフトクリームの中でも、濃厚なものも水分多めのものもある。もしかしてこれも分類があるのだろうか。

 ところでアイスといえば、ドイツで食べたのはどこの店でも1クーゲル(Kugel=ボール)(つまりシングル)が1マルクだった。どのくらいのサイズだったか覚えていないけど。サーティーワンの場合、キッズサイズでも240円であることを思えば、1マルク(100円前後)はやはりかなり安かった。
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DVDレーベル

2012-11-14 06:02:13 | 雑記
 このごろ、ビデオ録画をDVDに移しているとは何回も書いている。中身が一つしかないものはともかく、数種、特に「名曲アルバム」など入っていると、それらのタイトルを書きたくなる。そこでレーベルが欲しくなる。
 ケント紙などを適切なサイズに切って、該当する風景の写真を探す。古い『地球の歩き方』、旅行パンフレットから切り抜く。あるいは絵葉書。
 かつて「カセットレーベル」というものがあって(いまでもあるけど)、雑誌のとじこみ付録やら市販品やらもあった。CDやDVDのサイズではどうなのだろうと思い、検索してみたところ、DVDレーベルのサイトのリンク集なんてものも出てきた。やはり凝る人々はいるのだな。

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図書館の異変ってなんなんだ?

2012-11-07 13:13:07 | 
 借りた本がたまっている。
 地元図書館から借りている本が、『神の代理人』by塩野、『恋の華 白蓮事件』、『神器 軍艦「橿原」殺人事件』。あとの2冊は、三浦しをん本でのお勧めによって読む気になったもの。『神器~』は思ったより時間がかかっている。書棚で目についた同じ著者の『吾輩は猫である殺人事件』も気乗りする。
 大学で借りた『新ロビンソン物語』byヨアヒム・ハインリヒ・カンペ(これは、名作劇場でアニメの原作になったことがあるらしい)、『シェイクスピアを観る』 もある。
 地元図書館の本は、予約がはいっていないならば、PCからも1週間延長できるので、どちらかといえば大学のが優先だな。

 2週間まえだろうか。新聞のテレビ欄、6時台のNHKで「読書の秋 図書館に異変?」という紹介があったので、食事は終わってもまだテレビの前にいた。ところが、イシハラ辞める発言のせいでそちらへとニュース番組の内容が流れた(もう一つ、秋の肌乾燥対策は放映したけど)。  私のように、単にちょっと興味があっただけの視聴者でもむっとするのだ、それを製作した人たちはどれほど無念だろうか。インタビューを受けたので友人知人に見て見てと宣伝しまくっていた人たちもいただろう。録画しておいて、いざ見たらイシハラの顔ばかり・・・でムカっとした人もきっといただろう。
 同じ番組の欄は注意しているつもりだけど、いまだに放送されていないのだろうか。秋のうちにやらんかい!


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『アグリッパ』再開その他

2012-11-03 15:08:44 | ローマ
 新聞の片隅で、映画『テルマエ・ロマエ』が国際映画祭で好評と書いてあった。映画に詳しいわけではないので、国際映画祭なんてものは、わかりやすい娯楽作品なんて出てこないもののような偏見があったけど、いろいろあるのだろうか。
「シネマトゥデイ 」

 ローマ支配に抵抗したガリアの英雄ウェルキンゲトリクス(作中では違う表記)を主人公に据えた気鋭の連載『アグリッパ』by内水融、コミックス3巻まで出たあとはWebに移行するときいていたが、ついに復活。
「ジャンプSQ HP 」

 『拳闘暗黒伝セスタス』が『拳奴死闘伝セスタス』にタイトルを変えて続行中。めでたく3巻が来月発売。・・・あれ、1巻は確かに読んだけど、2巻の記憶がないぞ?と思ったけど、手帳の2月29日に『セスタス」と記入してあるので、チェック漏れというわけではないのだ。よく見たらここでも言及してるじゃないか。セスタスのバトルじたいにいまひとつ私は興味がないということがよくわかった。でも、そこが人気ないと多分連載は続けられないだろう。
「アマゾン セスタス 」
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今月出る新しい日本史学習マンガ

2012-11-01 05:12:17 | 歴史
本屋に置いてあったチラシ、『学研まんが日本の歴史 全12巻』。
 出版社による宣伝サイトなどはなさそうだ。
「学研出版サイト 」
「アマゾン 」
 アマゾンで個々の巻を見るのがいちばん詳しい程度なのか? 「美しいまんがで日本の歴史の流れが楽しくしっかりと理解できます!」なんてチラシには書いてあるが、それならばマンガ家の名前くらい書いたらどうかと例によって思う。アマゾン見ても、あいにく私は知らない名前ばかりだけどーー、いや、全部あたったら、大正時代は氷栗優さんだ!これなら確かに「美しい」だろう。

 ・・・アマゾンめ、ここでも ○○○(監修)  ○○○(イラスト) としている。 マンガなのになぜ「イラスト」と書く!? うんと広義には絵本やマンガもイラストのうちだという見方もあるにしても。

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