レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

地政学ボーイズ

2022-08-03 07:03:53 | 地理
 初めてこのブログで『ヘタリア』を話題にしたとき、「ドイツ」のカテゴリーにしたと思う。それで今回は「地理」。
 
 『地政学ボーイズ~国がサラリーマンになって働く会社~』というマンガをmixiの紹介記事で知った。秋田書店、サイズはA5 掲載は青年誌。絵は地味目少女マンガといった感じ、どこに載っていても違和感はなさそう。
 「オフィス地球」で働く「日本(ヒノモト)」、自称陰キャで、傍若無人な陽キャ「アメリカ」に子分視される日々。
ーーつまり、『ヘタリア』が開いた(?)「国擬人化」。
 すぐにわかる違いは、『ヘタリア』は衣装が軍服っぽいけどこちらはそうでなく、ヒノモトはワイシャツ・ネクタイの上に半纏を着ている。髪にかんざしのようなものをつけているけどあれは日の丸だろうか。アメリカはラフなジャケットにサングラス。イギリスは、髪が白のオールバックでここはちょっとヘタドイツに近い。ベルトでなくサスペンダーなのが英国っぽさなのだろう(杉下右京さんみたい、ティーカップがつきものだし)。 実のところ、ヘタイギリスは、世間一般の思う「イギリス」とはけっこう違っていると思う、言葉遣いもわりに荒っぽいし、あれは「元ヤン」、海賊という点からのキャラづけだろうけど。 「紳士」を大きく出しているということで、こちらのほうが一般的になじみやすいかもしれない。
 ドイツはここでもやはりマジメキャラだし、隣のフランスはなにかとデタラメで、というのも共通。
 イタリアは1巻ではまだ出ていない。日丸屋さんの絵と違って濃い顔になりそうだと予想している。
 中国が大柄なのは国土からしてわかるけど、ロシア(ヘタではいちばん大きい)が小さいのは謎だ。
 「朝鮮半島」が引退して息子たちが入社、それぞれにアメリカとソ連がついて対立。なにかと日本につっかかってくる彼ら、北朝鮮はしょっちゅう紙飛行機を飛ばしてくるーーと、けっこうきな臭いところまでネタにしている。
 『ヘタリア』は韓国で敵視されていて、実はいるファンは隠れているというけど、こちらのマンガは大丈夫なのだろうか?
 
 描きおろしの『自明の理』は飲食物持ち込みがテーマ。 日本が食べているおにぎり セーフ  中国が飲んでいるお茶 セーフ  アメリカが食べているアイスクリーム セーフ  ロシアが持ち込むウォッカ アウト 露「なぜだ」米「いいわけねえだろ」
 ここでアメリカの持っているアイスが巨大で笑える、バケツとまでいかないが丼くらいある。
 (ファミリーマートの「俺の」シリーズの「俺の丼プリン」は名前負けだった、丼よりもかなり小さかった)
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『空からクルージング』

2020-03-20 07:37:19 | 地理
「空からクルージング」
  このごろNHK-BS、主としてBS1の深夜に『空からクルージング』という紀行番組をやっている。説明は字幕で、淡々として落ち着いた雰囲気。
 同じ題で時間が30分と20分のものがあるので、内容は同じなのか気になった。「ロマンチック街道」はまえに1時間ものがあったが、今回30分と20分がある、この関係は? そんなことが気になったので、質問フォームから問い合わせたところ、

「空からクルージング」には2種類の番組があります。
一つは本編、もう一つは特別編です。
特別編は本編を再編集して30分の番組と60分の番組を15本制作し、今から順次放送さ
れます。
放送枠によっては、30分番組を20分だけ放送する場合もあります。
タイトルが同じであれば、内容は同じです。
 
ということであった。
 きちんとお返事を頂いたので感謝して、ここで宣伝する。

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『新・地球絶景紀行』10月に開始

2019-09-24 07:14:40 | 地理
 紀行番組については「地理」カテに入れることにしている。
 外国の紀行番組が減っているのは淋しいことだとここでたびたび書いている。BS-TBSの平日朝7時台が紀行番組の再放送枠であることも。9月に『地球バス紀行』をやっていて楽しみだったが、10月は日本国内の鉄道旅ものになる。
 しかしなんと、『地球絶景紀行』が「新」として再開。
「新・地球絶景紀行」
  ヨーロッパの時には見るつもり。
  でも昔のぶんの再放送だってやってくれていいんだよ~~!

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『地球バス紀行』再放送開始

2019-08-28 10:01:45 | 地理
7月に雑記カテで以下のように書いた。

4月から、BS-TBSで平日朝7時台に紀行の再放送になって嬉しい、とここに書いた。『地球絶景紀行』では、紹介されることの少ないホーエンツォレルン城やザクセンスイスを保存し損ねていたので期待していたのに、4月だけでそれが終わり、5月に『世界一周!魅惑の鉄道紀行』になってしまい、これはほとんど見ていたし、ぜひとっておきたいパートは録画保存もしてあるので有難みがなかった。また『絶景~』になってほしいと思っていたのに・・・7月はその紀行枠ですらなくなってしまった。「がっかり」という言葉は好かんのだが、がっかりどころか怒りを感じている。『絶景~』でなければほかには『地球バス紀行』でも悪くなかった。

 引用終わり。すると9月からまた紀行に戻り、『地球バス紀行』である。
「BS-TBSセレクション」

 しかし上記のページでは9月2日からになっているが、番組表では今月30日からだ、しかもドイツ、だからここで事前に宣伝する、効果があるとも思えないけど。

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BS-TBSの平日朝7時台に紀行番組再放送枠

2019-05-01 07:39:51 | 地理
 私がBSの紀行番組をよく見るという話題はここでたびたび書いてきた。
 かつて「飽和状態」と言われたこれらも、数年前からめっきり減ってしまった。外国まで行って撮影するのも割に合わなくなっているのだろうか。再放送でもいいからそういう枠はあってほしい。
 この4月から、BS-TBSで平日朝7時台がそういう枠になった。
「BS-TBSセレクション」
 あのさ~、「BS-TBSセレクション」って、「紀行」のひとことくらいなぜ入れないんだ?どういうジャンルかくらいわかる名前つけたら?
 4月は『地球絶景紀行』をやっていた。 5月は『世界一周!魅惑の鉄道紀行』になっている。6月はまた替わるんだろうか、『地球バス紀行』という番組もあった。
 『魅惑の鉄道紀行』はほとんど見ていたし、あまり有難みを感じない。『絶景~』はほとんどドイツの時しか見ていなかったのだが、ホーエンツォレルン城、エルベ渓谷は、その時うちのデッキが(わけわからんのだが)ディスクへの保存ができない状態で悔しかった、ぜひまた放送してもらいたい。――ノイシュヴァンシュタイン等と違ってめったに紹介されないのだ。

 BS日テレでは、『大人のヨーロッパ街歩き』と『世界水紀行』の再放送が続いている。『水紀行』は、ライン河の時に失敗して見ていないので、放送を期待している。(それが済んだら終わっていいよ)  過去のぶんでは、『ホテルの窓から』『ちょっと贅沢!欧州列車旅行』の再放送があると嬉しい。 

 交互に再放送という枠は、かつてBSフジで『空と大地の欧州紀行』なんて名前で存在した、私の好きな『欧州鉄道の旅』も含まれていたが、(ほとんどが)すでに録画済の新しいパートばかりでありがたくなかった! 「XX年に放送されたものです」とつければすむことなんだから、もっと古い回を見たかった!

 現行番組では、『世界ふれあい街歩き』をヨーロッパの時に見ている。BSフジで多くは深夜に不定期放送の『ワールドツアー完璧MAP』、再放送を繰り返している番組だけどいまは入れている。

 貼っておこう。
「世界一周 魅惑の鉄道紀行」
「地球絶景紀行」

10月5日に付記。
「BS-TBSセレクション」では、5・6月に『~魅惑の鉄道紀行』を、7-8月は全然紀行でない番組(おかげで「セレクション」はやめたかと思ったじゃないか!)9月に『地球バス紀行』を放映し、10月は日本の鉄道になっている。そして近々『新・地球絶景紀行』が始まるという意外な変化。
 BS日テレでは『世界水紀行セレクション』が終わってしまった、狙っていたライン河はないまま。

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「ロマンチックな都市」とは?

2017-03-01 06:14:09 | 地理
 先日、mixiで紹介されていた記事から引用。

「米経済誌「Forbes(フォーブス)」の2017年版「世界で最もロマンチックな20都市」が発表された」
 「同誌は、富裕層経営者を主な読者層として、世界37カ国に約800万人の読者がいる。選出された21都市の選定基準は、「旅行」「グルメ」「婚活・恋愛」の各分野に関する4つの世界的な媒体のうち2媒体以上が「ロマンチックな都市」として複数回にわたって紹介した都市。」
パリ(フランス)ブリュージュ(ベルギー)京都(日本)チャールストン(アメリカ)プラハ(チェコ)ジャイプール(インド)
フィレンツェ(イタリア)ブエノスアイレス(アルゼンチン)マラケシュ(モロッコ)リスボン(ポルトガル)
シドニー(オーストラリア)モントリオール(カナダ)エディンバラ(イギリス)メルボルン(オーストラリア)
ブダペスト(ハンガリー)ニューヨーク(アメ リカ)ドゥブロブニク(クロアチア)
サンセバスチャン(スペイン)ベネチア(イタリア)サンフランシスコ(アメリカ)ローマ(イタリア)


 私はどうも釈然としない。
 「ロマンチック」という言葉ははなはだあいまいであり、なにを想定するかはいくらか個人差があるのは当然である。
 私が好き勝手なことを言う。
 ・大きすぎないこと。巨大な都市では違和感がある、したがってドイツで言えばベルリンは違う。
 ・古風な趣があること。 高層ビルの群れや金融街は違う。フランクフルトなどは違う。
 そしてかな~り偏屈なことを言えば、あまり国際的でないほうが似つかわしい気がするーーこう思うのは、ドイツ文学史上のロマン派に愛国的要素があることが影響しているだろう。
 太陽がさんさんとふりそそいでいるよりは、霧に包まれているほうがいい。少なくとも、露出した人々がころがっているビーチに私はロマンチックという言葉を使う気にならない。
 明るく広々としている都市、近代的で巨大な国際都市、--はなんか違うと感じるのだ。
 するとローマなどもダメということになる、それに対しては、う~~ん?というところ、自分でもイエスかノーかわからない。
 上に挙がった都市を見て感じること、ラブロマンス映画の舞台にするには好ましいものが多そう。


 なんでドイツがぜんぜんないんだよっ!? ローテンブルクやハイデルベルクならば文句ないのに!

 なお、「ロマンチック」というガラではないと思うことは、魅力がないということとは違うので念のため。

 
 ↓は、私がいつか投下するための書きための「地理」に長いことほったらかしにされていたもの。読んで面白かったのでいつかタネにしようと思ってタイトルだけメモしていたのだろう。
『爆笑!クールジャパン  えっ?外国人は日本をそう思っていたの・・・!?』 サンドラ・ヘフェリン 片桐了
『はとバス乗ったら 知らない日本が見えてきた』 野広実由
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新・世界の高身長

2016-08-14 16:09:45 | 地理
 先月、mixiで紹介された記事で、世界各国の平均身長が話題になっていた。私がその時見た記事とは違うが、一部を「人民網日本語版」2016年7月28日から引用する。

 英国やスイスなどから集まった800人の研究グループは、世界保健機構(WHO)がまとめた1914年と2014年における各国の18歳の身長と健康、栄養などのデータを選択し分析したところ、男女の高身長ランキングトップ10は全て欧州の国々が占めていた。男性の平均身長トップ10はオランダ、ベルギー、エストニア、ラトビア、デンマーク、ボスニア・ヘルツェゴビナ、クロアチア、セルビア、アイスランド、チェコ共和国で、女性の平均身長トップ10はラトビア、オランダ、エストニア、チェコ共和国、セルビア、スロバキア、デンマーク、リトアニア、ベラルーシ、ウクライナという結果だった。

 引用終わり。

 同様の調査に関して、10年以上前に私が目にしたときは、成人男性は1.オランダ、2.デンマーク、3.ドイツ ということであった。
 この時もいまもオランダは上位に入っている。狭くて平らな国土の上を、大きい人々が自転車をこいでいるのか・・・といつも言いたくなる。

 『ヘタリア』の主要メンバーの中で、最も大柄ナキャラデザインになっているのはロシア、ついでドイツである。こういうのは、そこの国民の体格と国土からイメージしているのだろう。で、「ロシア」がデカいのは国土からだろう、上記の蝶さで「ロシア」ははいっていないのが不思議だ、姉妹であるウクライナ、ベラルーシはあるのに。(「ウクライナ」はデカすぎる胸が特徴・・・あれはなにに由来するのだろう? 美人国として有名なのは知ってるけど)
 2番目に広い国の「カナダ」は、「アメリカ」と顔は同じだけどケゲが薄い人扱い。
 「イタリア」が「日本」に初対面で「俺よりちっちゃい!」と言っているのは、人の体格だろうか。面積は日本のほうが大きいんだ。「私はあなたよりずっと爺さんですよ!」と「日本」が言うのはなにに基づくのか。「紀元は2600年」の日本、BC753建国とされるローマ、これで言えばローマのほうが少しトシだ。(「ローマ爺ちゃん」はせいぜいおっさんにしか見えないけど) 「明治維新」は1868年、イタリア統一は1861年、これでも少しイタリアのほうが早いんだけどね。


 机の隣の本棚にある「ワールドアトラス」は、2006年に買ったものだったので、そろそろ新しいのにしたいと思っていた。商品券はなるべくならば長く持つものに使いたいと思うので、これを買った。世界の言語人口・宗教人口のデータが新しくなっていることを期待したのに、それは載っていない、ふん。
 比べて気がついた違いは、
・ドイツ、ドレスデンの「世界遺産」登録が取り消されたので記載がない。
・「グルジア」が「ジョージア」になっている。
(私は本名の「サカルトヴェロ」を支持する)

 よく見ればもっと変更があるにちがいない。

 いまの季節、テレビをつければ各国の旗を目にする機会が多いだろう。スポーツに興味ないからしないけど。別の祭典のほうが気になる。ぜんぜん賞賛されないほうの。
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4月からの紀行番組はどうなるのだろう

2016-03-23 14:41:44 | 地理
 半年まえにも似たようなことを書いていた。

 3月と9月は多くのテレビ番組が終了する。そういうことは各局のHPでまとめて情報を載せてくれていいのに、なぜかそうでもない。
 私は複数のBSの紀行番組を見ている。本数の多いのはBS日テレ。現在見ているのは『大人のヨーロッパ街歩き』『世界水紀行』、ドイツのときのみ『世界温泉遺産』。
「BS日テレ」
 「温泉遺産」はもう終わりだと明記されている。このところ「アンコール」になっていたから意外ではない。
 「大人~」は、今後の放送予定が3月までしか書かれていないことからしてまた終わるのかもしれない。土曜にやっていた「アンコール」は、木曜に移って続く。(4月3日に付記、やはり本放送は終了する)
 2番目に好きな「水紀行」は、これも3月までしか予定が出ないので心配していた。同じ時間帯に松平健の出る日本の紀行が始まる情報を見つけて残念に思っていたら、「世界水紀行セレクション」として、これまで「大人の~」の「アンコール」に充てていた時間に放送があるのでいくらかほっとした。#126「ライン河」を見損ねたし、もっと古いところでは「バーゼル」「プリンスエドワード島」を見たい。
 アイスランドやってほしかったな。北欧はほかの4か国は出てきたのに。
 ドイツは、モーゼル河畔(コブレンツ~トリーア)、ネッカー河畔(ハイデルベルクやエーベルバッハ)、ボーデン湖畔(コンスタンツ、マイナウ島、メーアスブルク、フリードリヒスハーフェン、リンダウ)、ドナウの源流(ドナウエッシンゲンとフルトヴァンゲン)、見たいところがまだまだあった。
 全然見ていないけど「小さな村の物語 イタリア」って相当長くやっていて、ま~だ続くのか!

 BS-TBSでは「世界一周!魅惑の鉄道紀行」を原則毎回、「地球バス紀行」「地球絶景紀行」はドイツのみ見ている。しかしこの局では、次回放送ぶんしかHPで予告されないので、4月にあるかどうかはまだわからない。
「BS-TBS」
 付記、いずれも続く。

「世界ふれあい街歩き」
 ドイツだけ見ている。これはまだ続く模様。


 BSフジの「欧州鉄道の旅」「路面電車で行く 世界各街停車の旅」「ヨーロッパ空中散歩」をまとめて「空と大地の欧州紀行」の中で交互に放映する(新作と再放送が混ざる)、という方式に半年前に変わった。まぁ、まだ続くであろう、それを希望する。
 一つの国を2か月ずつというやり方で、これまでにスイス、イタリア、いまはスペイン。「欧鉄」は先週今週に新作。この老舗番組は2001年に開始したが、いまは年に2回くらいしか新作をしない、あとは再放送。・・・私が見ていないパートならば再放送で全然かまわんのだけど、録画済のところばかりなのが腹立たしい、というグチを何度も書いている。古いところを見たいというファンはほかにいないのか~?


17.06.07に付記。
BS日テレでは、『温泉遺産』は終わっている。『大人の~』は「アンコール」(つまり再放送)が、『水紀行』は「セレクション」(再放送)が続いている。
BS-TBSでは『地球バス紀行』は終わっている。『世界一周!魅惑の鉄道紀行』は現役続行中。『世界絶景紀行』も続いている。
NHK-BSプレミアムの『世界ふれあい街歩き』は続いている。
BSフジでは、『空と大地の欧州紀行』はとっくに終わったが、『欧州鉄道の旅』はなぜかいままた再放送中。
「欧州鉄道の旅」
 『絶景』『ふれあい街歩き』は、かつてはドイツの時しか見ていなかったが、いまはヨーロッパの時には見ている。
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サンドラさんオーサさん

2015-10-10 12:54:15 | 地理
 まえに、日本と異国の比較・出会いを扱ったエッセイマンガを「マンガ」よりも「地理」に含めて言及したので、今回もそうする。

「小顔」って日本ではホメ言葉なんだ!? ドイツ人が驚く日本の「日常」  原作:サンドラ・ヘフェリン 漫画:流水りんこ  KKベストセラーズ

 同じコンビで『満員電車は観光名所(クールジャパン)!?』を読んだ。サンドラさん原作のエッセイマンガは数種類読んだけど、流水りんこさんがいちばん絵がうまい。(「あすかミステリーDX」で『斬る!』を読んだ。濃い絵はあまり好みでなかったけど面白かった)
 この本はドイツ人特化版。なるほど~とか、そうそう、とか、えっそうなの?はたくさんあるけど、一部を書くと、
・「日本人が国内旅行好きなことに驚く。ドイツ人は嫌い。地元愛が強いこと、大昔国内で戦争があったことの名残? 休暇で国内旅行したなんて言ったらダサイと言われる」(「 」は、この本に書いてあったことの要約・引用と思って下さい)
ーーーとはいえ、ドイツ人が国内旅行しないというわけではもちろんない、国内の旅行ガイドだって当然のように出ているし、どこに行ってもドイツ語話す観光客だっている(オーストリアやスイスということはありうるけど)。国内はダサイと思う人々も多数いる、ということなのだろうか。
 過去の国内戦争ならば、日本だって400年まえには盛んにやっていたし、ほんの150年まえにも大きいのがあった。むしろドイツよりも近い時代である。
 日本とは、外国に行くのに海を越えなくてはならないか、陸続きで簡単に行けるかどうかが大きな違いだろう。
(日本だって、韓国や台湾は北海道よりも安く行けるらしいけどね)
・「ドイツ人ビジネスマンが日本人に親近感を持つこと:メールの挨拶が長いこと」
ーーへ~意外!
・「ドイツ人は裸になることに抵抗がない。ちょっと前にイタリアのビーチで全裸で日焼けするドイツ人が警察沙汰に!」
ーー逆のほうが想像しやすいんだけどね、あははは。でも公園のベンチで半裸でころがるのは私も目撃した。日光に対しての飢餓感が北の人々のほうが強いということなのだろうか。 少佐の「脱衣嫌悪症」はかなりの変人扱いされるだろうな。外国にわざわざ旅行しようなんて思わないだろうし。
・「ドイツ人は悪口や批判がネガティブではなくそれが楽しそう。前向き発言ばかりでは頭悪いと思われてしまう。そんなドイツ人がいちばん苦手なタイプはアメリカ的ポジティブ感」
ーーあはははは。kritischということが重んじられるのは知っている。テキストを読むに際しても、疑問を抱いてあたる態度が尊重される。
・満員電車の中で周囲の日本人を観察しているドイツ人が、「あの新聞の折り方はどうなっているのだ!?」「す・・・すごいぞ日本人!!こんな中で複数の事柄をこなす!なんと合理的な!」--これ、すご~くルシウスみたい!「おそるべし平たい顔族!」を連想してしかたない。


北欧女子オーサが見つけた日本の不思議 2  オーサ・イェークストロム  KADOKAWA
 
・笑えて考えさせられたのは、著者の同国人の男性知人が日本のプールで、水泳帽なしで注意されてしまった、でも頭は剃っていて胸毛やすね毛で首から下のほうがずっと毛が生えているのに~~!という不満の話題。ううむ。
・「敬語は苦手?」「スウェーデンにはないからね。昔はあったけど50年前に全部廃止された」「60年代に消えてしまいました。でも最近(略)お客さんに対して「君」よりも丁寧な「あなた」みたいな言葉を使う習慣が復活しているとききました」
ーー「60年代」というのは、よく言われる「68年」の学生運動? ドイツ語の現代語では友人・家族等で使う言葉とそれ以外とで2人称が分かれるけど、スウェーデン語でも同様であった、それが廃止されていま少し復活、ということ?
・「『少女革命ウテナ』の日本語字幕の英語では「さん」「さま」「ちゃん」は全部Missになっていた」ーー『セーラームーン』ドイツ語版では、そういうのはほぼばっさり切り捨てられている。セリフの流れとして無視できない場合、「衛さま」は、koenigliche Hoheit「国王陛下」なんてものものしい言葉になっていた。ほかのアニメで英語訳を見ると、そういう部分は無視しているか、ローマ字でsan, sama, chanなんて書くか。「殿」「御屋形様」はmy Lordになっていた。敬称の訳し方は興味深い。
・『セーラームーン』アニメでオカマのゾイサイトはドイツで女設定になっているが、スウェーデンでも同様らしい。『Crystal』ではオカマではなかったのでそういう変更とは無縁ですむのだろうか。
・スウェーデンで『セーラームーン』アニメは「暴力的」という理由で何度も放送中止になったので、オタクが結束して投書をしまくって再開にこぎつけたという。
・「小顔」がほめ言葉であることに対する違和感はこちらでも描かれている。
・「まえの本が売れたのは、日本人は外国人にどう見られているか興味があるから」--確かに、外国人の目を気にする傾向が強いらしいとは『エロイカ~』にハマリ始めのころ、舞台になった国についてとともに日本人論も読みまくった際にもきいたこと。でも、『北欧女子~』が売れたのは、「わっ、可愛い絵!」が最大の理由だと思う。
 これからも少女マンガ愛を主張して下さい。
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紀行、終わりと始まり

2015-09-21 15:08:22 | 地理
 いま、地元のmewe(これでミウィと読むわけのわからん店名!)の6階は、有隣堂(本と文具)と無印良品だけの状態になっている。楽器の店はほかの階に移って、ほかにいくつかあった雑貨の店は全部閉店してしまい。なにが新しくはいるのかの表示もないまま。確かに、なければないでかまわない、あればちょっと楽しいかも、という類の店ばかりではあった。でもいまの状態は淋しすぎる。

 4階にコナミのあるビルの1階はスーパーとドラッグ、入り口付近にはこれまで輸入菓子・食品の店があったが、閉店して、いまは単にテーブルと椅子の置かれた休憩スペースになっている。


 BSであれこれ見ている紀行番組。私はこのブログで、雑記、マンガ、本以外のカテゴリーは同じ画面に重ならないようにしたい方針だけど、これは近いほうがわかりやすいので敢えて載せる(そうまでして訴える内容かとも思うが)

 BS日テレの「世界温泉遺産」は9月で終わるかも、と書いたけど、10月の放送予定も掲載された。しかし再放送がしばらく続くので、やはりそう遠くないうちに終わるのかもしれない気はする。そもそも今年の4月から「アンコール放送」なんていって全部再放送で固めていたのだ。しかし、まえからしばしば再放送がはさまれていたぞ。2010年10月に始まっていたのに5年で150回ということからしても明らかである。だから悪いと言うつもりは全くないけど。

 BSフジでは、『欧州鉄道の旅』『ヨーロッパ空中散歩』『路面電車で行く 世界各街停車の旅』の3本を、木曜22時台の『空と大地の欧州紀行』という枠の中での放映にするという。まえ二つはわかるが、『路面電車~』は欧州だけではないんだが? 『欧鉄』はここ数年日曜18時台で、スポーツその他で半分以上放送を休止されていることにムカムカしていた。それに比べれば木曜18時はだいぶ安定している(これまでここが路面電車だった)ので、3種を交互に放映するとしてもこれまでよりはマシになるのではと期待している。・・・すでに録画済のパートでないことを祈る。
27日に付記。次の放送は1日で#131、・・・13年に放送して、今年も放送したパートである、いいかげんにしてくれ! この2、3年、近いところをやたらと繰り返していることに不満を言うのは理不尽か!?もっと古いところを見たいと叫ぶのはわがままか!?

 BS朝日の『ヨーロッパいちばん旅行記』は去年の10月に始まったのにまだ23回ぶんしか内容がない、しかもうち11回がパリ、2回ずつがミラノ、フィレンツェ、バルセロナ、ロンドン。あとは南仏、ウィーン、ヴェネチア、ローマ、モナコ。国で分ければフランス12回、イタリア6回、ひどい偏り。これからドイツは?せめてベルリン、ミュンヘンくらい出してよ!
 ・・・と思っていたら、今月で終わるんだと! 怒ったのでHPのリンク貼るのをやめた! とうとう一度も見ないままだったな。たしか前の年にはこの枠では各国の料理についての番組『ヨーロッパ食堂』だった。次はなにをするのだろうか。
 27日に付記。どうもこの時間枠はまた紀行番組を放送するのではなさそうである。

 BS日テレの『ホテルの窓から』『トラベリックスⅢ』は9月で終わる。これらも、後番組が紀行というわけではなさそうである。

 BSの旅番組も飽和状態だと書かれていたのは数年前。淘汰の時期なのだろうか。
(正直なところ、どうせならばアレが終わればいいのにと思っているものはあるんだが・・・)


 17年6月7日に付記。
 上記の番組のうち、いまも現役放送中なのはBS-TBSの『世界一周!魅惑の鉄道紀行』(毎回見る)、『世界絶景紀行』(ヨーロッパの時に見る)。BSフジの『空と大地の~』はとっくに終わっているが、『欧州鉄道の旅』はなぜかふたたび再放送中。私にとっては録画済のパートばかりでありがたくもないけど。
「欧州鉄道の旅」
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