レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

スカっとムービー 暇くまラボ

2021-04-28 06:15:54 | 雑記
 このごろちょっとはまっているのは、YouTubeの動画「スカっとムービー」「暇くまラボ」の類。それぞれ10~20分くらいの、イヤな奴が懲らしめられる話である。イヤな奴とは、「中卒」「貧乏人」等と人を見下し貶める手合い。そういう輩が見下していた相手が実はすごい人で――というのがよくあるパターン。姑が嫁を中卒と嘲っていたが、それは日本での話、帰国子女でアメリカの名門大学を出ていたという話もある、それをきちんと伝えていなかった男もせこいクズ、結婚はやめ。ほんとに中卒だけど、それがなんだ!と愛に満ちたスピーチで婿さんがかばう展開もあった。
 子供が生まれないことを理由に離婚された話もよくあって、再婚した妻のほうでは生まれる。男側は、前妻あるいはカノジョの妊娠歴を根拠に妻のせいにしていたが、前歴は浮気されていたと明かされる、というパターン。 わかりやすくザマアミロと思わせるためにはしかたないのだが、生まれないからってそれがなに?という展開も欲しいのが本音である。

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『決してマネしないでください。』他

2021-04-24 09:16:07 | マンガ
 図書館にも、マンガはある程度ある。
 『ベルばら』『あさきゆめみし』のように学習マンガ要素のあるもの、図書館や本屋が舞台のものだと納得するが、それ以外はどういう基準なのだろうか。
 『決してマネしないでください。』 蛇蔵 講談社モーニングC全3巻
2014~16年なので新刊というわけではない。でも初めて目にする、最近寄贈されたのだろう。
 工科医大で物理を学ぶ男子学生の掛田は学食のおばさん、いや、おねえさん飯島さんに告白してみるが、言葉があまりに突飛すぎて通じていない。でもそれなりに仲良くなっていく。変人だらけの環境で、科学のウンチクと歴史上のエピソードもまじえて描かれる、まあラブコメの一種だろうか。
 暦の話ではカエサルやアウさんも出てくる。8月が誕生月というありがちな間違いはあるけど。
 作者「蛇蔵」さんは、『日本人の知らない日本語』が有名である。
 コラムで、詩人バイロンの娘エイダ・ラブレスは数学で活躍したということを知った。ウィキペディア(妄信することは危険)によると、父譲りの美貌であったそうで、なんとめでたい。


『総理倶楽部』1巻 日丸屋秀和
  日向大悟はふつうの高校生、進学はしないで働いて家計を助けたいと思っているが、将来の話でテキトーに「総理大臣」と言ったら、いきなり現れた謎の紳士に国会議事堂の地下、「総理倶楽部」に連れていかれる。伊藤博文、山形有朋等明治の元勲たちがそこにいて、大悟は「第〇題総理大臣」だと告げられた――。
  「オールイケメン化」の世界ではあるが、史実はそれなりに踏まえているようだ。
 「時代を超えて国の元首が集う空間を作る技術は古代ローマで生まれたと言われています」――初めてきいたぞ。
 「人気がなくても頑張ればいつかどこかで誰かが評価してくれるから」
 「場合によっては二千年くらい評価してもらえんかったりするけど大丈夫?」
 「ティベリウス 紀元1世紀のローマ皇帝 長らく只の暴君扱いだったがローマ帝国の地盤を固めたことにより再評価」
 作者のローマ好きがそこはかとなくにじんでいる。
 これと『ヘタリア』5巻がいっしょに発売、この巻ではナポレオンの出番が多い。
 今月はアニメもニコニコ動画でまた始まっている。

 とっくに出ていたのに気がつかなかった、『薔薇王の葬列』15巻、リチャードは王位についたけど、バッキンガムが離反、ああ辛い。エド4息子の王子たちの殺害は、やはりヘン7サイドのしわざとして描いている。前巻で出てきたリチャの「妊娠の可能性」については不明のまま、これも大いに気になるんだけど~~。
 秋にテレビアニメが始まるけど、さしあたりどこまでする予定なのか気になる。『セスタス』みたいな物騒な題材もやるのだから薔薇戦争も充分考えられるけど。

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角川 世界の歴史

2021-04-18 15:04:58 | 歴史
「角川 世界の歴史」
 最近出た。カバー絵がジブリであることをいばっている(?)が、マンガ本体を描いたマンガ家の名前は申し訳程度にしか書いてないことが腹立たしい。そして、パラ見した限り、絵に魅力を感じない。下手というのとは違うが、私が美しいと感じない。――ローマの巻くらい買おうかと思っていたけどその気になれない。
 学習まんがとして世界史は、私が知っている限りで並べれば、
学研のムロタニ版、手塚監修のアレ、集英社の古城版、
集英社の2002年(だった?)版、
学研版、
――と、これか。比べてみるのは面白いので、市内の図書館にどこかはいってもらいたい。
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明日図書館再開

2021-04-12 15:14:17 | 
 このタイトルだと、去年コロナのせいで長いこと閉まっていたときのような状態だと誤解されそうだ。


 地元図書館は、4月に1週間ほど、蔵書点検で休館するのが常。それが明日終わって再開する。この休みに入る前に取り寄せで届いていたものが1冊ある。「取り置き済み」状態で休みに突入するのは気持ち悪かったががまんしていた。ほかにも届いているのが数冊あるのでひきとってくるのが楽しみである。
 順番待ちしていた『豊臣秀吉を名乗る人物から刀狩りの連絡が来ました、詐欺でしょうか?』byスエヒロ はたぶんあとの予約者がいて紫紙つきだろう。
 
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『とつげきドイツぐらし!』

2021-04-06 05:58:43 | ドイツ
 なんらかの情報で『ほのぼのドイツぐらし』というエッセイマンガを知り、それが面白かったので同じ作者の『とつげきドイツぐらし!』(KADOKAWA)by白乃雪 も読んだ。ドイツ人と結婚して向うで暮らす体験談。
 へ~と思うこと、そうそうと思うこといろいろ。
・作者は、ドイツ人は英語慣れしていると思うけど、ドイツ人は、オランダ人北欧人には負けると言う。『北欧女子オーサ』では、スウェーデン人の作者が、スウェーデン語が英語と近いこと、母語がマイナーだということを挙げている。――日本語は1億人以上いるからな。
・作者のドイツ人の友人は「ドイツ人はダンス好きだけど下手」と言うことを作者はヘンに思う、しかし、ドイツ語学校のパーティでスペイン人トルコ人コロンビア人の上手さを見て、下手と思うことを納得する――のは面白い。
・ハンブルクで5月に日本人会主催の桜祭り(Japanisches Kirschblütenfest)があり、露店や花火がある――というのは、紀行番組で見たことがあると思う、桜でなく花火しか記憶にないけど。ハンブルクは行ったことないけど『世界ふれあい街歩き』『路面電車で行く 世界各街停車の旅』等で見た、このマンガにも出てくる「ミニチュアワンダーランド」で空港の様子が特にすごいと思う。
・春、桜かと思ったらモクレン・・・は私も経験がある。
・ハロウィンの「トリックorトリート」がSüßes oder Saures!となっているのは、役立てる機会はなかろうけど、知ってもうかった気分。ズューセス・オーダー・ザウレス、直訳すれば、「甘いもの、それとも、酸っぱいもの」 頭文字を合わせてある。
・「ハンバーグ」は、Frikadelleフリカデレ、 Buletteブレット

 同じ作者の『白米からは逃げられぬ』(講談社)は、ドイツで、ある材料で代用して日本食を作るという企画もの。 ドイツのF田さんがご存命ならば送ってあげるんだけど。まぁデュッセルドルフならばだいたいそろいそうだけど。

 なんとなく「ドイツ」カテにまわしておく。
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月始め

2021-04-02 06:30:58 | マンガ
 (きのう)4月1日といってふいに思い出したのは桜木花道の誕生日。あんな図体で同学年の中でいちばん年下と思うとおかしい。トビラでメンバーの生年月日を書いてあったことがあり、その際、流川が1月1日で、「楓」という名前なら秋の生まれと想像されるのになぜ1月1日で楓?とツッコミがはいっていたものだ(当時読んでいた二次でのこと)。
 今月は久々に『ヘタリア』の新刊。
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