「冬水社」から戸川視友(みとも)さんのコミックスが2冊出た。『王のいばら』外伝6といまの連載の1巻。
本編が17巻で終わっているのにまだ次の7巻も出る予定なのか。せめて半分以下にしておかないとみっともないとなんとなく思う。アルスガルドがジョセフの命を救うための祈りで、彼に関する記憶と女ごころを犠牲にしたという展開は悪くない、それならば大きな犠牲でもあるし、未来の希望もなくはないし。
すかさず始まっている連載は『天と献上姫』(てんとみつぎひめ、略称「天みつ」)。これも架空世界でのコスチュームもの。
「世界の西半分を治めるバスティア王国」の王子ルーファス、「東半分」の「紳帝国」皇太子白崙(バイロン)、この東の帝国は明らかに中国イメージで、西はヨーロッパ、服装などは18-19世紀くらいに見える。
バイロンから和平の証にとルーファスに「献上品」としてよこされた黒髪の美女「猫(マオ)」は、幽体離脱のような謎の力を持っている。
戸川作品は、手元においてくりかえし読んでいるというわけではないので印象が間違っているかもしれないが、『白のフィオレンティーナ』の間に絵が洗練されてきて、『海の綺士団』のときが最もきれいだったのではなかろうか。『王のいばら』で崩れが気になってきた。今回、腕脚が細長すぎる、頭部のうちで顔が大きすぎると思うことがある。
河惣さんが、話も絵も劣化がひどいと散々言われているので、それも連想して気になってしまう。『天みつ』、話はまあまあなんだけど。
よしながふみ『きのう何食べた?』10巻
もう10巻か~。話の始めに43歳だったシロさんが9巻で50になっている。その両親もだいぶ老けている。親たちの「終活」なんて、これは少女誌では出てこない要素だ。
「パンケーキ」のブームも定着したのかもしれないが、私はいまだに食べていない。「ホットケーキ」すら何年も食べていない。
本編が17巻で終わっているのにまだ次の7巻も出る予定なのか。せめて半分以下にしておかないとみっともないとなんとなく思う。アルスガルドがジョセフの命を救うための祈りで、彼に関する記憶と女ごころを犠牲にしたという展開は悪くない、それならば大きな犠牲でもあるし、未来の希望もなくはないし。
すかさず始まっている連載は『天と献上姫』(てんとみつぎひめ、略称「天みつ」)。これも架空世界でのコスチュームもの。
「世界の西半分を治めるバスティア王国」の王子ルーファス、「東半分」の「紳帝国」皇太子白崙(バイロン)、この東の帝国は明らかに中国イメージで、西はヨーロッパ、服装などは18-19世紀くらいに見える。
バイロンから和平の証にとルーファスに「献上品」としてよこされた黒髪の美女「猫(マオ)」は、幽体離脱のような謎の力を持っている。
戸川作品は、手元においてくりかえし読んでいるというわけではないので印象が間違っているかもしれないが、『白のフィオレンティーナ』の間に絵が洗練されてきて、『海の綺士団』のときが最もきれいだったのではなかろうか。『王のいばら』で崩れが気になってきた。今回、腕脚が細長すぎる、頭部のうちで顔が大きすぎると思うことがある。
河惣さんが、話も絵も劣化がひどいと散々言われているので、それも連想して気になってしまう。『天みつ』、話はまあまあなんだけど。
よしながふみ『きのう何食べた?』10巻
もう10巻か~。話の始めに43歳だったシロさんが9巻で50になっている。その両親もだいぶ老けている。親たちの「終活」なんて、これは少女誌では出てこない要素だ。
「パンケーキ」のブームも定着したのかもしれないが、私はいまだに食べていない。「ホットケーキ」すら何年も食べていない。