レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

セーラームーンのCD2枚を中古買い

2017-11-27 08:42:57 | マンガ
『セーラームーン』において、世間では旧アニメの人気が高く、マンガに忠実な『Crystal』(略称セラクリ)はかなり冷遇されている。私はどちらかといえばマンガ寄りであり、セラクリも支持している。嫌いなものを嫌いと言う自由はだれにもあるし、言うなというつもりは全くない、しかしムカつくのも事実であり、せめて機会があるごとに、「私はセラクリを支持する!」と主張している。

 『セーラームーン』、私がハマったのがブームのあとのことだったのでCDはほぼ中古で買った。旧アニメは音楽も良かった。ミュージカル(セラミューと略す)はもちろんである。

 セラクリはどうかといえば、見ていた際に音楽はさほど意識しなかった。OP、歌詞はいいのに歌唱(ももいろクローバーZ)の甘ったるさが嫌だった。「女の子にも譲れぬ矜持がある それは王子様に運命に投げず自ら戦う意志」は凛々しさが欲しい。
 BGM集は出たけど、買うと意気込んだほどではなく、そしてアニメイトでも見ないまま売り切れてしまっていた。

 先月アマゾンで、いくらか安くなっていたこのCDが出ていたので買い、気に入った。
「美少女戦士セーラームーンCrystal オリジナル・サウンドトラック」

 いっしょに目にはいった、20周年記念のCD、
「THE 20TH ANNIVERSARY MEMORIAL TRIBUTE」
 うんと安くなっていたのでこれも買った。旧アニメ(一部はセラミュー)の歌のカバーなのであるが・・・へたくそすぎるのが数人。『乙女のポリシー』なんて、元気いっぱいの歌なのに、なんだこの弱々しい歌い方は!? セラクリのOP・EDで文句のある「ももクロ」がここではまともなほうに思える。堀江美都子さん、中川翔子さんは良し。

 セーラームーンの、クラシック調コンサートのCDが来月出るので予約してある。
「25周年ClassicConcertAlbum」

 ネットで見た情報をメモしてあるけどアマゾンに出ていない某CD,ミュージカルのものは店で調べてもらったところ、会場限定販売のものだとのこと。・・・行かない・行けないからこそせめてCDくらい欲しいと思うファンはいるのになんでこういうことするのだろう。 
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ヴェルサイユの影 ディー判事

2017-11-16 10:22:45 | 
『ヴェルサイユの影』クリステル・モーラン (ハヤカワミステリ)
 借りた本の巻末広告で知った。
 ヴェルサイユ宮殿の庭園で若い女の他殺体が発見され、そして1回では終わらなかった。
 けっこう歴史絡みの要素があった。


ロバート・ファン・ヒューリック『東方の黄金』その他「ディー判事」シリーズ
 オランダ人外交官で中国や日本にも赴任経験のある作者が、7世紀、唐の時代に実在した人物を主人公にしたという変わり種のシリーズで、ハヤカワミステリから全16冊出ている。
「ディー判事」
 主人公がおじさんでレギュラーに若者がいないので少女マンガ的ではないが、キャラ立ちはしているので、マンガ化するならば、青木朋、藤田あつ子、滝口琳々、白井恵理子、いろいろ思い浮かぶ。ディー判事の同僚で遊び人ふうだけど有能な男が何度か出てくるので、これに淑人を思い出したのは言うまでもない。


 海外ミステリーのシリーズで、ここで言及していなかったが、スウェーデンのヘニング・マンケルのヴァランダー警部シリーズ、ノルウェーのジョー・ネスボのハリー・ホーレ、デンマークのユッシ・エーズラ・オールスンの『特捜部Q』は、(邦訳されたぶんは)読破した。
 読みたいからって全部買ってはいられないが、来週出るスーザン・イーリア・マクニールのマギー・ホープシリーズの『バッキンガム宮殿のVIP』は買う予定。

 古代ローマを舞台にしたイタリアの、『剣闘士に薔薇を』だけ訳されたシリーズはもっと出てほしい。


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「イラスト」じゃない「マンガ」だ、「著」だ!

2017-11-11 13:24:15 | マンガ

来月出るコミックスのリストを店頭でチェックする。慌ただしい状態なので見落としはあるだろう。

 リイド社で『風雲児たち 蘭学革命篇』という題が目にはいる。

 「幕末編」になるまえの『風雲児たち』は、潮出版社から出たコミックスで1~4巻が関ケ原とその後始末、敗者についた毛利その他の冷遇と恨みが描かれ、その後いきなり田沼時代にとぶ。『たあへる・あなとみあ』に挑む前野良沢たちの奮戦がメインの5~8巻は『蘭学黎明編』とされていた。私の特に好きなパートである。
 「革命篇」と「黎明編」は違うのか?リイド社のHPを見てもまだ出ていない。

 ところでAmazonを見ると

風雲児たち~蘭学革命篇~ コミックス – 2017/12/11  みなもと太郎 (イラスト)

となっている。

 私はかねがね、原作や監修のあるマンガについて、
マンガ家名(イラスト)と表記することに対して憤りを感じている 。

 たとえば、

漫画版 世界の歴史 6 フランス革命と産業革命 (集英社文庫 特 16-6) 文庫 – 2009/3/19
笈川 かおる (イラスト),‎ あずみ 椋 (イラスト)

角川まんが学習シリーズ まんが人物伝 ナイチンゲール 看護に生きた戦場の天使 単行本 – 2017/10/26
金井 一薫 (監修),‎ いとう のいぢ (イラスト)

というように。

「イラスト」でなく「マンガ」なのになぜ「イラスト」と書く!?

 不思議なことに、上記の『世界の歴史』のモト本では

世界の歴史 (13) 産業革命と自由主義 : 富国強兵のせめぎあい 集英社版・学習漫画 単行本 – 2002/11/1 あずみ 椋(著),近藤 和彦 (著)

となっている。

 同じあずみさんの聖書マンガでは

創世(ジェネシス)―光を受けし者たち 「聖書新共同訳」準拠〈旧約聖書 1〉 (みんなの聖書・マンガシリーズ 3) 単行本 – 2008/10/1
あずみ 椋(著, イラスト),日本聖書協会翻訳部 (監修, 監修)


 なんの理由でこのような違いが出るのかわからん。
「マンガ」とせずに「イラスト」なのは、「マンガ」が低レベルに響くけどイラストのほうが少し高級そう、という偏見がもしかしてあるのだろうか?


 角川から一昨年日本史が出た時には、カバーイラストが豪華メンバーだと話題になっていたが、現在のアマゾンでは
角川まんが学習シリーズ 日本の歴史 5 いざ、鎌倉 鎌倉時代 単行本 – 2015/6/30
山本 博文 (監修)
 のように、監修者しか名を挙げていない。この巻は特に人気マンガ家なのに。

 角川を意識したのか、集英社から去年出た日本史もカバーに有名マンガ家たちを起用している。私の見るところ、学習マンガにおけるマンガ家名の軽視が甚だしい集英社、いまのところアマゾンでは


学習まんが 日本の歴史 18 占領された日本 (全面新版 学習漫画 日本の歴史) 単行本 – 2016/10/28
たなか じゅん(著),‎ 安田 常雄 (監修),‎ 荒木 飛呂彦 (その他)
 
・・・こうである。最後の「その他」がここではカバー絵。セールスポイントなので無視されては困るのだろう。

 さて、こうして長々とグチってきたのはいずれも、「監修」「原作」のあるマンガなのだが、最初に挙げた『風雲児たち』はそうでない、オリジナルである。それなのに「イラスト」だと?なに考えてるんだアマソン?

 『舟を編む』のコミカライスが上下巻で出たが、これは
「舟を編む 上巻 (KCx) コミックス – 2017/7/7
雲田 はるこ (著),‎ 三浦 しをん(原著)


ときちんと書かれている。これが正当だ。マンガ好きの原作者の意向の反映だろうか?

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きのう買った2冊の新書

2017-11-01 06:23:21 | 
きのう買った本は

『愛と狂瀾のメリークリスマス なぜ異教徒の祭典が日本化したのか』堀井憲一郎 講談社現代新書

『名画で読み解く イギリス王家12の物語』中野京子 光文社新書



 月初めにはとにかくなにか投下しておかないと落ち着かないのでこれだけ。
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