レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

床屋とマンガ

2015-01-27 17:10:01 | マンガ
よしながふみ『きのう何食べた?』では、弁護士と美容師のゲイカップルが同居している。その美容師側の場面で、美容院の客は、美容師と話をしたい客としたくない客といて、話したくない客はすぐに雑誌を開くのでわかるーーと書いてあった。
 では、持参の本を開くのは、話をしたくないというよりは「本を読みたい」のである、私自身から考えて。
 
 先日、mixiで紹介されていた記事。部分的に引用。

床屋、定食屋、ガソリンスタンドが来客用に置いている漫画本をバラエティ番組が調査したところ、『ゴルゴ13』が圧倒的に多いことが分かった。他には一般的に人気の高い『ワンピース』や『ドラゴンボール』など“ジャンプ系”が目立ったが、どれも『ゴルゴ13』には及ばなかったのだ。

1月21日に放送されたバラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)で“床屋、ほぼゴルゴ置いてある説”のテーマで、都内の理髪店300軒を調査した。「床屋の本棚には、ほぼ『ゴルゴ13』が置いてある」との予想を証明しようというわけだ。その結果、意外な事実が見えてきた。

■床屋に置いてある漫画本TOP10 (軒数)

10位 『はじめの一歩』 (12)
9位  『ブラックジャック』 (14)
8位  『名探偵コナン』 (16)
7位  『島耕作』 (19)
6位  『ドラえもん』 (24)
5位  『こちら葛飾区亀有公園前派出所』 (26)
4位  『ドラゴンボール』 (33)
3位  『サラリーマン金太郎』 (38)
2位  『ワンピース』 (39)
1位  『ゴルゴ13』 (81)

■定食屋に置いてある漫画本TOP5(軒数)

5位 『クッキングパパ』 (5)
4位 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』 (7)
3位 『美味しんぼ』 (9)
2位 『鬼平犯科帳』 (15)
1位 『ゴルゴ13』 (33)

■ガソリンスタンドに置いてある漫画本TOP5(軒数)

4位 『島耕作』 (6)
4位 『闇金ウシジマくん』 (6)
3位 『こちら葛飾区亀有公園前派出所』 (8)
2位 『サラリーマン金太郎』 (9)
1位 『ゴルゴ13』 (20)

 引用終わり。
 男マンガばっかり・・・。まぁ、場所柄としてそれは無理ないか。
 あれ、美容院にはマンガが置いてあることはあまりない? 女性週刊誌やファッション雑誌は定番だけど、マンガ置いてあるのは見た記憶がない。
 もし置くとしたらどういうマンガがいいだろうか。とりあえずいま思いつくのは、上記の『きのう何食べた?』である。一話完結で読みやすいし、出てくる料理が実用的なので役立ち要素もある。
 「病院」でお勧めするのは『ラディカル・ホスピタル』。
 『動物のお医者さん』はどこに置いてもさしさわりない。

 待合室に置くのは、「教育上悪い」ものでなく、気持ちを暗くさせず、短くまとまっているものが無難だと思う。もっとも、待つ間に読むマンガが楽しみで病院に行くうっとうしさが緩和されたという思い出を持つ人も少なくないので、長編がダメとも言い切れない。私が小児科に行っていたころ、マーガレットをよく手にしていた。ああいうのは看護婦さんでも提供していたのだろうか。
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イチゴとパンその他

2015-01-22 13:14:03 | 雑記
果物の中でもイチゴは特に可愛らしいイメージが強く、デザインにもよく使われる。
 お菓子にも多い。
 私は、果物として食べるには好きであるが、アイスクリームでバニラ、チョコ、イチゴ、コーヒーとある場合にはイチゴを選びはしないだろう。
 ケーキの定番の一つであるイチゴショート、イチゴは先に食べてしまい、カステラ部分とケーキをむしろあとの楽しみにしているというのが本音である。
 ううむ、イチゴに限らず、フルーツはフルーツで単体、ほかと組み合わせることが好きでないのだろうか、アップルパイや焼きリンゴなどは別として。

 地元の二つのベーカリーで、1月の新商品はイチゴづくしである。「ヴィドフランス」でもイチゴものがたくさんある。
 懐かしの名作『あのねミミちゃん』by川崎苑子 に「いちごは五月の宝石さ」というセリフがあったので、イチゴといえば春の感じなのであるけど、ウィキペディアでは日本でのイチゴの生産はほとんど11月から6月だと書いてある。では、真冬の今イチゴフェアでもおかしくはないのか。

 いまうちにあるジャム類は、もらいものから作った柚子のママレードである。
 リンゴがたくさんある時にはりんごジャムもどきを作る。
 ジャムといえばスタンダードはたぶんイチゴだろうけど、日本でもヨーロッパでも、最初に作られたジャムはリンゴだったそうである。
 でも、たまにはイチゴジャムでトーストを食べたい気持ちになる。ジャムを作るほどもらう機会などないけど。
 「ヴィドフランス」でのポイント貯めてのプレゼント品(これは何度も書いているが)、ハードルをもっと低くして、パンとの引換券や、スープやジャムをくれるほうがずっといい。あそこの食器をわざわざ欲しいと思う人がたくさんいるのだろうか、はなはだ疑問である。いちばん安いもので150ポイントのランチョンマット。15000円ぶんのパンを買うことと引き換えにランチョンマットをもらうより、5000円ぶんのパンを買って500円の買い物券をもらえるほうがずっとはりあいを感じるよ、私は!
 まぁ、欲しい品がないおかげで、いつかポイントをパーにしてしまった時(半年行かないでいると貯めたぶんが消える)悔しがらずにすんだのだけどね。いつか(私にとって)改善されるかもしれないと思っていまもポイント貯めているけどね。
「ヴィドフランス」
 明日行くので、イチゴものを若干買おう(母用に)。 どうもここのメニューはポテトサラダを使うことが多いので警戒する。  好きなのは「シャンピニオン」、「ソフトフランス」(名前不正確。「フランス」が入っていて、クロワッサンとの間の子みたいなパン)等。

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図書館の延滞は腹立たしい

2015-01-17 07:43:57 | 
 いま図書館で予約して待っている状態の本は6冊。いちばん遅いだろうと思われるのは『池田屋乱刃』。逆に、とうに来ていていいはずだろういいかげんにしろ、と言いたいのは井上靖『地図にない島』。去年の夏ごろに諸作品の再読を思い立って、地元の全集にあるもの大半、市内になくて「県内」で市外にある本は読み終わり、いまは市内の本を数冊残している。『地図にない島』は市内にある単行本のはずだけど、去年の12月に借りようとしたら貸し出し中で、それがまだ届かない。すでに延滞である。
 岩波文庫の新刊で『人生処方詩集』byケストナー、『マラルメ詩集』は遠からず来るだろう。ケストナーはともかく、マラルメはよく理解できないだろうけど、新しい本で混んでもいないならば借りたくもなる。
 やはり岩波文庫の新刊の『スケッチ・ブック』上巻、『アルハンブラ物語』のワシントン・アーヴィングの、エッセイや短編の小品集。ロマン的嗜好が豊かで好きである。
 ほかに、やはり岩波文庫の新刊の『大いなる遺産』上巻 を借りている。読んだことはあるけど、せっかく新しい本が入っているので。

 宮部みゆきの新刊が出たので買った。宣伝には「ミステリーを超えた!ファンタジーを超えた!」なんて書いてある。ミステリーは好きだけどファンタジーは嫌いなので不安になる。

ケストナー『ファビアン あるモラリストの物語』(みすず書房) 新訳、大学生の時以来の再読。ナチス台頭も間近いベルリン、不景気で退廃した空気の中で、どうにかマトモに生きようとしているインテリ青年の話。ケストナーの小説は、児童向けと大人向けとあり、大人向けでは、ユーモアものが3冊、そしてこれ。しかし、愛情深い母親像は共通しているのだ、作者の母の反映だとは容易に想像できる。

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せいじんしき

2015-01-12 12:57:08 |   ことばや名前
 「成人の日」とは元来15日であったのに、「ハッピーマンデー」とやらのせいで移動祝日にされてしまっている。
 私にとってはもう30年もまえのことである。地元でも式典はあったのだろうが、大学の授業をさぼるということが私にとって存在しない前提であったと同じくらい、「成人式に出る」ということが想定外であり、なにも記憶にはない。

 「成人映画」とは、子供が見てもわからない難しい内容の映画だと思っていたーーとは既に書いたことがある(たぶん)。
「星人式」・・・バルタン星人その他が集合して、なにか悪さを企んでいるのだろうか、ウルトラマンたちも念のため視察に来ているかもしれない。
「聖人式」・・・イエスと弟子たち天使たち、ブッダや孔子、ムハンマドやガンジーか? 『聖おにいさん』的なノリで想像するのでなければ、さほど心弾むものではないな、有り難すぎて。
 
「せいじん」で変換キーを押すと、人名でありそうなものがたくさん出てくるが、「性人」「西人」は名前ではなかろう。
「西人」?「西」はスペインを意味する。「西人式」は、牛追い祭りやトマト祭りか?
「性人式」はいつでもどこでもやっていそうだ。
 広辞苑で「せいじん」は、成人、聖人のほかに「生人」「征人」が載っていた。生人①生きている人 等 征人①征伐に行く人 ②旅人 
 「生人式」・・・なんだってあてはまるじゃないか  
 「征人式」 金太郎や桃太郎かい。
いちばん楽しそうなのは「西人式」のようだ。

「ことば」カテゴリーがしばらくご無沙汰なので、ダジャレと想像力で取り急ぎ投下する。

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2月に出るコミックス

2015-01-08 10:45:53 | マンガ
2015.01.08.
 2月のコミックス新刊のうち、気になるものは9冊、うち買うものが4冊。
・『ヘタリア World Stars』1巻  
・『プリニウス』2巻 ヤマザキマリ とり・みき
・世鳥アスカ『アラスカ・ワンダホー!』 イーストプレス 1080円 書籍扱い
・『聖おにいさん』11巻

 『ヘタリア』と『聖おに』は贈るぶんとうちのと2冊購入。
 『ヘタリア』は、掲載先が変わったから版形も変わるのかと思っていたけど、972円という値段からするとやはりA5サイズなのだろう。ネット上で変則的な画面なので、本のうえでどういう載せ方になるのだろうか。アウちゃんアグちゃんの登場するパートもあるので、紙本化は楽しみである。やはり、好きな作品は紙の本で欲しい。
 『アラスカ~』は、私がやめたころのプリンセスGOLDに載っていたエッセイもの。作者のアラスカ滞在記だった。アメリカは不味い!のイメージはここでも裏付けられた。ヘンな色のケーキも。 単行本出たら読みたいな~と思っていた。
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図書館は動いている

2015-01-04 13:43:52 | 
2015.1.4.
(なぜか、数ヶ月前から、記事に日付が載らなくなっているのだ。仕方ないから本文中に記すことにしよう)
 地元図書館は、年始の開館は6日からだけど、4日には内部でお仕事がされているということだった。事実、今日HPで私の貸出・予約状況をチェックしたら、31日、2日にブックポストに入れたぶんが返却済みになっている、職員の皆様あ疲れ様です。これまで「配送中」だった1冊が「取り置き済み」に、待ち順が2番目(しかし市内に3冊ある)の本が「配送中」に進展している。6日は早くも授業なので、その帰りに寄ったら確実に1冊は受け取ることができるな。

 おとといから読んでいるのは『吸血鬼ドラキュラ』。半分まで行った。駆け出しの弁理士が、ロンドンに土地を買うというドラキュラ伯爵の元に仕事で赴く、そこで待っていた不気味な体験。
 伯爵は老人と書いてあるけど、こうまでセリフをじじむさくしないほうがかえって不気味にできるのではないだろうか。

 三大モンスターといえば、ドラキュラ(吸血鬼)、フランケンシュタイン、狼男。 「フランケンシュタイン」はメアリ・シェリーの作品であり、ドラキュラはブラム・ストーカー(吸血鬼ならばほかに『カーミラ』byレ・ファニュもある)。狼男とくると、なにを読めばおさえたことになるのだろうか。デンマークの作家イブ・メルキオーの『人狼部隊』(大戦末期が舞台)は重く痛々しい印象が残っている・・・が、狼男が題材とは言い難いな。
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なぞの休日

2015-01-03 15:12:33 | 雑記
 たいていの場合、机のそばに下げるカレンダーは、郁文堂からもらう実用オンリーの品であるが、今年は都合によりそれを父に譲り、化粧品会社の宣伝品(風景写真)にしている。それを見ていて昨日気がついた:月曜始まりになっている。昨今では、手帳の中のカレンダーは月曜~日曜になっていることも多いが(私はそれを選んでいる)、それ以外のカレンダーでは初めて見た。間違えないように念のため、日曜を赤、土曜を青でなぞっておいた。
 その際気がついた、9月の21日が「敬老の日」、23日が「秋分の日」、間の「国民の祝日」? 検索したところ、祝日の間はこういう祝日にする決まりであるとか。しかし、そもそも「敬老の日」だってこの日じゃなかっただろう。去年までは第2月曜、そもそもは15日だった。こうもコロコロと変更して、たぶん年寄りたちに意見をきいてもいないだろう、私が当事者ならば憤慨するだろうよ。
 「体育の日」が東京オリンピックにちなむという立派な理由があるのに、10月第2日曜にされたことに対しては大いに腹を立てているのである。
 やたらと連休をつくることによってなにか経済効果を期待しているのだろうか。私はむしろ飛び石のほうがいい。
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元日。

2015-01-01 14:03:54 | 雑記
謹賀新年(2015)

 元日には、届いた年賀状のうち返事を書かなければいけないぶんを書いて、その投函も兼ねて地元の神社に初詣が定番である。しかし今日は、雪が降ってきて寒く、投函は父が行くので一緒に済ませられ、出かけるのをやめた。明日は電車でここらの地域でいちばん大きい神社に行く。初詣というよりも屋台の楽しみが大きい。
 「クリスマスを祝ったら 年を越して初詣に行く これがふつうなんです おそれいります、すみません」ーー『ヘタリア』の「日本」キャラソンより。

 夜はウィーンフィルと『相棒』元日スペシャルを録画。ウィーンフィルはおしまいのラデツキー行進曲のあたりは今夜のうちに見ておきたいけどほかのメンバーとの兼ね合いによる。
 ゆうべはなにも見ないで早々に寝た。もう長いこと「ゆく年くる年」も見ていない。とうに寝ている。
 
コメント (2)
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