レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

町田にアンペルマンが出張している

2016-07-27 16:10:56 | ドイツ
「アンペルマン」
 町田へはたまに行く。
 きのう、小田急線の改札を出たところのいろいろある店の中で、ドイツマーケットとかいう一角を見つけた。期間限定で、ドイツの製品を売っている。コスメ用品等もあったが最も目立っていたのはアンペルマングッズ。トートバッグにたいへん心が動いたが、春に買って未使用の品だってあることを考えて思いとどまった。ハンカチとコップ(洗面所で使っている品をそろそろ替えようという予定だった)を購入。
 8月10日まで。
 もし町田へ行く、そしてドイツ、ベルリンに関心のある方にはお知らせしておきたい。

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ポイントの使いやすさ使いにくさ

2016-07-23 10:28:54 | 雑記
 私の行く最も美味いベーカリーは、京王線沿線にある「ルパ」である。ここのフランスパン、食パンは町内一である。
 この店でしばらく前から、400円買うごとにスタンプ一つ、それがたまると値引きというサービスをしている。私は週に2回ここで買うのでそのいちばん高いところを狙っていて、ついに800円引きに到達した。そして昨日の買い物でそれを行使した。これは、800円以上買ったらそこから引くというものなので、多少大口でないと使えない。ま、パンの800円は、いつもでは困るけどたまにならば簡単だから構わない。 そして8%値引きのプレミアムカードを入手。ただし期限は8月いっぱい。これはもうちっと長くてもよさそうなものだと思うぞ。
 8月が過ぎたら、この店でたまにある、600円買うごとに200円の値引き券(100円ずつ)をくれるというサービスをまたやってもらいたいものだ。

 別の地元ベーカリーでは、500円ごとにシールが一枚。これが30枚でなにかもらえる。しかし500円を一度に買うには気合(?)がいる。食べてみたい種類はまだまだあるけど。(その点ルパではほぼ食べつくしている)

 「ヴィドフランス」では、かつては、半端な金額でも累計でのポイント加算だったので、上記の場合のように、400円以上!500円以上!と気をつかう必要はなかった。しかし、あまりにもハードルが高すぎた。最も低いのが150ポイントつまり15000円、それでランチョンマットは欲しくない。その上のランクは食器類が多い。要らんよ。もっとハードルを下げて、ふつーにパン券でいい。あるいはジャムとかスープとか。 2,3年前にこのカードが廃止になって、貯めたポイントは結局活かさずじまいだった。その後、半年に一度行くかどうかになった。かつてはレジで必ず「カードはお持ちですか?」「おつくりしましょうか?」と尋ねていたものだけど、それがなくなった。制度の新しくなったカード、「おつくりしましょうか?」ときかれたら作ろうと思っていたんだが。

 ・・・これを書くにあたってHPを検索したら、また昔のやり方にもどっている。そして150ポイントでランチョンマットも同じ。よほど残っていたのだろうか? 数日後に行くかもしれないけど、カードはやはり要らんな。

 京○カードのポイントで千円の買い物カードが4枚出ていて、1枚はワールドアトラスの新版に使った。2枚はある日の食事(めったにしない中食)。あと1枚ある。私はこういうチケット使用や「図書カード」だと、有意義な使い方をしなければいけない気になるのだ。長いこと使う地図はその資格ありと見なす。プレゼントする本もまあいいかということで、『北欧女子オーサ』の新刊を買うつもりだったのに、きのう=発売の翌日にもうなかった(別の書店ではたっぷりあった)。今月が期限なのだ、どうしよう。
 meweの買い物券は500円すつなのでこちらのほうが使いやすい。
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プレミアムシアターでアグリッピナ

2016-07-10 12:41:44 | ローマ
 ローマでいくつか。

 NHK・BSプレミアムで第一以外の月曜(実質的には日曜の深夜)に放送している「プレミアムシアター」という番組で時々オペラを見る。これでヘンデルの『ジュリアス・シーザー』を見たという話しは前に書いた。18日(事実上は17日の深夜)『アグリッピーナ』をするので報告しておく。「風刺喜劇」だそうだ。
「プレミアムシアター」

後日に付記。
 なぜだか、録画が失敗して本編になる前に画面真っ黒。見られなかった。


 先日、書店の世界史の棚で『アントニウスとクレオパトラ』という2巻本を目にした。図書館に入れば読もう。
「アントニウスとクレオパトラ」
 23日に付記。地元図書館の「新着図書」に来たので予約。待ち順は2番目。


 数か月前に読んだ『ヒンデンブルク炎上』というドイツの小説は、戦前に起きた飛行船の大事故を題材としている。実のところ、本筋にはさほど興味を引かれず、さりげなく本家本元の歌う『リリー・マルレーン』の場面が出てきたりの細部に目がいった。
 事件を追跡する記者が、重大なことほど動機は単純なものだという持論を展開する際に、カエサルの暗殺を例に挙げる。それによって利益を得た人間、つまりオクタ黒幕説。
「オクタビアヌスは確かにシーザーに愛されていた養子でした。たった一人のです。シーザーは心より彼を愛していた。オクタビアヌスのライバル、アントニウスがそうだったように肉体的にもです。二人は後には刃を交えることになりますが。おそらくさも当然のことではなかったですかね。少年愛は当時はふつうのことでした」
 私はこの「アントニウスがそうだったように」がどういう意味でなのか気になってしかたない。シーザー(と書くのはイヤなんだけど)xアントということなのか、アントxオクタなのか?  前者は想像しても楽しくないぞ、私が。


 本村さんの『ローマ帝国 人物列伝』発売中。アウさんの記述で、腹心二人、愛妻、美貌、ときちんとおさえてあってよろしい。
「ローマ帝国 人物列伝」


先月出た『美少年美術史』(ちくま学芸文庫)のP46、「この他にも皇帝たちから愛された寵童(稚児)は多く、初代皇帝アウグストゥスの愛人サルメントゥス、ドミティアヌス帝の愛人エアリヌス」・・・「サルメントゥス」って誰だ?
コメント (2)
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集英社の新しい日本史学習マンガの表紙絵が話題

2016-07-07 07:18:33 | 歴史
「学習まんが 日本の歴史」

 これで「歴史」カテゴリーに入れられるのかという疑問はあるが。

 私は児童書コーナーで歴史・伝記の学習マンガをしばしな手にするが、他社と比べて集英社は、マンガ家の扱いが悪いという印象を受ける。「監修者」だけでなく、担当したマンガ家にも紹介をつけるところもあるのに、集英社でそういうのは見たことがない。2002年に出た「世界の歴史」は数年後に文庫になり「漫画版 世界の歴史」としても出ているが、表紙には監修者の名前しか載っていない。こちらのカバー絵は中身とは違って全巻を井上大助氏(モト本2巻のギリシア・ローマと14巻のアメリカを担当)の絵なので中の絵がどんなかもわからない。もちろん「著者紹介」は監修者だけ。集英社文庫のHPで内容の一部を読める時期があったが、元々2冊を1冊にしてあるため前半と後半では担当者が違うのに、どちらなのかが明確ではなかった。

 本を売るために人気マンガ家を活用することに、私は基本的に反対しない。しかし、学習マンガにおけるマンガ家名の軽視を苦々しく思っているので、その集英社が、今回大々的にこーゆーことをしていることに対しては、イヤミくらい言いたくなるのだ。

 数年前に角川から出た日本史マンガでも、けっこう有名どころをカバー絵に混ぜていたけど、ここまで露骨ではなかったぞ。こちらは(小学生の甥のためということもあって)買ったが、まあまあ、カバーと違和感のない絵の中身であった。
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「微妙」

2016-07-01 16:43:26 |   ことばや名前
 「微妙」という言葉を使って文を作りなさいーーという問題が出たならば、こんなのを私は書くだろう。
「EUへの加盟を拒絶されてきたトルコであるが、歴史を振り返れば、この国がヨーロッパに含まれるかどうかは微妙な問題である」
「この主人公は無口無表情という性格づけなだけに、微妙な演技力が要求される役どころである」


 言葉の正確な意味がどのくらい知られているか、どのように間違われているかという調査が時々あり、そういう記事は関心を持って読む。
 「微妙」は、手元の小さい辞書にはこう書いてある:
1、美しさ・味わい・状態などの、こまかなところに重要な意味がこめられていて、ひとくちにいいあらわせないようす。デリケート。
2、どっちともいはっきり言いきれないようす。
 三省堂国語辞典 2001

 私はこれを引いてみるまえ、複雑でこまやかな、という感じに解釈していた。

 「いまひとつ」という本音をごまかす時に「びみょー」という使い方をするようになったのはごく近年のことだろう、いや既に10年は経っているが。そのせいで大勢が誤解している。
 「微妙な味わい」なんていう言葉は本来ほめ言葉であるはずだが、ダメという意味だと思ってしまう若年層も少なくないのだろう。

 『相棒』の『Wの悲喜劇』で、「美和子スペシャル」と称する創作料理が「微妙」と評されていたのは、まずくはない、しかし美味しいとも言いかねるという程度を表していた。


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