レーヌスのさざめき

レーヌスとはライン河のラテン名。ドイツ文化とローマ史の好きな筆者が、マンガや歴史や読書などシュミ語りします。

発売日に売り切れていた通常版

2015-12-26 10:12:06 | マンガ
 きのうは授業最終日、帰りに町田に足を伸ばしてアニメイトへ。『ヘタリア』の新しいCDドラマが発売なので。前回のも、アニメイト限定版というものがあり、キーホルダー付き。これを意識していたわけではなく、気がついたらそちらであった。別にこのオマケ(ともいえない、そのぶん値段が上がるのだから)が欲しいわけではないし、次は通常版でいいや・・・と思っていたら、もう通常版が売り切れだった。正式発売日なのに!前日に店頭に出ていたとしても、翌日にもうない!? まえのは日独伊、今回は連合。いつ使うんだよキーホルダー8つも。

 『俺様偉人伝』『アフリカ戦線』収録。『俺様~』はドイツ統一のあたりが出てくる。これ、アニメでは、ドイツの兄ちゃんたちがうようよ集まってそこから子供「ドイツ」が出てきた場面が、まるで兄ちゃんたちが産んだみたい~と思ったものである。

 『ヘタリア』といえば、ミュージカルまでできて、ビジュアル上の再限度がすごい!とネットで評判になっていた。DVDだと迷うけど、CDが出るならば確実に買う。そういえばセーラームーンもまたミュージカルが2作くらい出たがこれも同様(CDなら買う)。



 今月出る新刊であと買うのは明日の『居間には今、外国人がいます。』2巻(完結)。『薔薇王の葬列』の新刊、『天と献上姫』の新刊、買ってまだ読んでいない。あ、『ポワソン』1巻もまだだった。
 まとめて読む意図で買ってためておくこともよくある。さいとうちほさんの『VSルパン』も2巻まで手元にある。3巻が話一区切りだと予告に書いてあるからそのあとで読もう。

 来月確実なのは『王妃マルゴ』4巻だけ。

追記。
 書店で「プリンセスGOLD」を手にしたら、『キウイケツキ ドラキウイラ』が載っていたので驚いた。いつのまに復活していた? コミックスが再び、きちんとした収録で出てくれたらめでたいのだがね。
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「超ビジュアル」日本史・・・

2015-12-21 14:06:16 | 歴史
「超ビジュアル!日本の歴史人物大事典」

mixiで紹介されていた記事である。その記事には「イケメンだらけの人物事典がたまらない! こんな日本史なら好きになること間違いなし!! 」などというタイトルがついていた。そりゃな、見た目はいいほうが楽しいのは理解できるけどな・・・。

 「イケメン」という言葉がたいへん嫌いであることはこの際おいておこう。

(『ヘタリア』の「ローマ皇帝図鑑」で、アウグストゥスをイケメンイケメンと言ってくれるのはうれしいが、この言葉に私が感じる軽薄さとハードルの低さはこのひとにたいへん似合わないと思う)
 どいつもこいつもビジュアル美化されてしまうと、ほんと~~に美形であった人の有難みが薄れるだろうが!という不満も私は感じるのだ。そのへんきちんと記載してあるのだろうか。
 

 私は授業でたいていなにかアンケートをとる。ドイツ語に関係することしないこと。もちろん成績には影響しない。
 「日本人の好きな100人の偉人 美女編」という番組・アンケートがあったけど、「美男編」があれば誰に入れる?というお題をふったことがある。どうも中には「美男」を無視したのではとしか思えない答も混じっていた。
 どうしても私がひっかかるのは、「坂本龍馬」が数人いたこと。
 龍馬は、「茫洋とした」と言われるあの写真が出回っているので、たとえ「イケメン」が演じることが多くても、美男と誤解されることはあまりないだろうと思っていたのだが。
 そんな認識もまだまだ甘かったのだろうか。

 上記の本、少なくとも本屋で見てみよう。もし買ったら再度ここで話題にしよう。
 世界史編が出たら確実に買う(そしてモンクつけまくる)。でもその際、西洋古代史から出るのはアレクサンドロスやカエサルであって、アウちゃんではないよね、ふん。

 そういえば、国書刊行会の『美少年西洋史』はまだ出ていない。
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年末の延長貸出が始まった

2015-12-16 07:45:40 | 
 たいていの図書館がそうだろうけど、うちの地元図書館も年末年始の休みのために、去る日曜から通常より1週間長い貸し出し期間になっている。これが始まると、年末が近いという気分になる。

 現在手元にあるのは7冊。取り寄せ中が数冊。

 私が歴史もの以外に娯楽で読むのはミステリーが多いが、クリスマスと年始にはあまり殺伐としたものは避けたい気持ちがある。『O・ヘンリー ニューヨーク小説集』なんてけっこう合うのではと思う。原田マハ『楽園のカンヴァス』もこの際。北欧ミステリの『お菓子の家』は、殺人だけどこのタイトルでパスにしておこう。『バッハ 死のカンタータ』も同様。
 辻邦生全集がそろっている。これで2巻におよぶ大長編『フーシェ革命歴』はどうしようか、今回は短編集の巻にしておこうか。

 中野京子さんの本も買ったけどまだ読んでないのが2,3冊ある。私は買ってしまうとかえって中々読めないほうである。
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アンネ・ホルトの警部ハンネのシリーズ

2015-12-09 14:58:41 | 
 私はミステリーマニアというほどではないが、けっこう読んでいる。歴史絡みのもの、ドイツものには手を出してみる。
 このところ、英米仏以外のヨーロッパ作品を視野に入れている。
 北欧ものは、そもそもスウェーデンはミステリー大国として知られているので比較的あとまわしにして、デンマークやノルウェー等のものを読んでみている。

 ノルウェーの作家アンネ・ホルトの、オスロを舞台とした警部補(話の始めには)ハンネのシリーズ。目下、5作が訳されている。
 最初の作品『沈黙の女神』 集英社文庫
 本筋とは関係なく、風俗習慣の点で目についた3点。
・ 弁護士のカレンが、容疑者から重大なことを知らされて十字を切る場面がある。北欧諸国ではルター派が大多数。プロテスタントでは十字を切る習慣はないはずなのだが。えらいこと!というポースでそういう行為もあるのだろうか?
・刑事が知人の記者から電話を受けて、角のセブンイレブンで焼き立てのクロワッサンを買ってくるように指示するくだりがある。セブンイレブンがあるのか?と思って検索したところ、ノルウェーとスウェーデンとデンマークには進出していることを知った。
・包み紙だかレシートだかで折り鶴をつくるシーンがある。日本の鶴と同じなのだろうか?

 このあと『土曜日の殺人者』『悪魔の死』と続いている。
 優秀で美貌のハンネは同性愛者であり、美女の医師と同棲している。
 3作目の解説で、次の作品ではハンネはアメリカに行くことになっており、「ゲイに寛容な」アメリカでどういう影響を受けるか興味をひく云々と書いてあったのであるが。

 (ここでもちろん私は、「同性愛に寛容な欧米」などと言う言い草に対して大いに抵抗を感じる。キリスト教文化圏でのほうが激しい迫害があり、だからこそ彼らが自衛のために戦ってきたという経緯がある。日本では少なくとも宗教的な罪悪視はなかったはずで、命の危険があるというほどではなかった、よくも悪くも鈍感であった。現代の法整備の点で遅れているとは言わざるをえないとしても、ことさらに、日本はなってない!狭量だ、陰湿だ、という方向へ話がいくことに対して怒りを覚える。)

 このあと15年もブランクがあり、『凍える街』は創元推理文庫から出ている。訳者も交代している、ハンネの同僚のビリー・Tという男の言葉遣いがなんだか荒っぽくなってないか? 3作もとばしていきなり第7作目なのだ。ハンネはトルコ出身の恋人と、元娼婦でヤク中だった家政婦と住んでいる。  え、前の医者とは別れたの?と驚いたが、なんと彼女は死んでいた。

 事情あって順番通りに出さないことはありうるにしてもだな、間の巻で人間関係等に大きな事件があったのならば説明くらい解説でも補ってくれていいだろ。

 血縁者である親・兄姉とうまくいってなかったぶん、変則的な家族を重んじたいというハンネの心理はたいへん面白く思う。


ゾラ『水車小屋攻撃』 岩波文庫
 新刊。偶然、光文社古典新訳文庫でもゾラの短編集が出たばかりである。2編が重なっている。
 表題作は、平凡な村で、立派な水車小屋を持つ村長、その娘、ベルギー人の婿、彼らの幸せが戦争で破壊される顛末。ここでは普仏戦争であるが、どこの国どの時代でも起こりうる、世界規模で見れば小さな不幸、それが悲しい。
 なんだかドーデの『風車小屋便り』をパロったように見えるタイトルだと思った。
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クリスマス仕様に変更

2015-12-07 15:49:10 | 雑記
 アドヴェントの2週目。

 今週はクリスマスカードを出そう。年賀状を出す相手の一部は暑中見舞いにまわして、一部はクリスマスカードにしている。独文科時代の先生方はたいていクリスマス。

 来週は年賀状の準備をしよう。

 BGMに使うクリスマスCDはたっぷりとある。ただいまはセーラームーン。セリフ抜きバージョンを出してくれたらいまからでも買うのに、とは毎年言っている。ヘタリアメンバーでも大いに歓迎する。
 デュッセルドルフのF田さんから頂いた冬らしいお茶も気分を盛り上げる。
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ミトン発見、検索のアテにならないこと

2015-12-01 16:44:52 | 雑記
 月の初めにはなにか投下して、カレンダーの「1」に色をつけておかないとなんとなく落ち着かない。

 今日は別に変ったこともない。朝の早いうちに腕時計の日付を「1」にする。放っておくと30の次は31になっているのだ。午後にすると妙にズレが生じるかもしれない。

 去年、長年愛用していたミトン(フライブルクのクリスマス市で買った)を失くしたと書いたが、10日前に発見した。めったに使わないコートを出したらそのポケットに入っていたのである。

 その旨を去年のその記事に付記した。その際、ブログ内検索で「フライブルク ミトン」でやってみたらなにも出てこなかった。「フライブルク クリスマス市」でも出なかった。「フライブルク」で出てきたものを探したらあった。「クリスマシ」と誤字になっていたから後者でダメだったことは納得できるが、「フライブルク ミトン」で出なかったことはわからん。どうもこの「ブログ内検索」は完全には信用できないと思う。
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